JP7251998B2 - 液体口腔用組成物 - Google Patents

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本発明は、イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上するとともに、使用感(味覚等)の良好な液体口腔用組成物に関する。
イソプロピルメチルフェノールは、歯周病やう蝕の原因ともなるバイオフィルムへの浸透殺菌効果の高い非イオン性殺菌剤であり、歯周病やう蝕防止に有効であることが知られている。しかしながら、イソプロピルメチルフェノールは、カチオン性殺菌剤に比べると歯牙表面への吸着性が低く、また水への溶解性も低いため、ノニオン界面活性剤の添加が必要であるが、その添加によりさらに歯牙表面への吸着性が低下するなど、液体口腔用組成物において、イソプロピルメチルフェノールの殺菌効果を十分に発揮させることは難しかった。
そこで、イソプロピルメチルフェノールとポリビニルピロリドンとを組み合わせることにより、イソプロピルメチルフェノールの口腔内滞留性を高め、殺菌効果を得る技術が、下記特許文献1に提案されている。
また、イソプロピルメチルフェノールとアルギン酸プロピレングリコールエステルとを組み合わせた口腔用組成物は、歯の表面を被覆し、歯周病原性細菌の初期付着を抑制するとともに、バイオフィルムへのイソプロピルメチルフェノールの高い浸透効果を発揮する技術が、下記特許文献2に提案されている。
しかしながら、イソプロピルメチルフェノールを含有する口腔用組成物において、歯牙表面へのイソプロピルメチルフェノールの吸着は未だ十分であるとはいえず、さらなる向上が望まれていた。
さらに、イソプロピルメチルフェノールを含有する口腔用組成物は、特有の苦味や刺激感を有するために使用感を著しく損なうという欠点が生じており、この点の改善も求められていた。
特開2011-098921号公報 特開2012-131769号公報
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性に優れ、さらに使用感の良好な、イソプロピルメチルフェノール含有の液体口腔用組成物を提供することを目的としている。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、(A)イソプロピルメチルフェノール(B)セチルピリジニウム塩化物および(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の併用において、(A)に対する(B)の配合比率を重量比で0.7以上5以下の範囲、(A)に対する(C)の配合比率を重量比で4以上30以下の範囲とし、これに(D)エタノールと(E)水とを混合することにより、(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性に優れる液体口腔用組成物とし得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
また、本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)~(C)を特定の配合比率により含有することにより、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を感じにくく、使用感を良好なものとできることも見出し、上記課題を解決するに至ったものである。
本発明は、具体的には次の事項を要旨とする。
1.(A)イソプロピルメチルフェノール、
(B)セチルピリジニウム塩化物、
(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
(D)エタノールおよび
(E)水を含有し、
前記(A)に対する前記(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、前記(A)に対する前記(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲であることを特徴とする、液体口腔用組成物。
本発明の液体口腔用組成物は、(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性に優れるため、バイオフィルムに対してイソプロピルメチルフェノールが高い浸透効果を発揮することにより、優れた殺菌効果を得ることができる。
また、(A)イソプロピルメチルフェノールは特有の苦味や刺激感を、(B)セチルピリジニウム塩化物は特有の苦味を有することが知られているが、本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)~(C)を特定の比率により配合することにより、苦味や刺激感を感じにくく、使用感を高めることができる。
以下、本発明の液体口腔用組成物について詳細に説明する。
本発明の液体口腔用組成物は、(A)イソプロピルメチルフェノール、(B)セチルピリジニウム塩化物、(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(D)エタノールおよび(E)水を含有する。
<成分(A)について>
本発明における、成分(A)イソプロピルメチルフェノールは、歯周病やう蝕の原因ともなるバイオフィルムへの浸透殺菌効果の高い非イオン性殺菌剤であり、4-イソプロピル-3-メチルフェノール、2-イソプロピル-5-メチルフェノール(チモール)が挙げられ、特に4-イソプロピル-3-メチルフェノールが好ましい。
成分(A)イソプロピルメチルフェノールの配合量は、液体口腔用組成物全体の0.005重量%以上0.3重量%以下の範囲が好ましく、より好ましくは0.01重量%以上0.1重量%以下の範囲である。配合量が多いほど口腔内のバイオフィルムへの浸透殺菌力は高まり、0.005重量%以上であると口腔内のバイオフィルムに対して十分な浸透殺菌力を発揮できる。また、0.3重量%以下であることが、イソプロピルメチルフェノールの苦味や刺激感を感じにくくするためには好適である。
<成分(B)について>
