JP7243363B2 - 印刷装置、及び印刷プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置、及び印刷プログラムに関する。
特許文献1には、複数の排紙トレイを備えた印刷装置であって、前記排紙トレイごとに用紙の積載量が所定量に達したことを検出する用紙センサと、前記排紙トレイごとに用紙が積載されていないことを検出する空センサと、排紙先として用いる排紙トレイを設定する排紙制御手段とを備え、前記排紙制御手段は、印刷実行中に、排紙先として用いている排紙トレイで用紙の積載量が所定量に達したことが検出されると、その時点で用紙が積載されていないことが検出される排紙トレイであって、前記排紙先として用いている排紙トレイと印刷面が同じ向きで用紙が積載される他の排紙トレイに排紙先を切り替えることで印刷を継続させることを特徴とする印刷装置が開示されている。
特許文献2には、ホスト装置から複数の排紙トレイを有する印刷装置に対して転送される印刷ジョブの印刷順序を制御する印刷制御システムであって、前記印刷装置は、各排紙トレイに積載される用紙の積載量を検出する検出手段と、各印刷ジョブの内容を解析して印刷データの印刷順序を管理する管理手段と、前記検出した各排紙トレイの積載量に基づいて、最先に印刷予定の最先印刷予定ジョブの排紙先となる排紙トレイの積載量が一定値以上に達しているか否かを判断する判断手段と、前記最先印刷予定ジョブの排紙先となる排紙トレイの積載量が一定値以上に達していると判断した場合、当該最先印刷予定ジョブに代わって積載量が一定値未満の他の印刷ジョブを優先して印刷できるように、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替える印刷ジョブ入替手段とを具えたことを特徴とする印刷制御システムが開示されている。
特許文献3には、複数の出力トレイを有する画像出力装置において、前記複数の出力トレイのうち、一部又は全部の複数の出力トレイを、仮想的に1つの出力トレイとして制御するように指定する指定手段と、前記指定手段により指定された仮想的な1つの出力トレイに、他の出力トレイの状態に応じて切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする画像出力装置が開示されている。
特開2010-047350号公報 特開2002-067453号公報 特開2005-258151号公報
ここで、印刷物を第一排出部に排出し、第一排出部の満杯枚数を満たしたときに、その印刷物の排出先を第二排出部に切り替える構成では、印刷物の部の途中で排出先が変わってしまう。
本発明の課題は、印刷物を第一排出部に排出している途中で第一排出部の満杯枚数を満たしてしまい第二排出部にその印刷物の排出先を切り替える場合に、印刷物の排出先が、印刷物の部の途中で変わることを回避することにある。
第1態様は、印刷ジョブに関する印刷枚数及び印刷部数を含む印刷情報を取得する取得部と、前記印刷情報を用いて、1ジョブ目の1枚目からXジョブ目のY部目(X=1且つY=1を除く)の途中までの印刷で排出先の第一排出部が満杯枚数を超える場合に、当該XジョブのY部目の1枚目から印刷物の排出先を第二排出部に切り替える切替制御を行う制御部と、を備える。
第2態様は、前記制御部は、複数の印刷ジョブが存在し、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えずに前記切替制御を行うよりも各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えて前記切替制御を行ったほうが前記第一排出部にさらに排出できる印刷物の枚数である余裕枚数が少なくなる場合に、前記印刷順序を入れ替える入替制御を、前記切替制御に先立って行う。
第3態様は、前記制御部は、さらに、前記複数の印刷ジョブの指示者が同一である場合において、前記入替制御を前記切替制御に先立って行う。
第4態様は、前記制御部は、前記切替制御を行う場合、排出先の切り替えを行ったことを提示する提示制御をさらに行う。
第5態様は、前記提示制御は、前記第一排出部に最後に排出された印刷物の上に、次の部の印刷物の排出先が第二排出部であることを示す情報が印刷された印刷物を排出させる制御である。
第6態様は、前記提示制御は、前記第一排出部に最後に排出された印刷物の上に、次の部の印刷物の排出先が第二排出部であることを示す情報が印刷された印刷物を、当該情報が印刷された印刷面を上に向けた状態で排出させる制御である。
第7態様は、前記制御部は、前記切替制御を行った場合で、且つ、切替先の前記第二排出部も満杯になる場合に、前記切替制御を非実行とする非実行制御を行う。
第8態様は、前記制御部は、前記非実行制御を行う場合に、排出先の切り替えを行わないことを提示する非実行提示制御をさらに行う。
第9態様は、コンピュータを、第1~8態様のいずれか1つに記載の各部として機能させるための印刷プログラムである。
第1態様の構成によれば、印刷物を第一排出部に排出している途中で第一排出部の満杯枚数を満たしてしまい第二排出部にその印刷物の排出先を切り替える場合に、印刷物の排出先が、印刷物の部の途中で変わることが回避される。
第2態様の構成によれば、切替制御のみが行われる場合に比べ、切替先の第二排出部にさらに排出できる印刷物の枚数が増加する。
第3態様の構成によれば、異なる指示者から指示された複数のジョブ間で、印刷順序が入れ替わることが回避される。
