JP7262381B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
また、本構成であれば、ガイド部が挟持レールからフィードチェーンに沿って前方へ延びる構成が揺動部材によって実現され、ガイド部がフィードチェーンに近付く側に付勢される構成がバネ部材によって実現される。つまり、揺動部材がバネ部材によってフィードチェーンに近付く側に付勢された状態で上下揺動することによって、穀稈の滞留や詰まりが発生し難いコンバインが容易に実現される。
また、揺動部材は挟持レールの前端部に支持されるため、挟持レールの上下揺動に伴って揺動部材も上下揺動する。揺動部材はフィードチェーンに近付く側に付勢されているため、挟持レールが上側へ揺動すると、揺動部材が更に下側へ揺動して、前後方向視において揺動部材の遊端部が機体横外方へ変位する可能性が考えられる。こうなると、挟持レールが下側へ揺動する際に、揺動部材とフィードチェーンとが干渉する虞がある。本構成であれば、揺動部材の規制位置よりも下側への揺動が規制部材によって規制されるため、揺動部材とフィードチェーンとが干渉する場合であっても、揺動部材がフィードチェーンの機体横外端部を機体横外側から乗り越えて本来の位置へ復帰することが可能となる。これにより、挟持レールの上下揺動に伴って揺動部材とフィードチェーンとが干渉する際の煩わしさが軽減される。
図1及び図2に、自脱型コンバインが示されている。この実施形態では、図1及び図2において、符号(F)で示す方向が機体前方、符号(B)で示す方向が機体後方である。図1において、符号(U)で示す方向が機体上方、符号(D)で示す方向が機体下方である。図2において、符号(L)で示す方向が機体左方、符号(R)で示す方向が機体右方である。
図3に示されるように、挟持レール11は、フィードチェーン10の上方にフィードチェーン10と対向する状態でレールフレーム12に支持されている。レールフレーム12は、上部ケース5Uの左側壁部に固定状態で支持される。即ち、レールフレーム12は、脱穀装置5の上部ケース5U(側壁部)に支持されるとともに挟持レール11を支持する。このことから、挟持レール11は、上部ケース5Uと一体的に揺動軸芯Pまわりに上下揺動するように支持されている。このため、上部ケース5Uが閉塞状態のときに、挟持レール11がフィードチェーン10と対向して穀稈に挟持作用する。上部ケース5Uが開放状態となった場合、挟持レール11がフィードチェーン10から上方に離間する(図11及び図12参照)。即ち、挟持レール11が、搬送方向に沿った揺動軸芯Pまわりに上下揺動することで、フィードチェーン10に対向する挟持作用状態と、フィードチェーン10から上方に離間した離間状態と、に亘って上下揺動可能なように構成されている。
図3乃至図5に示されるように、レールフレーム12の前端部に支持ブラケット15が溶接によって連結されている。支持ブラケット15は、ゲート部20を揺動軸芯Xまわりに上下揺動可能に支持する。支持ブラケット15は、第1支持板部材15aと、左右一対の第2支持板部材15b,15bと、を有する。第1支持板部材15aと、左右一対の第2支持板部材15b,15bと、の夫々は板状の部材である。第1支持板部材15aの面部分は機体前後方向に向き、第2支持板部材15b,15bの夫々の面部分は機体左右方向に向く。第1支持板部材15aがレールフレーム12の前端部と溶接によって連結されている。また、第1支持板部材15aのうちレールフレーム12と溶接された側と反対側の面部分に、第2支持板部材15b,15bの夫々の一辺部分が溶接によって連結されている。第2支持板部材15b,15bの夫々は左右に並び、第2支持板部材15b,15bは互いに対向する面部分を有する。
図3乃至図5に示されるように、本実施形態では、ゲート部20の状態変更を検出する検出部21が備えられている。支持ブラケット15のうち、機体左側の第2支持板部材15bに縦板部材15Cが溶接によって連結されている。縦板部材15Cは、機体左側の第2支持板部材15bから機体横外側かつ機体上側へ突出する。即ち、レールフレーム12の前端部に、レールフレーム12から機体横外側へ突出する縦板部材15Cが連結されている。縦板部材15Cの前面部に溶接ナットが設けられ、縦板部材15Cにボルト孔が溶接ナットと一体的に穿孔されている。このボルト孔は前後方向に沿っている。そして、縦板部材15Cの後面部に検出部21がボルト連結されている。即ち、検出部21は、縦板部材15Cの後部に支持されている。このように、検出部21は、レールフレーム12の前端部に支持されている。検出部21は、レールフレーム12の機体横内側端部よりも機体横外側に備えられている。また、検出部21は、ゲート部20に対して機体横外側に位置する。