本発明における、成分(B)セチルピリジニウム塩化物は、IUPAC名が1-ヘキサデシルピリジニウムクロリドである、第四級アンモニウム化合物に分類されるカチオン性殺菌剤である。歯周病やう蝕の原因となる口腔内病原性細菌に対して優れた殺菌活性を有し、口腔用組成物の薬効成分として広く使用されている。
成分(B)セチルピリジニウム塩化物の配合量は、液体口腔用組成物全体の0.01重量%以上0.5重量%以下の範囲が好ましく、より好ましくは0.02重量%以上0.3重量%以下の範囲である。配合量が多いほど口腔内病原性細菌への殺菌力は高まり、0.01重量%以上であると口腔内病原性細菌に対して十分な殺菌力を発揮できる。また、0.5重量%以下であることが、セチルピリジニウム塩化物の苦味を感じにくくするために、さらに低温保存における白濁等が起きることなく外観安定性の点でも好適である。
<成分(C)について>
本発明における、成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油として、エチレンオキサイドの平均付加モル数が80以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を1種または2種以上配合することが、低刺激性であることから好ましい。さらに、エチレンオキサイドの平均付加モル数が80以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を1種または2種以上を、本発明の成分(A)と成分(B)と併用することにより、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性が向上する点においてより好ましい。
エチレンオキサイドの平均付加モル数が60より低いポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、低温保存時に析出してしまうなど外観安定性が損なわれる場合や、歯周病やう蝕の原因ともなるバイオフィルムや口腔内病原性細菌に対して満足な殺菌活性が得られない場合がある。また、エチレンオキサイドの平均付加モル数が100を超えるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は融点が高いため、口腔用組成物の製造時の取り扱いが難しくなる。
成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、液体口腔用組成物全体の0.1重量%以上3.0重量%以下の範囲が好ましく、より好ましくは0.2重量%以上2.0重量%以下の範囲である。配合量が0.1重量%未満であると、低温または高温における外観安定性が維持されない場合があり、3.0重量%を超えると苦味や刺激感が強く感じられるようになり、しかも、歯周病やう蝕の原因ともなるバイオフィルムや口腔内病原性細菌に対する殺菌活性が十分に発揮されない場合がある。
<成分(A)~(C)の配合比率について>
本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、かつ、成分(A)に対する成分(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲とすることにより、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させ、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を抑制して使用感を良好なものとすることができる。
特に、成分(A)に対する成分(B)の配合比率は、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性をより向上させるために、不可欠な要素である。
成分(A)に対する成分(B)の配合比率を、好ましくは重量比で1以上4以下の範囲、より好ましくは1以上3以下の範囲とし、かつ、成分(A)に対する成分(C)の配合比率を、好ましくは重量比で5以上25以下の範囲、より好ましくは5以上15以下の範囲とすることにより、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性をより向上させることができ好適である。
<成分(D)について>
本発明における、成分(D)エタノールは、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの水に対する溶解性を向上させるほか、口腔内の皮膚温度を低下させる効果や、液体口腔用組成物全体の不必要な泡立ちを抑制する効果を有する。市販品の発酵アルコールや合成アルコール等を使用することができる。
成分(D)エタノールの配合量は、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの水に対する溶解性を補助する点から、液体口腔用組成物全体の好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは2重量%以上であり、さらに好ましくは3重量%以上である。また、エタノールが有する刺激性を抑制し、良好な使用感を維持するために、液体口腔用組成物全体の好ましくは15重量%以下であり、より好ましくは13重量%以下であり、さらに好ましくは10重量%以下である。
<成分(E)について>
本発明における、成分(E)水は、精製水、イオン交換水、蒸留水等だけでなく、配合した各成分に含まれる水分をも含み、液体口腔用組成物中に含まれる全水分を意味する。
成分(E)水の配合量は、各成分を良好に溶解させ、低温での粘度上昇を抑制する点から、液体口腔用組成物全体の70重量%以上が好ましく、75重量%以上がより好ましく、80重量%以上がさらに好ましい。また、低温または高温における外観安定性の維持のため、成分(E)水の配合量は、液体口腔用組成物全体の95重量%以下が好ましく、90重量%以下がより好ましく、88重量%以下がさらに好ましい。
本発明の液体口腔用組成物は、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等の形態として調製することができるが、中でも、洗口剤として調製することが好適である。
