JP2016025377A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】定期的なパトロールや監視カメラの設置による他工事監視を不要としながら、地中に埋設されているガス配管の近傍における他工事の有無を精度よく特定することのできる監視システムを提供する。【解決手段】地上浮遊体10に搭載された写真撮像カメラ30およびガス漏洩検知可能な赤外線カメラ20と、写真撮像カメラ30および赤外線カメラ20から送信された画像データを受信するとともに、これら二種類の画像データを表示するサーバー40とを備えている監視システム100である。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に埋設されたガス配管が他工事によって破損等しないように監視する監視システムに関するものである。
現在、多数のガス配管が地中に埋設されており、地中にはそれ以外にも、電線配管や雨水、上下水配管といった各種のインフラ配管が埋設されている。ガス配管は、主として幹線道路直下に存在しており、ガス関連会社は、定期的にパトロールをおこなうとともに、幹線道路に設置している監視カメラからの画像データをもとに、ガス配管埋設付近に他工事が存在しないか否かの監視をおこなっている。通常は、ガス配管近傍での他工事情報(雨水配管、上下水道配管、電線配管等の設置工事やメンテナンス工事等)は関連のガス会社に工事をおこなう旨の連絡が入り、他工事の際にはガス会社社員立ち合いのもとで他工事がおこなわれる。しかしながら、他工事情報が入手できない場合もあり、このような場合に、他工事の際にガス配管が破損する危険が少なからず存在している。
したがって、ガス関連会社による定期的なパトロールや、監視カメラによる監視は極めて重要な監視ツールである。しかしながら、定期的なパトロールはそのための人員確保が余儀なくされるし、パトロール終了後に他工事が開始されるケースでは他工事の実施が監視から完全に漏れてしまう。
また、監視カメラの設置にも限界があり、幹線道路の全域に亘って一定間隔で監視カメラを設置するのは困難である。したがって、幹線道路において監視カメラの存在しない場所ではパトロールに頼らざるを得ない。
このようなことから、定期的なパトロールや監視カメラの設置による他工事監視を見直し、地中に埋設されているガス配管の近傍における他工事の有無を包括的に監視することのできるシステムの開発が切望されている。
ここで、特許文献1には、地表から上空に向かって上昇可能な気球と、気球に連結される屈曲可能な連結部材と、地表側に固定され連結部材の巻き取りおよび巻き出しを可能とし、気球の上昇高さを調整する高度調整手段と、気球に設けられて上空における気球の停留位置が高度調整手段の真上となるように気球を移動させる推力発生手段と、地表に対する気球の上昇高さを測定する測長手段と、気球に設けられて周囲を撮影する撮像手段とを備えた空中撮影装置と空中撮影方法が開示されている。
この技術は、携帯基地局などの通信用の鉄塔を建設する候補地および鉄塔高を選定する方法として、上空からの調査手法を適用するものである。
仮に特許文献1で開示される装置や方法をガス配管の近傍における他工事の有無の監視に適用した場合、一定エリアを包括的に監視することは可能になる。しかしながら、実際にガス配管の近傍における他工事の有無をどのようにして特定するのかに関する記載は特許文献1には一切存在してないことから、特許文献1に記載の技術のみでは上記する課題を具体的に解決する手段を想起することはできない。
特開2011−185968号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、定期的なパトロールや監視カメラの設置による他工事監視を不要としながら、地中に埋設されているガス配管の近傍における他工事の有無を精度よく特定することのできる監視システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による監視システムは、地上浮遊体に搭載された写真撮像カメラおよびガス漏洩検知可能な赤外線カメラと、前記写真撮像カメラおよび前記赤外線カメラから送信された画像データを受信するとともに、これら二種類の画像データを表示するサーバーとを備えているものである。
本発明による監視システムは、地上浮遊体から二種類のカメラで地上の任意の領域を包括的に撮像し、サーバーで画像データを受信し、画像データを表示してガス配管の近傍における他工事の有無を検知することにより、パトロールや監視カメラの設置による他工事監視を不要としながら、他工事の有無を精度よく特定することができるものである。なお、本発明の監視システムは、従来のパトロールや監視カメラによる監視を何ら排除するものではなく、これらと併用できることは勿論のことである。
