JP7237488B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび撮像システム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび撮像システム Download PDF

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Description

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび撮像システムに関する。
従来、ネットワークや専用線を介して、遠隔操作によりカメラを制御し、映像を監視できるネットワークカメラが知られている。ネットワークカメラには、音声部を備え、映像だけではなく音声を遠隔へ配信する機能や、音声を解析して異常を検知する機能を備えたものもある。このような音声による異常検知の機能を持つカメラにおいては、その駆動音や、複数のネットワークカメラが設置されている環境においては、他のネットワークカメラから発せられた音声により、異常を誤検知してしまうおそれがあった。
特許文献1では、複数のネットワークカメラが連携して監視を行っている環境おいて、第一のネットワークカメラの音声出力メッセージを受け取った第二のネットワークカメラが音声検出機能を抑制することにより、異常の誤検知を抑制している。
特開2007-150462号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、カメラ自体の駆動音については考慮されていないため、駆動音により異常を誤検知してしまう可能性がある。そこで、本発明は、音声部および駆動部を持つ撮像装置において、駆動部の駆動音に起因する異常の誤検知を低減する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、遮光手段を駆動する駆動手段と、遮光手段の状態を検出する検出手段と、周辺の音を集音する集音手段と、集音された音に基づき異常を検知し、異常通知を出力する制御手段と、を備え、制御手段は、検出された遮光手段の状態に基づき、異常通知の出力をするか否かを判断する。
本発明によれば、音声部および駆動部を持つ撮像装置において、駆動部の駆動音に起因する異常の誤検知を低減することができる。
第1実施形態に係るネットワークカメラを含むカメラシステムの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る遮光部の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係るの異常通知処理を示すフローチャートである。 ネットワークカメラにおいて検出される音と閉動作の関係を説明する図である。 第2実施形態に係る異常通知処理を示すフローチャートである。 ネットワークカメラにおいて検出される音と閉開動作の関係を説明する図である。 ネットワークカメラにおいて検出される音と開動作の関係を説明する図である。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
<第1実施形態>
以下、ネットワークカメラ等の撮像装置に適用した実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るネットワークカメラ100を含むカメラシステム1の機能ブロック図である。撮像システムとしてのカメラシステム1は、ネットワークカメラ100、およびクライアント装置130、を含む。ネットワークカメラ100とクライアント装置130とはネットワーク160を介して通信可能に接続される
まず、ネットワークカメラ100の各部構成と機能について説明する。ネットワークカメラ100は、音声部170、レンズ111、撮像部110、本体部120および電源制御部150を含む。本実施形態のネットワークカメラ100においては、一例として、撮像部110から本体部120へ画像データの転送を行い、ネットワークカメラ100からクライアント装置130へ送信が行われる。
音声部170は、例えば、マイク回路を含み、音声部170周辺の音を集音することが可能である。また、音声部170は、スピーカー回路を備えていても良く、スピーカーを介して音声を出力可能であっても良い。音声部170によって集音された、音声データは撮像部110の音声I/F118を介して、後述する撮像制御部119へ送信される。なお、アナログ音声データとデジタル音声データは、AD変換器によりそれぞれデータ変換される。
