JP7268383B2 - スタンディングパウチ - Google Patents

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本発明は、調理具材入りの粘稠食品向けスタンディングパウチに関する。
従来、プラスチックフィルムを主体とした積層包装材料の周縁をシールし、調理具材入りの粘稠食品を収納する包装容器があり、その形態として、例えば最内層がシーラント層で構成されている表裏2枚のシートの両側および上下側縁がシールされている平パウチや、下側縁に底シートがシールされているスタンディングパウチなどがあり広く普及している。
しかし、この粘稠食品の場合、使用に際しての取り出しにあっては、該粘稠食品のもつ粘り気により、パウチの内面に内容物が一部残ってしまう。スタンディングパウチの場合は、自立式とするために底部を形成するように下部に設けた底シート部に特に内容物が残りやすいという問題があった。パウチ底部に残った内容物をパウチの口から取り出すためには、手で内容物を絞り出すようにするか、スプーン、フォーク、箸などの用具を用いて掻き出すことが行われており、その際に内容物の形状が崩れて風味が損なわれたり、指や手に内容物が付いたりするなどその作業は甚だ面倒であった。
特許文献1、2には、上記問題点を解決するため、粘稠物が接するシーラント層に界面活性剤を配合することや、包装容器の内面に予め界面活性剤を塗工して膜を形成することが記載されている。しかし、界面活性剤は、時間経過によりシーラント層の表面からブリードアウトしてしまい、粘稠物の付着防止効果が長続きしなくなる。またブリードアウトのために、シーラント層同士の接着強度が低下し、密封性が低下する、などが懸念される。
特開2000-355362号公報 特開2001-48229号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、調理具材入りの粘稠食品向けスタンディングパウチにおいて、使用に際しての取り出しにあっては、粘稠物のもつ粘り気のためどうしてもパウチ底部に残ってしまう内容物を、風味を損なうことなく、また指や手を汚すことなく、簡単に取り出すことができるスタンディングパウチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、
一対の積層シートである第1シートおよび第2シートを、互いに対向させ、第3シートを折り曲げて、前記第1シートと第2シートの間に挿入し、周縁をシールしてなるスタンディングパウチであって、上部シール部と左端および右端で対向する2つの側部シール部と底部シール部とを有し、
前記上部シール部の近傍には、上部シール部を取り去るように切り取るためのノッチが形成され、前記第1シートまたは第2シートのうちいずれか一方のシートの下方、かつ前記底部シール部の上端よりも上方の位置に、非貫通の開封誘導線を左の側部シール部の左端から、右の側部シール部の右端まで直線状に、並行して2か所設けるとともに、前記第1シートまたは第2シートのうち他方のシートには開封誘導線が設けられておらず、
かつ、並行する前記開封誘導線で囲まれた側部シール部の少なくとも一部にシールが施されていない未シール部を有することを特徴とするスタンディングパウチである。
また、請求項2に記載の発明は、
前記積層シートは、外側から基材層、中間層、およびシーラント層がこの順で積層されてなる積層シートであって、
前記基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、前記積層シートの幅方向に引き裂き性を有することを特徴とする請求項1に記載のスタンディングパウチである。
また、請求項3に記載の発明は、
前記積層シートは、外側から基材層、中間層、およびシーラント層がこの順で積層されてなる積層シートであって、
前記中間層は、二軸延伸ナイロン(ONy)からなり、前記積層シートの幅方向に引き裂き性を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスタンディングパウチである。
また、請求項4に記載の発明は、
前記非貫通の開封誘導線は、前記積層シートのうち外側から基材層までが貫通されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のスタンディングパウチである。
また、請求項5に記載の発明は、
前記基材層と前記中間層との間にレーザー光に対して反射する光反射材を含む光反射層を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のスタンディングパウチである。
また、請求項6に記載の発明は、
前記基材層と前記中間層との間にレーザー光に対して高吸収性の光吸収材を含む光吸収層を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のスタンディングパウチである。
調理具材入りの粘稠食品向けスタンディングパウチにおいて、使用に際しての取り出しにあっては、粘稠物のもつ粘り気のためどうしてもパウチ底部に残ってしまう内容物を、風味を損なわず、指や手を汚すことなく簡単に取り出すことができる。
