JP7232973B2 - かばん - Google Patents

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Description

本発明は、ランドセル等のかばんに関するものである。
従来この種のかばんとして、かばん本体と、このかばん本体の開口部に設けられたかぶせと、このかぶせの先端側を前記かばん本体に係脱させる錠前とを具備したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、前記かばんは、前記錠前がかぶせの外側に配設されている。そのため、外観のシンプルさを追求するのが難しい。
錠前をかぶせの内側に配したものも考えられるが、従来の錠前をそのまま内側に配置すると、操作部がかぶせとかばん本体との隙間の奥に位置することになり、操作部に対する操作が難しくなる。
登録実用新案公報第3118921号
本発明は、外観をシンプルにするのが難しいという課題、および外観を整えようとすると錠前の操作性が損なわれるという課題を同時に解消することを目的としている。
請求項1記載の発明に係るかばんは、かばん本体と、このかばん本体の開口部に設けられたかぶせと、このかぶせの先端側を前記かばん本体に係脱させる錠前とを具備したかばんにおいて、前記錠前を、前記かぶせの内側に設けられたかぶせ側の錠前要素と、前記かばん本体に設けられた本体側の錠前要素とを備えたものにし、前記錠前要素同士の係脱を操作する操作部を、前記錠前要素同士の係合位置に対して所定距離だけ先端側に離間させて配しているとともに、前記かぶせ側の錠前要素を前記かぶせの内面に設け、前記操作部のみをかぶせの先端よりも外方に突出させ、前記本体側の錠前要素が施錠状態で視認可能でなく、また施錠状態で操作部以外の部分を隠蔽できるようにしており、前記かぶせ側の錠前要素は、施錠状態とする際に下方に移動して本体側の錠前要素に挿入されるようになっているとともに、施錠状態とする動作に伴い前記本体側の錠前要素がかぶせに被覆されて視認可能でない状態となり、前記操作部は、解錠状態とする際に操作が加えられ、この操作部に対する操作状態を維持した状態で、前記かぶせ側の錠前要素は、上方に移動するように構成されているものである。
請求項2記載の発明に係るかばんは、請求項1記載の構成のものにおいて、前記錠前が、対をなす操作部をつまむことにより係脱を操作し得るようにしたものである。
請求項3記載の発明に係るかばんは、請求項1又は2記載の構成のものにおいて、前記操作部の少なくとも一部が、前記かぶせの先端より外側に突出しているものである。
請求項4記載の発明に係るかばんは、請求項1、2又は3記載の構成のものにおいて、前記かぶせの内側に配したかぶせ側の錠前要素と、この錠前要素に対応させて前記かぶせの外側に配したかぶせプレートとを相互に結合したものであって、前記かぶせプレートが、前記錠前を施錠する際に指をかける縁を他の縁よりも厚くしたものである。
請求項5記載の発明に係るかばんは、請求項1、2、3又は4記載の構成のものにおいて、前記本体側の錠前要素が、前記かぶせ側の錠前要素を受け入れる挿入口を有するものであり、前記挿入口を形成する壁部が、当該挿入口の開口面積が入口側に向かって漸次大きくなるように傾斜させてあるものである。
本発明によれば、外観をシンプルにするのが難しいという課題、および外観を整えようとすると錠前の操作性が損なわれるという課題を同時に解消することができる。
本発明の一実施形態に係るランドセルを示す全体斜視図。 同実施形態に係るランドセルを示す全体斜視図。 同実施形態に係るランドセルを示す平面図。 図3におけるA部拡大図。 図3におけるB部拡大図。 同実施形態に係る錠前の施錠状態を示す斜視図。 同実施形態に係る錠前の解錠状態を示す斜視図。 同実施形態に係る錠前の分解斜視図。 同実施形態に係る錠前の分解斜視図。 同実施形態に係る錠前の分解斜視図。 同実施形態に係る錠前の作動説明図。 他の実施形態に係る本体側の錠前要素を示す斜視図。
本実施形態は、本発明をかばんの一つであるランドセルRに適用した場合のものである。
このランドセルRは、図1~図3に示すように、かばん本体1と、このかばん本体1の開口部1aに設けられたかぶせ2と、このかぶせ2の先端2a側を前記かばん本体1に係脱させる錠前3とを具備する。
前記かばん本体1は、図1及び図2に示すように、大マチ部11と小マチ部13と前ポケット15とを備えた箱状のもので、上端に開口部1aを有しており、背当て側にショルダーベルト17が設けられている。このかばん本体1は、通常の構成のものであるため、詳細な説明は省略する。
