JP7267066B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、パッドタイプ、テープタイプ、パンツタイプ等の吸収性物品に関するものである。
成人向けの排泄物吸収性物品(おむつ)としては、テープタイプ、パンツタイプ等の基本吸収性物品(アウターとも呼ばれる)の他に、これらと併用することを想定した、より小型のパッドタイプと呼ばれる補助吸収性物品(インナーとも呼ばれる)が提供されており、これらの組み合わせは特にケア施設等の介護現場において汎用されている。
特に装着者が男性の場合、排尿位置が陰茎の位置により変化するため、陰茎が排泄液吸収部からずれることによる排泄液漏れが発生し易いという問題がある。介護現場ではこの問題を解決するために、フラットタイプの補助吸収性物品を用い、その肌面シートに開口部を設けて陰茎を挿入するようにしたり(例えば、特許文献1)、円錐状に丸めて陰茎に巻き付けたりする(例えば、特許文献2)、といった対応が取られている。
特開2009-178422号公報 特開2001-129012号公報 特開2009-82477号公報
しかし、上述の特許文献1に係る吸収性物品では、排泄量が多いときに吸収体で排泄液を吸収しきれず、開口部から排泄液が漏れるという問題点があり、特許文献2に係る吸収性物品では、陰茎が、物品に固定されるものではないので、動いて物品外に抜け出ると意味をなさないという問題点がある。
そこで、本発明の主たる課題は、陰茎が確実に固定される男性用吸収性物品を提供することであり、従たる課題は、身体側(内側)への排泄液漏れの防止性に優れる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した本発明の代表的態様は次記のとおりである。
<第1の態様>
積層吸収体と、前記積層吸収体の外側を覆う不透液性のバックシートとを有する吸収性物品において、
前記積層吸収体は、
最内側吸収体とこの最内側吸収体の外側に位置する吸収体とで構成され、
前記最内側吸収体の幅方向中央部に、切断された第1切断部が前後方向に延在し、
前記第1切断部に交差して幅方向に第2切断部が複数本、前後方向に間隔を空けて延在して第2切断部群が形成され、
前記第2切断部群のうちの隣り合う前記第2切断部相互で挟まれた領域のうち、平面視で幅方向左側が変形可能な左側自由部とされ、幅方向右側が変形可能な右側自由部とされ、
前記積層吸収体の内側を覆う2枚のカバーシートは、
前記最内側吸収体における幅方向の右側端部から左側に、この最内側吸収体の前記第1切断部を超えて延出する右側カバーシートと、
前記最内側吸収体における幅方向の左側端部から右側に、この最内側吸収体の前記第1切断部を超えて延出する左側カバーシートとからなり、
前記吸収性物品の使用時に、
前記右側カバーシートの延出された端縁が、前記最内側吸収体と前記最内側吸収体の外側に位置する吸収体との間で、かつ右側端部方向に挿入されて、前記最内側吸収体の右側自由部が左側に凸状に湾曲され、
前記左側カバーシートの延出された端縁が、前記最内側吸収体と前記最内側吸収体の外側に位置する吸収体との間で、かつ左側端部方向に挿入されて、前記最内側吸収体の左側自由部が右側に凸状に湾曲され、
前記右側自由部と左側自由部とで陰茎を挟む陰茎固定部が形成される、
ことを可能とする、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
吸収体の右側自由部と左側自由部が湾曲されることで、湾曲された部分がそれ以外の吸収体の部分よりも内外方向IOに厚みを有することになる。また、右側カバーシートの端縁が右側に、左側カバーシートの端縁が左側に、それぞれ入れ込まれるので、湾曲状態が維持される。湾曲された右側自由部と湾曲された左側自由部との間は離間され、陰茎を挿入する部分(陰茎固定部)が形成される。陰茎固定部は所定の厚み(深さ)を有するので、陰茎が陰茎固定部に深く挿入され、湾曲された右側自由部と湾曲された左側自由部とで挟まれ固定される。また、最内側吸収体の外側に位置する吸収体に排泄液のほとんどが吸収され、吸収しきれないものであっても最内側吸収体に吸収されるので、本形態は内側への排泄液漏れの防止性に優れる、との効果を有する。この点で特許文献3は吸収体を1層のみ設けるものであり本形態と異なる。なお、積層吸収体は複数層で形成され、例えば、3層や4層とすることができる。
<第2の態様>
第1の態様に加え、
前記2枚のカバーシートの内側が透液性トップシートで覆われ、
前記透液性トップシートの幅方向中央部に第1裂開様ミシン目が前後方向に延在し、前記第1裂開様ミシン目に交差して幅方向に第2裂開様ミシン目が複数本、前後方向に間隔を空けて延在して第2裂開様ミシン目群を形成し、
前記第1開様ミシン目と前記第1切断部とが内外方向に重なり、前記第2裂開様ミシン目群と前記第2切断部群とが内外方向に重なる、
形態を挙げることができる。
(作用効果)
