JP7234986B2 - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用セパレータに関する。
従来、固体高分子形燃料電池は、膜電極接合体を有する発電部と、複数の凸部及び凹部が交互に形成され、発電部を挟持する一対の金属製のセパレータとを含む単セルが複数積層されたスタックを備えている(例えば、特許文献1参照)。
単セルを構成する各セパレータと発電部との間には、凸部及び凹部により区画され、反応ガスが流通するガス流路が形成されている。
特開2019-204659号公報
ところで、燃料電池では、ガス流路内の反応ガスが発電部に到達することで発電が行われるため、ガス流路内の発電部近傍における反応ガスの流量は多いことが好ましい。このため、ガス流路内の発電部近傍における反応ガスの流速を増加させることが望まれている。
しかしながら、ガス流路内の反応ガスの流速は、凸部の突出方向における中央よりも発電部近傍の方が小さくなる。このため、燃料電池の発電性能を高める上では、改善の余地がある。
本発明の目的は、発電部近傍における反応ガスの流速を増加させることができる燃料電池用セパレータを提供することにある。
上記目的を達成するための燃料電池用セパレータは、燃料電池の発電部に当接して設けられる燃料電池用セパレータであって、互いに間隔をおいて並列して延びるとともに前記発電部に当接する複数の突条と、互いに隣り合う2つの前記突条の間において前記突条に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路と、を有し、前記ガス流路を流れる前記反応ガスの流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ上流側及び下流側とするとき、ガス流路には、前記発電部に向かって突出するとともに、前記ガス流路の延在方向に沿って延びる複数のリブが設けられており、前記リブは、前記突条の並び方向に互いに間隔をおいて並列する複数の第1リブと、前記並び方向において互いに隣り合う第1リブ同士の間に位置する第2リブと、を含み、前記第1リブの下流側端部には、前記発電部から離間する離間部が設けられており、前記第2リブの上流側端部には、下流側ほど発電部に近接するように傾斜した傾斜部が設けられており、前記傾斜部の少なくとも一部は、前記離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置している。
同構成によれば、反応ガスは、ガス流路のうち第1リブ同士の間を流れることで、その流速が増加する。そして、流速が増加された反応ガスは、離間部よりも下流側に移動する。ここで、傾斜部の少なくとも一部は、離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置しているため、上記流速が増加された反応ガスは、傾斜部に沿って流れることで発電部に向かって流れやすくなる。したがって、発電部近傍における反応ガスの流速を増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記離間部は、下流側ほど前記発電部から離間するように傾斜していることが好ましい。
同構成によれば、離間部は下流側ほど発電部から離間するように傾斜しているため、ガス流路のうち離間部が設けられた部分の流路断面積は、下流側に向かうほど徐々に増大する。そして、こうしたガス流路の流路断面積の増大は、発電部側から徐々に生じる。
以上のことから、第1リブ同士の間を流れる反応ガスは、離間部同士の間を通過する際に、流路断面積が増大する側、すなわち、発電部側に向かって流れやすくなる。したがって、流路断面積の変化に伴う発電部側に向かう反応ガスの流れと、傾斜部に沿って発電部側に向かう反応ガスの流れとの相乗効果によって、発電部近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記離間部と前記傾斜部とは、前記並び方向において重なり合っていることが好ましい。
同構成によれば、離間部同士の間を流れる反応ガスの一部は、離間部を通過する前に傾斜部に沿って発電部側に向かって流れる。このため、反応ガスが、発電部に向かって流れやすくなる。したがって、発電部近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記第1リブの突端面は、前記突条の各々の頂面と同一平面上に位置していることが好ましい。
同構成によれば、各突条の頂面と共に第1リブの突端面が発電部に当接するようになる。このため、第1リブが発電部に当接していない場合に比べて、ガス流路のうち第1リブ同士の間の部分と、当該部分の直ぐ下流側の部分との間における流路断面積の変化率が大きくなり、これらの間における反応ガスの圧力差が大きくなる。これにより、反応ガスが発電部側に向かってより流れやすくなる。したがって、発電部近傍の反応ガスの流速を一層増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記リブの突端面は、前記延在方向の全体にわたって前記突条の各々の頂面よりも前記ガス流路の内側に位置していることが好ましい。
