JP7269202B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

この発明は、電気接続箱に関する。
従来より、車両に搭載される電気機器とワイヤーハーネスを介して接続される電気接続箱が知られている。電気接続箱は、例えばエンジンルームやインストルメントパネルの内側などに配置される。
ところで、このような電気接続箱には、筐体の嵌合部分から水が浸入することを防ぐべく、二重壁構造を備えたものが存在している(特許文献1参照)。しかし、連続する長い嵌合部分に対して二重壁構造を所々に備えたとしても、嵌合部分が露出している区間があれば得られる効果は限定的であろうし、二重壁構造の排水口に水が勢いよくかかると、水が排水口から逆流して嵌合部分を冠水させるおそれがある。
特に、高圧洗浄機を用いて洗浄を行う場合は、水が勢いよく一点に集中してかかるため、二重壁構造の外壁と外壁の隙間を通って水が嵌合部分に直接かかりやすく、水が内部に浸入してしまうというおそれがあった。また、二重壁構造ごとに少なくとも一つの排水口を設けなければならないため、水がいずれかの排水口に直接かかりやすく、嵌合部分の冠水によって水が内部に浸入してしまうというおそれもあった。そこで、水が内部に浸入しない高い防水性能を獲得した電気接続箱が求められていた。
特開2020-80589号公報
この発明は、高い防水性能を獲得した電気接続箱を提供することを目的としている。
この発明は、回路基板を収容する樹脂製のロアケースと、前記ロアケースに嵌合されて当該ロアケースの上部開口を塞ぐ金属製のアッパーカバーとを備え、前記ロアケースに、前部開口が設けられ、前記前部開口に対向する後壁部と、前記後壁部の各端辺につながる互いに対向する一対の側壁部とで内壁が構成され、前記後壁部と少なくとも一方の前記側壁部との角部を含んだ前記内壁の一部に対して所定の間隔を隔てて外壁が構成されており、前記内壁の上端縁が前記アッパーカバーの下端面に当接するとともに、前記外壁の上端縁が前記内壁よりも上方側に位置する二重壁構造とされ、前記内壁と前記外壁の下端部分をつなげて当該内壁と当該外壁の間に排水通路を設けた電気接続箱であることを特徴としている。
この発明により、高い防水性能を獲得することができる。
詳述すると、本願発明に係る電気接続箱においては、内壁の上端縁がアッパーカバーの下端面に当接することによって所定の防水性能を担保しつつ、外壁の上端縁が内壁よりも上方側に位置することによってロアケースとアッパーカバーの嵌合部分を覆い、水が嵌合部分に直接かからないようにしている。さらに、本願発明に係る電気接続箱においては、角部を回り込むようにして連続する長い嵌合部分を二重壁構造の外壁で切れ間なく覆うため、二重壁構造の外壁と外壁の隙間を通って水が嵌合部分に直接かかることも防いでいる。加えて、本願発明に係る電気接続箱は、内壁と外壁の間に排水通路を設けている。このため、外壁を越えた水を円滑に排出することができ、嵌合部分が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
この発明の態様として、前記外壁の上端縁が前記アッパーカバーの下端面に当接してもよい。
この発明により、アッパーカバーの側面などに当たって跳ね返った水が排水通路に入ったり、アッパーカバーを伝ってきた水が排水通路に入ったりすることを防ぐことができる。このため、排水通路に入る水を減らすことができ、嵌合部分が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記排水通路の一端側が開口されて他端側が閉塞されてもよい。
この発明により、角部を回り込むようにして連続する長い排水通路において、排水口の数が一つとなるため、水が排水口に直接かかりにくくなる。この点、周囲構造物によって遮蔽される一端側に排水口を設ければ、水が排水口に直接かかる可能性をより減らすことができる。このため、水が排水口から逆流しなくなり、嵌合部分が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記排水通路の開口端が、前記前部開口と前記側壁部との角部から離間した当該側壁部の中途部分に設けられてもよい。
この発明により、排水口が前部開口から角部を回り込んだ位置に設けられるので、前部開口に排水された水がかからない。また、前部開口に挿通されたコネクタソケットなどにも排水された水がかからない。このため、水がコネクタソケットなどを伝って前部開口から浸入することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記排水通路の閉塞端が、前記後壁部と前記側壁部との角部及び前記前部開口と前記側壁部との角部から離間した当該後壁部又は当該側壁部の中途部分に設けられてもよい。
この発明により、排水通路を閉塞する閉塞壁が内壁を構成する後壁部又は側壁部の中途部分につながるため、内壁の剛性が向上する。このため、内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との当接圧を確保でき、防水性能を向上させることができる。また、排水通路を逆流した水が逃げ場を失って内壁を押したとしても、内壁が歪むことを防ぐことができる。ひいては内壁が歪んで内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された中間壁を有し、前記中間壁が前記内壁と前記外壁の間に配置されてもよい。
この発明により、上方側に向かって延設された内壁と外壁との間に下方側に向かって延設された中間壁が噛み合うこととなる。このため、水が浸入する際の浸入経路が長くなり、防水性能を向上させることができる。また、外壁は中間壁によって内側から支持されるため、外壁に水が勢いよくかかって外壁を押したとしても、外壁が歪むことを防ぐことができる。ひいては外壁が歪んだときに排水通路の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記中間壁と一体的に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第一内壁案内部を有し、前記第一内壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、前記内壁の外周面に当接した状態で当該内壁を内側へ押圧支持してもよい。
この発明により、電気接続箱の組立工程において、ロアケースとアッパーカバーを嵌合する際に、第一内壁案内部に沿って内壁の上端縁を正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって内壁と中間壁が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱の組立性を向上させることができる。また、ロアケースとアッパーカバーが嵌合した状態においては、第一内壁案内部が内壁を押圧して変位を規制するため、内壁の剛性が向上する。このため、内壁が歪んで内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記中間壁よりも内側に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第二内壁案内部を有し、前記第二内壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、前記内壁の内周面に当接した状態で当該内壁を外側へ押圧支持してもよい。
