JP7238307B2 - 車体カバーおよび鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の車体カバーおよび鞍乗型車両に関する。
一般に、鞍乗型車両には、その前上部に設けられたメータおよびヘッドライト等と、当該車両の前後方向中央部または後部に設けられたバッテリ、センサ類およびECU(エンジンコントロールユニット)等とをそれぞれ接続するワイヤハーネスが設けられている。このようなワイヤハーネスは、エンジンと燃料タンクとの間を通り抜け、ヘッドパイプの側方を通ってメータまたはヘッドライトに至るように配索されている場合が多い(下記の特許文献1を参照)。
実開昭58-178087号公報
近年、例えばメータの多機能化が進み、メータに接続されるワイヤの本数が増加し、これらのワイヤを束ねたワイヤハーネスの外径が増大する傾向にある。このため、メータ等に接続するためのワイヤを束ねたワイヤハーネスを、シートに座した運転者、または鞍乗型車両の周囲にいる者から隠し、鞍乗型車両の外観性を高めることが難しくなっている。
この点、例えばハーフカウルまたはフルカウル等といった車体カバーを備えた鞍乗型車両においては、ワイヤハーネスを車体カバーの内部に通し、ワイヤハーネスを車体カバーで完全に囲ってしまうことによりワイヤハーネスを隠すことができる。しかしながら、この場合、鞍乗型車両の製造時においてワイヤハーネスの組付が困難となり、製造の作業性が悪化するおそれがある。また、鞍乗型車両のメンテナンス時においてもワイヤハーネスの着脱が困難となってメンテナンスの作業性が悪化するおそれがある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、鞍乗型車両の前上部に設けられたメータ等の電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを隠して鞍乗型車両の外観性を高めることができ、かつワイヤハーネスの鞍乗型車両に対する着脱性を高めることができる車体カバーおよび鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口していることを特徴とする。
また、本発明の第2の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝の深さは、前記ワイヤハーネスに設けられ、当該ハーネス挿入溝に挿入されたコネクタが当該ハーネス挿入溝内に埋没するように設定されていることを特徴とする。
また、本発明の第3の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝において、上側の開口縁部は下側の開口縁部よりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする。
また、本発明の第4の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口し、かつ前記インナーパネルの車幅方向内向きの面を前後方向に伸長していることを特徴とする。
また、本発明の第5の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口し、かつ前記インナーパネルの車幅方向内向きの面から車幅方向外向きに凹んでいることを特徴とする。
また、本発明の第6の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、前記ハーネス挿入溝は、前記一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面を前後方向に伸長し、前記鞍乗型車両をその側方から見たときにフロントフォークと交差していることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型車両は、上記本発明の第1、第2、第3、第4、第5または第6の車体カバーを備えている。
本発明によれば、鞍乗型車両の前上部に設けられたメータ等の電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを隠して鞍乗型車両の外観性を高めることができ、かつワイヤハーネスの鞍乗型車両に対する着脱性を高めることができる。
本発明の実施例の車体カバーを備えた鞍乗型車両の前部を左方から見た外観図である。 本発明の実施例の車体カバーを備えた鞍乗型車両の前部を上方から見た外観図である。 本発明の実施例の車体カバーにおいてフロントカバー部、左サイドカバー部および右サイドカバー部をそれぞれ分離させた状態を示す外観図である。 本発明の実施例の車体カバーの右サイドカバー部をその左方から見た外観図である。 図4中の矢示V-V方向から見た右サイドカバー部等の断面図である。 本発明の実施例の車体カバーにおける右サイドカバー部のアウターパネルを示す外観図である。 本発明の実施例の車体カバーにおける右サイドカバー部のインナーパネルを示す外観図である。 図4中の矢示VIII-VIII方向から見たインナーパネルおよびコネクタ等の断面図である。 図4中の矢示IX-IX方向から見たインナーパネル、ワイヤハーネスおよびクランプの断面図である。 本発明の実施例の車体カバーの左サイドカバー部をその右方から見た外観図である。 図10中の矢示XI-XI方向から見た左サイドカバー部等の断面図である。 本発明の実施例の車体カバーにおける左サイドカバー部のインナーパネルを示す外観図である。 図10中の矢示XIII-XIII方向から見たインナーパネル、ワイヤハーネスおよびクランプの断面図である。 図10中の矢示XIV-XIV方向から見たインナーパネル、ワイヤハーネスおよびストッパの断面図である。