同構成によれば、リブが発電部に当接していないため、リブによって発電部が閉塞されることを抑制できる。したがって、燃料電池における発電性能の低下を抑制できる。
また、上記目的を達成するための燃料電池用セパレータは、燃料電池の発電部に当接して設けられる燃料電池用セパレータであって、互いに間隔をおいて並列して延びるとともに前記発電部に当接する複数の突条と、互いに隣り合う2つの前記突条の間において前記突条に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路と、を有し、前記ガス流路を流れる前記反応ガスの流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ上流側及び下流側とするとき、前記突条は、互いに間隔をおいて並列する複数の第1突条と、前記第1突条の並び方向において互いに隣り合う第1突条同士の間に位置する第2突条と、を含み、前記第1突条の下流側端部には、前記発電部から離間する離間部が設けられており、前記第2突条の上流側端部には、下流側ほど発電部に近接するように傾斜した傾斜部が設けられており、前記傾斜部の少なくとも一部は、前記離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置している。
同構成によれば、ガス流路を流れる反応ガスは、離間部よりも下流側に移動する。ここで、傾斜部の少なくとも一部は、離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置しているため、上記反応ガスは、傾斜部に沿って流れることで発電部に向かって流れやすくなる。したがって、発電部近傍における反応ガスの流速を増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記離間部は、下流側ほど前記発電部から離間するように傾斜していることが好ましい。
同構成によれば、離間部は下流側ほど発電部から離間するように傾斜しているため、ガス流路のうち離間部が設けられた部分の流路断面積は、下流側に向かうほど徐々に増大する。そして、こうしたガス流路の流路断面積の増大は、発電部側から徐々に生じる。
以上のことから、ガス流路を流れる反応ガスは、離間部同士の間を通過する際に、流路断面積が増大する側、すなわち、発電部側に向かって流れやすくなる。したがって、ガス流路の流路断面積の変化に伴う発電部側に向かう反応ガスの流れと、傾斜部に沿って発電部側に向かう反応ガスの流れとの相乗効果によって、発電部近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
上記燃料電池用セパレータにおいて、前記離間部と前記傾斜部とは、前記並び方向において重なり合っていることが好ましい。
同構成によれば、離間部同士の間を流れる反応ガスの一部は、離間部を通過する前に傾斜部に沿って発電部側に向かって流れる。このため、反応ガスが、発電部に向かって流れやすくなる。したがって、発電部近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
本発明によれば、発電部近傍における反応ガスの流速を増大させることができる。
燃料電池用セパレータの第1実施形態について、当該セパレータを有する単セルを中心とした燃料電池スタックの断面図。 同実施形態の燃料電池用セパレータの斜視図。 同実施形態の燃料電池用セパレータの断面図。 同実施形態の燃料電池用セパレータの平面図。 第2実施形態の燃料電池用セパレータの斜視図。 第2実施形態の燃料電池用セパレータの断面図。 第2実施形態の燃料電池用セパレータの平面図。 第1変更例の燃料電池用セパレータの断面図。 第2変更例の燃料電池用セパレータの平面図。 第3変更例の燃料電池用セパレータの斜視図。 第4変更例の燃料電池用セパレータの斜視図。 第5変更例の燃料電池用セパレータの斜視図。
<第1実施形態>
以下、図1~図4を参照して、燃料電池用セパレータの第1実施形態について説明する。
各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については実際と異なる場合がある。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池用セパレータ(以下、セパレータ20と称する)は、固体高分子形燃料電池のスタック100に用いられるものである。なお、セパレータ20は、後述する第1セパレータ30及び第2セパレータ40の総称である。
スタック100は、複数の単セル10が積層された構造を有している。単セル10は、アノード側の第1セパレータ30と、カソード側の第2セパレータ40とにより挟持された発電部11を備えている。
発電部11は、膜電極接合体12と、膜電極接合体12を挟持するアノード側ガス拡散層15及びカソード側ガス拡散層16とにより構成されている。アノード側ガス拡散層15は、膜電極接合体12と第1セパレータ30との間に設けられている。カソード側ガス拡散層16は、膜電極接合体12と第2セパレータ40との間に設けられている。アノード側ガス拡散層15及びカソード側ガス拡散層16は、共に炭素繊維により形成されている。
