JP7256717B2 - インジェクター - Google Patents
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Description
(1)食肉塊に液状物質を注入するための、高圧液発生部、液状物質の直進水流噴射ノズルを備えた噴射部、該噴射部から食肉塊へ液状物質を注入するに際し、液状物質を注入しながら注入圧力の制御を行うことのできる圧力制御部及び食肉塊間欠搬送手段を備えたインジェクターであって、
前記噴射部が、間欠的に搬送されてくる食肉塊に対して複数方向から液状物質を注入できるように配設され、
各噴射部は、搬送されてくる食肉塊に当接する位置に若しくは一定の距離を置いて固定配設されて搬送されてきた食肉塊に対して液状物質を注入する工程を繰り返し、又は待機位置から間欠的に搬送されてくる食肉塊に当接するまで進出し、当接した状態で液状物質を注入した後、待機位置まで退出する工程を繰り返し、
液状物質を注入しながら注入圧力の制御を行うことのできる圧力制御部が、注入圧力をゼロ又は低圧から漸次上昇させうる圧力制御機構を有し、
圧力制御部において、注入圧力の最高値が800~1000kg/cm2、注入圧力上昇速度が1000~3000kg/cm2・秒及び注入時間が0.3~1.0秒に設定された前記インジェクター。
(2)複数方向が、複数方向からの直進水流の少なくも2つの直進水流の方向のなす角度が、30~180度である複数方向である(1)に記載のインジェクター。
(3)複数方向が、搬送方向に対して上下方向である(1)又は(2)に記載のインジェクター。
(4)直進水流噴射ノズルが、単流を複流にする分岐した配管が平行に複数本設けられたマニホールド内の、前記配管の先端に設けられていることを特徴とする(1)~(3)のいずれか1つに記載のインジェクター。
(5)(1)~(4)のいずれか1つに記載のインジェクターを用いて、液状物質を食肉塊に注入することを特徴とする液状物質が注入された食肉塊の製造方法。
(6)(1)~(4)のいずれか1つに記載のインジェクターを用いて、液状物質を食肉塊に注入し、さらに得られた食肉塊をスライスすることを特徴とする液状物質が注入された食肉スライス片の製造方法。
本発明のインジェクターを用いると、製造工程が厳しく管理されている生ハムの製造において、従来よりも生産性を向上させることができる。
また複数の各噴射部の配設位置(待機位置)から進出(下降)、配設位置(待機位置)から進出(下降)等の諸工程は同期させて実施することが好ましい。さらに、複数の各噴射部から液状物質を噴射・注入する方向が食肉塊表面に対して垂直方向となるように、各噴射部を位置決めすることが好ましい。
また、食肉塊の形状が、直方体ではなく幅方向(搬送方向と直交方向)周辺部に向かって丸みをおびるような場合に丸み部分の曲線の接線に対して垂直になるようにノズルを配置するのが好ましい。また、複数の直進水流ノズルを設けたマニホールドを高圧配管の先端部に設けた噴射部を、前記のように丸みを帯びた食肉塊に対して、搬送方向に対して垂直の上方向に設けた場合に、搬送方向に対して直交する幅方向周辺部において噴射部と食肉塊がより密着するように、マニホールドの幅方向両端部分の直進水流ノズルを食肉塊表面に対して直進水流が垂直になるように傾斜させて配設することが好ましい。そのように傾斜させた場合の角度として、具体的には、搬送面に対して垂直方向から8~24度が好ましく、10~24度、11~24度、12~24度の範囲がさらに好ましい。
しかし、本発明のインジェクターを用いて、同じ圧力上昇速度で一定のノズル間隔で等密度に注入すれば、食肉塊の幅や厚み等の大きさが異なる場合にも、単位体積当たりの注入量は常に等しくなるので、同じ注入率が得られる。
(1)食肉塊の単位長さあたりの重量を求める。
(2)液状物質の目標注入率を設定する。
(3)有効率が一定であるとして、液状物質の打込み総重量が求められる。
(4)噴射時間と始動圧力(サーボモータで高圧ポンプを駆動させる場合にはサーボモータの始動速度(回転数))を一定として、注入最高圧力が求められる。
(5)注入最高圧力と噴射時間より、注入圧力上昇速度が決定される。
(6)以上のようにして決定された注入最高圧力、注入圧力上昇速度、注入時間を制御部において設定して注入を行う。
以上のような手順で行うことにより、より設定した目標注入率に近い液状物質を注入した食肉塊を得ることができる。
上噴射ステーション支持体13に設けられた垂直スライドベアリング19を介して昇降自在に嵌挿されている垂直スライド上部シャフト14と、これら垂直スライド上部シャフト14に固着されている上部連結板15にピストンロッド17の端部18が固着され、シリンダ16の下端部が噴射部支持体13に固定されているシリンダピストンと、垂直スライド上部シャフト14に固着されている下部連結板35の両端部近傍に設けられた垂直スライドベアリング20を介して昇降自在に嵌挿されている垂直スライド下部シャフト21と、これら垂直スライド下部シャフト21に固着されている噴射部固定板22と、この噴射部固定板22に固定されている下端に噴射ノズルを備えた噴射部(マニホールド)9とから構成されており、この噴射部(マニホールド)9に高圧の液状物質を導入するフレキシブルホース7が接続されている。