本発明のスタンディングパウチの1例を示すもので、正面図である。 第1シートと第2シートの層構成の1例を示す断面の模式図である。 実施形態1の場合に、非貫通の開封誘導線が形成された断面の模式図である。 実施形態2の場合に、非貫通の開封誘導線が形成された断面の模式図である。 使用方法を説明する図である(第1の開口部形成)。 使用方法を説明する図である(内容物取り出し)。 使用方法を説明する図である(つまみを引っ張って第2の開口部を形成)。 使用方法を説明する図である(残った内容物取り出し)。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態の一例を具体的に説明する。
図1は、本発明のスタンディングパウチ20の正面図である。本発明のスタンディングパウチ20は、第1シート1および第2シート2の右側の側部は、互いにヒートシールされていることにより側部シール部4を形成している。第1シート1および第2シート2の左側の側部は、互いにヒートシールされていることにより、側部シール部5を形成している
。第1シート1および第2シート2の上部は、互いにヒートシールされていることにより、上部シール部6を形成している。底部は、第3シート3を折り曲げて、第1シート1と第2シート2の間に挿入し、周縁がシールされていることにより底部シール部7を形成している。
図1に示すように、上部シール部6の近傍には、上部シール部6を取り去るように切り取るためのノッチ8が形成されている。ノッチ8に沿って、パウチ上端部を幅方向に切り取ると、上部に第1の開口部10a(図5参照)が形成される。さらに、第1シート1または第2シート2のいずれかのシートの下方、かつ底部シール部7の上端よりも上方の位置に、右側の側部シール部4の右端から、左側の側部シール部5の左端まで直線状に、並行して2か所、非貫通の開封誘導線9a、9bが設けられている。この並行する開封誘導線9a、9bに囲まれた側部シール部9は、側部シール部5の一部で、シールが施されていない未シール部である(以下「つまみ」という)。
つまみは、シールされていないので、指でつまむことができ、このつまみを、開封誘導線9a、9bに沿って引っ張って、幅方向に切り取ると、シート面上に第2の開口部10bが形成される。すると、特に内容物が残りやすい底部のすぐ上に開口部ができた状態となるので、簡単に底部に残った内容物を取り出すことができる。つまみを掴みやすくするために、I、VまたはU字の切込みを設けてもよい。ここで開封誘導線9a、9bは、開封部に直進開封性を付与しており、ガスバリア性および耐久性を考慮すると、貫通されていないハーフカットで形成することが好ましい。
<積層シートの層構成>
開封誘導線9a、9bをハーフカットで形成するには、以下の2通りの層構成がある。両層構成を図2に示す。
(実施形態1)
第1シート1および第2シート2は、胴部を形成する積層シートであり、その積層シート30の層構成としては、外側から基材層11、中間層12、シーラント層13をこの順に積層し、基材層11と中間層12の間に、所定の波長域のレーザー光に対して反射する光反射材を含む光反射層14を有する。第3シート3は、底部を形成する積層シートであるが、光反射層14を含まない点において第1シート1および第2シート2と相違し、その他の点においては第1シート1および第2シート2と同様である。
(実施形態2)
積層シート30の層構成は、実施形態1と同様に、外側から基材層11、中間層12、シーラント層13をこの順に積層し、基材層11と中間層12の間に、光反射層14の代わりに、所定の波長域のレーザー光に対して高吸収性の光吸収材を含む光吸収層15を有する点において実施形態1と相違し、その他の点においては実施形態1と同様である。
基材層11としては、外から加えられる力や摩擦に対しての耐性を上げる材質のものを使用することが好ましい。その例としては、各種延伸フィルム、具体的にはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(OPP)、ポリアミド(O-ナイロン、ONy)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、高密度ポリエチレン(HDPE)等から1種類または2種類以上を組み合わせて使用する。本発明で使用する基材層11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。特に、引き裂き性を有する、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
中間層12は、基材層11とシーラント層13の間に積層される。中間層12を構成する材料は任意に選択できる。中間層12は、ガスバリア性向上と、積層シートの耐久性が高められる材料によって構成されることが好ましい。本発明で使用される中間層12は、
二軸延伸ナイロン(ONy)が好ましい。特に、引き裂き性を有する、二軸延伸ナイロン(ONy)が好ましい。
シーラント層13は、シーラント性を有する公知の樹脂を適用でき、特に限定するものではないが例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)などを適用できる。本発明で使用されるシーラント層13は、無延伸ポリプロピレン(CPP)が好ましい。
