JP7243152B2 - ワーク搬送回転テーブル装置およびワーク検査装置 - Google Patents

ワーク搬送回転テーブル装置およびワーク検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、ワーク搬送回転テーブル装置およびワーク検査装置に関する。
チップコンデンサのような電子部品などの製造工程では、ワーク搬送部が外周縁に沿って設けられる回転テーブルにワークを設置し、回転テーブルでワークを搬送する間に、ワークに対して外観検査などの検査工程を実施する技術が知られている。このような技術では、ワークを回転テーブルの外周縁に沿って整列配置する必要がある。
ワークを回転テーブルの外周縁に沿って整列配置させる従来の装置としては、外周縁に隣接するリニアフィーダーから、回転テーブルに対してワークを受け渡す位置に、整列ガイドを配置する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011-133458号公報
しかしながら、従来のワーク搬送回転テーブル装置では、外周縁に隣接するリニアフィーダーから回転テーブルに対してワークが移動する際に、ワークの姿勢や間隔などにばらつきが生じる問題がある。従来技術のように整列ガイドを配置しても、回転テーブルと供給部分との境界に形成される段差の影響によりワーク間の間隔が乱れた場合は、これを修正することが難しい。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、ワークを回転テーブルの外周縁に好適に整列配置できるワーク搬送回転テーブル装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係るワーク搬送回転テーブル装置は、
外周縁に沿ってワークを整列配置するワーク搬送部が形成される上面を有し、前記上面が前記上面の中央部に位置する回転軸を中心として回転する回転テーブルと、
前記上面に対して、前記上面の前記ワーク搬送部より前記回転軸側にあるワーク供給領域に、ワークを供給する供給部と、
前記ワーク供給領域から前記ワーク搬送部までの間に連続的又は断続的に、前記上面に対してワークが通過しない所定の隙間を介して前記上面に対向して設けられる規制ガイドと、を有する。
本発明によるワーク搬送回転テーブル装置では、回転テーブルの上面においてワーク搬送部より回転軸側のワーク供給領域にワークを供給するとともに、ワークをガイドする規制ガイドを、上面に対してワークが通過しない隙間を介して設けている。これにより、回転テーブルの上面に供給されたワークは、ワーク供給領域からワーク搬送部まで、回転テーブルの上面を移動する間に整列される。したがって、本願発明によるワーク搬送回転テーブル装置によれば、回転テーブルとワークの供給部との境界部分で生じるワークの間隔および姿勢の乱れが、ワーク搬送部でのワークの間隔および姿勢の乱れにつながる問題を防止できる。
また、たとえば、前記規制ガイドでは、前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部と前記回転軸とを結ぶ線分が、前記規制ガイドにおける前記ワーク供給領域側の端部である内側端部と前記回転軸を結ぶ線分に対して、前記回転テーブルの回転方向へ所定角度回転した位置に配置されている。
規制ガイドの外側端部を回転方向へずらして配置することにより、外側端部側へ近づくに従ってワークの移動速度が上昇するため、規制ガイドをスライド移動する間に、ワークが円滑に整列することができる。
また、たとえば、前記規制ガイドは、前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部に、隣接する前記ワーク搬送部の接線に平行となる姿勢調整面を有してもよい。
姿勢調整面を有する規制ガイドは、ワークをワーク搬送部に配置する際に、ワーク搬送部に沿う状態にワークの姿勢を制御することができるため、このようなワーク搬送回転テーブル装置は、より精度よくワーク搬送部にワークを整列配置することができる。
また、たとえば、前記規制ガイドは、前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部と、前記規制ガイドにおける前記ワーク供給領域側の端部である内側端部とを結ぶ直線に対して、前記外側端部と前記内側端部の間の中間部が前記回転テーブルの回転方向とは反対側へ膨らむように、湾曲していてもよい。