前記かぶせ2は、前記かばん本体1の開口部1aを開閉すべく設けられたもので、前記錠前3を介してその先端2a側を前記かばん本体1に係脱させ得るようになっている。
前記錠前3は、図2、図3、図6~図8及び図10に示すように、前記かぶせ2の内側に設けられたかぶせ側の錠前要素4と、前記かばん本体1に設けられた本体側の錠前要素5とを備えている。
前記かぶせ側の錠前要素4は、図4及び図6~図10に示すように、対をなすフック21と、これらフック21を先端側が接離する方向に回動可能に支持するかぶせ側の支持体23と、前記フック21を互いに離間する方向に付勢するねじりコイルばね25と、前記フック21の基端側及び前記ねじりコイルばね25を隠すべく前記支持体23に装着されたフェイスカバー27とを具備してなる。
前記各フック21は、主に図8に示すように、基端部に軸孔21aを有した板状のもので、中間部の外側縁に前記本体側の錠前要素5に係合する係合部29を一体に有するとともに、先端部の外側縁に操作部31を一体に備えている。また、各フック21の中間部内側縁には、前記ねじりコイルばね25を係合させるためのばね掛け33が設けられている。前記係合部29は、施錠時に後述する本体側の錠前要素5のゲート35に案内されて前記フック21を相寄る方向に付勢するための傾斜案内縁29aと、施錠完了時に前記ゲート35の先端側の縁すなわち下縁55bに係合する係合縁29bとを有するものである。前記操作部31は、前記フック21の先端外側縁からほぼ直角に延出するもので、これら両操作部31をつまむことにより前記両フック21を前記ねじりコイルばね25の付勢力に抗して相寄る方向に回動させることができるようになっている。そして、操作部31の一部が、前記かぶせ2の先端2aより外側に突出している。
前記かぶせ側の支持体23は、主に図8及び図9に示すように、前記かばん本体1に対向する外面に摩擦低減用の突条37aを備えたバックカバー37と、前記フック21が前記バックカバー37側に振れて傷がつくことを防ぐべく前記バックカバー37と前記フェイスカバー27との間に設けられたミドルベース41とを具備してなる。
前記バックカバー37は、基端部両側縁に前記かぶせ2に取り付けるための取付孔43aを有する取付台座43を有している。
前記ミドルベース41は、図8に示すように、前記フェイスカバー27に衝き当たるスペーサ45を備えているとともに、その下端部の両側縁には、図8及び図9に示すように前記フック21のばたつきを規制するための規制突起41aが設けられている。さらに、前記ミドルベース41の背面には、図9に示すように、このミドルベース41のがたつきを防ぐべく前記バックカバー37の内面に弾性的に当接して当該ミドルベース41を前記フェイスカバー27側に付勢する弾性突起41bが設けられている。
前記フェイスカバー27は、主に図6~図9に示すように、前記バックカバー37の内面を覆う形態のもので、基端部両側縁に前記かぶせ2に取り付けるための取付孔49aを有する取付台座49を有しているとともに、基端近傍部に、前記ミドルベース41に設けた位置決め突起47と係合する窓27aを有する。前記窓27aの下方には切り起し片27bが設けられている。この切り起し片27b及び前記位置決め突起47は、後述するかぶせプレート6付近の革製のかぶせ2が変形して当該かぶせプレート6の下に指が潜り込むのを防ぐべく設けられたものである。
そして、図8及び図9に示すように、前記フェイスカバー27に軸39が固定されており、この軸39に前記フック21の軸孔21aを回動可能に嵌合させるとともに、前記軸39に巻装した前記ねじりコイルばね25の先端25aを前記両フック21のばね掛け33に掛止させており、前記ねじりコイルばね25の弾性力によりこれらのフック21を先端側が離間する方向に回動付勢している。前記軸39の固定は、その基端部39aを前記フェイスカバー27にかしめつけることにより行われている。
以上説明したかぶせ側の錠前要素4は、前記かぶせ2の外側に配したかぶせプレート6と協働して前記かぶせ2の内側に取り付けられている。すなわち、この錠前3は、図1、図2、図6及び図7に示すように、前記かぶせ2の内側に配したかぶせ側の錠前要素4と、この錠前要素4に対応させて前記かぶせ2の外側に配したかぶせプレート6とをリベットS等の止着具を介して相互に結合したものである。前記かぶせプレート6は、前記錠前3を施錠する際に指をかける縁すなわち上縁6aを他の縁よりも厚くした板状のものである。このかぶせプレート6の両端部に貫通させたリベットSは、前記かぶせ2を貫通して前記フェイスカバー27及び前記バックカバー37の取付孔43a、49aに挿通させてあり、その挿通端をかしめることにより、これらかぶせプレート6とかぶせ側の錠前要素4とを結合している。