ここで、「地上浮遊体」とは、気球やヘリコプター(無人機を含む)、飛行機(無人機を含む)、リモコン機などを含むものであり、さらに、人工衛星などを含むこともできる。また、「サーバー」とは、地上浮遊体に搭載された二種類のカメラからの画像データを受信可能な受信部を少なくとも備え、受信した画像データを工事用車両や工事で使用される機器を特定する制御部(制御装置)に送信する送信部を備えている形態であってもよいし、制御部(制御装置)そのものをサーバーが備えている形態であってもよい。
地上浮遊体に搭載される二種類のカメラは、デジタルカメラ等の写真撮像カメラと、赤外線カメラである。
赤外線カメラは、ガス漏洩検知可能であることから、赤外線カメラによる画像データを使用することでガス漏洩の有無を特定することができる。
さらに、赤外線カメラにより、工事で適用される重機や発電機等の熱源の有無を特定することができる。
たとえば、任意のエリアにおいてガス配管が埋設されている幹線道路をマップ上に抽出し、抽出されたガス配管近傍における熱源を赤外線カメラによる画像データに基づいて特定する。
ところで、抽出された熱源には、道路を走行している一般車両等、工事に関係のない熱源も多数抽出され得る。
そこで、赤外線カメラにて熱源を抽出した後、抽出された熱源が工事用車両や工事で使用される機器であるか否かを写真撮像カメラによる画像データによって特定する。ここで、「工事用車両」には、バックホーやブルドーザー、クレーン車、ダンプトラック、ミキサー車等が含まれ、「工事で使用される機器」には、各種破砕機やそれらの動力源となる発電機等が含まれる。
このように、赤外線カメラにて熱源を抽出し、写真撮像カメラにて熱源から工事用車両や工事で使用される機器を特定することにより、効率的に、しかも漏れなく、ガス配管の近傍における他工事の有無を特定することができる。
また、本発明による監視システムの実施の形態において、前記サーバーは制御装置を備えており、前記制御装置は、赤外線カメラからの赤外線画像データおよび写真撮像カメラからの写真画像データを取得し、格納する画像データ取得部と、前記赤外線画像データの色と温度の相関データ、および、温度閾値データを格納する第一格納部と、前記赤外線画像データと前記温度閾値データの大小を比較し、該赤外線画像データの中で該温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが存在するか否かを確認する比較演算部と、温度閾値データ以上の温度に相当する前記サイトに関する前記写真画像データを抽出する抽出部と、前記赤外線画像データに基づく色マップ、前記写真画像データに基づく写真画像を少なくとも表示する表示部と、から構成されているものである。
赤外線カメラによる赤外線画像データにて熱源を抽出した場合、実際には膨大な量の熱源が抽出されることになる。
そこで、工事用車両や工事で使用される機器を赤外線画像データの段階である程度特定するために、工事用車両や工事で使用される機器に特有の熱量等を予め特定しておき、温度閾値データを決定しておく。なお、赤外線画像データの色と温度の相関データや温度閾値データは、制御装置内にある第一格納部に格納される。
制御装置における比較演算部にて赤外線画像データと温度閾値データの大小を比較し、赤外線画像データの中で温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが存在するか否かを演算することにより、工事用車両や工事で使用される機器の有無を赤外線画像データの段階である程度特定することができる。
なお、前記赤外線画像データの色と温度の相関データ、および、温度閾値データを格納する第一格納部において、該温度閾値データにはガス漏洩の際の温度閾値も格納しておき、この閾値データと前記赤外線画像データを比較してガス漏洩の有無も併せて検知するのが好ましい。
次に、赤外線画像データにて特定された工事用車両や工事で使用される機器の存在するサイトに関する写真画像データが制御装置内にある抽出部にて抽出され、制御装置内にある表示部に表示される。
この実施の形態によれば、工事用車両や工事で使用される機器の有無、さらにはガス漏洩の有無を極めて効率的かつ迅速に特定することができる。
また、前記第一格納部にはさらに、赤外線画像データの動画に関する動画パターンデータが格納されており、前記比較演算部において、赤外線画像データの中で該温度閾値データ以上の温度に相当する前記サイトが存在することが確認された場合、前記赤外線画像データの動画データが前記動画パターンデータに含まれるか否かの確認が再度前記比較演算部にて実行される形態であってもよい。
