JP4671328B2 - 発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型 - Google Patents

発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型 Download PDF

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本発明は、発泡樹脂材料の射出充填工程と発泡工程とで型クリアランスを可変させる成形工法を採用した発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型に係り、特に、製品端末や開口縁部等において、正確な形状出しが可能となり、外観性能並びに相手部品に対する合わせ精度を高めた発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型に関する。
図22は、ドアパネル(図示せず)の室内面側に装着される自動車用ドアトリム1を示すもので、このドアトリム1は、軽量でかつ剛性及び耐衝撃性能に優れ、コストも廉価なことから、ポリプロピレン(PP)発泡体等の発泡樹脂成形品が多く使用されている。上記ドアトリム1には、室内側に向けて膨出するアームレスト部1aが一体成形され、このアームレスト部1aの下方には、ドアポケット用開口1bが開設され、更にそのフロント側にスピーカグリル1cがドアトリム1と一体、あるいは別体に設けられている。
そして、この種発泡樹脂成形品を用いたドアトリム1を所要形状に成形する従来の成形方法について、図23,図24を基に説明する。図23は成形金型の概略構成、図24は金型のタイムチャート図をそれぞれ示す。成形金型2は、可動側金型3と固定側金型4とから大略構成され、可動側金型3は昇降シリンダ3aの駆動により、所定ストローク上下動可能であり、固定側金型4に対して型締めが行なわれる。また、固定側金型4には、図示しない射出機が連設されており、この射出機から供給される発泡樹脂材料Mが両金型3,4間のキャビティC内に射出充填される。
ここで、型締め時における初期金型状態においては、可動側金型3の金型位置は図24のタイムチャート図の(a1)であり、この状態の時、射出機から発泡樹脂材料Mが可動側金型3と固定側金型4との間に画成されるキャビティC内に射出充填される。そして、一定時間経過後、可動側金型3が型開き方向に可動して、タイムチャート図の(a2)位置まで型開きし、この位置で発泡反応が行なわれ、最終製品形状のドアトリム1が成形されることになる。すなわち、金型位置(a1)では、可動側金型3と固定側金型4との間のクリアランスが小さく設定されているため、発泡樹脂材料Mの発泡反応を抑えた状態でキャビティC内に発泡樹脂材料Mを迅速に充填することができる。充填された発泡樹脂材料Mは、可動側金型3や固定側金型4の型面と接する部位は、ソリッド状のスキン層が即座に形成されるが、内部は未発泡状態のままである。
そして、金型位置を図24中(a2)位置まで型開きすれば、すなわち、可動側金型3と固定側金型4との間の型クリアランスを若干広く設定することで、発泡スペースを確保することができ、スキン層内部の発泡樹脂材料の発泡反応を円滑に行なわせることにより、発泡樹脂成形品(ドアトリム)1を最終製品形状に成形できる(類似技術として特許文献1参照。)。
特開2002−120252号公報
このように、従来の発泡樹脂成形品(ドアトリム)1の成形方法においては、可動側金型3と固定側金型4との間の型クリアランスを調整することで、精度の良い成形を行なっている。すなわち、型クリアランスを小さく設定して、発泡を抑えた状態で発泡樹脂材料Mを迅速に型内に供給できるとともに、発泡反応時には、型クリアランスを比較的大きく設定することで、発泡スペースを確保して、最終製品形状にドアトリム1を精度良く成形できる。