本発明の実施形態の車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆うカバーである。当該車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備えている。鞍乗型車両の前上部には、メータユニットを含む電気機器が設けられており、一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、当該電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられている。すなわち、ハーネス挿入溝は、鞍乗型車両の前上部の左側を覆うサイドカバー部の右面、および鞍乗型車両の前上部の右側を覆うサイドカバー部の左面のうちのいずれか一方または双方に設けられている。
ワイヤハーネスはハーネス挿入溝内に挿入される。ワイヤハーネスがハーネス挿入溝内に挿入されることにより、ワイヤハーネスはハーネス挿入溝に沿って配置される。すなわち、ワイヤハーネスは、ハーネス挿入溝が伸びる方向と同じ方向に伸びるように位置決めされる。このように、ハーネス挿入溝はワイヤハーネスを上記電気機器へ向かうように整然と配索する機能を有している。
ワイヤハーネスを左側のサイドカバー部に形成されたハーネス挿入溝に挿入することにより、鞍乗型車両を左方から見たときに、ワイヤハーネスは左側のサイドカバー部に隠れて見えなくなる。同様に、ワイヤハーネスを右側のサイドカバー部に形成されたハーネス挿入溝に挿入することにより、鞍乗型車両を右方から見たときに、ワイヤハーネスは右側のサイドカバー部に隠れて見えなくなる。したがって、鞍乗型車両の周囲にいる者からワイヤハーネスを隠すことができ、鞍乗型車両の外観性を高めることができる。
また、ハーネス挿入溝は、サイドカバー部の車幅方向内向きの面から車幅方向外向きに凹んだ形状を有している。したがって、ワイヤハーネスをハーネス挿入溝内に挿入することにより、鞍乗型車両を上方から見たときに、ワイヤハーネスの全部または一部はハーネス挿入溝の中に隠れて見えなくなる。よって、鞍乗型車両のシートに座した運転者からワイヤハーネスの全部または一部を隠すことができ、鞍乗型車両の外観性を高めることができる。
また、ハーネス挿入溝は、サイドカバー部の車幅方向内向きの面から車幅方向内向きに開口している。したがって、鞍乗型車両の製造時には、ワイヤハーネスをヘッドパイプまたはフロントフォーク等とサイドカバー部との間に差し入れ、ハーネス挿入溝内に挿入することができる。また、鞍乗型車両のメンテナンス時には、ヘッドパイプまたはフロントフォーク等とサイドカバー部との間に手を差し入れてワイヤハーネスをハーネス挿入溝から取り外すことができる。このように、車体カバーを鞍乗型車両から取り外すことなく、または車体カバーを分解することなくワイヤハーネスを鞍乗型車両に対して容易に着脱することができる。よって、鞍乗型車両の製造時またはメンテナンス時の作業性を高めることができる。
また、本発明の実施形態の鞍乗型車両は、当該鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーと、当該鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器と、当該電気機器に接続されたワイヤが含まれたワイヤハーネスとを備えている。また、車体カバーは、鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備えている。また、一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面にはハーネス挿入溝が設けられ、ワイヤハーネスはハーネス挿入溝内に挿入されて位置決めされている。
このような構成を有する鞍乗型車両によれば、鞍乗型車両の周囲にいる者からワイヤハーネスを隠すことができ、かつ、鞍乗型車両のシートに座した運転者からワイヤハーネルの全部または一部を隠すことができ、よって、鞍乗型車両の外観性を高めることができる。また、ハーネス挿入溝は、サイドカバー部の車幅方向内向きの面から車幅方向内向きに開口しているので、車体カバーを鞍乗型車両から取り外すことなく、または車体カバーを分解することなくワイヤハーネスを鞍乗型車両に対して容易に着脱することができ、よって、鞍乗型車両の製造時またはメンテナンス時の作業性を高めることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、説明の便宜上、実施例の車体カバーおよび鞍乗型車両等の構成または動作に関して前(F)、後(B)、左(L)、右(R)、上(U)、下(D)の方向を述べる際には、各図1~7および10~12中の右下に描いた矢印に従う。
(鞍乗型車両)
図1は本発明の実施例の鞍乗型車両1の前部をその左方から見た状態を示している。図2は鞍乗型車両1の前部をその上方から見た状態を示している。なお、図2ではハンドルおよび前輪の図示を省略している。図1および図2に示すように、鞍乗型車両1は動力源としてガソリンエンジン2を有する自動二輪車である。鞍乗型車両1は、鞍乗型車両1の骨格を形成し、エンジン2および種々の部品を支持する車体フレーム3を備えている。鞍乗型車両1において、車体フレーム3の前上部に配置されたヘッドパイプ4には、ステアリングシャフトが回転可能に支持され、ステアリングシャフトにはブラケット5を介してフロントフォーク6およびハンドル7が支持されている。また、フロントフォーク6の下端側には前輪8が回転可能に支持されている。
また、鞍乗型車両1の前上部には、ヘッドライト16、メータユニット17および一対のウインカ18等、複数の電気機器が設けられている。ヘッドライト16は、鞍乗型車両1の前上部の左右方向中央前端側に配置されている。また、メータユニット17はヘッドライト16の後上方に配置されている。また、一対のウインカ18は鞍乗型車両1の前部の左右両側にそれぞれ配置されている。また、メータユニット17は、例えば、スピードメータ、タコメータ、オドメータ、燃料計、ウインカインジケータ、ギヤポジションインジケータ、ハイビームインジケータ、および各種の警告灯等を備えている。本実施例におけるメータユニット17は、走行速度、エンジン回転数、走行距離、燃料残量およびギヤポジション等を表示することにより、スピードメータ、タコメータ、オドメータ、燃料計およびギヤポジションインジケータ等として機能する液晶ディスプレイと、ウインカインジケータ、ハイビームインジケータ、および各種の警告灯等として機能する複数のランプ(例えば複数の発光ダイオード)を備えている。なお、メータユニット17の具体的な構成はこれに限定されない。
