JP7269110B2 - ビーム支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の通行を規制するビーム支持装置に関するものである。
路面へ設置させたビームを備える柵によって車線分離などを行う方法は従来から利用されており、種々の構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、道路の路側で車両通行域に沿って立設した複数の支柱と、その内側に固定支持されたレール部材とを有し、前記レール部材に接触ないし衝突した車両が路外に脱出するのを防止すると共に前記車両に与える加速度を規定のもの以下に管理する防護柵であって、前記車両が前記レール部材に接触ないし衝突したとき、想定最大荷重の範囲で、前記支柱が破損することなく、かつ前記車両通行域から外の方向の許容角度の範囲で傾倒する柔軟構造としたことを特徴とする防護柵が開示されている。
特開2004-263402号公報
特許文献1に示される防護柵は、レール部材の衝突緩衝機能に加えて支柱自体にも緩衝機能を加えることにより、緩衝機能をより高く設けたものであるが、本発明は、別の方法で車両衝突時の衝撃を緩和するビーム支持装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係るビーム支持装置は、設置面に立設される複数の支柱と、該支柱間に架設されるビームとを備えたビーム支持装置であって、
置面に固定された固定部材には係合部材が取り付けられ、該係合部材には基材が係合され、該基材によって前記支柱が設置されており、
前記基材には、複数の係合部材が接続しており、該各係合部材にそれぞれ前記固定部材が接続され、
記係合部材の剛性が前記基材の剛性よりも小さことを特徴とするものである。
本発明に係るビーム支持装置によれば、設置面に固定させた固定部材と支柱との間に、基材と、この基材と別体に形成させて基材へ接続させる係合部材とを配置させるので、車両衝突などによってビームや支柱が外力を受けたときに、その外力は前記基材と係合部材とを通じて固定部材へ至るが、基材や係合部材が変形することによって固定部材が受ける力を緩和させることができる。
また、前記係合部材の剛性を前記基材の剛性よりも小さく設けるので、支柱が受けた外力が固定部材へ伝達されるときに、固定部材に近い位置に配置させた係合部材がより大きく変形して、固定部材が受ける力を緩和させることができる。
また、前記基材には複数の係合部材が接続されるので、車両衝突などによってビームや支柱が外力を受けたときに、基材から伝達される力が各係合部材へ分散されるので、各係合部材の変形によって各固定部材が受ける力を効果的に緩和させることができる。
また、前記基材は、前記支柱と別体であり、該支柱と係合されていてもよい。
また、1個の前記基材を複数の支柱に接続させれば、車両衝突などによってビームや支柱が外力を受けたときに、各支柱からそれぞれ伝達される力が前記基材へ伝達されて、この基材に接続する各係合部材へ分散されるようになされるので、各係合部材の変形によって各固定部材が受ける力を効果的に緩和させることができる。
前記係合部材に、前記固定部材によって設置面へ固定させる固定部と、前記基材へ係合する係合部とを備えさせ、前記係合部材の変形によって前記係合部と基材の係合が外れるように設ければ、車両衝突などによってビームや支柱が大きな外力を受けたときに、係合部と基材との係合が外れて固定部材への力の伝達を低減させることができる。
本発明のビーム支持装置によれば、車両衝突などによって受けた外力を緩和させ、設置面へ固定させた固定部材への力の伝達を抑制させて、固定部材や設置面の破損を低減できる。
本発明に係るビーム支持装置の実施の一形態を示す正面図である。 図1の支柱を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。 図2の支柱の平面図である。 図1のビームの外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図4のビームの側面図である。 図4のビームを図2の支柱へ取り付ける挿入部材を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図6の挿入部材の右側面図である。 図2の支柱と図4のビームとの取り付け部分を拡大して示す図1の拡大図である。 図1の基材の外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図である。 図9の基材の側面図である。 図9の基材を連結するジョイントを示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図11のジョイントを利用して連結された基材の端部を示す正面図である。 