本実施の形態は、赤外線画像データの中で温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが特定された際に、さらにこの特定されたサイトが工事用車両や工事で使用される機器の存在するサイトであるか否かを精度よく特定するべく、赤外線画像データの動画データが工事用車両や機器等に関する赤外線画像データの動画に関する動画パターンデータに含まれるか否かの確認を再度比較演算部にて実行するものである。この動画パターンを用いた比較演算により、工事用車両や工事で使用される機器の有無を赤外線画像データの段階でより一層高い精度で特定することができる。
この動画パターンデータには、一定時間以上停止している動作も含まれる。たとえば各種の工事用機器の動力源となる発電機は、一定以上の熱量を有しながらも一定時間以上移動しないことから、一定の温度以上の熱量を有しながらたとえば30分以上移動しない熱源が存在するサイトに対し、工事で使用される機器が存在するサイトであると特定することができる。
また、バックホーやクレーン車等の工事用重機は、一般車両とは全く異なる動きを示し、また、いくつかの固有の動きを有している。たとえば、バックホーの場合はショベルで地盤を掘削し、オペレーター側へショベルを引き寄せるといった固有の動きを有しており、クレーン車の場合はブームの伸長や旋回などが固有の動きとなる。そこで、これら工事用重機の動きに関する動画パターンデータを格納しておくことで、一定温度以上の熱量を有し、かつパターン化された動きのある熱源を工事用重機として特定することができる。
また、前記比較演算部において前記サイトが存在することが確認された際に警報を発して管理者に通知するのが好ましい。ここで、警報には、ブザー等の音声警報のほか、制御装置画面上で点灯表示させるといった視覚的な警報などが含まれる。
最終的に写真撮像カメラからの写真画像データにて工事用車両等の有無を管理者が確認することになるが、それまでの段階、すなわち、赤外線画像データに基づいて工事用車用等が存在するサイトであるか否かがある程度特定された段階で、管理者に警報を発し、当該サイトの写真画像データを確認すべき旨のアナウンスをおこなう。このことにより、管理者による確認作業は極めて効率的なものとなり、短時間で工事用車両等が存在するか否かの最終確認をおこなうことができる。
また、本発明による監視システムの他の実施の形態において、前記制御装置はさらに発信部を備えており、前記比較演算部において前記サイトが存在することが確認された際に、および/またはガス漏洩が検知された際に、該発信部から警報信号を外部に発信する形態であってもよい。
この実施の形態では、制御装置による演算結果を管理者が確認することを不要としながら、制御装置から自動的に工事用車両等が存在するサイト情報が他の管理局やパトロール車両等に送信され、サイト情報を受信したパトロール車両等が速やかに現地に赴くことができる。
また、前記制御装置がさらに、前記サイトに関する情報をSNS(ソーシャルネットワークサービス)にて入手するSNS情報取得部をさらに備えている実施の形態であってもよい。
SNSにてガス配管が埋設されるサイト近傍における他工事可能性のあるサイト情報を取得することにより、他工事の情報を現場で確認している人の情報をリアルタイムで取得することができ、他工事有無の特定をより一層高精度におこなうことができる。
また、前記制御装置がさらに、GPS(グローバルポジショニングシステム)を搭載する工作機械のIDデータを格納する第二格納部と、前記工作機械の位置情報を取得する位置情報取得部と、を備えている実施の形態であってもよい。
GPS搭載工作車両の位置情報取得に際し、予め、ID情報を工作機械メーカーから入手しておき、各工作機械の位置情報を取得可能としておいたり、ガス会社が積極的にIDデータを工作機械メーカー等に提供しておくことにより、ID情報に基づいて工事用車両の存在を特定することが可能になる。
以上の説明から理解できるように、本発明の監視システムによれば、地上浮遊体から二種類のカメラで地上の任意の領域を包括的に撮像し、サーバーで画像データを受信し、画像データを表示してガス配管の近傍における他工事の有無を検知することにより、パトロールや監視カメラの設置による他工事監視を不要としながら、他工事の有無を精度よく特定することができる。また、赤外線カメラにて熱源を抽出し、写真撮像カメラにて熱源から工事用車両や工事で使用される機器を特定することにより、効率的に、しかも漏れなく、ガス配管の近傍における他工事の有無を特定することができる。
本発明の監視システムを説明した模式図である。 サーバーおよび制御装置の実施の形態1のブロック図である。 熱源が表示部に表示されている実施の形態を示した模式図である。 制御装置における制御フローチャートである。 サーバーおよび制御装置の実施の形態2のブロック図である。 制御装置における制御フローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の監視システムの実施の形態を説明する。
