JP7242132B2 - パーキングポール - Google Patents

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Description

本発明は、パーキングロック機構に含まれるパーキングポールに関する。
自動車などの車両では、駆動源からの動力が変速機に入力され、変速機で変速された動力が駆動輪に伝達される。
特開2013-209090号公報
図4は、出願人の先願に係る変速機101の一部を示す側面図である。
変速機101には、シフトレバー(セレクトレバー)がP(パーキング)ポジションに位置するときにトランスミッションのアウトプットシャフト102をロックするパーキングロック機構103が備えられている。
パーキングロック機構103は、パーキングギヤ104、パーキングポール105およびパーキングロッド106を含む。
パーキングギヤ104は、アウトプットシャフト102に対して相対回転不能に設けられている。
パーキングポール105は、前後方向に延び、左右方向に延びるポール回転軸107を介して変速機101の外殻をなすユニットケース108に回転可能に支持されている。パーキングポール105は、ポール回転軸107からパーキングギヤ104の上側をパーキングギヤ104を越える位置まで延びる本体111と、ポール回転軸107からパーキングギヤ104側と反対側に延びるカウンタウエイト112とを一体に備えている。本体111には、パーキングギヤ104側に突出するロック歯113が形成されている。また、パーキングポール105は、2個のリターンスプリング114,115により、ロック歯113がパーキングギヤ104から離間する方向に付勢されている。
パーキングロッド106は、前後方向に延び、その先端がパーキングポール105の先端部と前後方向に対向している。パーキングロッド106には、カム116が摺動自在に設けられている。
車両の車室内に設けられたシフトレバー(セレクトレバー)が操作されて、シフトレバーがP(パーキング)ポジション以外のポジションからPポジションに操作されると、その操作によるシフト操作力がパーキングロッド106に伝達されて、パーキングロッド106がパーキングポール105側に進出する。パーキングロッド106の進出により、カム116がパーキングポール105の先端に当接した後、パーキングロッド106がさらに進出すると、リターンスプリング114,115の付勢力に抗して、カム116によりパーキングポール105の先端が押し下げられる。これにより、パーキングポール105のロック歯113がパーキングギヤ104の歯溝117に嵌まり、パーキングギヤ104の回転が規制(パーキングロック)される。
シフトレバーがPポジションからPポジション以外のポジションに操作されると、その操作によるシフト操作力がパーキングロッド106に伝達されて、パーキングロッド106がパーキングポール105から退避する。パーキングポール105の退避に伴い、リターンスプリング114,115の付勢力により、パーキングポール105がポール回転軸107を中心にその先端が持ち上がるように回動する。これにより、パーキングポール105のロック歯113がパーキングギヤ104の歯溝117から離脱して、パーキングギヤ104の回転が許容(パーキングロックが解除)される。
パーキングポール105にカウンタウエイト112が設定されることにより、パーキングポール105の重心位置がポール回転軸107に近づき、パーキングポール105のポール回転軸107まわりのモーメントが低減される。そのため、リターンスプリング114,115の荷重を低減することができ、シフトレバーをPポジション以外のポジションからPポジションに操作する際の操作荷重を低減することができる。
その反面、カウンタウエイト112の設定は、パーキングポール105の質量および材料費の増大を引き起こしている。
本発明の目的は、カウンタウエイトの設定によるモーメントの低減の効果を確保しつつ、質量および材料費の低減を図ることができる、パーキングポールを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るパーキングポールは、所定の回転軸線を中心に回転可能に設けられるパーキングギヤとともにパーキングロック機構を構成するパーキングポールであって、回転軸線と平行に延びるポール回転軸を支点として揺動可能に設けられており、ポール回転軸からパーキングギヤ側に延び、パーキングギヤの歯溝に対して係合および離脱するロック歯を有する本体と、ポール回転軸から本体部と反対側に延びるカウンタウエイトとを一体に備え、カウンタウエイトは、ポール回転軸から相対的に近い部分に、回転軸線方向の厚みが本体よりも小さく形成された薄肉部を有し、ポール回転軸から相対的に遠い部分に、回転軸線方向の厚みが本体よりも大きく形成された厚肉部を有している。
この構成によれば、パーキングポールは、ポール回転軸を支点に揺動可能に設けられ、ポール回転軸からパーキングギヤ側に延びる本体と、ポール回転軸からパーキングギヤ側と反対側に延びるカウンタウエイトとを有している。パーキングポールにカウンタウエイトが設定されることにより、パーキングポールの重心位置がポール回転軸に近づき、パーキングポールの揺動中心まわりのモーメントが低減される。
