JP7261947B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

信頼性の高い空気調和機を提供する。空気調和機(100)は、室内機(1)と、室内機(1)から給電される換気ユニット(3)と、を含み、換気ユニット(3)は、端子台(31,32)を備え、端子台(31,32)は、温度ヒューズ(47,48)を有し、温度ヒューズ(47,48)が溶断した場合、端子台(31,32)への通電が止められる。また、換気ユニット(3)は、金属とは異なる材料を主成分とする筐体を備える。

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機に換気手段を設ける技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、空調手段と、換気手段と、タイマー予約手段と、を備える空気調和機において、室内ユニットにパワーリレーや温度ヒューズを設けることが記載されている。
特許第4401189号公報
近年、新型コロナウイルス等の感染拡大に伴い、室内の換気を行うことが推奨されている。したがって、換気等の機能を有する所定のユニットを室内機に設けることが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、室内機に換気手段を設けた場合の信頼性については特に考慮されていない。
そこで、本発明は、信頼性の高い空気調和機を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットから給電される第2ユニットと、室外ユニットと、を含み、前記第2ユニットは、第2端子台を備え、前記第1室内ユニットは、第1制御基板と、前記第2端子台への通電を中継するパワーリレーと、を備え、前記第2端子台は、温度ヒューズを有し、前記温度ヒューズが溶断した場合、前記第1制御基板は前記パワーリレーを開放し、前記第2端子台への通電が止められることとした。なお、その他については実施形態の中で説明する。
本発明によれば、信頼性の高い空気調和機を提供できる。
第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び換気ユニットを右前方から見下ろした場合の斜視図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び換気ユニットを右前方から見上げた場合の斜視図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び室外機を含む構成図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室外機の筐体の側板・天板を取り外した状態の斜視図である。 第1実施形態に係る空気調和機の電気系統の構成図である。 第2実施形態に係る空気調和機の電気系統の構成図である。 第2実施形態に係る空気調和機の電気系統における回路の説明図である。 第3実施形態に係る空気調和機の室内機を右前方から見下ろした場合の斜視図である。 第3実施形態に係る空気調和機の電気系統の構成図である。
≪第1実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る空気調和機の室内機1及び換気ユニット3を右前方から見下ろした場合の斜視図である。
図1に示す空気調和機100は、冷房運転や暖房運転といった空気調和の機能を有する室内機1(第1室内ユニット)及び室外機2(室外ユニット:図3参照)を備えるとともに、換気の機能を有する換気ユニット3(第2ユニット)を備えている。室内機1及び換気ユニット3は、室内(空調室)に設置されている。室外機2は、屋外に設置されている。以下では、まず、換気ユニット3の構成について説明した後、室内機1や室外機2の構成について説明し、さらに、空気調和機100の電気系統の構成について詳細に説明する。
図1に示す換気ユニット3は、換気の機能を有するオプションユニットであり、室内機1に付設される。ここで、「オプション」とは、所定の標準仕様に対して購入者の選択で取り付けることができるという意味の他、後付け可能という意味や、室内機1や室外機2とは別体であるという意味も含んでいる。例えば、換気ユニット3を取り付けるか否かをユーザが選択できないような販売形態で、室内機1や室外機2とともに換気ユニット3がセットで販売されていたとする。このような場合でも、換気ユニット3が室内機1や室外機2とは別体であるときには、換気ユニット3はオプションユニット(付設機器)であるものとする。
図1の例では、壁掛型の室内機1に横方向で隣り合うように換気ユニット3が配置されている。換気ユニット3は、主に、換気ファン33(図5参照)と、ダンパ(図示せず)と、ホース(図示せず)と、フィルタ(図示せず)と、筐体34と、表示部35(第2表示部:図2参照)と、を備えている。
換気ファン33(図5参照)は、ホース(図示せず)及び筐体34内の給気流路(図示せず)を順次に介して、新鮮な外気を室内に送る送風機である。なお、換気ファン33の駆動に伴い、室内の空気がホースを介して、屋外に排気されるようにしてもよい。また、外気を室内に取り入れる給気モードと、室内の空気を屋外に排気する排気モードと、が切替可能に構成されていてもよい。
換気ユニット3のダンパ(図示せず)は、屋外と室内(空調室)との間の連通又は遮断を切り替えるものである。すなわち、換気が行われる際にはダンパが開かれ、屋外と室内とがダンパを介して連通する。一方、換気が行われないときにはダンパが閉じた状態であり、屋外と室内とがダンパで遮断されている。ホース(図示せず)は、外気を筐体34内の給気流路(図示せず)に導く管である。例えば、換気ユニット3の背面側の壁に設けられた孔(図示せず)を介して、筐体34の差込口(図示せず)にホースが差し込まれている。
換気ユニット3のフィルタ(図示せず)は、ホース(図示せず)を介して給気流路(図示せず)に向かう空気から塵埃を捕集するものである。筐体34は、換気ファン33やダンパ(図示せず)等を収容する箱体である。この筐体34は、例えば、樹脂製であり、金属とは異なる材料を主成分としている。図1の例では、筐体34は、室内機1の表面と略面一になるように形成されている。筐体34には、空気の吹出口34aが設けられている。換気運転中には、ホース(図示せず)を介して換気ユニット3の給気流路(図示せず)に導かれた外気が、吹出口34aを介して室内に供給される。
図2は、空気調和機100の室内機1及び換気ユニット3を右前方から見上げた場合の斜視図である。
図2に示すように、換気ユニット3は、表示部35(第2表示部)を備えている。表示部35は、換気ユニット3の運転状態等を表示する。そして、ユーザによるリモコン(図示せず)の操作に基づいて、換気ユニット3が所定の換気運転を行うようになっている。なお、空調運転が行われているときの他、空調運転が行われていないときにも、換気運転を行うことが可能である。リモコンについては、空調用のリモコン(図示せず)とは別に、換気用のリモコン(図示せず)が設けられていてもよい。
図3は、空気調和機100の室内機1及び室外機2を含む構成図である。
なお、図3の実線矢印は、暖房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
また、図3の破線矢印は、冷房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
図3に示す空気調和機100は、室外機2に設けられる構成として、圧縮機81と、室外熱交換器82と、室外ファン83と、膨張弁84と、四方弁87と、を備えている。また、空気調和機100は、室内機1に設けられる構成として、室内熱交換器85と、室内ファン86と、を備えている。
圧縮機81は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮し、高温・高圧のガス冷媒として吐出する機器である。なお、図3では図示を省略しているが、冷媒を気液分離するためのアキュムレータ89(図4参照)が圧縮機81の吸込側に設けられている。