本発明の液体口腔用組成物には、上記成分(A)~(E)に加えて、必要に応じてその他の公知成分を、本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。具体的には、湿潤剤、矯味剤、着色剤、防腐剤、粘度調整剤、pH調整剤、香料、薬効成分等が配合される。
また、界面活性剤として、カチオン性界面活性剤でもある成分(B)セチルピリジニウム塩化物や、非イオン界面活性剤である(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油に加えて、本発明の効果を妨げない範囲でその他の界面活性剤を添加してもよいが、アニオン性界面活性剤は、成分(B)との併用により白濁等の発生の原因となることから配合しない方がよい。
湿潤剤としては、例えば、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、スクラロース、ソルビトール等の糖アルコールや、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。
矯味剤としては、例えば、サッカリン、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ステビア等のほか、上記湿潤剤として例示した、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、スクラロース、ソルビトール等の糖アルコールも使用することができる。
着色剤としては、青色1号、黄色4号、黄色5号、黄色202(1)号、緑色3号、緑色201号、赤色102号等の安全性の高い水溶性色素が挙げられる。
防腐剤としては、パラヒドロキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、グリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
粘度調整剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体や、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム、カラギーナンなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤などが挙げられる。
本発明の液体口腔用組成物は、25℃におけるpHが6.0~8.5の範囲に調整されることが好ましく、そのために、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸やこれらの水溶性塩をpH調整剤として使用することが好ましい。中でも、リン酸三ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、およびリン酸一水素ナトリウムからなる群から選択されるリン酸ナトリウム塩を少なくとも1種以上を配合することが好適である。
香料としては、例えば、メントール、アネトール、オイゲノール、カンファー、シトロネロール、1,8-シネオール、シンナミックアルデヒド、チモール、バニリルブチルエーテル、バニリン、フェネチルアルコール、ヘリオトロピン、ボルネオール、サリチル酸メチル、p-メンタン-3,8-ジオール、ラクトン酸メンチル、リナロール、リモネン、オシメン、n-デシルアルコール、α-テルピネオール、メチルアセテート、シトロネリルアセテート、メチルオイゲノール、リナロール、エチルリナロール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、グレープフルーツ油、ベルガモット油、ライム油、セージ油、タイム油、ローズマリー油、ローレル油、桂皮油、ピメント油、シソ油、ユーカリ油などが挙げられ、アップルフレーバー、アプリコットフレーバー、ストロベリーフレーバー、チェリーフレーバー、パイナップルフレーバー、ピーチフレーバー、バナナフレーバー、メロンフレーバーなどのフレーバー香料を配合することもでき、これら香料は、1種単独で使用してもよいが、2種以上組み合わせて使用してもよい。香料の配合量は、液体口腔用組成物全体の0.001重量%以上2.0重量%以下の範囲が好ましく、0.01重量%以上2.0重量%以下の範囲がより好ましい。
香料の中でも、油溶性香料は、苦味等の異味をマスキングするとともに良好な香りを放ち、また清涼感等をもたらすこともできるために好適である。特に、メントールは、油溶性香料の中でも水への溶解性が比較的低く、可溶化するのが困難な香料であるが、本発明の組成であれば、香料に含まれるメントールの含有量を50重量%以上としても、外観安定性を損なうことなく安定性の高い液体口腔用組成物を調製することができるとともに、香味立ちを損なうことなく良好な清涼感をもたらすことが可能であり、メントール由来の性能を十分に付与することができる。本発明におけるメントール由来の性能の1つとして、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性の向上を補助する作用が挙げられる。本発明の液体口腔用組成物は、メントールの含有量が50重量%以上である香料を含有することにより、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着が向上するという本発明の効果を、より高めることができるため好適である。
その他に、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物;アズレン、アズレンスルホン酸塩、β-グリチルレチン酸、グリチルリチン酸および塩類、ジヒドロコレステロール、エピジヒドロコレステリン、オウバクエキス、トウキエキス、酢酸dl-α-トコフェロール、ε-アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アラントイン等の抗炎症剤;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン塩、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、チモール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ヒノキチオール、天然ハーブ油等の殺菌剤;ガントレッツ酸、塩化亜鉛、有機酸亜鉛等の歯石予防剤;アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、塩化ナトリウム等の収斂剤などの薬効成分等を、本発明の効果を損なわない限り、成分(A)~(E)以外の成分として添加することができる。
