JP5108135B1 - カバンの蓋止め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成簡素であり、部品点数が少なく、軽量であり、操作性の良いカバンの蓋止め具を提供する。
【解決手段】カバン本体2と、たれ蓋3の延長部5とに設けられた雄部11と雌部12とからなり、雄部11と雌部12の雌雄連結によりカバン本体2にたれ蓋3を係止するカバンの蓋止め具10であって、雄部11は、N極磁石24を備え、周面に溝部22が設けられた凸部21を有する。雌部12は、凸部21よりも僅かに大径な凹部27を有する筐体26と、凹部27の底面を形成し、この底面にS極磁石34を備え、押圧力Aによってスライド移動し、押圧力Aが加わる方向とは逆方向に付勢され、溝部22と係合する爪部32aを備えたスライド部材29とを有する。雄部11と雌部12は、雌雄連結時には磁力によって引き付けられ、雌雄連結解除時にはスライド部材29が移動してその引付け磁力が分断される構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、雄部と雌部の連結によってたれ蓋を係止するカバンの蓋止め具に関する。なお、本明細書では、以下、ランドセルにおける蓋止め具を例として説明する。
周知のように、ランドセルは、略矩形の有底筒状のカバン本体と、カバン本体の上部の開口部及び外周部の一部を覆うたれ蓋とを備えている。カバン本体には使用者がこれを背負うためのストラップが設けられている。また、たれ蓋にはこのたれ蓋の下部から延びた延長部が設けられている。延長部には蓋止め具を構成する雌部が設けられている。また、カバン本体にはこの雌部と共に蓋止め具を構成する雄部が設けられている。蓋止め具では、雄部と雌部の連結によってたれ蓋を係止する。
下記特許文献1〜3にはたれ蓋を係止するための蓋止め具が開示されている。いずれの文献の蓋止め具も、カバン本体に雄部が設けられ、たれ蓋からの延長部に雌部が設けられ、雄部と雌部の雌雄連結によってたれ蓋を係止する。雄部は、カバン本体から突出するとともに左右どちらにも回動する操作つまみを備えている。雌部は、この操作つまみが挿通される略矩形の挿通孔を備えている。これらの蓋止め具は、雄部の操作つまみを雌部の挿通孔に挿通させた後、操作つまみを左右どちらかに90°回動させることでたれ蓋を係止する。
通常、蓋止め具は、雌雄連結のときに雄部と雌部を引き付けるために磁性体(磁石)を備えている。磁石は主に雄部側に設けられており、雌部を鉄などの磁性体(磁性金属)で形成することにより、雄部と雌部を磁力によって引き付けることができる。
また、下記特許文献4には磁力を利用した結合モジュールが開示されている。この文献に開示される結合モジュールによれば、ロックを機械的に行い、二つの結合モジュールが結合時に互いに引き付け合い、その結合状態を容易に解除可能という三つの事項を同時に満たすことができる。このような結合モジュールをランドセルなどのカバンの蓋止め具に適用する場合、二つの結合モジュールは、いずれか一方がたれ蓋又はたれ蓋からの延長部などの可動側に設けられ、他方がカバン本体などの固定側に設けられる。一方の結合モジュール(例えば、こちらを可動側の結合モジュールとする)は、磁石(可動側の磁性体)と、隙間を有する制動片とから主に構成されている。制動片は連結機構を介して可動側の磁性体と結合されている。他方の結合モジュール(例えば、こちらを固定側の結合モジュールとする)は、強磁性の接片(固定側の磁性体)と、ロック片と、ばねロック部材とから主に構成されている。可動側の結合モジュールが固定側の結合モジュールに近づくと、ロック片が制動片に当接し、可動側及び固定側の磁性体の間の磁力による引き付けにより、ばね作用で保持されたロック片と制動片は係合する。また、結合状態を解除するときは、ばねロック部材が、ロック片が隙間と向かい合うことでロックが解除される程度に変位し、可動側の磁性体の変位によって磁力の減衰が起こり、固定側の磁性体が可動側の磁性体に引き付けられなくなり、感触的に快適な柔らかい開閉を実現することができる。