以上のような動作を繰り返し、食肉塊8全体に均質に液状物質を注入することができる。
上噴射部9と下噴射部10の位置は特に制限されないが、上下同じ位置でも、下噴射部10が、上噴射部9の位置に対して前後にずれていてもよい。前後にずれている場合に、食肉塊全体に均質に液状物質を注入するためには、上噴射部9と下噴射部10が、食肉間欠搬送手段により搬送される1ピッチ以上前後しているのが好ましく、さらに1~3ピッチ前後にずれているのが好ましく、さらに、1~3ピッチ前にずれているのが好ましく、さらに1ピッチ前にずれているのが好ましい。
実施例1においては、サーボモータの始動回転数を10000pps(pulse per second)(注入圧力444kg/cm2に相当)とし15000pps(注入圧力1000kg/cm2に相当)まで500ミリ秒で回転数をあげてピックル液を注入した。
前記と同一の液状物質を用いて、同等の食肉塊に対し既存の無針型ピックルインジェクター(特許文献1に記載のピックルインジェクター)を用いてピックル液の注入を行った。
比較例1においてはサーボモータの始動回転数を5000pps(注入圧力111kg/cm2に相当)として、15000ppsまで1300ミリ秒で回転数を上げてピックル液を注入した。
比較例1と同様にピックル液を注入した12の食肉塊の各食肉塊中の塩分濃度を測定した。その結果と平均値及び標準偏差を表1に示す。
比較例2で得られたピックル液を注入した原木を、温度18℃、湿度60%の条件で乾燥して生ハムを製造し、その歩留まりの平均値及び標準偏差を求めた。その結果を表2に示す。
2 ダイヤフラムポンプ
3 サーボモータ3
4 高圧プランジャーポンプ
5 高圧配管
6 切替バルブ
7 フレキシブルホース
8 食肉塊
9 上噴射部(マニホールド)
10 下噴射部(マニホールド)
11 上噴射ステーション
12 下噴射ステーション
13 上噴射ステーション支持体
14 垂直スライド上部シャフト
15 上部連結板
16 シリンダ
17 ピストンロッド
18 ピストンロッド17の端部
19 垂直スライドベアリング
20 垂直スライドベアリング
21 垂直スライド下部シャフト
22 噴射部固定板
23 食肉塊側面挟持板
24 ピストンロッド
25 シリンダ
26 食肉塊挟持手段支持体
27 ボールネジナット
28 ボールネジ
29 水平スライドシャフト
30 タイミングベルト
31 搬送サーボモータ
32 連結板
33 搬送台
34 水平スライドベアリング
35 下部連結板
Claims (6)
- 食肉塊に液状物質を注入するための、高圧液発生部、液状物質の直進水流噴射ノズルを備えた噴射部、該噴射部から食肉塊へ液状物質を注入するに際し、液状物質を注入しながら注入圧力の制御を行うことのできる圧力制御部及び食肉塊間欠搬送手段を備えたインジェクターであって、
前記噴射部が、間欠的に搬送されてくる食肉塊に対して複数方向から液状物質を注入できるように配設され、
各噴射部は、搬送されてくる食肉塊に当接する位置に若しくは一定の距離を置いて固定配設されて搬送されてきた食肉塊に対して液状物質を注入する工程を繰り返し、又は待機位置から間欠的に搬送されてくる食肉塊に当接するまで進出し、当接した状態で液状物質を注入した後、待機位置まで退出する工程を繰り返し、
液状物質を注入しながら注入圧力の制御を行うことのできる圧力制御部が、注入圧力をゼロ又は低圧から漸次上昇させうる圧力制御機構を有し、
圧力制御部において、注入圧力の最高値が800~1000kg/cm2、注入圧力上昇速度が1000~3000kg/cm2・秒及び注入時間が0.3~1.0秒に設定された前記インジェクター。 - 複数方向が、複数方向からの直進水流の少なくも2つの直進水流の方向のなす角度が、30~180度である複数方向である請求項1に記載のインジェクター。
- 複数方向が、搬送方向に対して上下方向である請求項1又は2に記載のインジェクター。
- 直進水流噴射ノズルが、単流を複流にする分岐した配管が平行に複数本設けられたマニホールド内の、前記配管の先端に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のインジェクター。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のインジェクターを用いて、液状物質を食肉塊に注入することを特徴とする液状物質が注入された食肉塊の製造方法。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のインジェクターを用いて、液状物質を食肉塊に注入し、さらに得られた食肉塊をスライスすることを特徴とする液状物質が注入された食肉スライス片の製造方法。
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