例えば、トップシートの裂開様ミシン目とカバーシートの切断部との位置が内外方向に重なっていないと、裂開様ミシン目を裂開した使用者は、カバーシートにおける吸収体が包まれる部分を掴み難い。しかしながら、重なるように配置されていることで、使用者は同部分を掴み易く、陰茎固定部の成形を行い易くなる。
<第3の態様>
第1又は第2の態様に加え、
前記右側自由部に、前後方向に、複数本間隔を空けて、又は1本、折り曲げ誘導部が延在し、
前記左側自由部に、前後方向に、複数本間隔を空けて、又は1本、折り曲げ誘導部が延在する、
形態を挙げることができる。
(作用効果)
折り曲げ誘導部があると、低目付け部を有する領域で自由部が湾曲され易くなり、また、湾曲された状態が維持され易くなる。
<第4の態様>
第1又は第2の態様に加え、
前記右側カバーシートにおける前記最内側吸収体の前記第1切断部を超えて幅方向左側に延出された延出部が折り畳まれ、
前記左側カバーシートにおける前記最内側吸収体の前記第1切断部を超えて幅方向右側に延出された延出部が折り畳まれる、
形態を挙げることができる。
延出部が折り畳まれていることで、延出部の端縁が第1切断部近くに位置しながら、折り返しシートをより長く設けることが出来る。使用者は折り返し代(しろ)が長くなり、陰茎固定部の成形を行い易くなる。
<第5の態様>
第1又は第2の態様に加え、
前記2枚のカバーシートの内側が透液性トップシートで覆われ、
前記透液性トップシートと前記2枚のカバーシートとの間に不透液性中間シートが介在される、
形態を挙げることができる。
不透液性中間シートでカバーシートが覆われているので、排泄液が最内側吸収体から身体側に透過しても、身体側から漏れ出ることを防止できる。
本発明によれば、陰茎が挟まれ確実に固定されるものでありながら、身体側への排泄液漏れの防止性に優れる利点を有する。
展開状態のパッドタイプ使い捨ておむつの表面側を示す平面図である。 立体ギャザー及び透液性トップシートを取り外し、展開した状態のパッドタイプ使い捨ておむつの表面側を示す平面図である。 図1のY-Y断面図である。 図1のZ-Z断面図である。 図1のX-X断面図である。 図4における製品使用例を示す図である。 図4における製品使用例を示す図である。 図4の中心付近の拡大図である。 図1の別の実施形態を示すZ-Z断面図である。 図1の別の実施形態を示すZ-Z断面図である。 カバーシートの説明図である。 カバーシートの説明図である。 吸収体の平面図である。 吸収体の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面に示されるパッドタイプ使い捨ておむつの例を参照しながら詳説する。
(用語の意義等)
本明細書においては、「前後方向LD」とは腹側と背側を結ぶ方向をいい、「幅方向WD」とは前後方向と直交する方向をいい、「上下方向」とは使い捨ておむつの装着状態において胴周り方向と直交する方向をいう。「内外方向IO」とは身体側と反身体側を結ぶ方向をいい、「内面」とはそれぞれの部材の身体側面をいい、「外面」とは反身体側面をいうものとする。「上側」とは、前後方向の背側をいい、「下側」とは、前後方向の腹側をいう。「内側」とは、内外方向IOの身体側をいい、「外側」とは、内外方向IOの反身体側をいう。以下に示す実施形態ではパッドタイプ使い捨ておむつ200の内面を平面視して、図面の右側を「右側」、左側を「左側」として例示する。なお、幅方向に3等分した領域のうち、おおよそ平面視で左側から右側にかけて順に、左側端部、中央部、右側端部ということもできる。
本発明におけるパッドタイプ使い捨ておむつ200は、股間部C2と、その前後両側に延在する前側部分F2及び後側部分B2とを有するものである。各部の寸法は適宜定めることができ、例えば、おむつ全長L(前後方向長さ)は350~700mm程度、おむつ全幅W1は130~400mm程度(ただし、おむつの吸収面の幅より広い)とすることができ、この場合における股間部C2の前後方向長さは10~150mm程度、腹側部分F2の前後方向長さは50~350mm程度、及び背側部分B2の前後方向長さは50~350mm程度とすることができる。なお、「股間部」とは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、製品によって、図示形態のように物品の前後方向中央部若しくはその近傍から腹側の所定部位までの範囲であったり、物品の前後方向中央部の所定範囲であったりするものである。また、「前側部分(腹側部分)」は股間部よりも腹側の部分を意味し、「後側部分(背側部分)」は股間部よりも背側の部分を意味する。
パッドタイプ使い捨ておむつ200は、不透液性シート21の内面と、透液性トップシート22との間に、最内側吸収体52と、最内側吸収体52の外側に位置する吸収体23(いか、単に吸収体23ともいう。図示例では吸収体23は1層であるが複数層にしてもよい。)とが介在された基本構造を有している。また、最内側吸収体52と透液性トップシート22の内面との間には、カバーシート51a、51bが配されている。なお、断面図における点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。
