JP7269785B2 - 監視システム、監視方法および監視プログラム - Google Patents

監視システム、監視方法および監視プログラム Download PDF

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本発明は、監視システム、監視方法および監視プログラムに関し、特に、監視領域内でおこなわれる作業を監視することが可能な監視システム、監視方法および監視プログラムに関するものである。
従来から、いわゆるライフラインを構成する配管のうち、特に、高圧ガス幹線(以下、「ガス輸送幹線」と称す)は、幹線道路の直下に埋設されることが多く、ガス事業者では、「ガス輸送幹線」の安全を確保するため、幹線道路を定期的に巡回パトロールしている。
ところで、一般に、ガス事業者以外の会社(以下、「他企業」と称す)が、幹線道路で道路工事(例えば、上下水道管や電気配線の埋設工事、以下、「他工事」と称す)をする場合、
(a)事前に、ガス事業者に「ガス輸送幹線」の埋設状況等を確認(工事照会)する、
(b)工事照会の結果、「他工事」の工事場所付近に「ガス輸送幹線」が埋設されている場合、例えば、ガス事業者の社員の立ち会いのもとで、その作業をおこなう、
ようにしている。
しかしながら、現状、このような工事照会を「他企業」が怠る場合が少なくなく、かかる場合、「ガス輸送幹線」が損傷されるおそれがあった。
このような問題は、巡回パトロールの回数を増やすことで、工事照会をすることなく無断でおこなわれる「他工事」(以下、「未照会工事」と称す)を見つけ出すことができるため、解消することが可能である。
しかしながら、この場合、「未照会工事」の作業内容を巡回者が判断しなければならないため、巡回者の監視負担が増大するばかりか、「未照会工事」の作業内容によっては、客観的な判断(例えば、その工事が「ガス輸送幹線」を損傷する可能性のある道路工事であるか否かの判断)を的確にすることができない、といった問題があった。
そこで、近年、巡回者の監視負担を軽減しつつ、「他工事」の作業内容についての客観的な判断をおこなうことが可能な技術として、例えば、特許文献1に記載の「監視システム」が提案されている。
この特許文献1の「監視システム」は、
(a)地上浮遊体に搭載された「写真撮像カメラ」および「赤外線カメラ」と、
(b)「写真撮像カメラ」および「赤外線カメラ」から送信された各画像データを受信して、これらの画像データを表示する「サーバ」と、
を備えたものである。
このような技術によれば、空撮した2種類の画像データ(工事用車両の動作を確認するための画像データ(「写真撮像カメラ」)および熱源を抽出するための画像データ(「赤外線カメラ」))に基づいて、「ガス輸送幹線」付近で動作する工事用車両を「サーバ」側で見つけ出すことが可能なため、巡回パトロールによる監視を不要としつつ、「他工事」の作業内容についての客観的な判断をおこなうことが可能である。
特開2016-025377号公報
しかしながら、特許文献1の「監視システム」では、地上から「ガス輸送幹線」付近で動作する工事用車両を監視(空撮)しているため、事前にガス事業者に連絡するまでもない軽微な工事(例えば、アスファルトの補修工事)であっても、「サーバ」側において、「未照会工事」と判断してしまいがちである。
この点、特許文献1の技術は、必要以上に「未照会工事」と判断されるおそれがあるものといえる。
かかる場合、この特許文献1の技術では、「未照会工事」と判断される度に、すぐさま、ガス事業者の社員等が工事場所に出向いてその作業内容を確認しなければならないため、その頻度によっては、巡回パトロールをおこなっている場合とさして変わらない労力を割かなければならない、といった問題が生じる。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的は、監視領域を監視する作業員の監視負担を軽減しつつ、「他工事」の作業内容についての客観的な判断をおこなうことが可能な監視システム、監視方法および監視プログラムを提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる監視システムによれば、監視領域内でおこなわれる作業を監視する監視システムであって、前記監視システムは、前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、前記周囲画像の画像情報と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを受信して前記作業を監視する監視手段と、前記作業のうちの特定作業を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、前記画像抽出手段によって前記特徴画像が抽出されると、前記特徴画像に対応する前記特定作業および前記特徴画像が撮像された前記撮像位置を報知する報知手段と、を備える、ことにより解決される。
