JP7071315B2 - ビーム支持装置 - Google Patents

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本発明は、車両の通行を規制するビーム支持装置に関するものである。
路面へ設置させたビームを備える柵によって車線分離などを行う方法は従来から利用されており、種々の構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、柵などに用いられる支柱について、基礎に固定されるベースプレートと、該ベースプレートに立設された管体と、を有し、 前記管体の前記ベースプレート近傍に、管軸方向に長い切欠部が形成されていることを特徴とする管状支柱の構成が開示されている。
特開2008-202393号公報
特許文献1に示される管状支柱は、ベースプレート近傍に切欠部を設けることで、車両衝突などの衝撃エネルギ-を支柱の変形で効果的に吸収するように設けている。本発明は、車両衝突時に支柱が設置面から脱離しにくくなされたビーム支持装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係るビーム支持装置は、設置面に取り付けられる基材と、該基材により移動が規制される支柱と、長手方向に間隔をあけて立設された複数の前記支柱間に架設されるビームとを備えたビーム支持装置であって、
前記支柱は、柱部と、該柱部の下部に形成されて幅方向へ突出する鍔部とを備え、
前記基材は、前記鍔部の上方に配置されて前記支柱の幅方向及び上方への移動を規制しており、
前記基材は長尺体で構成され、前記鍔部の上方に配置された前記基材が前記柱部の幅方向両側にそれぞれ配置され、該基材が車両の車輪に踏みつけ可能に設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係るビーム支持装置によれば、ビーム支持装置へ車両などが接触するときに、車両の車輪が基材を踏みつけ、この基材の下方に鍔部を配置させた支柱の設置面からの脱離を抑制する。
また、上記ビーム支持装置は、前記各基材の両端を前記鍔部の長手方向両側へ突出させ、前記支柱の長手方向両側にそれぞれ配置させた各固定部材によって前記各基材を設置面へ取り付けてもよい。
また、上記ビーム支持装置は、1個の前記基材を、長手方向に間隔をあけて立設させた2個の前記支柱の各鍔部の上方に配置させてもよい。
本発明のビーム支持装置によれば、車両衝突時に支柱が設置面から脱離しにくい。
本発明に係るビーム支持装置の実施の一形態を示す正面図である。 図1の支柱を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図である。 図2の支柱の平面図である。 図1のビームの外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図4のビームの側面図である。 図4のビームを図2の支柱へ取り付ける挿入部材を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図6の挿入部材の側面図である。 図2の支柱と図4のビームとの取付部分を拡大して示す図1の拡大図である。 図1の基材の外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図9の基材の側面図である。 支柱の下部と基材を拡大して示す図1の拡大図である。 図11のA-A断面図である。 図11のB-B断面図である。 図1の支柱が外力を受けたときの基材の変形の一例を示す図である。 本発明に係るビーム支持装置の実施の他の一形態を示す正面図である。 本発明に係るビーム支持装置の実施の他の一形態を示す正面図である。
発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において1はビーム支持装置である。
ビーム支持装置1は、長手方向に間隔をあけて設置面Gに立設させた複数の支柱2と、各支柱2の間に架設させたビーム4とを備えている。