規制ガイドをこのように湾曲させることにより、内側端部付近と外側端部付近でのワークの移動速度の差を大きくすることができるため、小型の規制ガイドでもワークを適切に整列させることができる。
また、たとえば、前記規制ガイドの少なくとも一部は、前記規制ガイドにおける前記ワーク供給領域側の部分から、前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部へ向かって、曲率が大きくなるように湾曲していてもよい。
このような規制ガイドは、曲率によりワークの移動速度を制御することができるとともに、ワーク搬送部に近づく外側端部へ向かって曲率を大きくすることにより、ワーク搬送部に対して、より適切な姿勢でワークを受け渡すことが可能である。
また、たとえば、前記規制ガイドは、互いに分離している第1部分と第2部分とを有してもよい。
規制ガイドは連続していてもよいが、第1部分と第2部分とに分離していることにより、このようなワーク搬送回転テーブル装置では、分離部分でワークの姿勢を調整することができるため、より適切な姿勢でワークをワーク搬送部に配置することが可能である。
また、たとえば、前記第1部分と前記第2部分との間には、ワークが前記ワーク供給領域へ通過可能な隙間であるワーク通路が形成されていてもよい。
このようなワーク搬送回転テーブル装置は、ワーク通路を通過するように一部のワークを制御し、一部のワークをワーク供給領域へ戻すことにより、姿勢の悪いワークがワーク搬送部へ到達することを防止したり、ワークの間隔を調整したりすることが可能である。
また、たとえば、本発明に係るワーク搬送回転テーブル装置は、前記上面に対向するように設けられる固定上板部をさらに有し、
前記規制ガイドは前記固定上板部の下面に設けられていてもよく、
前記固定上板部には、前記供給部からのワークを前記ワーク供給領域へ通過させるワーク供給口が形成されていてもよい。
このような固定上板部は、規制ガイドを回転テーブルに対して精度良く配置するために有効な構造であるとともに、ワーク供給口によってワークをワーク供給領域へ円滑に導くことが可能である。
また、たとえば、本発明に係るワーク搬送回転テーブル装置は、前記ワーク搬送部より前記回転軸側の前記上面にあるワークを、前記回転テーブルによる回転とは独立して移動させるワーク移動手段を有してもよい。
このようなワーク搬送回転テーブル装置は、規制ガイドにより適切にガイドできないワークなどが生じた場合にでも、ワーク移動手段を用いてこれを移動させることにより姿勢を修正したり、必要に応じて規制ガイドからワークを離脱させたりすることができる。
また、たとえば、本発明に係るワーク搬送回転テーブル装置は、ワークを前記ワーク搬送部に静電吸着させるための静電気付与手段を有してもよい。
静電気付与手段によりワークをワーク搬送部に静電吸着させることにより、ワーク搬送部に配置されたワークの姿勢および隣接するワークの間隔が、搬送中にずれる問題を防止できる。
また、本発明に係るワーク検査装置は、上記いずれかのワーク搬送回転テーブル装置と、
前記回転テーブルにおける前記ワーク搬送部の外側に配置され前記ワーク搬送部のワークを検査する検査部を備え、
前記回転軸と前記検査部とを結ぶ線分は、中点より前記検査部に近い部分では前記規制ガイドに交差しない。
このようなワーク検査装置は、検査部に干渉しやすい位置を避けて規制ガイドが設けられているため、検査部によるワークの検査において、規制ガイドが邪魔になることを防止できる。また、ワーク検査装置は、ワーク搬送回転テーブル装置によって適切に整列配置されたワークに対して検査を行うため、より高速でミスの少ない検査を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るワーク搬送回転テーブル装置の第1の状態を表す上面図である。 図2は、図1に示すワーク搬送回転テーブル装置の第2の状態を表す上面図である。 図3は、図2に示すワーク搬送回転テーブル装置における規制ガイドの外側端部周辺を示す部分拡大図である。 図4は、図1および図2に示すワーク搬送回転テーブル装置の側面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る検査装置を示す上面図である。 図6は、第1変形例に係る規制ガイドを表す上面図である。。 図7は、第2変形例に係る規制ガイドを表す上面図である。 図8は、第3変形例に係る規制ガイドを表す上面図である。 図9は、第4変形例に係る規制ガイドを表す上面図である。 図10は、第5変形例に係る規制ガイドを表す上面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るワーク搬送回転テーブル装置の上面図であり、図1は第1の状態を表しており、図2は第2の状態を表している。また、図4は、図2に示す第2の状態のワーク搬送回転テーブル装置10の側面図である。