室外熱交換器82は、その伝熱管82b(図4参照)を通流する冷媒と、外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室外ファン83は、室外熱交換器82に外気を送り込むファンである。室外ファン83は、駆動源である室外ファンモータ83aを備え、室外熱交換器82の付近に設置されている。
膨張弁84は、「凝縮器」(室外熱交換器82及び室内熱交換器85の一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁84で減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器82及び室内熱交換器85の他方)に導かれる。
室内熱交換器85は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室内空気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室内ファン86は、室内熱交換器85に室内空気を送り込むファンである。室内ファン86は、駆動源である室内ファンモータ86aを備え、室内熱交換器85の付近に設置されている。
四方弁87は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。例えば、冷房運転時(図3の破線矢印を参照)には、冷媒回路Q1において、圧縮機81、室外熱交換器82(凝縮器)、膨張弁84、及び室内熱交換器85(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。一方、暖房運転時(図3の実線矢印を参照)には、冷媒回路Q1において、圧縮機81、室内熱交換器85(凝縮器)、膨張弁84、及び室外熱交換器82(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。
また、室内機1は、フィルタ91(図1参照)と、表示部92(第1表示部:図2参照)と、上下風向板93(図2参照)と、筐体94(図1、図2参照)と、を備えている。フィルタ91は、筐体94内の室内熱交換器85(図3参照)に向かう空気から塵埃を捕集するものであり、空気の流れ方向において室内熱交換器85よりも上流側に設けられている。
表示部92は、空調運転の状態等を所定に表示するものである。上下風向板93は、室内機1から吹き出される空気の上下方向の風向きを調整する板状部材である。筐体94は、室内熱交換器85(図3参照)や室内ファン86(図3参照)等を収容する樹脂製の箱体である。その他、室内機1から吹き出される空気の左右方向の風向きを調整する左右風向板(図示せず)が設けられるようにしてもよい。
図4は、室外機2の筐体88の側板・天板を取り外した状態の斜視図である。
図4に示すように、室外機2は、筐体88を備えている。室外機2の筐体88は、例えば、金属を主成分とする材料で形成されている。筐体88には、圧縮機81や室外熱交換器82、室外ファン83の他、電装品ボックス90が設けられている。図4の例では、平面視でL字状を呈する室外熱交換器82が筐体88の底板88aに設置されている。室外熱交換器82は、所定間隔で配置される多数のフィン82aと、これらのフィン82aを貫通する複数の伝熱管82bと、を備えている。なお、室外機2の構成は、図4の例に限定されるものではない。
図5は、空気調和機100の電気系統の構成図である。
なお、図5では、電気的に接続されている電力線や通信線を共通の線種で示している。具体的には、パワーリレー16に電気的に接続されている一対の電力線のうち、一方の電力線を太い実線で示し、他方の電力線を太い破線で示している。また、図5では、室内機1の通信回路17と室外機2の通信回路26とを接続する通信線を一点鎖線で示している。
まず、電気的な接続関係について大まかに説明すると、図5に示すように、電力線51,52及び通信線53を含む第1ケーブル5を介して、室内機1と換気ユニット3とが接続されている。そして、室内機1(第1室内ユニット)から換気ユニット3(第2ユニット)に給電されるようになっている。第1ケーブル5は、2本の電力線51,52と、1本の通信線53と、が隣り合うように配置されたケーブルであり、所定の外皮で覆われている。第1ケーブル5に含まれる電力線51,52及び通信線53は、それぞれ、所定の絶縁体で被覆されている。このような第1ケーブル5として、VVFケーブル(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable; VVF)等のFケーブル(Flat-type cable:平形ケーブルともいう)が用いられてもよい。
また、電力線61,62及び通信線63を含む第2ケーブル6を介して、換気ユニット3と室外機2とが接続されている。第2ケーブル6は、2本の電力線61,62と、1本の通信線63と、を含み、前記した第1ケーブル5と同様の構成になっている。このような第2ケーブル6として、例えば、Fケーブルが用いられる。
図5に示す第3ケーブル7は、交流電源(図示せず)から室内機1に交流電力を供給するためのケーブルであり、2本の電力線71,72を含んで構成されている。第3ケーブル7の一端は電源プラグ73であり、他端は、ノイズフィルタ13と室内機端子台11との間の電力線E1に接続されている。そして、電源プラグ73がコンセント(図示せず)に差し込まれることで、交流電源(図示せず)から第3ケーブル7を介して、室内機1に交流電力が供給されるようになっている。
図5に示す室内機端子台11(第1端子台)や室外機端子台21の他、換気ユニット3の端子台31,32(第2端子台)は、それぞれ、電力線や通信線を電気的に接続するための器具であり、所定の支持体に固定されている。
そして、交流電源(図示せず)から第3ケーブル7を介して室内機1に供給される交流電力が、室内機端子台11、第1ケーブル5、及び端子台31を順次に介して、換気ユニット3に供給されるとともに、次のように室外機2にも供給される。すなわち、第3ケーブル7を介して室内機1に供給される交流電力が、室内機端子台11、第1ケーブル5、端子台31、電力線E5,E6、端子台32、第2ケーブル6、及び室外機端子台21を順次に介して、室外機2にも供給される。
このように本実施形態では、室内機1から換気ユニット3を経由して、室外機2に電力が供給されるようになっている。これによって、室内機1や室外機2のそれぞれの端子台の個数が1つで済むため、ユーザの希望で換気ユニット3が取り付けられない場合のユーザの費用負担を軽減できる他、室内機1や室外機2の省スペース化を図ることができる。また、換気ユニット3に電力を供給するための専用の電源プラグを設ける必要が特にないという利点もある。
室内機1と室外機2との間の通信は、図5の一点鎖線の通信線で示すように、換気ユニット3を介して行われる。すなわち、室内機1と室外機2とは、第1ケーブル5の通信線53の他、通信線C2及び第2ケーブル6の通信線63を順次に介して接続されている。また、室内機1と換気ユニット3との間の通信は、図5の実線で示す通信線8a,8bやフォトカプラ44を介して行われる。すなわち、室内機1と換気ユニット3(第2ユニット)とは、第1ケーブル5の通信線53とは異なる通信線8a,8bを介して接続されている。
図5に示すように、室内機1(第1室内ユニット)は、室内機端子台11(第1端子台)と、室内機制御基板12(第1制御基板)と、を備えている。室内機制御基板12には、ノイズフィルタ13と、コンバータ14と、スイッチング電源15と、パワーリレー16と、通信回路17と、ホームオートメーション端子18と、MCU19(Micro Controller Unit)と、FET50(Field Effect Transistor)と、が実装されている。