膜電極接合体12は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有する固体高分子材料からなる電解質膜13と、電解質膜13を挟持する一対の電極触媒層14とを備えている。各電極触媒層14には、燃料電池における反応ガスの電気化学反応を促進するために、例えば白金などの触媒が担持されている。
第1セパレータ30は、例えば、黒鉛などの炭素材と、ポリプロピレンなどのバインダとしての樹脂材料とを含む複合材を加熱しながらプレス成形することにより形成されている。第1セパレータ30は、互いに間隔をおいて並列して延在するとともに発電部11に当接する複数の突条31と、互いに隣り合う2つの突条31の間において突条31に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路32とを有している。各突条31は、アノード側ガス拡散層15に当接している。なお、突条31及びガス流路32は、図1の紙面に直交する方向に延びている。
第2セパレータ40は、例えば、黒鉛などの炭素材と、ポリプロピレンなどの樹脂材料とを含む複合材を加熱しながらプレス成形することにより形成されている。第2セパレータ40は、互いに間隔をおいて並列して延在するとともに発電部11に当接する複数の突条41と、互いに隣り合う2つの突条41の間において突条41に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路42とを有している。各突条41は、カソード側ガス拡散層16に当接している。なお、突条41及びガス流路42は、図1の紙面に直交する方向に延びている。
第1セパレータ30のガス流路32とアノード側ガス拡散層15とで区画される部分には、反応ガスとしての燃料ガスが流通する燃料ガス流路が形成されている。第2セパレータ40のガス流路42とカソード側ガス拡散層16とで区画される部分には、反応ガスとしての酸化ガスが流通する酸化ガス流路が形成されている。本実施形態において、燃料ガス流路を流通する燃料ガスは水素であり、酸化ガス流路を流通する酸化ガスは空気である。
第1セパレータ30におけるガス流路32の底部の裏面と、同第1セパレータ30に隣り合う第2セパレータ40のガス流路42の底部の裏面とは、レーザ溶接などにより互いに接合されている。第1セパレータ30の突条31の裏面と、第2セパレータ40における突条41の裏面とで区画される部分には、冷却水が流通する冷却水流路が形成されている。
図2に示すように、本実施形態において、第1セパレータ30のガス流路32には、ガス流路32の底部から発電部11に向かって突出するとともに、延在方向に沿って延びる複数のリブ50が設けられている。また、図示は省略するが、第2セパレータ40のガス流路42には、ガス流路42の底部から発電部11に向かって突出するとともに、延在方向に沿って延びるリブ50が設けられている。本実施形態の第1セパレータ30と第2セパレータ40とは、同様の構成を有しているため、以降においては、第1セパレータ30のリブ50について説明することで、第2セパレータ40のリブ50についての説明を省略する。
以降において、突条31の並び方向を単に並び方向と称する。また、ガス流路32の延在方向を単に延在方向と称する。なお、本実施形態では、並び方向と延在方向とが直交している。また、ガス流路32を流れる反応ガスの流れ方向の上流側を単に上流側と称し、同流れ方向の下流側を単に下流側と称する。
図2及び図3に示すように、リブ50は、並び方向に互いに間隔をおいて並列する一対の第1リブ60と、並び方向において互いに隣り合う第1リブ60同士の間に位置する第2リブ70とを含んでいる。各リブ60,70は板状をなしている。なお、図2では、第1リブ60と第2リブ70との位置関係を示すために、一部の第1リブ60を二点鎖線にて示している。
第1リブ60は、発電部11に当接して延在する延在部61と、延在部61の上流側に連なる上流側傾斜部62と、延在部61の下流側に連なる下流側傾斜部63とを有している。上流側傾斜部62は、第1リブ60の上流側端部に設けられており、下流側傾斜部63は、第1リブ60の下流側端部に設けられている。なお、第1リブ60の下流側傾斜部63は、離間部の一例である。
図3に示すように、延在部61の突端面61aは、各突条31の頂面31aと同一平面上に位置している。すなわち、延在部61は、延在方向の全体にわたって発電部11に当接している。より詳しくは、第1セパレータ30における第1リブ60の延在部61は、延在方向の全体にわたってアノード側ガス拡散層15に当接している。また、図示は省略するが、第2セパレータ40における第1リブ60の延在部61は、延在方向の全体にわたってカソード側ガス拡散層16に当接している。
上流側傾斜部62は、下流側ほど発電部11に近接するように傾斜している。換言すると、上流側傾斜部62は、上流側ほど発電部11側とは反対側に位置するように傾斜している。本実施形態の上流側傾斜部62は、並び方向から視て三角形状をなしている。
上流側傾斜部62におけるガス流路32の底部に対する傾斜角度は、例えば、15度から45度の間であることが好ましい。本実施形態における上流側傾斜部62の傾斜角度は15度である。
下流側傾斜部63は、下流側ほど発電部11から離間するように傾斜している。換言すると、下流側傾斜部63は、下流側ほど発電部11側とは反対側に位置するように傾斜している。本実施形態の下流側傾斜部63は、並び方向から視て三角形状をなしている。
