JP3508543B2 - プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 - Google Patents
プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体Info
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Description
において印刷画面に予め定めたマークを付加するマーク
付印刷を行ない得るようにするための各種情報を設定
し、その設定された各種情報を制御情報としてその制御
情報に基づいてプリンタを制御する技術に関する。
は別に、例えば、「マル秘」、「重要」、「至急」等の
マーク(以下、これらマークをスタンプマークと呼ぶ)
が付加されたものがある。プリンタシステムによって
は、こうしたスタンプマークを印刷画面上に自動的に付
加する機能を備えたものがある。ここでいう印刷画面と
は、文書等の所望のデータが印刷されている印刷用紙上
の領域である。
かし印刷(あるいはマーク付印刷)機能と呼ばれ、プリ
ンタにつながれているコンピュータに組み込まれたプリ
ンタドライバによって詳細な設定がなされる。ここでい
う詳細な設定とは、スタンプマークの名称や、印刷画面
上の位置、色等の設定が該当する。プリンタドライバを
用いて、スタンプマークについてのこれら各種情報をコ
ンピュータに設定することにより、プリンタによるマー
ク付印刷が可能となる。
技術では、スタンプマークについての各種情報は、最新
の設定の内容が記憶されているだけで、マーク付印刷す
るスタンプマークが変わる毎に、オペレータは各種情報
の全てを再度入力し直す必要があった。このため、オペ
レータにとっては、スタンプマーク設定の際の作業性が
悪いといった問題があった。
を解決するためにされたものであり、マーク付印刷につ
いての各種情報を設定するに際し、オペレータの作業性
を高めることを目的としている。
のような課題を解決するため、この発明の第1のプリン
タ制御装置は、所定のプリンタにおいて予め定めたマー
クを付加するマーク付印刷を行ない得るようにするため
の各種情報を設定し、該設定された各種情報を制御情報
として該制御情報に基づいて前記プリンタを制御するプ
リンタ制御装置であって、前記各種情報として、前記マ
ークの1ページ面における印刷位置を定める位置情報を
少なくとも備え、前記各種情報を、前記マークの種類毎
に組分してそれぞれ記憶するマーク情報記憶手段と、外
部からの指令を受けて、前記マーク情報記憶手段に各種
情報が記憶されている複数のマークの種類のうちから一
の種類を指定するマーク種類指定手段と、前記マーク情
報記憶手段に記憶された複数組の各種情報から、前記マ
ーク種類指定手段により指定されたマークの種類に対応
する一組の各種情報を読み出すマーク情報読出手段と、
前記マーク情報読出手段により読み出された一組の各種
情報を表示装置に表示して、作業者により操作される入
力装置からの入力データに基づいて、前記表示された各
種情報の内の少なくとも前記位置情報を変更する情報変
更手段と、前記情報変更手段による変更内容でもって、
前記マーク情報記憶手段に記憶された前記マーク指定手
段により指定されたマークの種類についての各種情報を
更新する記憶情報更新手段と、前記情報変更手段による
変更内容が反映された各種情報を前記制御情報として設
定する制御情報設定手段とを備えることを要旨としてい
る。
マーク付印刷を行ない得るようにするためのマークの位
置情報を少なくとも備えた各種情報が、マーク情報記憶
手段によってマークの種類毎に組分けしてそれぞれ記憶
されている。そして、外部からの指令を受けて、それら
複数のマークの種類のうちの一の種類がマーク指定手段
によって指定されると、その指定されたマークの種類に
対応した各種情報がマーク情報記憶手段から読み出され
る。その読み出された各種情報は表示装置に表示され、
作業者により操作される入力装置からの入力データに基
づいて必要に応じて少なくとも位置情報が変更可能であ
り、その変更内容でもって、マーク情報記憶手段の内容
が更新され、また制御情報が定められる。
御装置では、スタンプマークが変更となっても、そのス
タンプマークについての各種情報がマーク情報記憶手段
に記憶されておりさえすれば、オペレータはそれら各種
情報を改めて入力し直さなくても、マーク情報記憶手段
から読み出して設定することができる。このため、スタ
ンプマークの設定を行なう際の作業性に優れているとい
った効果を奏する。
て、前記マーク種類指定手段は、前記マーク情報記憶手
段に各種情報が記憶されている複数のマークの種類を定
める複数のマーク名を表示し得る選択候補表示欄を表示
装置に表示させる第1の表示制御手段と、前記入力装置
からの指令に基づいて、前記選択候補表示欄に表示され
た複数のマーク名のうちから一のマーク名を選択するこ
とにより、前記一の種類の指定を行なうマーク名選択手
段とを備えるとともに、このプリンタ制御装置は、前記
選択候補表示欄と同一の表示画面上に、前記マーク情報
読出手段により読み出された一組の各種情報のうちの少
なくとも一の情報を示す画像を表示させる第2の表示制
御手段を備える構成とすることができる。
表示制御手段により表示される選択候補表示欄と同一の
表示画面上に、マーク印刷のための各種情報を示す画像
が、第2の表示制御手段によって表示される。このた
め、選択候補表示欄を用いて一のマーク名を選択するに
際して、表示画面を切り替えることなしに、その選択し
たマーク名についての各種情報を示す画像を表示画面に
表示させることができる。
スタンプマークの設定を行なう際して、オペレータは、
表示画面の切替といった面倒な操作を行なうことなし
に、各スタンプマークの種類毎の最新の各種情報を表示
画面から知り得ることができる。したがって、スタンプ
マークの設定の作業性により一層優れている。
て、前記第2の表示制御手段により表示される画像は、
前記プリンタにおけるマーク付印刷時の実際の印刷結果
に対応した絵図である構成とすることが可能である。
ーク付印刷についての各種情報が、マーク付印刷時の実
際の印刷結果に対応した絵図でもって示される。このた
め、オペレータは、感覚的に容易に各種情報を知ること
ができることから、スタンプマーク設定時の操作性によ
り優れたものとなる。
定のプリンタにおいて予め定めたマークを付加するマー
ク付印刷を行ない得るようにするための各種情報を設定
し、該設定された各種情報を制御情報として該制御情報
に基づいて前記プリンタを制御するプリンタ制御方法で
あって、 (a)前記各種情報として、前記マークの1ページ面に
おける印刷位置を定める位置情 報を少なくとも備え、 前記各種情報を、前記マークの種
類毎に組分してそれぞれ記憶するマーク情報テーブルを
用意する工程と、 (b)外部からの指令を受けて、前記マーク情報テーブ
ルに各種情報が記憶されている複数のマークの種類のう
ちから一の種類を指定する工程と、 (c)前記マーク情報テーブルに記憶された複数組の各
種情報から、前記工程(b)により指定されたマークの
種類に対応する一組の各種情報を読み出す工程と、 (d)該読み出された一組の各種情報を表示装置に表示