そして、カウンタウエイトにおいて、ポール回転軸から相対的に近い部分が薄肉部として、回転軸線方向の厚みが本体よりも小さく形成されている。これにより、パーキングポールの質量および材料費の低減を図ることができる。ところが、薄肉部を設けることにより、パーキングポールの揺動中心まわりのモーメントの低減の効果が薄れる。そこで、カウンタウエイトには、ポール回転軸から相対的に遠い部分に、回転軸線方向の厚みが本体よりも大きい厚肉部が形成されている。薄肉部を設けることによるモーメントの増大を厚肉部を設けることによるモーメントの低減で補うことができる。しかも、厚肉部を設けることによる質量の増加分が薄肉部を設けることによる質量の減少分を超えないようにすれば、パーキングポール全体としての質量を低減させることができる。
よって、カウンタウエイトの設定によるモーメントの低減の効果を確保しつつ、質量および材料費の低減を図ることができる。
パーキングポールの揺動中心まわりのモーメントを低減できるので、パーキングポールをロック歯が歯溝から離脱する離脱方向に付勢するリターンスプリングの荷重を低減することができ、ひいては、シフトレバーをPポジション以外のポジションからPポジションに操作する際の操作荷重を低減することができる。
本発明によれば、カウンタウエイトの設定によるパーキングポールの揺動中心まわりのモーメントの低減の効果を確保しつつ、パーキングポールの質量および材料費の低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るパーキングロック機構が適用された変速機の一部を示す側面図であり、パーキングロック状態を示す。 変速機の一部を示す側面図であり、パーキングロックが解除された状態を示す。 図1に示される切断面線A-Aにおけるパーキングポールの断面図である。 出願人の先願に係る変速機の一部を示す側面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<変速機>
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るパーキングロック機構11が適用された変速機1の一部を示す側面図である。
変速機1は、エンジンまたはモータなどの駆動源とともに車両に搭載されて、駆動源が発生する動力を変速するユニットである。
変速機1の外殻をなすユニットケース2内には、シフトレバー(セレクトレバー)がP(パーキング)ポジションに位置するときにトランスミッションのアウトプットシャフト3をロックするパーキングロック機構11が備えられている。シフトレバーは、図示されないが、車両の車室内において、運転者が操作可能な位置に設けられている。
<パーキングロック機構>
パーキングロック機構11には、パーキングギヤ12、パーキングポール13および2個のリターンスプリング14,15が含まれる。
パーキングギヤ12は、アウトプットシャフト3に対して相対回転不能に設けられている。パーキングギヤ12は、たとえば、アウトプットシャフト3と直接にスプライン結合していてもよいし、アウトプットシャフト3に相対回転不能に支持された別のギヤと一体的に設けられていてもよい。パーキングギヤ12の外周面には、多数の歯21が一定間隔を空けて形成され、これにより、歯21と歯溝22とが交互に並んでいる。
パーキングギヤ12の最上位置に対してアウトプットシャフト3の回転軸線と直交する前後方向の前側(図1における左側)に離間した位置に、ポール回転軸31が設けられている。ポール回転軸31は、ユニットケース2に固定され、アウトプットシャフト3と平行をなして延びている。
パーキングポール13は、たとえば、鉄製の鋳造品であり、全体として前後方向に延びる板状に形成されている。パーキングポール13の前後方向の中央よりも前寄りの位置には、軸挿通孔32がパーキングポール13の厚さ方向に貫通して形成されている。ポール回転軸31が軸挿通孔32に挿通されることにより、パーキングポール13は、ポール回転軸31を支点として揺動可能に設けられている。
パーキングポール13は、ポール回転軸31が挿通される部分から後側(図1における右側)となるパーキングギヤ12側に延びる本体33と、ポール回転軸31が挿通される部分から前側に延びるカウンタウエイト34とを一体に有している。本体33は、パーキングギヤ12の上側をパーキングギヤ12を後側に越える位置まで延びている。本体33には、パーキングギヤ12側の縁部に、パーキングギヤ12に向けて突出するロック歯35が形成されている。カウンタウエイト34には、パーキングギヤ12側と反対側の縁部に、側面視略三角形状の切欠36が形成されている。
ポール回転軸31の前下側であって、アウトプットシャフト3に対して前側に離間した位置に、スプリング支持軸41が設けられている。スプリング支持軸41は、ユニットケース2に固定され、アウトプットシャフト3およびポール回転軸31と平行をなして延びている。
リターンスプリング14,15は、1本の金属線材を巻回および屈曲させることにより形成されるトーションスプリングからなる。