下流側傾斜部63におけるガス流路32の底部に対する傾斜角度は、例えば、15度から45度の間であることが好ましい。本実施形態における下流側傾斜部63の傾斜角度は15度である。
図4に示すように、各第1リブ60は、隣り合う突条31から並び方向に離間した位置に設けられている。すなわち、各第1リブ60と、当該第1リブ60に隣り合う突条31との間には隙間が設けられている。
本実施形態のガス流路32には、複数対の第1リブ60が、延在方向に互いに間隔をおいて設けられている。なお、図2~図4においては、延在方向に互いに間隔をおいて設けられた二対の第1リブ60が図示されている。以降において、説明の便宜上、図2~図4における上流側の一対の第1リブ60を第1リブ60Aと称し、下流側の一対の第1リブ60を第1リブ60Bと称する場合がある。
一対の第1リブ60は、延在方向において同一の位置に設けられている。各第1リブ60は、同一の形状をなしているため、各上流側傾斜部62が延在方向において同一の位置に設けられ、各下流側傾斜部63が延在方向において同一の位置に設けられている。
本実施形態の第2リブ70は、第1リブ60と同一の形状をなしている。このため、第2リブ70の構成については、第1リブ60の符号「6*」に「10」を加算した「7*」を付すことにより、重複する説明を省略する。なお、第2リブ70の上流側傾斜部72は、傾斜部の一例である。
図3及び図4に示すように、第2リブ70の上流側傾斜部72の少なくとも一部は、第1リブ60の下流側傾斜部73の少なくとも一部よりも下流側に位置している。本実施形態では、第1リブ60Aの下流側傾斜部63と、第2リブ70の上流側傾斜部72とが、並び方向において重なり合っている。すなわち、第1リブ60Aの下流側傾斜部63と、第2リブ70の上流側傾斜部72とが、並び方向において互いに当接している。
同様に、第1リブ60Bの上流側傾斜部62と、第2リブ70の下流側傾斜部73とが、並び方向において重なり合っている。すなわち、第1リブ60Bの上流側傾斜部62と、第2リブ70の下流側傾斜部73とが、並び方向において互いに当接している。
図4に示すように、第2リブ70の上流側傾斜部72の上流縁72aは、第1リブ60Aの下流側傾斜部63の上流縁63aよりも下流側に位置している。また、第2リブ70の上流側傾斜部72の下流縁72bは、第1リブ60Aの下流側傾斜部63の下流縁63bよりも下流側に位置している。
同様に、第2リブ70の下流側傾斜部73の下流縁73bは、第1リブ60Bの上流側傾斜部62の下流縁62bよりも上流側に位置している。また、第2リブ70の下流側傾斜部73の上流縁73aは、第1リブ60Bの上流側傾斜部62の上流縁62aよりも上流側に位置している。
なお、本実施形態における各傾斜部62,63,72,73の「縁」は、各傾斜部62,63,72,73と、当該傾斜部62,63,72,73に連なるガス流路32の底部または各延在部61,71との境界を構成している。
本実施形態の作用について説明する。
反応ガスは、ガス流路32のうち第1リブ60同士の間を流れることで、その流速が増加する。そして、流速が増加された反応ガスは、第1リブ60の下流側傾斜部63よりも下流側に移動する。ここで、第2リブ70の上流側傾斜部72の少なくとも一部は、下流側傾斜部63の少なくとも一部よりも下流側に位置しているため、上記流速が増加された反応ガスは、上流側傾斜部72に沿って流れることで発電部11に向かって流れやすくなる。
また、下流側傾斜部63は下流側ほど発電部11から離間するように傾斜しているため、ガス流路32のうち下流側傾斜部63が設けられた部分の流路断面積は、下流側に向かうほど徐々に増大する。そして、こうしたガス流路32の流路断面積の増大は、発電部11側から徐々に生じる。
以上のことから、第1リブ60同士の間を流れる反応ガスは、下流側傾斜部63同士の間を通過する際に、流路断面積が増大する側、すなわち、発電部11側に向かって流れやすくなる。
図3に矢印にて示すように、上述した反応ガスの発電部11側に向かう流れは、下流側傾斜部63の斜辺に概ね直交する向きに流れる。このため、例えば、下流側傾斜部63の傾斜角度が15度の場合と、45度の場合とを比較すると、傾斜角度が15度の場合の方が、反応ガスがより上流側にて発電部11に到達しやすくなる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)ガス流路32には、発電部11に向かって突出するとともに、ガス流路32の延在方向に沿って延びる複数のリブ50が設けられている。リブ50は、突条31の並び方向に互いに間隔をおいて並列する複数の第1リブ60と、並び方向において互いに隣り合う第1リブ60同士の間に位置する第2リブ70とを含んでいる。第1リブ60の下流側端部には、下流側ほど発電部11から離間するように傾斜した下流側傾斜部63が設けられている。第2リブ70の上流側端部には、下流側ほど発電部11に近接するように傾斜した上流側傾斜部72が設けられている。上流側傾斜部72の少なくとも一部は、下流側傾斜部63の少なくとも一部よりも下流側に位置している。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、流路断面積の変化に伴う発電部11側に向かう反応ガスの流れと、第2リブ70の上流側傾斜部72に沿って発電部11側に向かう反応ガスの流れとの相乗効果によって、発電部11近傍における反応ガスの流速を増加させることができる。