第4態様の構成によれば、切替制御のみが行われる場合に比べ、排出先が切り替わったことを認識しやすい。
第5態様の構成によれば、排出先の切り替えを行ったことのみが提示される場合に比べ、次の部の印刷物の排出先を認識しやすい。
第6態様の構成によれば、次の部の印刷物の排出先を示す情報が印刷された印刷面を下に向けた状態で排出される場合に比べ、次の部の印刷物の排出先を認識しやすい。
第7態様の構成によれば、切替先の第二排出部も満杯になる場合に、切替制御を実行する場合に比べ、無駄な切り替え動作が回避される。
第8態様の構成によれば、非実行制御のみが行われる場合に比べ、排出先の切り替えが行われなかったことを認識しやすい。
第9態様の構成によれば、印刷物を第一排出部に排出している途中で第一排出部の満杯枚数を満たしてしまい第二排出部にその印刷物の排出先を切り替える場合に、印刷物の排出先が、印刷物の部の途中で変わることが回避される。
第1実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 比較例において、印刷物が排出部に排出された状態を模式的に示す模式図である。 第1実施形態において、印刷物が排出部に排出された状態を模式的に示す模式図である。 第2実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 比較例において、印刷物が排出部に排出された状態を模式的に示す模式図である。 第2実施形態において、印刷物が排出部に排出された状態を模式的に示す模式図である。 第3実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態において、合紙が排出部に排出された状態を模式的に示す模式図である。 第3実施形態において、合紙の印刷面の例を示す図である。 第4実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
《第1実施形態》
(印刷装置10)
まず、本実施形態に係る印刷装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る印刷装置10の構成を示す概略図である。
印刷装置10は、用紙Pに画像を印刷する印刷装置の一例である。具体的には、印刷装置10は、取得した印刷ジョブに基づき、用紙Pに画像を印刷する。印刷ジョブとは、一回の印刷指示によって指示される印刷動作の処理単位をいう。
なお、印刷装置10は、用紙Pに画像を形成する画像形成装置の一例でもある。また、印刷された用紙Pは、「印刷物」の一例である。用紙Pは、記録媒体の一例でもある。
印刷装置10は、さらに具体的には、図1に示されるように、収容部21、22、23と、印刷部30と、上部排出部71と、下部排出部72と、制御装置50と、を有している。
(収容部21、22、23)
収容部21、22、23は、印刷部30へ供給される用紙Pを収容する機能を有している。収容部21、22、23は、具体的には、例えば、用紙Pが積載されて該用紙Pを収容する収容トレイで構成される。さらに具体的には、収容部21、22、23は、例えば、各々異なるサイズの用紙Pを収容する。
収容部21、22、23は、この順で、用紙Pを収容可能な枚数(以下、収容可能枚数という)が多くなっている。具体的には、収容部21の収容可能枚数は、例えば500枚、収容部22の収容可能枚数は、例えば1250枚、収容部23の収容可能枚数は、例えば2500枚となっている。
なお、収容部は、1つ又は2つが備えられた構成であってもよいし、4つ以上備えられた構成であってもよい。
(搬送部24)
搬送部24は、収容部21、22、23に収容された用紙Pを印刷部30へ搬送する機能を有している。具体的には、搬送部24は、例えば、収容部21、22、23の各々から用紙Pを送り出す送出ロール25と、収容部21、22、23から印刷部30までの搬送経路27に沿って複数配置された搬送ロール対26と、を有している。
搬送部24では、送出ロール25が収容部21、22、23のいずれかから用紙Pを送り出し、該用紙Pを複数の搬送ロール対26が印刷部30へ搬送することで、用紙Pが印刷部30へ供給される。なお、搬送部24は、収容部21、22、23のうち、印刷ジョブにおいて指定されたサイズの用紙を収容する収容部から用紙Pを送り出して、該用紙Pを印刷部30へ供給する。
さらに、搬送部24は、印刷部30で印刷された用紙Pを上部排出部71及び下部排出部72のいずれかに搬送する機能を有している。具体的には、搬送部24は、例えば、印刷部30から上部排出部71及び下部排出部72までの搬送経路29に沿って複数配置された搬送ロール対28と、排出先を切り替える切替機構90と、を有している。
切替機構90は、具体的には、印刷部30から上部排出部71までの経路29Aを開放し、且つ印刷部30から下部排出部72までの経路29Bを閉鎖する第一位置と、経路29Aを閉鎖し、且つ経路29Bを開放する第二位置と、に移動可能な切替部材90Aを有している。
そして、搬送部24では、切替部材90Aが第一位置に位置する状態において、印刷部30で印刷された用紙Pを複数の搬送ロール対28が搬送することで、該用紙Pが上部排出部71へ排出される。また、切替部材90Aが第二位置に位置する状態において、印刷部30で印刷された用紙Pを複数の搬送ロール対28が搬送することで、該用紙Pが下部排出部72へ排出される。なお、図1では、切替部材90Aが第二位置に位置する状態が示されている。
(印刷部30)