図1に示すように、ワーク搬送回転テーブル装置10は、回転軸22cを中心として回転する回転テーブル20と、回転テーブル20にワーク90を供給する供給部12と、回転テーブル20の上面22に対向して設けられる規制ガイド32および固定上板部50などを有する。また、ワーク搬送回転テーブル装置10は、図1に示すワーク移動手段60や、図3に示す静電気付与手段62を有する。
図1および図2に示すように、回転テーブル20は、略円形の上面22を有する。上面22には、ワーク90を整列配置するワーク搬送部22aが形成される。ワーク搬送部22aは、上面22の外周縁22dに沿って形成される。また、図1および図2に示すように、上面22は、上面22の中央部に位置する回転軸22cを中心として回転する。回転テーブル20の回転軸22cは、図示しない回転モータ等に接続されている。
側面図である図4に示すように、規制ガイド32と固定上板部50とは、回転テーブル20の上面22に対向するように設けられている。規制ガイド32は、固定上板部50の下面52に設けられている。後述するように、規制ガイド32と固定上板部50とは、回転テーブル20が回転した場合にも回転しないように固定されている。固定上板部50と規制ガイド32とは、分離可能であってもよく、一体であってもよい。
図4に示すように、規制ガイド32は、回転テーブル20の上面22に対して、ワーク90が通過しない所定の隙間39を介して設けられている。また、固定上板部50の下面52は、回転テーブル20の上面22に対して、ワーク90が通過できる所定の間隔をあけて設けられている。ワーク90は、回転テーブル20の回転に伴い、規制ガイド32にガイドされながら上面22を移動する。
上面図である図1は、ワーク搬送の第1の状態を表している。供給部12は、ワーク90を保持および供給するポッパー、ベルトコンベア、振動搬送装置などで構成され、回転テーブル20の上面22に対して、ワーク90を供給する。供給部12は、上面22のうち、中央部に形成されるワーク供給領域22bに、ワーク90を供給する。ワーク供給領域22bは、外周縁22dに沿うワーク搬送部22aより回転軸22c側にある。
図4に示すように、回転テーブル20における上面22の中央部周辺は、固定上板部50によって覆われているが、固定上板部50には、ワーク供給領域22bとの対向部分に、ワーク供給口54が形成されている。図1に示すように、ワーク供給口54は、固定上板部50に形成される貫通穴で構成されており、供給部12からのワーク90を、ワーク供給領域22bへ通過させる。
図1および図2に示すように、規制ガイド32は、回転テーブル20の上面22のうち、ワーク供給領域22bからワーク搬送部22aまでの間に、連続的又は断続的に設けられる。規制ガイド32は、固定上板部50の下面52に取り付けられる弧状の規制ガイド部材30における逆回転方向側の面(上方から見て左回転するワーク搬送回転テーブル装置10では、右回転側の面)で構成される。
図1および図2に示すように、実施形態に係る規制ガイド32は、互いに分離している第1部分32aと、第2部分32bとを有する。第1部分32aは、上面22のうちワーク供給領域22bに近い部分に対向しており、第2部分32bは、上面22のうちワーク搬送部22aに近い部分に対向している。
図1に示すように、供給部12からワーク供給領域22bに供給されたワーク90は、回転テーブル20とともに回転する。しかし、ワーク供給領域22bのワーク90が増加すると、ワーク90の一部は、固定して動かない規制ガイド32における内側端部36の近くの部分に接触する。