レンズ111は、例えば、着脱可能なレンズユニットであり、ズームレンズ、フォーカスレンズ、防振レンズ、絞り羽を含むレンズ群である。レンズ111は、レンズ制御部としてのCPU(Central Processing Unit)を搭載していても良く、撮像部110からの入力される指示によって、レンズの各ブロックを制御する。具体的には、ズームレンズの制御、フォーカスレンズの制御、防振レンズの制御、絞り羽の制御を行う。なお、レンズ111は、ネットワークカメラ100と一体であっても良い。
撮像部110は、光学フィルタ117、撮像素子112、遮光部116、撮像制御回路114、信号処理回路113、メモリ転送回路115、音声I/F118、および撮像制御部119を備える。光学フィルタ117は、例えば、赤外カットフィルタ、透過ガラス、モータ駆動部などを含みうる。レンズ111から入光した光は赤外カットフィルタまたは透過ガラスを通過して撮像素子112へ到達する。赤外カットフィルタを通過した光は赤外成分をカットした光となり撮像素子112で電気信号へ変換される。
撮像素子112は、レンズ111および光学フィルタ117を介して撮像面に受光された光学像を光電変換して、電気信号を出力する。撮像素子112は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)イメージセンサを用いることができる。また、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)イメージセンサを用いてもよい。
撮像制御回路114は、画像の出力周期と同じ周期で撮像素子112を制御する。また蓄積時間が画像の出力周期より長い場合は、撮像素子112から撮像信号が出力できない期間、信号処理回路113のフレームメモリの撮像画像を保持するように信号処理回路113を制御する。
信号処理回路113は、撮像素子112で変換された電気信号をデジタル化して撮像画像を生成する。メモリ転送回路115は、信号処理回路113によって生成された撮像画像を、本体部120内のメモリ122へ転送する。撮像制御部119は、撮像部110の各構成部を制御する。例えば、撮像制御部119は、例えば、CPUを備える。
遮光部116は、例えば、レンズ111よりも撮像素子112側であって撮像素子112よりも光が入射する側に設けられており、閉状態でレンズ111からの光の遮光を行う機構である。ここで、本実施形態においては、閉状態とは、後述する遮光部116の遮光幕501が、レンズ111を通過した光の少なくとも一部を遮光する状態であり、また、開状態とは、遮光幕501が、レンズ111を通過した光を遮光しない状態である。
図2は、第1実施形態に係る遮光部116の構成を示す概略図である。図2(A)は、遮光幕501の閉状態を示している。図2(B)は、遮光幕501の開状態を示している。遮光部116は、遮光幕501、第1アーム502、止め具部材503、検出部504、駆動部505、第2アーム506、および付勢部508を含む。遮光幕501は、レンズ111を通過した光を遮光する遮光部材であり、例えば太陽光が放射する光のうちの少なくとも一部を吸収する色素等の材料で構成され、ネットワークカメラ100の非撮影中に太陽光が撮像素子112に入射することを抑制する。第1アーム502は、遮光幕501と駆動部505を接続する部材である。なお、本実施形態では、一例として2枚の遮光幕501を開閉することにより撮像素子112への入射光を制御する構成とするが、撮像素子112に光が入射することを抑制できれば良く、この構成に限られない。遮光幕501は、1枚であっても良いし、3枚以上であっても良い。
駆動部505は、例えば、ガルバノメーターであり、電圧を入力することにより回転し、接合されている第2アーム506も回転する。第2アーム506は、2枚の遮光幕501のそれぞれと接合されている。第2アーム506が反時計回りに回転すると接合された2枚の遮光幕501がそれぞれ上下方向(Z方向)に移動し、遮光幕501が開状態となる。本明細書において、この動作を開動作という。また、駆動部505に入力する電圧の大きさは撮像制御部119によりデューティー比を変えることで制御している。所定の電圧以上である場合、駆動部505は反時計回りに回転するように動作して、所定の電圧未満である場合、駆動部505は時計回り回転するように動作する。駆動部505は時計回り回転すると、接合された2枚の遮光幕501が開動作時とは反対の上下方向(Z方向)にそれぞれ移動し、遮光幕501が閉状態となる。本明細書において、この動作を閉動作という。また、駆動部505に所定の電圧を加えることにより遮光幕501を所定の位置にすることも可能となる。遮光幕501が開状態になると撮像素子へ光が入射できる状態になる。