また、上記課題は、本発明にかかる監視方法によれば、監視領域内でおこなわれる作業を監視システムを用いて監視する監視方法であって、前記監視システムは、前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、前記作業を監視する監視手段と、前記作業のうちの特定作業を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、各種情報を報知する報知手段と、を備え、前記監視方法は、前記周囲画像を前記撮像手段で撮像する撮像工程と、前記撮像工程をおこなうことにより撮像された前記周囲画像と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを前記監視手段で受信する受信工程と、前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を前記画像抽出手段で抽出する抽出工程と、前記抽出工程におこなうことによって前記特徴画像が抽出されると、前記特徴画像に対応する前記特定作業と前記特徴画像が撮像された撮像位置とを前記報知手段から報知する報知工程と、を含む、ことによっても解決される。
さらに、上記課題は、本発明にかかる監視プログラムによれば、監視領域内でおこなわれる作業を監視システムを用いて監視する監視プログラムであって、前記監視システムは、前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、前記作業を監視するコンピュータである監視手段と、前記作業のうちの特定作業を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、各種情報を報知する報知手段と、を備え、前記監視プログラムは、前記撮像手段により撮像された前記周囲画像と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを受信する受信ステップと、前記画像抽出手段によって前記周囲画像から前記特徴画像が抽出されると、前記特徴画像に対応する前記特定作業および前記特徴画像が撮像された撮像位置を前記報知手段から報知する報知ステップと、を前記監視手段に実行させる、ことによっても解決することができる。
なお、ここでいう「特定作業」とは、地中埋設物(例えば、「ガス輸送幹線」)を損傷する可能性のある道路工事、例えば、道路を掘削する掘削工事や地中に穴を形成するボーリング工事が該当する。
また、上記「特定作業を特徴づける特徴画像」とは、「特定作業」で用いられる工事用車両(例えば、バックホー)や機器(例えば、破砕機)を示す画像のほか、「特定作業」の作業内容を示す文字画像(例えば、工事用看板に付された「水道管取替」のうちの「水道」や「取替」といった文字画像)を含む意味である。
上記構成を備えた本発明では、
(a)車両を走行させながら、その周囲の周囲画像を撮像手段で撮像する、
(b)撮像手段により撮像された周囲画像に特定作業を特徴づける特徴画像が含まれているか否かを判定する、
(c)周囲画像に特徴画像が含まれている場合、特定作業の内容および作業位置を報知手段から報知する、
ように構成されている。
すなわち、本発明では、特定作業の内容(例えば、上下水道工事や電気工事の種別)やその状況(例えば、掘削作業中であるか否か)が、車両の乗員(例えば、巡回者)とほぼ同じ目線で撮像(水平方向に撮像)されるように構成されているため、遠方にいながらでも、これを見逃すことなく、十分に監視することが可能である。
また、本発明では、周囲画像の中に特定作業を特徴づける特徴画像が含まれている場合、特定作業の内容や作業位置が、いわば自動的に特定されるように構成されているため、仮に、乗員が特定作業を見逃してしまった場合でも、これを監視手段側で確実に補完することができる。
さらに、本発明では、特定作業が、例えば、「未照会工事」である場合、これを撮像した車両へ即座に通報することが可能である。
かかる場合、車両の乗員に「未照会工事」の立ち会いを依頼することができるため、立ち合い者を別途選定して工事場所に出向かせるなどの手間を省くことができる。
これらをまとめると、本発明では、監視領域を監視する作業員の監視負担を軽減しつつ、「他工事」の作業内容についての客観的な判断をすることが可能である。
なお、上記監視システムにかかる発明においては、前記記憶手段には、前記監視領域内でおこなわれる前記特定作業の作業位置を示す位置情報が予め記憶され、前記監視システムは、前記特徴画像が撮像された前記撮像位置を特定すると、前記撮像位置に対応する位置情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する位置判定手段をさらに備え、前記報知手段は、前記位置判定手段によって前記撮像位置に対応する位置情報が前記記憶手段に記憶されていないと判定されると、前記特徴画像に対応する前記特定作業が未登録作業であることを報知する、と好適である。
この場合、前記記憶手段には、前記監視領域内に設けられた管路を示す管路情報を含む地図情報が記憶され、前記報知手段は、各種情報を表示する表示装置を含み、前記未登録作業の作業位置を示す位置情報を前記地図情報に重畳して前記表示装置に表示する、とより好適である。