また、鞍乗型車両1の前上部には車体カバー11が設けられている。車体カバー11は鞍乗型車両1の前上部の前側、左側および右側を覆っている。本実施例の車体カバー11は、鞍乗型車両1の前上部の前側、左側および右側を覆っているのみであり、鞍乗型車両1においてエンジン2が設けられた部分の左側および右側、またはエンジン2の下側は覆っていない。このような車体カバーをハーフカウルと呼ぶことがある。また、図2に示すように、車体カバー11には、車体カバー11を車体フレーム3のヘッドパイプ4に固定するための固定部21を有している。車体カバー11には当該固定部21の他にもいくつかの固定部が設けられ、車体カバー11はこれら固定部を介して鞍乗型車両1に固定されている。また、車体カバー11の左右方向中央部の上部にはバイザ15が取り付けられている。
(車体カバー)
図3は、車体カバー11からバイザ15を取り外し、かつ車体カバー11において、フロントカバー部22、左サイドカバー部31および右サイドカバー部25をそれぞれ分離させた状態を示している。図3に示すように、車体カバー11は、フロントカバー部22、右サイドカバー部25および左サイドカバー部31を備えている。
フロントカバー部22は、車体カバー11のうち、鞍乗型車両1の前上部の前側を覆う部分である。図1または図2に示すように、フロントカバー部22は、鞍乗型車両1の左右方向中央部であって、ハンドル7の前方、フロントフォーク6の前方、かつ前輪8の上方に配置されている。また、図3に示すように、フロントカバー部22の前部には、ヘッドライト16の上側、下側、左側および右側を覆うヘッドライトカバー23が設けられている。また、フロントカバー部22の後部には、メータユニット17の主に左側および右側を覆うメータカバー24が設けられている。また、フロントカバー部22には、ヘッドライトカバー23およびメータカバー24等を支持するフロントカバーフレーム(図示せず)が設けられており、このフロントカバーフレームの後部に固定部21が固定されている。また、フロントカバー部22の上部にはバイザ15が取り付けられる。
右サイドカバー部25は、車体カバー11のうち、鞍乗型車両1の前上部の右側を覆う部分である。図1または図2に示すように、右サイドカバー部25は、鞍乗型車両1の右部であって、ハンドル7の下方、かつフロントフォーク6の右方に配置されている。また、鞍乗型車両1を右方から見たときに、右サイドカバー部25は前輪8よりも上側に配置されている。また、右サイドカバー部25は前後方向に伸長している。鞍乗型車両1を右方から見たときに、右サイドカバー部25の前端部はフロントフォーク6よりも前側に位置し、右サイドカバー部25の後端部はフロントフォーク6よりも後ろ側に位置し、さらに右サイドカバー部25の後端部はエンジン2の上方の位置に達している。また、右サイドカバー部25は、例えばねじまたはリベット等の止め具により、フロントカバー部22の右部に連結されている。
左サイドカバー部31は、車体カバー11のうち、鞍乗型車両1の前上部の左側を覆う部分である。左サイドカバー部31は、図2に示すように、鞍乗型車両1の左部に、右サイドカバー部25と左右対称の位置に配置されている。また、鞍乗型車両1を左方から見たときに、左サイドカバー部31の前端部はフロントフォーク6よりも前側に位置し、左サイドカバー部31の後端部はフロントフォーク6よりも後ろ側に位置し、さらに左サイドカバー部31の後端部はエンジン2の上方の位置に達している。また、左サイドカバー部31は、例えばねじまたはリベット等の止め具により、フロントカバー部22の左部に連結されている。
(右サイドカバー部)
図4は右サイドカバー部25を左方から見た状態を示している。図5は図4中の矢示V-V方向から見た右サイドカバー部25等の断面を示している。図6は右サイドカバー部25のアウターパネル26の右面を示している。図7は右サイドカバー部25のインナーパネル27の左面を示している。
図4および図5に示すように、右サイドカバー部25は、アウターパネル26およびインナーパネル27を備えている。アウターパネル26およびインナーパネル27はそれぞれ例えば樹脂により形成されている。
アウターパネル26は、右サイドカバー部25の車幅方向外側の壁部、すなわち右壁部を形成している。アウターパネル26は、図6に示すように、例えば走行時の空気抵抗を減らすこと、運転者に当たる走行風を減らすこと、鞍乗型車両1の外観性を高めること、または右サイドカバー部25の剛性を高めること等を考慮して、局所的に湾曲した部分をいくつか有しているが、全体的に見て、上下前後方向に拡がり、中央部が周縁部と比較して右方(車幅方向外側)に張り出すように湾曲した板状に形成されている。
インナーパネル27は、右サイドカバー部25の車幅方向内側の壁部、すなわち左壁部を形成している。インナーパネル27は、後述のハーネス挿入溝28を含む複数の凹凸を有し、かつ右サイドカバー部25の剛性を高めること等を考慮して局所的に湾曲した部分をいくつか有しているが、全体的に見れば、概ね略平板状に形成されている。
右サイドカバー部25は、アウターパネル26とインナーパネル27とが、アウターパネル26の左面とインナーパネル27の右面とが対向するように重なり合うことにより形成されている。また、アウターパネル26とインナーパネル27とは、アウターパネル26の周縁部とインナーパネル27の周縁部とを、例えばねじまたはリベット等の止め具で固定することにより結合されている。また、アウターパネル26の中央部とインナーパネル27の中央部との間には空間が形成されている。このように、右サイドカバー部25はいわゆる最中構造を有している。