尚、図1において、図中左右方向を長手方向とし、長手方向に対して垂直な図中上下方向を縦方向とし、長手方向および縦方向に対して垂直な方向を幅方向としている。
前記ビーム4は筒状の長尺体で形成しており、支柱2へ長手方向に貫通させて取り付けた挿入部材5の端をビーム4の内側へ挿入させて、支柱2へ取り付けている。
また、前記各支柱2は、その下部を設置面Gへ固定させた基材3へ係合させて設置面Gへ設置させている。
図2は図1の支柱2を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は側面図であり、図3は図2の支柱2の平面図である。
支柱2は、下端に平板状の鍔部22を備え、この鍔部22の上面から縦方向へ突出させる柱部21を形成している。
前記柱部21は断面矩形の筒状体で形成しており、具体的には金属製の角パイプで形成している。
また、前記柱部21は、図3に示すように、前記鍔部22の長手方向中央付近に配置させて形成させており、鍔部22の幅方向中央付近に配置して形成させている。
前記支柱2の柱部21には、その筒壁を貫通する貫通孔23を形成している。
前記貫通孔23は、長手方向両側の筒壁にそれぞれ1個づつ2個1組で形成しており、柱部21を長手方向へ貫通するように配置させている。前記柱部21には、上下に間隔をあけて2組4個の貫通孔23を形成している。
前記各貫通孔23は、それぞれ円形形状に形成しており、前記挿入部材5を挿入可能な形状に形成すると共に、前記ビーム4を挿入不能な形状に形成している。
具体的には、前記各貫通孔23は、前記挿入部材5の外形よりも若干大きな円形形状に形成しており、前記ビーム4の外形よりも小さな円形形状に形成している。
前記支柱2は、挿入部材5を貫通孔23に挿入させて、この挿入部材5を柱部21の長手方向へ貫通可能に設けている。
図4は図1のビーム4の外形の概要を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図5は図4のビーム4の側面図である。
前記ビーム4は断面円形の筒状体で形成しており、具体的には金属製の丸パイプで形成している。
前記ビーム4の長手方向両端は開口しており、前記挿入部材5を内側へ挿入可能に形成している。
前記ビーム4には、長手方向の端から間隔をあけた位置に、長手方向へ若干長い長孔形状の貫通孔41を形成している。
前記貫通孔41は、ビーム4の上側及び下側の筒壁にそれぞれ1個づつ2個1組に形成しており、ビーム4を縦方向へ貫通するように配置させている。
前記ビーム4には、長手方向両側の端部にそれぞれ1組づつ、合計2組4個の貫通孔41を形成している。
図6は図4のビーム4を図2の支柱2へ取り付ける挿入部材5を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図7は図6の挿入部材5の側面図である。
前記挿入部材5は断面略円形の筒状の長尺体で形成しており、具体的には金属板を曲げ加工して円筒形状に設けている。
前記挿入部材5は、前記ビーム4の筒壁の内側形状よりも若干小さな外形に形成しており、ビーム4の内側や、支柱2の貫通孔23へ挿入可能な大きさに設けている。
前記挿入部材5には、長手方向の端から間隔をあけた位置に、長手方向へ若干長い長孔形状の貫通孔51を形成している。
前記貫通孔51は、挿入部材5の上側及び下側の筒壁に2個1組で形成しており、挿入部材5を縦方向へ貫通するように形成している。
前記貫通孔51は、挿入部材5の長手方向両側の端部にそれぞれ1組づつ、合計2組4個形成している。
図8は図2の支柱2と図4のビーム4との取付部分を拡大して示す図1の拡大図である。
前記支柱2は、柱部21に形成した各貫通孔23に前記挿入部材5を挿入させており、挿入部材5はその両側の端部を柱部21の長手方向外側へそれぞれ突出させている。
前記ビーム4は、突出する前記挿入部材5の端部を筒壁の内側へ挿入して、挿入部材5へ取り付けている。具体的には、縦方向へ並ぶように配置された前記ビーム4の前記各貫通孔41及び前記挿入部材5の各貫通孔51へ、ビーム4の上方からボルトB1の雄ねじ部分を挿通させると共にビーム4の下方でナットN1を螺結させて、両部材を固定している。