また、上記監視システムにかかる発明においては、前記車両は、前記車両の周囲の音を集音する集音手段を有し、前記記憶手段には、前記特定作業を特徴づける特徴音情報が記憶され、前記監視システムは、前記集音手段により集音された音情報が前記記憶手段に記憶された前記特徴音情報に適合するか否かを判定する音判定手段をさらに備え、前記報知手段は、前記音判定手段によって前記音情報が前記特徴音情報に適合していると判定されると、前記特徴音情報に対応する前記特定作業を報知する、と好適である。
さらに、上記監視システムにかかる発明においては、前記特徴画像は、前記特定作業の内容を含む文字情報または前記特定作業で用いられる作業機の情報を含む、と好適である。
また、上記監視システムにかかる発明においては、前記撮像手段は、ドライブレコーダである、と好適である。
以上のように、本発明にかかる監視システム、監視方法および監視プログラムによれば、簡易な構成でありながらも、監視領域を監視する作業員の監視負担を軽減しつつ、「他工事」の作業内容についての客観的な判断をおこなうことができる。
本実施形態にかかる監視システムの概要を説明するための説明図である。 図1の監視システムの概略を示すブロック図である。 監視サーバにおける制御処理の内容を示すフローチャートである。 図1の工事用看板の正面図である。 監視システムにおいて報知される報知結果の一例を示す画像図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる監視システムの概要を説明するための説明図、図2は図1の監視システムの概略を示すブロック図、図3は監視サーバにおける制御処理の内容を示すフローチャート、図4は図1の工事用看板の正面図、図5は監視システムにおいて報知される報知結果の一例を示す画像図である。
図1は、本実施形態にかかる監視システム1を用いて、ガス輸送幹線PLが埋設された監視領域を監視している様子を示したものである。なお、上記監視システム1と、監視領域と、ガス輸送幹線PLとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「監視システム」と、「監視領域」と、「管路」とに該当する。
(監視システム1の構成)
図1に示すように、監視システム1は、監視領域(ガス事業者の管轄するガス供給エリア)内でおこなわれる「他工事」、特に、ガス輸送幹線PLが損傷される可能性のある「未照会工事」を監視するように構成されたもので、巡回車両10と、監視サーバ20とを備えている。なお、上記巡回車両10が特許請求の範囲に記載の「車両」に該当する。
(巡回車両10)
図1および図2に示すように、巡回車両10は、予め定めた走行経路RO(ガス輸送幹線PLの配管経路上)を定期的に走行させて、路面に亀裂や陥没がないか、また、監視領域内において「未照会工事」がおこなわれていないか等を確認するための車両(例えば、自動車)である。
本実施形態にかかる巡回車両10は、撮像装置11と、車両通信部12とを有し、これらは電気的に接続されている。なお、上記撮像装置11が特許請求の範囲に記載の「撮像手段」に該当する。
撮像装置11は、巡回車両10の周囲の動画像(以下、「周囲画像」と称す)を撮像するもので、フロントガラスやダッシュボード等の車載部品に取り付けられている。なお、上記「周囲画像」が特許請求の範囲に記載の「周囲画像」に該当する。
このような撮像装置11としては、各種撮像装置(例えば、デジタルビデオカメラ)を採用することができるが、本実施形態では、いわゆるドライブレコーダ(車載型画像記録装置)が用いられている。なお、上記ドライブレコーダが特許請求の範囲に記載の「ドライブレコーダ」に該当する。
ドライブレコーダそれ自体は、今や公知であるため、詳しい説明は省略するが、本実施形態においても、
(a)ビデオカメラで撮像された画像データに併せて、
(b)GPS(Global Positioning System)に基づいた現在位置、音声および加速度等の各種データ、
を記録することができるようになっている。
本実施形態にかかる撮像装置11は、上述したような各種データを記録するほか、
(a)巡回車両10を予め定めた走行経路RO(ガス輸送幹線PLの配管経路)に沿って走行させている状態で、「周囲画像」を撮像するとともに、
(b)「周囲画像」の撮像位置を示す位置データ(以下、「撮像位置データ」と称す)を、GPSから取得して、
(c)「周囲画像」のデータ(以下、「撮像画像データ」と称す)を「撮像位置データ」とともに車両通信部12に出力する、
ことができるように構成されている。なお、上記「周囲画像」の「撮像画像データ」と、撮像位置を示す「撮像位置データ」とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「周囲画像の画像情報」と、「撮像位置を特定可能な位置情報」とに該当する。
車両通信部12は、公衆通信回線2を介して監視サーバ20等の通信機器と無線通信可能なインターフェイスであり、撮像装置11から出力された各種データ(「撮像画像データ」および「撮像位置データ」)を監視サーバ20に送信する。
なお、以下においては、「撮像画像データ」および「撮像位置データ」をリアルタイムで監視サーバ20に送信する場合を例にとって説明するが、所定のタイミング(例えば、「5分」間隔)で監視サーバ20に送信してもよい。また、これらのデータは、撮像装置11から自動的に送信するように構成してもよく、監視サーバ20からの指令に応じて送信するように構成することも可能である。さらに、撮像装置11で撮像する周囲の画像は、動画像である場合に限られず、静止画像であってもよい。