図7,8には上述した結合モジュールの一例(具体例)を示している。図7,8の例の結合モジュール101,102では、制動片103が磁石(可動側の磁性体)104を介してストッパによりクリアランスをもって連結されている。回動可能な閉止部(結合モジュール101)に複数組の磁石104が使用されるとき、結合状態を解除するための開放角は好ましくは120°である。なお、より良い保持のために四つのばねロック部材105が用いられるとき、開放角は隙間106を変位させるために60°が好ましい。図7,8の例において、制動片103と磁石104の運動は、間接的な連結機構107(連結切欠き107a,連結係合片107b)を介して60°程度のクリアランスをもって連結されており、これにより、閉止位置と開放位置が同期するようになる。なお、図7,8において、符号105aはばねロック部材105のロック片、符号108は固定側の結合モジュール102の磁石(固定側の磁性体)である。
特開2001−149124号公報 特開2001−252121号公報 特開2004−357766号公報 特表2009−542380号公報
しかしながら、上述した従来のカバンの蓋止め具(上記特許文献1〜3)では、構成が複雑であり、部品点数が多く、さらに、金属部品を多用するために重くなるなどの欠点があった。また、雄部と雌部を連結するときに操作つまみを回動して雌雄を固定する必要があり、連結解除するときには操作つまみを回動した後に磁力によって引き付けられている雄部と雌部を引き離す操作が必要となり、操作性が悪かった。このような操作性の悪さは特に手の不自由な人などに苦労を強いることになっていた。
また、図7,8に示すような結合モジュール(上記特許文献4)においても、連結解除するときに操作部となる閉止部(結合モジュール101)を120°程度回動させる操作が必要となり、したがって、上述した従来の蓋止め具と同様、操作性について改善の余地がある。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、構成簡素であり、部品点数が少なく、軽量であり、操作性の良いカバンの蓋止め具を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明に係る請求項1記載のカバンの蓋止め具は、カバン本体2と、たれ蓋3又は該たれ蓋3からの延長部5とに設けられた雄部11と雌部12とからなり、前記雄部11と前記雌部12の雌雄連結により前記カバン本体2に前記たれ蓋3を係止するカバンの蓋止め具10であって、
前記雄部11は、
前記雌雄連結のときに前記雌部12と対向する面に、その内部における所定位置に磁性体24を備え、周面に該面を一周する溝部22が設けられた(非磁性体からなる)短い円柱状の凸部21を有し、
前記雌部12は、
前記雌雄連結のときに前記雄部11と対向する面に該雄部11の前記凸部21よりも僅かに大径な略円形の凹部27を有する筐体26と、
前記筐体26の内部に配設され、前記凹部27の底面を形成し、該面の所定位置に磁性体34を備え、所定方向からの押圧力Aによってスライド移動するとともに該押圧力Aが加わる方向とは逆方向に付勢されており、前記雌雄連結時には前記凸部21の前記溝部22と係合して該凸部21を前記凹部27の内部に止める爪部32aを備えた板状のスライド部材29とを有し、
前記雄部11と前記雌部12は、前記雌雄連結時には前記凸部21と前記凹部27が前記磁性体24,34の磁力によって引き付けられ、前記雌雄連結解除時には前記スライド部材29がスライド移動して前記磁性体24,34の間の引付け磁力が分断されることを特徴としている。
