JP7250242B2 - 成形体及び成形体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信タグを有した成形体及び成形体の製造方法に関する。
従来から、表皮材シートにより形成した樹脂製の成形体が開示されている。例えば、特許文献1には、2枚の樹脂製表皮材シートと、この表皮材シートとの間に介在する熱可塑性の樹脂製芯材とを有し、両表皮材シートの間で樹脂製芯材と一体接合される補強材が設けられたサンドイッチパネルが開示されている。
特開2015-164763号
このような樹脂製表皮材シートにより形成された成形体において、製造や流通等に関連する情報を紐付づける際、用途によっては製品の外装面に対してラベル等の貼着ができず、情報の紐付けが難しい場合がある。
本発明は、情報提供を容易とした成形体及び成形体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の成形体は、第1樹脂材及び第2樹脂材が互いに溶着されて囲繞部が形成された表皮材と、前記囲繞部内に配置された通信タグと、を備えることを特徴とする。
本発明の成形体の製造方法は、第1樹脂材及び第2樹脂材を、第1金型及び第2金型の間に配置する工程と、前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材の間に通信タグを配置して前記第1金型及び前記第2金型を型締めし、前記通信タグを前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材が溶着されて形成された囲繞部内に配置させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、情報提供を容易とした成形体及び成形体の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るサンドイッチ部材の斜視図である。 本発明の実施形態に係る図1のサンドイッチ部材のII-II断面におけるリンフォース周辺の拡大図である。 本発明の実施形態に係るサンドイッチ部材を成形する樹脂供給装置及び金型を示す図である。 本発明の実施形態に係るサンドイッチ部材の製造方法を示す図であり、(a)は型枠を溶融樹脂シートに当接させた状態を示し、(b)は溶融樹脂シートを金型内に賦形させた状態を示す。 本発明の実施形態に係るサンドイッチ部材の製造方法を示す図であり、(a)は溶融樹脂シートの間に内装材を配置した状態を示し、(b)は第1金型及び第2金型を型締めした状態を示す。 本発明の実施形態に係るRFIDタグとの通信距離の実験結果を示す図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すサンドイッチ部材1は、全体が略長矩形平板状に形成される。サンドイッチ部材1は、内部に内装材2を有し、内装材2の外周面を表皮材3により覆われて形成された成形体である。サンドイッチ部材1は、例えば、自動車の荷室用ボード等の構造部材として使用される。
内装材2は、熱可塑性樹脂の芯材21と、リンフォース22により形成される。図1に示す長矩形平板状の芯材21は、リンフォース22を挟んで対向して2枚設けられる。芯材21の側面には、断面視略矩形状の凸部211が形成される。凸部211は、芯材21の側面において、サンドイッチ部材1の長尺方向に亘って形成される。また、内装材2と表皮材3との間には、RFIDタグ4が設けられる。
芯材21は、発泡剤を添加した樹脂により形成することができる。芯材21を形成する材料としては、例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体或いは共重合体であるポリオレフィン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、エチレン-エチルアクリレート共重合体等のアクリル誘導体、ポリカーボネート、エチレン-酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン-プロピレン-ジエン類等のターポリマー、アクリロニトリル-スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、熱可塑性ポリイミド等の熱可塑性樹脂、及びフェノール樹脂、メラニン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド等の熱硬化性樹脂が挙げられる。