(2)第1リブ60Aの下流側傾斜部63と、第2リブ70の上流側傾斜部72とは、並び方向において重なり合っている。
こうした構成によれば、第1リブ60Aの下流側傾斜部63同士の間を流れる反応ガスの一部は、下流側傾斜部63を通過する前に第2リブ70の上流側傾斜部72に沿って発電部11側に向かって流れる。このため、反応ガスが、発電部11に向かって流れやすくなる。したがって、発電部11近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
(3)第1リブ60の突端面61aは、各突条31の頂面31aと同一平面上に位置している。
こうした構成によれば、各突条31の頂面31aと共に第1リブ60の突端面61aが発電部11に当接するようになる。このため、第1リブ60が発電部11に当接していない場合に比べて、ガス流路32のうち第1リブ60同士の間の部分と、当該部分の直ぐ下流側の部分との間における流路断面積の変化率が大きくなり、これらの間における反応ガスの圧力差が大きくなる。これにより、反応ガスが発電部11側に向かってより流れやすくなる。したがって、発電部11近傍の反応ガスの流速を一層増加させることができる。
(4)第1リブ60Bの上流側傾斜部62と、第2リブ70の下流側傾斜部73とは、並び方向において重なり合っている。
こうした構成によれば、第2リブ70と、当該第2リブ70に隣り合う突条31との間を流れる反応ガスの一部は、第2リブ70の下流側傾斜部73を通過する前に第1リブ60の上流側傾斜部62に沿って発電部11側に向かって流れる。このため、反応ガスが、発電部11に向かって流れやすくなる。したがって、発電部11近傍における反応ガスの流速をより広い範囲において増加させることができる。
(5)一対の第1リブ60の下流側傾斜部63は、延在方向において同一の位置に設けられている。
こうした構成によれば、互いに隣り合う2つの第1リブ60の間を通過する反応ガスが、各下流側傾斜部63によって発電部11側に向かって流れるやすくなるとともに、並び方向における両側に流れやすくなる。これにより、発電部11近傍におけるより広い範囲にて反応ガスの流速を増加させることができる。
<第2実施形態>
以下、図5~図7を参照して、燃料電池用セパレータの第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付すとともに、第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態の符号「**」に「100」を加算した「1**」を付すことにより、重複する説明を省略する。
また、本実施形態のアノード側のセパレータ120と、カソード側のセパレータ120とは、同様の形状を有しているため、以降においては、アノード側のセパレータ120、すなわち、第1セパレータ130について説明することで、カソード側のセパレータ120についての説明を省略する。
図5及び図6に示すように、第1セパレータ130は、互いに間隔をおいて並列して延びるとともに発電部11に当接する複数の突条131と、互いに隣り合う2つの突条131の間において突条131に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路132とを有している。
突条131は、ガス流路132の底部から第1セパレータ130の板厚方向の一方側、すなわち、発電部11側に向かって突出している。なお、第1セパレータ130のうち突条131とガス流路132とが設けられている部分、すなわち、発電部11に対向する部分においては、板厚方向の一方側の面と他方側の面とが連通されていない。
以降において、突条131の並び方向を単に並び方向と称する。また、ガス流路132の延在方向を単に延在方向と称する。なお、本実施形態では、並び方向と延在方向とが直交している。また、ガス流路132を流れる反応ガスの流れ方向の上流側を単に上流側と称し、同流れ方向の下流側を単に下流側と称する。
突条131は、並び方向に互いに間隔をおいて並列する複数の第1突条180と、並び方向において互いに隣り合う第1突条180同士の間に位置する第2突条190とを含んでいる。
第1突条180は、発電部11に当接して延在する延在部181と、延在部181の上流側に連なる上流側傾斜部182と、延在部181の下流側に連なる下流側傾斜部183とを有している。上流側傾斜部182は、第1突条180の上流側端部に設けられており、下流側傾斜部183は、第1突条180の下流側端部に設けられている。なお、第1突条180の下流側傾斜部183は、離間部の一例である。
図6に示すように、延在部181の突端面181aは、延在方向の全体にわたって発電部11に当接している。より詳しくは、第1セパレータ130における第1突条180の延在部181は、延在方向の全体にわたってアノード側ガス拡散層15に当接している。