して、作業者により操作される入力装置からの入力デー
タに基づいて、前記表示された各種情報の内の少なくと
も前記位置情報を変更する工程と、 (e)前記工程(d)による変更内容でもって、前記マ
ーク情報テーブルに記憶された前記工程(b)により指
定されたマークの種類についての各種情報を更新する工
程と、 (f)前記工程(d)による変更内容が反映された各種
情報を 前記制御情報として設定する工程とを備えること
を要旨としている。
よっても、第1のプリンタ制御装置と同様に、スタンプ
マークが変更となったとき、そのスタンプマークについ
ての各種情報がマーク情報テーブルに記憶されておりさ
えすれば、オペレータはそれら各種情報を改めて入力し
直す必要がなかった。この結果、スタンプマークの設定
を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏す
る。
おいて予め定めたマークを付加するマーク付印刷を行な
い得るようにするための各種情報を設定し、該設定され
た各種情報を制御情報として該制御情報に基づいて前記
プリンタを制御するためのコンピュータプログラムを記
録した記録媒体であって、 (a)前記各種情報として、前記マークの1ページ面に
おける印刷位置を定める位置情報を少なくとも備え、前
記各種情報を、前記マークの種類毎に組分してそれぞれ
記憶するマーク情報テーブルを用意する工程と、 (b)外部からの指令を受けて、前記マーク情報テーブ
ルに各種情報が記憶されている複数のマークの種類のう
ちから一の種類を指定する工程と、 (c)前記マーク情報テーブルに記憶された複数組の各
種情報から、前記工程(b)により指定されたマークの
種類に対応する一組の各種情報を読み出す工程と、 (d)該読み出された一組の各種情報を表示装置に表示
して、作業者により操作される入力装置からの入力デー
タに基づいて、前記表示された各種情報の内の少なくと
も前記位置情報を変更する工程と、 (e)前記工程(d)による変更内容でもって、前記マ
ーク情報テーブルに記憶された前記工程(b)により指
定されたマークの種類についての各種情報を更新する工
程と、 (f)前記工程(d)による変更内容が反映された各種
情報を 前記制御情報として設定する工程とをコンピュー
タに実行させるためのコンピュータプログラムを記録し
たことを要旨としている。
リンタ制御装置および方法と同様の作用効果を奏する。
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施
例を適用するコンピュータシステムの外観図である。こ
のコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺
機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ1
4を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体1
6とキーボード18とマウス20を備える。なお、この
コンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の
内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載
されている。
ェアの概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置と
してのCPU30を中心にバスにより相互に接続された
ROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウス
インタフェース34、キーボードインタフェース35、
FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタイン
タフェース39およびI/Oポート40を備える。
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプ
レイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリ
である。マウスインタフェース34は、マウス20との
データ等のやり取りを司るインタフェースである。キー
ボードインタフェース35は、キーボード18からのキ
ー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フ
ロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフ
ロッピィディスクコントローラである。
(HDD)41を制御するハードディスクコントローラ
である。CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶さ
れる表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12
における画像の表示を制御するCRTコントローラであ
る。プリンタインタフェース39は、プリンタ14への
データの出力を制御するインタフェースである。I/O
ポート40は、シリアル出力のポートを備えており、モ
デム44に接続されており、このモデム44を介して、
公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ10
は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続さ
れており、特定のサーバー48に接続可能となってい
る。
ティングシステムはHDD41に記憶されており、HD
D41のブートブロックに書き込まれたローダに従っ
て、コンピュータ本体16に電源を投入すると、RAM
32の所定の領域にロードされる。また、プリンタ14
の機種毎に用意されるプリンタドライバは、フロッピィ
ディスク22に予め格納されており、所定のインストー
ルプログラムを起動することで、フロッピィディスクド
ライブ24からコンピュータ本体16にインストールさ
れる。このインストールされたプリンタドライバは、H
DD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電
源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み
込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
することによって本発明の各種構成要件は実現される。
なお、このプリンタドライバのソフトウェアプログラム
は、前述したように、フロッピィディスク22に格納さ
れたものであるが、これに替えて、CD−ROM、光磁
気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬
型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前
述したソフトウェアプログラムは、外部のネットワーク
に接続される特定のサーバー48から、ネットワークを
介して提供されるプログラムデータをダウンロードし
て、RAM32またはHDD41に転送することにより
得るようにすることもできる。
ンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明
する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報か
ら印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図
である。図示するように、コンピュータ本体16の内部
で動作しているアプリケーションプログラム51によ
り、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介して
CRTディスプレイ12に画像を表示している。また、
このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発
行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ
53が、画像情報をアプリケーションプログラム51か
ら受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変
換している。
3の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っ
ている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタ
ライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報
(階調データ)に対してスタンプマークを付加するマー
ク付加モジュール55、スタンプマークが付加された画
像情報に対してプリンタ14の発色の特性に応じた色補
正を行なう色補正モジュール56、色補正された後の画
像情報からドット単位でのインクの有無によりある面積
での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を
生成するハーフトーンモジュール57が備えられてい
る。
プリンタ14による印刷のための各種情報を設定する情
報設定モジュール58が備えられている。印刷のための
各種情報としては、印刷品質、色補正、ハーフトーンの
種類等の印刷の基本設定に関するもの、スタンプマーク
の名称、印刷画面上の位置および色等のスタンプマーク
設定に関するもの、用紙のサイズ、印刷方向等の用紙設
定に関するもの等がある。
たスタンプマークの情報は、マーク付加モジュール55
に送られ、情報設定モジュール58で設定された色補正
の情報は、色補正モジュール56に送られ、また、ハー
フトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール57
に送られる。情報設定モジュール58は、ビデオドライ
バ52を介してCRTディスプレイ12に設定の内容を
示す画像を表示している。情報設定モジュール58を除
いた各モジュールの動作は、周知のものなので、説明は
原則として省略し、情報設定モジュール58について
は、以下に説明する。
ることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロ
ールすることができるが、オペレータは、そうした設定
を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための
各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュ
ール58である。ここでは、この情報設定モジュール5
8の動作によりCRTディスプレイ12にどのような画
面が表示されるかを先に説明する。なお、この説明に当
たり、このプリンタドライバが動作するオペレーティン
グシステムとして、Windows95(マイクロソフ
ト社の商標)を例にとって説明する。
のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダ
イアログボックスをCRTディスプレイ12に表示す
る。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリンタ]
の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを開
く。次いで、そのウィンドウ上の目的のプリンタのアイ
コンをダブル・クリックして、そのプリンタについての
ウィンドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリ
ンタ]→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリン
タについての各種情報を設定するプロパティのダイアロ
グボックスを表示させる。
クスDB1を例示する説明図である。図示するように、
ダイアログボックスDB1には、「情報」、「詳細」、
「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユー
ティリティ」の6種類のカードCD1,CD2,CD
3,CD4,CD5,CD6が用意されている。「情
報」のカードCD1は、プリンタのコメント等、プリン
タについての情報を設定するためのものである。「詳
細」のカードCD2は、プリンタが接続されているポー
ト等、プリンタについての詳細な情報を設定するための
ものである。「基本設定」のカードCD3は、印刷品質
に関わる基本的な情報を設定するためのものである。
「用紙設定」のカードCD4は、用紙についての各種情
報を設定するためのものである。「レイアウト」のカー
ドCD5は、印刷時の割り付けのレイアウトについての
各種情報およびマーク付印刷についての各種情報を設定
するためのものである。「ユーティリティ」のカードC
D6は、その他有用な情報を設定するためのものであ
る。
かが、オペレータによって、マウス20を操作すること
により選択されて、ダイアログボックスDB1に表示さ
れる。
かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図であ
る。図示するように、この「基本設定」のカードCD3
には、オペレータからのデータ入力を受け付けるデータ
入力欄として、「モード設定」、「用紙種類」、「イン
ク」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設けられ
ている。また、このカードCD3には、プリンタドライ
バの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を表示す
るデータ表示欄E4が設けられている。
本的な設定のモードを選択するもので、予め決められた
設定を自動的に行なう「推奨設定」のモードと、手動で
詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードとがボタンE
11,E12により選択可能となっている。
定」のモードが選択されると、データ入力欄E13およ
びデータ入力欄E14がアクティブな状態となる。これ
により、このデータ入力欄E13から印刷データのタイ
プ、例えば、ワープロ、グラフ、写真等を入力すること
が可能となり、また、データ入力欄E14から手動設定
を行なうためのダイアログボックスを開くことが可能と