また、発泡剤としては、物理発泡剤、化学発泡剤及びそれらの混合物のいずれを用いてもよい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、及び、それらの超臨界流体を用いることができる。
リンフォース22は、略H型鋼状の長尺棒状に形成される。図2に示すように、リンフォース22の両側方には、互いに逆向きに開口する凹部221が形成される。リンフォース22の凹部221には、芯材21の凸部211を嵌合させることができる。したがって、内装材2は、2枚の芯材21と、各芯材21を接続するリンフォース22とにより、一体に形成することができる。リンフォース22は、芯材21の長尺方向に亘って設けられる。また、リンフォース22の凹部221を形成する平板部222の外表面は、芯材21の板面と略同一面状に形成される。
リンフォース22は、芯材21及び表皮材3よりも剛性の高い導電性を有した材料により形成することができる。本実施形態のリンフォース22は、アルミニウム製である。また、リンフォース22の材料としては、その他の金属材料等の導電部材により形成することができる。
RFIDタグ4には、内部に情報を記憶して読み書きが可能なICチップと、ICチップと無線通信を行うループアンテナ等のアンテナとが含まれる(不図示)。RFIDタグ4の外形は、長矩形状に形成される。図1に示すRFIDタグ4は、リンフォース22上に近接又は接触するように配置される。具体的に、RFIDタグ4は、リンフォース22に対して近接又は接触するように平板部222と表皮材3との間に設けられる(図1及び図5参照)。なお、RFIDタグ4は、平板部222と凸部211との間(図2も参照)に内装するように設けたり、凹部221の底部と、凸部211の先端部との間に設けてもよい。また、平板部222の表皮材シート3a側に窪み部を設け、その窪み部にRFIDタグ4を収容するように配置してもよい。
表皮材3は、表皮材シート3aと、化粧材シート3bとにより形成される。表皮材シート3aは、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、エンジニアリングプラスチックなどから形成される。また、本実施形態における表皮材シート3aの一方側の表面には、化粧材シート3bが形成される。化粧材シート3bは、PET材の不織布により形成される。本実施形態では、表皮材3によって外部から全周が閉塞された囲繞部31が形成される(図1及び図2参照)。内装材2及びRFIDタグ4はこの囲繞部31内に配置される。
次にサンドイッチ部材1の製造方法について説明する。本実施形態のサンドイッチ部材1は、図3に示す樹脂成形装置60により形成される。樹脂成形装置60は、対向して配置された2台の樹脂供給装置61(第1樹脂供給装置61A、第2樹脂供給装置61B)により、それぞれ第1樹脂材である第1溶融樹脂シート11、及び第2樹脂材である第2溶融樹脂シート12を成形する。樹脂供給装置61の下方には、金型80(第1金型81、第2金型82)が配置される。
樹脂供給装置61は、樹脂材料の供給口とされるホッパー65と、油圧モータ68に接続されて内部に配置されるスクリューによりホッパー65から供給された材料を溶融、混錬する押出機66と、を有する。押出機66は、プランジャ72を備えるアキュムレータ70と接続される。溶融、混錬された樹脂材料は、押出機66によりアキュムレータ70に送られる。樹脂材料は、アキュムレータ70で高圧とされてTダイ71に送られる。そして、適宜のタイミングでTダイ71のダイスリットが開かれて、ローラ79により送り出された第1溶融樹脂シート11及び第2溶融樹脂シート12が形成される。
第1金型81及び第2金型82は、対向して配置される。第1金型81及び第2金型82の外周には、型枠83,84が設けられる。第1金型81には、第1金型81のキャビティ81a内に囲われた空間を減圧する真空ポンプ(不図示)が設けられる。同様に、第2金型82にも、第2金型82のキャビティ82a内に囲われた空間を減圧する真空ポンプ(不図示)が設けられる。
まず、材料供給工程において、樹脂供給装置61は、第1溶融樹脂シート11及び第2溶融樹脂シート12を、第1金型81及び第2金型82の間に垂下して配置させる(図3参照)。また、一方側の第1金型81と第1溶融樹脂シート11との間には化粧材シート3bが挿入されて、図示しない仮止めピン等により仮止めされる。化粧材シート3bは、第1金型81のキャビティ81aを覆うように配置される。