(監視システムの概要)
図1は本発明の監視システムを説明した模式図である。
図示する監視システム100は、写真撮像カメラ30と赤外線カメラ20を搭載した地上浮遊体10と、写真撮像カメラ30と赤外線カメラ20から送信されたそれぞれの画像データ(データ送信U)を受信し、これら二種類の画像データからガス配管の近傍における他工事の有無を特定するサーバー40とから構成されている。
幹線道路Mの直下にはガス配管GPが埋設されており、その側方や上下には不図示の他のインフラ配管が埋設されている。
図示する監視システム100では、地上浮遊体10に搭載されている二種類の写真撮像カメラ30および赤外線カメラ20にて任意エリアを撮影し、監視棟AB内に格納されているサーバー40において、赤外線カメラ20からの赤外線画像データと写真撮像カメラ30からの写真画像データが受信される。
ここで、地上浮遊体10として、図示するヘリコプターのほか、飛行機(無人飛行機を含む)や気球、リモコン機や人工衛星などが適用できる。
サーバー40にて受信された赤外線画像データからガス配管GPの近傍における工事用車両等の熱源の有無を特定し、次に、写真画像データに基づいて、熱源が工事用車両等であるか否かが管理者によって確認される。監視棟AB内において、ガス配管GPの近傍にて工事用車両等の存在が確認されたら、実際に現場へガス会社社員等が赴き、現場での安全確認をおこなう。なお、工事用車両等の熱源の有無の特定結果に基づき、サーバー40から外部のパトロール車両等に自動的に工事用車両等が存在するサイト情報を発信することもできる。
このように、監視システム100は、従来一般におこなわれていたパトロールや監視カメラによる他工事監視に代わり、地上浮遊体10から送信される画像データに基づいて監視棟AB内でガス配管GP近傍における他工事の有無を精度よく特定するものである。なお、赤外線カメラ20からの赤外線画像データにより、ガス漏洩の有無も確認することができる。
次に、サーバー40における具体的な制御方法について説明する。
(サーバーおよび制御装置の実施の形態1)
図2はサーバーおよび制御装置の実施の形態1のブロック図であり、図3は熱源が表示部に表示されている実施の形態を示した模式図であり、図4は制御装置における制御フローチャートである。
サーバー40には制御装置50が内蔵されている。
制御装置50は、画像データ取得部51、第一格納部52、第二格納部53a、位置情報取得部53b、比較演算部54、抽出部55、表示部56、発信部57と、各部の制御を実行するCPU58a (Central Processing Unit)、ROM58b(Read Only Memory)およびRAM58c(Random Access Memory)を備えている。
画像データ取得部51は、赤外線カメラ20からの赤外線画像データと写真撮像カメラ30からの写真画像データを取得し、格納する。
第一格納部52は、赤外線画像データの色と温度の相関データ、および、温度閾値データを格納する。
赤外線画像データの色と温度の相関データとは、たとえば温度が30℃以下は青色、30〜80℃で黄色、80〜100℃で橙色、100℃超で赤といった具合に、温度範囲ごとに対応する色が設定されている。
また、温度閾値データに関しては、工事用車両のエンジンや発電機等の工事用機器の駆動部の稼働時の温度をたとえば85℃等と設定するものであり、想定される工事用車両等の駆動時のエンジン温度の平均値で割り出したり、一定の範囲(80〜90℃)として閾値を設定してもよい。
第二格納部53aは、GPS(グローバルポジショニングシステム)を搭載する工作機械のIDデータを格納する。
GPS搭載工作車両のID情報が予め取得されている場合は、このID情報に基づいてGPSを介して対応する工作機械の位置情報を位置情報取得部53bにて取得することにより(データ送信U)、工事用車両の存在を瞬時に特定することができる。
比較演算部54は、赤外線画像データと温度閾値データの大小を比較し、赤外線画像データの中で温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが存在するか否かを特定する。
表示部56は、任意のエリアにおいて、幹線道路Mの直下に埋設されているガス配管GPをマップ上に抽出し、抽出された道路近傍において、比較演算部54にて特定された熱源をマップ上に表示する。
ここで、図3は、熱源が表示部56に表示されている実施の形態を示したものである。
同図で示すように、ガス配管GPの真上や側方(これらを含めて近傍と称する)には多数の熱源HSが表示されている。これらの熱源HSは、温度閾値データ以上の温度を有するものであり、工事用車両や工事用機器のほか、一般車両等も含んでいる。