なる。なお、この手動設定のダイアログボックスの詳細
については説明を省略するが、要は、この手動設定のダ
イアログボックスによって、「用紙種類」、「イン
ク」、「ハーフトーン」、「インタレース」、「双方向
印刷」、「カラー調整」等の情報が設定される。
奨設定」のモードが選択されると、スライドレバー形の
ボタンE15がアクティブな状態となり、これにより、
プリンタ14による印刷をどの程度の品質で行なうかを
段階的に指定可能となる。なお、この印刷の品質の指定
結果に応じて、このコンピュータ10では印刷の品質を
決定する各種品質情報を求める処理を実行している。こ
こで、各種品質情報とは、印刷の解像度、ハーフトーン
の種類およびインタレースの機能区分が該当する。これ
ら各種品質情報は、上記手動設定のダイアログボックス
から入力される情報に含まれるものと同一である。
「印刷方向」、「印刷品質」、「インタレース」、「双
方向印刷」、「カラー調整」、「スタンプマーク」につ
いての情報を表示する表示エリアE41,E42,E4
3,E44,E45,E46,E47を備えている。表
示エリアE41,E42に表示される「用紙サイズ」お
よび「印刷方向」の内容は、「用紙設定」のカードCD
4を用いて入力設定されたデータである。なお、「用紙
設定」のカードCD4については、この発明の内容には
直接関係しないので説明は省略するが、要は、用紙サイ
ズ、印刷方向、印刷部数等の用紙設定に関する情報が入
力設定される。
5,E46に表示される「印刷品質」、「インタレー
ス」、「双方向印刷」、「カラー調整」の内容は、前述
した「基本設定」のカードCD3を用いて入力設定され
たデータである。さらに、表示エリアE47に表示され
る「スタンプマーク」の内容は、「レイアウト」のカー
ドCD5を用いて入力設定されたスタンプマーク名のデ
ータである。
開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図で
ある。図示するように、この「レイアウト」のカードC
D5には、オペレータからのデータ入力を受け付けるデ
ータ入力欄として、「拡大/縮小」、「割り付け」、
「スタンプマーク」の3つのデータ入力欄E5,E6,
E7が設けられている。また、このカードCD5には、
プリンタドライバの現在の設定の内容のうちのこのカー
ドCD5にて設定されたいくつかの情報を画像を用いて
表示するレイアウト表示欄E8が設けられている。
大/縮小印刷についての設定を行なうもので、ここでは
詳しい説明は省略する。「割り付け」のデータ入力欄E
6は、1枚の用紙に割り付けるページ数を設定するもの
で、「1ページ」、横並びの2ページの配列を意味する
「2ページ」、格子状の4ページの配列を意味する「4
ページ」が選択肢として用意されている。
は、マーク付印刷のスタンプマークについての設定を行
なうものであり、詳しくは次のようなものである。「ス
タンプマーク」のデータ入力欄E7には、マーク名入力
欄E71と設定ボタンE72とが設けられている。マー
ク名入力欄E71は、スタンプマークの種類を特定する
スタンプマークの名称(スタンプマーク名)の設定を行
なうものである。このマーク名入力欄E71は、右隅の
ボタンE71aがマウス20によりクリックされること
により、図7に示すように、プルダウン形式でメニュ欄
E71bが表示されて、「マル秘」、「CONFIDENTAL
」、「重要」、「持ち出し禁止」、「外秘」等のスタ
ンプマークが選択肢として用意されている。
いての各種情報を詳細に設定するときに、詳細モードへ
の切替えを指示するためのスイッチであり、具体的に
は、この設定ボタンE72がマウス20によりクリック
されることにより、図8に示すダイアログボックスDB
2が画面上に開く。
スDB2には、「マーク名」、「位置」、「サイズ」、
「カラー」、「濃度」についてのデータ入力欄E91,
E92,E93,E94,E95が設けられている。
「レイアウト」のカードCD5に設けられたマーク名入
力欄E71と同一のものであり、スタンプマークの種類
を特定するスタンプマーク名を、「レイアウト」のカー
ドCD5とこのダイアログボックスDB1の双方から入
力可能なようになっている。
付印刷におけるスタンプマークの1ページ面における印
刷位置を設定するもので、「中央」、「左上」、「右
上」、「左下」、「右下」の5種類が選択肢として用意
されている。「サイズ」のデータ入力欄E93は、1ペ
ージ面に印刷するスタンプマークのサイズを設定するも
ので、スライドレバー形のボタンE93aが用意されて
いる。
ンプマークの色を設定するもので、「黒」、「青」、
「赤」、「黄」等が選択肢として用意されている。「濃
度」のデータ入力欄E95は、1ページ面に印刷するス
タンプマークの濃度を設定するもので、スライドレバー
形のボタンE95aが用意されている。
は、マーク付印刷の内容を表わす画像の表示欄(以下、
スタンプマーク表示欄と呼ぶ)E96が設けられてい
る。このスタンプマーク表示欄E96に表示される画像
は、スタンプマークが印刷されたページ面(印刷用紙の
面ではなく、例えば、印刷用紙に2ページが割り付けら
れている場合、その内の1ページだけが相当する)を表
わす絵図であり、具体的には、次のような内容が解るよ
うな画像である。 スタンプマークの種類 スタンプマークの1ページ面におけるレイアウト位置 スタンプマークのサイズ スタンプマークの色 スタンプマークの濃度
力欄E91〜E95の設定内容が変更されると、その都
度変更される。例えば、図8に示すように、「マーク
名」のデータ入力欄E91が「CONFIDENTAL 」に、「位
置」のデータ入力欄E92が「中央」に、「サイズ」の
データ入力欄E93が所定の大きさに、「カラー」のデ
ータ入力欄E93が赤に、「濃度」のデータ入力欄E9
4が最も濃い側にそれぞれ設定されると、表示欄E96
の画像は、図中に示すように、長方形の用紙の中央に
「CONFIDENTAL 」の文字が、所定の大きさ、色(図では
色がわからないが赤色であるものとする)、濃度で表示
されたものとなる。なお、表示欄E96における外側の
長方形r1は表示欄E96の区切りを示すもので、中間
側の長方形r2は印刷を行なう1ページの大きさを示す
もので、内側の長方形r3は、1ページにおいて文書等
の所望のデータが印刷される領域を示すものである。
の一例を示す説明図である。図9に示すように、スタン
プマーク表示欄E96には、長方形の用紙の右上に「マ
ル秘」の絵柄が、所定の大きさ、色、濃度で表示される
場合がある。この表示はつぎのような設定によって切り
替わる。すなわち、「マーク名」のデータ入力欄E91
が「マル秘」に、「位置」のデータ入力欄E92が「右
上」に、「サイズ」のデータ入力欄E93が所定の大き
さに、「カラー」のデータ入力欄E93が赤(図では色
がわからないが赤色であるものとする)に、「濃度」の
データ入力欄E94が最も濃い側にそれぞれ設定された
とき、図9に示す画像がスタンプマーク表示欄E96に
表示されることになる。
入力欄E92から入力される印刷位置として、「中
央」、「左上」、「右上」、「左下」、「右下」の5種
類が選択肢として用意されているが、これらの5種類の
データは、図10に示すように、用紙上の主要な5点P