このような構成によれば、雄部11と雌部12を雌雄連結するときには互いの磁性体24,34の間の磁力によって雄部11と雌部12を引き付けるため、容易に雌雄連結可能となる。また、雄部11と雌部12を引き付ける磁力により、雌雄連結時にはこれら雄部11と雌部12の係合を補助するようになる。さらに、雌雄連結時には雄部11の溝部22に雌部12の爪部32aが入り込んで雄部11と雌部12が機械的に係合するため、たれ蓋3を強固に係止することができる。また、雌雄連結解除時にスライド部材29を所定方向に押圧すると、雄部11と雌部12の機械的な係合が外れるとともに、互いの磁性体24,34が離間することにより、磁性体24,34の間の引付け磁力が分断されるため、容易に雌雄連結解除が可能となる。
請求項2記載のカバンの蓋止め具は、前記スライド部材29における前記凹部27の底面となる面には、
前記押圧力Aが加わる方向から逆方向に向けて上り傾斜した傾斜面31aを有し、前記スライド部材29がスライド移動すると前記凹部27の内部に進出する突片31が設けられたことを特徴としている。
このような構成によれば、スライド部材29のスライド移動に伴い、突片31に押されて雄部11の凸部21が雌部12の凹部27の内部から強制的に離脱するようになり、確実な雌雄連結解除が可能となる。
上記請求項1又は2記載のカバンの蓋止め具において、前記雄部11と前記雌部12がそれぞれ備える前記磁性体24,34に、いずれか一方に永久磁石を用い、他方に磁性金属を用いた構成とすると、両方に永久磁石を使用しないで済むため、安価となる。
請求項3記載のカバンの蓋止め具は、前記雄部11と前記雌部12が備える前記磁性体24,34に互いに磁極の異なる永久磁石を用いたことを特徴としている。
このような構成によれば、雌雄連結解除時に雄部11と雌部12の磁性体24,34が離間することでN極とS極の中心がずれて磁界の向きが反発する向きに変わり、雄部11の凸部21は雌部12の凹部27の内部から確実に離脱する。これにより、雌雄連結解除を簡単、且つ確実に行えるようになる。
本発明に係るカバンの蓋止め具によれば、部品点数が少なく、構成簡素となり、また、磁性金属などのような金属部品をほとんど使用していないために軽量となる。さらに、スライド部材をスライド移動させると自動的に雌雄連結が解除されるため、一操作(ワンタッチ)で雌雄連結解除を可能にする構成となり、例えば手の不自由な人でも容易に操作することができる。すなわち、操作性が良いものとなる。
本発明の実施の形態を備えたカバン(ランドセル)を示す斜視図である。 同実施の形態の雄部を示す分解斜視図である。 同実施の形態の雌部を示す分解斜視図である。 同実施の形態の雌雄連結時の状態を示す側断面図である。 同実施の形態を雌雄連結するときの各部の動作を示す側断面図である。 同実施の形態を雌雄連結解除するときの各部の動作を示す側断面図である。 (a)従来の蓋止め具(結合モジュール)を示す分解斜視図である。 (b)従来の蓋止め具(結合モジュール)のうち、固定側の結合モジュールを示す平面図である。 従来の蓋止め具(結合モジュール)の連結状態を示す斜視(一部断面)図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、ランドセル1は、略矩形の有底筒状のカバン本体2と、カバン本体2の上部の開口部(内容物の収納口)及び外周部の一部を覆うたれ蓋3とを備えている。カバン本体2にはこのランドセル1を背負うときに使用するストラップ4,4が設けられている。たれ蓋3にはこのたれ蓋3の下部から延びた延長部5が設けられている。延長部5にはたれ蓋3を係止するための蓋止め具10が設けられている。
蓋止め具10は、たれ蓋3の延長部5に設けられた雄部11と、カバン本体2の底面2aに設けられた雌部12とからなる。この蓋止め具10では、雄部11と雌部12の雌雄連結によってたれ蓋3を係止する。