印刷部30は、画像を用紙Pに印刷する機能を有している。具体的には、印刷部30は、電子写真式により画像を用紙Pに印刷する。さらに具体的には、印刷部30は、帯電、露光、現像、転写、及び定着の各工程を経て画像を用紙Pに印刷、すなわち、画像を形成する。したがって、印刷部30は、画像を用紙Pに形成する画像形成部でもある。なお、印刷部30では、用紙Pの両面に対して印刷する両面印刷の実行が可能となっている。
(上部排出部71及び下部排出部72)
上部排出部71及び下部排出部72は、印刷された用紙Pが排出される部分である。上部排出部71及び下部排出部72は、図1に示されるように、上下に配置されている。具体的には、下部排出部72が、上部排出部71に対する下側に配置されている。
上部排出部71及び下部排出部72の各々は、用紙Pを排出可能な枚数に上限を有している。上部排出部71及び下部排出部72の各々の満杯枚数は、例えば500枚となっている。すなわち、上部排出部71及び下部排出部72の満杯枚数は、同じ枚数となっている。
ここで、満杯枚数とは、上部排出部71及び下部排出部72に用紙Pを排出した際に上部排出部71及び下部排出部72が満杯となる枚数である。満杯枚数は、上部排出部71及び下部排出部72に用紙Pを排出可能な上限枚数、又は、上部排出部71及び下部排出部72が用紙Pを収容可能な最大枚数ともいえる。
なお、満杯枚数は、500枚に限られるものではない。また、上部排出部71及び下部排出部72の満杯枚数は、異なっていてもよい。
本実施形態では、印刷ジョブにおいて、排出先が指定されている場合は、指定された上部排出部71又は下部排出部72に用紙Pが排出される。印刷ジョブにおいて、排出先が指定されなかった場合には、予め設定された排出先(上部排出部71及び下部排出部72の一方)に最初に用紙Pが排出され、後述の切替制御によって切替部材90Aが移動し、用紙Pの排出先が上部排出部71及び下部排出部72の他方に切り替わる。
ここで、用紙Pが最初に排出される排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)が、第一排出部の一例である。すなわち、後述の設定排出部が第一排出部の一例である。また、排出先が切り替わった後に、用紙Pが排出される排出部(上部排出部71及び下部排出部72の他方)が、第二排出部の一例である。すなわち、後述の切替排出部が第二排出部の一例である。なお、排出部としては、3つ以上が備えられる構成であってもよい。
(制御装置50)
制御装置50は、印刷装置10の各部の動作を制御する装置である。図2には、制御装置50のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。
図2に示されるように、制御装置50は、コンピュータとしての機能を備え、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、ストレージ54、ユーザインタフェース55、通信インタフェース56及びI/O57を有している。制御装置50の各部は、バス59を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU51は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU51は、ROM52又はストレージ54からプログラムを読み出し、RAM53を作業領域としてプログラムを実行する。CPU51は、ROM52又はストレージ54に記録されているプログラムに従って、印刷装置10の各部の制御および各種の演算処理を行う。
ROM52は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM53は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ54は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
ユーザインタフェース55は、ユーザが印刷装置10を使用する際のインタフェースである。ユーザインタフェース55は、例えば、ボタンやタッチパネル等の入力部及び液晶ディスプレイ等の表示部を有している。ユーザは、印刷ジョブを指示する指示者である。
通信インタフェース56は、パソコン等のユーザ端末と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース56の通信方式としては、有線又は無線が用いられる。通信インタフェース56の通信規格としては、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等が用いられる。I/O57は、CPU51を印刷装置10の各部と接続する。
上記のプログラムを実行する際に、制御装置50は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。制御装置50が実現する機能構成について説明する。図3は、制御装置50の機能構成の例を示すブロック図である。
図3に示されるように、制御装置50は、機能構成として、取得部50Aと、計数部50Bと、制御部50Cと、検出部50Dと、を有している。各機能構成は、CPU51がROM52又はストレージ54に記憶された印刷プログラム及びテーブル情報を読み出し、実行することにより実現される。