図1の係合部材を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図13の係合部材の側面図である。 図13の係合部材へ取り付けて利用する補強部材の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図である。 図15の補強部材を図13の係合部材へ取り付けた状態を示す側面図である。 図16の平面図である。 図13の係合部材の下方に配置する台材の平面図である。 図13の係合部材を利用して基材を設置面へ設置させた状況を示す図1のA-A断面図である。 図19の平面図である。 支柱の下部と基材を拡大して示す図1の拡大図である。 図21のA-A断面図である。 図21のB-B断面図である。 本発明に係るビーム支持装置の支柱の実施の他の一形態を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。 本発明に係るビーム支持装置の係合部材の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図25の係合部材の側面図である。
発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において1はビーム支持装置である。
ビーム支持装置1は、長手方向に間隔をあけて設置面Gに立設させた複数の支柱2と、各支柱2の間に架設させたビーム4とを備えている。
尚、図1において、図中左右方向を長手方向とし、長手方向に対して垂直な図中上下方向を縦方向とし、長手方向および縦方向に対して垂直な方向を幅方向としている。
前記ビーム4は筒状の長尺体で形成しており、支柱2へ長手方向に貫通させて取り付けた挿入部材5の端をビーム4の内側へ挿入させて、支柱2へ取り付けている。
また、前記各支柱2は、その下部に接続する基材3と、基材3に接続する係合部材6を介して設置面に固定させた固定部材9へ接続している。具体的には、前記支柱2の下部と前記基材3とが係合し、前記固定部材9へ取り付けた前記係合部材6と前記基材3とが係合している。
図2は図1の支柱2を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図であり、図3は図2の支柱2の平面図である。
支柱2は、下部に配置した基部22と、この基部22から縦方向上方へ突出する柱部21とを備えている。
前記柱部21は断面矩形の筒状体で形成しており、具体的には金属製の角パイプで形成している。
また、前記柱部21は、図3に示すように、前記基部22の長手方向中央付近に配置させて形成させており、基部22の幅方向中央付近に配置して形成させている。
前記柱部21には、その筒壁を貫通する貫通孔23を形成している。
前記貫通孔23は、長手方向両側の筒壁にそれぞれ1個ずつ2個1組で形成しており、柱部21を長手方向へ貫通するように配置させている。前記柱部21には、上下に間隔をあけて2組4個の貫通孔23を形成している。
前記各貫通孔23は、それぞれ円形形状に形成しており、前記挿入部材5を挿入可能な形状に形成すると共に、前記ビーム4を挿入不能な形状に形成している。
具体的には、前記各貫通孔23は、前記挿入部材5の外形よりも若干大きな円形形状に形成しており、前記ビーム4の外形よりも小さな円形形状に形成している。
前記支柱2は、挿入部材5を貫通孔23に挿入させて、この挿入部材5を柱部21の長手方向へ貫通可能に設けている。
前記基部22は、金属板を曲げ加工し、溶接によって柱部21の下部に固定させており、前記基材3と係合可能な係合部24を備えている。
係合部24は、柱部21の幅方向両側の各外面とそれぞれ面一に配置させた内当接部25と、各内当接部25の下端から幅方向外側へそれぞれ延設させる下当接部26と、各下当接部26の端から縦方向上方へそれぞれ延設させる外当接部27とを備えている。
図4は図1のビーム4の外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図5は図4のビーム4の側面図である。
前記ビーム4は断面円形の筒状体で形成しており、具体的には金属製の丸パイプで形成している。
前記ビーム4の長手方向両端は開口しており、前記挿入部材5を内側へ挿入可能に形成している。
前記ビーム4には、長手方向の端から間隔をあけた位置に、長手方向へ若干長い長孔形状の貫通孔41を形成している。
前記貫通孔41は、ビーム4の上側の筒壁と下側の筒壁とに2個1組で形成しており、ビーム4を縦方向へ貫通するように配置させている。
前記ビーム4には、長手方向両側の端部にそれぞれ1組ずつ、合計2組4個の貫通孔41を形成している。
図6は図4のビーム4を図2の支柱2へ取り付ける挿入部材5を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図7は図6の挿入部材5の右側面図である。