図2に示すように、雄部11は、表面部材13と、裏面部材17とからなる。雄部11を取り付けた状態において、表面部材13はたれ蓋3を閉じたときに延長部5の表面に位置し、裏面部材17は延長部5の裏面に位置する。表面部材13は、その上部が略円形の中空板状に形成されており、下部が略矩形の板状に形成されている。略円形の板状部分には略円形の凹部14が設けられている。凹部14の周縁には複数の切欠き15が等間隔で設けられている。この実施の形態では、四つの切欠き15が90°ごとに設けられている。また、凹部14の底面中央にはこの凹部14よりも小さい径の略円形の凹部16が設けられている。
裏面部材17は、円板状の底部18と、短い円柱状の凸部21とからなる。底部18は、表面部材13と対向する面(凸部21がある面とは反対側の面)に表面部材17の凹部14の切欠き15に対応した複数の係合突片19が設けられている。すなわち、係合突片19は、先端に爪部19aが設けられ、上述した切欠き15と同様に90°の位相差を有して設けられている。また、底部18には、表面部材13と対向する面に表面部材の凹部16に嵌合可能な径に形成された円筒部20が設けられている。円筒部20はその内部が凸部21の内部まで連通している。
凸部21は、係合突片19や円筒部20が設けられた面とは反対側の面に設けられている。この凸部21が設けられた面は、後述する雌部12と雌雄連結のときに対向する面となる。凸部21の周面21aにはこの面を一周する一条の溝部22が設けられている。また、凸部21の内部には中央に略円形の凹部23が設けられている。凹部23は円筒部20の内部と連通しており、凹部23には円筒部20の側から短い円柱状の磁性体(例えばN極のネオジウムマグネットなどの永久磁石)24が嵌入される。凸部21の端面21bには中央にN極磁石24を抜き出すための小孔25が設けられている。なお、小孔25は必ずなければならないものではないため、小孔25が設けられていない構成としてもよい。
図4に示すように、表面部材13と裏面部材17は、延長部5を介してこの延長部5の表裏から連結され、延長部5の先端付近に固定される。このとき、まず、裏面部材17の係合突片19が表面部材13の凹部14の切欠き15に挿入され、次に、裏面部材17を所定角度(30°程度)回動させることで爪部19aが凹部14の周縁と係合し、これにより、表面部材13と裏面部材17は係合する。なお、延長部5において、雄部11が取り付けられる位置には係合突起19と円筒部20が通過する孔が予め穿設されている。
図3に示すように、雌部12は、カバン本体2の底面2aに設けられ、筐体26と、スライド部材29と、取付板40とからなる。筐体26は、下部が湾曲した略矩形の箱状に形成されており、雌部12を取り付けた状態において、雌雄連結のときに雄部11と対向する面に雄部11の凸部21よりも僅かに大径な略円形の凹部27が設けられている。筐体26の背面の四隅付近には、先端に爪部28aが設けられた係合突片28が設けられている。
スライド部材29は、略矩形の板状の部材であり、筐体26の内部に配設されている。スライド部材29は、筐体26の凹部27の底面を形成している。また、スライド部材29の下部には屈曲部30が設けられている。この屈曲部30が雄部11と雌部12の雌雄連結を解除するときに使用者が手指などで押圧操作する部分(リリースボタン)となる。スライド部材29の凹部27の底面となる面には、上部から下部に向けて上し傾斜した傾斜面31aを有した突片31が設けられている。さらに、スライド部材29の上部には凹部27に向けて突出した突出部32が設けられており、突出部32の下部先端には下方に突出した爪部32aが設けられている。図4に示すように、この爪部32aは、雌雄連結時には雄部11の凸部21の溝部22と係合する。スライド部材29の背面において、凹部27の底面となる位置には、略円形の凹部33が設けられている。凹部33には背面側から短い円柱状の磁性体(上述した雄部11の永久磁石24とは異極となる、例えばS極のネオジウムマグネットなどの永久磁石)34が嵌入される。スライド部材29の凹部27の底面となる面には凹部33から連通してS極磁石34を抜き出すための小孔35が設けられている。