この発明により、電気接続箱の組立工程において、ロアケースとアッパーカバーを嵌合する際に、第二内壁案内部に沿って内壁の上端縁を正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって内壁と中間壁が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱の組立性を向上させることができる。また、ロアケースとアッパーカバーが嵌合した状態においては、第二内壁案内部が内壁を押圧して変位を規制するため、内壁の剛性が向上する。このため、内壁が歪んで内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記中間壁よりも外側に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第一外壁案内部を有し、前記第一外壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、前記外壁の外周面に当接した状態で当該外壁を内側へ押圧支持してもよい。
この発明により、電気接続箱の組立工程において、ロアケースとアッパーカバーを嵌合する際に、第一外壁案内部に沿って外壁の上端縁を正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって外壁と中間壁が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱の組立性を向上させることができる。また、ロアケースとアッパーカバーが嵌合した状態においては、第一外壁案内部が外壁を押圧して変位を規制するため、外壁の剛性が向上する。このため、外壁が歪んだときに排水通路の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記中間壁と一体的に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第二外壁案内部を有し、前記第二外壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、前記外壁の内周面に当接した状態で当該外壁を外側へ押圧支持してもよい。
この発明により、電気接続箱の組立工程において、ロアケースとアッパーカバーを嵌合する際に、第二外壁案内部に沿って外壁の上端縁を正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって外壁と中間壁が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱の組立性を向上させることができる。また、ロアケースとアッパーカバーが嵌合した状態においては、第二外壁案内部が外壁を押圧して変位を規制するため、外壁の剛性が向上する。このため、外壁が歪んだときに排水通路の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記中間壁の中途部分に前記内壁と前記外壁の中央を通る仮想線に対して湾曲する湾曲部が設けられてもよい。
この発明により、外側へ隆起した湾曲部を設けた場合は、外壁が湾曲面に沿って緩やかに変形するため、外壁を押圧しつつ、外壁における特定の領域に応力が集中することを防ぐことができる。反対に、内側へ隆起した湾曲部を設けた場合は、内壁が湾曲面に沿って緩やかに変形するため、内壁を押圧しつつ、内壁における特定の領域に応力が集中することを防ぐことができる。さらに、湾曲部によって排水通路の通路幅が規制されるため、内壁や外壁が歪んだときに排水通路の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記内壁の内周面に当接した状態で当該内壁を外側へ押圧支持する第二内壁案内部と、前記外壁の内周面に当接した状態で当該外壁を外側へ押圧支持する第二外壁案内部とを有し、前記第二内壁案内部と前記第二外壁案内部とを互いに対して前記中間壁に沿う方向に変位させてもよい。
この発明により、第二内壁案内部に対して第二外壁案内部を後壁部側へ変位させて設けた場合は、排水通路における排水口から第二外壁案内部が離間することとなる。このため、排水口に向かって加速しながら流れる水の円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。反対に、第二内壁案内部に対して第二外壁案内部を前部開口側へ変位させて設けた場合は、排水通路における排水口に第二外壁案内部が近接することとなる。このため、水が排水口から逆流することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記内壁と前記アッパーカバーを係止可能とする係止部が設けられてもよい。
この発明により、ロアケースとアッパーカバーを嵌合した状態で固定することができる。また、係止部が内壁とアッパーカバーを係止することにより、外壁に水が勢いよくかかるなどして外壁が歪んでも、係止部が外れることを防ぐことができる。さらに、係止部が内壁とアッパーカバーを係止することにより、内壁が歪んで内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記係止部が、係止孔と、当該係止孔に掛かる係止爪とで構成されており、前記内壁における前記係止孔又は前記係止爪が設けられた部分を含む領域がそれ以外の領域に比べて薄く形成されてもよい。
この発明により、電気接続箱の組立工程において、ロアケースとアッパーカバーを嵌合する際に、内壁における係止孔又は係止爪が設けられた部分が変形しやすくなる。このため、金属製であるアッパーカバー側の係止爪又は係止孔と容易に係止し合うこととなる。ひいては電気接続箱の組立性を向上させることができる。また、内壁におけるそれ以外の領域においては、厚く形成されて剛性を確保している。このため、内壁が歪んで内壁の上端縁とアッパーカバーの下端面との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記内壁の上端縁及び前記外壁の上端縁の少なくとも一方に潰しリブが設けられてもよい。
この発明により、ロアケースとアッパーカバーをガタつきなく固定することができる。特に、内壁の上端縁に潰しリブが設けられた場合は、内壁の上端縁における潰しリブの周辺でアッパーカバーの下端面との当接圧を高めることができ、防水性能を向上させることができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記アッパーカバーの上面を覆う防滴シートを備え、前記防滴シートが前記アッパーカバーの外周端部から外側へ張り出してもよい。
この発明により、アッパーカバーの側面などに当たって跳ね返った水が排水通路に入ったり、アッパーカバーを伝ってきた水が排水通路に入ったりすることを防ぐことができる。このため、排水通路に入る水を減らすことができ、嵌合部分が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記前部開口にコネクタソケットが挿通されており、前記防滴シートが前記コネクタソケットの上方側まで張り出してもよい。