また、図4に示すように、右サイドカバー部25の車幅方向内向きの面、すなわち左面には、電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネス41~44等を挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝28が設けられている。ここでいう電気機器は、主に、鞍乗型車両1の前上部に設けられたヘッドライト16、メータユニット17およびウインカ18である。
ハーネス挿入溝28は、図7に示すように、右サイドカバー部25のインナーパネル27に、車幅方向内向き、すなわち左方に開口するように形成されている。ハーネス挿入溝28は、インナーパネル27の上下方向略中央部に配置され、インナーパネル27の前後方向略中央部を通るように前後方向に伸長している。また、ハーネス挿入溝28は、鞍乗型車両1をその側方から見たときに、フロントフォーク6と交差している。鞍乗型車両1をその側方から見たときに、ハーネス挿入溝28の前端部はフロントフォーク6よりも前側に位置し、ハーネス挿入溝28の後端部はフロントフォーク6よりも後ろ側に位置し、さらにハーネス挿入溝28の後端側はヘッドパイプ4を越えて後方へ伸長している。また、ハーネス挿入溝28の後端側は下方へ湾曲している。
図4に示すように、ハーネス挿入溝28内には、複数のワイヤハーネス41~44および複数のコネクタ46~48が挿入されている。ワイヤハーネス41~44はそれぞれ、上記電気機器に接続される複数のワイヤを束ねたものである。具体的には、右サイドカバー部25の後部に配置されたワイヤハーネス41は、ヘッドライト16およびメータユニット17にそれぞれ接続される複数のワイヤを束ねたものである。ワイヤハーネス41に含まれた複数のワイヤは、右サイドカバー部25の前部で、ワイヤハーネス42とワイヤハーネス43に分割されている。また、ワイヤハーネス42の途中にはコネクタ46が接続され、ワイヤハーネス43の途中にはコネクタ47が接続されている。また、ワイヤハーネス44は、メータユニット17と右側のウインカ18との間を接続する複数のワイヤを束ねたものである。また、ワイヤハーネス44の前部の途中にはコネクタ48が接続されている。鞍乗型車両1のメンテナンス時には、コネクタ46~48のそれぞれの雄側と雌側とを分離させることにより、鞍乗型車両1からワイヤハーネス41~44を取り外すことができる。
ハーネス挿入溝28の幅は、上記電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスの本数、各ワイヤハーネスの外径、ワイヤハーネスに接続されたコネクタの大きさおよび個数、ワイヤハーネスおよびコネクタの配置、並びにワイヤハーネス等をハーネス挿入溝28内に固定するためのクランプの厚さ等に応じて設定されている。具体的には、ハーネス挿入溝28の前部は、図4に示すように、2つのコネクタ46、47および1本の小径のワイヤハーネス44を上下方向に並べて配置することができるように、ハーネス挿入溝28の後部と比較して大きい幅を有している。一方、ハーネス挿入溝28の後部は、1本の大径のワイヤハーネス41と、1本の小径のワイヤハーネス44とを配置することが可能な程度に、ハーネス挿入溝28の前部と比較して小さい幅を有している。
また、ハーネス挿入溝28の深さは、上記電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスの本数、各ワイヤハーネスの外径、ワイヤハーネスに接続されたコネクタの大きさおよび個数、ワイヤハーネスおよびコネクタの配置、並びにクランプの厚さ等に応じて設定されている。図8は、図4中の矢示VIII-VIII方向から見たインナーパネル27、コネクタ46、47およびワイヤハーネス44等の断面を示している。図8に示すように、ハーネス挿入溝28の前部の深さは、ハーネス挿入溝28の前部に挿入されたワイヤハーネス42~44およびコネクタ46、47がハーネス挿入溝28の前部内に埋没するように設定されている。なお、ハーネス挿入溝28の前部の深さとは、ハーネス挿入溝28の前部の上側の開口縁部28Aおよび下側の開口縁部28Bを含む平面P1と、ハーネス挿入溝28の前部の底面28Cとの間の距離を意味する。
また、図9は、図4中の矢示IX-IX方向から見たインナーパネル27およびワイヤハーネス41、44等の断面を示している。図9に示すように、ハーネス挿入溝28の後部の深さは、ハーネス挿入溝28の後部に挿入されたワイヤハーネス41、44およびクランプ50がハーネス挿入溝28の後部内に埋没するように設定されている。なお、ハーネス挿入溝28の後部の深さとは、ハーネス挿入溝28の後部の上側の開口縁部28Dおよび下側の開口縁部28Eを含む平面P2と、ハーネス挿入溝28の後部の底面28Fとの間の距離を意味する。
また、図8に示すように、ハーネス挿入溝28の前部において、上側の開口縁部28Aは下側の開口縁部28Bよりも車幅方向内側、すなわち左側に位置している。本実施例においては、ハーネス挿入溝28の前部の底面28Cが水平面と概ね垂直な方向に拡がっており、ハーネス挿入溝28の前部の上側の開口縁部28Aと底面28Cとの距離が、ハーネス挿入溝28の前部の下側の開口縁部28Bと底面28Cとの距離よりも長くなっている。別言すると、ハーネス挿入溝28の前部の上側の側壁が下側の側壁よりも左側へ張り出している。
また、図9に示すように、ハーネス挿入溝28の後部においても、上側の開口縁部28Dが下側の開口縁部28Eよりも左側に位置しており、ハーネス挿入溝28の後部の上側の側壁が下側の側壁よりも左側へ張り出している。もっとも、ハーネス挿入溝28の後部において上側の側壁が下側の側壁よりも左側へ張り出している程度は、ハーネス挿入溝28の前部において上側の側壁が下側の側壁よりも左側へ張り出している程度よりも小さい。