前記挿入部材5は断面略円形の筒状の長尺体で形成しており、具体的には金属板を曲げ加工して円筒状に設けている。
前記挿入部材5は、前記ビーム4の筒壁の内側形状よりも若干小さな外形に形成しており、ビーム4の内側や、支柱2の貫通孔23へ挿入可能な大きさに設けている。
前記挿入部材5には、長手方向の端から間隔をあけた位置に、長手方向へ若干長い長孔形状の貫通孔51を形成している。
前記貫通孔51は、挿入部材5の上側及び下側の筒壁に2個1組で形成しており、挿入部材5を縦方向へ貫通するように形成している。
前記貫通孔51は、挿入部材5の長手方向両側の端部にそれぞれ1組ずつ、合計2組4個形成している
図8は図2の支柱2と図4のビーム4との取り付け部分を拡大して示す図1の拡大図である。
前記支柱2は、柱部21に形成した各貫通孔23に前記挿入部材5を挿入させており、挿入部材5はその両側の端部を柱部21の長手方向外側へそれぞれ突出させている。
前記ビーム4は、突出する前記挿入部材5の端部を筒壁の内側へ挿入して、挿入部材5へ取り付けている。具体的には、縦方向へ並ぶように配置された前記ビーム4の前記各貫通孔41及び前記挿入部材5の各貫通孔51へ、ビーム4の上方からボルトB1の雄ねじ部分を挿通させると共にビーム4の下方でナットN1を螺結させて、両部材を固定している。
図9は図1の基材3を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は底面図であり、図10は図9の基材3の側面図である。
前記基材3は、縦方向両側に上面30a、下面30bを備え、幅方向両側にそれぞれ側面30cを備える断面矩形の筒状体で形成しており、一例として、断面形状が縦50mm、幅50mmの正方形の外形で、長手方向の大きさを2mに形成した金属製の角パイプで形成している。
前記基材3は、下面30bを構成する下側の筒壁に挿通部33を設けている。
前記挿通部33は、長手方向の端から内側へ向かうように形成した矩形形状の切り欠きであり、基材3の長手方向両端にそれぞれ1個ずつ形成している。
前記基材3は、上面30aを構成する上側の筒壁に貫通孔32を形成している。
前記貫通孔32は、長手方向に長い長孔形状に形成しており、長手方向へ間隔をあけて2個1組で形成している。
前記各貫通孔32は、前記挿通部33の真上に1組ずつ配置させて、合計2組4個形成している。
図11は図9の基材3を連結するジョイント8を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。
前記ジョイント8は断面略矩形の筒状の長尺体で形成しており、具体的には金属製の角パイプで形成している。
前記ジョイント8は、前記基材3の筒壁の内側形状よりも若干小さな外形に形成しており、基材3の内側へ挿入可能な大きさに設けている。
また、前記ジョイント8の上側の筒壁には、ボルトB2の雄ねじ部分を螺結可能な雌ねじ孔81を形成している。
前記雌ねじ孔81は、長手方向に間隔をあけて2個1組で形成しており、長手方向の両端にそれぞれ1組ずつ、合計2組4個設けている。
尚、各雌ねじ孔81は、2個1組で形成している前記基材3の各貫通孔32に対応する配置で形成している。
図12は図11のジョイント8を利用して連結された基材3の端部を示す正面図である。
図12は、図1の一部を拡大し、基材3の一部を切り欠くように描いた部分断面図であり、係合部材6や支柱2等の図示を省略して図面を簡略化している。
図12において、長手方向へ配置させた2個の基材3は、その内側に挿入させたジョイント8を介して連結させている。
具体的には、前記ジョイント8の各雌ねじ孔81には、各基材3の貫通孔32へ上方から挿入させたボルトB2の雄ねじ部分を螺結させている。
基材3の両端に設けた各挿通部33は、その幅方向の大きさを前記ジョイント8の幅方向の大きさよりも大きく形成しており、ジョイント8の端部を挿通可能な大きさに設けている。
図12に示す各基材3は、ジョイント8へ螺結させた各ボルトB2を取り外し、上方へ移動させれば、内側へ挿入させたジョイント8が挿通部33の内側を通過して、ジョイント8から取り外すことができる。また、上記と逆の手順で、基材3をジョイント8へ取り付けることができる。
図13は図1の係合部材6を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図14は図13の側面図である。
係合部材6は、金属板を曲げ加工して形成した金具であり、矩形平板状に設けた取付部61と、取付部61の幅方向両側にそれぞれ接続する2個の係合部63を備えている。
前記取付部61は、その板面を縦方向へ向けるように配置させ、その中央に円形の貫通孔62を形成している。