この発明により、アッパーカバーの側面などに当たって跳ね返った水がコネクタソケットにかかったり、アッパーカバーを伝ってきた水がコネクタソケットにかかったりすることを防ぐことができる。このため、水がコネクタソケットなどを伝って前部開口から浸入することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
またこの発明の態様として、前記防滴シートが折り曲げられ、前記防滴シートにおける折曲片で前記側壁部及び前記後壁部の少なくとも一方が覆われてもよい。
この発明により、防滴シートの折曲片で覆われた各壁部において、水がロアケースとアッパーカバーの嵌合部分に直接かかることを確実に防ぐことができる。また、防滴シートの折曲片で覆われた各壁部において、アッパーカバーの側面などに当たって跳ね返った水が排水通路に入ったり、アッパーカバーを伝ってきた水が排水通路に入ったりすることを確実に防ぐことができる。このため、排水通路に入る水を確実に減らすことができ、嵌合部分が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
電気接続箱の斜視図。 電気接続箱の分解斜視図。 ロアケースの斜視図。 ロアケースの上面図。 図4のA-A矢視断面図及びB-B矢視断面図。 アッパーカバーの斜視図。 アッパーカバーの底面図。 図7のC-C矢視断面図及びD-D矢視断面図。 図1のE-E矢視断面図。 図1のF-F矢視断面図。 第一内壁案内部と第二内壁案内部の機能を説明する説明図。 第一外壁案内部と第二外壁案内部の機能を説明する説明図。 他の実施形態に係るロアケースの上面図。 他の実施形態に係るロアケースの上面図。
この発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は電気接続箱1の斜視図であり、図2は電気接続箱1の分解斜視図である。図3はロアケース2の斜視図であり、図4はロアケース2の上面図であり、図5は図4のA-A矢視断面図及びB-B矢視断面図である。図6はアッパーカバー3の斜視図であり、図7はアッパーカバー3の底面図であり、図8は図7のC-C矢視断面図及びD-D矢視断面図である。
また、図9は図1のE-E矢視断面図であり、図10は図1のF-F矢視断面図である。図11は第一内壁案内部33と第二内壁案内部34の機能を説明する説明図であり、図12は第一外壁案内部35と第二外壁案内部36の機能を説明する説明図である。なお、本願においては、図中に示すように、前後方向、上下方向、左右方向を規定する。
図1及び図2に示すように、電気接続箱1は、ロアケース2とアッパーカバー3と回路基板4を備えている。回路基板4は、コネクタソケット5を備えており、このコネクタソケット5には、コネクタ6を介してワイヤーハーネス7が接続される。さらに、電気接続箱1は、防滴シート8によって覆われている。
図3から図5に示すように、ロアケース2は、回路基板4を収容する樹脂(ポリプロピレン樹脂)製の筐体である。ロアケース2は、底壁部20のほか、底壁部20の外周端部から上方側に向かって延設された各壁部21~24を有している。そして、各壁部21~24によって内壁25を構成している。また、内壁25の一部を覆う外壁26を構成している。ロアケース2の上端部には、壁がなく上部開口2oが形成されている。
底壁部20は、上方側から視て矩形状に形成されている。底壁部20の上面には、複数の図示しない補強リブが設けられている。また、前壁部21は、底壁部20の前端部分から上方側に向かって延設されている。前壁部21は、前後方向に対して垂直な縦壁であり、その大部分に矩形状の前部開口21oが設けられている。さらに、後壁部22は、底壁部20の後端部分から上方側に向かって延設されている。後壁部22は、前後方向に対して垂直な縦壁であり、前壁部21に対して対向している。
左壁部23は、底壁部20の左端部分から上方側に向かって延設されている。左壁部23は、左右方向に対して垂直な縦壁であり、前壁部21の左辺と角部2aを介してつながっており、かつ後壁部22の左辺と角部2bを介してつながっている。また、右壁部24は、底壁部20の右端部分から上方側に向かって延設されている。右壁部24は、左右方向に対して垂直な縦壁であり、前壁部21の右辺と角部2cを介してつながっており、かつ後壁部22の右辺と角部2dを介してつながっている。
本ロアケース2においては、底壁部20の外周端部に沿うように各壁部21~24が配置され、上方側から視て矩形状に空間を取り囲む内壁25が構成されている。なお、図9及び図10に示すように、内壁25の上端縁25eは、アッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)に当接する。ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、内壁25の上端縁25eと本体部30の下端面30fとの当接圧が最適な値となるように設計されている。内壁25の上端縁25eには、当接圧によって押し潰される潰しリブ251が設けられている。
さらに、ロアケース2は、後壁部22と、右壁部24と、両壁部22,24をつなぐ角部2dとを覆うように外壁26が構成されている。外壁26は、後壁部22と、右壁部24と、両壁部22,24とをつなぐ角部2dに対して所定の間隔を隔てて配置されている。そのため、外壁26は、上方側から視てL字形状となっている。なお、図9及び図10に示すように、外壁26の上端縁26eは、内壁25よりも上方側に位置する。また、外壁26の上端縁26eも、一部においてアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)に当接する。そのため、外壁26の上端縁26eにも、潰しリブ261が設けられている。
このように、本ロアケース2においては、内壁25と外壁26とによって二重壁構造27を構成している。内壁25における左壁部23には、その外周面に係止部11を構成する二つの係止爪252が設けられている。また、内壁25における右壁部24にも、その外周面に係止部11を構成する二つの係止爪252が設けられている。なお、内壁25における係止爪252が設けられた部分を含む領域がそれ以外の領域に比べて薄く形成されている(図4の領域R参照)。この点、角部2b及び角部2dも薄く形成されている。こうすることで、後述する効果をより引き出すことができるからである。
加えて、本ロアケース2においては、内壁25と外壁26の下端部分が底壁部20の延設部分によってつながれており、内壁25と外壁26との間に排水通路28を構成している。排水通路28は、その一端側が開口され、その他端側が閉塞されている。なお、排水通路28の開口が排水口28oとして機能する。そのため、角部2dを回り込むようにして連続する長い排水通路28において、排水口28oの数が一つとなる。本ロアケース2においては、図示しない周囲構造物によって遮蔽される角部2c側に排水口28oを設けている。こうすることで、後述する効果をより引き出すことができるからである。
加えて、本ロアケース2においては、排水通路28の開口端(排水口28o)が、右壁部24における前後方向の中途部分に設けられている。具体的には、角部2cから離間しつつ、右壁部24における前後方向の中央よりも角部2c側に設けられている。さらに加えて、本ロアケース2においては、排水通路28の閉塞端が、後壁部22における左右方向の中途部分に設けられている。具体的には、角部2bから離間しつつ、後壁部22における左右方向の中央よりも角部2b側に設けられている。なお、排水通路28の閉塞端は、後壁部22の外周面から後方側に向かって延設された閉塞壁29によって閉塞されている。閉塞壁29は、後壁部22の補強リブとしての機能も果たしている。