止め具部材503は、遮光幕501が開状態となった際に、遮光幕501の端部と接触し、遮光幕501が開く方向に移動しないように抑制する部材である。検出部504は、例えば、フォトインタラプタ回路であって、遮光幕501の開閉状態を検出する。検出部504は、例えば、遮光幕501が開状態の場合にはHi信号を出力し、閉状態の場合にはLo信号を出力する。付勢部508は、例えば、コイルバネなどであって、第1アーム502に接合されている。付勢部508は、開状態では、付勢力が蓄積された状態となる。駆動部505への入力電圧がオフされ、遮光幕501の保持が解除されると、付勢部508に蓄積された付勢力によって、第1アーム502が駆動し、遮光幕501は閉じる方向に移動する。つまり、電源が抜かれた場合には蓄積された付勢力により遮光幕501は閉状態となる。
次いで、再び図1を参照して、本体部120の構成について説明する。本体部120は、本体制御部121、メモリ122およびネットワークI/F123を含む。本体制御部121は、例えば、CPUを備え、本体部120の各構成部を制御する。なお、本実施形態においては、撮像制御部119と本体制御部121を別体として設けたが、1つの制御部としても良い。メモリ122は、メモリ転送回路115から転送された画像データを一時的に記憶する。ネットワークI/F123は、メモリ122に転送された画像データを、ネットワーク160を介してクライアント装置130に送信する。
電源制御部150は、例えば、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されうる。電源制御部150は、クライアント装置130または外部電源140から、例えば、ネットワークケーブル、電源ケーブルなどで電力供給を受けて、撮像部110および本体部120への電源制御を行う。
外部電源140は、商用電源や直流電源、ネットワークケーブル経由の電源としてのPoE・PoE+などであり、ネットワークカメラ100へ給電することが可能である。なお、クライアント装置130を介してネットワークカメラ100へ給電する場合は、外部電源140は、クライアント装置130と接続されていても良い。
ネットワーク160は、例えばEthernet(登録商標)等の通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等である。なお、本実施形態においては、ネットワークカメラ100とクライアント装置130との間の通信を行うことができるものであれば、その通信規格や規模、構成は問わない。よって、ネットワーク160は、例えば、有線LAN(LocalAreaNetwork)、無線LAN、WAN(WideAreaNetwork)等であっても良い。
クライアント装置130は、外部装置であるパーソナルコンピュータなどの情報処理装置を想定するが、それに限定されるものではない。クライアント装置130は、例えば、サーバや携帯端末等であってもよい。クライアント装置130は、ネットワークカメラ100から、画像データを受信する。なお、クライアント装置130は、ネットワークカメラ100から画像データを受信するのみではなく、ネットワークケーブルを通じてネットワークカメラ100へ給電することが可能であっても良い。また、クライアント装置130は、ネットワークカメラ100に対して各種制御コマンドを送信する。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係るの異常通知処理について説明する。図3は、第1実施形態に係るの異常通知処理を示すフローチャートである。本図では、ネットワークカメラ100を起動して遮光幕501を開状態とした後、撮影を行っている定常状態において、遮光幕501が例えば振動などの外乱により閉状態となったときに発生する音を検出した場合の動作例を述べる。
ステップS101では、ネットワークカメラ100は撮影動作を行いながら、音声部170によって周辺の音を周期的に取得し、その音が異常音かどうかの判定を行う。具体的には、音声部170から入力されるアナログ音声を周期的(例えば10ms周期)に取得し、アナログ音声をAD変換により音声データに変換する。音声データは音声I/F118を介して撮像制御部119へ送信される。さらに、撮像制御部119は、受信した音声データと基準値(閾値)を比較する処理を行う。基準値とは、例えば、ユーザにより設定された音の大きさである。撮像制御部119は、音声データの音の大きさが基準値超える場合には異常音であると判定(異常を検知)し(S101、YES)、処理をS102へ移行する。基準値以下である場合には正常な状態であると判定し、処理をS103へ移行する。