また、図8に示すように、各コネクタ46、47は、例えばプッシュリベット等の止め具49により、ハーネス挿入溝28の前部の底面28Cに固定されている。具体的には、ハーネス挿入溝28の前部の底面28Cには2つの取付穴29が形成されており、コネクタ46、47にそれぞれ連結された2つの止め具49の先端部が2つの取付穴29にそれぞれ挿入され、係止されている。
また、図9に示すように、ワイヤハーネス41および44は、クランプ50、およびプッシュリベット等の止め具51により、ハーネス挿入溝28の後部の底面28Fに固定されている。具体的には、ワイヤハーネス43および44はクランプ50により束ねられている。そして、クランプ50には止め具51が連結または一体形成されており、止め具51の先端部が、ハーネス挿入溝28の後部の底面28Fに形成された取付穴30に挿入され、係止されている。
(左サイドカバー部)
図10は左サイドカバー部31を右方から見た状態を示している。図11は図10中の矢示XI-XI方向から見た左サイドカバー部31等の断面を示している。図11は左サイドカバー部31のインナーパネル27の右面を示している。
図10および図11に示すように、左サイドカバー部31は、アウターパネル32およびインナーパネル33を備えている。アウターパネル32は、左サイドカバー部31の車幅方向外側の壁部、すなわち左壁部を形成している。アウターパネル32は、右サイドカバー部25のアウターパネル26と同じ材料により形成され、右サイドカバー部25のアウターパネル26と左右対称の形状を有している。インナーパネル33は、左サイドカバー部31の車幅方向内側の壁部、すなわち右壁部を形成している。インナーパネル33は、後述のハーネス挿入溝34を含む複数の凹凸を有し、かつ左サイドカバー部31の剛性を高めること等を考慮して局所的に湾曲した部分をいくつか有しているが、全体的に見れば、概ね略平板状に形成されている。
左サイドカバー部31は、右サイドカバー部25と同様に、アウターパネル32とインナーパネル33とを、アウターパネル32の右面とインナーパネル33の左面とが対向するように重ね合わせ、両者の周縁部をねじまたはリベット等の止め具で固定することにより形成されている。また、左サイドカバー部31は、アウターパネル32の中央部とインナーパネル33の中央部との間に空間を有する最中構造を有している。
また、左サイドカバー部31の車幅方向内向きの面、すなわち右面には、メータユニット17等の電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネス45を挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝34が設けられている。ハーネス挿入溝34は、図12に示すように、左サイドカバー部31のインナーパネル33に、車幅方向内向き、すなわち右方に開口するように形成されている。ハーネス挿入溝34は、インナーパネル33の中央部から下部にかけての領域に形成されている。ハーネス挿入溝34の前部は前後方向に伸長しており、ハーネス挿入溝34の後部は下方へ湾曲している。また、ハーネス挿入溝34は、鞍乗型車両1をその側方から見たときに、フロントフォーク6と交差している。
図10に示すように、ハーネス挿入溝34内には、上記電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネス45が挿入されている。ワイヤハーネス45は、メータユニット17と左側のウインカ18との間を接続する複数のワイヤを束ねたものである。ハーネス挿入溝34の幅は、ワイヤハーネス45の外径、およびワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に固定するためのクランプ52、54の厚さ等に応じて設定されている。
また、ハーネス挿入溝34の深さは、ワイヤハーネス45の外径およびクランプ52、54の厚さ等に応じて設定されている。図13は、図10中の矢示XIII-XIII方向から見たインナーパネル33およびワイヤハーネス45等の断面を示している。図13に示すように、ハーネス挿入溝34の後部の深さは、ハーネス挿入溝34の後部に挿入されたワイヤハーネス45およびクランプ52がハーネス挿入溝34内に埋没するように設定されている。なお、ハーネス挿入溝34の後部の深さとは、ハーネス挿入溝34の後部の上側の開口縁部34Aおよび下側の開口縁部34Bを含む平面P3と、ハーネス挿入溝34の後部の底面34Cとの間の距離を意味する。
また、図13に示すように、ハーネス挿入溝34の後部において、上側の開口縁部34Aは下側の開口縁部34Bよりも車幅方向内側、すなわち右側に位置している。本実施例においては、ハーネス挿入溝34の後部の底面34Cが水平面と概ね垂直な方向に拡がっており、ハーネス挿入溝34の後部の上側の開口縁部34Aと底面34Cとの距離が、ハーネス挿入溝34の後部の下側の開口縁部34Bと底面34Cとの距離よりも長くなっている。別言すると、ハーネス挿入溝34の後部の上側の側壁が下側の側壁よりも右側へ張り出している。
また、図13に示すように、ワイヤハーネス45の後端側部分は、クランプ52、およびプッシュリベット等の止め具53により、ハーネス挿入溝34の後部の底面34Cに固定されている。具体的には、ワイヤハーネス45の後端側の一部がクランプ52により包囲され、クランプ52に連結または一体形成された止め具53の先端部が、ハーネス挿入溝34の後部の底面34Cに形成された取付穴35に挿入され、係止されている。同様に、図10に示すように、ワイヤハーネス45の前端側部分も、クランプ54に連結または一体形成された止め具の先端部をハーネス挿入溝34の前部の底面に形成された取付穴36に挿入して係止することにより、ハーネス挿入溝34の前部の底面に固定されている。