図6から図8に示すように、アッパーカバー3は、ロアケース2に嵌合されてロアケース2の上部開口2oを塞ぐ金属(アルミ合金製)製の蓋体である。アッパーカバー3は、本体部30と、延設部31と、中間壁32と、第一内壁案内部33と、第二内壁案内部34と、第一外壁案内部35と、第二外壁案内部36とを有している。アッパーカバー3は、電気接続箱1のブラケットとしての役割を果たすため、複数のボルト孔3hが形成されている。
本体部30は、下方側から視て矩形状に形成されている。本体部30の下端面30fには、回路基板4を固定する四つの基板固定座301が設けられている。また、延設部31は、本体部30の右側端部から右方側及び前方側に向かって延設された前後方向に長い帯状の突出部分である。延設部31の下端面31fには、下方側に向かって延設されたボルトステー311が設けられている。このボルトステー311にも左右方向に貫通する長孔形状のボルト孔3hが形成されている。
中間壁32は、アッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)から下方側に向かって延設されている。中間壁32は、本体部30の外周端部に沿うように配置され、下方側から視て矩形状に形成されている。ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、中間壁32が内壁25と外壁26の間に配置されることとなる。なお、二重壁構造27となっている右端部側の直線部分には、内壁25と外壁26の中央を通る仮想線Lに対して湾曲する湾曲部321が設けられている。湾曲部321は、前後方向に延びている中間壁32において、例外的に外側へ隆起した部分を指す。但し、内側へ隆起した湾曲部321が設けられるとしてもよい。
第一内壁案内部33は、中間壁32と一体的にアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)から下方側に向かって延設されている。第一内壁案内部33は、中間壁32よりも下方側に延びており、内壁25の外周面に当接する案内面33fが先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜している。また、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、第一内壁案内部33が内壁25の外周面に当接し、この内壁25を内側へ押圧支持する。なお、本アッパーカバー3においては、二つの第一内壁案内部33が、本体部30の左端部側に配置され、さらに二つの第一内壁案内部33が、本体部30の右端部側に配置されている。さらに、それぞれの第一内壁案内部33には、係止部11を構成する係止孔332が設けられている。
第二内壁案内部34は、中間壁32よりも内側にアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)から下方側に向かって延設されている。第二内壁案内部34は、中間壁32よりも下方側に延びており、内壁25の内周面に当接する案内面34fが先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜している。また、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、第二内壁案内部34が内壁25の内周面に当接し、この内壁25を外側へ押圧支持する。なお、本アッパーカバー3においては、一つの第二内壁案内部34が、本体部30の左端部側における二つの第一内壁案内部33の間に配置され、さらに一つの第二内壁案内部34が、本体部30の右端部側における二つの第一内壁案内部33の間に配置されている。
第一外壁案内部35は、中間壁32よりも外側にアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)から下方側に向かって延設されている。第一外壁案内部35は、中間壁32よりも下方側に延びており、外壁26の外周面に当接する案内面35fが先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜している。また、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、第一外壁案内部35が外壁26の外周面に当接し、この外壁26を内側へ押圧支持する。なお、本アッパーカバー3においては、二つの第一外壁案内部35が、本体部30から延設された延設部31に配置されている。後方側の第一外壁案内部35は、前述したボルトステー311と一体的に構成されており、ボルトステー311の補強リブとしての役割も果たしている。
第二外壁案内部36は、中間壁32と一体的にアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)から下方側に向かって延設されている。第二外壁案内部36は、中間壁32よりも下方側に延びており、外壁26の内周面に当接する案内面36fが先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜している。また、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した際には、第二外壁案内部36が外壁26の内周面に当接し、この外壁26を外側へ押圧支持する。なお、本アッパーカバー3においては、一つの第二外壁案内部36が、延設部31における二つの第一外壁案内部35の間に配置されている。この第二外壁案内部36は、前述した中間壁32と一体的に設けられており、中間壁32の補強リブとしての役割も果たしている。
加えて、本アッパーカバー3においては、第二内壁案内部34と第二外壁案内部36を互いに対して中間壁32に沿う方向に変位させている。具体的には、第二内壁案内部34をやや前方側に配置し、第二外壁案内部36をやや後方側に配置し、これによって第二内壁案内部34と第二外壁案内部36を前後方向に変位させている。但し、第二内壁案内部34をやや後方側に配置し、第二外壁案内部36をやや前方側に配置し、これによって第二内壁案内部34と第二外壁案内部36を前後方向に変位させてもよい。いずれにしても、第二内壁案内部34は、湾曲部321の内側(中間壁32の内側であって湾曲部321によって広がった部分の内側)に収まるように設けられ、第二外壁案内部36は、湾曲部321における頂部に一体的に設けられる。
次に、図11及び図12を用いて、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際の第一内壁案内部33と第二内壁案内部34の機能ならびに第一外壁案内部35と第二外壁案内部36の機能について説明する。ここで、図11は、図7のC-C矢視断面図に相当する位置の断面図である。図12は、図7のD-D矢視断面図に相当する位置の断面図である。
図11に示すように、ロアケース2とアッパーカバー3を互いに近づけていくと、内壁25の上端縁25eが第一内壁案内部33の案内面33fに当接する。第一内壁案内部33の案内面33fは、先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しているため、この案内面33fに沿って内壁25が案内されることとなる。