(監視サーバ20)
次に、監視サーバ20について説明する。
監視サーバ20は、制御装置21と、サーバ通信部24と、表示部25と、入力部26とを備えている。なお、上記制御装置21と、表示部25とが、特許請求の範囲に記載の「監視手段」および「コンピュータ」と、「報知手段」とに該当する。
制御装置21は、中央処理部22(CPU:Central Processing Unit)と、記憶部23とを有し、サーバ通信部24、表示部25および入力部26と電気的に接続されている。なお、中央処理部22と、記憶部23と、表示部25とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「画像抽出手段」および「位置判定手段」と、「記憶手段」と、「表示装置」とに該当する。
中央処理部22は、記憶部23に記憶された各種プログラムを読み込み、所定の演算処理をおこなって、表示部25に所定の画像を表示等させる制御をおこなう。
詳しくは後述するが、中央処理部22は、巡回車両10から「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を受信すると、
(a)「周囲画像」から、予め定めた特定の「他工事」(ガス輸送幹線PLを損傷する可能性のある「他工事」、以下、「特定他工事」と称す)を特徴づける画像(以下、「特徴画像」と称す)を抽出する(以下、この処理を「画像認識処理」と称す)、
(b)「特徴画像」が撮像された「撮像位置データ」に対応する位置データが、記憶部23(後述する他工事データ記憶領域23B)に記憶されているか否かを判定(「特定他工事」が「未照会工事」であるか否かを判定)する、
(c)「撮像位置データ」に対応する位置データが記憶部23に記憶されていないと判定(「特定他工事」が「未照会工事」であると判定)すると、「撮像位置データ」を、記憶部23(後述するガス管敷設データ記憶領域23C)に記憶された地図データに重畳させて、これを表示部25に表示させる(図5等参照)、
等の処理をおこなうように構成されている。
なお、中央処理部22において実行される「画像認識処理」については、今や公知であるため、詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、撮像された画像の中から特定の画像を認識して抽出することができるように構成されている。
記憶部23は、ROM(Read Only Memory)等の半導体メモリーからなり、
(a)本システムの基本動作を司る基本動作プログラムや、後述する「監視処理」を実行するための「監視プログラム」が記憶される記憶領域を有するほか、
(b)特徴画像データ記憶領域23A、他工事データ記憶領域23Bおよびガス管敷設データ記憶領域23C等を有している。なお、上記「監視プログラム」が特許請求の範囲に記載の「監視プログラム」に該当する。
特徴画像データ記憶領域23Aは、巡回車両10から受信した「撮像画像データ」から抽出されるべき「特徴画像」のデータを記憶する領域である。
具体的に、特徴画像データ記憶領域23Aには、「特定他工事」(例えば、水道管敷設工事等の道路を掘削する工事や、ボーリング工事)を特徴づける「特徴画像」のデータ、例えば、
(a)「特定他工事」を特定可能な文字を示すデータ(例えば、「水道」および「下水」といった「特定他工事」の種別を示す文字データや、「修理」および「取替」といった「特定他工事」の具体的な作業内容を示す文字データ、以下、「文字特徴画像データ」と称す)や、
(b)「特定他工事」で用いられる工事用車両(例えば、バックホー、ブルドーザおよびボーリングマシン)や機器(例えば、破砕機)を示すデータ(以下、「作業機特徴画像データ」と称す)、
が記憶されている。なお、上記「特徴画像」と、「特定他工事」と、「文字特徴画像データ」と、「作業機特徴画像データ」とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「特徴画像」と、「特定作業」と、「文字情報」と、「作業機の情報」とに該当する。
他工事データ記憶領域23Bは、監視領域(ガス事業者の管轄するガス供給エリア)内でおこなわれる「他工事」(例えば、水道管敷設工事)に関する情報を記憶する領域である。
具体的に、他工事データ記憶領域23Bには、「他企業」が道路工事をおこなう際にガス事業者に申請する内容、すなわち、「工事場所」、「施工内容」および「工期」等に関する情報(照会情報)が記憶されている。なお、上記他工事データ記憶領域23Bに記憶される「工事場所」に関する情報が、特許請求の範囲に記載の「特定作業の作業位置を示す位置情報」に該当する。
ガス管敷設データ記憶領域23Cは、埋設されるガス輸送幹線PLの配管経路、管種、管径および敷設日等のガス管データを地図データに重畳させて記憶する領域である(図5参照)。なお、上記ガス管データを含む地図データが、特許請求の範囲に記載の「管路情報を含む地図情報」に該当する。
サーバ通信部24は、公衆通信回線2を介して、巡回車両10の車両通信部12等の通信機器と通信可能なインターフェイスである。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなり、中央処理部22からの指令に基づいて所定の画像を表示する装置である。