図9は図1の基材3を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、図10は図9の基材3の側面図である。
前記基材3は、縦方向両側に上面30a、下面30bを備え、幅方向両側にそれぞれ側面30cを備える断面矩形の筒状体で形成しており、一例として、断面形状が縦50mm、幅50mmの正方形の外形で、長手方向の大きさを2mに形成した金属製の角パイプで形成している。
前記基材3には、長手方向へ長い長孔形状の貫通孔31を縦方向へ貫通するように形成しており、具体的には、基材3の上側の筒壁及び下側の筒壁にそれぞれ1個づつ、2個1組に形成している。
前記各貫通孔31は、長手方向の両側の端39から間隔をあけた位置にそれぞれ1組づつ、合計2組4個形成しており、一例として、各貫通孔31を基材3の端39から0.5mの位置にそれぞれ形成している。
即ち、図9の基材3は、長手方向に1mの間隔をあけて各貫通孔31を配置させている。
基材3は、前記貫通孔31へ固定部材9を取り付けて設置面Gへ設置させている。
具体的には、図1に示すように、固定部材9のアンカーボルト91の雄ねじ部分を各貫通孔31へ上方から挿入させ、設置面へ埋設固定させた固定部材9のアンカーナット92へ螺結させて、基材3を設置させている。
尚、固定部材9の近傍において、基材3の下面30bは設置面Gに当接している。
前記支柱2は、設置面Gへ設置させた前記基材3の下方に鍔部22を配置させて立設させている。
図11は支柱2の下部と基材3を拡大して示す図1の拡大図であり、図12は図11のA-A断面図であり、図13は図11のB-B断面図である。
前記基材3は、支柱2の柱部21の幅方向両側にそれぞれ1個づつ配置させており、各下面30bを鍔部22の上面へ当接させている。
鍔部22の上方に配置させた基材3の下面30bは、鍔部22が当接する上当部として機能し、支柱2が外力を受けたときにその縦方向上方への移動を規制する。
また、前記各基材3の外面のうち、柱部21の近傍に配置させた各側面30cは、柱部21が当接する横当部として機能し、支柱2が外力を受けたときにその幅方向への移動を規制する。
前記支柱2の鍔部22の長手方向両側の外方には、上当部として機能する基材3の下面30bと設置面Gとの間に隙間s2が形成される。また、支柱2の柱部21の長手方向両側の外方には、横当部として機能する基材3の各側面30cの間に隙間s1が形成される。
前記各隙間s1及び隙間s2は、支柱2の長手方向への移動を許容する遊間部Sとして機能する。
即ち、図1に示すビーム支持装置1は、支柱2やビーム4へ車両などが接触して支柱2が外力を受けたとき、幅方向や縦方向上方への移動は前記上当部や横当部により規制されるが、長手方向へは設置面G上を滑るように移動可能に設けている。
このように支柱2の長手方向への移動を許容することで、車両接触などにより受ける衝撃を支柱2の移動によって緩和し、支柱2、ビーム4、挿入部材5などのビーム支持装置1の各部材や、固定部材9や、埋設固定した固定部材9近傍の路面などからなる設置面Gの損傷を抑制することができる。
前記支柱2の幅方向及び縦方向上方への移動を規制する前記横当部及び上当部は、前記基材3の側面30cと下面30bで構成されており、それぞれ平滑な平面に形成されている。
即ち、下面30bで構成される前記上当部には支柱2の鍔部22へ向かう凸凹部分が形成されておらず、側面30cで構成される前記横当部には支柱2の柱部22へ向かう凸凹部分が形成されていない。このように上当部と横当部とを形成することで、外力を受けた支柱2の長手方向への移動が、前記上当部や横当部との接触によって妨げられにくくなされ、衝撃を効率よく緩和できる。
前記各基材3は、長手方向へ間隔をあけて配置させた固定部材9をそれぞれ取り付けて設置させている。前記支柱2は前記各固定部材の間に配置させており、具体的には各固定部材9間の略中央の位置に配置させている。