ノイズフィルタ13は、スイッチング電源15のスイッチング動作等に伴うノイズを交流電圧から除去するためのフィルタである。コンバータ14は、第3ケーブル7を介して供給される交流電圧を直流電圧に変換する回路である。スイッチング電源15は、コンバータ14から印加される直流電圧の高さを変換するための電源回路である。なお、スイッチング電源15による変換後の直流電圧は、例えば、MCU19の駆動に用いられる。
パワーリレー16は、換気ユニット3(第2ユニット)等への電力供給を中継するものである。つまり、パワーリレー16は、端子台31(第2端子台)又は端子台32(第2端子台)への通電を中継する。具体的には、パワーリレー16は、室内機1から換気ユニット3や室外機2への電力の供給又は遮断を切り替える。パワーリレー16は、コイル16aと、スイッチ16bと、を含んで構成されている。コイル16aは、一端側が配線L1を介してFET50に接続され、他端側が別の配線L2を介して温度ヒューズ9に接続されている。
スイッチ16bは、ノイズフィルタ13と室内機端子台11の接続端子11aとを接続する電力線E1に設けられている。そして、空調運転や換気運転を行う際には、MCU19がFET50を制御することにより、コイル16aに通電して、スイッチ16bをオンに切り替えるようになっている。また、MCU19がコイル16aへの通電を停止すると、ばね(図示せず)の弾性力でスイッチ16bがオフの状態に切り替わる。なお、空調運転を行わずに換気運転を行う場合にも、換気ユニット3への電力供給のためにパワーリレー16が投入される。
温度ヒューズ9(第1温度ヒューズ)は、室内機端子台11が過熱した場合に溶断する素子であり、室内機端子台11に設置されている。つまり、室内機端子台11(第1端子台)は、温度ヒューズ9(第1温度ヒューズ)を有している。温度ヒューズ9は、配線L2を介して、パワーリレー16のコイル16aに接続されている。そして、正常時には、スイッチング電源15から所定の電圧(例えば、12[V])が温度ヒューズ9に印加されるようになっている。また、第1ケーブル5の接続不良等で室内機端子台11が過熱して、温度ヒューズ9が溶断した場合、所定の電圧(例えば、12[V])がパワーリレー16のコイル16aに印加されなくなるため、スイッチ16bがオフの状態に切り替わる。これによって、室内機1の異常時に換気ユニット3や室外機2への電力供給が継続されることを防止できる。
通信回路17は、室外機2との間で所定のデータ通信を行う回路である。ホームオートメーション端子18は、通信線8a,8bが接続される端子である。通信線8a,8bは、室内機1と換気ユニット3との間の通信に用いられる。MCU19は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
室内機端子台11は、7つの接続端子11a~11gを備えている。これら7つの接続端子11a~11gのうち、5つの接続端子11a~11eは電力線の接続に用いられ、残り2つの接続端子11f,11gは通信線の接続に用いられる。また、室外機端子台21の他、換気ユニット3の端子台31や端子台32も同様に、電力線の接続に用いられる接続端子と、通信線の接続に用いられる接続端子と、を備えている。
なお、端子台31において電力線が挿入される接続端子31a,31b,31c,31d,31e,31fの他、端子台32において電力線が挿入される接続端子32a,32b,32c,32dを「電力線挿入部」ともいう。これらの「電力線挿入部」の形状は、特に限定されるものではない。例えば、端子台31や端子台32において、隣り合う複数の電力線の接続箇所が樹脂製の壁で仕切られるようにしてもよい。なお、前記した樹脂製の壁が電力線の先端付近の全周を囲むようにする必要は特になく、例えば、上方又は下方が開口していてもよい。
図5に示すように、パワーリレー16が設けられる電力線E1は、その一端がノイズフィルタ13に接続され、他端が室内機端子台11の接続端子11aに接続されている。また、他方の電力線E2は、その一端がノイズフィルタ13に接続され、他端が室内機端子台11の接続端子11dに接続されている。
第3ケーブル7に含まれる一方の電力線71は、電力線E1おいてパワーリレー16よりもノイズフィルタ13側に接続されている。この電力線71は、前記した電力線E1(一部)、室内機端子台11の接続端子11a,11b、第1ケーブル5の電力線51、端子台31の接続端子31a,31b、及び電力線E3を順次に介して、換気ユニット3のノイズフィルタ37に接続されるとともに、次のように室外機2にも接続されている。
すなわち、電力線71は、電力線E1(一部)、室内機端子台11の接続端子11a,11b、第1ケーブル5の電力線51、端子台31の接続端子31a,31c、電力線E5、端子台32の接続端子32a,32b、第2ケーブル6の電力線61、室外機端子台21の接続端子21a,21b、及び電力線E7を順次に介して、室外機2のノイズフィルタ23に接続されている。要するに、端子台31の接続端子31b,31cで電力線が2つに分岐し、一方が換気制御基板36に接続され、他方が端子台32、第2ケーブル6、及び室外機端子台21を順次に介して、室外機制御基板22に接続されている。
第3ケーブル7に含まれる他方の電力線72は、室内機端子台11の接続端子11c,11d及び電力線E2を順次に介して、室内機制御基板12のノイズフィルタ13に接続されている。さらに、この電力線72は、室内機端子台11の接続端子11c,11e、第1ケーブル5の電力線52、端子台31の接続端子31d,31e、及び電力線E4を順次に介して、換気ユニット3のノイズフィルタ37に接続されるとともに、次のように室外機2にも接続されている。すなわち、電力線72は、室内機端子台11の接続端子11c,11e、第1ケーブル5の電力線52、端子台31の接続端子31d,31f、電力線E6、端子台32の接続端子32c,32d、第2ケーブル6の電力線62、室外機端子台21の接続端子21c,21d、及び電力線E8を順次に介して、室外機2のノイズフィルタ23に接続されている。
また、室内機1の通信回路17に接続されている通信線C1は、換気ユニット3を経由して、室外機2の通信回路26に接続されている。より詳しく説明すると、通信線C1は、室内機端子台11の接続端子11f,11g、第1ケーブル5の通信線53、端子台31の接続端子31g,31h、通信線C2、端子台32の接続端子32e,32f、第2ケーブル6の通信線63、室外機端子台21の接続端子21e,21f、及び通信線C3を順次に介して、室外機2の通信回路26に接続されている。
図5に示すように、室外機2は、室外機端子台21と、室外機制御基板22と、を備えている。室外機制御基板22には、ノイズフィルタ23と、コンバータ24と、スイッチング電源25と、通信回路26と、実装されている。なお、室外機制御基板22に実装された各回路の機能は、室内機制御基板12に実装されたものと同様であるから、説明を省略する。通信回路26は、室内機1の通信回路17との間で所定に通信を行う。その他、図5には図示していないが、室外機制御基板22にもMCUが実装されている。
また、換気制御基板36(第2制御基板)には、ノイズフィルタ37と、コンバータ38と、スイッチング電源39と、が順次に接続された状態で実装されている。さらに、換気制御基板36には、FET41(Field Effect Transistor)と、MCU42(第2制御マイコン)と、ホームオートメーション端子43と、フォトカプラ44と、が実装されている。なお、ノイズフィルタ37、コンバータ38、及びスイッチング電源39の各機能については、室内機制御基板12に実装されたものと同様であるから、説明を省略する。
FET41は、スイッチング電源39で変換された電圧を換気ファン33に印加するか否かを切り替えるスイッチング素子である。すなわち、換気ファン33を駆動させる際には、MCU42によって、FET41がオンに切り替えられる。また、換気ファン33を停止させる際には、MCU42によって、FET41がオフに切り替えられる。また、図5の例では、換気ユニット3のコンバータ38とスイッチング電源39とを接続する配線が、別の配線L10を介して、換気ファン33に接続されている。そして、配線L10を介して、100[V]の√2倍である約141[V]又は200[V]の√2倍である約283[V]等の比較的高い電圧(スイッチング電源39で変換される前の電圧)が換気ファン33に印加されるようになっている。これによって、換気ファン33に流れる電流を抑制し、ひいては、換気ファン33の消費電力量を削減できる。
