JP7251556B2 - 水質分析計及び水質分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水質分析計に関し、特に分析対象の液体試料に含まれる全リン濃度を測定する水質分析計及び水質分析方法に関する。
下水処理場等からの排水による河川、湖沼、海の富栄養化現象、プランクトンの異常発生といった問題を受けて、工場や下水処理場等の排水施設では、排水に含まれる全リン濃度の測定が義務づけられている。排水等の分析対象液の全リン濃度の測定には水質分析計が用いられる(例えば特許文献1)。
水質分析計を用いて分析対象液の全リン濃度を測定する手順を説明する。
まず、排水施設から放出される分析対象液が流れる排水流路から、予め決められた時間間隔で(例えば1時間毎に)分析対象液を貯留部に採取する。そして、シリンジ等の計量手段によって貯留部から所定量の分析対象液を試料液として採取する。次に、試料液にペルオキソ二硫酸カリウム水溶液と硫酸を添加して反応槽に導入し、紫外線を照射することにより試料液に含まれる全てのリン化合物をリン酸イオンに分解する。続いて、その試料液に水酸化ナトリウム水溶液を加えて該試料液を中和し、さらにアスコルビン酸水溶液とモリブデン酸アンモニウム水溶液を添加した後、測定セルに導入し、キセノンランプを照射して波長880nmの透過光の強度を測定する。一方、分析対象液を含まないブランク試料を試料セルに導入して波長880nmの透過光の強度を測定しておき、ブランク試料測定時の透過光強度と試料液測定時の透過光強度から試料液に含まれるリン酸イオンの吸光度を求める。その後、リン酸イオンと吸光度の関係を示す検量線と照合することにより、分析対象液のリン酸イオン濃度、すなわち全リン濃度を求める。
特開2016-80441号公報 特開2010-36107号公報
下水処理場では、凝集剤を使用して下水に溶解している水溶性のリン(リン酸イオンなど)を、難溶性(不溶性のものも含む。)のリン化合物として沈降させて除去することにより、排水の全リン濃度を低減している(例えば特許文献2)。しかし、難溶性のリン化合物は完全には沈降せず、一部は液中に浮遊したまま排水と共に排出される。こうした排水を貯留部に採取すると、難溶性のリン化合物が徐々に沈降していき、貯留部の底部に多くの難溶性のリン化合物が溜まりやすくなる。そのため、分析対象液を貯留部に採取してから試料液を採取するまでの時間の長短や、試料液を採取する貯留部内の位置によって、採取される試料液に含まれるリン化合物の量にばらつきが生じ、分析対象液の全リン濃度を正しく求めることが難しいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、分析対象液に難溶性のリン化合物が含まれている場合でも全リン濃度の測定結果にばらつきが生じることのない水質分析計を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る水質分析計は、
分析対象液を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された前記分析対象液に酸を添加して、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液中の難溶性リン化合物を溶解する酸添加部と、
前記酸の添加によって前記難溶性リン化合物が溶解された分析対象液を前記貯留部から試料液として採取する試料液採取部と、
酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定部と、
前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出部と
を備える。
また、上記課題を解決するために成された本発明に係る水質分析方法は、
分析対象液を採取し貯留する分析対象液貯留ステップと、
前記貯留した分析対象液に酸を添加して、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液中の難溶性リン化合物を溶解する酸添加ステップと、
前記酸の添加によって前記難溶性リン化合物が溶解された分析対象液を試料液として採取する試料液採取ステップと、
酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定ステップと、
前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出ステップと