また、図14は、図10中の矢示XIV-XIV方向から見たインナーパネル33およびワイヤハーネス45の断面を示している。図14に示すように、インナーパネル33には、ハーネス挿入溝34に挿入されたワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に止め置くためのストッパ37が形成されている。ストッパ37は、ハーネス挿入溝34の前後方向略中央部に配置され、ハーネス挿入溝34の下側の開口縁部34Dから上方へ突出している。また、ストッパ37は上下方向に伸長した柱状または板状に形成されている。また、ストッパ37は例えば樹脂成形によりインナーパネル33と一体形成されている。ストッパ37の左面は、ハーネス挿入溝34内にワイヤハーネス45を収容することができる程度に、ハーネス挿入溝34の底面34Eから離れている。また、ストッパ37の上端とハーネス挿入溝34の上側の側壁面との間には、ワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に入れることができる程度の隙間が形成されている。また、ストッパ37の上端部には、左方に僅かに突出する突出部37Aが形成されている。突出部37Aは、ハーネス挿入溝34内に収容されたワイヤハーネス45が振動や走行風等によってハーネス挿入溝34から抜け出ないようにする機能を有している。
また、図12または図14に示すように、インナーパネル33においてストッパ37と対向する部分、具体的にはハーネス挿入溝34の底部においてストッパ37と対向する部分には、貫通穴38が形成されている。これにより、ハーネス挿入溝34およびストッパ37が一体形成されたインナーパネル33を二分割の型で容易に成形することができる。
以上説明した通り、本発明の実施例の車体カバー11において、右サイドカバー部25および左サイドカバー部31のそれぞれの車幅方向内向きの面にはハーネス挿入溝28、34が設けられている。ワイヤハーネス41~44およびコネクタ46~48をハーネス挿入溝28内に挿入し、かつワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に挿入することにより、ワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48を車体カバー11で覆い隠すことができ、ワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48を鞍乗型車両1の側方(右方または左方)から見えなくすることができる。これにより、鞍乗型車両1の周囲にいる者からワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48を隠すことができ、鞍乗型車両1の外観性を高めることができる。
また、ワイヤハーネス41~44およびコネクタ46~48をハーネス挿入溝28内に挿入し、かつワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に挿入することにより、ワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48のそれぞれの全部または一部を鞍乗型車両1の上方から見えなくすることができる。これにより、鞍乗型車両1のシートに座した運転者からワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48のそれぞれの全部または一部を隠すことができ、鞍乗型車両1の外観性を高めることができる。
特に、ハーネス挿入溝28の深さは、ハーネス挿入溝28に挿入されたワイヤハーネス41~44およびコネクタ46、47をハーネス挿入溝28内に埋没させることができるように設定されており、また、ハーネス挿入溝34の深さは、ハーネス挿入溝34に挿入されたワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に埋没させることができるように設定されている。これにより、ワイヤハーネス41~45およびコネクタ46、47のそれぞれの全部または大部分を鞍乗型車両1の上方から見えなくすることができ、運転者からワイヤハーネス41~45およびコネクタ46、47のそれぞれの全部または大部分を隠すことができる。したがって、運転者からの鞍乗型車両1の美観を高めることができる。
さらに、ハーネス挿入溝28において、上側の開口縁部28A、28Dは下側の開口縁部28B、28Eよりも車幅方向内側に位置している。また、ハーネス挿入溝34において、上側の開口縁部34Aは下側の開口縁部34Bよりも車幅方向内側に位置している。これにより、各ハーネス挿入溝28、34の上側の側壁が庇となり、運転者からワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48を見え難くすることができる。例えば、カーブを曲がるとき等、運転者に対して鞍乗型車両1が左または右に傾き、運転者の視線が鞍乗型車両1の上方から鞍乗型車両1の前部に斜めに注がれるときでも、運転者からワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48のそれぞれの全部または一部を見えなくすることができる。
また、ハーネス挿入溝28は、インナーパネル27に、車幅方向内向きに開口するように形成されている。したがって、鞍乗型車両1の製造時には、ワイヤハーネス41~44等をヘッドパイプ4またはフロントフォーク6等と右サイドカバー部25との間に差し入れ、ハーネス挿入溝28内に挿入することができる。また、鞍乗型車両1のメンテナンス時には、ヘッドパイプ4またはフロントフォーク6等と右サイドカバー部25との間に手を差し入れてワイヤハーネス41~44等をハーネス挿入溝28から取り外すことができる。同様に、ハーネス挿入溝34は、インナーパネル33に、車幅方向内向きに開口するように形成されている。したがって、鞍乗型車両1の製造時には、ワイヤハーネス45をヘッドパイプ4またはフロントフォーク6等と左サイドカバー部31との間に差し入れ、ハーネス挿入溝34内に挿入することができる。また、鞍乗型車両1のメンテナンス時には、ヘッドパイプ4またはフロントフォーク6等と左サイドカバー部31との間に手を差し入れてワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34から取り外すことができる。このように、車体カバー11を鞍乗型車両1から取り外すことなく、または車体カバー11を分解することなくワイヤハーネス41~45等を鞍乗型車両1に対して容易に着脱することができる。よって、鞍乗型車両1の製造時またはメンテナンス時の作業性を高めることができる。