<液体口腔用組成物の調製方法>
本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)~(E)に加え所望の成分を適宜選択して調製することができるが、成分(A)イソプロピルメチルフェノールは、水に対して難溶性であることから、例えば、以下に示す方法により調製することが好ましい。
成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と成分(D)エタノールを混合して溶液とした後、これに、成分(A)イソプロピルメチルフェノール、成分(B)セチルピリジニウム塩化物および香料等を加え、成分(A)~(D)を含有する溶液とした。次いで、成分(A)~(D)を含有する溶液に、成分(E)水を加えた後、必要に応じてpH調整剤、矯味剤および着色剤等を添加して、本発明の液体口腔用組成物を調製した。
以下、製剤例および試験例等により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
まず、本発明の成分(A)~(E)を含有する液体口腔用組成物の試験検体例を示す。
なお、実施例において、特に明記しない限り、部は重量部を意味する。
<イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験1>
(1)試験検体
実施例1
(A)4-イソプロピル-3-メチルフェノール(以下、「IPMP」という。)0.05重量部、(B)セチルピリジニウム塩化物(以下、「CPC」という。)0.047重量部、(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(平均付加モル数:100)0.25重量部、(D)エタノール8.16重量部、香料組成物0.1重量部および(E)精製水を使用して、全体量を100重量部として液体口腔用組成物を調製した。
実施例1の試験検体における、成分(A)に対する成分(B)の配合比率「(B)/(A)」は、重量比で0.95であり、成分(A)に対する成分(C)の配合比率「(C)/(A)」は、重量比で5.0である。
実施例2と比較例1、2は下記表1に示した配合で、実施例1と同様にして液体口腔用組成物を調製し、それぞれの試験検体を得た。表1中の配合を示す数字は重量部を意味し、「(B)/(A)」と「(C)/(A)」はそれぞれの配合比率の重量比を表す。
なお、以下の実施例および比較例の液体口腔用組成物の調製に際し、以下に示すものを使用した。
4-イソプロピル-3-メチルフェノール (IPMP)
セチルピリジニウム塩化物(CPC)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:エチレンオキサイドの平均付加モル数=100
香料組成物:メントール50重量%以上含有
Figure 0007251998000001
(2)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験方法
50mLの遠心管に、ハイドロキシアパタイト粉末(HAP粉末、BIO-RAD製)0.2gを秤量し、各試験検体(実施例1、2、比較例1、2)をそれぞれ10mL加え、ボルテックスミキサーにて30秒間撹拌した。
これを、遠心分離(3000rpm、10分)して上清を取り除き、得られた沈殿物に精製水5mLを加え、再度撹拌、遠心分離(3000rpm、10分)を行い、上清を取り除いた。この上清を取り除く操作を3回行い、最終沈殿物を得た。
得られた最終沈殿物に5規定の塩酸1mLを加え、全体の量が5mLとなるように精製水を加えて均一な溶液を得た。この溶液をHPLCにより分析し、HAP粉末表面に吸着したIPMP量(以下、「IPMP吸着量」という。)を測定した。
この「IPMP吸着量」は、IPMPの歯牙表面への吸着量とみなし、下記計算式によりIPMP吸着率を算出した。
[計算式]
IPMP吸着率(%)=「IPMP吸着量」(mg)/試験検体10mL中のIPMP量(mg)×100
今回の評価試験において、IPMP吸着率が6~28%である液体口腔用組成物を、IPMPの歯牙表面への吸着性に優れると評価した。これは、IPMP吸着率が28%を超える液体口腔用組成物は、IPMP特有の苦味や刺激感が口中に強く残存するため、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等には適さないことが、また、IPMP吸着率が6%未満の液体口腔用組成物は、歯牙表面上のバイオフィルムに対する十分な殺菌効果が得られないことが、別途試験により明らかとなったことに基づくものである。
(3)評価結果
試験検体(実施例1、2、比較例1、2)それぞれのIPMP吸着率を、表2にまとめ示す。
Figure 0007251998000002
(4)考察
表2の結果より、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲にある実施例1、2の液体口腔用組成物は、成分(B)セチルピリジニウム塩化物の含有量が少なく、当該範囲から外れる比較例1の液体口腔用組成物に比べてIPMP吸着率が3~4倍程度、また、成分(B)セチルピリジニウム塩化物の含有量が多く、当該範囲から外れる比較例2の液体口腔用組成物に比べてIPMP吸着率が1.5~1.9倍程度、向上することが明らかとなった。
この結果より、成分(A)に対する成分(B)の配合比率を、重量比で0.7以上5以下の範囲とすることは、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させるために重要であり、しかもこの範囲に臨界的な意義があることも確認できた。