(吸収体)
吸収体23、最内側吸収体52としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて粒子状等の高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。吸収体23、最内側吸収体52における繊維目付け及び高吸収性ポリマーの目付けは適宜定めることができるが、繊維目付けは70~600g/m程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーの目付け0~400g/m程度とするのが好ましい。高吸収性ポリマー粒子を混合する場合等、必要に応じて、吸収体23、最内側吸収体52はクレープ紙等の包装シート(図示せず)により包むことができる。吸収体23、最内側吸収体52は、股間部C2を含む前後方向LDに延在する長方形状に形成されている。また、吸収体23、最内側吸収体52の形状は、相対的に腹側の部分が背側の部分よりも幅広な帯状、あるいは台形状、股間部が幅方向中央部に括れた砂時計形状等、適宜の形状とすることができる。最内側吸収体52は、吸収体23の身体側(内側)に吸収体23に重ねて配されている。平面視で、最内側吸収体52と吸収体23それぞれの面積は相互にほぼ同じでもよいし、最内側吸収体52の面積が吸収体23の面積よりも大きくても、小さくてもよい。
図13を参照しつつ説明すると、最内側吸収体52には第1切断部54A(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。)が幅方向中央部に股間部C3から腹側F3及び背側B3にかけて連続して又は間欠に延在している。また、第1切断部54Aに交差して幅方向WDに切断された第2切断部が複数本、前後方向LDに間隔を空けて連続して又は間欠に延在して群、すなわち、第2切断部群(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。(図示例では第2切断部54B1、54B2、・・・、54B6))をなしている。切断部54B相互に挟まれる領域は自由部52L、52Rとされ、自由部52Lは平面視、左側部分(請求項における左側自由部)をいい、自由部52Rは右側部分(請求項における右側自由部)をいう。自由部52Lの幅方向中央部端縁を自由端部52y、自由部52Rの幅方向中央部端縁を自由端部52xという。
最内側吸収体52の第1切断部54Aは透液性トップシート22の第1切断部50Aと重なるように配するとよく、最内側吸収体52における第2切断部54B群のそれぞれの第2切断部54B1、54B2、・・・、54B6は、透液性トップシート22における第2切断部50B群のそれぞれの第2切断部50B1、50B2、・・・50B6と重なるように配するとよい。また、最内側吸収体52の第1切断部54Aの長さは、後述する透液性トップシート22の第1切断部50Aの長さと同程度とするとよく、第2切断部54B群のそれぞれの第2切断部54B1、54B2、・・・、54B6の長さは、第2切断部50B群のそれぞれの第2切断部50B1、50B2、・・・50B6と同程度とするとよい。 第1切断部54Aの長さは150~600mm、第1切断部54Aの前側先端からパッドタイプ使い捨ておむつ200の前側端縁までの長さは20~150mm、第1切断部54Aの後側先端からパッドタイプ使い捨ておむつ200の後側端縁までの長さは20~200mmとすることができる。切断部群54B(54B1、54B2、・・・、54B6)の長さは10~100mmとすることができる。切断部54B1、54B2、・・・、54B6それぞれの先端の位置は、相互に前後方向LDに揃えるようにすると好適である。
自由部52L、52Rには折り曲げ誘導部(凹状に形成された部分、エンボスやミシン目からなる部分、低目付けからなる部分でもよい)を前後方向LDに設けることができる。折り曲げ誘導部の本数は1本又は複数本設けることができ、複数本設ける場合は幅方向WDに間隔を空けて設けるとよい。当該折り曲げ誘導部を設けておくと、自由端部52x、52yが湾曲形状に誘導され、折り曲げやすくなる。また、自由端部52x、52yが湾曲された状態で維持されやすくなる。
(カバーシート)
カバーシート51a、51bは、最内側吸収体52内面の一部又は全部を覆う形態とするとよい。また、カバーシート51aとカバーシート51bは相互にこれらシートの一部が重なるように設けるとよい。カバーシート51a、51bで最内側吸収体52を覆う形態は特に限定されない。一例に、最内側最内側吸収体52内面側における幅方向WDの右側端部から左側に、この最内側吸収体の第1切断部を超えて右側カバーシート51bが延出される形態を挙げることができる。また最内側吸収体52内面側における幅方向WDの左側端部から右側に、この最内側吸収体の第1切断部を超えて左側カバーシート51aが延出され、右側カバーシート51b内面に重なる形態を挙げることができる。このような形態にすると、左側カバーシート51a外面が右側カバーシート51b内面に幅方向中央部で重なる。なお、カバーシート51a、51bは吸収体23及び最内側吸収体52の少なくともいずれか一方の周縁より若干食み出すように設けられてもよい。