入力部26は、例えば、公知のキーボードやタッチパネルからなり、記憶部23に記憶された各種データを書き換える際にそのデータを入力等するための装置である。
(監視方法にかかる制御処理)
次に、本実施形態にかかる監視方法における制御処理(以下、「監視処理」と称す)について図1~図5を参照しつつ説明する。
なお、以下においては、説明の便宜上、
(a)巡回車両10と監視サーバ20とが通信可能な状態となっていること、
(b)撮像装置11によって巡回車両10の「周囲画像」を撮像することが可能な状態となっていること、
を前提として説明する。
図2および図3に示すように、本「監視処理」は、主に、中央処理部22において実行され、ステップS100をおこなうことから始まる。
(ステップS100)
中央処理部22は、ステップS100において、巡回車両10から「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を受信したか否かを判定する処理をおこなう。
上述したように、「撮像画像データ」は、(巡回車両10を走行経路RO(ガス輸送幹線PLの配管経路)に沿って走行させながら、)撮像装置11により撮像された「周囲画像」のデータ、「撮像位置データ」は、GPSから取得された「周囲画像」の撮像位置を示すデータであって、これらのデータは、巡回車両10から併せて送信されるものである。なお、上記撮像装置11で「周囲画像」を撮像する工程が、特許請求の範囲に記載の「撮像工程」に該当する。
中央処理部22は、「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を受信したと判定すると、ステップS200に処理を移し、これらのデータを受信していないと判定すると、本「監視処理」を終了する。なお、上記「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を受信する処理が、特許請求の範囲に記載の「受信工程」および「受信ステップ」に該当する。
(ステップS200)
中央処理部22は、ステップS200において、「撮像画像データ」から「特徴画像」のデータ(「文字特徴画像データ」および/または「作業機特徴画像データ」)を抽出する処理(「画像認識処理」)をおこなう。なお、上記「画像認識処理」が特許請求の範囲に記載の「抽出工程」に該当する。上述したように、の「特徴画像」のデータ(「文字特徴画像データ」および「作業機特徴画像データ」)は、特徴画像データ記憶領域23Aに記憶されるものである。
ここで、中央処理部22がおこなう「画像認識処理」について図1、図2および図4を例にとって説明する。なお、上述したように、図1は走行経路ROの道路上に設置された工事用看板Sの横を巡回車両10が通過する直前の様子を、図4は図1の工事用看板Sに記載された内容を、それぞれ、示している。
図1、図2および図4に示すように、この例では、撮像装置11によって「水道管の緊急修理を行っています。」や「緊急工事」等の文字が付された工事用看板Sが撮像されると、
(a)工事用看板Sの画像データを含む「撮像画像データ」およびその撮像位置を示す「撮像位置データ」が監視サーバ20に送信され、
(b)監視サーバ20の中央処理部22において、「画像認識処理」がおこなわれる(図3の「ステップS100」で「Yes」→「ステップS200」)、
ようになっている。
本実施形態では、特徴画像データ記憶領域23Aに「水道」および「修理」等の「文字特徴画像データ」が記憶されているため、中央処理部22は、この例において、受信した「撮像画像データ」(工事用看板Sの画像データ)から「水道」および「修理」の画像データを抽出する処理をおこなうこととなる。
図2および図3に示すように、中央処理部22は、「画像認識処理」をおこなった後、ステップS300に処理を移す。
(ステップS300)
中央処理部22は、ステップS300において、「画像認識処理」をおこなった結果、「撮像画像データ」に「特徴画像」のデータ(「文字特徴画像データ」または「作業機特徴画像データ」)が含まれているか否かを判定する処理をおこなう。すなわち、本実施形態では、本処理において、監視領域内で「特定他工事」がおこなわれているか否かを判定する処理をおこなうように構成されている。
なお、図1および図4の例では、本処理において、「撮像画像データ」に「特徴画像」のデータが含まれていると判定(「特定他工事」がおこなわれていると判定)されることとなる。
中央処理部22は、「特徴画像」のデータが含まれていると判定(「特定他工事」がおこなわれていると判定)すると、ステップS400に処理を移し、これらのデータが含まれていないと判定すると、本「監視処理」を終了する。
(ステップS400)
図2および図3に示すように、中央処理部22は、ステップS400において、「撮像位置データ」に対応する位置データが記憶部23に記憶されているか否かを判定する処理をおこなう。