ここで、ドアトリム1の端末コーナー部での成形状況を図25を基に説明する。図25(a)には、発泡樹脂材料Mの射出充填前で型締め直後の状態が示され、図25(b)には、キャビティC内に発泡樹脂材料Mが射出充填される射出充填工程が示されている。そして、キャビティC内に射出充填された発泡樹脂材料Mは、型面に接する部位は発泡樹脂材料Mの外表面にスキン層aが形成される。次いで、図25(c)に示すように、可動側金型3が後退して、発泡スペースが確保され、図25(d)に示すように、スキン層aに囲まれた内部の発泡樹脂材料Mが発泡して発泡層bが形成され、所定の板厚が確保されることになる。
しかしながら、スキン層aが形成された後、可動側金型3の後退動作時には、スキン層aと可動側金型3の型面との間にスキが発生し、通常の一般面は内部の発泡樹脂材料Mの発泡圧により製品の板厚がアップし、剛性を確保することが可能であるが、端末部においては、スキン層aが発泡反応を抑えるため、成形品は、可動側金型3の特に型面コーナー部3bに追従することができなくなる。従って、図25(d)に示すように、シャープなコーナーラインが好ましいにもかかわらず、丸みを帯びた形状にしか成形できず、外観性能を低下させたり、また、隣接部品との合わせ精度を低下させるという問題点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、相互に型締め、型開きが可能な可動側金型、固定側金型と発泡樹脂材料を供給する射出機とからなる成形金型を使用し、発泡樹脂材料の射出充填工程と発泡工程とで型クリアランスを可変させた発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型に係り、特に、発泡樹脂成形品の製品端末コーナー部や開口縁コーナー部等において、形状出しが正確に行なえ、外観性能や相手部品に対する合わせ精度を高めることができる発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、可動側金型と固定側金型とを型締めした後、両金型間のキャビティ内に発泡樹脂材料を射出充填し、その後、可動側金型を型開き方向に後退させて、発泡スペースを確保し、発泡樹脂材料を発泡させることで縦壁部を備えた発泡樹脂成形品を成形する発泡樹脂成形品の成形方法において、前記固定側金型の一部には、縦壁部の端末からその内面にかけて延びるようにフランジが一体化されたフロートコアを可動側金型方向に対して付勢状態で設けることにより、可動側金型の後退時、フロートコアを可動側金型の後退動作に追随させ、可動側金型の型面コーナー部に対して未発泡状態の半成形品のコーナー部を追従させるようにしたことを特徴とする。
更に、本願発明方法に使用する成形金型は、可動側金型、固定側金型、上記固定側金型に連設され、発泡樹脂材料を供給する射出機とから構成され、可動側金型と固定側金型とが型締めされ、射出機から発泡樹脂材料が両金型間のキャビティ内に射出充填され、その後、可動側金型が後退して、発泡スペースを確保した状態で、発泡樹脂材料の発泡反応が行なわれ、縦壁部を備えた所要形状の発泡樹脂成形品を成形する発泡樹脂成形品の成形金型において、前記固定側金型には、発泡樹脂成形品の端末コーナー部、あるいは開口縁コーナー部に相当する箇所にフロートコアが設けられ、該フロートコアは、縦壁部の端末からその内面にかけて延びるフランジが一体化されており、該フロートコアは、可動側金型の後退動作と追随するように、可動側金型側に付勢された状態で設けられていることを特徴とする。
ここで、成形金型における可動側金型は、固定側金型に対して型締め、型開きできるように、シリンダ、あるいはプレスラム等により、所定ストローク可動できるとともに、特に、発泡樹脂材料の射出充填工程における固定側金型と可動側金型との狭い型クリアランスを確保する第1の金型位置と、それから所定ストローク後退させて、発泡スペースを確保する第2の金型位置とに2段階で型締めできるように可動側金型のストロークが制御される。
一方、固定側金型は、連設する射出機から発泡樹脂材料をキャビティ内に供給するために、ホットランナー、バルブゲート等の樹脂通路が設けられているとともに、特に、発泡樹脂成形品の製品端末コーナー部や開口縁コーナー部に該当する固定側金型には、フロートコアが設けられている。このフロートコアは、発泡樹脂成形品の縦壁部の端末からその内面にかけて延びるフランジが一体化されており、該フロートコアは、スプリング等の付勢手段により、可動側金型に向けて付勢されている。発泡樹脂材料の射出充填時には、フロートコアは可動側金型に押圧され、固定側金型の型面と同一面に位置している。一方、発泡スペースを確保するための可動側金型の後退時には、未発泡状態の半成形品を可動側金型側に押圧する。