MCU42は、室内機1から通信線8a,8b及びフォトカプラ44を順次に介して受信するデータに基づいて、換気ファン33やステッピングモータ45を駆動させる他、スイッチ46や表示部35(図2も参照)を適宜に制御する。MCU42には、スイッチング電源39から所定の電圧(図5の例では5[V])が印加される。
換気制御基板36のホームオートメーション端子43は、通信線8a,8bが接続される端子である。通信線8aは、端子台31又は端子台32で異常が生じたか否かを換気ユニット3から室内機1に通知するための配線である。他方の通信線8bは、室内機1から換気ユニット3に換気のオン指令等を送信するための配線である。通信線8aは、その一端が室内機1のホームオートメーション端子18に接続され、他端が換気ユニット3のホームオートメーション端子43に接続されている。なお、他方の通信線8bについても同様である。
フォトカプラ44は、室内機1及び換気ユニット3の一方から他方に通信線8a,8bを介して伝送される電気信号を光信号に変換し、さらに、この光信号を再び電気信号に変換する素子であり、換気制御基板36(第2制御基板)に設けられている。そして、室内機制御基板12(第1制御基板)と換気制御基板36(第2制御基板)とが、フォトカプラ44を介して通信線8a,8bで接続されている。これによって、室内機1及び換気ユニット3において基準電位が異なる場合でも、フォトカプラ44で電気的に絶縁されるため、通信の不具合が生じることを防止できる。
図5に示すように、換気ユニット3の端子台31(第2端子台)は、温度ヒューズ47を備えている。また、換気ユニット3の端子台32(第2端子台)も、温度ヒューズ48を備えている。これらの温度ヒューズ47,48は、その温度が所定値以上になった場合に溶断する素子である。すなわち、温度ヒューズ47,48のいずれかが溶断した場合、換気ユニット3(第2ユニット)への電力供給が止められるようになっている。つまり、温度ヒューズ47,48のいずれかが溶断した場合、端子台31(第2端子台)及び端子台32(第2端子台)への通電が止められる。
なお、端子台31において、電力線51,52の接続箇所に重なる位置に温度ヒューズ47が配置されることが好ましい(端子台32の温度ヒューズ48も同様)。接続不良によって過熱するのは、通常、電力線だからである。例えば、端子台31において電力線が挿入される「電力線挿入部」の上方もしくは下方に温度ヒューズ47が配置されるようにしてもよい。また、2つの「電力線挿入部」の間、又は、2つの「電力線挿入部」の間の上方もしくは下方に温度ヒューズ47が配置されるようにしてもよい。なお、端子台32の温度ヒューズ48の配置についても同様である。このように温度ヒューズ47,48が配置されることで、接続不良に伴って所定の電力線が過熱した場合、そのジュール熱で温度ヒューズ47,48が溶断しやすくなる。したがって、換気ユニット3への給電を早期に遮断できる。
また、所定の基準電位(例えば、0[V])の配線L3(第4配線)には、抵抗器49が接続されている。抵抗器49は、換気ユニット3のスイッチング電源39の二次側(変換後の電圧を供給する側)から配線L9等を介して印加される電圧(例えば、5[V])を所定に分圧するための素子である。つまり、温度ヒューズ47,48の直列接続体の合成抵抗と、抵抗器49の抵抗値と、の比で所定の電圧(例えば、5[V])が分圧されるようになっている。図5の例では、抵抗器49は、その一端が配線L4,L5(第3配線)に接続され、他端が基準電位(例えば、0[V])の配線L3(第4配線)に接続されている。配線L3は、例えば、スイッチング電源39の一次側(コンバータ38に接続される側)又は二次側の基準電位(例えば、0[V])の端子に接続されている。
なお、スイッチング電源39から温度ヒューズ48に印加される電圧をVhとし、温度ヒューズ47,48の各抵抗値をR1とし、抵抗器49の抵抗値をR2とすると、MCU42に配線L4を介して印加される電圧Vp(A/D変換後の電圧)は、以下の式(1)で表される。
Vp=(R2/(2×R1+R2))×Vh ・・・(1)
このような構成において、温度ヒューズ47,48の抵抗値R1が、抵抗器49の抵抗値R2よりも小さい(R1<R2)ことが好ましい。これによって、MCU42に配線L4を介して印加される電圧Vpが、スイッチング電源39から温度ヒューズ48に印加される電圧Vh(例えば、5[V])に近くなる。したがって、電圧Vhに基づく所定の電圧閾値と電圧Vpとを比較することで、MCU42が温度ヒューズ47,48の溶断を適切に検知できる。
ちなみに、温度ヒューズ47,48の抵抗値R1が抵抗器49の抵抗値R2に比べてかなり小さい(R1<<R2)場合には、MCU42に配線L4を介して印加される電圧Vpが、温度ヒューズ48に印加される電圧Vhに略等しくなる(Vp≒Vh)。なお、温度ヒューズ47,48の各抵抗値が同一である必要は特になく、抵抗値が異なっていてもよい。
図5に示すように、換気制御基板36のMCU42から配線L4,L5,L6、端子10、配線L6、温度ヒューズ47、配線L7、温度ヒューズ48、配線L8、端子10、及び配線L9が順次に接続されている。つまり、端子台31及び端子台32に対応して設けられる2つの温度ヒューズ47,48が直列接続されている。これによって、2つの温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、配線L4における電圧の低下に基づいて、MCU42が溶断を検知できる。また、MCU42において、温度ヒューズ47,48との電気的な接続に用いられるポート(配線L4が接続されるポート)の数が1つで足りる。
直列接続された温度ヒューズ47,48には、スイッチング電源39から所定の電圧(例えば、5[V])が印加される。また、抵抗器49が設けられる配線L3の一端が、配線L4,L5の接続点に接続されている。配線L3において、配線L4,L5との接続点とは反対側の電位は、略0[V]になっている。
図5に示すステッピングモータ45は、換気ユニット3のダンパ(図示せず)の駆動源であり、MCU42からの指令に基づいて所定に駆動される。換気ファン33は、図示はしないが、インバータと、モータ、ファン本体と、を備えている。そして、インバータからモータに所定の交流電圧が印加されることで、ファン本体が回転するようになっている。図5に示すスイッチ46は、ダンパ(図示せず)が正常に動作しているか否かを検知するためのリミットスイッチである。表示部35(図2も参照)は、換気ユニット3の運転状態等を所定に表示する。
空調運転や換気運転の開始時には、室内機1のMCU19がパワーリレー16を投入する。これによって、第3ケーブル7、室内機1、及び第1ケーブル5を順次に介して換気ユニット3に交流電力が供給される他、換気ユニット3及び第2ケーブル6を順次に介して室外機2にも交流電力が供給される。また、換気運転を行う際には、室内機1から通信線8b及びフォトカプラ44を順次に介して、換気ユニット3のMCU42に換気運転のオン指令が入力される。この場合にMCU42は、ステッピングモータ45を所定に駆動させ、ダンパ(図示せず)を開く。また、MCU42は、FET41をオンに切り替えることで換気ファン33に給電し、換気ファン33を所定の回転速度で駆動させる。これによって、新鮮な外気が室内に供給される。
なお、換気ユニット3の据付け時には、作業員が、第1ケーブル5(例えば、Fケーブル)の一端側を室内機端子台11に接続し、他端側を換気ユニット3の端子台31に接続する。より詳しく説明すると、作業員は、第1ケーブル5の一端側に露出している電力線51,52及び通信線53のうち、電力線51を室内機端子台11の接続端子11bに差し込み、電力線52を接続端子11eに差し込み、また、通信線53を接続端子11gに差し込む。同様にして、作業員は、第1ケーブル5の他端側の電力線51,52及び通信線53を換気ユニット3の端子台31に接続する。