取得部50Aは、印刷ジョブを取得する。印刷ジョブにおいて、印刷部数、印刷物1部当りのページ数、両面印刷の実行の有無、用紙Pが送り出される収容部、及び、用紙Pが排出される排出先などが指定される。
取得部50Aは、印刷ジョブに関する印刷情報として、印刷ジョブにおいて指定された印刷部数、印刷物1部当りのページ数、両面印刷の実行の有無、収容部、及び排出先等の情報も取得する。
ここで、印刷枚数は、片面印刷の場合、「印刷物1部当りのページ数×印刷部数」で求められる。また、印刷枚数は、両面印刷の場合、「印刷物1部当りのページ数×印刷部数÷2」で求められる。したがって、印刷部数、印刷物1部当りのページ数、及び両面印刷の実行の有無の情報は、印刷枚数を示す情報の一例である。
なお、印刷ジョブは、例えば、通信インタフェース56により通信可能なユーザ端末を通じた印刷指示によって入力され、当該印刷ジョブを取得部50Aが取得する。また、原稿を読取装置(具体的にはスキャナ)で読み取ることで印刷ジョブが生成され、当該印刷ジョブを取得部50Aが取得してもよい。
計数部50Bは、上部排出部71又は下部排出部72に排出された用紙Pの枚数を計数する。具体的には、計数部50Bは、例えば、搬送経路29に設けられた光センサ等の検知部を用いて、用紙Pの通過枚数を計数することで、上部排出部71又は下部排出部72に排出された用紙Pの枚数を計数する。
検出部50Dは、上部排出部71及び下部排出部72の各々に残留する用紙Pの残留枚数を検出する。具体的には、検出部50Dは、以下のように検出する。
まず、検出部50Dは、上部排出部71及び下部排出部72の各々に用紙Pが存在するか否かを検出する。検出部50Dは、具体的には、例えば、上部排出部71及び下部排出部72の各々に設けられた光センサ等の検知部を用いて、上部排出部71及び下部排出部72の各々に用紙Pが存在するか否かを検出する。
上部排出部71及び下部排出部72の各々に用紙Pが存在していない場合には、検出部50Dは、用紙Pの残留枚数を「0」と検出する。上部排出部71及び下部排出部72の各々に用紙Pが存在する場合には、検出部50Dは、計数部50Bによる計数を用紙Pの残留枚数として検出する。
制御部50Cは、取得部50Aが取得した印刷情報を用いて、1ジョブ目の1枚目からXジョブ目のY部目(X=1且つY=1を除く)の途中までの印刷で排出先の上部排出部71及び下部排出部72の一方が満杯枚数を超える場合に、当該XジョブのY部目の1枚目から印刷物の排出先を上部排出部71及び下部排出部72の他方に切り替える切替制御を行う。なお、上記「Xジョブ目のY部目」における「X」及び「Y」には、X=1且つY=1である場合、つまり、1つの印刷ジョブで1部のみ印刷する場合が除かれる。したがって、上記「Xジョブ目のY部目」における「X」が2以上であれば、「Y」が1の場合が含まれ、「Y」が2以上であれば、「X」が1の場合が含まれる。
(制御装置50の作用)
次に、制御装置50の作用について説明する。図4は、制御装置50による印刷処理の流れを示すフローチャートである。
CPU51がROM52又はストレージ54から印刷プログラムを読み出して実行することにより、印刷処理が行なわれる。
CPU51は、排出先が指定されていない印刷ジョブを取得すると、予め設定された排出先の上部排出部71及び下部排出部72の一方(以下、「設定排出部」という)の排出可能枚数(a)を算出する(ステップS102)。
設定排出部の排出可能枚数(a)は、例えば、設定排出部の満杯枚数と、設定排出部の残留枚数とから算出される。具体的には、設定排出部の排出可能枚数(a)は、「設定排出部の満杯枚数-設定排出部の残留枚数」で求められる。設定排出部の残留枚数は、前述のように、検出部50Dによって検出される。例えば、設定排出部の満杯枚数が500枚で、設定排出部の残留枚数が0枚である場合は、排出可能枚数(a)は、500-0=500枚となる。
CPU51は、設定排出部に用紙Pを排出する印刷枚数(以下、「印刷予定枚数(b)」という)を算出する(ステップS104)。
印刷予定枚数(b)は、取得部50Aが取得した、印刷部数、印刷物1部当りのページ数、及び両面印刷の実行の有無の情報から算出される。
具体的には、印刷予定枚数(b)は、片面印刷の場合、「印刷物1部当りのページ数×印刷部数」で求められる。また、印刷予定枚数(b)は、両面印刷の場合、「印刷物1部当りのページ数×印刷部数÷2」で求められる。
例えば、印刷物1部当りのページ数が200ページで、印刷部数が3部で、片面印刷の場合は、印刷予定枚数(b)は、200×3=600枚となる。
CPU51は、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)よりも多いか判断する(ステップS106)。なお、当該ステップS106の判断によって、1ジョブ目の1枚目からXジョブ目のY部目(X=1且つY=1を除く)の途中までの印刷で排出先の上部排出部71及び下部排出部72の一方が満杯枚数を超える場合か否かが判断される。
CPU51は、ステップS106にて、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)がよりも多いと判断した場合に、排出先を切り替えるタイミングを算出する(ステップS108)。具体的には、取得部50Aが取得した、印刷部数、印刷物1部当りのページ数、及び両面印刷の実行の有無の情報から、設定排出部に何枚が排出されたら、排出先を切り替えるかを求める。以下、当該枚数を「切替枚数(c)」という。
