JPH09305576A - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JPH09305576A
JPH09305576A JP8115005A JP11500596A JPH09305576A JP H09305576 A JPH09305576 A JP H09305576A JP 8115005 A JP8115005 A JP 8115005A JP 11500596 A JP11500596 A JP 11500596A JP H09305576 A JPH09305576 A JP H09305576A
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JP8115005A
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English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
正広 井上
Yutaka Haruna
豊 春名
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷指定の際に、予め設定された
複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加させたい表現
内容に応じた付加印刷情報を選択指定する構成として、
当該選択指定された付加印刷情報を印刷物に付加印刷す
る印刷方法を提供することである。 【解決手段】 コンピュータシステムでは、印刷物に付
加させたい表現内容に応じた付加印刷情報をRAMの付
加印刷情報定義メモリに複数設定し、印刷指定処理にお
いて印刷指定されたデータ(文書データ、帳票データな
ど)をカラー印字部で印刷出力する際に、この印刷物の
所定位置に前記印刷指定処理において指定された、前記
データの緊急度、重要性、機密性、取り扱いなどや、前
記データの種別などに関する付加印刷情報(文字列、記
号、カラータグなど)を付加印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法に係り、
詳細には、印刷指定されたデータを印刷出力する際に、
指定された付加印刷情報を付加して印刷出力する印刷方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワードプロセッサ(Word
Processor)やパーソナルコンピュータ(Personal Com
puter )、あるいはエンジニアリングワークステーショ
ン(Engineering Work Station)等のデータ出力装置に
おいては、作成した文書データや帳票データなどを印刷
装置(Printer )を用いて所定用紙に出力する印刷機能
を備えている。
【0003】このようなデータ出力装置において印刷出
力された文書や帳票等には、通常、以下に示すような処
理が行なわれていた。例えば、業務に関する文書や帳票
の場合、印刷出力したこれらの書類を回覧させるため
に、該書類の緊急度(至急、緊急、通常など)、重要性
(重要、普通など)、機密性(極秘、部外秘、社外秘な
ど)、取り扱い(手渡し、回覧後廃棄、回覧後返却)な
どを該書類の先頭ページの右肩に朱印のスタンプを押す
ことによって示したり、或いは、ファイリングの際に該
書類の種別などが一目でわかるように用紙の縁にマーカ
ーやシールで識別色や識別記号を付加したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷方法においては、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0005】すなわち、上述したように従来の印刷機能
によって印刷出力された文書や帳票には、さらにユーザ
ーがスタンプ、マーカー、シールなどを用いてこれらの
書類の緊急度、重要性、機密性、取り扱いなどに関する
表記を施したり、或いは、該書類の種別などを識別する
ための識別色や識別記号を付加したりしなければなら
ず、手間と時間を要し、作業効率が悪かった。
【0006】また、このような事務処理の作業効率を改
善するために、文書データや帳票データの作成中に上述
した種々の付加印刷情報をヘッダーやフッター等として
設定する場合、ユーザー自らがデータ作成毎に付加印刷
情報の内容、位置、大きさ、色などの設定操作を行なわ
なければならず、使い勝手が悪かった。加えて、このよ
うな場合、使用されるアプリケーションプログラムによ
って、付加印刷情報の位置、色、文字修飾形態などに違
いが生じ、印刷出力される書類全体を通して付加印刷情
報の統一が図れず、見栄えが悪いという問題点もあっ
た。
【0007】本発明の課題は、印刷指定の際に、予め設
定された複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加させ
たい表現内容に応じた付加印刷情報を選択指定する構成
として、当該選択指定された付加印刷情報を印刷物に付
加印刷する印刷方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、印刷指定された文書データ
や帳票データ等を印刷物として印刷する印刷方法におい
て、前記印刷物に付加させたい表現内容に応じた付加印
刷情報を複数設定し、印刷するデータの指定、並びに、
前記設定した複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加
させる付加印刷情報を選択して指定する印刷指定工程を
備え、この印刷指定工程において印刷指定されたデータ
を印刷物として印刷する際に、この印刷物の所定位置に
前記印刷指定工程において指定された付加印刷情報を付
加印刷することを特徴としている。
【0009】よって、請求項1記載の発明によれば、印
刷物に付加させたい表現内容に応じた付加印刷情報を複
数設定し、印刷するデータの指定、並びに、前記設定し
た複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加させる付加
印刷情報を選択して指定する印刷指定工程を備え、この
印刷指定工程において印刷指定されたデータを印刷物と