前記基材3の下面30bは、各固定部材9の近傍において設置面Gに当接すると共に、支柱2の鍔部22の上面に当接している。
即ち、前記基材3は、各固定部材9の間において支柱2を配置させた中央部分が上方へ撓むように変形しており、基材3の下面30bが鍔部22の上面へ強力に圧接している。
このように上当部として機能する下面30bを鍔部22へ圧接させることで、弱い力を受けたときの支柱2の長手方向への移動を抑制させている。換言すると、ビーム支持装置1の支柱2は、風や振動などを要因とする弱い力では長手方向へ移動せず、車両衝突などの強い外力を受けたときのみ、長手方向へ移動するように設けている。
前記基材3は、各固定部材9間で支柱2を配置させた部分が上方へ撓むように変形しているので、支柱2の長手方向への移動を許容する前記遊間部Sについて、基材3の下面30bと設置面Gとの間に形成される隙間s2は、固定部材9へ近づくほど小さくなる。
即ち、車両衝突などの強い外力を受けて支柱2が長手方向へ移動するとき、鍔部22が固定部材9へ近づくほど遊間部Sが小さくなり、上当部である下面30bが鍔部22の上面へより強く圧接されて摩擦が大きくなり、支柱2の長手方向への移動が徐々におさまり停止に至るようになされる。
図14は図1の支柱2が外力を受けたときの基材3の変形の一例を示す図である。図14は、設置面Gに立設させた支柱2が縦方向上向きの強い外力を受け、鍔部22の下面が設置面Gから瞬間的に浮き上がった状況を示している。また、図14では、ビーム4や挿入部材5の図示を省略して、図面を簡略化している。
支柱2が上方向への外力を受けたとき、下端に形成した鍔部22と、基材3の上当部である下面30bとの当接により移動が規制されるが、外力が強力な場合には、図14に示すように基材3が瞬間的に撓むように変形する。前記基材3の変形は、支柱2の長手方向両側にそれぞれ配置して基材3へ取り付けた各固定部材9の間で生じる。このように、基材3が瞬間的に変形することによって、基材3から前記各固定部材9へ伝達される衝撃などが緩和され、固定部材9の損傷や、固定部材9を埋設固定させている路面などの設置面の損傷を抑制することができる。前記基材3の変形は、支柱2の長手方向両側に配置した各固定部材9の間隔が大きいほど容易であり、各固定部材9の間隔は、図1に示すビーム支持装置1のように1m以上の大きさに設けるのが好ましく、後述する図15に示すビーム支持装置1のように、1.6m以上の大きさに設けるのがより好ましい。
また、図14では、支柱2が上方へ向かう外力を受けた状況を示しているが、支柱2が幅方向へ向かう外力を受けた場合でも、各固定部材9の間で基材3が瞬間的に撓むように変形して、各固定部材9へ伝達される衝撃などを緩和させる効果が期待できる。
また、前記基材3を構成する2個の各長尺体は、各固定部材9の間において複数の部材を組み合わせて形成するのではなく、各固定部材9の間で断面が同一形状に形成された1個の長尺体で形成しているので、基材3の変形が各固定部材9間の間で全体的に撓むようになされ、効果的に衝撃を吸収できる。
また、前記基材3は2個の長尺体で構成すると共に、鍔部22の上方に配置した各基材3をそれぞれ柱部22の幅方向両側に配置させるので、ビーム支持装置1へ車両などが接触するときに、車両の車輪が基材3の上面30aを踏みつけ、基材3や、この基材3の下方に鍔部22を配置させた支柱2の、設置面Gからの脱離を抑制する効果を期待できる。
図14に示す基材3は、各固定部材9の取り付け部分で下面30bを設置面Gに当接させているが、下面30bと設置面Gとの間に僅かな隙間が生じた場合に、固定部材9を設置面Gから引き抜くような縦方向上方への力が増大する。具体的には、基材3の端39の部分が支点となり、支柱2の鍔部22から基材3へ伝達される縦方向上向きの力が、より大きな力となって固定部材9の取り付け部分に作用する。
このようなてこの原理で作用する固定部材9への力は、固定部材9を取り付ける基材3の貫通孔31と、支点となされる端39との間隔をより大きく設けることで低減できる。具体的には、後述する図15、16に示す各ビーム支持装置のように貫通孔31と端39との間隔を0.2m以上の大きさに設けるのが好ましく、図1に示すビーム支持装置のように0.5m以上の大きさに設けるのがより好ましい。