ステップS102では、撮像制御部119は、異常音検知フラグをセットする。ステップS103では、撮像制御部119は、遮光部116の状態を判定する。具体的には、撮像制御部119は、検出部504から出力される電圧値などの電力値を取得して、電力値が所定の値以上であるかどうかを判定する。例えば、所定の電力値以上である場合には遮光幕501は開状態であると判定し(NO)、処理をS104へ移行する。所定の電力値未満である場合には遮光幕501は閉状態であると判定し(YES)、処理をS106へ移行する。ここで、ステップS103において、遮光幕501が閉状態であると判定された場合、遮光幕501の状態は開状態から閉状態へ変更されているといえる。
ステップS104では、撮像制御部119は、異常検知フラグがセットされているか否かを判定する。異常検知フラグがセットされている場合(YES)には、処理をS105へ移行する。異常検知フラグがセットされていない場合(NO)には、処理をS101へ移行する。ステップS105では、撮像制御部119は異常通知を出力する。具体的には、ネットワークI/F123を介してクライアント装置130側へ異常通知を出力する。
ステップS106では、撮像制御部119は異常検知フラグがセットされているか否かを判定する。異常検知フラグがセットされている場合(YES)には、処理をS107へ移行する。異常検知フラグがセットされていない場合(NO)には、処理をS109へ移行する。ステップS107では、撮像制御部119は、音の発生原因が遮光幕501の閉動作によるものであると判断し、異常検知フラグをクリアする処理を行い、処理をS108へ移行する。異常検知フラグをクリアすることによりクライアント装置130側への誤通知を回避することが可能となる。
ここで、図4を参照して、遮光幕が閉じたときに発生する音と動作の関係について述べる。図4は、ネットワークカメラ100において検出される音と閉動作の関係を説明する図である。本図では、横軸時間に対して各信号との関係を示している。信号は、上から検出音の信号波形、検出部504により検出された遮光幕501の信号波形、駆動部505の駆動電圧波形、遮光幕501の状態を示している。ネットワークカメラ100が大きな振動などの外乱を受けて、駆動部505による保持力では開状態を維持できなくなってしまうと、遮光幕501は閉状態となってしまい同時に幕閉じ音が発生する。ここで、幕閉じ音とは、遮光幕501が開状態から閉状態となった際に、発生する音である。さらに、検出部504による遮光幕501の信号はHi→Loへ変化する。この時の遮光幕501に起因して発生する音信号は、閉じたときに発生する音が最も大きく、その後も300ms程度振動して少しずつ減衰する。
ここで、検出した音を判定する仕組みについて述べる。ネットワークカメラ100は、ネットワーク160を介してクライアント装置130と接続されており、クライアント装置130側からさまざまな設定が可能となる。音判定の基準値は例えばクライアント装置130側から設定できる。例えば、ユーザがクライアント装置130からネットワークカメラ100に対して基準値を設定する。ネットワークカメラ100は、音声部170によってその基準値より大きい(または小さい)音声を検知した場合に異常音と判定してクライアント装置130へ異常通知を出力する。図4の場合では、基準値はユーザが設定した「ユーザ設定値」となっており、遮光幕501の閉じ音の最大値40およびその後の第2振動音41が基準値であるユーザ設定値を超えているため、クライアント装置130に異常通知を出力する条件を満たしている。
図3に戻り、ステップS108では、異常音検知の基準値を一時的に変更する処理を行う。撮像制御部119は、基準値をユーザ設定値から、これよりも高い図4に示す遮光幕501の閉じ音の最大値40(レベルA)に一時的に変更する。これにより、遮光幕501が閉状態となった後の振動による音により、誤って異常通知が出力されるのを回避できる。また、同時に遮光幕501の振動が安定するまでのタイマーを開始する。なお、このタイマーは、遮光幕501の状態変更に伴う振動が安定する期間よりも長いことが望ましい。ステップS109では、ステップS101と同様に取得された音が異常音かどうかの判定を行う。異常音であると判定した場合(YES)のは、処理をS110へ移行し、異常音でないと判定した場合(NO)、処理をS111へ移行する。
ステップS110では、ステップS102と同様に撮像制御部119は、異常音検知フラグをセットする。ステップS111では、ステップS104と同様に撮像制御部119は異常検知フラグがセットされているか否かを判定する。異常検知フラグが設定されている場合(YES)には、処理をS105へ移行する。異常検知フラグが設定されていない場合(NO)の場合には、処理をS112へ移行する。