具体的に、中央処理部22は、「特徴画像」のデータ(「撮像画像データ」)とともに受信した「撮像位置データ」が、「他工事」に関する情報を記憶する他工事データ記憶領域23Bに記憶されているか否かを判定する処理をおこなう。すなわち、本実施形態では、本処理において、「特定他工事」が「未照会工事」であるか否かを判定する処理をおこなうように構成されている。なお、上記「未照会工事」が特許請求の範囲に記載の「未照会作業」に該当する。
中央処理部22は、他工事データ記憶領域23Bに「撮像位置データ」が記憶されていないと判定(「特定他工事」が「未照会工事」であると判定)すると、ステップS500に処理を移し、「撮像位置データ」が記憶されていると判定(「特定他工事」が照会済みの工事であると判定)すると、本「監視処理」を終了する。
なお、本実施形態では、「特定他工事」が照会済みの工事であると判定(「撮像位置データ」が記憶されていると判定)すると、すぐさま「監視処理」を終了するように構成したが、このような判定をおこなった後、例えば、「特定他工事」を撮像した画像に工事の立ち合い者が映し出されている否かを判定する処理等をおこなうように構成することも可能である。
(ステップS500)
中央処理部22は、ステップS500において、「未照会工事」の作業内容や作業位置を特定する処理(「未照会工事特定処理」)をおこなう。
この点について、図1および図4を例にとって説明すると、この例では、上述したように、「画像認識処理」(ステップS200)で、「水道」および「修理」の画像データが抽出されているため、中央処理部22は、この工事が「未照会工事」である場合、その作業内容を「水道」管の「修理」と特定することとなる。
また、「未照会工事」の作業位置は、上記ステップS400(図3参照)の処理で用いた「撮像位置データ」に基づいて特定されるようになっている。なお、上記「未照会工事」の作業位置の特定に用いられる「撮像位置データ」が特許請求の範囲に記載の「未登録作業の作業位置を示す位置情報」に該当する。
図2および図3に示すように、中央処理部22は、「未照会工事特定処理」をおこなった後、ステップS600に処理を移す。
(ステップS600)
中央処理部22は、ステップS600において、「未照会工事特定処理」(ステップS500)で特定した「未照会工事」の作業内容や作業位置を報知する処理(「報知処理」)をおこなう。なお、上記「報知処理」が特許請求の範囲に記載の「報知工程」および「報知ステップ」に該当する。
具体的に、中央処理部22は、
(a)ガス管敷設データ記憶領域23Cに記憶された地図データに「未照会工事」の作業内容および作業位置を書き込む、
(b)「未照会工事」の作業内容や作業位置が書き込まれた地図データを表示部25に表示させる(図5参照)、
等の処理をおこなう。なお、「未照会工事」の作業内容や作業位置の報知は、表示部25等に表示させる場合に限られず、これを示す音声をスピーカから出力させることも可能である。
中央処理部22は、「報知処理」をおこなった後、本「監視処理」を終了する。
なお、本実施形態では、「特定他工事」が「未照会工事」である場合(ステップS400で「No」の場合)に限って、「報知処理」をおこなうように構成したが、「特定他工事」が照会済みの工事である場合(ステップS400で「Yes」の場合)においても、「報知処理」をおこなうように構成することも可能である。
この場合、中央処理部は、照会済みの工事においても、「未照会工事」である場合と同様な「報知処理」、例えば、作業内容および作業位置を示す画像(図5参照)を表示部25に表示させる処理をおこなえばよい。
以上のように、本実施形態では、
(a)巡回車両10を走行させながら、撮像装置11で「周囲画像」を撮像する、
(b)監視サーバ20において、「周囲画像」の「撮像画像データ」およびその撮像位置を示す「撮像位置データ」を受信すると(ステップS100)、
・撮像装置11により撮像された「周囲画像」に「特定他工事」を特徴づける「特徴画像」が含まれているか否かを判定する(ステップS200およびステップS300)、
・「特徴画像」が含まれていると、これに対応する「特定他工事」が「未照会工事」であるか否かを判定する(ステップS400)、
・「特定他工事」が「未照会工事」であると、その「特定他工事」の作業内容および作業位置を表示部25に表示等する(ステップS500およびステップS600)、
ように構成されている。
すなわち、本実施形態では、「特定他工事」の作業内容(例えば、「水道」管の「取替」)やその状況(例えば、掘削作業中であるか否か)が、巡回車両10の乗員とほぼ同じ目線で撮像されるように構成されているため、遠方にいながらでも、これを見逃すことなく、十分に監視することが可能である。
また、本実施形態では、「周囲画像」の中に「特定他工事」を特徴づける「特徴画像」が含まれている場合、特定作業の内容やその作業位置が、いわば自動的に特定されるように構成されているため、仮に、乗員(巡回者)が「特定他工事」を見逃してしまった場合でも、これを監視サーバ20側で確実に補完することができる。
さらに、本実施形態では、「特定他工事」が「未照会工事」である場合、これを撮像した巡回車両10へ即座に通報することが可能である。
かかる場合、巡回車両10の乗員に「未照会工事」の立ち会いを依頼することができるため、立ち会い者を別途選定して工事場所に出向かせるなどの手間を省くことが可能となる。