を有する。
本発明に係る水質分析計及び水質分析方法では、分析対象液を貯留部に貯留したあと、試料液の採取前に、貯留した分析対象液に、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液に対して難溶性のリン化合物を溶解可能な酸を添加する。この酸は、典型的には塩酸や硫酸といった強酸性であるが、分析対象液を放出する排水施設で行われるリン除去処理から生じることが想定される難溶性のリン化合物を溶解可能なものであれば、必ずしも強酸でなくてもよい。本発明に係る水質分析計及び水質分析方法では、分析対象液に難溶性のリン化合物が含まれている場合でも、該化合物を溶解した後に試料液を採取するため、試料液に含まれるリン化合物の量にばらつきが生じず、分析対象液の全リン濃度を正しく測定することができる。
本発明に係る水質分析計の一実施例の要部構成図。 本発明に係る水質分析方法の一実施例のフローチャート。
本発明に係る水質分析計の一実施例について、以下、図面を参照して説明する。
本実施例の水質分析計1は全窒素全リン計であり、工場や下水処理場からの排水等の分析対象液に含まれる全窒素濃度及び全リン濃度をオンラインで自動測定するために用いられる。本実施例の水質分析計1の要部構成を図1に示す。
本実施例の水質分析計1は、試料採取部10、測定部20、及び試料液処理部30と、これら各部の動作を制御する制御部100とを備えている。制御部100は、記憶部101と、機能ブロックである測定制御部102及び濃度算出部103とを備えている。制御部100は一般的なコンピュータであり、プロセッサにより所定のプログラムを実行することにより測定制御部102及び濃度算出部103が具現化される。記憶部101には、全窒素濃度算出用の検量線及び全リン濃度算出用の検量線の情報が保存されている。
試料採取部10は、排水入口14、排水出口17、貯留液出口16が設けられた採取槽11を備えている。採取槽11の内部には隔壁12が設けられており、この隔壁によって排水出口17が設けられている第1空間と、貯留液出口16が設けられている第2空間に分画されている。第2空間の底部は、排水の一部を採取して貯留するための貯留部15となっており、排水入口14の直下に配置された誘導部材18を回動させて所定の角度に傾けることによって、排水入口14から流入する排水を貯留部15に振り分け可能となっている。また、貯留部15には、該貯留部15内の液体を攪拌するためのプロペラ状の攪拌部13が配置されている。誘導部材18及び攪拌部13の駆動源は、例えばモータである。
測定部20は、光源21、測定セル22、ビームスプリッタ23、第1光学フィルタ24、第1検出器25、第2光学フィルタ26、及び第2検出器27を備えている。光源21には、例えばキセノンランプが用いられる。第1光学フィルタ24は、波長220nmの光を選択的に通過させるバンドパスフィルタであり、第2光学フィルタ26は、波長880nmの光を選択的に通過させるバンドパスフィルタである。
試料液処理部30は、第1マルチポートバルブ31と第2マルチポートバルブ32を備えている。これらはいずれも、1個の共通ポートと8個のサブポート(第1ポート~第8ポート)を有する8ポートバルブであり、8ポートのいずれか1つを共通ポートに接続可能となっている。
第1マルチポートバルブ31の共通ポートは第2マルチポートバルブ32の第1ポートに接続されている。また、第1マルチポートバルブ31の第1ポートは開放されており、オフラインの試料を導入可能となっている。第1マルチポートバルブ31の第2ポート~第8ポートには順に、試料採取部10の貯留部15、スパン液61が収容された液体容器(以降では、液体容器の記載を省略する。)、反応器51、ドレン流路、希釈水(純水)64、測定セル22、標準液切換弁65が接続されている。
反応器51には、該反応器51内の液体に紫外線を照射するUVランプ52が取り付けられている。また反応器51内の液体を排出するためのポンプ53が接続されている。標準液切換弁65には、窒素標準液63とリン標準液62が接続されている。スパン液61は、校正測定に用いられる、窒素およびリンの標準液であり、測定レンジと同じ濃度の窒素の標準試料、リンの標準試料が含まれている。また、窒素標準液63及びリン標準液62は、環境省が発行する「窒素・りん自動計測器による水質汚濁負荷量測定方法マニュアル(改訂版)」の「4.2 性能基準と管理基準等」の項目に記載されている標準試料溶液に対応するものであり、水質分析計が性能基準を満足している事を確認するために用いられる。水質分析計1の校正作業等に関する記載は省略する。