その後、内壁25の上端縁25eは、第一内壁案内部33よりも内側に配置された第二内壁案内部34の案内面34fに当接する。第二内壁案内部34の案内面34fは、先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜している。そのため、内壁25は、第一内壁案内部33の案内面33fと第二内壁案内部34の案内面34fとに挟まれることとなる。なお、内壁25は、内側へ押圧する二つの第一内壁案内部33と、その間に配置されて外側へ押圧する一つの第二内壁案内部34とによって挟まれるため、僅かに波打つように変形し、左右方向はもちろん前後方向にも完全に移動不能となる。
同様に、図12に示すように、ロアケース2とアッパーカバー3を互いに近づけていくと、外壁26の上端縁26eが第一外壁案内部35の案内面35fに当接する。第一外壁案内部35の案内面35fは、先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しているため、この案内面35fに沿って外壁26が案内されることとなる。
その後、外壁26の上端縁26eは、第一外壁案内部35よりも内側に配置された第二外壁案内部36の案内面36fに当接する。第二外壁案内部36の案内面36fは、先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜している。そのため、外壁26は、第一外壁案内部35の案内面35fと第二外壁案内部36の案内面36fとに挟まれることとなる。なお、外壁26は、内側へ押圧する二つの第一外壁案内部35と、その間に配置されて外側へ押圧する一つの第二外壁案内部36とによって挟まれるため、僅かに波打つように変形し、左右方向はもちろん前後方向にも完全に移動不能となる。
さらにその後、内壁25に設けられた係止爪252が第一内壁案内部33に設けられた係止孔332に掛かり、ロアケース2とアッパーカバー3が嵌合した状態で固定される。このとき、内壁25の上端縁25eは、アッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)に当接し、最適な当接圧が確保される。また、この当接圧によって潰しリブ251が潰される。同時に、外壁26の上端縁26eも、アッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)に当接し、最適な当接圧が確保される。また、この当接圧によって潰しリブ261が潰される。
最後に、電気接続箱1の防滴シート8について説明する。図1に示すように、電気接続箱1は、少なくともアッパーカバー3の上面を覆う防滴シート8を備えている。防滴シート8は、透明のポリオレフィン系フィルムである。但し、色や材質について限定するものではない。
防滴シート8は、アッパーカバー3の外周端部から外側へ張り出している。具体的には、アッパーカバー3の前端部からコネクタソケット5の上方側まで張り出している。この点、コネクタソケット5に接続されたコネクタ6の上方側まで張り出しているとしてもよい。
さらに、アッパーカバー3の左端部、右端部及び後端部からも所定の長さだけ張り出している。そして、アッパーカバー3の左端部から張り出した部分については、下方側へ折り曲げられ、この折曲片81が内壁25(詳細には左壁部23)の外周面に貼り付けられている。同様に、アッパーカバー3の右端部から張り出した部分についても、下方側へ折り曲げられ、この折曲片81が外壁26の外周面に貼り付けられている。なお、電気接続箱1において、アッパーカバー3の後端部から張り出した部分は、後方側に向かって延びている。但し、かかる部分についても、下方側へ折り曲げられて外壁26の外周面に貼り付けられるとしてもよい。
以上のように、電気接続箱1は、回路基板4を収容する樹脂製のロアケース2と、ロアケース2に嵌合されてロアケース2の上部開口2oを塞ぐ金属製のアッパーカバー3とを備え、ロアケース2に、前部開口21oが設けられ、前部開口21oに対向する後壁部22と、後壁部22の各端辺につながる互いに対向する一対の側壁部(左壁部23、右壁部24)とで内壁25が構成され、後壁部22と右壁部24との角部2dを含んだ内壁25の一部に対して所定の間隔を隔てて外壁26が構成されている。そして、内壁25の上端縁25eがアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)に当接するとともに、外壁26の上端縁26eが内壁25よりも上方側に位置する二重壁構造27とされ、内壁25と外壁26の下端部分をつなげて内壁25と外壁26の間に排水通路28を設けたものである。
このような電気接続箱1によれば、高い防水性能を獲得することができる。
詳述すると、本願発明に係る電気接続箱1においては、内壁25の上端縁25eがアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)に当接することによって所定の防水性能を担保しつつ、外壁26の上端縁26eが内壁25よりも上方側に位置することによってロアケース2とアッパーカバー3の嵌合部分10(図9及び図10参照)を覆い、水が嵌合部分10に直接かからないようにしている。さらに、本願発明に係る電気接続箱1においては、角部2dを回り込むようにして連続する長い嵌合部分10を二重壁構造27の外壁26で切れ間なく覆うため、二重壁構造27の外壁26と外壁26の隙間を通って水が嵌合部分10に直接かかることも防いでいる。加えて、本願発明に係る電気接続箱1は、内壁25と外壁26の間に排水通路28を設けている。このため、外壁26を越えた水を円滑に排出することができ、嵌合部分10が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、外壁26の上端縁26eがアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)に当接している。
このような電気接続箱1によれば、アッパーカバー3の側面などに当たって跳ね返った水が排水通路28に入ったり、アッパーカバー3を伝ってきた水が排水通路28に入ったりすることを防ぐことができる。このため、排水通路28に入る水を減らすことができ、嵌合部分10が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、排水通路28の一端側が開口されて他端側が閉塞されている。
このような電気接続箱1によれば、角部2dを回り込むようにして連続する長い排水通路28において、排水口28oの数が一つとなるため、水が排水口28oに直接かかりにくくなる。この点、周囲構造物によって遮蔽される一端側に排水口28oを設ければ、水が排水口28oに直接かかる可能性をより減らすことができる。このため、水が排水口28oから逆流しなくなり、嵌合部分10が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、排水通路28の開口端が、前部開口21oと右壁部24との角部2cから離間した右壁部24の中途部分に設けられている。
このような電気接続箱1によれば、排水口28oが前部開口21oから角部2cを回り込んだ位置に設けられるので、前部開口21oに排水された水がかからない。また、前部開口21oに挿通されたコネクタソケット5などにも排水された水がかからない。このため、水がコネクタソケット5などを伝って前部開口21oから浸入することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、排水通路28の閉塞端が、後壁部22と左壁部23との角部2bから離間した後壁部22の中途部分に設けられている。