上流側傾斜部182は、下流側ほど発電部11に近接するように傾斜している。換言すると、上流側傾斜部182は、上流側ほど発電部11側とは反対側に位置するように傾斜している。本実施形態の上流側傾斜部182は、並び方向から視て三角形状をなしている。
上流側傾斜部182におけるガス流路132の底部に対する傾斜角度は、例えば、15度から45度の間であることが好ましい。本実施形態における上流側傾斜部182の傾斜角度は15度である。
下流側傾斜部183は、下流側ほど発電部11から離間するように傾斜している。換言すると、下流側傾斜部183は、下流側ほど発電部11側とは反対側に位置するように傾斜している。本実施形態の下流側傾斜部183は、並び方向から視て三角形状をなしている。
下流側傾斜部183におけるガス流路132の底部に対する傾斜角度は、例えば、15度から45度の間であることが好ましい。本実施形態における下流側傾斜部183の傾斜角度は15度である。
本実施形態では、複数の第1突条180が、並び方向に互いに間隔をおいて設けられているとともに、延在方向に互いに間隔をおいて設けられている。同様に、複数の第2突条190が、並び方向に互いに間隔をおいて設けられているとともに、延在方向に互いに間隔をおいて設けられている。以降において、説明の便宜上、図5~図7における上流側の第1突条180を第1突条180Aと称し、下流側の第1突条180を第1突条180Bと称する場合がある。
第2突条190は、第1突条180と同一の形状をなしている。このため、第2突条190の構成については、第1突条180の構成の符号「18*」に「10」を加算した「19*」を付すことにより、重複する説明を省略する。なお、第2突条190の上流側傾斜部192は、傾斜部の一例である。
図6及び図7に示すように、第2突条190の上流側傾斜部192の少なくとも一部は、第1突条180Aの下流側傾斜部183の少なくとも一部よりも下流側に位置している。より詳しくは、第1突条180Aの下流側傾斜部183と、第2突条190の上流側傾斜部192とが、並び方向において重なり合っている。すなわち、第1突条180Aの下流側傾斜部183と、第2突条190の上流側傾斜部192とが、並び方向において互いに当接している。
同様に、第1突条180Bの上流側傾斜部182と、第2突条190の下流側傾斜部193とが、並び方向において重なり合っている。すなわち、第1突条180Bの上流側傾斜部182と、第2突条190の下流側傾斜部193とが、並び方向において互いに当接している。
図7に示すように、第2突条190の上流側傾斜部192の上流縁192aは、第1突条180Aの下流側傾斜部183の上流縁183aよりも下流側に位置している。また、第2突条190の上流側傾斜部192の下流縁192bは、第1突条180Aの下流側傾斜部183の下流縁183bよりも下流側に位置している。
同様に、第2突条190の下流側傾斜部193の下流縁193bは、第1突条180Bの上流側傾斜部182の下流縁182bよりも上流側に位置している。また、第2突条190の下流側傾斜部193の上流縁193aは、第1突条180Bの上流側傾斜部182の上流縁182aよりも上流側に位置している。
本実施形態の作用について説明する。
ガス流路132を流れる反応ガスは、第1突条180の下流側傾斜部183よりも下流側に移動する。ここで、第2突条190の上流側傾斜部192の少なくとも一部は、第1突条180の下流側傾斜部183の少なくとも一部よりも下流側に位置しているため、上記反応ガスは、上流側傾斜部192に沿って流れることで発電部11に向かって流れやすくなる。したがって、発電部11近傍における反応ガスの流速を増加させることができる。
また、下流側傾斜部183は下流側ほど発電部11から離間するように傾斜しているため、ガス流路132のうち下流側傾斜部183が設けられた部分の流路断面積は、下流側に向かうほど徐々に増大する。そして、こうしたガス流路132の流路断面積の増大は、発電部11側から徐々に生じる。
以上のことから、ガス流路132を流れる反応ガスは、下流側傾斜部183同士の間を通過する際に、流路断面積が増大する側、すなわち、発電部11側に向かって流れやすくなる。
図6に矢印にて示すように、上述した反応ガスの発電部11側に向かう流れは、下流側傾斜部183の斜辺に概ね直交する向きに流れる。このため、例えば、下流側傾斜部183の傾斜角度が15度の場合と、45度の場合とを比較すると、傾斜角度が15度の場合の方が、反応ガスがより上流側にて発電部11に到達しやすくなる。
本実施形態の効果について説明する。
(6)第1セパレータ130は、互いに間隔をおいて並列して延びるとともに発電部11に当接する複数の突条131と、互いに隣り合う2つの突条131の間において突条131に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路132とを有している。突条131は、互いに間隔をおいて並列する複数の第1突条180と、並び方向において互いに隣り合う第1突条180同士の間に位置する第2突条190とを含んでいる。第1突条180の下流側端部には、下流側ほど発電部11から離間するように傾斜した下流側傾斜部183が設けられている。第2突条190の上流側端部には、下流側ほど発電部11に近接するように傾斜した上流側傾斜部192が設けられている。上流側傾斜部192の少なくとも一部は、下流側傾斜部183の少なくとも一部よりも下流側に位置している。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、ガス流路132の流路断面積の変化に伴う発電部11側に向かう反応ガスの流れと、上流側傾斜部192に沿って発電部11側に向かう反応ガスの流れとの相乗効果によって、発電部11近傍における反応ガスの流速を増加させることができる。