第2マルチポートバルブ32の共通ポートにはマイクロシリンジ41が接続されている。マイクロシリンジ41には、該マイクロシリンジ41に採取した液体を攪拌したり、マイクロシリンジ41内の液体を排出したりするための攪拌ポンプ42が接続されている。第2マルチポートバルブ32の第1ポートは、上述の通り、第1マルチポートバルブ31の共通ポートに接続されている。第2マルチポートバルブ32の第2ポート~第8ポートには順に、硫酸73、モリブデン酸アンモニウム水溶液72、アスコルビン酸71、水酸化ナトリウム水溶液76、ペルオキソ二硫酸カリウム水溶液75、及び塩酸74が接続されている。
次に、本実施例の水質分析計を用いた、分析対象液の全窒素濃度及び全リン濃度を測定する手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1.分析対象液の採取
まず、試料採取部10において、誘導部材18を回動させて所定の角度に向け、所定量(S ml)の分析対象液を貯留部15に貯留する。この所定量は、例えば50mlである。
ステップ2.全窒素濃度の測定
分析対象液の全窒素濃度は、紫外吸光光度法により測定する。
貯留部15からマイクロシリンジ41で分析対象液を所定量、試料液として採取する(ステップ2-1)。所定量とは、例えば4ml(希釈後の量が10mlとなる量)である。次に、第1マルチポートバルブ31の第6ポートを共通ポートに接続し、所定量の希釈水64を採取してマイクロシリンジ41に採取した試料液に添加する。これにより試料液をm倍に希釈する。この所定量は、例えば6mlであり、その場合には試料液が2.5倍(m=2.5)に希釈される。試料液の採取後、貯留部15に貯留していた分析対象液を貯留液出口16から排出する。
続いて、第2マルチポートバルブ32の第5ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41に採取した試料液に水酸化ナトリウム水溶液76を添加する。ここで水酸化ナトリウム水溶液76を添加するのは、試料液をアルカリ性にするためである。さらに、第2マルチポートバルブ32の第6ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液に、さらにペルオキソ二硫酸カリウム水溶液75を添加する。そして、第2マルチポートバルブ32の第1ポートを共通ポートに接続し、第1マルチポートバルブ31の第4ポートを共通ポートに接続して、試料液を反応器51に導入する。続いて、UVランプ52を点灯させ、試料液に所定時間、紫外線を照射する。この所定時間には、試料液中の窒素化合物を全て硝酸イオンに分解するために十分な時間が予め設定されている。この所要時間は、例えば15分である。この時間は予備実験等により決めることができる。この処理により、試料液中の窒素化合物が全て硝酸イオンに分解される。
反応器51に導入した試料液に紫外線を照射している間に、第1マルチポートバルブ31の第6ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41に希釈水64を採取する。次に、第1マルチポートバルブ31の第7ポートを共通ポートに接続し、希釈水を測定セル22に導入する。これと並行して光源21を点灯させ、測定セル22を透過し、ビームスプリッタ23と第1光学フィルタ24を通過した、波長220nmの光の強度In0(ブランク強度)を第1検出器25で測定する。
試料液に前記所定時間、紫外線を照射した後、第1マルチポートバルブ31の第4ポートを共通ポートに接続し、反応器51から試料液をマイクロシリンジ41に導入する。続いて、第2マルチポートバルブ32の第7ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液に塩酸74を添加する。これにより、アルカリ性雰囲気下で酸化などの処理をしている間に空気中から溶け込んだ、波長220nmに吸収帯を持つ炭酸イオンを、波長220nmに吸収帯を持たない炭酸へ変化させる。
次に、第1マルチポートバルブ31の第7ポートを共通ポートに接続し、第2マルチポートバルブ32の第1ポートを共通ポートに接続して、マイクロシリンジ41内の試料液を測定セル22に導入する。これと並行して光源21を点灯させ、測定セル22を透過し、ビームスプリッタ23と第1光学フィルタ24を通過した、波長220nmの光の強度Inを第1検出器25で測定する(ステップ2-2)。