して印刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指
定工程において指定された付加印刷情報を付加印刷す
る。
【0010】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類に付加させたい
表現内容に応じた表記を施す必要がなくなり、そのため
の手間と時間を省くことが可能となり、作業効率を向上
することができる。また、このような印刷方法をプリン
タドライバ(Printer Driver)に適用することで、使用
されるアプリケーションプログラムの違いに左右され
ず、印刷出力される書類全体を通して付加印刷情報の位
置、色、文字修飾形態などの統一を図ることが可能とな
り、印刷機能を向上することができる。
【0011】また、請求項2に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記印刷物に付加させたい表現
内容とは、印刷物として印刷されるデータの緊急度、重
要性、機密性、取り扱いなどや、前記データの種別など
を示すものであることが有効である。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、印刷指
定工程において印刷指定されたデータを印刷物として印
刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定工程
において指定された、前記データの緊急度、重要性、機
密性、取り扱いなどや、前記データの種別などに関する
付加印刷情報が付加印刷される。
【0013】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類の緊急度、重要
性、機密性、取り扱いなどに関する表記を施したり、或
いは、該書類の種別などを識別するための識別色や識別
記号を付加する必要がなく、そのための手間と時間を省
くことが可能となり、作業効率を向上することができ
る。
【0014】また、請求項3に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記付加印刷情報は、印刷物と
して印刷されるデータの緊急度、重要性、機密性、取り
扱いなどを文字列によって示す文字列情報であり、前記
印刷指定工程において指定された文字列情報に基づく文
字列を前記印刷物の所定位置に付加印刷することが有効
である。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、印刷指
定工程において印刷指定されたデータを印刷物として印
刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定工程
において指定された、前記データの緊急度、重要性、機
密性、取り扱いなどに関する文字列が付加印刷情報とし
て付加印刷される。
【0016】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
された文字列によって、この印刷物に関する緊急度、重
要性、機密性、取り扱いなどを識別することができる。
【0017】この場合、請求項4に記載するように、請
求項3記載の発明において、前記文字列の文字サイズ、
文字修飾、文字色、背景色などを任意に設定可能とする
ことが有効である。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、付加印
刷情報としての文字列について、その文字サイズ、文字
修飾、文字色、背景色などが任意に設定可能となる。
【0019】したがって、付加印刷情報としての文字列
について、ユーザーによるカスタマイズが可能となり、
表記形態の多様化を図ることができる。
【0020】また、請求項5に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記付加印刷情報は、印刷物と
して印刷されるデータの種別などを色によって識別する
カラータグ情報であり、前記印刷指定工程において指定
されたカラータグ情報に基づくカラータグを前記印刷物
の所定位置に付加印刷することが有効である。
【0021】この請求項5記載の発明によれば、印刷指
定工程において印刷指定されたデータを印刷物として印
刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定工程
において指定された、前記データの種別などに関するカ
ラータグが付加印刷情報として付加印刷される。
【0022】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
されたカラータグの色によって、この印刷物の記述内容
を見ることなく、その種別などを一目で識別することが
できる。
【0023】この場合、請求項6に記載するように、請
求項5記載の発明において、前記カラータグの色、大き
さなどを任意に設定可能とすることが有効である。
【0024】この請求項6記載の発明によれば、付加印
刷情報としてのカラータグについて、その色、大きさな
どが任意に設定可能となる。
【0025】したがって、付加印刷情報としてのカラー
タグについて、ユーザーによるカスタマイズが可能とな
り、表記形態の多様化を図ることができる。
【0026】また、請求項7に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記付加印刷情報は、印刷物と
して印刷されるデータの種別などを記号によって識別す
る記号情報であり、前記印刷指定工程において指定され
た記号情報に基づく記号を前記印刷物の所定位置に付加
印刷することをが有効である。
【0027】この請求項7記載の発明によれば、印刷指
定工程において印刷指定されたデータを印刷物として印
刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定工程
において指定された、前記データの種別などに関する記
号が付加印刷情報として付加印刷される。
【0028】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
された記号によって、この印刷物の記述内容を見ること
なく、その種別などを一目で識別することができる。
【0029】この場合、請求項8に記載するように、請