(7)第1突条180の下流側傾斜部183と、第2突条190の上流側傾斜部192とは、並び方向において重なり合っている。
こうした構成によれば、下流側傾斜部183同士の間を流れる反応ガスの一部は、下流側傾斜部183を通過する前に上流側傾斜部192に沿って発電部11側に向かって流れる。このため、反応ガスが、発電部11に向かって流れやすくなる。したがって、発電部11近傍における反応ガスの流速を一層増加させることができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
なお、以下の図8~図12にそれぞれ示す第1変更例~第5変更例において、上記実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すとともに、対応する構成については、それぞれ「200」、「300」、「400」、「500」、及び「600」を加算した符号を付すことにより、重複した説明を省略する。
・図8に示すように、第1リブ260の延在部261の突端面261a、及び第2リブ270の延在部271の突端面271aは、延在方向の全体にわたって各突条31の頂面31aよりもガス流路32の内側に位置していてもよい。すなわち、第1リブ260と発電部11との間、及び第2リブ270と発電部11との間には、ガス流路32の延在方向の全体にわたって隙間Gが設けられていてもよい。こうした構成によれば、第1リブ260及び第2リブ270が発電部11に当接していないため、第1リブ260及び第2リブ270によって発電部11が閉塞されることを抑制できる。したがって、燃料電池における発電性能の低下を抑制できる。なお、延在部261の突端面261a、及び延在部271の突端面271aのどちらか一方が、延在方向の全体にわたって各突条31の頂面31aよりもガス流路32の内側に位置していてもよい。
・第1リブ60の延在部61の延在方向における一部のみを発電部11に当接させるようにしてもよい。また、第2リブ70の延在部71の延在方向における一部のみを発電部11に当接させるようにしてもよい。
・図9に示すように、一対の第1リブ60は、延在方向において互いに異なる位置に設けられていてもよい。
・図10に示すように、第1リブ460の上流側傾斜部462及び下流側傾斜部463は、延在方向に直交する先端面を有するものであってもよい。また、第2リブ470の上流側傾斜部472及び下流側傾斜部473は、延在方向に直交する先端面を有するものであってもよい。これらの場合、各傾斜部462,463,472,473は、並び方向から視て台形状をなしている。本変更例では、第1リブ460の下流側傾斜部463の先端面と、第2リブ70の上流側傾斜部472の先端面とが同一平面上に位置している。この場合であっても、上述した効果(1)を奏することができる。
・第1リブ60の下流側傾斜部63と、第2リブ70の上流側傾斜部72とは、並び方向において重なり合っていなくてもよい。このとき、図11に示すように、第1リブ60と第2リブ70との間に、ガス流路32のうち下流側傾斜部63が設けられた部分よりも流路断面積が大きい拡幅部32aが下流側傾斜部63と隣り合って設けられていてもよい。なお、本変更例の拡幅部32aは、ガス流路32のうち第1リブ60及び第2リブ70が設けられていない部分により構成されている。
・図12に示すように、下流側傾斜部63を省略した第1リブ660を採用することもできる。この場合、延在部661の下流側端部に設けられ、延在方向に直交する先端面661bが離間部に相当する。この場合であっても、上述した効果(1)を奏することができる。
・第2リブ70の上流側傾斜部72の下流縁72bが、第1リブ60Aの下流側傾斜部63の上流縁63aよりも下流側に位置していれば、当該下流縁72bは、第1リブ60Aの下流側傾斜部63の下流縁63bよりも上流側に位置していてもよい。この場合であっても、第2リブ70の上流側傾斜部72の少なくとも一部が、第1リブ60の下流側傾斜部63の少なくとも一部よりも下流側に位置することとなるため、上述した効果(1)を奏することができる。
・第1リブ60Aの下流側傾斜部63は、複数の段差によって構成され、並び方向から視て階段状をなすものであってもよい。この場合であっても、下流側傾斜部63は、下流側に向かうにつれて発電部11から徐々に離間しているため、上述した効果(1)を奏することができる。
・ガス流路32に設けられるリブ50の数は適宜変更できる。
・各傾斜部62,63,72,73におけるガス流路32の底部に対する傾斜角度は、適宜変更できる。
・第1リブ60と第2リブ70とは、互いに異なる形状であってもよい。
・第1実施形態では、第1セパレータ30と、第2セパレータ40との双方にリブ50が設けられるものであったが、第1セパレータ30にのみリブ50が設けられていてもよいし、第2セパレータ40にのみリブ50が設けられていてもよい。