なお、上述した凸部21の小孔25と同様にこの小孔35も必ずなければならないものではないため、小孔35が設けられていない構成としてもよい。また、スライド部材29の上面には付勢部材としてのコイルばね36が配設される切欠き37が設けられている。図4に示すように、この切欠き37に配設されたコイルばね36は、筐体26上面の内面との間で付勢力を有し、これにより、スライド部材29は所定方向(この実施の形態では下方)からの押圧力A(図6参照)によるスライド移動に対して逆方向に付勢されるようになる。
筐体26は、スライド部材29を内部に配した状態で下部が湾曲した略矩形の板状の蓋部38によってその背面が閉塞されている。蓋部38の四隅付近には係合突片28が通過する略矩形の孔39が設けられている。
スライド部材29などが組み込まれた筐体26は、カバン本体2の底面2aを介して略矩形の板状の取付板40と連結してカバン本体2に取り付けられる。このとき、筐体26の係合突片28の爪部28aが取付板40の四隅付近に設けられた係合孔41と係合し、これにより、筐体26と取付板40は係合する。なお、カバン本体2の底面2aには係合突片28が通過する位置に予め孔が穿設されている。
図4に示すように、雄部11と雌部12は、雄部11の凸部21が雌部12の凹部27の内部に挿入された雌雄連結時において、凸部21の溝部22とスライド部材29の爪部32aが係合して機械的にロックされる。また、このとき、雄部11のN極磁石24と雌部12のS極磁石34の間の磁力によって雄部11と雌部12を引き付けてこれらの係合は補助される。
ここから、図5,6を参照して雄部11と雌部12を雌雄連結するとき及び雌雄連結を解除するときの各部の動作を説明する。まず、雌雄連結するときについて説明する。
図5(a)に示すように、雌雄連結前の雌部では、スライド部材29がコイルばね37の付勢力によって筐体26の内部にて下方に押されており、凹部27の内部には爪部32aが進出している。また、雄部11と雌部12は、N極磁石24とS極磁石34の間の磁力によって凸部21が凹部27の内部へと引き付けられる。
図5(b)に示すように、雄部11の凸部21が雌部12の凹部27の内部に進入すると、凸部21の周縁に爪部32aが押され、これに伴い、スライド部材29はコイルばね37の付勢力に逆らいながら上方へと押される。
図5(c)に示すように、雄部11の凸部21が完全に雌部12の凹部27の内部に進入すると、コイルばね37の付勢力によってスライド部材29が下方に押され、凸部21の溝部22に爪部32aが係合して凸部21を機械的にロックする。このとき、溝部22と爪部32aの係合はコイルばね37の付勢力によって雌雄連結が解除されるまで保持されるとともに、N極磁石24とS極磁石34の間の磁力によってこの係合を補助する。
次に、雌雄連結を解除するときについて説明する。
図6(a)に示すように、雌雄連結状態において、下方から手指などで押圧力Aが加えられると、図6(b)に示すように、スライド部材29がコイルばね37の付勢力に逆らいながら上方へとスライド移動する。スライド部材29のスライド移動により、凸部21の溝部22から爪部32aが離脱して係合が解除されるとともに、凹部27の内部へと進出してきたスライド部材29の突片31の傾斜面31aに凸部21のテーパ状の周縁が押され、凸部21は凹部27の内部から強制的に押し出される。また、このとき、スライド部材29のスライド移動に伴い、S極磁石34が上方に移動してN極磁石24から離間し、その間の磁力が分断される。これに加えて、磁石24,34の中心がずれることで磁界の向きが反発する向きに変わり、両磁石24,34は反発するようになる。
図6(c)に示すように、凸部21が凹部27の内部から押し出された後、下方からの押圧力Aが加えられなくなると、スライド部材29はコイルばね37の付勢力によって筐体26の内部にて下方に押され、雌雄連結前の状態に戻る。