光反射層14は、基材層11と中間層12の間に積層され、レーザー光に対して反射する光反射材を含んでいる。光反射材としては、アルミニウム箔、酸化アルミニウム蒸着膜、メタリックインクの少なくとも1種からなることが好ましい。
光吸収層15は、基材層11と中間層12の間に積層され、レーザー光に対して高吸収性を有する光吸収材を含んでいる。光吸収材としては、レーザー光に対して高吸収性を有し、内層まで到達しない部材であることが必要であり、三酸化モリブデンおよび酸化チタンが好ましい。
次に、本発明の特徴をなす非貫通の開封誘導線9a、9bの形成方法について説明する。図3は、実施形態1の層構成の場合に、レーザー光照射によって、非貫通の開封誘導線9a、9bが形成された断面を示す模式図である。また図4は、実施形態2の層構成の場合に、レーザー光照射によって、非貫通の開封誘導線9a、9bが形成された断面を示す模式図である。図4は、説明の便宜上、図3と同様の部分には、同一の符号を付している。
レーザー光を用いることは、刃物などを用いて機械的に設ける方法に比べ、より細かい加工が可能になるとともに、生産性の向上が期待され、コストダウンを実現できる。用いられるレーザーの種類としては、エキシマーレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、He-Neレーザー、炭酸ガスレーザーなどを用いることができるが、特に基材層11として好適に用いられるポリエチレンテレフタレート(PET)が、10.6μm(赤外線)に吸収帯をもつので、ポリエチレンテレフタレート(PET)と組み合わせて炭酸ガスレーザーを使用することが好ましい。
炭酸ガスレーザーは9.4μmと10.6μmにピークを持つため、実施形態1では、基材層11のポリエチレンテレフタレート(PET)側から積層シートに炭酸ガスレーザー光を照射すると、ポリエチレンテレフタレート(PET)に炭酸ガスレーザー光が照射された部分のみが焼き飛ばされて除去され、さらに、光反射層14で炭酸ガスレーザー光は反射されるので、中間層12およびシーラント層13からなる内層は損傷を受けることなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)層のみ貫通した、開封誘導線9a、9bが形成される。
また、実施形態2では、基材層11のポリエチレンテレフタレート(PET)側から積層シートに炭酸ガスレーザー光を照射すると、ポリエチレンテレフタレート(PET)に炭酸ガスレーザー光が照射された部分のみが焼き飛ばされて除去され、さらに、光吸収層15に含まれる高吸収性を有する光吸収材で炭酸ガスレーザー光は全て吸収されるので、中間層12およびシーラント層13からなる内層は損傷を受けることなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)層のみ貫通した、開封誘導線9a、9bが形成される。
実施形態1および2の層構成で、非貫通の開封誘導線9a、9bが形成されることで、開封部に直進開封性を与えることができ、しかも中間層12およびシーラント層13への
影響を防止することで、ガスバリア性および耐久性を保持でき、電子レンジおよび熱水などで加熱調理可能なレトルト食品用スタンディングパウチとして利用できる。
次に、本発明の調理具材入りの粘稠食品向けスタンディングパウチ20を使用して、調理具材入りの粘稠食品の内容物を、第1の開口部10aから取り出し、その後に底部に残った内容物を第2の開口部10bから取り出すまでの一連の使用手順について説明する。スタンディングパウチ20の初期状態は、上部は上部シール部6によって閉じられた状態であるが、一度ノッチ8を開封開始起点としてパウチ上端部を幅方向に切り取ると、上部に第1の開口部10aが形成される。図5は、パウチ上端部を幅方向に切り取って、上部に第1の開口部10aが形成された図である。
第1の開口部10aが形成された後、図6に示すように第1の開口部10aから、スタンディングパウチ20の姿勢を傾けて内容物を外に取り出す。取り出した後、スタンディングパウチ20を自立させる。
粘稠物のもつ粘り気のため、どうしても内容物がスタンディングパウチ20の内面に残り、自立することによって残った内容物は、底部に溜まってしまう。つまみを指で摘まんで、開封誘導線9a、9bに沿って引っ張って、幅方向に切り取ると、シート面上に第2の開口部10bが形成される。図7は、つまみを指で摘まんで、開封誘導線9a、9bに沿って引っ張っている図である。
内容物が残りやすい底部のすぐ上に開口部ができた状態となるので、第2の開口部10bにスプーン、フォーク、箸などの用具を用いて簡単にまた、風味を損なわず、指や手を汚すことなく底部に残った内容物を取り出すことができる。図8は第2の開口部10bからスプーンで残った内容物を取り出している図である。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
厚さ12μmのPETフィルムの片面に、酸化アルミニウム蒸着膜を積層した後、幅方向に引き裂き性を有するナイロン(出光ユニテック株式会社製、商品名:「ユニアスロンTB1010」)、無延伸ポリプロピレン(CPP)をこの順で積層し、PET/酸化アルミニウム蒸着膜/ONy/CPPなる構成の積層シートを得た。