・第2実施形態のセパレータ120は、アノード側のセパレータ120にのみ適用してもよいし、カソード側のセパレータ120にのみ適用してもよい。
・セパレータ20は、例えば、ステンレス鋼などの金属材料からなるものであってもよい。
・上記第1実施形態の各変更例は、第2実施形態の変更例として適用することもできる。この場合、例えば、上記第1実施形態の各変更例の「リブ」を「突条」に読み替えるなど、第1実施形態の構成を第2実施形態の構成に対応させて適宜読み替えればよい。ただし、第1変更例については、この限りではない。
11…発電部
20,120…セパレータ
30,130,230,330,430,530,630,…第1セパレータ
31,131…突条
31a…頂面
32,132…ガス流路
50…リブ
60,60A,60B,260,460,660…第1リブ
61a,261a…突端面
61,261,461,661…延在部
62,262,462…上流側傾斜部
63,263,463…下流側傾斜部
70,270,470…第2リブ
71a,271a…突端面
71,271,471…延在部
72,272,472…上流側傾斜部
73,273,473…下流側傾斜部
180,180A,180B…第1突条
181 …延在部
181a …突端面
182…上流側傾斜部
183…下流側傾斜部
190…第2突条
191…延在部
191a…突端面
192…上流側傾斜部
193…下流側傾斜部

Claims (8)

  1. 燃料電池の発電部に当接して設けられる燃料電池用セパレータであって、
    互いに間隔をおいて並列して延びるとともに前記発電部に当接する複数の突条と、互いに隣り合う2つの前記突条の間において前記突条に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路と、を有し、
    前記ガス流路を流れる前記反応ガスの流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ上流側及び下流側とするとき、
    ガス流路には、前記発電部に向かって突出するとともに、前記ガス流路の延在方向に沿って延びる複数のリブが設けられており、
    前記リブは、前記突条の並び方向に互いに間隔をおいて並列する複数の第1リブと、前記並び方向において互いに隣り合う第1リブ同士の間に位置する第2リブと、を含み、
    前記第1リブの下流側端部には、前記発電部から離間する離間部が設けられており、
    前記第2リブの上流側端部には、下流側ほど発電部に近接するように傾斜した傾斜部が設けられており、
    前記傾斜部の少なくとも一部は、前記離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置している、
    燃料電池用セパレータ。
  2. 前記離間部は、下流側ほど前記発電部から離間するように傾斜している、
    請求項1に記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 前記離間部と前記傾斜部とは、前記並び方向において重なり合っている、
    請求項1または請求項2に記載の燃料電池用セパレータ。
  4. 前記第1リブの突端面は、前記突条の各々の頂面と同一平面上に位置している、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池用セパレータ。
  5. 前記リブの突端面は、前記延在方向の全体にわたって前記突条の各々の頂面よりも前記ガス流路の内側に位置している、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池用セパレータ。
  6. 燃料電池の発電部に当接して設けられる燃料電池用セパレータであって、
    互いに間隔をおいて並列して延びるとともに前記発電部に当接する複数の突条と、互いに隣り合う2つの前記突条の間において前記突条に沿って延在するとともに反応ガスが流れるガス流路と、を有し、
    前記ガス流路を流れる前記反応ガスの流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ上流側及び下流側とするとき、
    前記突条は、互いに間隔をおいて並列する複数の第1突条と、前記第1突条の並び方向において互いに隣り合う第1突条同士の間に位置する第2突条と、を含み、
    前記第1突条の下流側端部には、前記発電部から離間する離間部が設けられており、
    前記第2突条の上流側端部には、下流側ほど発電部に近接するように傾斜した傾斜部が設けられており、
    前記傾斜部の少なくとも一部は、前記離間部の少なくとも一部よりも下流側に位置している、
    燃料電池用セパレータ。
  7. 前記離間部は、下流側ほど前記発電部から離間するように傾斜している、
    請求項6に記載の燃料電池用セパレータ。
  8. 前記離間部と前記傾斜部とは、前記並び方向において重なり合っている、
    請求項6または請求項7に記載の燃料電池用セパレータ。
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