求項7記載の発明において、前記記号の色、大きさなど
を任意に設定可能とすることが有効である。
【0030】この請求項8記載の発明によれば、付加印
刷情報としての記号について、その色、大きさなどが任
意に設定可能となる。
【0031】したがって、付加印刷情報としての記号に
ついて、ユーザーによるカスタマイズが可能となり、表
記形態の多様化を図ることができる。
【0032】また、請求項9に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記印刷物における付加印刷情
報の印刷位置を任意に設定可能とすることが有効であ
る。
【0033】この請求項9記載の発明によれば、印刷物
における付加印刷情報の印刷位置が任意に設定可能とな
る。
【0034】したがって、付加印刷情報の印刷位置につ
いて、ユーザーによるカスタマイズが可能となり、表記
位置の多様化を図ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に好適
な実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図7は、本発明の印刷方法
を適用した第1の実施の形態のコンピュータシステムに
ついて示す図である。
【0036】まず、構成を説明する。図1は、本発明を
適用したコンピュータシステム1のブロック構成図であ
り、同図において、コンピュータシステム1は、入力部
11、RAM12、CPU13、表示部14、カラー印
刷部15、記憶装置16及び記憶媒体制御部17により
構成されており、各部はバス19によって接続されてい
る。
【0037】入力部11は、キー入力部11a及びマウ
ス11bにより構成されており、キー入力部11aは、
ファンクションキー、数値キー、文字キー及び他キーを
有し、ユーザーによる各キー入力操作に応じた各種操作
信号をCPU13に出力する。また、マウス11bは、
表示部14に表示されるアイコンや操作メニューの選択
等を行なうポインティングデバイスであり、相対位置座
標データ及びクリック信号をCPU13に出力する。
【0038】RAM(Random Access Memory)12は、
ワークメモリ12a、付加印刷情報定義メモリ12b及
び付加印刷情報展開メモリ12cにより構成されてい
る。
【0039】ワークメモリ12aは、CPU13により
各種制御処理が実行される際に、処理される各種データ
を一時的に格納するメモリエリアを形成する。
【0040】付加印刷情報定義メモリ12bは、付加印
刷情報定義テーブルを一時的に格納するメモリエリアを
形成する。この付加印刷情報定義テーブルは、書類の所
定位置に印刷される付加印刷情報に関する定義データを
格納しているテーブルである。
【0041】図2は、RAM12の付加印刷情報定義メ
モリ12bに格納される付加印刷情報定義テーブルの一
例を示す図である。同図に示す付加印刷情報定義テーブ
ルは、印刷出力される書類の緊急度に関する付加印刷情
報ついて示すものである。この付加印刷情報定義テーブ
ルは、「文字列」、「文字サイズ」、「文字修飾」、
「文字色」及び「背景色」の各項目により構成されてい
る。
【0042】「文字列」項目には、書類の所定位置に印
刷される緊急度を示す文字列データ(緊急、大至急、至
急、通常など)が格納される。また、「文字サイズ」、
「文字修飾」、「文字色」及び「背景色」の各項目に
は、対応する「文字列」項目に格納される文字列データ
を印刷する際の、文字サイズデータ、文字修飾データ、
文字色データ、背景色データがそれぞれ格納される。
【0043】なお、この付加印刷情報定義テーブルに格
納される各項目データは、ユーザーによって任意に設定
変更することができる。
【0044】また、図2には、付加印刷情報定義テーブ
ルの一例として、緊急度に関する付加印刷情報について
示したテーブルを挙げたが、付加印刷情報定義メモリ1
2bにはこの他にも同様にして、印刷出力される書類の
重要性(重要、普通など)、機密性(極秘、部外秘、社
外秘など)、取り扱い(手渡し、回覧後廃棄、回覧後返
却)などに関する付加印刷情報ついて示したテーブルが
格納される。
【0045】付加印刷情報展開メモリ12cは、後述す
る印刷指定処理(図3参照)において、書類の所定位置
に印刷させる付加印刷情報が選択指定された際に、この
付加印刷情報のイメージデータ(図形データ)を展開す
るメモリエリアを形成する。
【0046】CPU(Central Processing Unit )13
は、記憶装置16、記憶媒体18等に格納される各種制
御プログラムやアプリケーションプログラムなどに従っ
てコンピュータシステム1の各部を制御する中央演算装
置である。
【0047】具体的には、CPU13は、入力部11か
ら印刷指定モードに移行する旨が指示されると後述する
印刷指定処理(図3参照)を実行し、入力部11からの
データや入力指示に基づいて印刷内容の指定を行なう。
また、CPU13は、印刷指定処理(図3参照)におい
て印刷を実行する旨が指示されると、後述する印刷処理
(図4参照)を実行し、印刷指定処理において指定され
た内容に基づいてカラー印刷部15を駆動制御して、所
定用紙への印刷出力を行なう。
【0048】また、CPU13は、入力部11から付加
印刷情報の設定を行なう旨が指示された場合に、付加印
刷情報定義テーブルを記憶装置16から読み出してRA
M12の付加印刷情報定義メモリ12bに格納するとと
もに、この情報を表示部14に表示する。そして、ユー
ザーにより新たに設定、或いは設定変更されたデータを
付加印刷情報定義メモリ12bの付加印刷情報定義テー
ブルに格納した後、この付加印刷情報定義テーブルを新
たな付加印刷情報定義テーブルとして記憶装置16に記
憶する。
【0049】表示部14は、CRT(Cathode Ray Tub
e)や液晶ディスプレイ等により構成されており、CP
U13から入力される表示データを表示する。カラー印
刷部15は、CPU13から入力される印刷データ(例
えば、文書データや帳票データなど)を指定された色で
所定用紙に印刷する。
【0050】記憶装置16は、制御プログラムやアプリ
ケーションプログラム、或いは、付加印刷情報定義テー
ブルや各種データ等が記憶される記憶媒体を有してお