ここで、仮に、第1ケーブル5の電力線等が端子台31の各接続端子にしっかりと差し込まれていない(いわゆる半挿入である)場合、第1ケーブル5の接触不良が生じる可能性がある。例えば、端子台31の接続端子31aに電力線51がしっかりと差し込まれていない場合、電力線51と接続端子31aとの接触面積が小さくなるため、接触抵抗が大きくなり、ジュール熱で端子台31が過熱する可能性がある。なお、第1ケーブル5の一端側が接続される室内機端子台11の他、第2ケーブル6が接続される端子台32や室外機端子台21についても同様のことがいえる。
そこで、本実施形態では、換気ユニット3の端子台31に温度ヒューズ47を設けるとともに、端子台32に温度ヒューズ48を設けるようにしている。これによって、例えば、第1ケーブル5の接触不良によって端子台31が過熱した場合、温度ヒューズ47が溶断する。また、第2ケーブル6の接触不良によって端子台32が過熱した場合、温度ヒューズ48が溶断する。その結果、端子台31や端子台32が過熱した状態で換気ユニット3への給電が継続されることを防止できるため、換気ユニット3の信頼性が高められる。また、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、室外機2への電力供給も止められる。つまり、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、室外機端子台21への通電も止められる。これによって、異常時に室外機2への電力供給が継続されることを防止できる。
なお、例えば、温度ヒューズ47の温度が上昇した場合、これに伴って、温度ヒューズ47の抵抗値も大きくなる(他方の温度ヒューズ48も同様)。その結果、配線L4(第3配線)を介してMCU42(第2制御マイコン)に印加される電圧が低下する(前記した式(1)を参照)。したがって、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断しない場合でも、配線L4を介して印加される電圧が所定値以下であるとMCU42が判定したときには、室内機1側でパワーリレー16が開放される。なお、端子台31等において電力線の接続が不十分である場合でも、換気制御基板36のMCU42に電力が供給されることもある。
また、図5の例では、室内機端子台11が温度ヒューズ9を有しているが、室外機端子台21は温度ヒューズを有していない。これは、樹脂を多く使っている室内機1の筐体94(図1参照)とは異なり、室外機2の筐体88(図4参照)が金属製であり、室外機端子台21が過熱した場合でも特に大きな問題は生じないためである。このように、室外機端子台21が温度ヒューズを有しない構成にすることで、空気調和機100の製造コストを削減できる。
図5に示すように、温度ヒューズ47は、配線L6,L5,L4(第3配線)を順次に介して、MCU42(第2制御マイコン)に接続されている。同様に、他方の温度ヒューズ48は、配線L7,L6,L5,L4(第3配線)を順次に介して、MCU42に接続されている。そして、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、MCU42に配線L4を介して印加される電圧が低下するようになっている。例えば、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、配線L4を介してMCU42に印加される電圧が約5[V]から略ゼロに低下する。
MCU42は、配線L4を介して印加される電圧が所定値以下になった場合、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断したと判定する。そして、MCU42は、異常が生じたことを示す所定の信号をフォトカプラ44及び通信線8aを順次に介して、室内機制御基板12に送信する。この信号を受信した室内機制御基板12は、パワーリレー16を開放する。このように、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、室内機1のパワーリレー16が開放されるようになっている。
なお、図5の例では、換気ユニット3(第2ユニット)には、パワーリレーが特に設けられていない。つまり、本実施形態では、端子台31や端子台32が過熱した場合に換気ユニット3への給電を遮断するための構成として、室内機1のパワーリレー16を用いるようにしている。言い換えると、室内機1(第1室内ユニット)の温度ヒューズ9(第1温度ヒューズ)が溶断した場合でも、また、換気ユニット3(第2ユニット)の温度ヒューズ47,48が溶断した場合でも、共通の(つまり、同一の)パワーリレー16が開放されるようになっている。これによって、換気ユニット3にパワーリレーを設ける必要がなくなるため、換気ユニット3の製造コストを削減できる。また、換気制御基板36のMCU42(第2制御マイコン)には、温度ヒューズ47,48を介さずに電力が供給される。したがって、温度ヒューズ47,48が溶断した後も、パワーリレー16が開かれるまでは、換気ユニット3に異常が生じたことを換気制御基板36から通信線8aを介して、室内機制御基板12に通知できる。
なお、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、室内機1のMCU19が、表示部92(第1表示部:図2参照)で所定のエラー表示を行うことが好ましい。これによって、換気ユニット3に異常が生じたことをユーザに報知できる。その他、温度ヒューズ47,48が溶断した場合に室内機1から所定の音を発生させるようにしてもよい。
また、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合でも、換気ユニット3の表示部35(第2表示部)ではエラー表示を行わないようにしてもよい。温度ヒューズ47,48が溶断してパワーリレー16が開かれた状態では、換気ユニット3に電力が供給されないからである。
本実施形態によれば、温度ヒューズ47,48の少なくとも一方が溶断した場合、パワーリレー16が開かれることで、換気ユニット3への給電が遮断される。これによって、第1ケーブル5や第2ケーブル6で接触不良が生じている場合でも、換気ユニット3の樹脂製の筐体34(図1参照)が過熱することを防止できる。したがって、空気調和機100の信頼性が高められる。
また、本実施形態によれば、配線L4を介して印加される電圧の高さに基づいて、MCU42が異常の有無を判定するようにしている。したがって、所定の異常検知に用いられるケーブルやコネクタを設ける必要が特にない。また、換気ユニット3にパワーリレーを設ける必要も特にない。したがって、本実施形態によれば、換気ユニット3のコンパクト化や低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、また、室内機1と換気ユニット3とを接続する通信線8a,8bとして、第1ケーブル5や第2ケーブル6とは異なる通信線が用いられる。これによって、室内機1と換気ユニット3との間で通信の不具合が生じることを抑制できる。また、本実施形態によれば、温度ヒューズ47,48が溶断した場合、室内機1の表示部92(図2参照)によって、換気ユニット3の異常を報知できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、換気ユニット3A(図6参照)の温度ヒューズ47,48が配線9a,9b等(図6参照)を介して、室内機1A(図6参照)のMCU19に接続される点が、第1実施形態とは異なっている。また、第2実施形態は、温度ヒューズ47,48(図6参照)の直列接続体に対して、並列接続される第1抵抗器55及び第2抵抗器56(図6参照)が設けられる点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る空気調和機100Aの電気系統の構成図である。