ステップS112では、撮像制御部119が遮光幕501の安定タイマーの満了を判定する。本実施の形態では一例として400ms程度の期間で遮光幕501の動作は安定する設計としている。タイマーが満了した場合(YES)は、処理をS113へ移行する。タイマーが満了していない場合(NO)は、処理をS109へ移行する。これにより、安定タイマー作動中の期間内においても、基準値であるレベルAより大きい音に対する異常音検知は可能であり、さらに遮光幕501の開閉動作時に発生する振動による音の発生に対する誤報を回避できる。ステップS113では、異常音検知の基準値をユーザ設定値に戻す処理を行い、遮光幕501の閉動作時の処理を終了し、その後、遮光幕501を開状態とする処理を行う。
以上により、ネットワークカメラ100が大きな振動などの外乱を受けて遮光幕501が閉状態となってしまう場合において、発生する幕閉じ音による誤った異常通知を回避することができる。さらに遮光幕501の閉動作による振動が無くなるまでの間に発生する小さな幕閉じ音による誤った異常通知も回避することができる。さらに、遮光幕501の閉動作による振動が無くなるまでの間に発生する大きな音については、異常音として通知することができる。
なお、本実施形態においては、一例として、ステップS108において、異常音検知の基準値を一時的にユーザ設定値からこれよりも高いレベルAに変更する処理を行った。しかし、例えば、ステップS108において、遮光幕501の振動が安定するまでのタイマーのみを開始し、タイマーが満了するまで、異常音の判定を行わずに、異常通知を出力しない構成としても良い。この場合でも、ネットワークカメラ100が大きな振動などの外乱を受けて遮光幕501が閉状態となってしまう場合において、発生する幕閉じ音による誤った異常通知を回避することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、大きな振動などの外乱により遮光幕501が閉状態となってしまった後、遮光幕501を開状態とする復帰処理と遮光幕501が開動作を行った際に発生する音を検出した場合の動作例を述べる。
図5は、第2実施形態に係る異常通知処理を示すフローチャートである。図3に示したフローチャートと同じステップには図3中の符号と同符号を付し、説明は省略する。ステップS201では、大きな振動などの外乱により閉状態となった遮光幕501を開状態とする処理を行う。具体的には、撮像制御部119は、この時の駆動部505の駆動電圧をB[V]とし、電源の投入時の遮光幕501を開状態とする駆動電圧A[V]より小さい電圧を設定する。電源の投入時以外において、電源の投入時の遮光幕501を開ける電力値より小さい電力値とすることで、遮光幕501が開状態となるまでの時間は長くなるが、遮光幕501が、例えば、止め具部材503に接触する際に発生する音を小さくすることができる。なお、以降、遮光幕501が閉状態から開状態となった際に、例えば、止め具部材503への接触などにより発生する音を開き音という。
ここで、遮光幕501の開閉動作時に発生する音と動作の関係について述べる。図6は、ネットワークカメラ100において検出される音と閉開動作の関係を説明する図である。本図では、横軸時間に対して各信号との関係を示している。信号は、上から検出音の信号波形、検出部504により検出された遮光幕501の信号波形、駆動部505の駆動電圧波形、遮光幕501の状態を示している。
ネットワークカメラ100が大きな振動などの外乱を受けて、駆動部505による保持力では遮光幕501の開状態を維持できなくなってしまうと遮光幕501は閉状態となってしまい同時に幕閉じ音が発生する。また、遮光幕501の位相信号はHi→Loへ変化する。この時の遮光幕501に起因して発生する音信号は、閉状態となったときに発生する音が最も大きく、その後も300ms程度振動して少しずつ減衰する。次に、閉動作により発生した振動が安定したタイミングで遮光幕501の開動作を開始する。この時の駆動部505の駆動電圧はB[V]とし、ネットワークカメラ100の電源の投入時の遮光幕501の開動作の駆動電圧A[V]に対して小さい。遮光幕501を開状態にすると、開き音が発生する。また、検出部504によって検出される遮光幕501の信号はLo→Hiへ変化する。この時の遮光幕501に起因して発生する音信号は、開状態となったときに発生する音が最も大きく、その後も200ms程度振動して少しずつ減衰する。
図5に戻り、ステップS101では、周辺の音を周期的に取得し、その音が異常音かどうかの判定を行う。この時の基準値は、例えばユーザにより設定された音の大きさ(ユーザ設定値)である。撮像制御部119は、音声データの大きさが基準値を超える場合には異常音であると判定し、処理をS203へ移行する。基準値以下である場合には正常な状態であると判定し、処理をS204へ移行する。