従って、本発明方法によれば、固定側金型の一部にフロートコアが設けられ、このフロートコアは、特に製品端末コーナー部や開口縁コーナー部等に対応する位置に設けられているため、発泡樹脂材料がキャビティ内に射出充填された後、発泡スペースを確保するために可動側金型が一定ストローク後退する際、フロートコアは、可動側金型の後退動作に追随する。よって、未発泡状態の半成形品を可動側金型側に押しやり、可動側金型の型面コーナー部に製品端末コーナー部や開口縁コーナー部が追従することになり、従来、R垂れが生じていた部分において、正確な形状出しを行なうことができる。
次に、本発明方法の別の実施形態は、可動側金型と固定側金型とを型締めした後、両金型間のキャビティ内に発泡樹脂材料を射出充填し、その後、可動側金型を後退させて発泡スペースを確保し、最終製品形状に沿うように発泡反応させて、縦壁部を備えた発泡樹脂成形品を所要形状に成形するとともに、キャビティ内にスライドコアを進退駆動することにより、上記縦壁部に開口を開設してなる発泡樹脂成形品の成形方法において、前記固定側金型にフロートコアを可動側金型方向に対して付勢状態で設けるとともに、上記スライドコアをフロートコアにより支持し、可動側金型の後退時、フロートコアが可動側金型の後退動作に追随し、スライドコアが縦壁部の開口に嵌まり込んだ状態で保持されることにより、縦壁部に開設される開口周縁部の形状出しを行なうことを特徴とする。
更に、上記発明方法に使用する成形金型は、可動側金型、固定側金型、上記固定側金型に連設され、発泡樹脂材料を供給する射出機とから構成され、可動側金型と固定側金型とが型締めされ、キャビティ内に発泡樹脂材料を射出充填した後、可動側金型を後退させ、発泡スペースを確保した状態で発泡樹脂材料を発泡させ、最終製品形状に沿って発泡樹脂成形品を所要形状に成形するとともに、該発泡樹脂成形品の周縁の少なくとも一部に縦壁部を形成し、可動側金型の型締め、型開き動作に連繋してスライドするスライドコアにより、縦壁部に開口を開設してなる発泡樹脂成形品の成形金型において、前記スライドコアは、固定側金型に設けられたフロートコア上に支持され、かつフロートコアは、可動側金型の後退動作に追随するように、可動側金型側に付勢されていることを特徴とする。
ここで、成形金型における可動側金型は、固定側金型に対して型締め、型開きが可能なように、所定ストローク進退動作を行なう。特に、型締めについては、可動側金型と固定側金型との間の型クリアランスを狭く設定して、発泡反応を抑えて、発泡樹脂材料の迅速な供給を行なう射出充填工程と、発泡スペースを確保して発泡樹脂材料を発泡反応させる発泡工程との2段階においてストロークを可変した型締めが行なわれる。
一方、固定側金型は、発泡樹脂材料を供給する射出機と連設しているとともに、発泡樹脂材料の樹脂通路となるホットランナー、バルブゲートを備えている。更に、発泡樹脂成形品に形成される縦壁部に開口を開設するために、可動側金型の型開き動作と連繋して、縦壁部用のキャビティ内に進入するスライドコアが進退可能に設けられ、このスライドコアは固定側金型の一部に設けられたフロートコア上に支持されている。そして、フロートコアは、スプリング等の付勢手段により、可動側金型側に向くように付勢されている。
従って、この実施の形態によれば、可動側金型と固定側金型の型締め後、キャビティ内に発泡樹脂材料が射出充填され、その際、可動側金型の型締め動作に連繋して、スライドコアがキャビティ内に進入し、縦壁部に開口が開設される。そして、可動側金型が一定ストローク後退して、発泡スペースを確保する際、固定側金型に設けられたフロートコアが可動側金型に追随動作するが、このフロートコアにスライドコアが支持されているため、スライドコアについても、可動側金型と一体に移行するため、縦壁部からスライドコアが後退することがない。よって、発泡反応時において、縦壁部内にスライドコアが進入した状態を維持しているため、縦壁部に形成される開口縁コーナー部の形状出しが正確に行なえる。