さらに具体的には、ステップS108では、まず、設定排出部に排出可能な印刷部数を求める。当該印刷部数は、「排出可能枚数(a)÷印刷物1部当りの枚数」で求められる。印刷物1部当りの枚数は、片面印刷の場合、印刷物1部当りのページ数である。また、印刷物1部当りの枚数は、両面印刷の場合、「印刷物1部当りのページ数÷2」で求められる。
排出可能数(a)が500枚で、印刷物1部当りの枚数が200枚である場合は、500÷200=2.5→小数点以下切り捨てで、「2部」となる。
次に、「設定排出部に排出可能な印刷部数×印刷物1部当りの枚数」により、切替枚数(c)を求める。設定排出部に排出可能な印刷部数が2部で、印刷物1部当りの枚数が200枚である場合は、切替枚数(c)は、200×2=400枚となる。
一方、ステップS106にて、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)よりも少ないと判断した場合には、切替枚数(c)を「-1」とする(ステップS109)。
CPU51は、印刷を開始させる(ステップS110)。これにより、搬送部24が、印刷ジョブによって指定された収容部21、22、23のいずれかから、用紙Pを印刷部30へ向けて供給する。そして、当該用紙Pに印刷部30で印刷され、設定排出部に排出される。印刷を開始する際に、計数部50Bによる計数を「0」にリセットする。
CPU51は、印刷によって設定排出部に排出された用紙Pの排出枚数(d)の計数部50Bによる計数を開始する(ステップS112)。
CPU51は、計数部50Bが計数した排出枚数(d)と切替枚数(c)とが同数であるか判断する(ステップS114)。
CPU51は、ステップS114にて、排出枚数(d)が切替枚数(c)と同数であると判断した場合には、排出先を設定排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)から、上部排出部71及び下部排出部72の他方(以下、「切替排出部」という)へ切り替え(ステップS116)、ステップS118に移行する。なお、当該ステップS116の処理が、XジョブのY部目の1枚目から印刷物の排出先を切り替える処理に該当する。
一方、排出枚数(d)が切替枚数(c)と同数でないと判断した場合は、CPU51は、印刷ジョブによる印刷が終了したか否か判断する(ステップS118)。CPU51は、印刷が終了したと判断した場合に、印刷処理を終了する。CPU51は、印刷終了していないと判断した場合に、ステップS114に戻る。
本実施形態では、以上の手順により印刷処理を行うことで、1ジョブ目の1枚目からXジョブ目のY部目(X=1且つY=1を除く)の途中までの印刷で排出先の設定排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)が満杯枚数を超える場合に、当該XジョブのY部目の1枚目から印刷物の排出先を切替排出部(上部排出部71及び下部排出部72の他方)に切り替える切替制御を行う。
ここで、用紙Pを設定排出部に排出し、設定排出部の満杯枚数を満たしたときに、その用紙Pの排出先を切替排出部に切り替える構成では、図5に示されるように、印刷物の部の途中で排出先が変わってしまう。なお、図5では、3部目において、排出先が変わっている。
これに対して、本実施形態では、前述の切替制御を行うことで、用紙Pを設定排出部に排出している途中で設定排出部の満杯枚数を満たしてしまいその用紙Pの排出先を切り替える場合に、図6に示されるように、排出先が印刷物の部の途中で変わることが回避される。なお、図5及び図6は、設定排出部及び切替排出部の満杯枚数が500枚で、印刷物1部当りのページ数が200ページで、印刷部数が3部で、片面印刷を行う場合の例を示している。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第2実施形態では、制御部50Cは、複数の印刷ジョブが存在し、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えずに切替制御を行うよりも各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えて切替制御を行ったほうが設定排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)にさらに排出できる印刷物の枚数である余裕枚数が少なくなる場合に、印刷順序を入れ替える入替制御を、切替制御に先立って行う。
制御部50Cは、さらに、複数の印刷ジョブの指示者が同一である場合において、入替制御を切替制御に先立って行う。
すなわち、本実施形態では、図4におけるステップS102の前に行われる前処理として、以下のように、入替制御が行われる。
図7に示されるように、CPU51は、印刷ジョブ(以下、先行ジョブという)を取得すると、後続の印刷ジョブ(以下、後続ジョブという)を取得しているか判断する(ステップS202)。CPU51は、ステップS202にて、後続ジョブを取得していないと判断した場合は、本処理を終了する。
CPU51は、ステップS202にて、後続ジョブを取得していると判断した場合は、先行ジョブと、後続ジョブとのユーザIDが同じかを判断する(ステップS204)。このように、ユーザIDによって、先行ジョブと、後続ジョブとの指示者が同一であるかを判断する。なお、ユーザIDの情報は、印刷ジョブに関する印刷情報として、取得部50Aが取得する。