前記各係合部63は、前記取付部61の端から縦方向上方へ延設させる内当接部63cと、各内当接部63cの上端から幅方向外側へそれぞれ延設させる上当接部63aとを備えている。
図15は図13の係合部材6へ取り付けて利用する補強部材7の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図である。
図15に示す補強部材7は、板面を縦方向へ向けた矩形平板状に形成した取付部71と、取付部71の長手方向両端から縦方向上方へそれぞれ延設する矩形平板状の支持部73を備える、略U字形状の金具である。
補強部材7は金属板を曲げ加工して形成しており、前記取付部71の中央には円形の貫通孔72を設けている。
図16は、図15の補強部材7を図13の係合部材6へ取り付けた状態を示す側面図であり、図17は図16の平面図である。
図16、17に示す補強部材7は、貫通孔72と貫通孔62の位置を一致させて、取付部71の下面を取付部61の上面へ当接させている。補強部材7は、前記貫通孔72及び貫通孔62へ上方から挿通させたアンカーボルト91の雄ねじ部分を、設置面Gへ埋設固定させたアンカーナット92へ螺結させて設置させるように設けている。
補強部材7の各支持部73は、幅方向の大きさを前記係合部材6の各内当接部63cの間隔に対応する大きさに形成し、縦方向の大きさを各内当接部63cの縦方向の大きさに対応する大きさに形成している。
即ち、前記補強部材7は、図16、17に示すように、係合部材6へ取り付けた状態において、各支持部73の幅方向の両端が各内当接部63cの近傍に配置されるように設けている。
図18は図13の係合部材6の下方に配置する台材Dの平面図である。
台材Dは矩形平板状に設けた金属板であり、その中央に円形の貫通孔d1を形成している。
台材Dは、幅方向の大きさを前記係合部材6の幅方向の大きさと略同じ大きさに形成しており、縦方向の板厚の大きさを前記支柱2の下当接部26の厚みに対応する大きさに形成している。
図19は図13の係合部材6を利用して基材3を設置面へ設置させた状況を示す図1のA-A断面図であり、図20は図19の平面図である。
図19においては、支柱2やジョイント8の図示を省略して、図面を簡略化している。
各基材3は、設置面Gの上に載置させた台材Dと係合部材6との間に配置し、アンカーボルト92とアンカーボルト91からなる固定部材9によって設置面Gに設置させている。
前記係合部材6は、前記取付部61の下面を台材Dの上面へ当接させ、貫通孔62へ上方から挿入させたアンカーボルト91の雄ねじ部分を、台材Dの貫通孔d1へ挿通させると共に、設置面Gへ埋設固定させたアンカーナット92へ螺結させて、設置面Gへ設置させている。
前記係合部材6は、各係合部63を前記基材3へ係合させている。
具体的には、前記基材3へ係合する係合部63は、上当接部63aを基材3の上面30aへ当接させ、内当接部63cの板面を基材3の側面30cへ相対させて配置させている。即ち、基材3へ係合する前記各係合部63は、上当接部63aへの当接によって基材3の縦方向上方への移動を規制し、内当接部63cへの当接によって基材3の幅方向内側への移動を規制する。
図21は支柱2の下部と基材3を拡大して示す図1の拡大図であり、図22は図21のA-A断面図であり、図23は図21のB-B断面図である。
図21~23においては、係合部材6、台材D、及び固定部材9の図示を省略して、図面を簡略化している。
前記支柱2は、幅方向へ間隔をあけて配置させた前記基材3の間に柱部21を配置させている。
各基材3は、支柱2の内当接部25と外当接部27との間に配置させて下面30bを下当接部26に当接させており、換言すると、各基材3は、前記内当接部25と下当接部26と外当接部27とで構成される係合部24へ係合している。
支柱2と係合する各基材3は、支柱2が縦方向へ向かう外力を受けたときに、支柱2の下当接部26に当接する下面30bが、支柱2の縦方向上方への移動を規制する。
また、支柱2が幅方向へ向かう外力を受けたとき、支柱2の内当接部25や外当接部27が各側面30cに当接して、支柱2の幅方向への移動を規制する。
また、支柱2が幅方向へ向かう外力を受けて、柱部2が幅方向の一方側へ倒れ込むようなとき、幅方向の他方側の外当接部27が基材3の側面30cへ引っかかるようにして当接し、柱部2の倒れ込みを効果的に規制する。
支柱2の基部22と係合する前記各基材3は、図19、20に示すように、固定部材9によって設置面Gへ取り付けられた係合部材6の係合部63と係合している。即ち、設置面に立設させた支柱2が外力を受けたときに、支柱2の移動を規制する基材3は、係合部材6によって幅方向や縦方向上方への移動が規制される。
前記係合部材6は、その剛性を基材3の剛性よりも小さく設けており、支柱2が外力などを受け、その力が伝わるときに、係合部材6が基材3よりも大きく変形する。