以上説明した通り、本発明に係る発泡樹脂成形品の成形方法によれば、射出充填時の型クリアランスと発泡反応時の型クリアランスを可変して、発泡樹脂成形品を成形する成形方法であって、特に、固定側金型に部分フロート構造を採用して、フロートコアを可動側金型側に付勢して、可動側金型の後退時、未発泡状態の半成形品を可動側金型の型面に追従させるようにしたから、製品端末コーナー部、開口縁コーナー部、縦壁部コーナー部等の形状出しを精度良く行なえ、外観性能を高めることができるとともに、相手部品との合わせ精度を高めることができるという効果を有する。
更に、本発明に係る発泡樹脂成形品の成形方法によれば、周縁の一部に縦壁部を一体成形し、この縦壁部にスライドコアにより開口を開設する場合においても、スライドコアを固定側金型に設けたフロートコアに支持することで、可動側金型の後退時、スライドコアがフロートコアに押しやられ、縦壁部の開口から後退することがないため、縦壁部に設けられる開口縁コーナー部についても、精度の良い形状出しが行なわれ、外観性能を高めることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る発泡樹脂成形品の成形方法及び成形金型の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1乃至図11は本発明の第1実施例を示すもので、図1は本発明に係る発泡樹脂成形品の適用例であるラゲージサイドトリムを示す正面図、図2は同ラゲージサイドトリムの構成を示す断面図、図3は同ラゲージサイドトリムを成形する成形金型の全体構成を示す説明図、図4は同成形金型における要部の構成を示す断面図、図5は同成形金型における可動側金型のタイムチャート図、図6乃至図9は同成形金型を使用してラゲージサイドトリムを成形する各工程を示す説明図である。また、図10,図11は同ラゲージサイドトリムの開口を形成する成形金型の要部を示す各説明図である。
図1,図2において、ラゲージサイドトリム10は、軽量でかつ所望の剛性を備えた発泡樹脂成形品から構成されており、素材としては、合成樹脂材料内に発泡剤が混入された発泡樹脂材料が使用されている。ここで、使用できる合成樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート系樹脂等から適宜選択される。そして、合成樹脂に対して、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤、あるいは重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤を混入したものを使用している。
従って、このラゲージサイドトリム10の内部構成を図2において模式的に示すと、外周にソリッド状のスキン層10aが形成され、その内部にセル構造をもつ発泡層10bが形成されている。そして、本発明方法を使用してラゲージサイドトリム10を成形すれば、図示するように、端末コーナー部11及び段差コーナー部12におけるコーナーラインがシャープなハイライト線として強調でき、外観性能及び相手部品に対する合わせ精度に優れたラゲージサイドトリム10を成形することができる。
次いで、上記ラゲージサイドトリム10を成形する成形金型20の構成について説明する。図3において、成形金型20は、可動側金型30と固定側金型40と、固定側金型40の所定箇所に連設され、発泡樹脂材料を供給する射出機50と、固定側金型40に設けられるフロートコア60とから大略構成されている。更に詳しくは、可動側金型30は、プレスラム31により固定側金型40に対して所定ストローク進退動作して、可動側金型30と固定側金型40との間で型締め並びに型開きが行なわれる。一方、固定側金型40には、射出機50から供給される発泡樹脂材料の樹脂通路となるホットランナー41、バルブゲート42が設けられており、更に、成形後のラゲージサイドトリム10を突き出すためのエジェクターピン43が設けられている。