これらをまとめると、本実施形態では、監視領域を監視する作業員の監視負担を軽減しつつ、「特定他工事」の作業内容についての客観的な判断をすることが可能である。
なお、上記実施形態では、巡回車両10から「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を監視サーバ20に送信するように構成したが、巡回車両10から「撮像画像データ」のみを送信するように構成することも可能である。なお、このような構成は、例えば、監視サーバ20で巡回車両10の走行位置を追跡監視する公知の手法を用いることにより実現することができる。
また、上記実施形態では、「画像認識処理」を監視サーバ20側でおこなったが、巡回車両10側(例えば、撮像装置11)でおこなうことも可能である。この場合、巡回車両10側で「周囲画像」に「特徴画像」が含まれていると判定したときに、「撮像画像データ」および「撮像位置データ」を送信するように構成することもできる。
また、上記実施形態では、撮像装置11により撮像された「周囲画像」に基づいて、監視領域内でおこなわれる「特定他工事」を監視するように構成したが、例えば、巡回車両10の周囲の音(以下、「周囲音」と称す)も加味したうえで、「特定他工事」を監視するように構成することも可能である。
このような構成は、例えば、
(a)巡回車両10側において、
・「周囲音」を集音する集音装置(図示省略)を設けるとともに、
・集音装置により集音された「周囲音」の集音データを「撮像画像データ」および「撮像位置データ」とともに監視サーバ20に送信する一方、
(b)監視サーバ20側において、
・「特定他工事」を特徴づける「特徴音」のデータ(例えば、バックホーを用いて道路を掘削した際に生じる特徴的な音データ)を記憶部23に記憶するとともに(図2の「特徴音データ記憶領域23D」参照)、
・巡回車両10から送信された「周囲音」の集音データと、記憶部23に記憶された「特徴音」のデータとの照合結果も加味して(図3の「ステップS300」参照)、「特定他工事」の作業内容(例えば、道路の掘削を伴う工事であるか否か)を特定する、
ことにより実現することが可能である。なお、上記集音装置と、「特徴音」のデータと、中央処理部22とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「集音手段」と、「特徴音情報」と、「音判定手段」とに該当する。
このように構成すれば、「特定他工事」の作業内容を「周囲画像」および「周囲音」(2種類の判断要素)に基づいて特定することができるため、その特定精度をより向上することが可能となる。
なお、集音装置は、ドライブレコーダに予め備えられている音声の記憶機能を利用して実現することも可能である。
また、上記集音装置に代えて、または、加えて、巡回車両10に周囲の振動を検知する振動検知装置(図示省略)を設けることもできる。
この場合、上述した集音装置を巡回車両10に設けた場合の構成と同様に、
(a)巡回車両10側にあっては、振動検知装置により検知された振動データを「撮像画像データ」等とともに監視サーバ20に送信する一方、
(b)監視サーバ20側にあっては、
・「特定他工事」を特徴づける「特徴振動」のデータ(例えば、バックホーを用いて道路を掘削した際に生じる特徴的な振動データ)を記憶部23に記憶するとともに(図2の「特徴振動データ記憶領域23E」参照)、
・巡回車両10から送信された振動データと、記憶部23に記憶された「特徴音」のデータとの照合結果も加味して(図3の「ステップS300」参照)、「特定他工事」の作業内容(例えば、掘削作業であるか否か)を特定する、
ように構成すればよい。
なお、振動検知装置は、ドライブレコーダに予め備えられている加速度の記憶機能を利用して実現することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 監視システム
2 公衆通信回線
10 巡回車両
11 撮像装置
12 車両通信部
20 監視サーバ
21 制御装置
22 中央処理部
23 記憶部
23A 特徴画像データ記憶領域
23B 他工事データ記憶領域
23C ガス管敷設データ記憶領域
23D 特徴音データ記憶領域
23E 特徴振動データ記憶領域
24 サーバ通信部
25 表示部
26 入力部
RO 走行経路
PL ガス輸送幹線
S 工事用看板

Claims (8)

  1. 監視領域内でおこなわれる作業を監視する監視システムであって、
    前記監視システムは、
    前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、
    前記周囲画像の画像情報と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを受信して前記作業を監視する監視手段と、
    地中埋設物を損傷する可能性がある特定他工事を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段によって前記特徴画像が抽出されると、前記特定他工事の作業内容および前記特徴画像が撮像された前記撮像位置を、前記監視領域を監視する作業員に報知する報知手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 前記記憶手段には、