0,P1,P2,P3,P4を示しているに過ぎない。
そこで、この実施例の別態様として、位置調整用のオフ
セット値のデータ入力欄をダイアログボックスDB2上
に別に設ける構成としてもよい。ここでいうオフセット
値とは、データ入力欄E92によって設定された位置に
対する横方向uおよび縦方向vの偏位を示す数値であ
る。すなわち、図10に示すように、位置PXは、位置
P1からのオフセット値(u1,v1)にて設定するこ
とができる。こうした構成によって、スタンプマークを
用紙上のいずれの位置にも自在に設定することができ
る。
クスDB2には、「保存」のボタンE97が設けられて
いる。このボタンE97は、マウス20によってクリッ
クされることで、この「スタンプマーク設定」のダイア
ログボックスDB2によって変更された内容の保存を実
行するものである。
5に設けられたレイアウト表示欄E8で表示される画像
について、次に説明する。このレイアウト表示欄E8
は、前述したように、「レイアウト」のカードCD5に
て設定されたいくつかの情報を画像を用いて表示するも
のであり、実際の印刷結果に対応した絵図が表示され
る。具体的には、次のような内容が解るような画像であ
る。 1枚の印刷用紙に割り付けられるページ数とそのペー
ジ面の割り付け位置 各ページ面にマーク付印刷されるスタンプマークにつ
いてのマークの種類、印刷位置、サイズ、色および濃度
E6およびE7の設定内容が変更されると、その都度変
更される。例えば、「割り付け」のデータ入力欄E6
が、「2ページ」に、マーク名入力欄E71が、「CONF
IDENTIAL 」にそれぞれ設定されると、レイアウト表示
欄E8の画像は、図中に示すように、2枚のページが横
並びに割り付けられた1枚の用紙となって、しかも、割
り付けられた各ページに、「CONFIDENTIAL 」といった
文字がそれぞれ記述されたものとなる。なお、各ページ
における「CONFIDENTIAL 」の文字についての印刷位
置、サイズ、色および濃度は、先に説明したダイアログ
ボックスDB2(図8)で設定された内容がそのまま採
用されることになる。すなわち、ダイアログボックスD
B2のスタンプマーク表示欄E96に表示された画像
が、このレイアウト表示欄E8における1枚のページ
(用紙に割り付けられた1枚のページ)として表示され
る。
ュール58の機能のうちのスタンプマークについての各
種情報を設定する機能に関する部分を図式化したブロッ
ク図である。図11に示すように、情報設定モジュール
58には、CPU30に実行されることによって実現さ
れるマーク種類指定部60とマーク情報読出部61とマ
ーク情報設定部62とが設けられている。また、スタン
プマークについての各種情報を設定する機能を実現する
ためにHDD41には、マーク情報記憶手段としてのマ
ーク情報テーブルMkdが格納されており、上記情報設
定モジュール58のマーク種類指定部60およびマーク
情報読出部61はこのマーク情報テーブルMkdとのデ
ータのやり取りを行なっている。
行される各種処理ルーチンのうちのレイアウト処理ルー
チンを示すフローチャートである。このレイアウト処理
ルーチンは、「レイアウト」のカードCD5が、オペレ
ータによって、マウス20を操作することにより選択さ
れたときに実行開始されるものである。図12に示すよ
うに、CPU30は、処理が開始されると、「レイアウ
ト」のカードCD5を示す画像データをCRTディスプ
レイ12に表示するカード表示の処理ルーチンを実行す
る(ステップS100)。次いで、その「レイアウト」
のカードCD5を用いた各種データについてのデータ設
定の処理ルーチンを実行する(ステップS200)。そ
の後、このレイアウト処理ルーチンの実行を一旦終了す
る。
ド表示の処理ルーチンについて詳述する。図13はその
カード表示の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。図示するように、CPU30は、ステップS100
に処理が移ると、まず、「レイアウト」のカードCD5
のベースとなるベース画像データBD1をHDD41か
ら読み込み(ステップS110)、そのベース画像デー
タBD1をRAM32中の所定の作業エリアに転送する
(ステップS120)。ここで、ベース画像データBD
1とは、図6で示したカードCD5の画像から入力デー
タにより定まる部分を除いた画像を表わすもので、この
画像は図14に示すようなものとなる。即ち、図14に
示すように、「拡大/縮小」、「割り付け」、「スタン
プマーク」の3つのデータ入力欄E5,E6,E7にお
けるボタンや表示エリア等が空欄となっている画像を示
す画像データが上記RAM32中の作業エリアに転送さ
れることになる。なお、こうして得られた作業エリア中
の画像データは以後、表示画像データDD1と呼ぶ。
後、CPU30は、「レイアウト」のカードCD5から
入力された、前回処理時までの「拡大/縮小」に関する
データ群Daと「割り付け」に関するデータ群Dbとを
HDD41から読み込む(ステップS130)。
ーブルの一部を示す説明図である。図示するように、H
DD41には、レイアウト情報テーブルLydとマーク
情報テーブルMkdとが記憶されている。レイアウト情
報テーブルLydは、印刷時の割り付けのレイアウトに
ついての各種情報を格納する1レコードのデータであ
り、「拡大/縮小」のデータ入力欄E5から入力される
データ群Daと、「割り付け」のデータ入力欄E6から
入力されるデータ群Dbと、「スタンプマーク」のデー
タ入力欄E7のマーク名入力欄E71(あるいはダイア
ログボックスDB2のデータ入力欄E91)から入力さ
れるマーク名Dcとから構成される。
刷を行ない得るようにするための各種情報(ここでは、
「位置」、「サイズ」、「カラー」、「濃度」のデータ
Dm1,Dm2,Dm3,Dm4)をマークの種類毎に
組分けして、マークの種類を特定するマーク名Dcと共
に各組を1レコードとしてそれぞれ格納する複数レコー
ドのデータである。
アウト情報テーブルLydに格納されるデータ群Da,
DbがHDD41から読み込まれる。続いて、CPU3
0は、HDD41からレイアウト情報テーブルLydの
マーク名Dcを読み込む(ステップS140)。
で読み込んだマーク名Dcを検索キーとして、マーク情
報テーブルMkdからマーク名Dcの一致する1レコー
ドのデータDm1〜Dm4を読み込む処理を行なう(ス
テップS150)。
ータ群Da,Dbと、ステップS140で読み込んだマ
ーク名Dcとに応じて、作業エリア中の表示画像データ
DD1を修正する処理を行なう(ステップS160)。
具体的には、この処理では、「拡大/縮小」のデータ入
力欄E5におけるボタンや表示エリアの空欄に、データ
群Daに基づく印やテキスト文字が埋められ、「割り付
け」のデータ入力欄E6におけるボタンや表示エリアの
空欄に、データ群Dbに基づく印やテキスト文字が埋め
られ、「スタンプマーク」の空欄に、マーク名Dcのテ
キスト文字が埋められた画像が得られるように、表示画
像データDD1を修正する。
E8の空欄に、プリンタ14によって印刷される印刷用
紙を表わす絵図が埋められるように、表示画像データD
D1を修正している。このレイアウト表示欄E8につい