右側カバーシート51bにおいて、最内側吸収体52の第1切断部54Aから左側に延出する部分が延出部とされる。また左側カバーシート51aにおける最内側吸収体52の第1切断部54Aから右側に延出する部分が延出部とされる。これら延出部それぞれの長さLtは、少なくとも最内側吸収体52の厚さLbと最内側吸収体52における折り曲げ部の長さLaとの合計以上とするとよい。延出部それぞれの長さLtをこのようにすることで、最内側吸収体52の自由端部52x、52yが湾曲した状態で維持されて陰茎固定部Pが成形され、陰茎が確実に陰茎固定部Pに固定される。
湾曲については、図示例では、最内側吸収体52の右側自由部は左側又は左上に凸状に湾曲されている。そして、自由端部52xは外側又は右側に向いている。しかしながら、自由端部52xは内側に向いていてもよい。同様に、左側自由部は右側又右上に凸状に湾曲されている。そして、自由端部52xは外側又は左側に向いている。しかしながら、自由端部52xは内側に向いていてもよい。
カバーシート51として次記の形態を提示できる。右側端部から左側に延出する右側カバーシート51bの上記延出部が平面視で前後方向に谷折りに折り畳まれ、延出部の端縁51eが右側に向かうように配される形態とすることができる。また、左側端部から右側に延在する左側カバーシート51aの上記延出部が平面視で前後方向に谷折りに折り畳まれ、延出部の端縁51eが左側に向かうように配される形態とすることができる。この形態では延出部における幅方向WDの長さを相対的に長く形成しても折り畳んでおくことができ好適である。例えば、延出部の長さLtが、最内側吸収体52の厚さLbと最内側吸収体52における折り曲げ部の長さLaとの合計(Lb+La)の1~4倍となるように延出部を延出させてもよい。この形態とすることで例えば、左側カバーシート51aの延出された端縁51eが最内側吸収体52と最内側吸収体の外側に位置する吸収体23との間で、かつ、左側方向に挿入されて、左側自由部52Lが左側カバーシート51aに覆われて外側又は内側に湾曲される。そして、延出部が相対的に長いものである場合、延出部の端縁51eをより左側端部寄りに挿入することができ、自由端部52yの湾曲形態が維持され、変形し難い効果を奏する。このことは、自由端部52xを外側又は内側に湾曲させる際にも同様の効果を奏する。なお、折り畳み手法は谷折りに限定されず公知の折り畳み手法とすることができ、例えば、屏風状に折り畳んでもよい。
左側カバーシート51aには幅方向WDに延在する切断部、すなわち第2切断部56B(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。(図示例では切断部56B1、56B2、・・・、56B6))が、複数本前後方向LDに間隔を空けて、幅方向に連続して又は間欠に延在して、第2切断部56B群を形成している。第2切断部56B群は、この左側カバーシート51aにおける延在部の側縁から最内側吸収体の切断部54Aを超えて連続して又は間欠に延在される形態としてもよいし、延在部の側縁から最内側吸収体52の他側縁まで連続して又は間欠に延在される形態としてもよい。
右側カバーシート51bには幅方向WDに延在する切断部、すなわち第2切断部55B(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。(図示例では切断部55B1、55B2、・・・、55B6))が、複数本前後方向LDに間隔を空けて、幅方向WDに連続して又は間欠に延在して、第2切断部55B群を形成している。第2切断部55B群は、この右側カバーシート51bにおける延在部の側縁から最内側吸収体の切断部54Aを超えて連続して又は間欠に延在させる形態としてもよいし、延在部の側縁から最内側吸収体の左側端部まで連続して又は間欠に延在させる形態としてもよい。
カバーシート51a、51bとしては不透液性でもよいが、透液性のシートであってもよい。不透液性のシートとしては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。また、カバーシート51a、51bの外面は、不織布からなる外装シート(図示略)により被覆することができる。外装シートとしては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
透液性のシートとしては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