ところで、本発明に使用する成形金型20の特徴部分は、図4に拡大して示すように、特に、R垂れの生じ易い端末コーナー部11に対応する固定側金型40にフロートコア60を設けたことが特徴であり、このフロートコア60はサポートピン61により支持され、このサポートピン61の外周にコイルスプリング等の付勢バネ62が巻装されることで、フロートコア60は、図4中矢印方向、すなわち可動側金型30に向けてバネ付勢されている。
次に、この成形金型20を使用して、ラゲージサイドトリム10を成形する具体例について、以下に説明する。図5は成形金型20における可動側金型30のタイムチャート図、図6乃至図9は工程説明図である。まず、図5のタイムチャート図中(a)の型開き位置から可動側金型30が下死点位置(b)まで移動して、固定側金型40と可動側金型30との間の型クリアランスを維持し、この状態で図6に示すように、キャビティC内に発泡樹脂材料Mが射出機50、ホットランナー41、バルブゲート42を通じて供給される。そして、図5に示すタイムチャート図中(b)から(c)までの間に、固定側金型40及び可動側金型30の型面に接する部位はソリッド状のスキン層10aが形成され、その内部の発泡樹脂材料Mは未発泡状態である。
次に、図5のタイムチャート図中(c)から(d)に可動側金型30の金型位置が可変する。すなわち、図7に示すように、発泡スペースを確保するように、可動側金型30が型開き方向に沿って一定ストローク後退する。この時、図8に拡大して示すように、特に、正確な形状出しが必要な端末コーナー部11に該当する箇所に設けられているフロートコア60は付勢バネ62のバネ圧により、後退動作する可動側金型30側に追随して移行するため、このフロートコア60により未発泡状態の半成形品P(未発泡状態の樹脂材の外表面にソリッド状のスキン層10aが形成されている)が可動側金型30の型面に押圧される。その結果、可動側金型30のコーナー部30aに対して、半成形品Pのコーナー部(成形後、端末コーナー部11、段差コーナー部12となる)が追従する。
そして、図5のタイムチャート図中(d)から(e)に至る間にスキン層10a内部の発砲樹脂材料Mの発泡反応が誘起され、図9に示すように、製品板厚に調整されたキャビティ形状に沿ってスキン層10aと発泡層10bとからなるラゲージサイドトリム10が所要形状に成形される。この時、特に、正確な形状出しが必要な端末コーナー部11及び段差コーナー部12についても、可動側金型30の型面形状に追従した正確な形状出しが行なわれることになる。
このように、成形金型20における固定側金型40の一部にフロートコア60を可動側金型30方向に付勢した状態で設けることで、ラゲージサイドトリム10を成形する際、特に、端末コーナー部11、段差コーナー部12について正確に形状出しを行なえ、シャープなコーナーラインを強調することができ、外観性能並びに相手部品との合わせ精度を高めたラゲージサイドトリム10を簡単に成形することができる。
次いで、図10,図11は、第1実施例の変形例を示すもので、上述した第1実施例は、ラゲージサイドトリム10の端末コーナー部11等に本発明を適用したが、この変形例は、ラゲージサイドトリム10に開設される開口13の開口縁コーナー部14におけるR垂れを防止し、コーナーラインを正確に形状出しできる態様を示す。この変形例についても、図10に示すように、固定側金型40にフロートコア60がサポートピン61、付勢バネ62を介して設けられた部分フロート構造が採用されている。そして、図11に示すように、発泡スペースを確保するために、可動側金型30が一定ストローク後退する際、フロートコア60は、付勢バネ62のバネ圧により、可動側金型30側に追随することで、開口13廻りの未発泡状態の半成形品Pを可動側金型30に押しやるため、開口13の開口縁コーナー部14におけるコーナーラインを正確に形状出しすることができる。
図12乃至図16は、本発明の第2実施例を示すもので、この第2実施例では、本発明に係る発泡樹脂成形品としてバックドアパネルの室内側に装着されるバックドアトリムに適用したもので、図12はバックドアトリムの正面図、図13は同バックドアトリムの端末部の構成を示す断面図、図14は同バックドアトリムを成形する成形金型の全体構成図、図15は同成形金型の要部の構成を示す断面図、図16は同成形金型における可動側金型の後退動作時の状態を示す説明図である。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