リターンスプリング14のコイル状に巻回された部分にスプリング支持軸41が挿通されることにより、リターンスプリング14がスプリング支持軸41に支持されている。リターンスプリング14の一端部42は、コイル状に巻回された部分から前側に延びて、パーキングポール13のカウンタウエイト34の切欠36に引っ掛けられている。リターンスプリング14の他端部43は、ユニットケース2に固定されている。リターンスプリング14が有する弾性により、リターンスプリング14の一端部42からパーキングポール13のカウンタウエイト34に下向きの荷重が加えられて、パーキングポール13は、ロック歯35がパーキングギヤ12から離脱する離脱方向に付勢されている。
リターンスプリング15のコイル状に巻回された部分にスプリング支持軸41が挿通されることにより、リターンスプリング15がスプリング支持軸41に支持されている。リターンスプリング15の一端部44は、コイル状に巻回された部分から後側に延びて、パーキングポール13の本体33に下側から引っ掛けられている。リターンスプリング15の他端部45は、ユニットケース2に固定されている。リターンスプリング15が有する弾性により、リターンスプリング15の一端部44からパーキングポール13の本体33に上向きの荷重が加えられて、パーキングポール13が離脱方向に付勢されている。
パーキングポール13の後側には、パーキングロッド51が設けられている。パーキングロッド51は、前後方向に延び、その先端がパーキングポール13の本体33と前後方向に対向している。パーキングロッド51の先端部には、カム52が設けられている。カム52は、パーキングロッド51の先端に近づくにつれて縮径する円錐状のカム面53を有している。パーキングロッド51には、カム52よりも後側の位置に、コイルスプリング54が巻装されている。カム52には、コイルスプリング54の一端が接続されている。コイルスプリング54の他端は、パーキングロッド51に固定されている。
また、ユニットケース2には、コントロールシャフト61が挿入されている。コントロールシャフト61は、上下方向に延びている。コントロールシャフト61の上端部は、ユニットケース2の上側に突出しており、その上端部には、アウタレバー(図示せず)が取り付けられている。アウタレバーには、シフトレバーから延びるコントロールケーブル(図示せず)が接続されており、シフトレバーを操作する力(シフト操作力)がコントロールケーブルを介して入力される。また、コントロールシャフト61には、ユニットケース2内において、インナレバー62が相対回転不能に取り付けられている。パーキングロッド51の基端部は、下方に屈曲されて延び、インナレバー62に回転可能に挿通されている。
シフトレバーがPポジション以外のポジションからPポジションに操作されると、その操作によるシフト操作力がアウタレバーに入力されて、アウタレバーが回動し、アウタレバーと一体にコントロールシャフト61およびインナレバー62が回動する。インナレバー62の回動により、パーキングロッド51がパーキングポール13側に進出する。パーキングロッド51の進出により、カム52のカム面53がパーキングポール13の本体33に当接した後、パーキングロッド51がさらに進出すると、カム面53によりパーキングポール13の本体33が押し下げられる。これにより、図1に示されるように、パーキングポール13のロック歯35がパーキングギヤ12の歯溝22のいずれかに嵌まり、パーキングギヤ12の回転が規制(パーキングロック)される。
シフトレバーがPポジションからPポジション以外のポジションに操作されると、その操作によるシフト操作力がアウタレバーに入力されて、パーキングロックされる際と逆の動きにより、アウタレバーが回動し、アウタレバーと一体にコントロールシャフト61およびインナレバー62が回動する。インナレバー62の回動により、パーキングロッド51がパーキングポール13から退避する。パーキングポール13の退避に伴い、リターンスプリング14,15の付勢力により、パーキングポール13がポール回転軸31を中心にその先端が持ち上がるように回動する。これにより、図2に示されるように、パーキングポール13のロック歯35がパーキングギヤ12の歯溝22から離脱して、パーキングギヤ12の回転が許容(パーキングロックが解除)される。
パーキングポール13およびパーキングロッド51の上方には、それらの上方に跨がるように、鉄製のパーキングサポート71が設けられている。パーキングサポート71は、ブロック状に形成されている。パーキングサポート71が設けられていることにより、パーキングロッド51が進退するときに、カム52がパーキングサポート71に下側から当接して摺擦し、カム52が上方に逃げることが阻止される。また、パーキングポール13が離脱方向に回動して、パーキングポール13のロック歯35がパーキングギヤ12の歯溝22から離脱するときに、パーキングポール13がパーキングサポート71に衝突し、パーキングサポート71がパーキングポール13の回り止めとして機能する。
<カウンタウエイト>
図3は、図1に示される切断面線A-Aにおけるパーキングポール13の断面図である。
パーキングポール13のカウンタウエイト34は、本体33よりも厚みが小さい薄肉部81と、本体33よりも厚みが大きい厚肉部82とを一体に有している。薄肉部81は、ポール回転軸31から相対的に近い部分に形成され、厚肉部82は、ポール回転軸31から相対的に遠い部分に形成され、薄肉部81に隣接している。言い換えれば、厚肉部82は、カウンタウエイト34の端部に形成され、薄肉部81は、カウンタウエイト34におけるポール回転軸31が挿通される軸挿通孔32と厚肉部82との間の部分に形成され、厚肉部82に隣接し、軸挿通孔32からは離間している。