CPU51は、ステップS204にて、先行ジョブと、後続ジョブとのユーザIDが異なると判断した場合は、印刷順の入れ替えを行わず、本処理を終了する。
CPU51は、ステップS204にて、先行ジョブと、後続ジョブとのユーザIDが同じと判断した場合は、設定排出部の排出可能枚数(a)を算出する(ステップS206)。排出可能枚数(a)の算出方法は、前述のステップS102と同様である。
CPU51は、設定排出部に用紙Pを排出する印刷予定枚数(b)を算出する(ステップS208)。ここでの印刷予定枚数(b)は、先行ジョブ及び後続ジョブの合計の印刷予定枚数である。印刷予定枚数の算出方法は、前述のステップS104と同様である。
CPU51は、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)よりも多いか判断する(ステップS210)。
CPU51は、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)よりも少ないと判断した場合に、印刷順の入れ替えを行わず、本処理を終了する。
CPU51は、印刷予定枚数(b)が排出可能枚数(a)よりも多いと判断した場合は、先行ジョブ及び後続ジョブの順で印刷した場合の設定排出部の余裕枚数(e)を算出する(ステップS212)。余裕枚数とは、設定排出部にさらに排出できる用紙Pの枚数である。換言すれば、余裕枚数は、「排出可能枚数(a)-切替枚数(c)」で求められる。
具体的には、当該余裕枚数(e)は、以下のように算出される。なお、第2実施形態では、以下の印刷条件で行われるものとして説明する。
設定排出部の排出可能数(a):500枚
先行ジョブの印刷部数:50部
先行ジョブの印刷物1部当りの枚数:6枚
後続ジョブの印刷部数:3部
後続ジョブの印刷物1部当りの枚数:150枚
まず、「排出可能枚数(a)-先行ジョブの印刷予定枚数」により、後続ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な枚数(a1)を求める。当該枚数は、具体的には、500-6×50=200となる。
次に、後続ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な印刷部数を求める。当該印刷部数は、「排出可能な枚数(a1)÷印刷物1部当りの枚数」で求められる。当該部数は、200÷150=1.33→小数点以下切り捨てで、「1部」となる。
そして、後続ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な印刷部数を設定排出部に排出したときの余裕枚数(e)を求める。余裕枚数(e)は、200-150×1=50となる。
なお、以下のように、当該余裕枚数(e)を算出してもよい。先行ジョブ及び後続ジョブの順で印刷した場合、切替枚数(c)は、「先行ジョブの印刷予定枚数+(後続ジョブの設定排出部に排出可能な印刷部数×印刷物1部当りの枚数)」で算出される。したがって、切替枚数(c)は、6×50+1×150=450となる。そして、余裕枚数(e)は、「排出可能枚数(a)-切替枚数(c)」で算出される。したがって、500-450=50となる。
CPU51は、後続ジョブ及び先行ジョブの順で印刷した場合の設定排出部の余裕枚数(f)を算出する(ステップS214)。
具体的には、当該余裕枚数(f)は、余裕枚数(e)と同様に、以下のように算出される。
まず、「排出可能枚数(a)-後続ジョブの印刷予定枚数」により、先行ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な枚数(a2)を求める。当該枚数は、具体的には、500-150×3=50となる。
次に、先行ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な印刷部数を求める。当該印刷部数は、「排出可能な枚数(a2)÷印刷物1部当りの枚数」で求められる。当該部数は、50÷6=8.33→小数点以下切り捨てで、「8部」となる。
そして、先行ジョブの印刷物を設定排出部に排出可能な印刷部数を設定排出部に排出したときの余裕枚数を求める。余裕枚数(f)は、50-6×8=2となる。
なお、以下のように、当該余裕枚数(f)を算出してもよい。後続ジョブ及び先行ジョブの順で印刷した場合、切替枚数(c)は、「後続ジョブの印刷予定枚数+(先行ジョブの設定排出部に排出可能な印刷部数×印刷物1部当りの枚数)」で算出される。したがって、切替枚数(c)は、150×3+6×8=498となる。そして、余裕枚数(f)は、「排出可能枚数(a)-切替枚数(c)」で算出される。したがって、500-498=2となる。
CPU51は、余裕枚数(f)が余裕枚数(e)よりも少ないか判断する(ステップS216)。
CPU51は、ステップS216にて、余裕枚数(f)が余裕枚数(e)よりも多いと判断した場合に、印刷順の入れ替えを行わず、本処理を終了する。
CPU51は、余裕枚数(f)が余裕枚数(e)よりも少ないと判断した場合は、先行ジョブと後続ジョブとの印刷順を入れ替える(ステップS218)。すなわち、CPU51は、先行ジョブと後続ジョブとの間で、印刷する画像データの順番を入れ替える。CPU51は、先行ジョブと後続ジョブとの印刷順を入れ替えた後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えずに切替制御を行うよりも各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えて切替制御を行ったほうが、設定排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)の余裕枚数が少なくなる場合に、印刷順序を入れ替える入替制御を、切替制御に先立って行う。