上述した実施の形態によれば、雄部11と雌部12を雌雄連結するときにはN極磁石24とS極磁石34の間の磁力によって雄部11と雌部12を引き付けるため、容易に雌雄連結可能となる。また、雄部11と雌部12を引き付ける磁力により、雌雄連結時にはこれら雄部11と雌部12の係合を補助するようになる。さらに、雌雄連結時には雄部11の溝部22に雌部12の爪部32aが入り込んで雄部11と雌部12が機械的に係合するため、たれ蓋3を強固に係止することができる。また、雌雄連結解除時にスライド部材29を下方から押圧すると、雄部11と雌部12の機械的な係合が外れるとともに、N極磁石24からS極磁石34が離間することにより、N極磁石24とS極磁石34の間の磁力が分断されるとともに、両磁石24,34は反発するようになるため、容易に雌雄連結解除が可能となる。
また、スライド部材29のスライド移動に伴い、突片31に押されて雄部11の凸部21が雌部12の凹部27の内部から強制的に離脱するようになり、確実な雌雄連結解除が可能となる。
さらに、磁性体(N極磁石24、S極磁石34)やコイルばね37を除いた各部を構成する部品の大半が樹脂などの非磁性体で形成されており、軽量となる。
なお、上述した実施の形態では、雄部11と雌部12はN極磁石24とS極磁石34を備えた構成としているが、例えば、雄部11と雌部12の磁性体24,34を、一方を永久磁石、他方を鉄などの磁性金属とすれば、雄部11と雌部12の両方に永久磁石を使用する場合に比べて安価となる。また、いずれか一方だけを磁石とした場合は引付け磁力が比較的小さいため、磁石の間の反発力を利用しなくても雌雄連結解除を比較的容易に行うことができる。
2…カバン本体
3…たれ蓋
5…延長部
10…蓋止め具
11…雄部
12…雌部
21…凸部
22…溝部
24…磁性体(N極磁石)
26…筐体
27…凹部
29…スライド部材
31…突片
31a…傾斜面
32a…爪部
34…磁性体(S極磁石)
A…押圧力

Claims (3)

  1. カバン本体(2)と、たれ蓋(3)又は該たれ蓋からの延長部(5)とに設けられた雄部(11)と雌部(12)とからなり、前記雄部と前記雌部の雌雄連結により前記カバン本体に前記たれ蓋を係止するカバンの蓋止め具(10)であって、
    前記雄部は、
    前記雌雄連結のときに前記雌部と対向する面に、その内部における所定位置に磁性体(24)を備え、周面に該面を一周する溝部(22)が設けられた短い円柱状の凸部(21)を有し、
    前記雌部は、
    前記雌雄連結のときに前記雄部と対向する面に該雄部の前記凸部よりも僅かに大径な略円形の凹部(27)を有する筐体(26)と、
    前記筐体の内部に配設され、前記凹部の底面を形成し、該面の所定位置に磁性体(34)を備え、所定方向からの押圧力(A)によってスライド移動するとともに該押圧力が加わる方向とは逆方向に付勢されており、前記雌雄連結時には前記凸部の前記溝部と係合して該凸部を前記凹部の内部に止める爪部(32a)を備えた板状のスライド部材(29)とを有し、
    前記雄部と前記雌部は、前記雌雄連結時には前記凸部と前記凹部が前記磁性体の磁力によって引き付けられ、前記雌雄連結解除時には前記スライド部材がスライド移動して前記磁性体の間の引付け磁力が分断されることを特徴とするカバンの蓋止め具。
  2. 前記スライド部材における前記凹部の底面となる面には、
    前記押圧力が加わる方向から逆方向に向けて上り傾斜した傾斜面(31a)を有し、前記スライド部材がスライド移動すると前記凹部の内部に進出する突片(31)が設けられたことを特徴とする請求項1記載のカバンの蓋止め具。
  3. 前記雄部11と前記雌部12が備える前記磁性体24,34に互いに磁極の異なる永久磁石を用いたことを特徴とする請求項1又は2記載のカバンの蓋止め具。
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