試料液の透過光強度Inが得られると、濃度算出部103は次式により試料液の吸光度Absnを求め、記憶部101に保存する。
Absn=-log10(In/In0)
そして、Absnを、記憶部101に保存された全窒素濃度算出用の検量線と照合し、試料液の窒素濃度CNを算出する(ステップ2-3)。
ステップ3.分析対象液の貯留
まず、試料採取部10において、誘導部材18を回動させて所定の角度に向け、所定量(S ml)の分析対象液を貯留部15に貯留する。この所定量は、例えば50mlである。
ステップ4.難溶性のリン化合物の溶解
次に、第2マルチポートバルブ32の第7ポートを共通ポートに接続して、マイクロシリンジ41により所定量(A ml)の塩酸74を採取する。この所定量は、例えば1.5mlであり、塩酸の濃度は、例えば0.7mol/Lである。次に、第2マルチポートバルブ32の第1ポートを共通ポートに接続し、第1マルチポートバルブ31の第2ポートを共通ポートに接続して、マイクロシリンジ41に採取した塩酸74を貯留部15内の分析対象液に添加し、攪拌部13を動作させて攪拌する。本実施例の分析対象液に含まれることが想定されている、該分析対象液に対して難溶性のリン化合物は、主にリン酸カルシウムである。リン酸カルシウムは酸性の水溶液に溶解することから、本実施例では貯留部15に50mlの分析対象液を採取し、これに濃度0.7mol/Lの塩酸を1.5ml添加することによりpHを2.0以下としてリン酸カルシウムを塩化カルシウムとリン酸イオンに分解する。
下水処理場等の排水施設では、凝集剤を使用して排水に溶解している水溶性のリン(リン酸イオンなど)を、難溶性のリン化合物として沈降させて除去することにより、排水の全リン濃度を低減している。しかし、難溶性のリン化合物は完全には沈降せず、一部は液中に浮遊したまま排水と共に排出される。そのため、貯留部15に採取した排水(分析対象液)の中にも難溶性のリン化合物が浮遊しており、それらは徐々に沈降していく。難溶性のリン化合物が貯留部15に沈降した状態で試料液を採取すると、採取される試料液に含まれるリン化合物の量にばらつきが生じ、分析対象液の全リン濃度を正しく求めることが難しい。排水に含まれる難溶性のリン化合物としては、例えば、上記リン酸カルシウムの他に、リン酸アルミニウム、リン酸鉄がある。リン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、及びリン酸鉄は、例えば下水処理場からの排水に含まれうる。
そこで、本実施例の水質分析計1では、上記のように、貯留部15内の分析対象液に所定量の塩酸74を導入することで、難溶性のリン化合物を溶解させる。これにより、貯留部15内でのリンの分布を均一にする。なお、本実施例では塩酸74を貯留部15内の分析対象液に添加したが、塩酸74と同様に強酸である硫酸73を添加しても難溶性のリン化合物を溶解することができる。例えば、難溶性のリン化合物がリン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、及び/又はリン酸鉄である場合、酸を添加してpHを2.0未満とすることによりこれらを溶解することができる。このように、本実施例の水質分析計1では、弱酸であるリン酸の塩を含んだ分析対象液に、リン酸よりも強い酸を添加することによって、該弱酸の塩を遊離させる。
ステップ5.全リン濃度の測定
分析対象液の全リン濃度は、モリブデンブルー法により測定する。
マイクロシリンジ41で分析対象液を所定量、試料液として採取する(ステップ5-1)。所定量とは、例えば4ml(希釈後の量が10mlとなる量)である。次に、第1マルチポートバルブ31の第6ポートを共通ポートに接続し、所定量の希釈水64を採取してマイクロシリンジ41に採取した試料液に添加する。これにより試料液をn倍に希釈する。この所定量は、例えば6mlであり、その場合には試料液が2.5倍(n=2.5)に希釈される。試料液の採取後、貯留部15に貯留していた分析対象液を貯留液出口16から排出する。
続いて、第2マルチポートバルブ32の第2ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41に採取した試料液に硫酸73を添加する。これにより、弱酸性である試料液を酸性にする。さらに、第2マルチポートバルブ32の第6ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液に、ペルオキソ二硫酸カリウム水溶液75を添加する。