図1に示すように、規制ガイド32に対して内側端部36付近で接触したワーク90は、回転テーブル20の上面22との摩擦力を駆動力として、規制ガイド32によってガイドされながら移動する。図1において矢印96で示されるように、ワーク90は、内側端部36周辺のワーク供給領域22bから、外側端部34周辺のワーク搬送部22aまで、規制ガイド32に沿って移動する。
ワーク90が規制ガイド32に沿って移動する際、ワーク90が上面22から受ける駆動力は、上面22の角速度が上昇する外側端部34へ向かうほど大きくなる。これにより、ワーク90が規制ガイド32に沿って移動する速度も、外側端部34へ向かうほど大きくなる。したがって、図1に示すように、ワーク90は、規制ガイド32に沿って移動する間に所定の間隔を空けて整列される。
規制ガイド32は、回転軸22cから半径方向に沿って設けられていてもよいが、実施形態の規制ガイド32は、外側端部34が、内側端部36の半径方向に対して、回転テーブル20の回転方向へ、所定角度Θ傾いている。すなわち、規制ガイド32では、規制ガイド32におけるワーク搬送部22a側の端部である外側端部34と回転軸22cとを結ぶ線分97が、規制ガイド32におけるワーク供給領域22b側の端部である内側端部36と回転軸22cを結ぶ線分98に対して、矢印80で示される回転テーブル20の回転方向へ所定角度回転した位置に配置される。
このように、規制ガイド32の外側端部34が回転方向へ傾斜していることにより、内側端部36近傍でのワーク90の移動速度と、外側端部34近傍でのワーク90の移動速度との差を、より大きくすることができる。したがって、実施形態のように傾斜する規制ガイド32は、規制ガイド32に沿ってワーク90が移動する間にワーク90の間隔を調整することが容易であり、ワーク90を円滑に整列させることができる。
なお、規制ガイド32とワーク90との間に作用する摩擦力は、規制ガイド32に沿ってワーク90が移動する間に、ワーク90が適切に整列されるように調整される。たとえば、ワーク90同士が互いに接触しない領域では、規制ガイド32とワーク90との間に作用する摩擦力は、回転テーブル20の上面22とワーク90との間に作用する摩擦力を越えないように調整されることが好ましい。
図1に示すように、規制ガイド32の第1部分32aと第2部分32bとの間には、ワーク90が、規制ガイド32にガイドされている位置から、ワーク供給領域22bへ通過可能な隙間であるワーク通路37が形成されている。また、ワーク搬送回転テーブル20は、規制ガイド32にガイドされて移動中のワーク90を移動させるワーク移動手段60(図1にのみ表示)を有する。ワーク移動手段60は、ワーク搬送部22aより回転軸22c側の上面22にあるワーク90を、回転テーブル20による回転に伴う駆動力とは独立して移動させることができる。
ワーク移動手段60としては、図1に示すようにワーク90にエアを吹き付けて移動させるエアノズルの他に、ワーク90を電磁力により移動させる電磁力発生手段などを採用することができる。図1に示すように、ワーク移動手段60は、規制ガイド32によって正しくガイドされていない一部のワーク91がワーク搬送部22aへ移動することを防ぐために、一部のワーク91を、ワーク通路37を介してワーク供給領域22bへ移動させることができる。
図2に示すように、ワーク90は、規制ガイド32の第1部分32aによってガイドされたのち第2部分32bにガイドされ、外周縁22dに沿って形成されるワーク搬送部22aまで移動する。図2に示すように、規制ガイド32は、外側端部34と内側端部36とを結ぶ線分95に対して、外側端部34と内側端部36との間の中間部38が、矢印80で示す回転テーブル20の回転方向とは反対側へ膨らむように、湾曲している。
規制ガイド32を図2に示すように湾曲させることにより、内側端部36近傍でのワーク90の移動速度と、外側端部34近傍でのワーク90の移動速度との差を、より大きくすることができる。したがって、このような規制ガイド32は、内側端部36から外側端部34までの距離が短く小型であっても、ワーク90を適切に整列させることができる。
図3は、規制ガイド32における外側端部34の周辺を拡大した部分拡大図である。図3に示すように、規制ガイド32の第2部分32bでは、中間部38と外側端部34とで曲率が異なる。すなわち、規制ガイド32の第2部分32bは、ワーク供給領域22b側(図2参照)の部分(中間部38)から、ワーク搬送部22a側の端部である外側端部34へ向かって、曲率が大きくなるように湾曲している。