例えば、支柱2に車両が接触して縦方向上方へ向かう外力を受け、基材3や、係合部63の上当接部63aに上方へ向かう力が加えられたとき、基材3には折れ曲がるような変形が若干生じるが、係合部材6には上当接部63aが台材Dから離間するようなより大きな変形が生じる。
上記のように係合部材6が変形することにより、支柱2やビーム4へ車両が衝突などして非常に大きな衝撃を受けた場合に、係合部材6の変形によって、基材3と係合部63との係合が外れるようになされる。基材3と係合部材6との係合が外れると、基材3から係合部材6への力の伝達が失われ、固定部材9の損傷や、固定部材9近傍の設置面Gの損傷を抑制できる。換言すると、車両衝突の衝撃によって係合部材6と基材3との係合が外れるように設けることで、アンカーナットなどからなる固定部材9の埋設部材の再設置や、路面などの設置面の損傷の修復を行わずに、ビーム支持装置1の各部材の交換で車両衝突後の修復を行うことができる。
尚、図1に示すビーム支持装置1の各支柱2は、長手方向側に配置させた係合部材6や台材Dと基部22との間に若干の間隔をあけて配置しているので、支柱2が長手方向へ向かう外力を受けたときに、係合部材6や台材Dと基部22とが当接するまで支柱2の長手方向への移動が可能となっている。
また、前記係合部材6は、図19、20に示すように、各内当接部63cの間に補強部材7を取り付けており、
補強部材7の各支持部73の幅方向の両端を各内当接部63cの近傍に配置させている。
このように設けた補強部材7を係合部材6へ取り付けることで、ビーム支持装置1へ車両などが接触して外力を受け、その力が基材3から係合部材6へ伝達されたときに、係合部材6の変形を補強部材7によって抑制できる。具体的には、支持部73の端部が内当接部63cへ当接することで、各内当接部63cの間隔が狭まるような係合部材6の変形が抑制され、係合部63に係合する基材3の幅方向内側への移動を規制する。
各基材3は、図1に示すように、長手方向に間隔をあけて配置させた6個の係合部材6にそれぞれ係合している。このように基材3へより多数の係合部材6を係合させることで、車両衝突などによって支柱2から基材3へ伝達された力が、この基材3に係合する各係合部材6へ分散されるので、特定の固定部材9へ力が集中することによる固定部材9の損傷や設置面Gの損傷を低減できる。
また、前記各基材3は、前記各係合部材6よりも大きな剛性を備えるように設けているので、基材3が変形することによる一部の係合部材6への力の集中を抑制でき、基材3へ係合する各係合部材6へ効果的に力を分散させることができる。
図1において、1個の基材3は、長手方向に間隔をあけて立設する3個の支柱2へ係合している。
このように1個の基材3を複数の支柱2へ係合させることで、車両衝突などによって複数の支柱2が外力を受けたときに、各支柱2からの力がそれぞれ基材3へ伝達され、この基材3に接続する各係合部材6へ分散されるので、一部の係合部材6への力の集中を抑制でき、基材3へ係合する各係合部材6へ効果的に力を分散させることができる。
図24は本発明に係るビーム支持装置1の支柱2の実施の他の一形態を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。
図24に示す支柱2は、基部22が備える係合部24の形状のみが、図2に示す前記支柱2と異なる事項である。
即ち、図24に示す支柱2は、図2に示す前記支柱2と同様に、断面矩形の筒状体で形成した柱部21を備え、柱部21の筒壁にはビーム4を取り付ける挿入部材5を挿入させるための貫通孔23を形成している。
また、図24に示す支柱2は、図2に示す前記支柱2と同様に、柱部21の幅方向両側にそれぞれ配置させた2個の基材3とそれぞれ係合可能な係合部24を基部22に設けており、図2に示す前記支柱2と同様の方法で設置面Gへ立設させてビーム支持装置1を形成することができる。
図24に示す支柱2は、基部22に外当接部27を形成させておらず、内当接部25と下当接部26とで係合部24を構成している。このように係合部24を形成することで、図24に示す支柱2は図2に示す前記支柱2と比較して、基材3と係合部24との係合がより小さな力で外れるように設けている。即ち、図24に示す支柱2は、設置面Gの強度がより小さな場所に立設させてビーム支持装置1を設置させることで、車両衝突などの強い外力を受けたときに支柱2と基材3との係合が外れるように設けることができる。支柱2と基材3との係合が外れることで、支柱2が受けた外力の固定部材9への伝達が抑制されるので、固定部材9の損傷や、固定部材9の近傍の設置面Gの損傷を低減できる。
図25は本発明に係るビーム支持装置1の係合部材6の実施の他の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図26は図25の係合部材6の側面図である。