ての修正は、データ群Db中の割り付けページ数に応じ
て異なったものとなり、1ページが割り付けられた印刷
用紙が表わされたり、2ページが割り付けられた印刷用
紙が表わされたり(図6のレイアウト表示欄E8を参
照、但し、この時点では図6中の「CONFIDENTIAL」のス
タンプマークのデータはない状態である)、4ページが
割り付けられた印刷用紙が表わされたりする。すなわ
ち、前述したの内容が解るような画像がレイアウト表
示欄E8に表示されるように、表示画像データDD1を
修正している。
後、ステップS140で読み込んだマーク名Dcと、ス
テップS150で読み込んだスタンプマーク設定に関す
るデータDm1〜Dm4とに応じて、作業エリア中の表
示画像データDD1のレイアウト表示欄E8に相当する
部分を修正する処理を行なう(ステップS170)。上
記マーク名DcおよびデータDm1〜Dm4は、印刷用
紙上に割り付けられた各ページ面に付加されるスタンプ
マークが、どういった種類、位置、サイズ、色、濃度で
もって印刷されるかを決定するが、このステップS17
0では、レイアウト表示欄E8に表示される絵図が、そ
の実際の印刷結果に対応したものとなるように、上記マ
ーク名DcおよびデータDm1〜Dm4に基づいて表示
画像データDD1の修正を図っている。
は、次のような複数の工程を実行することにより実現さ
れる。まず、マーク名Dcに応じた種類のスタンプマー
クの画像をRAM32中から呼び出す。RAM32に
は、プリンタドライバのロードとともに、複数種類のス
タンプマークの基本画像を収納するマーク画像テーブル
65が予め格納されており、このステップS170で
は、マーク画像テーブル65をマーク名Dcを検索キー
として検索することにより、マーク名Dcに対応した種
類のスタンプマークについての基本画像を呼び出す。こ
こで、基本画像というのは、サイズ、色、濃度が基本的
な大きさとなっているものである。
色、濃度を、「サイズ」、「カラー」、「濃度」のデー
タDm2〜Dm4に応じて変更する。さらに、こうして
得られたスタンプマークの画像を、印刷用紙に割り付け
られる各ページ面上のどの位置に印刷するかを、「位
置」のデータdm1に基づいて求める。これらの算出結
果から、実際の印刷時にページ面上にどのようにスタン
プマークが印刷されるかを知ることができることから、
このステップS170では、その実際の印刷結果がレイ
アウト表示欄E8上のページ面に表わされるような画像
となるように、ステップS160で求めた表示画像デー
タDD1を修正する。こうして修正された表示画像デー
タDD1は、例えば、2ページが割り付けられた印刷用
紙で、データDm1が「中央」である場合には、図6の
レイアウト表示欄E8に例示するように、横並びに配列
された2枚のページ毎に、そのページの中央に、スタン
プマーク(例えば「CONFIDENTAL 」)の文字が配置され
た画像を表わすものとなる。すなわち、このステップS
170の処理は前述したの内容が解るような画像がレ
イアウト表示欄E8に表示されるように、表示画像デー
タDD1を修正していることになる。
て、CPU30は、表示画像データDD1をCRTディ
スプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS18
0)。この結果、図6に例示するような「レイアウト」
のカードCD5が開かれたダイアログボックスDB1が
CRTディスプレイ12に表示されることになる。その
後、「リターン」に抜けてこの処理を一旦終了する。
タ設定の処理ルーチンについて詳述する。図16はその
データ設定の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。図示するように、CPU30は、ステップS200
に処理が移ると、まず、データ取込みの処理を行なう
(ステップS210)。このデータ取込みの処理は、上
記ステップS100のカード表示の処理ルーチンで表示
された「レイアウト」のカードCD5に従ってマウス2
0、キーボード18等の入力装置から入力されるデータ
を取り込むものである。
で取り込んだデータが、「レイアウト」のカードCD5
上の「OK」といったボタンE0がクリックされた旨を
示すものであるか否かを判別する(ステップS22
0)。ここで、「OK」のボタンEOがクリックされた
ものであると判別されると、これまでに設定してきたプ
ロパティの内容をプリンタ14の制御のための制御情報
として設定する処理を行なう(ステップS222)。詳
細には、HDD41中のレイアウト情報テーブルLyd
の内容と、このレイアウト情報テーブルLydの中のマ
ーク名Dcから定まる「位置」、「サイズ」、「カラ
ー」、「濃度」のデータDm1,Dm2,Dm3,Dm
4の内容を、プリンタ用の周知の制御情報としてHDD
41に記憶する処理を行なう。
は、「レイアウト」のカードCD5が開かれたダイアロ
グボックスDB1を閉じてプロパティを終了する(ステ
ップS224)。その後、このデータ設定の処理ルーチ
ンを終了する。
で、「OK」のボタンE0がクリックされたものではな
いと判別されると、ステップS230に処理を進める。
ステップS230では、上記取り込んだデータが、デー
タ入力欄E7のマーク名入力欄E71から入力されたデ
ータであるか否かを判別することによって、マーク名に
変更があったか否かを判別する。ここで、マーク名に変
更があったと判別されると、CPU30は、その入力さ
れた新たなマーク名でもって、HDD41に格納された
レイアウト情報テーブルLydのマーク名Dcの内容を
更新する(ステップS240)。
マーク名入力欄E71に上記マーク名Dcの内容が表示
されるように、マーク名Dcを表示画像データDD1に
付加する(ステップS250)。その後、カード表示の
処理ルーチンのステップS150およびS170と同一
の処理を順に実行する(ステップS260,S27
0)。すなわち、ステップS260およびS270の処
理によれば、変更となったマーク名Dcについての現在
の各種情報(「位置」、「サイズ」、「カラー」、「濃
度」のデータDm1,Dm2,Dm3,Dm4)を、マ
ーク情報テーブルMkdから読み出してきて、それらデ
ータが視覚的に解るように、表示画像データDD1を修
正するものである。
は、その修正された表示画像データDD1をCRTディ
スプレイ12へ表示する処理を行なう(ステップS28
0)。その後、CPU30は、処理をステップS210
に戻して、これら一連の処理を繰り返し実行する。
更がないと判別されると、ステップS290に処理を進
める。ステップS290では、ステップS210で取り
込んだデータが、設定ボタンE72がクリックされた旨
を示すものであるか否かを判別する。ここで、設定ボタ
ンE72がクリックされたものでないと判別されると、
CPU30は、処理をステップS292に進めて、ステ
ップS210で取り込んだデータに基づくその他の処理
を実行する。その後、CPU30はステップS210に
処理を戻す。
2がクリックされたことを示すものであると判断される
と、マーク付印刷についての各種情報を詳細に設定する
詳細設定の処理を実行する(ステップS300)。その
後、CPU30はステップS210に処理を戻す。
設定の処理ルーチンについて詳述する。図17は、スタ