ここで、切替制御のみが行われる構成(比較例)では、先行ジョブ及び後続ジョブの順で印刷されるため、前述の印刷条件において、図8に示されるように、余裕枚数が50枚となる。さらに、切替排出部における余裕枚数は、200枚となる。このため、例えば、さらに、「印刷部数:2部、印刷物1部当りの枚数:110枚」の後続ジョブを取得した場合に、切替排出部に用紙Pが排出することができない。
これに対して、本実施形態では、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えずに切替制御を行うよりも各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えて切替制御を行ったほうが、設定排出部の余裕枚数が少なくなる場合に、印刷順序を入れ替える入替制御を、切替制御に先立って行う。このため、前述の印刷条件において、図9に示されるように、余裕枚数が2枚となる。これにより、図8に示される比較例に比べ、切替先の切替排出部にさらに排出できる印刷物の枚数が増加する。例えば、切替排出部における余裕枚数は、248枚となる。したがって、例えば、さらに、「印刷部数:2部、印刷物1部当りの枚数:110枚」の後続ジョブを取得した場合に、切替排出部に用紙Pが排出可能となる。
また、本実施形態では、さらに、複数の印刷ジョブの指示者が同一である場合において、入替制御を切替制御に先立って行う。このため、異なる指示者から指示された複数のジョブ間で、印刷順序が入れ替わることが回避される。
なお、本実施形態では、複数の印刷ジョブの指示者が同一である場合において、入替制御を切替制御に先立って行ったがこれに限られない。例えば、複数の印刷ジョブの指示者が異なる場合において、入替制御を切替制御に先立って行ってもよい。
《第3実施形態》
次に、第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第3実施形態では、制御部50Cは、切替制御を行う場合、排出先の切り替えを行ったことを提示する提示制御(以下、単に「提示制御」という)をさらに行う。
提示制御は、設定排出部に最後に排出された用紙Pの上に、次の部の用紙Pの排出先が切替排出部であることを示す情報が印刷された用紙Pを排出させる制御である。
さらに具体的には、提示制御は、設定排出部に最後に排出された用紙Pの上に、次の部の用紙Pの排出先が切替排出部であることを示す切替情報が印刷された用紙Pを、当該情報が印刷された印刷面を上に向けた状態で排出させる制御である。
以下に、第3実施形態に係る作用を説明する。
図10に示されるように、CPU51は、ステップS114にて、排出枚数(d)が切替枚数(c)と同数であると判断した場合には、排出先の切り替えを行ったことを提示する(ステップS115)。具体的には、図11に示されるように、合紙PAを印刷して、該合紙PAを設定排出部に排出する。合紙PAには、図12に示されるように、次の部の排出先が、切替排出部であることを示す切替情報が印刷される。また、合紙の印刷面が上を向けた状態で合紙PAは排出される。なお、図12では、設定排出部が下部排出部72とされ、切替排出部として上部排出部71に用紙Pが排出される場合の例を示している。
そして、合紙PAが排出された後に、排出先を設定排出部(上部排出部71及び下部排出部72の一方)から、切替排出部(上部排出部71及び下部排出部72の他方)へ切り替える(ステップS116)。
以上のように、本実施形態では、制御部50Cは、切替制御を行う場合、提示制御をさらに行う。このため、切替制御のみが行われる場合に比べ、排出先が切り替わったことを認識しやすい。
また、本実施形態では、次の部の排出先が、切替排出部であることを示す情報が印刷された合紙を、設定排出部に排出する。このため、排出先の切り替えを行ったことのみが提示される場合に比べ、次の部の印刷物の排出先を認識しやすい。
さらに、本実施形態では、次の部の排出先が、切替排出部であることを示す情報が印刷された印刷面を上に向けた状態で、合紙が排出させる。このため、次の部の排出先を示す情報が印刷された印刷面を下に向けた状態で排出される場合に比べ、次の部の排出先を認識しやすい。
なお、切替情報は、合紙PAの印刷に替えて又は加えて、例えば、通信インタフェース56により通信可能なユーザ端末、又は、ユーザインタフェース55の液晶ディスプレイ等の表示部などに表示されることで提示されてもよい。
《第4実施形態》
次に、第4実施形態について説明する。図13は、第4実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第4実施形態では、制御部50Cは、切替制御を行った場合で、且つ、切替先の切替排出部も満杯になる場合に、切替制御を非実行とする非実行制御を行う。
制御部50Cは、非実行制御を行う場合に、排出先の切り替えを行わないことを提示する非実行提示制御をさらに行う。
以下に、第4実施形態に係る作用を説明する。