(不透液性バックシート)
吸収体23の反身体側(外側)には、不透液性バックシート21が吸収体23及び最内側吸収体52の少なくともいずれか一方の周縁より若干食み出すように設けられている。不透液性バックシート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
また、不透液性バックシート21の外面は、不織布からなる外装シート(図示略)により被覆することができ、この場合、不透液性バックシート21の幅を吸収体23の幅と同程度とすることができる。外装シートとしては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
(透液性トップシート)
右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aの身体側(内側)は、透液性トップシート22により覆われている。トップシート22の側縁から右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aが一部食み出す形態としてもよいし、右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aの側縁が食み出さないようにトップシート22の幅を広げる形態とすることもできる。トップシート22としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
透液性トップシート22には前後方向LDに切断された部分からなる切断部、すなわち、第1切断部50A(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。)が幅方向中央部に股間部C3から腹側F3及び背側B3に亘って連続して延在している。また、幅方向WDに延在する切断部、すなわち第2切断部50B(裂開様ミシン目や切り込み部であってもよい。(図示例では切断部50B1、50B2、・・・、50B6))が、前後方向LDに複数本間隔を空けて、幅方向に連続して延在して、第2切断部50B群を形成している。
第1切断部50Aの長さG4は150~600mm、第1切断部50Aの前側先端からパッドタイプ使い捨ておむつ200の前側端縁までの長さG1は20~150mm、第1切断部50Aの後側先端からパッドタイプ使い捨ておむつ200の後側端縁までの長さG2は20~200mmとすることができる。切断部群50B(50B1、50B2、・・・、50B6)の長さG3は10~100mmとすることができる。切断部50B1、50B2、・・・、50B6それぞれの先端の位置は、相互に前後方向LDに揃えるようにすると好適である。
(不透液性中間シート)
右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aと、透液性トップシート22との間に不透液性中間シート25を介在させることができる。この不透液性中間シート25は、吸収体23及び吸収体により吸収した排泄液の逆戻りを防止するために設けられるものであり、保水性が低く、且つ透液性の高い素材、例えばメッシュフィルム等を用いるのが望ましい。右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aの側縁から不透液性中間シートが、一部食み出す形態としてもよいし、右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aの側縁から不透液性中間シートの全部が食み出さない形態にしてもよい。また、吸収体23及び最内側吸収体52のいずれか一方から不透液性中間シートが、一部食み出す形態としてもよいし、吸収体23及び最内側吸収体52のいずれか一方から不透液性中間シートの全部が食み出さない形態にしてもよい。別の形態として、トップシート22の前端を0%としトップシート22の後端を100%としたとき、不透液性中間シート25の前端は0~11%の範囲に位置しているのが好ましく、不透液性中間シート25の後端は92~100%の範囲に位置しているのが好ましい。また、不透液性中間シート25の幅25wは最内側吸収体52の幅W2の50~90%程度であるのが好ましい。
不透液性中間シート25には切断部を設けるとよい。不透液性中間シートの切断部25は、不透液性トップシート22の切断部全てに重なるように設けると、不透液性中間シートの切断部25を裂開させ易い。
不透液性中間シート25としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
また、不透液性中間シート25の外面は、不織布からなる外装シート(図示略)により被覆することができ、この場合、不透液性中間シート25の幅を吸収体23及び最内側吸収体52の少なくとも一方の幅と同程度とすることができる。外装シートとしては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