り、この記憶媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。
【0051】なお、上記記憶媒体は記憶装置16に固定
的に設けられたものであってもよいし、或いは、記憶装
置16に着脱自在に装着するものであってもよい。
【0052】また、上記記憶媒体に記憶されるプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成としてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を
備えた記憶装置16を設け、この記憶媒体に記憶されて
いるプログラム、データ等を通信回線を介して使用する
構成としてもよい。
【0053】記憶媒体制御部17は、CPU13によっ
て制御され、図中に示す記憶媒体18(例えば、フロッ
ピーディスクなど)を駆動制御する。この記憶媒体制御
部17では、CPU13から書き込み指示が入力された
場合に、指定されたデータを記憶媒体18の指定された
記憶領域に書き込み、また、読み出し指示が入力された
場合に、指定されたデータを記憶媒体18から読み出し
て、RAM12のワークメモリ12aや記憶装置16内
の指定された記憶領域に転送する。以上が、本実施の形
態におけるコンピュータシステム1の構成である。
【0054】次に、動作を説明する。本実施の形態にお
いて、後述する印刷指定処理(図3参照)及び印刷処理
(図4参照)は、各種アプリケーションプログラムによ
って作成された文書データや帳票データ等をカラー印刷
部15によって所定用紙に印刷出力する際に、その印刷
制御を行なうプリンタドライバとして組み込まれている
ものである。
【0055】まず、本実施の形態のCPU13において
実行される印刷指定処理について、図3に示すフローチ
ャートと、図5に示す印刷指定のサブウィンドウ画面の
表示例とに基づいて説明する。CPU13では、マウス
カーソル24によりメニューバー21の印刷指定領域2
1nが指定され、かつ、マウス11bがクリックされた
場合に、記憶装置16に格納される当該印刷指定処理に
関するプログラムを読み出して、その処理を開始する。
【0056】まず、CPU13は、図5(a)に示すよ
うに印刷指定用のサブウィンドウ22を開くとともに
(ステップS1)、記憶装置16から付加印刷情報定義
テーブルを読み出して、RAM12の付加印刷情報定義
メモリ12bに格納する。
【0057】次いで、CPU13は、サブウィンドウ2
2内のキャンセルボタン22bが押されたか否か、すな
わち、マウスカーソル24によりキャンセルボタン22
bが指定され、かつ、マウス11bがクリックされたか
否かを判別し(ステップS2)、キャンセルボタン22
bが押された場合は、印刷指定用のサブウィンドウ22
を閉じて(ステップS3)、当該印刷指定処理を終了す
る。
【0058】また、CPU13は、上記ステップS2に
おいて、キャンセルボタン22bが押されていないと判
別した場合は、次いで、同様にして印刷ボタン22aが
押されたか否かを判別し(ステップS4)、印刷ボタン
22aが押された場合は、後述する印刷処理(図4参
照)に移行する(ステップS5)。
【0059】一方、CPU13は、上記ステップS4に
おいて、印刷ボタン22aが押されていないと判別した
場合は、次いで、サブウィンドウ22内の緊急度項目が
「あり」に設定されたか否かを判別し(ステップS
6)、緊急度項目が「あり」に設定されていない場合、
すなわち、「なし」と設定された場合は、ステップS1
1に移行する。また、CPU13は、緊急度項目が「あ
り」に設定されたと判別した場合は、図5(b)に示す
ようにリストボックス23を開き(ステップS7)、付
加印刷情報定義メモリ12bに格納される緊急度に関す
る付加印刷情報定義テーブルの「文字列」項目に格納さ
れる各データをリストボックス23内に一覧表示させる
(ステップS8)。
【0060】次いで、CPU13は、リストボックス2
3内に一覧表示させた付加印刷情報の中から、印刷する
書類に付加させる付加印刷情報が選択指定されたか否か
を判別し(ステップS9)、前記付加印刷情報が選択指
定されていない場合は、引き続いて、前記付加印刷情報
が選択指定されたか否かの監視を行う。
【0061】また、CPU13は、上記ステップS9に
おいて、印刷する書類に付加させる付加印刷情報が選択
指定されたと判別した場合は、リストボックス23内に
おいて選択指定された付加印刷情報を反転表示させた後
(図5(b)参照)、この付加印刷情報に関するデータ
(文字列、文字サイズ、文字修飾、文字色及び背景色)
を付加印刷情報定義メモリ12bに格納される前記付加
印刷情報定義テーブルから読み出して、これらのデータ
に基づいて選択指定された付加印刷情報のイメージデー
タ(図形データ)を生成し、RAM12の付加印刷情報
展開メモリ12cに格納する(ステップS10)。
【0062】一方、CPU13は、上記ステップS6に
おいて、緊急度項目が「なし」に設定されたと判別した
場合は、次いで、サブウィンドウ22内の他項目(印刷
データ、部数、ページ数、カラーなど)の設定処理を行
なった後(ステップS11)、上記ステップS2に戻
る。以上が、本実施の形態のCPU13において実行さ
れる印刷指定処理の動作手順である。
【0063】次に、本実施の形態のCPU13において
実行される印刷処理について、図4に示すフローチャー
トと、図6に示す印刷例とに基づいて説明する。CPU
13では、上記印刷指定処理(図3参照)において、マ
ウスカーソル24によりサブウィンドウ22内の印刷ボ
タン22aが指定され、かつ、マウス11bがクリック
された場合に、記憶装置16に格納される当該印刷処理
に関するプログラムを読み出して、その処理を開始す
る。
【0064】まず、CPU13は、上記印刷指定処理に
おいて印刷指定されたデータ(例えば、文書データや帳
票データなど)を記憶装置16から読み出して、RAM
12のワークメモリ12aに格納する(ステップS2
1)。
【0065】次いで、CPU13は、ワークメモリ12
aに格納した前記データを1ページ分ずつ印刷データと
してカラー印刷部15に出力していくわけであるが、こ
の際、CPU13は、カラー印刷部15に出力する印刷
データが先頭ページ分のデータであるか否かを判別し