比較例2の液体口腔用組成物は、IPMP吸着率が10.6%であり、この評価試験において、IPMPの歯牙表面への吸着性に優れると評価できるものであるが、下記「苦味、刺激感の評価試験1」により、使用感が著しく劣るものであることを示す。
<苦味、刺激感の評価試験1>
(1)試験検体
上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験1」における試験検体(実施例1、2、比較例1、2)を使用した。
(2)苦味、刺激感の評価試験方法
試験検体(実施例1、2、比較例1、2)を2mL口に含み、苦味および刺激感について、実施例1の試験検体を基準(評価基準:3点)として、パネラー10名によりそれぞれ下記に示す5段階で評価した。今回の評価試験では、評価点3点以上の試験検体を、使用感に優れる液体口腔用組成物であると判定した。
[苦味評価基準]
5点:実施例1に比べて苦味を全く感じない
4点:実施例1に比べてほとんど苦味を感じない
3点:実施例1と同程度
2点:実施例1に比べてやや苦味を感じる
1点:実施例1に比べて強く苦味を感じる
[刺激感評価基準]
5点:実施例1に比べて刺激を全く感じない
4点:実施例1に比べてほとんど刺激を感じない
3点:実施例1と同程度
2点:実施例1に比べてやや刺激を感じる
1点:実施例1に比べて強く刺激を感じる
(3)評価結果
試験検体(実施例1、2、比較例1、2)それぞれの苦味、刺激感の評価の平均値を、表3にまとめ示す。
Figure 0007251998000003
表3の結果より、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で4.7である実施例2の液体口腔用組成物は、当該配合比率が0.95の実施例1の液体口腔用組成物に比べて、苦味、刺激感ともに低減するのに対し、当該配合比率が6.6の比較例2の液体口腔用組成物は、苦味、刺激感ともに、かなり強くなることが明らかとなった。比較例2の液体口腔用組成物は、上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験1」において、IPMPの歯牙表面への吸着性に優れると評価できるものであったが、苦味、刺激感がともにかなり強いことから、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等には適さないものと判断した。
比較例1の液体口腔用組成物は、実施例1の液体口腔用組成物に比べ、苦味、刺激感ともに低いものの、上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験1」において、IPMPの歯牙表面への吸着性が低いことが確認されており、これも洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等には適さないものと判断した。
表2、3の結果をまとめると、成分(A)に対する成分(B)の配合比率を、重量比で0.7以上5以下の範囲とすることは、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させるため、かつ、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を抑制して使用感を良好なものとするため、重要な組成比であること、さらに、その数値範囲には臨界的な意義があることが確認できた。
<イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験2>
(1)試験検体
上記実施例1と同様にして、試験検体(実施例3、4、比較例3、4)を下記表4に示した配合で調製した。
Figure 0007251998000004
上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験方法1」と同様にして「IPMP吸着量」を測定し、この「IPMP吸着量」から、上記計算式によりIPMP吸着率(%)を算出した。
(2)評価結果
試験検体(実施例3、4、比較例3、4)それぞれのIPMP吸着率(%)を、表5にまとめ示す。
Figure 0007251998000005
(3)考察
表5の結果より、成分(A)に対する成分(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲にある実施例3、4の液体口腔用組成物は、成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量が多く、当該範囲から外れる比較例4の液体口腔用組成物に比べてIPMP吸着率が3~13倍程度向上することが明らかとなった。また、成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量が少なく、当該範囲から外れる比較例3の液体口腔用組成物は、IPMP吸着率が30.9%と高いものである。しかしながら、このIPMP吸着率は28%を超えると、IPMP特有の苦味や刺激感が口中に強く残存するため、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等には適さない。
そこで、これらの液体口腔用組成物の使用感を確認するため、IPMPの歯牙表面への吸着率の高い実施例3、4と比較例3の液体口腔用組成物について、IPMP吸着率が低い比較例4の液体口腔用組成物と共に、下記「苦味、刺激感の評価試験2」を実施した。
<苦味、刺激感の評価試験2>
(1)試験検体
上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験2」における試験検体(実施例3、4、比較例3、4)を使用した。
上記「苦味、刺激感の評価試験1」と同じ試験方法、実施例1の試験検体を基準(評価基準:3点)とした評価方法により試験を行った。
(2)評価結果
試験検体(実施例3、4、比較例3、4)それぞれの苦味、刺激感の評価の平均値を、表6にまとめ示す。
Figure 0007251998000006
(3)考察