賦形工程では、型枠83を第1溶融樹脂シート11に向けて移動させて第1溶融樹脂シート11のシート面に当接させる(図4(a)参照)。そして、型枠83と第1金型81とを相対的に近づけるとともに、第1溶融樹脂シート11、キャビティ81a、及び型枠83とで形成される空間内を減圧して、第1溶融樹脂シート11とキャビティ81aに賦形させる(図4(b)参照)。このとき、化粧材シート3bも第1溶融樹脂シート11に溶着されて賦形される。
第1金型81と対向する第2金型82側も同様に、型枠84を第2溶融樹脂シート12に向けて移動させて第2溶融樹脂シート12のシート面に当接させる(図4(a)参照)そして、型枠84と第2金型82とを相対的に近づけるとともに、第2溶融樹脂シート12、キャビティ82a、及び型枠83とで形成される空間内を減圧して、第2溶融樹脂シート12とキャビティ82aに賦形させる(図4(b)参照)。
内装材挿入工程では、材料供給工程から賦形工程の間に、図示しないロボットハンド等で支持した内装材2を、第1溶融樹脂シート11及び第2溶融樹脂シート12を賦形させた第1金型81及び第2金型82間に配置させる(図5(a)参照)。内装材2は、芯材21をリンフォース22により接続させて予め作製される。また、内装材2の一方面側である第1金型81側には、RFIDタグ4が貼着されている。RFIDタグ4は、リンフォース22に近接又は接触するように配置される。したがって、内装材挿入工程では第1溶融樹脂シート11及び第2溶融樹脂シート12の間にRFIDタグ4も配置される。
そして、一方の金型である第1金型81のキャビティ81aに、内装材2を挿入する(図5(a)の2点鎖線参照)。内装材2の芯材21は、温度の高い状態の第1溶融樹脂シート11と接触する部分が溶けて、内装材2と第1溶融樹脂シート11とが溶着して接続される。このとき、第1金型81側に配置されたRFIDタグ4は、内装材2と第1溶融樹脂シート11との間に挟まれて配置される。
型締工程では、第1溶融樹脂シート11を第1金型81のキャビティ81a内に賦形した状態で内装材2が挿入された第1金型81と、第2金型82とを相対的に接近させて、環状のピンチオフ部81b,82b同士が当接するまで型締めする(図5(b)参照)。第1溶融樹脂シート11と第2溶融樹脂シート12は、内装材2を挟み込むようにして外周縁のピンチオフ部81b,82bに沿って互いに溶着されて表皮材3として形成される。内装材2の芯材21と、第2溶融樹脂シート12とが接する部分は、芯材21が溶けて溶着される。これにより、表皮材3に形成された囲繞部31内にはRFIDタグ4を含む内装材2が配置されて、内装材2が第1溶融樹脂シート11及び第2溶融樹脂シート12により覆われたサンドイッチ部材1が形成される。また、内装材2の表面からはRFIDタグ4が僅かに突出するが、化粧材シート3bを含む第1溶融樹脂シート11がキャビティ81a内面に沿って成型されるため、RFIDタグ4を表皮材3の表面から浮き上がらせることなく、表皮材3を成型することができる。
そして、取出工程にて、第1金型81及び第2金型82を型開きさせて、金型81,82内から成形されたサンドイッチ部材1が取り出される。
次に、RFIDタグ4との通信距離の実験結果について図6を参照して説明する。本実験におけるRFIDタグ4は、SMARTRAC社のDogBone(Impinj Monza4QT)を用いた。RFIDタグ4は、ISO/IEC18000-6Cに準拠した910~920MHzのUHF帯を用いており、全体が100mm×30mmの略矩形状に形成される。RFIDタグ4のリーダとしては、例えば、マイティキューブ社のAT880-RFを用いることができる。
図1に示すように、RFIDタグ4は、サンドイッチ部材1の化粧材シート3b側に配置される。化粧材シート3bは、層厚み0.5mmのPET系の不織布によりカーペット状に形成される。また、表皮材シート3aはガラス20wt%を含有する層厚み1.0mmの樹脂により、成型時の樹脂温度が220度に設定されて形成される。
図6に示す実験1~実験6は、電波の増強条件及び遮蔽条件が異なるようRFIDタグ4を配置して、リーダによる読取可能な最大距離の測定結果を示している。実験1は、図1の二点鎖線に示すように、RFIDタグ4を、サンドイッチ部材1のリンフォース22から離れた位置において、表皮材3の外面に配置しており、読取可能距離は8mであった。実験2は、図1の一点鎖線に示すように、RFIDタグ4をサンドイッチ部材1のリンフォース22から離れた位置において、内装材2と表皮材3との間に配置しており、読取可能距離は3mであった。また、実験3は、図1の実線に示すように、RFIDタグ4をサンドイッチ部材1のリンフォース22上の近接位置おいて、内装材2と表皮材3との間に配置しており、読取可能距離は18mであった。