このような電気接続箱1によれば、排水通路28を閉塞する閉塞壁29が内壁25を構成する後壁部22の中途部分につながるため、内壁25の剛性が向上する。このため、内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との当接圧を確保でき、防水性能を向上させることができる。また、排水通路28を逆流した水が逃げ場を失って内壁25を押したとしても、内壁25が歪むことを防ぐことができる。ひいては内壁25が歪んで内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、アッパーカバー3の下端面から下方側に向かって延設された中間壁32を有し、中間壁32が内壁25と外壁26の間に配置されている。
このような電気接続箱1によれば、上方側に向かって延設された内壁25と外壁26との間に下方側に向かって延設された中間壁32が噛み合うこととなる。このため、水が浸入する際の浸入経路が長くなり、防水性能を向上させることができる。また、外壁26は中間壁32によって内側から支持されるため、外壁26に水が勢いよくかかって外壁26を押したとしても、外壁26が歪むことを防ぐことができる。ひいては外壁26が歪んだときに排水通路28の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、中間壁32と一体的にアッパーカバー3の下端面から下方側に向かって延設された第一内壁案内部33を有し、第一内壁案内部33における案内面33fが先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、内壁25の外周面に当接した状態で内壁25を内側へ押圧支持する。
このような電気接続箱1によれば、電気接続箱1の組立工程において、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際に、第一内壁案内部33に沿って内壁25の上端縁25eを正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって内壁25と中間壁32が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱1の組立性を向上させることができる。また、ロアケース2とアッパーカバー3が嵌合した状態においては、第一内壁案内部33が内壁25を押圧して変位を規制するため、内壁25の剛性が向上する。このため、内壁25が歪んで内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、中間壁32よりも内側にアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)から下方側に向かって延設された第二内壁案内部34を有し、第二内壁案内部34における案内面34fが先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、内壁25の内周面に当接した状態で内壁25を外側へ押圧支持する。
このような電気接続箱1によれば、電気接続箱1の組立工程において、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際に、第二内壁案内部34に沿って内壁25の上端縁25eを正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって内壁25と中間壁32が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱1の組立性を向上させることができる。また、ロアケース2とアッパーカバー3が嵌合した状態においては、第二内壁案内部34が内壁25を押圧して変位を規制するため、内壁25の剛性が向上する。このため、内壁25が歪んで内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、中間壁32よりも外側にアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)から下方側に向かって延設された第一外壁案内部35を有し、第一外壁案内部35における案内面35fが先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、外壁26の外周面に当接した状態で外壁26を内側へ押圧支持する。
このような電気接続箱1によれば、電気接続箱1の組立工程において、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際に、第一外壁案内部35に沿って外壁26の上端縁26eを正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって外壁26と中間壁32が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱1の組立性を向上させることができる。また、ロアケース2とアッパーカバー3が嵌合した状態においては、第一外壁案内部35が外壁26を押圧して変位を規制するため、外壁26の剛性が向上する。このため、外壁26が歪んだときに排水通路28の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、中間壁32と一体的にアッパーカバー3の下端面(詳細には延設部31の下端面31f)から下方側に向かって延設された第二外壁案内部36を有し、第二外壁案内部36における案内面36fが先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、外壁26の内周面に当接した状態で外壁26を外側へ押圧支持する。
このような電気接続箱1によれば、電気接続箱1の組立工程において、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際に、第二外壁案内部36に沿って外壁26の上端縁26eを正しい位置に導くことができる。このため、一度の嵌合作業によって外壁26と中間壁32が正しく組み合うこととなる。ひいては電気接続箱1の組立性を向上させることができる。また、ロアケース2とアッパーカバー3が嵌合した状態においては、第二外壁案内部36が外壁26を押圧して変位を規制するため、外壁26の剛性が向上する。このため、外壁26が歪んだときに排水通路28の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、中間壁32の中途部分に内壁25と外壁26の中央を通る仮想線Lに対して湾曲する湾曲部321が設けられている。