(切断部)
透液性トップシート22の切断部群50B、右側カバーシート51bの切断部群55B、左側カバーシート51aの切断部群56B、不透液性中間シート25の切断部群、最内側吸収体52の切断部群54Bは相互に内外方向IOに全部または一部が重なるように配置される。同様に、透液性トップシート22の第1切断部50Aと最内側吸収体52の第1切断部54Aは相互に内外方向IOに全部または一部が重なるように配置される。
(エンドフラップ部・サイドフラップ部)
パッドタイプ使い捨ておむつ200の前後方向両端部では、外装シート26および透液性トップシート22が吸収体23及び最内側吸収体52の少なくともいずれか一方の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在されて貼り合わされ、吸収体23及び最内側吸収体52の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。パッドタイプ使い捨ておむつ200の両側部では、外装シート26が吸収体23及び最内側吸収体52の少なくともいずれか一方の側縁よりも外側にそれぞれ延在され、この延在部からトップシート22の側部までの部分の内面には側部立体ギャザーシート31の幅方向外側の部分34が前後方向全体にわたり貼り付けられ、吸収体23及び最内側吸収体52の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。これら貼り合わせ部分は、図1では斜線模様で示されており、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。外装シート26を設けない場合、外装シート26に代えて不透液性シート21をサイドフラップ部SFまで延在させ、サイドフラップ部SFの外面側を形成することができる。
(側部立体ギャザー)
表面における両側部には、前後方向LDに延在する側部立体ギャザー30がそれぞれ設けられている。側部立体ギャザー30は上述の側部立体ギャザーシート31により形成されている。側部立体ギャザーシート31の幅方向中央側の部分32はトップシート22上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、側部立体ギャザー弾性部材33が前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。
側部立体ギャザーシート31の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。この側部立体ギャザー弾性部材33としては、糸状、紐状、帯状等の細長状に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
また、両側部立体ギャザーシート31は、幅方向外側の部分34が前後方向全体にわたりおむつ内面(図示形態ではトップシート22表面および外装シート26内面)に貼り合わされて固定部分34とされるとともに、幅方向中央側の部分32がこの固定部分から突出する突出部分32とされている。そして、この突出部分32のうち、前後方向LDの両端部では倒伏状態でおむつ表面(図示形態ではトップシート22表面)に貼り合わされて非起立部35とされ、かつこれら非起立部35間の部分はおむつ表面(図示形態ではトップシート22表面)に固定されていない起立部36とされている。この起立部36は、側部立体ギャザー弾性部材33の収縮力が作用することにより、図4に二点差線で示されるように、おむつ表面(図示形態ではトップシート22表面)から起立して鼠径部等に接触する部分であり、その起立基端37は側部立体ギャザーシート31における固定部分34と突出部分32との境に位置する。
パッドタイプ使い捨ておむつ200の使用例を次記に示す。使用者は透液性トップシート22の切断部を裂開する。裂開する切断部の箇所は、適宜選択することができる。例えば、使用者は第2切断部50B2と第2切断部50B1を裂開させ、第1切断部50Aのうちの第2切断部50B1及び第2切断部50B2と交わる区間のみ裂開させてもよい。また、使用者は第1切断部50A全部と第2切断部群50B全部を裂開させてもよい。
使用者は、透液性トップシート22を裂開させたら、右側カバーシート51bと左側カバーシート51aの切断部を裂開させる。ここでも、使用者は裂開させる切断部を適宜選択することができる。例えば、使用者が透液性トップシート22の第2切断部50B2と第2切断部50B1、第1切断部50Aのうちの第2切断部50B1及び第2切断部50B2と交わる区間のみ裂開させた場合、次のようにするとよい。右側カバーシート51bの第2切断部55B1と第2切断部55B2、左側カバーシート51aの第2切断部56B1と第2切断部56B2を裂開させる。第2切断部56B1と第2切断部55B1は第2切断部50B1に内外方向IOに重なって位置するので、裂開しやすい。また、液性トップシート22において第2切断部50B2と第2切断部50B1、第1切断部50Aのうちの第2切断部50B1及び第2切断部50B2と交わる区間に加えてこれら切断部以外の切断部が裂開された場合でも、第2切断部56B1と第2切断部55B1を裂開させてもよい。