図12,図13において、バックドアトリム100は、軽量で、強固な剛性を備え、かつ衝撃吸収機能にも優れた発泡樹脂成形品が使用されており、使用する樹脂材料としては、第1実施例のラゲージサイドトリム10と同一材料であるため、ここではその説明は省略する。そして、このバックドアトリム100は、図13に示すように、表面にソリッド状のスキン層100aと、その内部に発泡層100bとを備えており、製品周縁の一部には、縦壁部110が一体形成されている。特に、縦壁部110のコーナー部111においてシャープな形状出しが行なわれている。
次に、図14は、上記バックドアトリム100を成形するための成形金型20であり、この成形金型20は、ラゲージサイドトリム10を成形する成形金型20とほぼ同一構成であり、図15に示すように、フロートコア60の形状が相違する。すなわち、フロートコア60は、縦壁部110の端末からその内面にかけて延びるフランジ60aが一体化されている。
この第2実施例においても、発泡樹脂材料Mの射出充填後、発泡スペースを確保するために、可動側金型30が所定ストローク後退する際、図16に示すように、フロートコア60が付勢バネ62のバネ圧により、可動側金型30に追随して移行し、このフロートコア60により、特に、バックドアトリム100の縦壁部110が可動側金型30の内面、特に、コーナー部30aの内面形状に追随するため、最終的に成形されるバックドアトリム100における縦壁部110において、そのコーナー部111のシャープなコーナーラインを現出させることができる。
図17乃至図21は、本発明の第3実施例を示すもので、この第3実施例では、特に、図17に示すように、バックドアトリム100における縦壁部110に開口120を精度良く形成する実施例が示されている。尚、図中符号121は開口縁コーナー部を示す。すなわち、図18に示すように、バックドアトリム100の縦壁部110に開口120を開設するために、成形金型20にスライドコア70が設けられており、このスライドコア70は、固定側金型40のフロートコア60上に支持されている。
このスライドコア70は、アンギュラピン71を介して可動側金型30に接続されているため、可動側金型30の型締め及び型開き動作に連繋して、図中矢印方向に沿って、キャビティC内に進退可能に動作する。そして、この第3実施例では、このスライドコア70がフロートコア60上に支持されているとともに、フロートコア60は、付勢バネ62により可動側金型30側にバネ付勢されているため、可動側金型30が後退動作する際、フロートコア60によりスライドコア70もまた可動側金型30と一体に動作することになる。
すなわち、発泡樹脂材料Mの射出充填工程においては、図19に示すように、固定側金型40に対して可動側金型30が型締め状態であり、この時、可動側金型30の型締め動作に連繋してスライドコア70はキャビティC内に進入しており、縦壁部110に開口120が形成される。その後、図20に示すように、未発泡状態の半成形品Pの発泡スペースを確保するように、可動側金型30が一定ストローク後退するが、その際、固定側金型40側に設けられているフロートコア60が縦壁部110の端末を可動側金型30側に押しやるとともに、スライドコア70を可動側金型30側に押しやるため、スライドコア70は、縦壁部110から後退することなく開口120内にスライドコア70が嵌まったままである。従って、この状態で発泡反応が行なわれるため、バックドアトリム100の成形時には、縦壁部110の開口120における開口縁コーナー部121の形状出しが精度良く行なわれる。そして、図21に示すように、成形完了後、可動側金型30が全面的に型開きされる時には、アンギュラピン71によりスライドコア70が矢印方向に後退し、縦壁部110の開口120から外れることで、バックドアトリム100の脱型が可能となる。