また、ガス漏洩の際の温度閾値も第一格納部52に格納されており、この閾値データと赤外線画像データが比較演算部54にて比較されることで、ガス漏洩のあるサイトの有無も併せて検知することができる。
図2に戻り、抽出部55は、温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが比較演算部54にて特定された際に、特定された当該サイトに関する写真画像データを画像データ取得部51から抽出する。
抽出部55にて抽出された熱源に関する写真画像データは表示部56に表示される。
一般車両等、工事用車両や工事用機器以外のものも熱源として抽出されている中で、管理者が表示部56に表示された写真画像データで実際に確認することで、各熱源が工事用車両や工事用機器であるか否かを特定することができる。
また、比較演算部54にて、その演算結果に基づいて工事用車両等の有無を自動的に特定したり、抽出部55にて、写真画像データに基づいて工事用車両等の有無を自動的に特定することもできる。このように制御装置50にて工事用車両等の有無を自動的に特定する場合は、抽出されたサイト情報が発信部57に送られ、発信部57からパトロール車両等に警報信号やサイト情報が提供されることになる。なお、工事用車両等の有無の特定に関し、管理者によって特定される場合と制御装置50によって自動的に特定される場合の切替えは、制御装置に装備された不図示のモード切替え手段等でおこなうことができる。制御装置50を備えたサーバー40付近に管理者が居る場合は管理者による特定モードが選択され、管理者不在の場合は自動特定モードが選択されるようになっているのがよい。
以下、制御装置50内における制御フローチャートを図4を参照して概説する。
まず、地上浮遊体10に搭載された写真撮像カメラ30と赤外線カメラ20にて任意エリアを上空から撮像する(ステップS10)。
赤外線カメラ20からの赤外線画像データと写真撮像カメラ30からの写真画像データはサーバー40に送信され、制御装置50内にある第一格納部52に格納される。
次に、ガス配管埋設ラインを図3で示すように表示部56に表示し、この埋設ライン近傍における熱源の特定をおこなう(ステップS20)。
この熱源の特定は、赤外線画像データの中で、温度閾値データよりも大きなものがあるか否かを比較演算部54による比較演算にておこなう(ステップS30)。
比較演算の結果、温度閾値データよりも温度の低い熱源は以後の写真画像データの表示対象としない(ステップS70)。
一方、比較演算の結果、温度閾値データよりも温度の高い熱源に関しては、さらに、赤外線画像データが動画パターンデータに含まれるか否かの比較演算を比較演算部54にておこなう(ステップS40)。
ここで、動画パターンデータとは、工事用車両や工事用機器に固有の動きのパターンのことであり、このパターンには、一定の熱量をもったまま、一定時間以上動かないというパターンも含まれる。たとえば、バックホーの場合はショベルで地盤を掘削し、オペレーター側へショベルを引き寄せるといった動きが動画パターンであり、クレーン車の場合はブームの伸長や旋回などが動画パターンである。さらに、発電機は、一定時間以上、一定の熱量をもったまま動かないことが動画パターンである。
赤外線画像データが動画パターンデータに含まれるか否かの比較演算の結果、赤外線画像データが動画パターンデータに含まれると判断された場合は、熱源が工事用車両もしくは工事用機器の可能性が極めて高いとして、ブザー等の音声により、もしくは表示部56を点灯させること等により、警報にて管理者に告知する(ステップS50)。
警報を受けた管理者は、この段階で表示部56に対象となる熱源に関する写真画像データを表示させ(ステップS60)、表示された熱源が工事用車両や工事用機器であるか否かを確認する(ステップS80)。なお、既述するように、比較演算部54による演算結果に基づく確認や写真画像データに基づく確認を制御装置50内で実行し、工事用車両等が存在する場合は警報信号のほか、サイト情報を発信部57を介して外部のパトロール車両等に自動発信する形態であってもよい。
工事用車両や工事用機器が確認された段階で、あるいは警報信号やサイト情報を受信した段階で、ガス会社社員が現地へ赴き、ガス配管近傍における工事の安全確認のための監視をおこなう。
このように、本発明の監視システム100を構成するサーバー40によれば、ガス配管近傍における熱源が工事用車両や工事で使用される機器であるか否かを赤外線画像データの段階である程度特定し、その後に動画パターン等のフィルターを介して工事用車両等であるか否かの特定精度を高めた上で、写真画像データに基づいて選別されている熱源が実際に工事用車両等であるか否かの確認がなされることから、広域において、極めて効率的に、しかも漏れなく、ガス配管近傍における工事の有無を特定することができる。