一方、前記本体側の錠前要素5は、図5~図8及び図10に示すように、ゲート35と、このゲート35を支持する本体側の支持体51と、これらゲート35及び支持体51との間に形成され前記かぶせ側の錠前要素4を受け入れる挿入口5aとを具備してなる。
前記ゲート35は、図6~図8及び図10に示すように、前面側の壁部53と、この前面側の壁部53の両端に連続して設けられた側面側の壁部55とを備えたもので、これら壁部53、55に囲まれた空間が前記挿入口5aとして機能している。前記両側面側の壁部55の後端には取付用の突片57が設けられている。なお、この実施形態では、前記挿入口5aを形成する壁部53、55が、当該挿入口5aの開口面積が入口側に向かって漸次大きくなるように傾斜させてある。具体的には、前記前面側の壁部53の上半部53aが前方に屈曲するように傾斜させてあるとともに、前記両側面側の壁部55の上半部55aが上方に向かって漸次離間する方向に傾斜させてある。また、前記両側面側の壁部55の先端側の縁すなわち下縁55bは、施錠状態で前記フック21の係合部29の係合縁29bと係合する。前記錠前要素4、5同士の係合位置Kに対して、前記錠前要素4、5同士の係脱を操作する前記操作部31は、所定距離dだけ先端側に離間させて配されている。前記所定距離dは、正の値に設定されている距離であり、前記係合位置Kと前記操作部31との間には、前記係合部29等を配するための離間幅が設定されている。なお、この実施形態における「係合位置K」とは、前記両側面側の壁部55の下縁55bと前記フック21の係合縁29bとが係合する位置を意味している。そして、前記対をなす操作部31をつまむことにより、前記フック21の係合部29の係合縁29bと前記両側面側の壁部55の下縁55bとの係合状態を解除できるようになっている。換言すれば、この錠前3は、対をなす操作部31をつまむことにより、当該錠前3の係脱を操作し得るようにしたものである。
前記本体側の支持体51は、主に図10に示すように、摩擦軽減用の突条59aを有する本体側カバー59と、この本体側カバー59の背面に添設された本体側フットプレート61と、この本体側フットプレート61の背面側に配された本体側アンダープレート63とを具備してなる。
前記本体側カバー59は、前記ゲート35と協働して前記挿入口5aを形成する板状のもので、両端部に前記ゲート35の突片57を挿通させるためのスリット59sが設けられている。
前記本体側フットプレート61は、両端部に前記本体側カバー59のスリット59sに合致するスリット61sを備えた板状のもので、上縁及び下縁にかばん本体1に取り付けるための取付片65が突設されている。
前記本体側アンダープレート63は、前記本体側カバー59及び前記本体側フットプレート61の背面を覆う板状のもので、前記取付片65を挿通させるためのスリット63sを備えている。
前記本体側の支持体51と前記ゲート35との取り付けは、前記ゲート35の突片57を前記本体側カバー59及び前記本体側フットプレート61の各スリット59s、61sに貫通させた上でその貫通端を塑性変形させることにより行われている。図10においては、前記突片57や前記取付片65を塑性変形させる前の状態を図示してある。
なお、以上説明した実施形態の説明に使用した図1は、錠前3を施錠した状態のランドセルR全体を示す斜視図であり、図2は、錠前3を解錠した状態のランドセルR全体を示す斜視図である。図3は、かぶせ2を全開にした状態を示すランドセルRの概略正面図であり、図4は図3におけるA部拡大図、図5は同B部拡大図である。図6は、施錠状態の錠前3を斜め下方から観察した斜視図であり、図7は、解錠状態の錠前3を斜め下方から観察した斜視図である。なお、図6と図7は、かぶせ2やかばん本体1を省略し、かぶせプレート6とかぶせ側の錠前要素4とが結合される前の状態を示している。図8は、かぶせ側の錠前要素4を分解して内部を示す分解斜視図であり、本体側の錠前要素5は分解しない状態で図示してある。図9は、かぶせ側の錠前要素4を分解して背面下側から内部を示す分解斜視図である。図10は、本体側の錠前要素5を分解して内部を示す分解斜視図であり、かぶせ側の錠前要素4は分解しない状態で図示してある。図11の(a)~(e)は、錠前3の作動を説明するための説明図である。
次いで、この錠前3の作動を図11に基づいて説明する。