また、鞍乗型車両1の製造時またはメンテナンス時において、ワイヤハーネス41~45をハーネス挿入溝28、34内に挿入するだけで、ワイヤハーネス41~45を、車体カバー11に設けられた電気機器に導くように整然と配置することができる。したがって、ワイヤハーネスの組付け作業を容易にかつ迅速に行うことができる。
また、ハーネス挿入溝28、34は、前後方向に伸長し、鞍乗型車両1をその側方から見たときにフロントフォーク6と交差している。これにより、フロントフォーク6の右方または左方を通って前方へ向かうワイヤハーネス41~45の配索経路を容易に形成することができる。また、このような経路にワイヤハーネス41~45を配索した際に、ワイヤハーネス41~45およびコネクタ46~48がフロントフォーク6と接触することを防止することができる。特に、本実施例の鞍乗型車両1は、車両が曲がるときに車体カバー11に対してフロントフォーク6が回動するので、仮にワイヤハーネス41~45またはコネクタ46~48がフロントフォーク6と接触したとすると、ワイヤハーネス41~45またはコネクタ46~48がフロントフォーク6との衝突または摩擦によって傷むおそれがあるが、本実施例の車体カバー11によれば、これを防止することができる。
また、ハーネス挿入溝28が形成されたインナーパネル27には、ハーネス挿入溝28に挿入されたワイヤハーネス41、44をハーネス挿入溝28内に止めるクランプ50を取り付けるための取付穴30が形成されている。これにより、クランプ50を用いてワイヤハーネス41、44をハーネス挿入溝28内に容易に固定することができる。また、クランプ50に連結または一体形成された止め具51を取付穴30に挿入したとき、取付穴30を貫通した止め具51の先端部は、インナーパネル27とアウターパネル26との間に配置され、外部から見えなくなる。したがって、鞍乗型車両1の外観を損ねることなく、ワイヤハーネス41、44を固定することができる。同様に、ハーネス挿入溝34が形成されたインナーパネル33には、ハーネス挿入溝34に挿入されたワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に止めるクランプ52、54を取り付けるための取付穴35、36が形成されている。これにより、クランプ52、54を用いてワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に容易に固定することができる。また、クランプ52、54にそれぞれ連結または一体形成された止め具53等を取付穴35、36にそれぞれ挿入したとき、取付穴35を貫通した止め具53および取付穴36を貫通した止め具のそれぞれの先端部は、インナーパネル33とアウターパネル32との間に配置され、外部から見えなくなる。したがって、鞍乗型車両1の外観を損ねることなく、ワイヤハーネス45を固定することができる。
また、ハーネス挿入溝28が形成されたインナーパネル27には、ハーネス挿入溝28に挿入されたコネクタ46、47をハーネス挿入溝28内に止める止め具49を取り付けるための取付穴29が形成されている。これにより、止め具49を用いてコネクタ46、47をハーネス挿入溝28内に容易に固定することができる。また、止め具49を取付穴29に挿入したとき、取付穴29を貫通した止め具49の先端部が、インナーパネル27とアウターパネル26との間に配置され、外部から見えなくなるので、鞍乗型車両1の外観を損ねることなく、コネクタ46、47を固定することができる。
また、左サイドカバー部31のインナーパネル33には、ハーネス挿入溝34に挿入されたワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に止め置くためのストッパ37が一体形成されている。このストッパ37によりワイヤハーネス45をハーネス挿入溝34内に容易に止め置くことができる。
また、本実施例において、右サイドカバー部25に設けられたハーネス挿入溝28内には、ヘッドライト16およびメータユニット17にそれぞれ接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネス41~43が集約されて配置されている。さらに、このハーネス挿入溝28内には、メータユニット17と右側のウインカ18との間を接続するワイヤのみが含まれたワイヤハーネス44が配置されている。一方、左サイドカバー部31に設けられたハーネス挿入溝34内には、メータユニット17と左側のウインカ18との間を接続するワイヤのみが含まれたワイヤハーネス45のみが配置されている。これにより、ヘッドライト16およびメータユニット17に接続される各ワイヤ、メータユニット17と右側のウインカ18との間を接続する各ワイヤ、およびメータユニット17と左側のウインカ18との間を接続する各ワイヤを整然と配置することができる。具体的には、ワイヤ同士が交差する箇所を減らすことができ、ワイヤが散在することを防ぐことができる。したがって、鞍乗型車両1の外観性、並びに鞍乗型車両1の製造時およびメンテナンス時の作業性を向上させることができる。