図6に示すように、空気調和機100Aは、室内機1A(第1室内ユニット)と、室外機2(室外ユニット)と、換気ユニット3A(第2ユニット)と、を備えている。室内機1Aは、室内機端子台11(第1端子台)と、室内機制御基板12A(第1制御基板)と、を備えている。室内機制御基板12Aには、第1実施形態と同様にMCU19(第1制御マイコン)等が実装されている他、ホームオートメーション端子64と、第2抵抗器56と、が実装されている。
ホームオートメーション端子64には、一対の配線9a,9bが接続されている。一方の配線9aには、室内機1Aのスイッチング電源15から所定の電圧(例えば、5[V])が印加される。他方の配線9bは、別の配線9c及び配線9d(一部)を順次に介して、室内機1AのMCU19のA/D変換ポートに接続されている。また、所定の基準電位(例えば、0[V])の配線9e(第2配線)には、第2抵抗器56が接続されている。
第2抵抗器56は、室内機1Aのスイッチング電源15の二次側(変換後の電圧を供給する側)から印加される電圧(例えば、5[V])を所定に分圧するための素子である。つまり、温度ヒューズ47,48及び第1抵抗器55の合成抵抗と、第2抵抗器56の抵抗値と、の比で所定の電圧(例えば、5[V])が分圧されるようになっている。図6の例では、第2抵抗器56は、その一端が配線9d(第1配線)に接続され、他端が基準電位(例えば、0[V])の配線9e(第2配線)に接続されている。配線9eは、例えば、スイッチング電源39の一次側(コンバータ38に接続される側)又は二次側の基準電位(例えば、0[V])の端子に接続されている。
また、温度ヒューズ47,48には、室内機1Aのスイッチング電源15から電力が供給されるようになっている。これによって、いわゆる半挿入等によって換気ユニット3Aに端子台31を介した電力が適切に供給されない場合でも温度ヒューズ47,48に電力を供給することができる。
図6に示すように、換気ユニット3Aの一方の温度ヒューズ48は、配線L8,L11、ホームオートメーション端子65、配線9b、ホームオートメーション端子64、配線9c,9d(一部)を順次に介して、室内機1AのMCU19(第1制御マイコン)に接続されている。なお、温度ヒューズ48と室内機1AのMCU19とを接続する「第1配線」は、配線L8,L11,9b,9c,9dを含んで構成される。換気ユニット3Aの他方の温度ヒューズ47も同様に、第1配線を介して、室内機1AのMCU19(第1制御マイコン)に接続されている。いわゆる半挿入等によって換気ユニット3Aに端子台31を介した電力が適切に供給されない場合でも室内機1AのMCU19(第1制御マイコン)は作動するので、温度ヒューズ47,48の溶断を検出することができる。
また、換気ユニット3Aの端子10とホームオートメーション端子65とを接続する一対の配線L11,L12において、一方の配線L11には第1抵抗器55の一端が接続され、他方の配線L12には第1抵抗器55の他端が接続されている。そして、第1抵抗器55が、温度ヒューズ47,48(つまり、温度ヒューズ47,48の直列接続体)に並列接続されている。
図7は、第2実施形態に係る空気調和機100Aの電気系統における回路の説明図である(適宜、図6も参照)。
なお、図7には、図6の2つの温度ヒューズ47,48をまとめて、「温度ヒューズ4」として示し、その抵抗値(電気抵抗)を所定の抵抗器54として示している。また、図7では、MCU19や第1抵抗器55、第2抵抗器56を抜き出して示し、残りの各構成の図示を適宜に省略している。図7に示すMCU19のA/D変換ポートは、図6に示すMCU19において配線9dが接続されるポートである。
空気調和機100Aは、温度ヒューズ4に並列接続される「抵抗器」として、換気ユニット3A(第2ユニット)に配置される第1抵抗器55と、室内機1A(第1室内ユニット)に配置される第2抵抗器56と、を備えている。つまり、第2抵抗器56は、温度ヒューズ4及び第1抵抗器55に並列接続されている。
なお、温度ヒューズ4の抵抗値(例えば、図6に示す温度ヒューズ47,48の各抵抗値)は、第1抵抗器55の抵抗値よりも小さいことが好ましい。図7の例では、温度ヒューズ4の抵抗値が46[mΩ]であるのに対し、第1抵抗器55の抵抗値は4.3[kΩ]になっている。これによって、温度ヒューズ4が溶断したか否かの電圧閾値(MCU19のA/D変換ポートに印加される電圧に関する閾値)を、温度ヒューズ4及び第1抵抗器55の合成抵抗の値に基づいて適切に設定できる。
また、温度ヒューズ4の抵抗値は、第2抵抗器56の抵抗値よりも小さいことが好ましい。図7の例では、温度ヒューズ4の抵抗値が46[mΩ]であるのに対して、第2抵抗器56の抵抗値は10[kΩ]になっている。これによって、MCU19のA/D変換ポートに印加される正常時の電圧が、スイッチング電源15(図6参照)から温度ヒューズ4に印加される電圧(例えば、5[V])に近くなる。したがって、所定の電圧閾値に基づいて、MCU19が温度ヒューズ4の溶断を適切に検知できる。
また、第1抵抗器55の抵抗値は、第2抵抗器56の抵抗値よりも小さいことが好ましい。図7の例では、第1抵抗器55の抵抗値は4.3[kΩ]であるのに対して、第2抵抗器56の抵抗値は10[kΩ]になっている。温度ヒューズ4に電力が供給されていない場合はMCU19のA/D変換ポートに印加される電圧が0[V]に近くなるのに対し、温度ヒューズ4が溶断した場合はMCU19のA/D変換ポートに印加される電圧が0[V]より高い所定の電圧となる。
例えば、温度ヒューズ4(つまり、図6に示す温度ヒューズ47,48のいずれか)が溶断した場合には、室内機1AのMCU19に配線9d(第1配線:図6参照)を介して印加される電圧が低下する。配線9dを介して印加される電圧が正常時の電圧(例えば、5[V])より低い第1所定値以下になった場合、MCU19は、温度ヒューズ4が溶断した(又は電力線の半挿入あり)と判定し、パワーリレー16を開放する。これによって、端子台31(図6参照)や端子台32(図6参照)が過熱した状態で換気ユニット3Aへの給電が継続されることを防止できる。ちなみに、温度ヒューズ4が溶断した場合、MCU19のA/D変換ポートに印加される電圧は、例えば、3.5[V]程度になる。
また、例えば、室内機1AのMCU19に配線9d(図6参照)を介して印加される電圧が第2所定値以下である場合、MCU19は、ホームオートメーション端子64,65のいずれかで配線が未接続になっていると判定し、室内機1Aの表示部92(図2参照)を所定に表示させる。ホームオートメーション端子64,65のいずれかで配線が未接続になっている場合、MCU19のA/D変換ポートに印加される電圧が略ゼロになるからである。なお、前記した第2所定値は、配線の未接続を検知する際の判定基準となる電圧閾値であり、0[V]より高く、且つ、第1所定値よりも低い値として設定されている。
また、室内機1AのMCU19に配線9dを介して印加される電圧が第3所定値以上である場合、MCU19は、配線の接続等が正常であると判定し、通常の制御を継続する。配線の未接続が特になく、また、温度ヒューズ4が溶断していない場合には、MCU19のA/D変換ポートにスイッチング電源15(図6参照)から所定の電圧(例えば、5[V])が印加されるからである。なお、前記した第3所定値は、配線の接続等が正常であるか否かの判定基準となる電圧閾値であり、第1所定値と同じ値か、第1所定値よりも高い値として設定されている。