実験4は、長さ30cmの長尺状のアルミテープ上に、RFIDタグ4を配置した場合(不図示)であり、読取可能距離は13mであった。実験5は、長さ50cmの長尺状のアルミテープ上にRFIDタグ4を配置した場合であり、読取可能距離は15mであった。また、実験6は、長さ1mのリンフォース22単体の上にRFIDタグ4を配置した場合であり、読取可能距離は20mであった。
以上の実験結果によると、RFIDタグ4を表皮材3により覆うと、RFIDタグ4単体で実験した場合(実験1)よりも読取可能距離が短くなる。一方、RFIDタグ4を長尺状の金属であるアルミテープ又はリンフォース22(アルミH型鋼)上に配置させると(実験4~6)、RFIDタグ4単体で実験した場合(実験1)に比べて読取可能距離が長くなる。また、実験4乃至実験6の結果によると、アルミテープ又はリンフォース22が長いほど、RFIDタグ4の読取可能距離が長くなった。さらに、RFIDタグ4は、表皮材3で覆われた場合であってもリンフォース22上に配置すると(実験3)、RFIDタグ4単体で実験した場合(実験1)よりも読取可能距離が長くなることが確認できた。
以上のように、図1の実線で示したRFIDタグ4では、RFIDタグ4を表皮材3の内側に配置したため、外観(意匠性)に影響を与えることなくサンドイッチ部材1に設けることができる。また、RFIDタグ4は表皮材3に覆われるため外部からの摩耗等から保護することができる。さらに、リンフォース22上に配置したため、RFIDタグ4を曲げ等の負荷から保護しつつ、通信可能距離を増加させることができる。よって、RFIDタグ4への情報の書き込みや読み出しが容易となり、サンドイッチ部材1と紐付いた種々の情報提供を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は各実施形態により限定されることは無く、種々の変更を加えて実施することができる。例えば、本実施形態では、内装材2と表皮材3との間にRFIDタグ4を設けた例について示したが、通信アンテナを備えたその他の通信タグを設けてもよい。通信アンテナとしては、ループアンテナ、ダイポールアンテナ等の線状アンテナや、平面アンテナ等のその他の形態のアンテナを適用することができる。また、RFIDタグ4のICチップは予め情報を記憶しておき読取専用としてもよい。
また、図1においては、RFIDタグ4の長尺方向をリンフォース22の長尺方向に対して略直交するように配置したが、RFIDタグ4とリンフォース22の長尺方向の長さを一致させる等して、RFIDタグ4の内装材2側がリンフォース22のみと接触するように配置させてもよい。
また、サンドイッチ部材1等の成形体は、芯材21を補強支持するリンフォース22を設けずに、RFIDタグ4に近接又は接触する他の形態の導電部材を表皮材3の囲繞部31内に設けてもよい。導電部材は板状、シート状又はテープ状等の長尺状に形成することができる。また、芯材21は、図1等に示すように表皮材3内の略全領域に亘って配置した例について示したが、RFIDタグ4を固定可能な程度の大きさや形状に形成した芯材を、表皮材3の囲繞部31内の一部に配置する構成としてもよい。したがって、囲繞部31は中空部を含んでもよい。
また、表皮材3の囲繞部31内には、芯材21を配置しない構成としてもよい。例えば、表皮材3の内面に、RFIDタグ4と導電部材を貼着等により近接又は接触させて配置してもよい。RFIDタグ4の片面を表皮材3の内面に近接又は接触させて配置してもよいし、RFIDタグ4の両面を表皮材3の対向する内面同士により挟持されるようにして、成形体を構成してもよい。
また、本実施形態では、成形体として平板状のサンドイッチ部材1について示したがその他の形状としてもよい。例えば、成形体は全体又は一部を、柱状や筒状としたり、凹凸を設けた形状とすることができる。
また、表皮材3内に形成される囲繞部31は、全周が閉塞される構成に限らず、表皮材3に形成された開口部を介して表皮材3の外部と連通させてもよい。例えば、表皮材3を筒状に形成して一つ又は複数の開口部を設けた成形体の囲繞部内に、RFIDタグ4と導電部材を配置してもよい。RFIDタグ4はその開口部を介して外部から視認しにくい囲繞部内の位置に配置することができる。