    前記監視領域内でおこなわれる前記特定他工事の作業位置を示す位置情報が予め記憶され、
    前記監視システムは、
    前記特徴画像が撮像された前記撮像位置を特定すると、前記撮像位置に対応する位置情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する位置判定手段をさらに備え、
    前記報知手段は、
    前記位置判定手段によって前記撮像位置に対応する位置情報が前記記憶手段に記憶されていないと判定されると、前記特徴画像に対応する前記特定他工事が未登録作業であることを報知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記記憶手段には、
    前記監視領域内に設けられた管路を示す管路情報を含む地図情報が記憶され、
    前記報知手段は、
    各種情報を表示する表示装置を含み、
    前記未登録作業の作業位置を示す位置情報を前記地図情報に重畳して前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記車両は、
    前記車両の周囲の音を集音する集音手段を有し、
    前記記憶手段には、
    前記特定他工事を特徴づける特徴音情報が記憶され、
    前記監視システムは、
    前記集音手段により集音された音情報が前記記憶手段に記憶された前記特徴音情報に適合するか否かを判定する音判定手段をさらに備え、
    前記報知手段は、
    前記音判定手段によって前記音情報が前記特徴音情報に適合していると判定されると、前記特徴音情報に対応する前記特定他工事の内容を報知する、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の監視システム。
  5. 前記特徴画像は、
    前記特定他工事の内容を含む文字情報または前記特定他工事で用いられる作業機の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1~請求項4の何れか1項に記載の監視システム。
  6. 前記撮像手段は、
    ドライブレコーダである、
    ことを特徴とする請求項1~請求項5の何れか1項に記載の監視システム。
  7. 監視領域内でおこなわれる作業を監視システムを用いて監視する監視方法であって、
    前記監視システムは、
    前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、
    前記作業を監視する監視手段と、
    地中埋設物を損傷する可能性のある特定他工事を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、
    各種情報を報知する報知手段と、
    を備え、
    前記監視方法は、
    前記周囲画像を前記撮像手段で撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程をおこなうことにより撮像された前記周囲画像と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを前記監視手段で受信する受信工程と、
    前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を前記画像抽出手段で抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程におこなうことによって前記特徴画像が抽出されると、前記特定他工事の作業内容および前記特徴画像が撮像された撮像位置とを前記報知手段から前記監視領域を監視する作業員に報知する報知工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする監視方法。
  8. 監視領域内でおこなわれる作業を監視システムを用いて監視する監視プログラムであって、
    前記監視システムは、
    前記監視領域を走行する車両に設けられ、前記車両の周囲画像を撮像する撮像手段と、
    前記作業を監視するコンピュータである監視手段と、
    地中埋設物を損傷する可能性のある他工事の特定他工事を特徴づける特徴画像の画像情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記周囲画像から前記特徴画像を抽出する画像抽出手段と、
    各種情報を報知する報知手段と、
    を備え、
    前記監視プログラムは、
    前記撮像手段により撮像された前記周囲画像と前記周囲画像が撮像された撮像位置を特定可能な位置情報とを受信する受信ステップと、
    前記画像抽出手段によって前記周囲画像から前記特徴画像が抽出されると、前記特定他工事の作業内容および前記特徴画像が撮像された撮像位置を前記報知手段から、前記監視領域を監視する作業員に報知する報知ステップと、
    を前記監視手段に実行させる、
    ことを特徴とする監視プログラム。
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