ステップS102では、撮像制御部119は、異常音検知フラグをセットする。ステップS204では、遮光幕501の状態を判定する。具体的には、撮像制御部119は検出部504から出力される電圧値などの電力値を取得して、電力値が所定の値以上であるかどうかを判断する。例えば所定の電力値以上である場合には遮光幕501は開状態であると判断し(YES)、処理をS205へ移行する。所定の電力値未満である場合には遮光幕501は閉状態であると判断し(NO)、処理をS206へ移行する。
ステップS205では、遮光幕501の駆動部505に入力する電圧を切り替える。具体的には、遮光幕501を保持するための電圧X[V]に切り替える処理を行う。例えば、開動作で入力するB[V]より小さい電圧X[V]に切り替えることにより、消費電力が低減できる。ステップS210では、異常音検知の基準値を一時的に変更する処理を行う。撮像制御部119は、基準値を図6に示す遮光幕501の開き音の最大値60(レベルB)に一時的に変更する。これにより、遮光幕501が開状態となった後の振動による音により、誤って誤報を回避できる。また同時に遮光幕501の振動が安定するまでのタイマーを開始する。
ここで、ネットワークカメラ100の電源の投入時の遮光幕501の開処理について述べる。図7(A)は、起動時の遮光幕の開処理のフローチャートである。なお、図3に示したフローチャートと同じステップには図3中の符号と同符号を付し、説明は省略する。
ステップS301では、ネットワークカメラ100に電源が供給される。具体的には、PoE/POE+対応のLANケーブルが挿入されるあるいはDC電源ケーブルが挿入される。電源制御部150は本体部120の起動開始を要求する。本体部120は、本体制御部121やメモリ122やネットワークI/F123などの初期化処理などを行う。ステップS302では、電源オフ時に閉状態である遮光幕501を開状態とする処理を行う。具体的には、駆動部505に電圧を入力する。この時の駆動電圧はA[V]とする。これにより、遮光幕501が開くまでの時間は短くできるが、開き音が大きくなる。ただし、このときネットワーク接続は確立していないためクライアント装置130へ誤って異常通知を出力することはない。よって、ステップS101のような、ネットワークカメラ100は撮影動作を行いながら、周辺の音を周期的に取得し、その音が異常音かどうかの判定を行うことが不要となる。
図7(B)は、ネットワークカメラ100において検出される音と開動作の関係を説明する図である。本図では、横軸時間に対して各信号との関係を示している。信号は、上から検出音の信号波形、検出部504により検出された遮光幕501の信号波形、駆動部505の駆動電圧波形、遮光幕501の状態を示している。電源が供給されると遮光幕501の開動作を開始する。この時の駆動電圧はA[V]とする。遮光幕501を開状態にすると、開き音が発生する。また、検出部504により検出される遮光幕501の信号はLo→Hiへ変化する。この時の遮光幕501に起因して発生する音信号は、開状態となったときに発生する音が最も大きく、その後も300ms程度振動して少しずつ減衰する。
以上により、振動など外乱により閉状態となった遮光幕501を開状態とする場合において、発生する開き音による誤った異常通知の出力を回避することができる。さらに、小さい駆動電圧で開動作を行うことで、不要な音の発生を低減することができる。また、遮光幕501の開動作による振動が無くなるまでの間に発生する開き音による誤った異常通知の出力も回避することができる。さらに、遮光幕501の開動作による振動が無くなるまでの間に発生する大きな音については、異常音として通知することができる。さらに電源オン時と復帰時の遮光幕開駆動電圧を変えることで、電源オン時には短時間で開状態にすることができる。
以上、説明したように、本発明によれば遮光幕501の開閉動作に伴い発生する音による誤った異常通知の出力を回避することができる。さらに、復帰動作における開き音を小さくすることができる。なお、本実施の形態における遮光部116は、電源供給が断たれたタイミングで遮光幕501が閉状態となる機構として説明したが、同タイミングで遮光幕501を開く機構であってもよい。例えば、動作中にユーザ操作により遮光幕501が閉状態なるケースにおいて、電源供給が断たれた場合に遮光幕501が開状態となる仕組みの撮像装置であってもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、本発明は、複数のプロセッサが連携して処理を行うことによっても実現できるものである。また、以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 カメラシステム
100 ネットワークカメラ
110 撮像部