1 サンドイッチ部材 2 内装材
3 表皮材 3a 表皮材シート
3b 化粧材シート 4 RFIDタグ
11 第1溶融樹脂シート 12 第2溶融樹脂シート
21 芯材 22 リンフォース
31 囲繞部 60 樹脂成形装置
61 樹脂供給装置 61A 第1樹脂供給装置
61B 第2樹脂供給装置 65 ホッパー
66 押出機 68 油圧モータ
70 アキュムレータ 71 Tダイ
72 プランジャ 79 ローラ
80 金型 81 第1金型
81a キャビティ 81b ピンチオフ部
82 第2金型 82a キャビティ
82b ピンチオフ部 83 型枠
84 型枠 211 凸部
221 凹部 222 平板部

Claims (6)

  1. 第1樹脂材及び第2樹脂材が互いに溶着されて囲繞部が形成された表皮材と、
    前記表皮材に覆われて、樹脂製の芯材と、長尺棒状に形成される導電部材を含む内装材と、
    長矩形状に形成され、長尺方向が前記導電部材の長尺方向と直交すると共に前記導電部材に近接又は接触して前記囲繞部内における前記内装材の前記芯材と前記表皮材との間に配置された通信タグと、
    を備えることを特徴とする成形体。
  2. 第1樹脂材及び第2樹脂材が互いに溶着されて囲繞部が形成された表皮材と、
    前記表皮材に覆われて、樹脂製の芯材と、長尺棒状に形成される導電部材を含む内装材と、
    前記導電部材に近接又は接触して前記囲繞部内における前記内装材と前記表皮材との間に配置された通信タグと、
    を有し、
    前記第1樹脂材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの表面に形成される化粧材シートとにより形成され、
    前記通信タグは、前記化粧材シート側に配置される、
    ことを特徴とする成形体。
  3. 前記導電部材はアルミニウム製であり、
    前記通信タグはRFIDタグである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の成形体。
  4. 前記囲繞部は、前記表皮材に形成された開口部を介して外部と連通させる、又は前記表皮材により全周が閉塞されることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の成形体。
  5. 第1樹脂材及び第2樹脂材を、第1金型及び第2金型の間に配置する工程と、
    前記第1樹脂材を前記第1金型に賦形し、前記第2樹脂材を前記第2金型に賦形する工程と、
    樹脂製の芯材及び長尺棒状に形成される導電部材を含んで予め作製した内装材に、長矩形状に形成された通信タグの長尺方向を前記導電部材の長尺方向と直交するように前記導電部材と前記通信タグを近接又は接触するよう前記通信タグを前記芯材に貼着し、前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材の間に前記通信タグを貼着した前記内装材を配置して前記第1金型及び前記第2金型を型締めし、前記通信タグを前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材が溶着されて形成された囲繞部内に配置させる工程と、
    を含むことを特徴とする成形体の製造方法。
  6. 第1樹脂材及び第2樹脂材を、第1金型及び第2金型の間に配置し、前記第1樹脂材と前記第1金型の間には化粧材シートを挿入する工程と、
    前記第1樹脂材及び前記化粧材シートを前記第1金型に賦形し、前記第2樹脂材を前記第2金型に賦形する工程と、
    樹脂製の芯材及び長尺棒状に形成される導電部材を含んで予め作製した内装材に、前記導電部材と通信タグを近接又は接触するよう前記通信タグを前記内装材に貼着し、前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材の間に前記通信タグを貼着した前記内装材を、前記通信タグが前記化粧材シート側となるよう配置して前記第1金型及び前記第2金型を型締めし、前記通信タグを前記第1樹脂材及び前記第2樹脂材が溶着されて形成された囲繞部内に配置させる工程と、
    を含むことを特徴とする成形体の製造方法。

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