(サーバーおよび制御装置の実施の形態2)
図5はサーバーおよび制御装置の実施の形態2のブロック図であり、図6は制御装置における制御フローチャートである。
図示するサーバー40Aに内蔵される制御装置50Aは、サーバー40に内蔵される制御装置50に対してさらにSNS情報取得部59を備えている点に特徴がある。
SNSにてガス配管GPが埋設されるサイト近傍における他工事可能性のあるサイト情報を取得することにより、他工事の情報を現場で確認している人の情報をリアルタイムに取得することができ、他工事有無の特定をより一層高精度におこなうことができる。
また、図6で示すフローチャートにおいては、写真画像データの表示(ステップS60)と並行して、SNS情報の確認をおこなうことにより(ステップS90)、管理者や制御装置50A自体による確認作業の効率化と特定精度の向上に繋がる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10…地上浮遊体、20…赤外線カメラ、30…写真撮像カメラ、40,40A…サーバー、50,50A…制御装置、100…監視システム、M…幹線道路、GP…ガス配管、AB…監視棟

Claims (10)

  1. 地上浮遊体に搭載された写真撮像カメラおよびガス漏洩検知可能な赤外線カメラと、
    前記写真撮像カメラおよび前記赤外線カメラから送信された画像データを受信するとともに、これら二種類の画像データを表示するサーバーとを備えている監視システム。
  2. 前記サーバーは制御装置を備えており、
    前記制御装置は、
    赤外線カメラからの赤外線画像データおよび写真撮像カメラからの写真画像データを取得し、格納する画像データ取得部と、
    前記赤外線画像データの色と温度の相関データ、および、温度閾値データを格納する第一格納部と、
    前記赤外線画像データと前記温度閾値データの大小を比較し、該赤外線画像データの中で該温度閾値データ以上の温度に相当するサイトが存在するか否かを確認する比較演算部と、
    温度閾値データ以上の温度に相当する前記サイトに関する前記写真画像データを抽出する抽出部と、
    前記赤外線画像データに基づく色マップ、前記写真画像データに基づく写真画像を少なくとも表示する表示部と、から構成されている請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記第一格納部にはさらに、赤外線画像データの動画に関する動画パターンデータが格納されており、
    前記比較演算部において、赤外線画像データの中で温度閾値データ以上の温度に相当する前記サイトが存在することが確認された場合、前記赤外線画像データの動画データが前記動画パターンデータに含まれるか否かの確認が再度前記比較演算部にて実行される請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記動画パターンデータには、一定時間以上停止している動作も含まれる請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記比較演算部において前記サイトが存在することが確認された際に警報を発して管理者に通知する請求項2〜4のいずれかに記載の監視システム。
  6. 前記制御装置はさらに、
    前記サイトに関する情報をSNS(ソーシャルネットワークサービス)にて入手するSNS情報取得部をさらに備えている請求項2〜5のいずれかに記載の監視システム。
  7. 前記制御装置はさらに、
    GPS(グローバルポジショニングシステム)を搭載する工作機械のIDデータを格納する第二格納部と、
    前記工作機械の位置情報を取得する位置情報取得部と、を備えている、請求項2〜6のいずれかに記載の監視システム。
  8. 前記赤外線画像データの色と温度の相関データ、および、温度閾値データを格納する第一格納部において、該温度閾値データにはガス漏洩の際の温度閾値が含まれており、該閾値データと前記赤外線画像データを比較してガス漏洩の有無を検知する請求項2〜7のいずれかに記載の監視システム
  9. 前記制御装置はさらに発信部を備えており、前記比較演算部において前記サイトが存在することが確認された際に、および/またはガス漏洩が検知された際に、該発信部から警報信号を外部に発信する請求項2〜8のいずれかに記載の監視システム。
  10. 前記地上浮遊体は、気球、ヘリコプター、飛行機、リモコン機のいずれか一種からなる請求項1〜9のいずれかに記載の監視システム。
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