図13に示されるように、CPU51は、ステップS108の後に、切替排出部の排出可能枚数(g)を算出する(ステップS142)。切替排出部の排出可能枚数(g)は、例えば、切替排出部の満杯枚数と、切替排出部の残留枚数とから算出される。具体的には、切替排出部の排出可能枚数(g)は、「切替排出部の満杯枚数-切替排出部の残留枚数」により求められる。切替排出部の残留枚数は、前述のように、検出部50Dによって検出される。例えば、切替排出部の満杯枚数が500枚で、切替排出部の残留枚数が0枚である場合は、排出可能枚数(g)は、500-0=500枚となる。
CPU51は、切替排出部に用紙Pを排出する印刷枚数(以下、「印刷予定枚数(h)」という)を算出する(ステップS144)。印刷予定枚数(h)は、「印刷予定枚数(b)-切替枚数(c)」により求められる。
CPU51は、印刷予定枚数(h)が排出可能枚数(g)よりも少ないか判断する(ステップS146)。CPU51は、ステップS146にて、印刷予定枚数(h)が排出可能枚数(g)よりも少ない判断した場合に、印刷を開始する(ステップS110)。
一方、CPU51は、ステップS146にて、印刷予定枚数(h)が排出可能枚数(g)よりも多いと判断した場合に、排出部の切替の非実行を提示させる(ステップS148)。なお、排出部の切替の非実行は、例えば、通信インタフェース56により通信可能なユーザ端末、又は、ユーザインタフェース55の液晶ディスプレイ等の表示部などに表示されることで提示される。その後、切替枚数(c)を「-1」とする(ステップS109)
以上のように、本実施形態では、制御部50Cは、切替制御を行った場合で、且つ、切替先の切替排出部も満杯になる場合に、切替制御を非実行とする非実行制御を行う。このため、切替先の切替排出部も満杯になる場合に、切替制御を実行する場合に比べ、無駄な切り替え動作が回避される。
また、本実施形態では、制御部50Cは、非実行制御を行う場合に、排出先の切り替えを行わないことを提示する非実行提示制御をさらに行う。このため、非実行制御のみが行われる場合に比べ、排出先の切り替えが行われなかったことを認識しやすい。
なお、本実施形態では、制御部50Cは、非実行制御を行う場合に、排出先の切り替えを行わないことを提示する非実行提示制御をさらに行ったが、これに限られない。制御部50Cは、提示制御を行わずに、非実行制御を行う構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した実施形態は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 印刷装置
21、22、23 収容部(供給部の一例)
50A 取得部
50C 制御部
50D 閾値入力受付部
50E 指示入力受付部
P 用紙(印刷物の一例)

Claims (8)

  1. 印刷ジョブに関する印刷枚数及び印刷部数を含む印刷情報を取得する取得部と、
    前記印刷情報を用いて、1ジョブ目の1枚目からXジョブ目のY部目(X=1且つY=1を除く)の途中までの印刷で排出先の第一排出部が満杯枚数を超える場合に、当該XジョブのY部目の1枚目から印刷物の排出先を第二排出部に切り替える切替制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、複数の印刷ジョブが存在し、各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えずに前記切替制御を行うよりも各印刷ジョブの印刷順序を入れ替えて前記切替制御を行ったほうが前記第一排出部にさらに排出できる印刷物の枚数である余裕枚数が少なくなる場合に、前記印刷順序を入れ替える入替制御を、前記切替制御に先立って行う
    印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    さらに、前記複数の印刷ジョブの指示者が同一である場合において、前記入替制御を前記切替制御に先立って行う
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記切替制御を行う場合、排出先の切り替えを行ったことを提示する提示制御をさらに行う
    請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記提示制御は、前記第一排出部に最後に排出された印刷物の上に、次の部の印刷物の排出先が第二排出部であることを示す情報が印刷された印刷物を排出させる制御である
    請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記提示制御は、前記第一排出部に最後に排出された印刷物の上に、次の部の印刷物の排出先が第二排出部であることを示す情報が印刷された印刷物を、当該情報が印刷された印刷面を上に向けた状態で排出させる制御である
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、前記切替制御を行った場合で、且つ、切替先の前記第二排出部も満杯になる場合に、前記切替制御を非実行とする非実行制御を行う
    請求項1~5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、前記非実行制御を行う場合に、排出先の切り替えを行わないことを提示する非実行提示制御をさらに行う
    請求項6に記載の印刷装置。
  8. コンピュータを、請求項1~7のいずれか1項に記載の各部として機能させるための印刷プログラム。
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