第2実施形態によれば、室内機1AのMCU19に印加される電圧に基づいて、換気ユニット3Aの端子台31に設けられた温度ヒューズ47の他、端子台32に設けられた温度ヒューズ48の溶断を検知できる。したがって、いわゆる半挿入等によって換気ユニット3Aに端子台31を介した電力が適切に供給されない場合でも温度ヒューズ47,48の溶断を確実に検知できる。また、室内機1AのMCU19に配線9dを介して印加される電圧に基づいて、MCU19が、ホームオートメーション端子64,65への配線の未接続を検知することもできる。したがって、空気調和機100Aの据付作業時における配線の未接続を防止できる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、空調を行う第1室内ユニット1B(図8参照)と、換気を行う第2室内ユニット3B(図8参照)と、が室内機10B(図8参照)の1つの筐体10Baに設けられる点が第1実施形態とは異なっている。なお、その他については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図8は、第3実施形態に係る空気調和機100Bの室内機10Bを右前方から見下ろした場合の斜視図である。
図8に示す室内機10Bは、第1室内ユニット1Bと、第2室内ユニット3Bと、を備えている。第1室内ユニット1Bは、空気調和の機能を有し、第1実施形態の室内機1(図1参照)と同様の構成を備えている。第2室内ユニット3Bは、換気の機能を有し、第1実施形態の換気ユニット3(図1参照)と同様の構成を備えている。そして、第1室内ユニット1Bから第2室内ユニット3Bに給電されるようになっている。
図8に示すように、第1室内ユニット1B及び第2室内ユニット3Bは、共通の筐体10Baに設けられている。つまり、室内機10Bは、第1室内ユニット1B及び第2室内ユニット3Bを内部に有する1つの筐体10Baを含んで構成されている。
図9は、第3実施形態に係る空気調和機100Bの電気系統の構成図である。
図9に示すように、第1室内ユニット1Bは、室内機制御基板12(第1制御基板)と、室内機端子台11(第1端子台)と、を備えている。第2室内ユニット3Bは、換気制御基板36(第2制御基板)と、端子台31,32(第2端子台)と、を備えている。室内機制御基板12のホームオートメーション端子18には、通信線8a,8bの一端が接続されている。また、換気制御基板36のホームオートメーション端子43には、通信線8a,8bの他端が接続されている。なお、通信線8a,8bは、室内機10Bの内部で引き回されている。
第3実施形態によれば、第1室内ユニット1B及び第2室内ユニット3Bを1つの筐体10Ba(図8参照)に収容することで、室内機10Bの据付作業が容易になる他、室内機10Bの意匠性が高められる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空気調和機100について各実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、各実施形態では、室内機1にパワーリレー16が設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、換気ユニット3にパワーリレーが設けられるようにしてもよいし、室内機1と換気ユニット3の両方にパワーリレーが設けられるようにしてもよい。
また、各実施形態では、換気ユニット3の端子台31や端子台32において、電力線の接続箇所に重なる位置に温度ヒューズ47,48が配置される場合について説明したが、これに限らない。例えば、端子台31や端子台32において、電力線の接続箇所に重ならない所定位置に温度ヒューズ47,48が適宜に配置されるようにしてもよい。
また、各実施形態では、換気ユニット3が2つの端子台(端子台31及び端子台32)を備える場合について説明したが、換気ユニット3に設けられる端子台の個数が3つ以上であってもよい。すなわち、換気ユニット3等の所定の第2ユニット(オプションユニット)が複数の第2端子台を備え、複数の第2端子台のそれぞれが温度ヒューズを有するようにしてもよい。この場合において、複数の第2端子台に対応して設けられる複数の温度ヒューズが直列接続されていることが好ましい。これによって、複数の温度ヒューズのうち少なくとも一つが溶断した場合、換気ユニット3のMCU42によって、温度ヒューズの溶断を検知できる。
また、各実施形態では、端子台31が6つの「電力線挿入部」(接続端子31a,31b,31c,31d,31e,31f)を有し、また、端子台32が4つの「電力線挿入部」(接続端子32a,32b,32c,32d)を有する構成について説明したが、これに限らない。すなわち、換気ユニット等の「第2ユニット」の「第2端子台」が「電力線挿入部」を少なくとも2つ有する構成であってもよい。
また、各実施形態では、換気制御基板36(第2制御基板)にフォトカプラ44が設けられる場合について説明したが、室内機制御基板12(第1制御基板)にフォトカプラ(図示せず)が設けられるようにしてもよい。つまり、室内機制御基板12又は換気制御基板36にフォトカプラが設けられるようにしてもよい。これによって、室内機1と換気ユニット3との間を電気的に絶縁した状態で通信を行うことができる。
また、各実施形態では、室内機1と換気ユニット3との間でホームオートメーション端子を介して、信号の送信等が行われる場合について説明したが、これに限らない。例えば、ホームオートメーション端子や配線を介して、室内機1から換気ユニット3に電力が供給されるようにしてもよい。
また、第2実施形態では、室内機制御基板12A(図6参照)に2つのホームオートメーション端子18,64(図6参照)が設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、4本の配線(通信線を含む)を接続可能なホームオートメーション端子が室内機制御基板12Aに1つ設けられるようにしてもよい。なお、換気制御基板36Aについても同様のことがいえる。
また、各実施形態では、換気ユニット3(図1参照)が室内機1に付設される形態として、換気ユニット3が室内機1の右側に隣り合うように設けられる例を示したが、これに限らない。すなわち、室内機1の左側に換気ユニット3が設けられるようにしてもよい。また、室内機1の背面側(室内機1と壁との間)に換気ユニット(図示せず)が設けられるようにしてもよい。
また、各実施形態では、電源プラグ73を含む第3ケーブル7を介して、室内機1に交流電力が供給される場合について説明したが、これに限らない。例えば、室外機2に交流電力が供給される構成において、室外機2から換気ユニット3を経由して、室内機1に交流電力が供給される場合にも各実施形態を適用できる。
また、各実施形態では、室内機1から換気ユニット3を介して、室外機2に電力が供給される場合について説明したが、これに限らない。例えば、室内機1と室外機2とがケーブルを介して直接的に接続される構成にしてもよい。この場合において換気ユニット3には、1つの端子台が設けられ、当該端子台に少なくとも一つの温度ヒューズが設けられる。
また、各実施形態では、2つの温度ヒューズ47,48が直列接続される場合について説明したが、これに限らない。例えば、2つの温度ヒューズ47,48のそれぞれにスイッチング電源39から所定電圧が印加される構成において、温度ヒューズ47,48のそれぞれがMCU42に電気的に接続されるようにしてもよい。
また、各実施形態は、適宜に組み合わせることが可能である。例えば、第2実施形態(図6、図7参照)と、第3実施形態(図8、図9)と、を組み合わせてもよい。すなわち、第2実施形態の回路構成で、空調を行う第1室内ユニット1Bと、換気を行う第2室内ユニット3Bと、が1つの筐体に収容されるようにしてもよい。
また、各実施形態では、換気ユニット3(第2ユニット)が室内機1の付近に設置される場合について説明したが、これに限らない。すなわち、換気ユニット3が室内機1から所定に離れた位置に設置されるようにしてもよい。
また、各実施形態では、所定の「第2ユニット」が換気ユニット3である場合について説明したが、これに限らない。例えば、空気清浄の機能を有する所定の第2ユニットや、室内を撮像するカメラ(図示せず)やセンサ類を有する第2ユニットといったように、さまざまな機能の第2ユニットにも各実施形態を適用できる。