パーキングポール13は、図4に示されるパーキングポール105と左右方向に見たときの外形が同一であるが、パーキングポール105のカウンタウエイト112は、薄肉部81および厚肉部82に相当する形状を有しておらず、左右方向の厚みが一様に形成されている。そのため、パーキングポール13では、パーキングポール105と比べて、薄肉部81で質量が減少し、厚肉部82で質量が増加する。パーキングポール13は、薄肉部81での質量の減少によるモーメントの増大を厚肉部82での質量の増加によるモーメントの低減で補い、厚肉部82での質量の増加分が薄肉部81での質量の減少分を超えないように設計されている。
図4に示されるパーキングポール105の質量をm0とし、パーキングポール105の揺動中心(ポール回転軸107の軸心)から重心位置までの距離をr0とした場合、パーキングポール105の揺動中心まわりのモーメントMは、
M=m0*r0
となる。一方、パーキングポール13の薄肉部81の質量をm1とし、パーキングポール13の揺動中心(ポール回転軸31の軸心)から薄肉部81の重心位置までの距離をr1とし、厚肉部82の質量をm2とし、揺動中心から厚肉部82の重心位置までの距離をr2とし、本体33の質量をm3とし、揺動中心から本体33の重心位置までの距離をr3とした場合、パーキングポール13の揺動中心まわりのモーメントM’は、
M’=-m1*r1-m2*r2+m3*r3
となる。パーキングポール13は、モーメントM’がモーメントMとほぼ等しく、全体での質量(m1+m2+m3)がパーキングポール105の質量m0未満となるように設計されている。すなわち、パーキングポール13は、次式(1),(2)が成立するように設計されている。
M≒M’=m0*r0±α(α:一定値) ・・・(1)
m0>m1+m2+m3 ・・・(2)
<作用効果>
以上のように、パーキングポール13は、ポール回転軸31を支点に揺動可能に設けられ、ポール回転軸31からパーキングギヤ12側に延びる本体33と、ポール回転軸31からパーキングギヤ12側と反対側に延びるカウンタウエイト34とを有している。パーキングポール13にカウンタウエイト34が設定されることにより、パーキングポール13の重心位置がポール回転軸31に近づき、パーキングポール13の揺動中心まわりのモーメントM’が低減される。
そして、カウンタウエイト34において、ポール回転軸31から相対的に近い部分が薄肉部81として、回転軸線方向の厚みが本体33よりも小さく形成されている。これにより、パーキングポール13の質量および材料費の低減を図ることができる。ところが、薄肉部81を設けることにより、パーキングポール13の揺動中心まわりのモーメントの低減の効果が薄れる。そこで、カウンタウエイト34には、ポール回転軸31から相対的に遠い部分に、回転軸線方向の厚みが本体33よりも大きい厚肉部82が形成されている。薄肉部81を設けることによるモーメントの増大を厚肉部82を設けることによるモーメントの低減で補うことができる。しかも、厚肉部82を設けることによる質量の増加分が薄肉部81を設けることによる質量の減少分を超えないようにすれば、パーキングポール13全体としての質量を低減させることができる。
よって、カウンタウエイト34の設定によるモーメントM’の低減の効果を確保しつつ、質量および材料費の低減を図ることができる。
パーキングポール13の揺動中心まわりのモーメントM’を低減できるので、パーキングポール13をロック歯35がパーキングギヤ12の歯溝22から離脱する離脱方向に付勢するリターンスプリング14,15の荷重を低減することができ、ひいては、シフトレバーをPポジション以外のポジションからPポジションに操作する際の操作荷重を低減することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
11:パーキングロック機構
12:パーキングギヤ
13:パーキングポール
22:歯溝
31:ポール回転軸
33:本体
34:カウンタウエイト
35:ロック歯
81:薄肉部
82:厚肉部

Claims (1)

  1. 所定の回転軸線を中心に回転可能に設けられるパーキングギヤとともにパーキングロック機構を構成するパーキングポールであって、
    前記回転軸線と平行に延びるポール回転軸を支点として揺動可能に設けられており、
    前記ポール回転軸から前記パーキングギヤ側に延び、前記パーキングギヤの歯溝に対して係合および離脱するロック歯を有する本体と、
    前記ポール回転軸から前記本体部と反対側に延びるカウンタウエイトとを一体に備え、
    前記カウンタウエイトは、前記ポール回転軸から相対的に近い部分に、前記回転軸線方向の厚みが前記本体よりも小さく形成された薄肉部を有し、前記ポール回転軸から相対的に遠い部分に、前記回転軸線方向の厚みが前記本体よりも大きく形成された厚肉部を有している、パーキングポール。
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