また、貫通孔31と端39との間隔を大きく設けることで、貫通孔31と端39との間で基材3が撓み変形しやすくなされるので、基材3の撓み変形によって固定部材9へ作用するてこの力が低減する効果が期待できる。
上記のように、支柱2やビーム4へ車両などが衝突した場合でも、固定部材9や、その近傍の設置面Gの損傷を抑制できる基材3の構成は、設置面Gを構成する材料の強度が弱い場所や、固定部材9の埋設が浅い位置に制限される場所などへビーム支持装置1を設置させる場合において、特に有用である。
図15は本発明に係るビーム支持装置1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図15のビーム支持装置1は、設置面Gに埋設固定する固定部材9の配置と、これを取り付けるために設ける基材3の貫通孔31の配置のみが、図1に示すビーム支持装置1と異なる事項である。
即ち、図15に示すビーム支持装置1は、図1に示すビーム支持装置1と同様に、図2、3に示す支柱2を複数立設させ、図6、7に示す挿入部材5を前記各支柱2の柱部21の貫通孔23へ挿入させると共に、図4、5に示すビーム4の内側へ前記挿入部材5の端部を挿入させて取り付けて、ビーム4を各支柱2間に架設させている。
図15に示す基材3は、貫通孔23の配置以外は図9、10に示す基材3と同一形状に形成され、図12、13に示す基材3と同じ配置で、支柱2の鍔部22の上方且つ柱部22の幅方向両側にそれぞれ1個づつ合計2個設置させている。
図15の各基材3は、固定部材9を取り付けるための貫通孔31を、長手方向の両側の端39から0.2mの間隔をあけた位置にそれぞれ1組づつ、合計2組4個形成している。前記基材3は、長手方向の大きさを2mに形成しており、各貫通孔31間の間隔が1.6mの大きさに形成されている。即ち、図15に示す支柱2の長手方向両側に配置させた各固定部材9は、1.6mの間隔をあけて配置されている。
上記のように配置して埋設固定した各固定部材9に基材3を取り付けることで、ビーム支持装置1へ車両が接触するなどして外力を受けたときに、各固定部材9間で生じる基材3の瞬間的な撓み変形がより容易に生じるので、基材3から固定部材9へ伝達される衝撃などをより効果的に緩和、低減できる。
図16は本発明に係るビーム支持装置1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図16のビーム支持装置1は、基材3の長手方向の大きさと、1個の基材3へ2個の支柱2を取り付けていることと、基材3へ取り付ける固定部材9の個数と配置とが、図1や図15に示す前記各ビーム支持装置1と異なる主な事項である。
即ち、図16に示すビーム支持装置1の、支柱2、ビーム4、連結部材5の形状と配置は、図1や図15に示す前記各ビーム支持装置1と同一である。
また、図16に示す基材3は、図9、10の基材3と同一断面形状の長尺体であり、図1や図15に示す前記各ビーム支持装置1と同様に、支柱2の柱部22の幅方向両側にそれぞれ1個づつ配置し、鍔部22の上面へ下面30bを当接させて設置させている。
図16に示すビーム支持装置1の各基材3は、長手方向の大きさを4mに形成している。
また、設置面Gへ埋設固定させた固定部材9を取り付けるための2個1組の貫通孔31を、長手方向両側の端39から0.2mの間隔をあけた位置にそれぞれ1組づつ形成すると共に、長手方向の中央に1組形成している。即ち、合計3組6個形成した各基材3の前記貫通孔31は、長手方向へ1.8mの間隔をあけて配置させている。
前記各基材3は、貫通孔31に対応する配置で埋設固定させた固定部材9へ取り付けて設置させており、各固定部材9の中間に対応する位置に立設させた各支柱2の移動を規制している。
上記のような構成により、支柱2の移動を規制するために設置する基材3の個数を減少できるので、ビーム支持装置1の設置作業をより簡単に行うことができ、好ましい。