このような電気接続箱1によれば、外側へ隆起した湾曲部321を設けた場合は、外壁26が湾曲面に沿って緩やかに変形するため、外壁26を押圧しつつ、外壁26における特定の領域に応力が集中することを防ぐことができる。反対に、内側へ隆起した湾曲部321を設けた場合は、内壁25が湾曲面に沿って緩やかに変形するため、内壁25を押圧しつつ、内壁25における特定の領域に応力が集中することを防ぐことができる。さらに、湾曲部321によって排水通路28の通路幅が規制されるため、内壁25や外壁26が歪んだときに排水通路28の通路幅が小さくなって円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、内壁25の内周面に当接した状態で内壁25を外側へ押圧支持する第二内壁案内部34と、外壁26の内周面に当接した状態で外壁26を外側へ押圧支持する第二外壁案内部36とを有し、第二内壁案内部34と第二外壁案内部36を互いに対して中間壁32に沿う方向に変位させている。
このような電気接続箱1によれば、第二内壁案内部34に対して第二外壁案内部36を後壁部22側へ変位させて設けた場合は、排水通路28における排水口28oから第二外壁案内部36が離間することとなる。このため、排水口28oに向かって加速しながら流れる水の円滑な排水に支障が生じることを防ぐことができる。反対に、第二内壁案内部34に対して第二外壁案内部36を前部開口21o側へ変位させて設けた場合は、排水通路28における排水口28oに第二外壁案内部36が近接することとなる。このため、水が排水口28oから逆流することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、内壁25とアッパーカバー3を係止可能とする係止部11が設けられている。
このような電気接続箱1によれば、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合した状態で固定することができる。また、係止部11が内壁25とアッパーカバー3を係止することにより、外壁26に水が勢いよくかかるなどして外壁26が歪んでも、係止部11が外れることを防ぐことができる。さらに、係止部11が内壁25とアッパーカバー3を係止することにより、内壁25が歪んで内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、係止部11が、係止孔332と、係止孔332に掛かる係止爪252とで構成されており、内壁25における係止爪252が設けられた部分を含む領域がそれ以外の領域に比べて薄く形成されている。
このような電気接続箱1によれば、電気接続箱1の組立工程において、ロアケース2とアッパーカバー3を嵌合する際に、内壁25における係止爪252が設けられた部分が変形しやすくなる。このため、金属製であるアッパーカバー3側の係止孔332と容易に係止し合うこととなる。ひいては電気接続箱1の組立性を向上させることができる。また、内壁25におけるそれ以外の領域においては、厚く形成されて剛性を確保している。このため、内壁25が歪んで内壁25の上端縁25eとアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との間に僅かな隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、内壁25の上端縁25e及び外壁26の上端縁26eに潰しリブ251,261が設けられている。
このような電気接続箱1によれば、ロアケース2とアッパーカバー3をガタつきなく固定することができる。特に、内壁25の上端縁25eに潰しリブ251が設けられた場合は、内壁25の上端縁25eにおける潰しリブ251の周辺でアッパーカバー3の下端面(詳細には本体部30の下端面30f)との当接圧を高めることができ、防水性能を向上させることができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、アッパーカバー3の上面を覆う防滴シート8を備え、防滴シート8がアッパーカバー3の外周端部から外側へ張り出している。
このような電気接続箱1によれば、アッパーカバー3の側面などに当たって跳ね返った水が排水通路28に入ったり、アッパーカバー3を伝ってきた水が排水通路28に入ったりすることを防ぐことができる。このため、排水通路28に入る水を減らすことができ、嵌合部分10が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、前部開口21oにコネクタソケット5が挿通されており、防滴シート8がコネクタソケット5の上方側まで張り出している。
このような電気接続箱1によれば、アッパーカバー3の側面などに当たって跳ね返った水がコネクタソケット5にかかったり、アッパーカバー3を伝ってきた水がコネクタソケット5にかかったりすることを防ぐことができる。このため、水がコネクタソケット5などを伝って前部開口21oから浸入することを防ぐことができる。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
また、電気接続箱1は、防滴シート8が折り曲げられ、防滴シート8における折曲片81で左壁部23及び右壁部24が覆われている。
このような電気接続箱1によれば、防滴シート8の折曲片81で覆われた左壁部23及び右壁部24において、水がロアケース2とアッパーカバー3の嵌合部分10に直接かかることを確実に防ぐことができる。また、防滴シート8の折曲片81で覆われた左壁部23及び右壁部24において、アッパーカバー3の側面などに当たって跳ね返った水が排水通路28に入ったり、アッパーカバー3を伝ってきた水が排水通路28に入ったりすることを確実に防ぐことができる。このため、排水通路28に入る水を確実に減らすことができ、嵌合部分10が冠水しない。したがって、高い防水性能を獲得することができる。
この発明の構成と前述の実施形態との対応において、この発明の電気接続箱は電気接続箱1に対応し、
以下同様に、
ロアケースはロアケース2に対応し、
アッパーカバーはアッパーカバー3に対応し、
回路基板は回路基板4に対応し、
コネクタソケットはコネクタソケット5に対応し、
防滴シートは防滴シート8に対応し、
係止部は係止部11に対応し、
前壁部は前壁部21に対応し、
後壁部は後壁部22に対応し、
側壁部は左壁部23及び右壁部24に対応し、
内壁は内壁25に対応し、
外壁は外壁26に対応し、
二重壁構造は二重壁構造27に対応し、
排水通路は排水通路28に対応し、
中間壁は中間壁32に対応し、
第一内壁案内部は第一内壁案内部33に対応し、
第二内壁案内部は第二内壁案内部34に対応し、
第一外壁案内部は第一外壁案内部35に対応し、
第二外壁案内部は第二外壁案内部36に対応し、
内壁の潰しリブは潰しリブ251に対応し、
係止爪は係止爪252に対応し、
外壁の潰しリブは潰しリブ261に対応し、
湾曲部は湾曲部321に対応し、
係止孔は係止孔332に対応し、
上部開口は上部開口2oに対応し、
前部開口は前部開口21oに対応し、
排水口は排水口28oに対応し、
内壁の上端縁は上端縁25eに対応し、
外壁の上端縁は上端縁26eに対応し、
アッパーカバーの下端面は下端面30f及び下端面31fに対応し、
仮想線は仮想線Lに対応し、この発明は、前述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
図4に示すように、本電気接続箱1においては、ロアケース2に、後壁部22と、右壁部24と、両壁部22,24をつなぐ角部2dとを覆うように外壁26が構成されている。そのため、外壁26は、上方側から視て角部2dを曲り角としたL字形状となっている。
この点、図13に示すように、後壁部22と、左壁部23と、両壁部22,23をつなぐ角部2bとを覆うように外壁26が構成されてもよい。この場合、外壁26は、上方側から視て角部2bを曲り角としたL字形状となる。かかる実施形態においても、同様の効果が得られるものと考えられる。