また、各実施形態では、室内機1(図1参照)及び室外機2(図1参照)が1台ずつ設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、並列接続された複数台の室内機を設けてもよいし、また、並列接続された複数台の室外機を設けてもよい。また、ルームエアコンの他、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンにも、各実施形態を適用できる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
1,1A 室内機(第1室内ユニット)
1B 第1室内ユニット
9 温度ヒューズ(第1温度ヒューズ)
11 室内機端子台(第1端子台)
12,12A 室内機制御基板(第1制御基板)
14 コンバータ
15 スイッチング電源
16 パワーリレー
19 MCU(第1制御マイコン)
92 表示部(第1表示部)
2 室外機(室外ユニット)
21 室外機端子台
3,3A 換気ユニット(第2ユニット)
3B 第2室内ユニット(第2ユニット)
31 端子台(第2端子台)
31a,31b,31c,31d,31e,31f 接続端子(電力線挿入部)
32 端子台(第2端子台)
32a,32b,32c,32d 接続端子(電力線挿入部)
34 筐体(第2室内ユニットの筐体)
35 表示部(第2表示部)
36 換気制御基板(第2制御基板)
42 MCU(第2制御マイコン)
47,48 温度ヒューズ
49 抵抗器
5 第1ケーブル
6 第2ケーブル
51,52,61,62 電力線
55 第1抵抗器
56 第2抵抗器
8a,8b 通信線
9d 配線
88 筐体(室外機の筐体)
100,100A 空気調和機
L8(第1配線、所定の配線)
L9(所定の配線)
11,9b,9c,9d 配線(第1配線)
9e、(第2配線)
10B 室内機
10Ba 筐体(室内機の筐体)
L7,L6,L5,L4 配線(第3配線)
L3 配線(第4配線)

Claims (19)

  1. 第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットから給電される第2ユニットと、室外ユニットと、を含み、
    前記第2ユニットは、第2端子台を備え、
    前記第1室内ユニットは、第1制御基板と、前記第2端子台への通電を中継するパワーリレーと、を備え、
    前記第2端子台は、温度ヒューズを有し、
    前記温度ヒューズが溶断した場合、前記第1制御基板は前記パワーリレーを開放し、前記第2端子台への通電が止められる空気調和機。
  2. 前記第2ユニットは、金属とは異なる材料を主成分とする筐体を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第2端子台は、電力線が挿入される電力線挿入部を少なくとも2つ有し、
    前記電力線挿入部の上方もしくは下方、2つの前記電力線挿入部の間、又は、2つの前記電力線挿入部の間の上方もしくは下方に前記温度ヒューズが配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記第1室内ユニットは、第1端子台を備え、
    前記第1端子台は、第1温度ヒューズを有し、
    前記第1温度ヒューズが溶断した場合、前記パワーリレーが開放されること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記第2ユニットには、パワーリレーが設けられていないこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットから給電される第2ユニットと、室外ユニットと、を含み、
    前記第2ユニットは、第2端子台を備え、
    前記第2端子台は、温度ヒューズを有し、
    前記第1室内ユニットは、第1制御マイコンが実装された第1制御基板を備え、
    前記温度ヒューズは、第1配線を介して、前記第1制御マイコンに接続され、
    前記温度ヒューズが溶断した場合、前記第2端子台への通電が止められる空気調和機。
  7. 前記温度ヒューズが溶断した場合、前記第1制御マイコンに前記第1配線を介して印加される電圧が低下すること
    を特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記第2ユニットに配置され、前記温度ヒューズに並列接続される第1抵抗器を有し、
    前記温度ヒューズの抵抗値は、前記第1抵抗器の抵抗値よりも小さいこと
    を特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  9. 前記第1室内ユニットに配置される第2抵抗器を有し、
    前記第2抵抗器は、その一端が前記第1配線に接続され、他端が基準電位の第2配線に接続され、
    前記温度ヒューズの抵抗値は、前記第2抵抗器の抵抗値よりも小さいこと
    を特徴とする請求項8に記載の空気調和機。
  10. 前記第1抵抗器の抵抗値は、前記第2抵抗器の抵抗値よりも小さいこと
    を特徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  11. 前記第1室内ユニットは、交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記コンバータから印加される直流電圧の高さを変換するスイッチング電源とを有し、
    前記温度ヒューズには、前記第1室内ユニットの前記スイッチング電源から電力が供給されること
    を特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  12. 前記第1室内ユニットは、第1表示部を備え、
    前記温度ヒューズが溶断した場合、前記第1表示部でエラー表示を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  13. 前記第2ユニットは、第2表示部を備え、
    前記温度ヒューズが溶断した場合でも、前記第2表示部ではエラー表示を行わないこと
    を特徴とする請求項12に記載の空気調和機。
  14. 前記第2ユニットは、複数の前記第2端子台を備え、
    複数の前記第2端子台のそれぞれが前記温度ヒューズを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  15. 複数の前記第2端子台に対応して設けられる複数の前記温度ヒューズが直列接続されていること
    を特徴とする請求項14に記載の空気調和機。
  16. 前記第1室内ユニットは、第1制御基板を備え、
    前記第2ユニットは、第2制御基板を備え、
    前記第1制御基板又は前記第2制御基板には、フォトカプラが実装され、
    前記第1制御基板と前記第2制御基板とが、前記フォトカプラを介して通信線で接続されること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  17. 前記室外ユニットは、金属を主成分とする筐体を備えるとともに、室外機端子台を備え、
    前記室外機端子台は、温度ヒューズを有さないこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  18. 前記室外ユニットは、室外機端子台を備え、
    前記温度ヒューズが溶断した場合、前記室外機端子台への通電も止められること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  19. 記第1室内ユニット及び前記第2ユニットを内部に有する1つの筐体を含んで構成される室内機を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項6に記載の空気調和機。
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