表6の結果より、成分(A)に対する成分(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲にある実施例3、4の液体口腔用組成物は、実施例1の液体口腔用組成物に比べて、苦味、刺激感ともに低減し、使用感に優れることが確認された。
一方、成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量が少なく、当該範囲から外れる比較例3の液体口腔用組成物は、実施例1の液体口腔用組成物に比べて苦味、刺激感ともに強くなり、使用感に劣り、液体口腔用組成物として適さないことが明らかとなった。
表5、6の結果をまとめると、成分(A)に対する成分(C)の配合比率を、重量比で4以上30以下の範囲とすることは、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させるため、かつ、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を抑制して使用感を良好なものとするため、重要な組成比であること、さらに、その数値範囲には臨界的な意義があることが確認できた。
<イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験3>
(1)試験検体
上記実施例1と同様にして、試験検体(実施例5、6、7)を下記表7に示した配合で調製した。
Figure 0007251998000007
上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験方法1」と同様にして「IPMP吸着量」を測定し、この「IPMP吸着量」から、上記計算式によりIPMP吸着率(%)を算出した。
(2)評価結果
試験検体(実施例5、6、7)それぞれのIPMP吸着率(%)を、表8にまとめ示す。
Figure 0007251998000008
(3)考察
表8の結果より、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、かつ、成分(A)に対する成分(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲にある実施例5、6、7の液体口腔用組成物は、実施例1、2の液体口腔用組成物と同様に、IPMP吸着率が良好であることが明らかとなった。
これらの液体口腔用組成物の使用感を確認するため、下記「苦味、刺激感の評価試験3」を実施した。
<苦味、刺激感の評価試験3>
(1)試験検体
上記「イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着評価試験3」における試験検体(実施例5、6、7)を使用した。
上記「苦味、刺激感の評価試験1」と同じ試験方法、実施例1の試験検体を基準(評価基準:3点)とした評価方法により試験を行った。
(2)評価結果
試験検体(実施例5、6、7)それぞれの苦味、刺激感の評価の平均値を、表9にまとめ示す。
Figure 0007251998000009
(3)考察
表9の結果より、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、かつ、成分(A)に対する成分(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲にある実施例5、6、7の液体口腔用組成物は、実施例3、4の液体口腔用組成物と同様に、苦味、刺激感ともに低減し、使用感に優れることが確認された。
表8、9の結果をまとめると、成分(A)に対する成分(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、かつ、成分(A)に対する成分(C)の配合比率を、重量比で4以上30以下の範囲とすることは、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させるため、かつ、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を抑制して使用感を良好なものとするため、重要な組成比であることが確認できた。
本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性に優れるため、バイオフィルムに対してイソプロピルメチルフェノールが高い浸透効果を発揮することにより、優れた殺菌効果を得ることができる。
特に、本発明の液体口腔用組成物は、成分(A)イソプロピルメチルフェノールに対する成分(B)セチルピリジニウム塩化物の配合比率を重量比で0.7以上5以下の範囲とし、かつ、成分(A)イソプロピルメチルフェノールに対する成分(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合比率を重量比で4以上30以下の範囲とすることにより、成分(A)イソプロピルメチルフェノールの歯牙表面への吸着性を向上させ、成分(A)~(C)による苦味や刺激感を抑制して使用感を良好なものとし得るため、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬等に好適である。

Claims (1)

  1. (A)イソプロピルメチルフェノール、
    (B)セチルピリジニウム塩化物、
    (C)エチレンオキサイドの平均付加モル数が80以上100以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
    (D)エタノールおよび
    (E)水を含有し、
    前記(A)に対する前記(B)の配合比率が、重量比で0.7以上5以下の範囲であり、前記(A)に対する前記(C)の配合比率が、重量比で4以上30以下の範囲であり、前記(D)を液体口腔用組成物全体の1~15重量%の範囲で含有することを特徴とする、洗口剤、液体歯磨剤、口中清涼剤、うがい薬の何れかに使用する液体口腔用組成物(ただし、パラオキシ安息香酸メチル及びパラオキシ安息香酸エチルを含有する組成物、グリセロリン酸カルシウムを含有する組成物及びピリドキシン又はその塩を含有する組成物は除く)。
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