このように規制ガイド32の曲率を変化させることにより、規制ガイド32は、ワーク搬送部22aに対して、より適切な姿勢と速度で、ワーク90を受け渡すことが可能となる。
また、図3に示すように、規制ガイド32の第2部分32bは、その外側端部34に、姿勢調整面35を有する。姿勢調整面35の接線92は、ワーク搬送部22aの接線94に平行である。ワーク90は、規制ガイドの外側端部34において、ワーク搬送部24aの接線94に平行となる姿勢調整面35にガイドされることにより、ワーク搬送部24aに沿う適切な姿勢で、ワーク搬送部24aに配置される。
図4に示すように、ワーク搬送回転テーブル装置10は、ワーク90をワーク搬送部22aに静電吸着させるための静電気付与手段62(図4にのみ表示)を有する。静電気付与手段62は、回転テーブル20の上面22におけるワーク搬送部22aに静電気を発生させ、静電気の作用により、規制ガイド32に沿って移動してきたワーク90を、ワーク搬送部22aに吸着する。
図2に示すように、回転テーブル20の回転および規制ガイド32の作用によってワーク搬送部22aに整列配置されたワーク90は、所定の姿勢でワーク搬送部22aに吸着された状態で、回転テーブル20の回転とともに回転する。なお、ワーク搬送部22aは、回転軸22cに対して同心円上に形成される。
図5は、本発明の一実施形態に係るワーク検査装置70の上面図である。図1~図4に示すワーク搬送回転テーブル装置10と、ワーク搬送部24aのワーク90を検査する検査部72a~72dと、検査後のワーク90を回収する回収部74を有する。図5に示すように、検査部72a~72dは、ワーク搬送部24aに沿って配置される。検査部72a~72dとしては、たとえばワーク90の外観検査を行うカメラなどが挙げられるが、特に限定されない。
図5に示すように、検査部72a~72dは、規制ガイド32の外側端部34から、矢印80で示す回転テーブル20の回転方向に沿って配置され、最後の検査部72dからさらに回転方向へ移動した位置に、回収部74が配置される。検査部72dと回収部74との間には、ワーク90のワーク搬送部22aに対する静電吸着を解除する静電吸着解除手段64が配置されている。
図5に示すように、回転軸22cと検査部72a~72dにおける測定点とを結ぶ線分89a~89dは、その中点99a~99dより検査部72a~72dに近い部分では規制ガイド32に交差しない。検査部72a~72dおよび規制ガイド32をこのように配置することにより、検査部72a~72dによるワーク90の検査において、規制ガイド32が邪魔になることを防止できる。
ワーク搬送回転テーブル装置10に用いられる回転テーブル20の材質としては、たとえば、ワーク90の静電吸着に適しており、検査部72bの撮影光などを透過させることのできるガラスを採用することができるが、これに限定されない。規制ガイド32の材質は特に限定されないが、ワーク90との摩擦力を考慮して決定され、必要に応じてコーティングや表面加工を施すことができる。
また、ワーク搬送回転テーブル装置10で搬送されるワーク90としては、たとえば略直方体の外形状を有するチップ部品が挙げられるが、ワーク90はこれに限定されず、ワーク搬送回転テーブル装置10は、他の外形状を有するワーク90を搬送することも可能である。
図1~図5を用いて説明したように、ワーク搬送回転テーブル装置10は、回転テーブル20の上面22においてワーク搬送部22aより回転軸22c側のワーク供給領域22bにワーク90を供給するとともに、ワーク90をガイドする規制ガイド32を、上面22に対してワーク90が通過しない隙間を介して設けている。これにより、回転テーブル20の上面22に供給されたワーク90は、ワーク供給領域22bからワーク搬送部22aまで、回転テーブル20の上面22を移動する間に整列される。したがって、ワーク搬送回転テーブル装置10によれば、回転テーブル20とワーク90の供給部12との境界部分で生じるワーク90の間隔および姿勢の乱れが、ワーク搬送部22aでのワーク90の間隔および姿勢の乱れにつながる問題を防止できる。