(ステップS22)、先頭ページ分のデータでない場合
は、ステップS25に移行する。
【0066】また、CPU13は、上記ステップS22
において、先頭ページ分のデータであると判別した場合
は、次いで、上記印刷指定処理において緊急度項目が
「あり」に設定されているか否かを判別し(ステップS
23)、緊急度項目が「あり」に設定されていない場合
は、ステップS25に移行する。また、CPU13は、
緊急度項目が「あり」に設定されていると判別した場合
は、RAM12の付加印刷情報展開メモリ12cに格納
されている付加印刷情報のイメージデータを読み出し
て、この付加印刷情報のイメージデータと先頭ページ分
の印刷データとをワークメモリ12aで合成した後(ス
テップS24)、ステップS25に移行する。
【0067】なお、上記ステップS24において、付加
印刷情報のイメージデータは、予め定められた位置デー
タに基づいて、印刷する書類の先頭ページの右肩部分に
収まるように合成される。
【0068】そして、CPU13は、ワークメモリ12
aから1ページ分の印刷データをカラー印刷部15に出
力し(ステップS25)、カラー印刷部15では、CP
U13によってワークメモリ12aから転送された1ペ
ージ分の印刷データに基づいて、所定用紙に印刷出力を
行なう。
【0069】その後、CPU13は、カラー印刷部15
に出力した印刷データが最終ページ分のデータであった
か否かを判別し(ステップS26)、最終ページ分のデ
ータでなかった場合は、上記ステップS25に戻り、次
のページ分の印刷データをカラー印刷部15に出力す
る。
【0070】また、CPU13は、カラー印刷部15に
出力した印刷データが最終ページ分のデータであったと
判別した場合は、当該印刷処理を終了する。
【0071】図6は、上記印刷処理(図4参照)によっ
て作成される書類の先頭ページの一例を示す図である。
なお、同図は、図2に示した緊急度に関する付加印刷情
報定義テーブルにおいて、「大至急」が選択指定された
場合について示すものである。図6に示すように付加印
刷情報としての文字列「大至急」は、図2に示した付加
印刷情報定義テーブルの、対応する「文字サイズ」、
「文字修飾」、「文字色」及び「背景色」の各項目に格
納されるデータに基づいて、文字サイズ「24」、枠付
き、文字色及び枠色「オレンジ」で、印刷した書類の先
頭ページの右肩部分に付加印刷される。以上が、本実施
の形態のCPU13において実行される印刷処理の動作
手順である。
【0072】なお、上記印刷指定処理(図3参照)及び
印刷処理(図4参照)では、印刷される書類の緊急度に
関する付加印刷情報について示したが、付加印刷情報は
緊急度に関するものに限定されるわけではなく、図5に
示した印刷指定用のサブウィンドウ22において、緊急
度項目の下に、重要性項目(重要、普通など)、機密性
項目(極秘、部外秘、社外秘など)、取り扱い項目(手
渡し、回覧後廃棄、回覧後返却)などを設け、これらの
各項目についても上記緊急度項目と同様の処理を行なう
構成とすれば、上記各項目に関する付加印刷情報につい
ても書類の所定位置に印刷可能となる。
【0073】また、本実施の形態においては、付加印刷
情報を書類に印刷する際に、その印刷位置を先頭ページ
の右肩部分としたが、この付加印刷情報の印刷位置は前
記内容に限定されるものではなく、先頭ページの左肩部
分、最終ページの右肩部分、或いは全ページの右下部分
など、ユーザによって任意に設定可能である。この場
合、図7に示すように付加印刷情報定義テーブルに「印
刷位置」項目を設け、各付加印刷情報毎に印刷位置デー
タを備えることが望ましい。
【0074】なお、図7に示す付加印刷情報定義テーブ
ルの「印刷位置」項目において、例えば、最上段に格納
される「全ページ,左肩(左端25・上端10)」と
は、印刷される書類の全ページに渡り、用紙の左端から
25ミリ,上端から10ミリの位置から1文字目が始ま
るように付加印刷情報を印刷することを意味している。
【0075】以上のようなことから、本実施の形態にお
けるコンピュータシステム1によれば、印刷物に付加さ
せたい表現内容に応じた付加印刷情報をRAM12の付
加印刷情報定義メモリ12bに複数設定し、印刷するデ
ータの指定、並びに、前記付加印刷情報定義メモリ12
bに設定した複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加
させる付加印刷情報を選択して指定する印刷指定処理を
備え、この印刷指定処理において印刷指定されたデータ
をカラー印刷部15で印刷物として印刷出力する際に、
この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理において指定
された付加印刷情報を付加印刷する。
【0076】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類に付加させたい
表現内容に応じた表記を施す必要がなくなり、そのため
の手間と時間を省くことが可能となる。また、このよう
な印刷方法をプリンタドライバに適用したことで、使用
されるアプリケーションプログラムの違いに左右され
ず、印刷出力される書類全体を通して付加印刷情報の位
置、色、文字修飾形態などの統一を図ることができる。
【0077】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム1によれば、印刷指定処理において印刷指定さ
れたデータをカラー印刷部15で印刷物として印刷出力
する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理に
おいて指定された、前記データの緊急度、重要性、機密
性、取り扱いなどに関する付加印刷情報が付加印刷され
る。
【0078】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類の緊急度、重要
性、機密性、取り扱いなどに関する表記を施す必要がな
く、そのための手間と時間を省くことが可能となる。
【0079】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム1によれば、印刷指定処理において印刷指定さ
れたデータをカラー印刷部15で印刷物として印刷出力