116 遮光部
119 撮像制御部
120 本体部
121 本体制御部
130 クライアント装置
501 遮光幕

Claims (14)

  1. 遮光手段を駆動する駆動手段と、
    前記遮光手段の状態を検出する検出手段と、
    周辺の音を集音する集音手段と、
    前記集音された音に基づき異常を検知し、異常通知を出力する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出された前記遮光手段の状態に基づき、前記異常通知の出力をするか否かを判断する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 遮光手段を駆動する駆動手段と、
    周辺の音を集音する集音手段と、
    前記集音された音に基づき異常を検知し、異常通知を出力する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記遮光手段の状態を判断し、前記判断された前記遮光手段の状態に基づき、前記異常通知の出力をするか否かを判断する、ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記集音手段から入力される音声データが第1閾値を超えた場合に、前記異常を検知する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記集音手段から入力される音声データが第1閾値を超えた際に、前記駆動手段の電力値から前記遮光手段の状態が変更されていると判断した場合、所定の期間、前記異常通知を出力しない、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記集音手段から入力される音声データが第1閾値を超えた際に、前記駆動手段の電力値から前記遮光手段の状態が変更されていると判断した場合、所定の期間、前記第1閾値より高い第2閾値を設定する、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記集音手段から入力される音声データが前記所定の期間内に前記第2閾値を超えた場合、前記異常通知を出力する、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記集音手段から入力される音声データが前記所定の期間内に前記第2閾値を超えなかった場合、前記異常通知を出力しない、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記所定の期間は、前記遮光手段の状態変更に伴う、前記遮光手段の振動が安定する期間よりも長い、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記駆動手段の電力値に基づき、前記遮光手段の状態を判断する、ことを特徴とする請求項2、4~8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、電源の投入時以外において、前記遮光手段を開状態とする場合に、前記駆動手段の電力値を前記電源の投入時よりも小さく設定する、ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記遮光手段の状態は、前記遮光手段が開いている開状態、及び閉じている閉状態の何れかの状態であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    遮光手段を駆動する工程と、
    前記遮光手段の状態を検出する検出工程と、
    周辺の音を集音する集音工程と、
    前記集音工程において集音された音に基づき異常を検知し、異常通知を出力する制御工程と、を含み、
    前記制御工程では、前記検出された前記遮光手段の状態に基づき、前記異常通知の出力をするか否かを判断する、ことを特徴とする制御方法。
  13. 撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    遮光手段を駆動する工程と、
    周辺の音を集音する集音工程と、
    前記集音工程において集音された音に基づき異常を検知し、異常通知を出力する制御工程と、を含み、
    前記制御工程では、前記遮光手段の状態を判断し、前記判断された前記遮光手段の状態に基づき、前記異常通知の出力をするか否かを判断する、ことを特徴とする制御方法。
  14. 請求項12又は13に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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