図11の(a)は、図7に対応するもので、錠前3が解錠状態にある。この状態から、前記かぶせプレート6の上縁6aに手指を掛けてかぶせ側の錠前要素4を本体側の錠前要素5の挿入口5aに向けて押し込むことにより図11の(b)及び同図の(c)の状態を経て、同図の(d)の施錠状態となる。すなわち、かぶせ側の錠前要素4を下方(矢印X方向)に移動させて本体側の錠前要素5に挿入し始めた段階で、図11の(b)に示すように、かぶせ側の錠前要素4の両フック21の係合部29が本体側の錠前要素5の側面側の壁部55の上半部55aに接触する。この状態からかぶせ側の錠前要素4を下方(矢印X方向)に移動させて本体側の錠前要素5により深く挿入していくと、図11の(c)に示すように、前記壁部55の上半部55aと前記係合部29の傾斜案内縁29aとの相互案内作用により、前記両フック21が相寄る方向(矢印α方向)に回動させられるようになる。そして、さらにかぶせ側の錠前要素4を下方(矢印X方向)に移動させると、図11の(d)に示すように、前記かぶせ側の錠前要素4のフック21に設けられた係合部29が前記本体側の錠前要素5のゲート35を通過し終わることになり、前記側面側の壁部55による拘束が解かれて前記両フック21がねじりコイルばね25の付勢力により一気に離間方向に回動することになり、これら両フック21の係合部29における係合縁29bが前記ゲート35の側面側の壁部55の下縁55bに係合して施錠状態となる。この施錠状態から図11の(e)に示すように、両操作部31をつまんで両フック21を相寄る方向(矢印β方向)に操作すると、前記両フック21の係合部29がゲート35内に収まる位置に没入する。そのため、この操作状態を維持したままかぶせ側の錠前要素4を上方(矢印Y方向)に抜き上げることにより、錠前3を解錠することができる。
以上に述べた構成によれば、かぶせ2の内側にかぶせ側の錠前要素4を配したので、錠前3がランドセルRの外面に大きく露出することを抑制することができ、外観をシンプルなものにすることができる。
しかも、操作部31をかぶせ側の錠前要素4の先端側に設けているので、かぶせ側の錠前要素4をかぶせ2の内面に設けても、操作性が損なわれることを防止又は抑制することができる。すなわち、操作部31を錠前要素4、5同士の係合位置Kよりも先端側に位置させているので、錠前3の大部分を隠蔽した状態で操作部31のみをかぶせ2の先端2a付近に配置することができる。そのため、外観のシンプルさを損ねることなしに、操作性を向上させることが可能となる。この実施形態では、操作部31のみをかぶせ2の先端2aよりも外方に突出させ、施錠状態で操作部31以外の部分を隠蔽できるようにしているので、外観のシンプルさと操作性の良好さを両立させることができる。
さらに、従来のランドセルの多くは錠前がかぶせの外側かつランドセルの底面に配されていることが多く、このようなランドセルを使用者である児童が背負った状態では保護者から錠前が確認できず、保護者が解錠する場合手探りで錠前を探す必要があった。これに対し、本実施形態の構成では、ランドセルRを児童が背負った状態でも錠前3の(特に操作部31の)位置を保護者が視認できるので、ランドセルRを児童が背負った状態で保護者が錠前3を解錠することができる。
また、操作部31を錠前要素4、5同士の係合位置Kに対して先端側に所定距離dだけ離間させて配しているので、操作する指が係合部29に触れる可能性を低減させることができ、安全性を向上させることもできる。
さらに、この実施形態では、対をなす操作部31をつまむことにより係脱を操作し得るようにしているので、操作が簡単であり、その一方で、対をなす操作部31をつままないと解錠できないようにしているので、外部からの作用により施錠状態が意図せず解除されることが起こりにくい。加えて、従来の錠前がかぶせの外側にあるランドセルでは、錠前が大きく露出しているため他の児童にいたずら等により解錠される恐れがあったが、本実施形態の構成では、錠前3は操作部31の一部のみが露出しており、対をなす操作部31をつままないと解錠できないようにしていることと併せて、いたずらで解錠される不具合の発生を抑制することもできる。
加えて、かぶせプレート6の上縁6aを他の縁より厚くしているので、別途の指掛部材を設けることなく、かぶせプレート6の上縁6aに指を掛けて容易に施錠操作を行うことができる。
そして、本体側の錠前要素5における挿入口5aを形成する壁部53、55を、挿入口5aの開口面積が入口側に向かって漸次大きくなるよう傾斜させてあるので、かぶせ側の錠前要素4を本体側の錠前要素5に挿入しやすい。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、ランドセル以外のかばんに本発明を適用してもよい。
また、かぶせは、真上からかばん本体にかぶせるものに限らず、例えば斜め上方からかばん本体に重なり合わせるようなものにする等、種々変形が可能である。