する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理に
おいて指定された、前記データの緊急度、重要性、機密
性、取り扱いなどに関する文字列が付加印刷情報として
付加印刷される。
【0080】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
された文字列によって、この印刷物に関する緊急度、重
要性、機密性、取り扱いなどを識別することができる。
【0081】さらに、本実施の形態におけるコンピュー
タシステム1によれば、付加印刷情報としての文字列に
ついて、その文字サイズ、文字修飾、文字色、背景色な
どが任意に設定可能となる。
【0082】したがって、付加印刷情報としての文字列
について、ユーザーによるカスタマイズが可能となる。
【0083】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム1によれば、印刷物における付加印刷情報の印
刷位置が任意に設定可能となる。
【0084】したがって、付加印刷情報の印刷位置につ
いて、ユーザーによるカスタマイズが可能となる。以上
が、第1の実施の形態についての説明である。
【0085】(第2の実施の形態)次に、図8及び図9
は、本発明の印刷方法を適用した第2の実施の形態のコ
ンピュータシステムについて示す図である。なお、第2
の実施の形態におけるコンピュータシステム2の構成及
び動作は、基本的に上記第1の実施の形態におけるコン
ピュータシステム1と同様であるので図示及び説明を省
略し、ここでは本実施の形態に特有な部分のみを説明す
るものとする。
【0086】このコンピュータシステム2の付加印刷情
報定義メモリ12bには、上記第1の実施の形態におけ
るコンピュータシステム1と同様に付加印刷情報定義テ
ーブルが格納される。この付加印刷情報定義テーブル
は、書類の所定位置に印刷される付加印刷情報に関する
定義データを格納しているテーブルである。
【0087】図8及び図9は、RAM12の付加印刷情
報定義メモリ12bに格納される付加印刷情報定義テー
ブルの一例を示す図である。図8に示す付加印刷情報定
義テーブルは、印刷出力される書類の種別などに応じて
ユーザーにより指定される記号に関する付加印刷情報に
ついて示すものである。この付加印刷情報定義テーブル
は、「記号」、「印刷サイズ」及び「色」の3項目によ
り構成されている。
【0088】「記号」項目には、書類の所定位置に印刷
される記号データが格納される。また、「印刷サイズ」
及び「色」の両項目には、対応する「記号」項目に格納
される記号データを印刷する際の、印刷サイズデータ、
色データがそれぞれ格納される。
【0089】また、図9に示す付加印刷情報定義テーブ
ルは、印刷出力される書類の種別などに応じてユーザー
により指定されるカラータグに関する付加印刷情報につ
いて示すものである。この付加印刷情報定義テーブル
は、「色」、「印刷サイズ」及び「階調数」の3項目に
より構成されている。
【0090】「色」項目には、書類の所定位置に印刷さ
れるカラータグの色データが格納される。また、「印刷
サイズ」及び「階調数」の両項目には、対応する「色」
項目に格納されるカラータグを印刷する際の、印刷サイ
ズデータ、階調数データがそれぞれ格納される。
【0091】ここで、「階調数」項目に格納される階調
数データとは、色の濃度を示すデータであり、例えば、
図9に示す付加印刷情報定義テーブルの最上段に格納さ
れるカラータグデータは、全4階調ある「赤」色のうち
第1階調の「赤」色のカラータグであることを意味して
いる。
【0092】なお、上記付加印刷情報定義テーブルに格
納される各項目データは、ユーザーによって任意に設定
変更することができる。
【0093】本実施の形態におけるコンピュータシステ
ム2では、RAM12の付加印刷情報定義メモリ12b
に上述した2つの付加印刷情報定義テーブルが格納さ
れ、上記第1の実施の形態におけるコンピュータシステ
ム1と同様の印刷指定処理及び印刷処理を行なうことに
より、印刷される書類の先頭ページの右肩部分に、ユー
ザーによって指定された、その書類の種別などに応じた
記号やカラータグが付加印刷情報として印刷される。
【0094】なお、本実施の形態におけるコンピュータ
システム2は、上記第1の実施の形態におけるコンピュ
ータシステム1と同様に、図7に示したように付加印刷
情報定義テーブルに「印刷位置」項目を設け、各付加印
刷情報毎に印刷位置データを備える構成として、ユーザ
によって任意に付加印刷情報の印刷位置を設定可能とす
ることができる。
【0095】以上のようなことから、本実施の形態にお
けるコンピュータシステム2によれば、印刷物に付加さ
せたい表現内容に応じた付加印刷情報をRAM12の付
加印刷情報定義メモリ12bに複数設定し、印刷するデ
ータの指定、並びに、前記付加印刷情報定義メモリ12
bに設定した複数の付加印刷情報の中から印刷物に付加
させる付加印刷情報を選択して指定する印刷指定処理を
備え、この印刷指定処理において印刷指定されたデータ
をカラー印刷部15で印刷物として印刷出力する際に、
この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理において指定
された付加印刷情報を付加印刷する。
【0096】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類に付加させたい
表現内容に応じた表記を施す必要がなくなり、そのため
の手間と時間を省くことが可能となる。また、このよう
な印刷方法をプリンタドライバに適用したことで、使用
されるアプリケーションプログラムの違いに左右され
ず、印刷出力される書類全体を通して付加印刷情報の位
置、色、文字修飾形態などの統一を図ることができる。
【0097】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム2によれば、印刷指定処理において印刷指定さ
れたデータをカラー印刷部15で印刷物として印刷出力
する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理に
おいて指定された、前記データの種別などに関する付加
印刷情報が付加印刷される。
【0098】したがって、印刷出力された文書や帳票等