そして、第2マルチポートバルブ32の第1ポートを共通ポートに接続し、第1マルチポートバルブ31の第4ポートを共通ポートに接続して、試料液を反応器51に導入する。続いて、UVランプ52を点灯させ、試料液に所定時間、紫外線を照射する。この所定時間には、試料液中のリン化合物を全てリン酸イオンに分解するために十分な時間が予め設定されている。所要時間は、例えば20分である。この時間は予備実験等により決めることができる。この処理により、試料液中のリン化合物が全てリン酸イオンに分解される。
反応器51に導入した試料液に紫外線を照射している間に、第1マルチポートバルブ31の第6ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41に希釈水64を採取する。次に、第1マルチポートバルブ31の第7ポートを共通ポートに接続し、希釈水を測定セル22に導入する。これと並行して光源21を点灯させ、測定セル22を透過し、ビームスプリッタ23で反射され、第2光学フィルタ26を通過した、波長880nmの光の強度IP0(ブランク濃度)を第2検出器27で測定する。
試料液に前記所定時間、紫外線を照射した後、第1マルチポートバルブ31の第4ポートを共通ポートに接続し、反応器51から試料液をマイクロシリンジ41に導入する。続いて、第2マルチポートバルブ32の第5ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液に水酸化ナトリウム水溶液76を添加する。これにより、次の発色工程のためにpH値を適切に調整する。
次に、第2マルチポートバルブ32の第4ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液にアスコルビン酸71を添加する。また、第2マルチポートバルブ32の第3ポートを共通ポートに接続し、マイクロシリンジ41内の試料液にモリブデン酸アンモニウム水溶液72を添加する。その後、ポンプ42を用いて攪拌を行う。
そして、第1マルチポートバルブ31の第7ポートを共通ポートに接続し、第2マルチポートバルブ32の第1ポートを共通ポートに接続して、マイクロシリンジ41内の試料液を測定セル22に導入する。これと並行して光源21を点灯させ、測定セル22を透過し、ビームスプリッタ23で反射され、第2光学フィルタ26を通過した、波長880nmの光の強度IPを第2検出器27で測定する(ステップ5-2)。
試料液の透過光強度IPが得られると、濃度算出部103は、次式により試料液の吸光度AbsPを求める。
AbsP=-log10(IP/IP0)
そして、記憶部101に保存された全リン濃度産出用の検量線とAbsPを照合し、試料液に含まれるリン濃度Bを算出する(ステップ5-3)。さらに、以下の式により、分析対象液の全リン濃度を補正する。
Cp=(S+A)/S×B
ここで、Cpは補正後濃度、Sは貯留部15に採取した分析対象液の量、Aは貯留部15に添加した塩酸の量、Bは補正前濃度である。これにより、分析対象液の全リン濃度Cpが求められる(ステップ5-4)。求められた全リン濃度の値は、分析対象液の採取時間と対応づけられて記憶部101に保存される。
測定制御部102及び濃度算出部103は、上記の手順による処理を、所定の時間間隔で(例えば1時間毎に)繰り返し行う。これにより、分析対象液の全窒素濃度及び全リン濃度がオンラインで自動的に測定される。
本実施例に係る水質分析計1では、分析対象液を貯留部15に貯留したあと、貯留部15に貯留した分析対象液に塩酸74を添加して分析対象液に含まれる難溶性のリン化合物を溶解してから全リン測定用の試料液を採取するため、試料液に含まれるリン化合物の量にばらつきが生じず、分析対象液の全リン濃度を正しく測定することができる。
上記実施例は一例であって、本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。
上記実施例では、全窒素濃度の測定前と、全リン濃度の測定前にそれぞれ、分析対象液を貯留し、全リン濃度の測定前にのみ酸を添加したが、全窒素濃度の測定前に貯留した分析対象液を全リン濃度の測定にそのまま使用することもできる。その場合も、全リン濃度用の試料液採取前(又は全窒素濃度測定用の試料液採取前)に酸を添加し、分析対象液に含まれる難溶性のリン化合物を溶解させる、