以上のように、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されず、他の実施形態や変形例が本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。たとえば、図1に示すワーク移動手段60は、一部のワーク91を規制ガイド32から除去するためだけでなく、規制ガイド32に沿って搬送されるワーク90の姿勢を修正するために用いられてもよい。また、ワーク移動手段60として電磁力発生手段を採用し、回転テーブル20の上面22に磁力線を形成し、ワーク90を移動させたり、ワーク90の姿勢を調整したりしてもよい。
また、ワーク搬送回転テーブル装置10が有する規制ガイド32の形状も、図1に示すものには限定されない。図6は、第1変形例に係る規制ガイド132を示す上面図である。規制ガイド132は、回転テーブル20の半径方向に沿って設けられている。
規制ガイド132は、上方から見て直線状である。ただし、規制ガイド132は、側面から見て規制ガイド132と上面22との間に、ワークが通過できない程度の隙間が形成されている点など、上方から見た形状以外の特徴については、図4に示す規制ガイド32と同様である。たとえば、対象となるワークの形状が円柱状であるような場合や、ワーク搬送部22aに配置されるワークの姿勢が問われないような場合は、直線状の規制ガイド132を好適に用いることができる。
図7は、第2変形例に係る規制ガイド232を示す上面図である。規制ガイド232は、直線状であって互いに分離している第1部分232a、第2部分232b、第3部分232cおよび第4部分232dを有している。第1部分232a~第4部分232dは、ワーク供給領域22bからワーク搬送部22aまで、円弧状に断続するように配置されている。
ただし、規制ガイド232は、側面から見て規制ガイド232と上面22との間に、ワーク90が通過できない程度の隙間が形成されている点など、上方から見た形状以外の特徴については、図4に示す規制ガイド32と同様である。互いに分離した部分を有する規制ガイド232は、第1部分232a~第4部分232dの角度を調整することにより、ワークの姿勢や間隔の微調整が容易である。
図8は、第3変形例に係る規制ガイド332を示す上面図である。規制ガイド332は、上方から見てらせん状に形成されている。規制ガイド332の、内側端部336の近傍は、ワーク供給領域22bに重複しており、規制ガイド332は、内側端部336から外側端部334まで連続している。
ただし、規制ガイド332は、側面から見て規制ガイド332と上面22との間に、ワークが通過できない程度の隙間が形成されている点など、上方から見た形状以外の特徴については、図4に示す規制ガイド32と同様である。らせん状に形成された規制ガイド332は、内側端部336から外側端部334まで、ワークをガイドする長さが長いため、整列しない間にワークがワーク搬送部22aに到達してしまう問題を防止できる。さらに、らせん状の規制ガイド332は、内側端部336から外側端部334へ向かって曲率が小さくなっているため、移動速度の速い外側端部334近傍でワークが規制ガイド332から逸脱する問題を抑制できる。
図9は、第4変形例に係る規制ガイド432を示す上面図である。規制ガイド432は、弧状であって互いに分離している複数の部分432aを有しており、上方から見てらせん状に形成されている。規制ガイド432の各部分432aは、ワーク供給領域22bからワーク搬送部22aまで、らせん状に断続するように配置されている。
ただし、規制ガイド432は、側面から見て規制ガイド432と上面22との間に、ワークが通過できない程度の隙間が形成されている点など、上方から見た形状以外の特徴については、図4に示す規制ガイド32と同様である。らせん状に断続的に形成された規制ガイド432は、第2変形例に係る規制ガイド232および第3変形例に係る規制ガイド332と同様の効果を奏する。
図10は、第5変形例に係る規制ガイド532を示す上面図である。規制ガイド532は、弧状であって、ワーク供給領域22bからワーク搬送部22aまで連続するように配置されている。規制ガイド532の形状は、図1に示す規制ガイド32の第2部分32bと同様である。
規制ガイド532は、外側端部534と内側端部536の曲率が、中間部538の曲率に対して大きい楕円弧状の形状を有する。規制ガイド532の曲率は、ワークの大きさ、形状、供給速度などに応じて調整される。このような規制ガイド532も、図1に示す規制ガイド32と同様に、ワークを適切な姿勢及び間隔で整列させることができる。
10…ワーク搬送回転テーブル装置
12…供給部
20…回転テーブル
22…上面