上記積層シートに対して、炭酸ガスレーザーで開封誘導線を加工した胴材と底材を用いて、図1に示すようなスタンディングパウチを作製した。蒸気抜きの機構を設けなかったので、電子レンジは使用できず、熱水での加熱調理を行った。
(実施例2)
厚さ12μmのPETフィルムの片面に、10.6μmに吸収・反射するメタリックインクを積層した後、幅方向に引き裂き性を有するナイロン(出光ユニテック株式会社製、商品名:「ユニアスロンTB1010」)、無延伸ポリプロピレン(CPP)をこの順で積層し、PET/メタリックインク/ONy/CPPなる構成の積層シートを得た。
上記積層シートに対して、炭酸ガスレーザーで開封誘導線を加工した胴材と底材を用いて、図1に示すようなスタンディングパウチを作製した。電子レンジおよび熱水のどちらでも加熱が可能。電子レンジでの加熱調理を行った。
(実施例3)
厚さ12μmのPETフィルムの片面に、アルミニウム箔を積層した後、幅方向に引き
裂き性を有するナイロン(出光ユニテック株式会社製、商品名:「ユニアスロンTB1010」)、無延伸ポリプロピレン(CPP)をこの順で積層し、PET/アルミニウム箔/ONy/CPPなる構成の積層シートを得た。
上記積層シートに対して、炭酸ガスレーザーで開封誘導線を加工した胴材と底材を用いて、図1に示すようなスタンディングパウチを作製した。アルミニウム箔を含むので電子レンジでの使用はできず、熱水での加熱調理を行った。
実施例1~3のスタンディングパウチを作製し、シチューを未シールの上端シール部より充填し、上端シール部で密封シールを行った。その後、電子レンジまたは熱水で加熱調理を行った。次にノッチを開封開始起点としてパウチ上端部を幅方向に切り取り、第1の開口部を形成した後、スタンディングパウチの姿勢を傾けて内容物を外に取り出した。スタンディングパウチを自立させ、つまみを指で摘まみ、開封誘導線に沿って引っ張って、幅方向に切り取り、シート面上に第2の開口部を形成した。
内容物が残りやすい底部のすぐ上に開口部ができ、第2の開口部の中にスプーンを入れて簡単にまた、風味を損なわず、指や手を汚すことなく底部に残った内容物を取り出すことができた。
1・・・第1シート(胴部シート)
2・・・第2シート(胴部シート)
3・・・第3シート(底部シート)
4・・・右サイドシール部
5・・・左サイドシール部
6・・・上部シール部
7・・・底部シール部
8・・・ノッチ
9・・・つまみ
9a・・・開封誘導線(上)
9b・・・開封誘導線(下)
10a・・・第1の開口部
10b・・・第2の開口部
11・・・基材層
12・・・中間層
13・・・シーラント層
14・・・光反射層
15・・・光吸収層
20・・・スタンディングパウチ本体
30・・・積層シート

Claims (6)

  1. 一対の積層シートである第1シートおよび第2シートを、互いに対向させ、第3シートを折り曲げて、前記第1シートと第2シートの間に挿入し、周縁をシールしてなるスタンディングパウチであって、上部シール部と左端および右端で対向する2つの側部シール部と底部シール部とを有し、
    前記上部シール部の近傍には、上部シール部を取り去るように切り取るためのノッチが形成され、前記第1シートまたは第2シートのうちいずれか一方のシートの下方、かつ前記底部シール部の上端よりも上方の位置に、非貫通の開封誘導線を左の側部シール部の左端から、右の側部シール部の右端まで直線状に、並行して2か所設けるとともに、前記第1シートまたは第2シートのうち他方のシートには開封誘導線が設けられておらず、
    かつ、並行する前記開封誘導線で囲まれた側部シール部の少なくとも一部にシールが施されていない未シール部を有することを特徴とするスタンディングパウチ。
  2. 前記積層シートは、外側から基材層、中間層、およびシーラント層がこの順で積層されてなる積層シートであって、
    前記基材層は、ポリエチレンテレフタレートからなり、前記積層シートの幅方向に引き裂き性を有することを特徴とする請求項1に記載のスタンディングパウチ。
  3. 前記積層シートは、外側から基材層、中間層、およびシーラント層がこの順で積層されてなる積層シートであって、
    前記中間層は、二軸延伸ナイロンからなり、前記積層シートの幅方向に引き裂き性を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスタンディングパウチ。
  4. 前記非貫通の開封誘導線は、前記積層シートのうち外側から基材層までが貫通されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のスタンディングパウチ。
  5. 前記基材層と前記中間層との間にレーザー光に対して反射する光反射材を含む光反射層を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のスタンディングパウチ。
  6. 前記基材層と前記中間層との間にレーザー光に対して高吸収性の光吸収材を含む光吸収層を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のスタンディングパウチ。
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