なお、本発明におけるハーネス挿入溝の形状、幅または深さは、実施例として述べたハーネス挿入溝28、34の形状、幅または深さに限定されない。また、1つのインナーパネル27または33に複数のハーネス挿入溝を形成してもよい。また、右サイドカバー部25および左サイドカバー部31のいずれか一方のみにハーネス挿入溝を形成してもよい。また、ハーネス挿入溝内に挿入するワイヤハーネスの種類、外径、本数もしくは配置、またはコネクタの種類、大きさ、個数もしくは配置等も実施例で述べたものに限定されない。また、ハーネス挿入溝内にコネクタを配置しなくてもよい。また、ハーネス挿入溝に挿入されるワイヤハーネスに含まれたワイヤには、鞍乗型車両の前上部に設けられた電気機器以外の機器間を接続するワイヤが含まれていてもよい。
また、ハーネス挿入溝内に挿入されたワイヤハーネスまたはコネクタは、ハーネス挿入溝のすべての箇所においてハーネス挿入溝内に埋没していなくてもよい。すなわち、ハーネス挿入溝内に挿入されたワイヤハーネスまたはコネクタがハーネス挿入溝の一部においてハーネス挿入溝から部分的に出ていてもよい。
また、本発明の車体カバーは、ハーフカウルに限らず、フルカウルでもよい。また、上記実施例では、車体カバー11が車体フレーム3に固定されていて車体カバー11に対してフロントフォーク6が回動するタイプの自動二輪車を例にあげたが、本発明はこれに限らない。車体カバーがヘッドライトおよびメータユニットと共にフロントフォークの上部に固定されていて、フロントフォークの回動に伴って車体カバー、ヘッドライトおよびメータユニットが移動するタイプの自動二輪車にも適用することができる。また、本発明はスクータ、バギー車等、種々の鞍乗型車両に適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車体カバーおよび鞍乗型車両もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両
3 車体フレーム
6 フロントフォーク
16 ヘッドライト(電気機器)
17 メータユニット(電気機器)
18 ウインカ(電気機器)
21 車体カバー
23 フロントカバー部
25 右サイドカバー部(サイドカバー部)
26 アウターパネル
27 インナーパネル
28 ハーネス挿入溝
28A、28B、28D、28E 開口縁部
29、30 取付穴
31 左サイドカバー部(サイドカバー部)
32 アウターパネル
33 インナーパネル
34 ハーネス挿入溝
34A、34B、34D 開口縁部
35、36 取付穴
37 ストッパ
41~45 ワイヤハーネス
46~48 コネクタ
50、52、54 クランプ

Claims (9)

  1. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、
    前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口していることを特徴とする車体カバー。
  2. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝の深さは、前記ワイヤハーネスに設けられ、当該ハーネス挿入溝に挿入されたコネクタが当該ハーネス挿入溝内に埋没するように設定されていることを特徴とする車体カバー。
  3. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝において、上側の開口縁部は下側の開口縁部よりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする車体カバー。
  4. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、
    前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口し、かつ前記インナーパネルの車幅方向内向きの面を前後方向に伸長していることを特徴とする車体カバー。
  5. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部は、当該サイドカバー部の車幅方向外側の壁部を形成するアウターパネルと、当該サイドカバー部の車幅方向内側の壁部を形成するインナーパネルとを備え、
    前記インナーパネルの車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝は、前記インナーパネルの車幅方向内向きの面において車幅方向内向きに開口し、かつ前記インナーパネルの車幅方向内向きの面から車幅方向外向きに凹んでいることを特徴とする車体カバー。
  6. 鞍乗型車両の前上部の前側、左側および右側を覆う車体カバーであって、
    前記鞍乗型車両の前上部の前側を覆うフロントカバー部と、
    前記鞍乗型車両の前上部の左側および右側をそれぞれ覆う一対のサイドカバー部とを備え、
    前記一対のサイドカバー部のうちの少なくとも一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面には、前記鞍乗型車両の前上部に設けられたメータユニットを含む電気機器に接続されるワイヤが含まれたワイヤハーネスを挿入して位置決めするためのハーネス挿入溝が設けられ、
    前記ハーネス挿入溝は、前記一方のサイドカバー部の車幅方向内向きの面を前後方向に伸長し、前記鞍乗型車両をその側方から見たときにフロントフォークと交差していることを特徴とする車体カバー。
  7. 前記ハーネス挿入溝が形成された前記インナーパネルには、当該ハーネス挿入溝に挿入された前記ワイヤハーネスを当該ハーネス挿入溝内に止めるクランプを取り付けるための取付穴が形成されていることを特徴とする請求項1、4または5に記載の車体カバー。
  8. 前記ハーネス挿入溝が形成された前記インナーパネルには、当該ハーネス挿入溝に挿入された前記ワイヤハーネスを当該ハーネス挿入溝内に止め置くためのストッパが一体形成されていることを特徴とする請求項1、4または5に記載の車体カバー。
  9. 請求項1ないしのいずれかに記載の車体カバーを備えた鞍乗型車両。
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