右側カバーシート51bと左側カバーシート51aを裂開させたら、使用者は、最内側吸収体52の切断部を裂開させる。使用者は裂開させる切断部を適宜選択することができる。例えば、上記例のように使用者が右側カバーシート51bの第2切断部55B1と第2切断部55B2、左側カバーシート51aの第2切断部56B1と第2切断部56B2を裂開させた場合は、最内側吸収体52の第2切断部54B1と第2切断部54B2、第1切断部54Aのうちの第2切断部54B1及び第2切断部54B2と交わる区間のみ裂開させるとよい。第2切断部54B1は第2切断部55B1及び第2切断部56B1に内外方向IOに重なり、第2切断部54B2は第2切断部55B2及び第2切断部56B2に内外方向IOに重なるので裂開されやすい。また、第1切断部54Aのうちの第2切断部54B1及び第2切断部54B2と交わる区間については、例えば右側カバーシート51bと左側カバーシート51a各々における裂開された切断部相互に挟まれる部分(領域)を摘まんで身体側にめくった状態で、同区間を裂開させることができる。
上記裂開させる例は、透液性トップシート22、右側カバーシート51b、左側カバーシート51a、最内側吸収体52の切断部の一部分のみ裂開させるものであるが、これらシートそれぞれの切断部の全部を裂開させてももちろんよい。
なお、透液性トップシート22、最内側吸収体52、右側カバーシート51b、左側カバーシート51aの各切断部があらかじめ先端から他端に至るまで連続して裂開されている形態の場合は、使用者は上記裂開する作業を省略することができる。
上述の裂開作業を終えた後、使用者は、最内側吸収体52における右側自由部52R(特に幅方向中央側の自由端部52x)を外側又は内側に湾曲させ、右側自由部52R内面からこの自由端部52xを経て右側自由部52R外面にかけて、右側カバーシート51bで覆う。このとき、右側カバーシート51bの延出部を右側自由部52R外面に沿わせて、延出部端縁51eをできるだけ右側に挿入するようにするとよい。このようにすると、最内側吸収体52の自由端部52xを外側又は内側に湾曲させた状態が維持され、変形し難いものとなる。
最内側吸収体52における左側自由部52Lについても同様である。使用者は、最内側吸収体52における左側自由部52L(特に幅方向中央側の自由端部52y)を外側又は内側に湾曲させ、左側自由部52L内面からこの自由端部52yを経て左側自由部52L外面にかけて、左側カバーシート51aで覆う。このとき、左側カバーシート51aの延出部を左側自由部52L外面に沿わせて、延出部端縁51eをできるだけ左側端部に挿入するようにするとよい。
右側自由部52R、左側自由部52Lそれぞれが、L字型に曲がり、自由端部52x、52yそれぞれが外側又は内側を向くように湾曲してもよいし、自由端部52x、52yそれぞれが、U字型に曲がり、自由端部52x、52yが右側、左側を向くように湾曲してもよい。このとき、U字型に曲がった自由端部52x、52yそれぞれが、吸収体23側に位置してもよいし、カバーシート51a、51b側に位置してもよい。
右側自由部52Rと左側自由部52Lが外側又は内側に湾曲すると、湾曲した分だけ、最内側吸収体52における自由端部52xと自由端部52y付近の内外方向IOの厚みが厚くなる。延出部端縁51eそれぞれを右側、左側に挿入させると自由端部52xと自由端部52yとの間に陰茎固定部Pが形成される。この陰茎固定部Pは厚みを有し、自由端部52xと自由端部52yとで陰茎を挟むので、使用者が陰茎を陰茎固定部Pに深く挿入して固定できる。
陰茎の位置が固定されるのでパッドタイプ使い捨ておむつ200の装着時において、排泄位置がずれ難いものとなり、排泄位置のずれに伴う排泄液漏れを防止できる。
陰茎固定部Pに陰茎を挿入させて排泄した場合、排泄液が吸収体23に吸収され、及び吸収体23内面と最内側吸収体52外面との間に拡散して吸収体23と最内側吸収体52に吸収される。
右側カバーシート51b及び左側カバーシート51aの内側と、透液性トップシート22の外側との間に不透液性中間シート25が配されていると、排泄液が最内側吸収体52内面に漏れても、不透液性中間シート25で遮られる。排泄液が不透液性中間シート25から内側(身体側)に漏れるのを防止できるので、透液性トップシート22内面が湿らず、使用者に不快感を与えない。また、最内側吸収体52の内側に不透液性中間シート25が追加されて配されることで、湾曲状態の自由端部52x、52yが、この内側にあるシート群(カバーシート51a、51b、不透液性中間シート25、透液性トップシート22)とこの外側にあるシート群(吸収体23、不透液性バックシート)とで挟まれ内外方向IOに縮まる力を受け、自由端部52x、52yの湾曲状態が維持されやすくなる。