あるいは、図14に示すように、壁部22と、左壁部23と、右壁部24と、両壁部22,23をつなぐ角部2bと、両壁部22,24をつなぐ角部2dとを覆うように外壁26が構成されてもよい。この場合、外壁26は、上方側から視て角部2bと角部2dを曲り角としたU字形状となる。かかる実施形態においても、同様の効果が得られるものと考えられる。
1…電気接続箱
2…ロアカバー
3…アッパーカバー
4…回路基板
5…コネクタソケット
8…防滴シート
11…係止部
21…前壁部
22…後壁部
23…左壁部
24…右壁部
25…内壁
26…外壁
27…二重壁構造
28…排水通路
32…中間壁
33…第一内壁案内部
34…第二内壁案内部
35…第一外壁案内部
36…第二外壁案内部
251…潰しリブ
252…係止爪
261…潰しリブ
321…湾曲部
332…係止孔
2o…上部開口
21o…前部開口
28o…排水口
25e…内壁の上端縁
26e…外壁の上端縁
30f…アッパーカバーの下端面
31f…アッパーカバーの下端面
L…仮想線

Claims (18)

  1. 回路基板を収容する樹脂製のロアケースと、
    前記ロアケースに嵌合されて当該ロアケースの上部開口を塞ぐ金属製のアッパーカバーとを備え、
    前記ロアケースに、前部開口が設けられ、前記前部開口に対向する後壁部と、前記後壁部の各端辺につながる互いに対向する一対の側壁部とで内壁が構成され、前記後壁部と少なくとも一方の前記側壁部との角部を含んだ前記内壁の一部に対して所定の間隔を隔てて外壁が構成されており、
    前記内壁の上端縁が前記アッパーカバーの下端面に当接するとともに、前記外壁の上端縁が前記内壁よりも上方側に位置する二重壁構造とされ、
    前記内壁と前記外壁の下端部分をつなげて当該内壁と当該外壁の間に排水通路を設けた
    電気接続箱。
  2. 前記外壁の上端縁が前記アッパーカバーの下端面に当接する
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記排水通路の一端側が開口されて他端側が閉塞された
    請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記排水通路の開口端が、前記前部開口と前記側壁部との角部から離間した当該側壁部の中途部分に設けられた
    請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記排水通路の閉塞端が、前記後壁部と前記側壁部との角部及び前記前部開口と前記側壁部との角部から離間した当該後壁部又は当該側壁部の中途部分に設けられた
    請求項3又は請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された中間壁を有し、前記中間壁が前記内壁と前記外壁の間に配置された
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電気接続箱。
  7. 前記中間壁と一体的に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第一内壁案内部を有し、
    前記第一内壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、
    前記内壁の外周面に当接した状態で当該内壁を内側へ押圧支持する
    請求項6に記載の電気接続箱。
  8. 前記中間壁よりも内側に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第二内壁案内部を有し、
    前記第二内壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、
    前記内壁の内周面に当接した状態で当該内壁を外側へ押圧支持する
    請求項6又は請求項7に記載の電気接続箱。
  9. 前記中間壁よりも外側に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第一外壁案内部を有し、
    前記第一外壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて内側へ傾斜しており、
    前記外壁の外周面に当接した状態で当該外壁を内側へ押圧支持する
    請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の電気接続箱。
  10. 前記中間壁と一体的に前記アッパーカバーの下端面から下方側に向かって延設された第二外壁案内部を有し、
    前記第二外壁案内部における案内面が先端側から基端側へ向かうにつれて外側へ傾斜しており、
    前記外壁の内周面に当接した状態で当該外壁を外側へ押圧支持する
    請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の電気接続箱。
  11. 前記中間壁の中途部分に前記内壁と前記外壁の中央を通る仮想線に対して湾曲する湾曲部が設けられた
    請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の電気接続箱。
  12. 前記内壁の内周面に当接した状態で当該内壁を外側へ押圧支持する第二内壁案内部と、
    前記外壁の内周面に当接した状態で当該外壁を外側へ押圧支持する第二外壁案内部とを有し、
    前記第二内壁案内部と前記第二外壁案内部とを互いに対して前記中間壁に沿う方向に変位させた
    請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の電気接続箱。
  13. 前記内壁と前記アッパーカバーを係止可能とする係止部が設けられた
    請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の電気接続箱。
  14. 前記係止部が、係止孔と、当該係止孔に掛かる係止爪とで構成されており、
    前記内壁における前記係止孔又は前記係止爪が設けられた部分を含む領域がそれ以外の領域に比べて薄く形成された
    請求項13に記載の電気接続箱。
  15. 前記内壁の上端縁及び前記外壁の上端縁の少なくとも一方に潰しリブが設けられた
    請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の電気接続箱。
  16. 前記アッパーカバーの上面を覆う防滴シートを備え、
    前記防滴シートが前記アッパーカバーの外周端部から外側へ張り出した
    請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の電気接続箱。
  17. 前記前部開口にコネクタソケットが挿通されており、
    前記防滴シートが前記コネクタソケットの上方側まで張り出した
    請求項16に記載の電気接続箱。
  18. 前記防滴シートが折り曲げられ、
    前記防滴シートにおける折曲片で前記側壁部及び前記後壁部の少なくとも一方が覆われた
    請求項16又は請求項17に記載の電気接続箱。
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