図25、26に示す係合部材6は、取付部61の幅方向両側に接続する各係合部63の形状のみが、図13、14に示す前記係合部材6と異なる事項である。
即ち、図25、26に示す係合部材は、図13、14に示す前記係合部材6と同様に、金属板を曲げ加工して形成した金具であり、矩形平板状に設けた取付部61の幅方向両側にそれぞれ接続する2個の係合部63を備えており、取付部61の中央に円形の貫通孔62を形成している。
また、図25、26に示す係合部材は、図13、14に示す前記係合部材6と同様の方法で、各係合部をそれぞれ基材3へ係合させ、固定部材9によって設置面Gへ設置させることができる。
図25、26に示す係合部材6の各係合部63は、前記取付部61の端から縦方向上方へ延設させる内当接部63cと、各内当接部63cの上端から幅方向外側へそれぞれ延設させる上当接部63aと、上当接部63aの幅方向外側の端から縦方向下方へ延設させる外当接部63dを備えている。
このように設けた各係合部63へ前記基材3を係合させたとき、前記上当接部63aが基材3の上面30aへ当接し、前記内当接部63cの板面が基材3の一方の側面30cへ相対すると共に、前記外当接部63dの板面が基材3の他方の側面30cへ相対するように配置される。
即ち、基材3へ係合する前記各係合部63は、上当接部63aへの当接によって基材3の縦方向上方への移動を規制し、内当接部63cへの当接によって基材3の幅方向内側への移動を規制し、外当接部3dへの当接によって基材3の幅方向外側への移動を規制する。
図25、26に示す係合部材6は、各係合部63に外当接部63dをそれぞれ形成することで、図13、14に示す前記係合部材6と比較して、基材3との係合がより外れにくくなされている。即ち、図25、26に示す係合部材6は、設置面Gの強度がより大きな場所へ取り付けて、ビーム支持装置1をより強固に設置させることができる。
尚、本発明に係るビーム支持装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図1に示すビーム支持装置においては、図16、17に示すように、各係合部材6に図15の補強部材7を取り付けて設置させているが、これに限るものではない。
補強部材7の各支持部73の外形を矩形以外の他の形状に設けてもよく、下方から上方に至るほど、支持部73の端が保持部63から離間する台形形状に設けてもよく、係合部63に相対する支持部73の縁を図16、17に示すような直線状に設けても良く、曲線状に設けても良い。
また、図15に示す補強部材7は、取付部71に対して各支持部73を垂直に配置させているが、傾斜状に配置させてもよい。
また、各支持部73を平板状ではなく、曲板状に設けてもよい。
また、前記補強部材7は、ビーム支持装置1を構成する係合部材6の全てに取り付けてもよく、一部のみに取り付けてもよい。そして、外力を受けたときに、係合部材6をより大きく変形させて固定部材9やその近傍の設置面Gの破損を抑制したい場合には、補強部材7を取り付けなくても良い。
1 ビーム支持装置
2 支柱
21 柱部
22 基部
23 貫通孔
24 係合部
25 内当接部
26 下当接部
27 外当接部
3 基材
32 貫通孔
33 挿通部
39 端
31 貫通孔
4 ビーム
41 貫通孔
5 挿入部材
51 貫通孔
6 係合部材
61 取付部
62 貫通孔
63 係合部
7 補強部材
71 取付部
72 貫通孔
73 支持部
8 ジョイント
9 固定部材
91 アンカーボルト
92 アンカーナット

Claims (4)

  1. 設置面に立設される複数の支柱と、該支柱間に架設されるビームとを備えたビーム支持装置であって、
    置面に固定された固定部材には係合部材が取り付けられ、該係合部材には基材が係合され、該基材によって前記支柱が設置されており、
    前記基材には、複数の係合部材が接続しており、該各係合部材にそれぞれ前記固定部材が接続され、
    記係合部材の剛性が前記基材の剛性よりも小さことを特徴とするビーム支持装置。
  2. 前記基材は、前記支柱と別体であり、該支柱と係合されていることを特徴とする請求項1に記載のビーム支持装置。
  3. 1個の前記基材が複数の支柱に接続していることを特徴とする請求項1または2に記載のビーム支持装置。
  4. 前記係合部材は、前記固定部材によって設置面へ固定される固定部と、前記基材へ係合する係合部とを備え、前記係合部材の変形によって前記係合部と基材の係合が外れるように設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のビーム支持装置。
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