ンプマーク詳細設定の処理ルーチンを示すフローチャー
トである。図示するように、CPU30は、ステップS
300に処理が移ると、まず、「スタンプマーク設定」
のダイアログボックスDB2を示す表示画像データDD
2を作成する処理を行なう(ステップS310)。この
ステップS310の処理は、詳しくは次の2つの工程か
ら成り立っている。
となるベース画像データBD2をHDD41から読み込
む処理を行なう。ここで、ベース画像データBD2と
は、図8で示した「スタンプマーク設定」のダイアログ
ボックスDB2の画像から入力データにより定まる部分
を除いた画像を表わすもので、この画像は図18に示す
ようなものとなる。即ち、図18示すように、「マーク
名」、「位置」、「サイズ」、「カラー」、「濃度」等
についてのデータ入力欄E91,E92,E93,E9
4,E95が空欄となっている画像を示すベース画像デ
ータBD2が、HDD41から取り込まれる。こうした
画像データは、RAM32中の作業エリアに表示画像デ
ータDD2として一旦記憶される。
のプリンタドライバで現在選択されているマーク名Dc
と、このマーク名Dcから定まるデータDm1〜Dm4
に基づいて修正する処理を行なう。ここで、現在選択さ
れているマーク名Dcとは、HDD41のレイアウト情
報テーブルLyd内に格納されているものであり、この
詳細設定のルーチンに入る前に、「レイアウト」のカー
ドCD5のマーク名入力欄E71に表示された内容と一
致したものである。
名Dcを検索キーとして、マーク情報テーブルMkdか
らマーク名Dcの一致する1レコードのデータDm1〜
Dm4を読み込み、これらマーク名DcとデータDm1
〜Dm4に応じて、作業エリア中の表示画像データDD
2を修正する。詳しくは、ダイアログボックスDB2が
次のような画像となるように表示画像データDD2を修
正する。すなわち、ダイアログボックスDB2中の「マ
ーク名」、「位置」、「サイズ」、「カラー」、「濃
度」についてのデータ入力欄E91,E92,E93,
E94,E95には、上記マーク名DcとデータDm1
〜Dm4が順に表示され、さらには、スタンプマーク表
示欄E96には、データDc,Dm1〜Dm4の内容を
印刷用紙の平面を表わす絵図が表示された画像を示す表
示画像データDD2が作成される。
像データDD2の作成を終えると、その後、その表示画
像データDD2をCRTディスプレイ12に表示する処
理を行なう(ステップS320)。
理を行なう(ステップS330)。このデータ取込みの
処理は、上記ステップS320の処理で表示された「ス
タンプマーク設定」のダイアログボックスDB2に従っ
てマウス20、キーボード18等の入力装置から入力さ
れるデータを取り込むものである。
で取り込んだデータが、「スタンプマーク設定」のダイ
アログボックスDB2上の「OK」といったボタンE9
8(図8参照)がクリックされた旨を示すものであるか
否かを判別する(ステップS340)。ここで、「O
K」のボタンE98がクリックされた旨を示すものでは
ないと判別されると、ステップS330で取り込んだデ
ータを変更データとして、RAM32上の作業エリアに
格納する(ステップS350)。
後、その変更データに応じて表示画像データDD2を修
正する処理を行なう(ステップS360)。この修正
は、変更データの内容をデータ入力欄E91,E92,
E93,E94,E95のうちの該当する欄に表示し、
さらに変更データの内容をスタンプマーク表示欄E96
に表示されるページ面の画像に反映する画像を示す表示
画像データを作成するものである。その後、CPU30
は、その修正された表示画像データDD2をCRTディ
スプレイ12へ表示する処理を行なう(ステップS37
0)。
設定」のダイアログボックスDB2上の「保存」といっ
たボタンE97がクリックされた旨を示すものであるか
否かを判別する(ステップS380)。ここで、「保
存」のボタンE97がクリックされたと判別されると、
変更データをHDD41上のレイアウト情報テーブルL
ydまたはマーク情報テーブルMkdを更新する処理を
行なう(ステップS390)。その後、ステップS33
0に戻って、データ取込みの処理を続行する。
タンE97がクリックされていないと判別されると、ス
テップS390の処理を飛ばして、そのまま処理をステ
ップS330に戻す。
タンE98がクリックされていると判別されると、ステ
ップS400に処理を移して、この「スタンプマーク設
定」のダイアログボックスDB2を閉じて、この詳細設
定の処理ルーチンを一旦終了する。
ータシステムでは、マーク付印刷を行ない得るような各
種情報が、スタンプマークの種類毎に組分けしてそれぞ
れHDD41内のマーク情報テーブルMkdに記憶され
ている。オペレータによって、CRTディスプレイ12
に表示されたマーク名入力欄E71からマーク名Dcの
入力があると、そのマーク名に対応した「位置」、「サ
イズ」、「カラー」、「濃度」のデータDm1〜Dm4
がマーク情報テーブルMkdから読み出されて、プリン
タ14用の制御情報として設定される。
刷したいスタンプマークが変更となっても、そのスタン
プマークについての各種情報がマーク情報テーブルMk
dに記憶されておりさえすれば、オペレータはそれら各
種情報を改めて入力し直さなくても、マーク情報テーブ
ルMkdから読み出して設定することができる。このた
め、スタンプマークの設定を行なう際の作業性に優れて
いるといった効果を奏する。
いての各種情報がどういった形で設定されているかを、
「レイアウト」のカードCD5に設けられたレイアウト
表示欄E8に表示した実際の印刷結果に対応した絵図か
らオペレータは知ることができる。このため、オペレー
タは、感覚的に容易に各種情報を知ることができ、スタ
ンプマークの設定時の操作性により優れたものとなる。
特に、この実施例では、印刷用紙に複数のページ面が割
り付けられているような場合に、レイアウト表示欄E8
に表示される絵柄は、複数のページ面が割り付けられた
印刷用紙全体を表わすものとなり、しかも、各ページ面
にスタンプマークがそれぞれ表示されたものとなってい
る。このため、複数のページ面を割り付けたモード時の
印刷の際にも、実際の印刷結果に対応した絵図を表示す
ることができることから、より一層容易に各種情報を知
ることができる。
レイ12に表示されたマーク種類指定のためのマーク名
入力欄E71と同一の表示画面上に、上記レイアウト表
示欄E8が表示されるように構成されている。このた
め、マーク名入力欄E71を用いて複数の選択候補から
一のマーク名を選択するに際して、表示画面を切り替え
ることなしに、その選択したマーク名についての各種情
報を示す絵図を表示画面に表示させることができる。
ークの設定を行なう際して、オペレータは、表示画面の
切替といった面倒な操作を行なうことなしに、各スタン
プマークの種類毎の最新の各種情報を表示画面から知り
得ることができる。したがって、スタンプマークの設定
の作業性により一層優れている。
段は、オペレータによるキー入力を受け付けてスタンプ
マーク名を指定する構成であったが、これに替えて、外
部のコンピュータから送られてくる信号の形態で、スタ
ンプマーク名を入力する構成としてもよい。また、この
実施例では、マーク種類指定手段としてマーク名を指定