また、上記実施例の水質分析計は、全窒素濃度と全リン濃度の両方を測定するものとしたが、全リン濃度のみを測定する水質分析計であってもよい。その場合には、難溶性のリン化合物の溶解に硫酸73を用いればよい。
さらに、上記実施例では、全窒素濃度の測定あるいは全リン濃度の測定のために用意された塩酸あるいは硫酸により、難溶性のリン化合物を溶解したが、これら以外の酸を別途用意し、その酸を用いて難溶性のリン化合物を溶解することもできる。この酸は、塩酸や硫酸と同様の強酸に限らず、分析対象液を放出する排水施設で行われるリン除去処理から生じることが想定される難溶性のリン化合物を溶解可能なもの、例えばリン酸以上の強酸を用いることができる。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の水質分析計は、
分析対象液を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された前記分析対象液に、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液に対して難溶性のリン化合物を溶解可能な酸を添加する酸添加部と、
前記酸が添加された分析対象液を試料液として採取する試料液採取部と、
酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定部と、
前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出部と
を備える。
また、本発明の第5態様の水質分析方法は、
分析対象液を採取し貯留する分析対象液貯留ステップと、
前記貯留した分析対象液に、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液中の難溶性のリン化合物を溶解可能な酸を添加する酸添加ステップと、
前記酸が添加された分析対象液を試料液として採取する試料液採取ステップと、
酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定ステップと、
前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出ステップと
を有する。
第1態様の水質分析計及び第5態様の水質分析方法では、分析対象液を貯留部に貯留したあと、試料液の採取前に、貯留部に貯留した分析対象液に、該分析対象液に含まれることが想定される難溶性のリン化合物を溶解可能な酸を添加する。第1態様の水質分析計では、分析対象液に難溶性のリン化合物が含まれている場合でも、該化合物を溶解した後に試料液を採取するため、試料液に含まれるリン化合物の量にばらつきが生じず、分析対象液の全リン濃度を正しく測定することができる。
本発明の第2態様の水質分析計は、第1態様の水質分析計において、
前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記リン酸測定部において用いられる酸である。
また、本発明の第6態様の水質分析方法は、上記第5態様の水質分析方法において、
前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記リン酸測定ステップにおいて用いられる酸である。
第2態様の水質分析計及び第6態様の水質分析方法では、全リン濃度の測定に用いられる酸を難溶性リン化合物の溶解にも使用するため、難溶性リン化合物を溶解させるための酸を追加で用意する必要がない。
本発明の第3態様の水質分析計は、上記第1態様の水質分析計において、さらに、
酸を用いて前記試料液から硝酸イオンを生成し、該硝酸イオンの濃度を測定する硝酸測定部と、
前記硝酸イオンの濃度から前記分析対象液の全窒素濃度を求める全窒素濃度算出部と
を備える。
また、本発明の第7態様の水質分析方法は、上記第5態様の水質分析方法において、さらに、
酸を用いて前記試料液から硝酸イオンを生成し、該硝酸イオンの濃度を測定する硝酸測定ステップと、
前記硝酸イオンの濃度から前記分析対象液の全窒素濃度を求める全窒素濃度算出ステップと
を有する。
第3態様の水質分析計及び第7態様の水質分析方法では、分析対象液の全リン濃度と全窒素濃度の両方を求めることができる。また、全窒素濃度の測定に用いる酸を難溶性リン化合物の溶解にも使用するため、難溶性リン化合物を溶解させるための酸を追加で用意する必要がない。
本発明の第4態様の水質分析計は、上記第3態様の水質分析計において、