に対して、従来のようにユーザー自らがスタンプ、マー
カー、シールなどを用いてこれらの書類の種別などを識
別するための識別色や識別記号を付加する必要がなくな
り、そのための手間と時間を省くことが可能となる。
【0099】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム2によれば、印刷指定処理において印刷指定さ
れたデータをカラー印刷部15で印刷物として印刷出力
する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理に
おいて指定された、前記データの種別などに関するカラ
ータグが付加印刷情報として付加印刷される。
【0100】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
されたカラータグの色によって、この印刷物の記述内容
を見ることなく、その種別などを一目で識別することが
できる。
【0101】さらに、本実施の形態におけるコンピュー
タシステム2によれば、付加印刷情報としてのカラータ
グについて、その色、大きさなどが任意に設定可能とな
る。
【0102】したがって、付加印刷情報としてのカラー
タグについて、ユーザーによるカスタマイズが可能とな
る。
【0103】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム2によれば、印刷指定処理において印刷指定さ
れたデータをカラー印刷部15で印刷物として印刷出力
する際に、この印刷物の所定位置に前記印刷指定処理に
おいて指定された、前記データの種別などに関する記号
が付加印刷情報として付加印刷される。
【0104】したがって、印刷物の所定位置に付加印刷
された記号によって、この印刷物の記述内容を見ること
なく、その種別などを一目で識別することができる。
【0105】さらに、本実施の形態におけるコンピュー
タシステム2によれば、付加印刷情報としての記号につ
いて、その色、大きさなどが任意に設定可能となる。し
たがって、付加印刷情報としての記号について、ユーザ
ーによるカスタマイズが可能となる。
【0106】また、本実施の形態におけるコンピュータ
システム2によれば、印刷物における付加印刷情報の印
刷位置が任意に設定可能となる。
【0107】したがって、付加印刷情報の印刷位置につ
いて、ユーザーによるカスタマイズが可能となる。
【0108】以上、本発明を実施の形態の第1例及び第
2例に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施
の形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0109】例えば、上記第1の実施の形態において、
付加印刷情報定義テーブルの「文字修飾」項目に格納さ
れるデータは、枠付きであるか否かに関するデータに限
定されるものではなく、文字列データの字体パターン
(明朝体、ゴシック体、毛筆体、或いは、白ぬき、影付
け、ボールド、斜体など)や、網かけパターンなどのデ
ータであってもよい。
【0110】また、上記第2の実施の形態において、記
号やカラータグ(付加印刷情報)は、印刷される書類の
種別などに応じてユーザーにより指定されるわけである
が、この種別とは、例えば、文書データ、図形データ、
帳票データ等と分類される種別や、帳票データについ
て、入金伝票、支払伝票、売上伝票、発送伝票等と分類
される種別、或いは伝票について、その発行月日や期限
月日等によって分類される種別などである。
【0111】また、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、ポインティングデバイスとしてマウスを用いた
が、これはマウスに限定されるものではなく、例えば、
ペン入力装置やトラックボール、あるいはタッチパッド
等であってもよいことは勿論である。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷出力
された文書や帳票等に対して、従来のようにユーザー自
らがスタンプ、マーカー、シールなどを用いてこれらの
書類に付加させたい表現内容に応じた表記を施す必要が
なくなり、そのための手間と時間を省くことが可能とな
り、作業効率を向上することができる。また、このよう
な印刷方法をプリンタドライバに適用することで、使用
されるアプリケーションプログラムの違いに左右され
ず、印刷出力される書類全体を通して付加印刷情報の位
置、色、文字修飾形態などの統一を図ることが可能とな
り、印刷機能を向上することができる。
【0113】請求項2記載の発明によれば、印刷出力さ
れた文書や帳票等に対して、従来のようにユーザー自ら
がスタンプ、マーカー、シールなどを用いてこれらの書
類の緊急度、重要性、機密性、取り扱いなどに関する表
記を施したり、或いは、該書類の種別などを識別するた
めの識別色や識別記号を付加する必要がなく、そのため
の手間と時間を省くことが可能となり、作業効率を向上
することができる。請求項3記載の発明によれば、印刷
物の所定位置に付加印刷された文字列によって、この印
刷物に関する緊急度、重要性、機密性、取り扱いなどを
識別することができる。
【0114】請求項4記載の発明によれば、付加印刷情
報としての文字列について、ユーザーによるカスタマイ
ズが可能となり、表記形態の多様化を図ることができ
る。
【0115】請求項5記載の発明によれば、印刷物の所
定位置に付加印刷されたカラータグの色によって、この
印刷物の記述内容を見ることなく、その種別などを一目
で識別することができる。
【0116】請求項6記載の発明によれば、付加印刷情
報としてのカラータグについて、ユーザーによるカスタ
マイズが可能となり、表記形態の多様化を図ることがで
きる。
【0117】請求項7記載の発明によれば、印刷物の所
定位置に付加印刷された記号によって、この印刷物の記
述内容を見ることなく、その種別などを一目で識別する
ことができる。
【0118】請求項8記載の発明によれば、付加印刷情
報としての記号について、ユーザーによるカスタマイズ
が可能となり、表記形態の多様化を図ることができる。
【0119】請求項9記載の発明によれば、付加印刷情
報の印刷位置について、ユーザーによるカスタマイズが