従って、この第3実施例においても、固定側金型40に設けたフロートコア60により、縦壁部110の端末を可動側金型30側に押しやるとともに、アンダーカットを成形するためのスライドコア70をフロートコア60上に支持したため、可動側金型30の後退時、可動側金型30とスライドコア70とが一体に動作するため、縦壁部110に開設される開口120の開口縁コーナー部121の形状出しが精度良く行なわれ、外観性能の良好なバックドアトリム100を成形することができる。
以上説明した第1実施例乃至第3実施例は、ラゲージサイドトリム10並びにバックドアトリム100の成形方法への適用例であるが、製品用途はこれに限定されることなく、発泡樹脂成形品全般に本発明方法を適用することができる。
また、未発泡状態の半成形品Pを可動側金型30の内面形状に追従させるように押圧するフロートコア60の形状は製品形状に応じて適宜変更することができる。更に、フロートコア60の付勢手段として、コイルスプリング等のバネ部材の他に、ゴム、発泡体等の弾性体を使用することもでき、樹脂バネ等のバネ性を利用することもできる。
本発明に係る発泡樹脂成形品の成形方法を適用して成形したラゲージサイドトリムを示す正面図である。 図1に示すラゲージサイドトリムの端末部分の形状を示す説明図である。 図1に示すラゲージサイドトリムを成形する際に使用する成形金型の全体構成を示す説明図である。 図3に示す成形金型における製品端末に該当する部分フロート構造を示す説明図である。 図3に示す成形金型における可動側金型のタイムチャート図である。 図3に示す成形金型を使用したラゲージサイドトリムの成形方法における発泡樹脂材料の射出充填工程を示す説明図である。 図3に示す成形金型を使用したラゲージサイドトリムの成形方法における可動側金型の後退動作時の状態を示す説明図である。 図7に示す可動側金型の後退動作時におけるフロートコアの動作を示す説明図である。 図3に示す成形金型を使用したラゲージサイドトリムの成形方法における発泡成形工程を示す説明図である。 図1に示すラゲージサイドトリムに開口を形成する金型構造を示す説明図である。 図10に示す成形金型における可動側金型の後退動作時の状態を示す断面図である。 本発明に係る発泡樹脂成形品の成形方法を適用して成形したバックドアトリムを示す正面図である。 図12中XIII−XIII線断面図であり、バックドアトリムの縦壁部を示す断面図である。 図12に示すバックドアトリムを成形する際に使用する成形金型の概要を示す説明図である。 図14に示す成形金型における縦壁部を成形する部位を示す説明図である。 図15に示す成形金型における可動側金型の後退時の状態を示す説明図である。 図12に示すバックドアトリムの縦壁部に設けられる開口を示す断面図である。 図17に示すバックドアトリムの開口を成形する成形金型の要部を示す説明図である。 図17に示すバックドアトリムの縦壁部を成形する際の発泡樹脂材料の射出充填工程を示す説明図である。 図17に示すバックドアトリムの縦壁部を成形する際の可動側金型の後退時の状態を示す説明図である。 図17に示すバックドアトリムの縦壁部を成形した後の脱型時の状態を示す説明図である。 従来のドアトリムを示す正面図である。 従来のドアトリムを成形する成形金型の全体構成を示す説明図である。 図23に示す成形金型における可動側金型のタイムチャート図である。 従来の発泡樹脂成形品における製品端末の成形工程を示す説明図である。
符号の説明
10 ラゲージサイドトリム
10a スキン層
10b 発泡層
11 端末コーナー部
12 段差コーナー部
13 開口
14 開口縁コーナー部
20 成形金型
30 可動側金型
31 プレスラム
40 固定側金型
41 ホットランナー
42 バルブゲート
43 エジェクターピン
50 射出機
60 フロートコア
61 サポートピン
62 付勢バネ
70 スライドコア
71 アンギュラピン
100 バックドアトリム
100a スキン層
100b 発泡層
110 縦壁部
111 コーナー部
120 開口
121 開口縁コーナー部
M 発泡樹脂材料
P 半成形品

Claims (4)