また、図16に示すビーム支持装置1は、図1や図15に示す前記各ビーム支持装置1と比較して、支柱2の長手方向両側に配置させた各固定部材9の間隔が大きく、各固定部材9間で生じる基材3の瞬間的な撓み変形がより容易に生じるので、基材3から固定部材9へ伝達される衝撃などをより効果的に緩和、低減できる。
尚、本発明に係るビーム支持装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記各ビーム支持装置1の基材3は、断面矩形の筒状体で形成しているが、これに限るものではなく、支柱2の移動を規制する上当部及び横当部を備えると共に、支柱2の長手方向への移動を許容する遊間部Sを備える他の形状に形成してもよい。
例えば、断面形状を、略コの字形状や、略L字形状や、平板状に形成した長尺体である、所謂溝形鋼や山形鋼や平板鋼などの既存の鋼材で基材3を形成してもよく、アルミニウムなどの金属の押出成形で形成した独自の断面形状を有する長尺体で形成してもよい。
また、前記基材3は、別体に形成した2個の長尺体をそれぞれ支柱2の柱部22の幅方向両側に配置させて設置させているが、これに限るものではなく、2個の長尺体を一部で連結させてもよい。例えば、幅方向に配置させた2個の基材3のそれぞれの端39近傍に、幅方向へ伸びる別の連結部材を接続させて各基材3を連結させてもよい。このように、各基材3を端39近傍で連結させれば、支柱2の長手方向への移動を許容する遊間部Sが前記連結部材で塞がれることがない。
しかしながら、前記各ビーム支持装置1のように、別体に形成した2個の長尺体で基材3を構成すれば、ビーム4や支柱2へ車両などが衝突して基材3へ大きな外力が伝達されたときに、一方の基材3へ伝達された衝撃などが他方の基材3へ伝達されず、両方の基材3がそれぞれ独立して撓み変形することで固定部材9へ伝達される衝撃を効果的に緩和できるので、好ましい。
また、図1、図15、図16にそれぞれ示す各ビーム支持装置1の基材3は、上当部となされる下面30bを支柱2の鍔部22の上面へ当接させると共に、固定部材9を取り付ける貫通孔31近傍の下面30bを設置面Gへ当接させて設置させているが、これに限るものではない。貫通孔31の近傍において、基材3と設置面Gとの間に、前記鍔部22と同じ厚みの大きさを有する部材をスペーサーとして配置して、下面30bと設置面Gとを離間させてもよい。また、スペーサーとして配置する前記部材は、前記鍔部22の厚みの大きさよりも小さな厚みに形成してもよい。
1 ビーム支持装置
2 支柱
21 柱部
22 鍔部
23 貫通孔
3 基材
30 端
31 貫通孔
4 ビーム
41 貫通孔
5 連結部材
51 貫通孔
9 固定部材
91 アンカーボルト
92 アンカーナット
S 遊間部

Claims (3)

  1. 設置面に取り付けられる基材と、該基材により移動が規制される支柱と、長手方向に間隔をあけて立設された複数の前記支柱間に架設されるビームとを備えたビーム支持装置であって、
    前記支柱は、柱部と、該柱部の下部に形成されて幅方向へ突出する鍔部とを備え、
    前記基材は、前記鍔部の上方に配置されて前記支柱の幅方向及び上方への移動を規制しており、
    前記基材は長尺体で構成され、前記鍔部の上方に配置された前記基材が前記柱部の幅方向両側にそれぞれ配置され、該基材が車両の車輪に踏みつけ可能に設けられていることを特徴とするビーム支持装置。
  2. 前記各基材は、両端を前記鍔部の長手方向両側へ突出させており、
    前記支柱の長手方向両側にそれぞれ配置させた各固定部材によって前記各基材が設置面へ取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のビーム支持装置。
  3. 1個の前記基材が、長手方向に間隔をあけて立設された2個の前記支柱の各鍔部の上方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のビーム支持装置。
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