していたが、指定するのはマーク名に限る必要はなく、
スタンプマークの種類を特定できるものであればどのよ
うなものでもよい。
ーカルなコンピュータ10と直接ケーブルに接続された
コンピュータシステムに適用されているが、これに替え
て、LAN上のサーバに接続されたプリンタを複数のコ
ンピュータで共有するコンピュータシステムに適用する
構成としてもよい。あるいは、インターネットによりつ
なげられたサーバに接続されたプリンタを、インターネ
ットを介してコンピュータでコントロールするコンピュ
ータシステムに適用する構成としてもよい。
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
ステムの外観図である。
成を示すブロック図である。
が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図であ
る。
パティ」のダイアログボックスDB1を例示する説明図
である。
ログボックスDB1を例示する説明図である。
アログボックスDB1を例示する説明図である。
態のマーク名入力欄E71を示す説明図である。
DB2を例示する説明図である。
説明図である。
フセット値によって定める方法を説明するための説明図
である。
ンプマークについての各種情報を設定する機能に関する
部分を図式化したブロック図である。
チンを示すフローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
示す説明図である。
を示す説明図である。
ーチンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定のプリンタにおいて予め定めたマー
クを付加するマーク付印刷を行ない得るようにするため
の各種情報を設定し、該設定された各種情報を制御情報
として該制御情報に基づいて前記プリンタを制御するプ
リンタ制御装置であって、前記各種情報として、前記マークの1ページ面における
印刷位置を定める位置情報を少なくとも備え、 前記各種
情報を、前記マークの種類毎に組分してそれぞれ記憶す
るマーク情報記憶手段と、 外部からの指令を受けて、前記マーク情報記憶手段に各
種情報が記憶されている複数のマークの種類のうちから
一の種類を指定するマーク種類指定手段と、 前記マーク情報記憶手段に記憶された複数組の各種情報
から、前記マーク種類指定手段により指定されたマーク
の種類に対応する一組の各種情報を読み出すマーク情報
読出手段と、前記 マーク情報読出手段により読み出された一組の各種
情報を表示装置に表示して、作業者により操作される入
力装置からの入力データに基づいて、前記表示された各
種情報の内の少なくとも前記位置情報を変更する情報変
更手段と、 前記情報変更手段による変更内容でもって、前記マーク
情報記憶手段に記憶された前記マーク指定手段により指
定されたマークの種類についての各種情報を更新する記
憶情報更新手段と、 前記情報変更手段による変更内容が反映された各種情報
を 前記制御情報として設定する制御情報設定手段とを備
えるプリンタ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ制御装置であ
って、 前記マーク種類指定手段は、 前記マーク情報記憶手段に各種情報が記憶されている複
数のマークの種類を定める複数のマーク名を表示し得る
選択候補表示欄を表示装置に表示させる第1の表示制御
手段と、 前記入力装置からの指令に基づいて、前記選択候補表示
欄に表示された複数のマーク名のうちから一のマーク名
を選択することにより、前記一の種類の指定を行なうマ
ーク名選択手段とを備えるとともに、 このプリンタ制御装置は、 前記選択候補表示欄と同一の表示画面上に、前記マーク
情報読出手段により読み出された一組の各種情報のうち
の少なくとも一の情報を示す画像を表示させる第2の表
示制御手段を備えるプリンタ制御装置。 - 【請求項3】 前記第2の表示制御手段により表示され
る画像は、前記プリンタにおけるマーク付印刷時の実際
の印刷結果に対応した絵図である請求項2に記載のプリ
ンタ制御装置。 - 【請求項4】 所定のプリンタにおいて予め定めたマー
クを付加するマーク付印刷を行ない得るようにするため
の各種情報を設定し、該設定された各種情報を制御情報
として該制御情報に基づいて前記プリンタを制御するプ
リンタ制御方法であって、 (a)前記各種情報として、前記マークの1ページ面に
おける印刷位置を定める位置情報を少なくとも備え、前
記各種情報を、前記マークの種類毎に組分してそれぞれ
記憶するマーク情報テーブルを用意する工程と、 (b)外部からの指令を受けて、前記マーク情報テーブ
ルに各種情報が記憶されている複数のマークの種類のう
ちから一の種類を指定する工程と、 (c)前記マーク情報テーブルに記憶された複数組の各
種情報から、前記工程(b)により指定されたマークの
種類に対応する一組の各種情報を読み出す工程と、 (d)該読み出された一組の各種情報を表示装置に表示
して、作業者により操作される入力装置からの入力デー
タに基づいて、前記表示された各種情報の内の少なくと
も前記位置情報を変更する工程と、 (e)前記工程(d)による変更内容でもって、前記マ
ーク情報テーブルに記憶された前記工程(b)により指
定されたマークの種類についての各種情報を更新する工
程と、 (f)前記工程(d)による変更内容が反映された各種
情報を 前記制御情報として設定する工程とを備えるプリ
ンタ制御方法。 - 【請求項5】 所定のプリンタにおいて予め定めたマー
クを付加するマーク付印刷を行ない得るようにするため
の各種情報を設定し、該設定された各種情報を制御情報
として該制御情報に基づいて前記プリンタを制御するた
めのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であっ
て、 (a)前記各種情報として、前記マークの1ページ面に
おける印刷位置を定める位置情報を少なくとも備え、前
記各種情報を、前記マークの種類毎に組分してそれぞれ
記憶するマーク情報テーブルを用意する工程と、 (b)外部からの指令を受けて、前記マーク情報テーブ
ルに各種情報が記憶されている複数のマークの種類のう
ちから一の種類を指定する工程と、 (c)前記マーク情報テーブルに記憶された複数組の各
種情報から、前記工程(b)により指定されたマークの
種類に対応する一組の各種情報を読み出す工程と、 (d)該読み出された一組の各種情報を表示装置に表示
して、作業者により操作される入力装置からの入力デー
タに基づいて、前記表示された各種情報の内の少なくと
も前記位置情報を変更する工程と、 (e)前記工程(d)による変更内容でもって、前記マ
ーク情報テーブルに記憶された前記工程(b)により指
定されたマークの種類についての各種情報を更新する工
程と、 (f)前記工程(d)による変更内容が反映された各種
情報を 前記制御情報として設定する工程とをコンピュー
タに実行させるためのコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体。
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