フィードチェーン10による穀稈の搬送時に、後方へ搬送された穀稈は、挟持レール11の前端部における湾曲部11aと当接する。そして、穀稈が湾曲部11aに沿って後方へ搬送されると、穀稈から挟持レール11に対して上向きの押圧力が作用し、挟持レール11はスプリング部13の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。しかし、例えば手扱ぎ作業で作業者が穀稈をフィードチェーン10に積み始めたタイミングで、穀稈が少量である場合、穀稈から挟持レール11に作用する上向きの押圧力が、スプリング部13の付勢力よりも弱い場合が考えられる。こうなると、挟持レール11が押し上げられずに、フィードチェーン10と挟持レール11との間に穀稈が入り込めず、湾曲部11aの位置する領域で穀稈が一時的に滞留する場合が考えられる。このような不都合を回避するため、本実施形態では、図3乃至図10に示されるように、挟持レール11の前方にガイド部25が備えられている。ガイド部25は、穀稈をフィードチェーン10と挟持レール11との間の領域へ案内するための導入部分となる。
上述したように、脱穀装置5は、上部ケース5Uの上下揺動によって扱室を開閉可能なように構成されている。上部ケース5Uの左側部(上唇部)にレールフレーム12が支持され、レールフレーム12に挟持レール11とゲート部20とが支持されている。また、挟持レール11の前部にガイド部25が支持されている。このことから、挟持レール11及びガイド部25は、扱室の開閉に伴って上部ケース5Uと一体的に上下揺動する。
本発明は、上述の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
5 :脱穀装置
10 :フィードチェーン(挟持搬送装置)
11 :挟持レール(挟持搬送装置)
11R :規制部材
13 :スプリング部(付勢部)
20 :ゲート部
20B :案内レール
25 :ガイド部
25A :揺動部材
25B :ガイド用バネ部材(バネ部材)
25d :第1部分
25e :第2部分
25f :第3部分
P :揺動軸芯(軸芯)
Claims (5)
- 圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
フィードチェーン、及び、前記フィードチェーンの上方に配置され、前記フィードチェーンと協働して穀稈を挟持する挟持レールを有し、穀稈を挟持搬送する挟持搬送装置と、
前記挟持搬送装置によって搬送されている穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記挟持レールよりも搬送方向上手側において前記フィードチェーンに近づく側に付勢された案内レールを有し、前記フィードチェーンの上方を前記案内レールで閉塞することによって前記刈取部から搬送されてきた刈取穀稈を前記案内レールの前端部と前記フィードチェーンとの間から受け入れ可能であるとともに前記挟持搬送装置に穀稈を手動で供給することを禁止にする手動供給禁止状態と、前記案内レールを前記フィードチェーンから離間させて前記フィードチェーンの上方を開放することによって前記挟持搬送装置に穀稈を手動で供給することを可能にする手動供給可能状態と、に状態変更可能なゲート部と、が備えられ、
前記挟持搬送装置に、前記挟持レールの前部に支持され、前記挟持レールから前記フィードチェーンに沿って前方へ延びるとともに前記フィードチェーンに近付く側に付勢されるガイド部が備えられ、
前記ガイド部は、前記手動供給禁止状態のとき前記ゲート部における前記前端部よりも搬送方向下手側に位置するように配置され、かつ、前記ゲート部の状態にかかわらず、前記ガイド部と前記フィードチェーンとの間から穀稈を受け入れ可能に構成され、
前記ガイド部に、前記前部に上下揺動可能なように枢支される揺動部材と、前記揺動部材を前記フィードチェーンに近付く側に付勢するバネ部材と、が備えられ、
前記挟持レールが、搬送方向に沿った軸芯まわりに上下揺動することで、前記フィードチェーンに対向する挟持作用状態と、前記フィードチェーンから上方に離間した離間状態と、に亘って上下揺動可能なように構成され、
前記挟持レールに、前記揺動部材が予め設定された規制位置よりも下方へ揺動するのを規制する規制部材が備えられ、
前記規制位置は、前記挟持レールが前記離間状態から前記挟持作用状態に状態変更する際に、前記揺動部材が前記フィードチェーンの機体横外端部を機体横外側から乗り越え可能な位置に設定されているコンバイン。 - 前記挟持レールを前記フィードチェーンに押し付ける付勢部が備えられ、
前記ガイド部に作用する付勢力は、前記付勢部の付勢力よりも小さい請求項1に記載のコンバイン。 - 前記ゲート部が前記手動供給禁止状態のとき、刈取部から搬送されてきた刈取穀稈は、前記前端部と前記フィードチェーンとの間に受け入れられて搬送され、次に、前記ガイド部と前記フィードチェーンとの間に受け入れられて搬送され、次に、前記挟持搬送装置に受け渡される請求項1または2に記載のコンバイン。
- 前記ゲート部が前記手動供給禁止状態のときに、前記案内レール及び前記ガイド部は前後方向において部分的に重複するように横並び状態となり、刈取穀稈は、前記案内レールと前記ガイド部との両方によって、前記フィードチェーンの側に押し付けられる請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
- 前記揺動部材に、前記フィードチェーンに沿って前後に延びるとともに穀稈に押圧作用する第1部分と、前記第1部分の前端部から、前側ほど前記フィードチェーンから離れるように延びる第2部分と、前記第2部分の前端部から後上方へ延びる第3部分と、が備えられている請求項1に記載のコンバイン。
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