可能となり、表記位置の多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータシステムのブロ
ック構成図。
【図2】図1のRAMの付加印刷情報定義メモリに格納
される付加印刷情報定義テーブルの一例を示す図。
【図3】図1のCPUにおいて実行される印刷指定処理
のフローチャート。
【図4】図1のCPUにおいて実行される印刷処理のフ
ローチャート。
【図5】図3に示す印刷指定処理において表示されるサ
ブウィンドウ画面の一例を示す図。
【図6】図4に示す印刷処理によって作成される印刷物
の先頭ページの一例を示す図。
【図7】図1のRAMの付加印刷情報定義メモリに格納
される付加印刷情報定義テーブルの変形例を示す図。
【図8】第2の実施の形態において、RAMの付加印刷
情報定義メモリに格納される付加印刷情報定義テーブル
の一例を示す図(その1)。
【図9】第2の実施の形態において、RAMの付加印刷
情報定義メモリに格納される付加印刷情報定義テーブル
の一例を示す図(その2)。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 コンピュータシステム 11 入力部 11a キー入力部 11b マウス 12 RAM 12a ワークメモリ 12b 付加印刷情報定義メモリ 12c 付加印刷情報展開メモリ 13 CPU 14 表示部 15 カラー印刷部 16 記憶装置 17 記憶媒体制御部 18 記憶媒体 19 バス 21 メニューバー 21n 印刷指定領域 22 サブウィンドウ 22a 印刷ボタン 22b キャンセルボタン 23 リストボックス 24 マウスカーソル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷指定された文書データや帳票データ等
    を印刷物として印刷する印刷方法において、 前記印刷物に付加させたい表現内容に応じた付加印刷情
    報を複数設定し、 印刷するデータの指定、並びに、前記設定した複数の付
    加印刷情報の中から印刷物に付加させる付加印刷情報を
    選択して指定する印刷指定工程を備え、 この印刷指定工程において印刷指定されたデータを印刷
    物として印刷する際に、この印刷物の所定位置に前記印
    刷指定工程において指定された付加印刷情報を付加印刷
    することを特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】前記印刷物に付加させたい表現内容とは、
    印刷物として印刷されるデータの緊急度、重要性、機密
    性、取り扱いなどや、前記データの種別などを示すもの
    であることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】前記付加印刷情報は、印刷物として印刷さ
    れるデータの緊急度、重要性、機密性、取り扱いなどを
    文字列によって示す文字列情報であり、 前記印刷指定工程において指定された文字列情報に基づ
    く文字列を前記印刷物の所定位置に付加印刷することを
    特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】前記文字列の文字サイズ、文字修飾、文字
    色、背景色などを任意に設定可能としたことを特徴とす
    る請求項3記載の印刷方法。
  5. 【請求項5】前記付加印刷情報は、印刷物として印刷さ
    れるデータの種別などを色によって識別するカラータグ
    情報であり、 前記印刷指定工程において指定されたカラータグ情報に
    基づくカラータグを前記印刷物の所定位置に付加印刷す
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  6. 【請求項6】前記カラータグの色、大きさなどを任意に
    設定可能としたことを特徴とする請求項5記載の印刷方
    法。
  7. 【請求項7】前記付加印刷情報は、印刷物として印刷さ
    れるデータの種別などを記号によって識別する記号情報
    であり、 前記印刷指定工程において指定された記号情報に基づく
    記号を前記印刷物の所定位置に付加印刷することを特徴
    とする請求項1記載の印刷方法。
  8. 【請求項8】前記記号の色、大きさなどを任意に設定可
    能としたことを特徴とする請求項7記載の印刷方法。
  9. 【請求項9】前記印刷物における付加印刷情報の印刷位
    置を任意に設定可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の印刷方法。
JP8115005A 1996-05-09 1996-05-09 印刷方法 Abandoned JPH09305576A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130078B2 (en) 2001-12-20 2006-10-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming device and method for controlling the same
JP2009043262A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Ricoh Co Ltd インテリジェント電子書類コンテンツ処理のためのネットワーク装置
JP2011040101A (ja) * 2010-11-10 2011-02-24 Seiko Epson Corp 記録媒体、表示制御方法、およびプリンタ制御装置並びにプリンタ
JP2011065681A (ja) * 2010-12-20 2011-03-31 Seiko Epson Corp プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体
JP2020126352A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 キヤノン株式会社 プログラム、および情報処理装置

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