  1. 可動側金型(30)と固定側金型(40)とを型締めした後、両金型(30,40)間のキャビティ(C)内に発泡樹脂材料(M)を射出充填し、その後、可動側金型(30)を型開き方向に後退させて、発泡スペースを確保し、発泡樹脂材料(M)を発泡させることで縦壁部(110)を備えた発泡樹脂成形品(100)を成形する発泡樹脂成形品(100)の成形方法において、
    前記固定側金型(40)の一部には、縦壁部(110)の端末からその内面にかけて延びるようにフランジ(60a)が一体化されたフロートコア(60)を可動側金型(30)方向に対して付勢状態で設けることにより、可動側金型(30)の後退時、フロートコア(60)を可動側金型(30)の後退動作に追随させ、可動側金型(30)の型面コーナー部(30a)に対して未発泡状態の半成形品(P)のコーナー部を追従させるようにしたことを特徴とする発泡樹脂成形品の成形方法。
  2. 可動側金型(30)と固定側金型(40)とを型締めした後、両金型(30,40)間のキャビティ(C)内に発泡樹脂材料(M)を射出充填し、その後、可動側金型(30)を後退させて発泡スペースを確保し、最終製品形状に沿うように発泡反応させて、縦壁部(110)を備えた発泡樹脂成形品(100)を所要形状に成形するとともに、キャビティ(C)内にスライドコア(70)を進退駆動することにより、上記縦壁部(110)に開口(120)を開設してなる発泡樹脂成形品(100)の成形方法において、
    前記固定側金型(40)にフロートコア(60)を可動側金型(30)方向に対して付勢状態で設けるとともに、上記スライドコア(70)をフロートコア(60)により支持し、可動側金型(30)の後退時、フロートコア(60)が可動側金型(30)の後退動作に追随し、スライドコア(70)が縦壁部(110)の開口(120)に嵌まり込んだ状態で保持されることにより、縦壁部(110)に開設される開口(120)周縁部の形状出しを行なうことを特徴とする発泡樹脂成形品の成形方法。
  3. 可動側金型(30)、固定側金型(40)、上記固定側金型(40)に連設され、発泡樹脂材料(M)を供給する射出機(50)とから構成され、可動側金型(30)と固定側金型(40)とが型締めされ、射出機(50)から発泡樹脂材料(M)が両金型(30,40)間のキャビティ(C)内に射出充填され、その後、可動側金型(30)が後退して、発泡スペースを確保した状態で、発泡樹脂材料(M)の発泡反応が行なわれ、縦壁部(110)を備えた所要形状の発泡樹脂成形品(100)を成形する発泡樹脂成形品(100)の成形金型(20)において、
    前記固定側金型(40)には、発泡樹脂成形品(100)の端末コーナー部、あるいは開口縁コーナー部(14)に相当する箇所にフロートコア(60)が設けられ、該フロートコア(60)は、縦壁部(110)の端末からその内面にかけて延びるフランジ(60a)が一体化されており、該フロートコア(60)は、可動側金型(30)の後退動作と追随するように、可動側金型(30)側に付勢された状態で設けられていることを特徴とする発泡樹脂成形品の成形金型。
  4. 可動側金型(30)、固定側金型(40)、上記固定側金型(40)に連設され、発泡樹脂材料(M)を供給する射出機(50)とから構成され、可動側金型(30)と固定側金型(40)とが型締めされ、キャビティ(C)内に発泡樹脂材料(M)を射出充填した後、可動側金型(30)を後退させ、発泡スペースを確保した状態で発泡樹脂材料(M)を発泡させ、最終製品形状に沿って発泡樹脂成形品(100)を所要形状に成形するとともに、該発泡樹脂成形品(100)の周縁の少なくとも一部に縦壁部(110)を形成し、可動側金型(30)の型締め、型開き動作に連繋してスライドするスライドコア(70)により、縦壁部(110)に開口(120)を開設してなる発泡樹脂成形品(100)の成形金型(20)において、
    前記スライドコア(70)は、固定側金型(40)に設けられたフロートコア(60)上に支持され、かつフロートコア(60)は、可動側金型(30)の後退動作に追随するように、可動側金型(30)側に付勢されていることを特徴とする発泡樹脂成形品の成形金型。
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