前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記硝酸測定部において用いられる酸である。
また、本発明の第8態様の水質分析方法は、上記第7態様の水質分析方法において、
前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記硝酸測定ステップにおいて用いられる酸である。
第4態様の水質分析計及び第8態様の水質分析方法では、全窒素の測定に使用する酸を、難溶性のリン酸化合物の分解に使用するため、難溶性リン化合物を溶解させるための酸を追加で用意する必要がない。
1…水質分析計
10…試料採取部
11…採取槽
12…隔壁
13…攪拌部
14…排水入口
15…貯留部
16…貯留液出口
17…排水出口
18…誘導部材
20…測定部
21…光源
22…測定セル
23…ビームスプリッタ
24…第1光学フィルタ
25…第1検出器
26…第2光学フィルタ
27…第2検出器
30…試料液処理部
31…第1マルチポートバルブ
32…第2マルチポートバルブ
41…マイクロシリンジ
42…攪拌ポンプ
51…反応器
52…UVランプ
53…ポンプ
61…スパン液
62…リン標準液
63…窒素標準液
64…希釈水
65…標準液切換弁
71…アスコルビン酸
72…モリブデン酸アンモニウム水溶液
73…硫酸
74…塩酸
75…ペルオキソ二硫酸カリウム水溶液
76…水酸化ナトリウム水溶液
100…制御部
101…記憶部
102…測定制御部
103…濃度算出部

Claims (8)

  1. 分析対象液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留された前記分析対象液に酸を添加して、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液中の難溶性リン化合物を溶解する酸添加部と、
    前記酸の添加によって前記難溶性リン化合物が溶解された分析対象液を前記貯留部から試料液として採取する試料液採取部と、
    酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定部と、
    前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出部と
    を備える水質分析計。
  2. 前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記リン酸測定部において用いられる酸である、請求項1に記載の水質分析計。
  3. さらに、
    酸を用いて前記試料液から硝酸イオンを生成し、該硝酸イオンの濃度を測定する硝酸測定部と、
    前記硝酸イオンの濃度から前記分析対象液の全窒素濃度を求める全窒素濃度算出部と
    を備える、請求項1に記載の水質分析計。
  4. 前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記硝酸測定部において用いられる酸である、請求項3に記載の水質分析計。
  5. 分析対象液を採取し貯留する分析対象液貯留ステップと、
    前記貯留した分析対象液に酸を添加して、該分析対象液に含まれることが想定される、該分析対象液中の難溶性リン化合物を溶解する酸添加ステップと、
    前記酸の添加によって前記難溶性リン化合物が溶解された分析対象液を試料液として採取する試料液採取ステップと、
    酸を用いて前記試料液からリン酸イオンを生成し、該リン酸イオンの濃度を測定するリン酸測定ステップと、
    前記リン酸イオンの濃度から前記分析対象液の全リン濃度を求める全リン濃度算出ステップと
    を有する水質分析方法。
  6. 前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記リン酸測定ステップにおいて用いられる酸である、請求項5に記載の水質分析方法。
  7. さらに、
    酸を用いて前記試料液から硝酸イオンを生成し、該硝酸イオンの濃度を測定する硝酸測定ステップと、
    前記硝酸イオンの濃度から前記分析対象液の全窒素濃度を求める全窒素濃度算出ステップと
    を有する、請求項5に記載の水質分析方法。
  8. 前記難溶性リン化合物を溶解するための酸が、前記硝酸測定ステップにおいて用いられる酸である、請求項7に記載の水質分析方法。
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