(その他)
透液性トップシート22の第1切断部50A及び第2切断部50B1、50B2、・・・、50B6、最内側吸収体52の第1切断部54A及び第2切断部54B1、54B2、・・・、54B6、右側カバーシート51bの第2切断部55B1、55B2、・・・、55B6、左側カバーシート51aの第2切断部56B1、56B2、・・・、56B6は、あらかじめ裂開されている形態にしてもよいし、本製品の使用者が切断部に沿って裂開可能な形態にしてもよい。不透液性中間シート25の切断部は、裂開可能な形態にするのが望ましい。必要な個所のみ使用者が裂開する形態にすると、裂開箇所が最小限で済み、最内側吸収体52内面から漏れ出した排泄液が不透液性中間シート25を透過して身体側に漏れるのを防止でき好適である。
上記実施形態ではパッドタイプ使い捨ておむつ200の内面を平面視して、右側を右側、左側を左側として例示した。しかしながら、左側を右側、右側を左側とした形態であっても勿論よい。
本発明は、パッドタイプ、パンツタイプ若しくはテープタイプ等、使い捨ておむつ全般に利用できるものである。
200…パッドタイプ使い捨ておむつ、P…陰茎、21…不透液性シート、22…トップシート、23…最内側吸収体の外側に位置する吸収体、25…不透液性中間シート、26…外装シート、30…側部立体ギャザー、31…側部立体ギャザーシート、33…側部立体ギャザー弾性部材、51a…左側カバーシート、51b…右側カバーシート、52…最内側吸収体、52L…左側自由部、52R…右側自由部、52x…右側の自由端部、52y…左側の自由端部。

Claims (4)

  1. 積層吸収体と、前記積層吸収体の外側を覆う不透液性のバックシートとを有する吸収性物品において、
    前記積層吸収体は、
    最内側吸収体とこの最内側吸収体の外側に位置する吸収体とで構成され、
    前記最内側吸収体の幅方向中央部に、切断された第1切断部が前後方向に延在し、
    前記第1切断部に交差して幅方向に第2切断部が複数本、前後方向に間隔を空けて延在して第2切断部群が形成され、
    前記第2切断部群のうちの隣り合う前記第2切断部相互で挟まれた領域のうち、平面視で幅方向左側が変形可能な左側自由部とされ、幅方向右側が変形可能な右側自由部とされ、
    前記積層吸収体の内側を覆う2枚のカバーシートは、
    前記最内側吸収体における幅方向の右側端部から左側に、この最内側吸収体の前記第1切断部を超えて延出する右側カバーシートと、
    前記最内側吸収体における幅方向の左側端部から右側に、この最内側吸収体の前記第1切断部を超えて延出する左側カバーシートとからなるものであり、
    前記2枚のカバーシートの内側が透液性トップシートで覆われ、
    前記透液性トップシートの幅方向中央部に、第1裂開様ミシン目が前後方向に延在し、前記第1裂開様ミシン目に交差して幅方向に第2裂開様ミシン目が複数本、前後方向に間隔を空けて延在して第2裂開様ミシン目群を形成し、
    前記第1裂開様ミシン目と前記第1切断部とが内外方向に重なり、前記第2裂開様ミシン目群と前記第2切断部群とが内外方向に重なっており、
    前記吸収性物品の使用時に、
    前記右側カバーシートの延出された端縁が、前記最内側吸収体と前記最内側吸収体の外側に位置する吸収体との間で、かつ右側端部方向に挿入されて、前記最内側吸収体の右側自由部が左側に凸状に湾曲され、
    前記左側カバーシートの延出された端縁が、前記最内側吸収体と前記最内側吸収体の外側に位置する吸収体との間で、かつ左側端部方向に挿入されて、前記最内側吸収体の左側自由部が右側に凸状に湾曲され、
    前記右側自由部と左側自由部とで陰茎を挟む陰茎固定部が形成される、
    ことを可能とする、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記右側自由部に、前後方向に、複数本間隔を空けて、又は1本、折り曲げ誘導部が延在し、
    前記左側自由部に、前後方向に、複数本間隔を空けて、又は1本、折り曲げ誘導部が延在する、
    請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記右側カバーシートにおける前記最内側吸収体の前記第1切断部を超えて幅方向左側に延出された延出部が折り畳まれ、
    前記左側カバーシートにおける前記最内側吸収体の前記第1切断部を超えて幅方向右側に延出された延出部が折り畳まれる、
    請求項1記載の吸収性物品。
  4. 記透液性トップシートと前記2枚のカバーシートとの間に不透液性中間シートが介在され、
    前記不透液性中間シートは、前記第1切断部及び前記第2切断部群と内外方向に重なる、切断部群を有するものである、
    請求項1記載の吸収性物品。
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