22a…ワーク搬送部
22b…ワーク供給領域
22c…回転軸
22d…外周縁
30…規制ガイド部材
32、132、232、332、432、532…規制ガイド
32a…第1部分
32b…第2部分
232a~232d…第1部分~第4部分
432a…部分
34、334、534…外側端部
35…姿勢調整面
36、336、536…内側端部
37…ワーク通路
38、538…中間部
39…隙間
50…固定上板部
52…下面
54…ワーク供給口
60…ワーク移動手段
62…静電気付与手段
64…静電吸着解除手段
70…ワーク検査装置
72…検査部
Θ…所定角度
90…ワーク
92、94、…接線
95、97、98、89a~89d…線分
80、96…矢印
99a~99d…中点

Claims (7)

  1. 外周縁に沿ってワークを整列配置するワーク搬送部が形成される上面を有し、前記上面が前記上面の中央部に位置する回転軸を中心として回転する回転テーブルと、
    前記上面に対して、前記上面の前記ワーク搬送部より前記回転軸側にあるワーク供給領域に、ワークを供給する供給部と、
    前記ワーク供給領域から前記ワーク搬送部までの間に連続的又は断続的に、前記上面に対してワークが通過しない所定の隙間を介して前記上面に対向して設けられる規制ガイドと、を有し、
    前記規制ガイドは、互いに分離している第1部分と第2部分とを有し、前記第1部分は前記上面のうち前記ワーク供給領域に近い部分に配置され、前記第2部分は、前記上面のうち前記ワーク搬送部に近い部分に配置されており、
    前記規制ガイドの前記第2部分は、前記ワーク供給領域側の端部である内側端部と前記ワーク搬送部側の端部である外側端部との間の中間部から、前記外側端部へ向かって、曲率が大きくなるように湾曲しており、
    前記規制ガイドの前記第2部分は、前記外側端部に、隣接する前記ワーク搬送部の接線に平行となる姿勢調整面を有し、
    前記第1部分と前記第2部分との間には、ワークが前記ワーク供給領域へ通過可能な隙間であるワーク通路が形成されており、
    前記規制ガイドによって正しくガイドされていないワークを、前記ワーク通路を介して前記ワーク供給領域へ移動させるワーク移動手段をさらに有するワーク搬送回転テーブル装置。
  2. 前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部と前記回転軸とを結ぶ線分が、前記規制ガイドにおける前記ワーク供給領域側の端部である内側端部と前記回転軸を結ぶ線分に対して、前記回転テーブルの回転方向へ所定角度回転した位置に配置されている請求項1に記載のワーク搬送回転テーブル装置。
  3. 前記規制ガイドは、前記規制ガイドにおける前記ワーク搬送部側の端部である外側端部と、前記規制ガイドにおける前記ワーク供給領域側の端部である内側端部とを結ぶ直線に対して、前記外側端部と前記内側端部の間の中間部が前記回転テーブルの回転方向とは反対側へ膨らむように、湾曲している請求項1又は請求項2に記載のワーク搬送回転テーブル装置。
  4. 前記上面に対向するように設けられる固定上板部をさらに有し、
    前記規制ガイドは前記固定上板部の下面に設けられており、
    前記固定上板部には、前記供給部からのワークを前記ワーク供給領域へ通過させるワーク供給口が形成されている請求項1から請求項までのいずれかに記載のワーク搬送回転テーブル装置。
  5. 前記ワーク移動手段は、前記ワーク搬送部より前記回転軸側の前記上面にあるワークを、前記回転テーブルによる回転とは独立して移動させる請求項1から請求項までのいずれかに記載のワーク搬送回転テーブル装置。
  6. ワークを前記ワーク搬送部に静電吸着させるための静電気付与手段を有する請求項1から請求項までのいずれかに記載のワーク搬送回転テーブル装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれかに記載のワーク搬送回転テーブル装置と、
    前記回転テーブルにおける前記ワーク搬送部の外側に配置され前記ワーク搬送部のワークを検査する検査部を備え、
    前記回転軸と前記検査部とを結ぶ線分は、中点より前記検査部に近い部分では前記規制ガイドに交差しないワーク検査装置。

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