一方、錠前は、かぶせ側の錠前要素と、本体側の錠前要素とを係脱させるようなものであれば、どのようなものであってもよく、その係脱を操作するための操作部も、どのようなものであってもよく、例えば、前述した実施形態のようにかぶせ側に設ける代わりに、本体側に設けてもよい。また、操作部自体の構造も、前述した実施形態のもの、すなわち対をなす操作部をつまむことにより係脱を操作し得るようにする構造のものの他に、ボタンを押圧する操作により係脱を操作し得るようにする構造等、他の構造を採用してもよい。
また、前記実施形態では、操作部の一部をかぶせの先端より外側に突出させているが、操作部の全体をかぶせの先端よりも外側に突出させたり、操作部の全体をかぶせの先端部の内側に配したりしてもよい。これらのようなものであっても、操作部が先端側に設けられているため、操作性が損なわれるのを防止又は抑制することができる。
さらに、本発明には、かぶせプレート全体を指を掛けることができる程度に厚手のものにしたものも含まれているが、前記実施形態のように、前記かぶせプレートの上縁を他の縁よりも厚くしておけば、かぶせプレートを全体的には薄いものにしつつ、施錠の際の操作性を改善することができ、また、軽量化を図ることも可能となる。
そして、本発明には、本体側の錠前要素の挿入口を入口側に向かって漸次大きくしていないものも含まれるが、前記実施形態のように、前記挿入口を入口側に向かって漸次大きくしておけば、施錠動作を円滑に行うことができる。なお、挿入口を入口側に向かって漸次大きくする手段としては、前記実施形態のように、壁部の一部のみを傾斜させるものに限らず、壁部の全体を傾斜させるものであってもよい。
加えて、本体側の錠前要素は、前記実施形態のように、前面側の壁部と、この前面側の壁部の両端に連続して設けられた側面側の壁部とを備えたゲートを有するものに限らず、例えば、図12に示すような錠前要素A5であってもよい。この錠前要素A5は、前記実施形態の本体側の錠前要素5における前面側の壁部53の中間部分をなくした形態をなすものである。なお、前記図12において、前記実施形態と同一又は相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
R…かばん(ランドセル)
1…かばん本体
2…かぶせ
3…錠前
4…かぶせ側の錠前要素
5、A5…本体側の錠前要素
31…操作部
K…係合位置
d…所定距離

Claims (5)

  1. かばん本体と、このかばん本体の開口部に設けられたかぶせと、このかぶせの先端側を前記かばん本体に係脱させる錠前とを具備したかばんにおいて、
    前記錠前を、前記かぶせの内側に設けられたかぶせ側の錠前要素と、前記かばん本体に設けられた本体側の錠前要素とを備えたものにし、
    前記錠前要素同士の係脱を操作する操作部を、前記錠前要素同士の係合位置に対して所定距離だけ先端側に離間させて配しているとともに、
    前記かぶせ側の錠前要素を前記かぶせの内面に設け、前記操作部のみをかぶせの先端よりも外方に突出させ、
    前記本体側の錠前要素が施錠状態で視認可能でなく、また施錠状態で操作部以外の部分を隠蔽できるようにしており、
    前記かぶせ側の錠前要素は、施錠状態とする際に下方に移動して本体側の錠前要素に挿入されるようになっているとともに、施錠状態とする動作に伴い前記本体側の錠前要素がかぶせに被覆されて視認可能でない状態となり、
    前記操作部は、かぶせ側に設けられるものであって解錠状態とする際に操作が加えられ、この操作部に対する操作状態を維持した状態で、前記かぶせ側の錠前要素は、上方に移動するように構成されていることを特徴とするかばん。
  2. 前記錠前が、対をなす操作部をつまむことにより係脱を操作し得るようにしたものである請求項1記載のかばん。
  3. 前記操作部の少なくとも一部が、前記かぶせの先端より外側に突出している請求項1又は2記載のかばん。
  4. 前記かぶせの内側に配したかぶせ側の錠前要素と、この錠前要素に対応させて前記かぶせの外側に配したかぶせプレートとを相互に結合したものであって、
    前記かぶせプレートが、前記錠前を施錠する際に指をかける縁を他の縁よりも厚くしたものである請求項1、2又は3記載のかばん。
  5. 前記本体側の錠前要素が、前記かぶせ側の錠前要素を受け入れる挿入口を有するものであり、
    前記挿入口を形成する壁部が、当該挿入口の開口面積が入口側に向かって漸次大きくなるように傾斜させてある請求項1、2、3又は4記載のかばん。
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