JP7227806B2 - 保持装置 - Google Patents
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Description
A-1.加熱装置100の構成:
図1は、本実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における加熱装置100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。また、図3は、本実施形態における加熱装置100の一部分(図2のX1部)のXZ断面構成を拡大して示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、加熱装置100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
上述したように、本実施形態の加熱装置100では、給電電極54と端子部材70との間に緩衝部材60が配置されている。このような構成では、緩衝部材60によって端子部材70と給電電極54との間の熱膨張差が緩和されるものの、依然として、該熱膨張差に起因して生ずる応力により、例えば応力の大きくなる給電電極54の外縁E1付近を基点として保持体10にクラックが発生するおそれがある。本願発明者は、鋭意検討を行うことにより、3つの指標値、すなわち、給電電極54の引き下がり量L、緩衝部材60の厚さt、および、端子部材70における端子側ロウ付け部82により覆われた部分の最大径D(以下、単に「端子部材70の最大径D」という。)について、数値範囲を適切に設定すれば、部材間の熱膨張差に起因して生ずる応力を小さくすることができ、クラックの発生を抑制することができることを新たに見出した。以下、上述した3つの指標値について行った性能評価について説明する。
図4に示す範囲R1は、
・給電電極54の引き下がり量Lが、0.3mm以上、2.0mm未満であり、
・緩衝部材60の厚さtが、2.75mm以上であり、かつ
・端子部材70の最大径Dが、2.75mm以上、4.25mm未満である、
範囲である。この範囲R1では、応力解析結果が「△」以上(すなわち、応力が200MPa未満)である。そのため、給電電極54、緩衝部材60および端子部材70の構成を、範囲R1に該当するように設定すれば、給電電極54の外縁E1付近における応力を低減することができ、保持体10にクラックが発生することを抑制することができる。
図5に示す範囲R3は、
・給電電極54の引き下がり量Lが、0.3mm以上、2.0mm未満であり、
・緩衝部材60の厚さtが、2.25mm以上であり、かつ
・端子部材70の最大径Dが、2.75mm以上、3.75mm未満である、
範囲である。この範囲R3では、応力解析結果が「△」以上(すなわち、応力が200MPa未満)である。そのため、給電電極54、緩衝部材60および端子部材70の構成を、範囲R3に該当するように設定すれば、給電電極54の外縁E1付近における応力を低減することができ、保持体10にクラックが発生することを抑制することができる。
図5に示す範囲R4は、
・給電電極54の引き下がり量Lが、0.3mm以上、1.0mm未満であり、
・緩衝部材60の厚さtが、1.25mm以上であり、かつ
・端子部材70の最大径Dが、2.75mm以上、3.75mm未満である、
範囲である。この範囲R3では、応力解析結果が「△」以上(すなわち、応力が200MPa未満)である。そのため、給電電極54、緩衝部材60および端子部材70の構成を、範囲R4に該当するように設定すれば、給電電極54の外縁E1付近における応力を低減することができ、保持体10にクラックが発生することを抑制することができる。
本実施形態の加熱装置100の製造方法は、例えば以下の通りである。初めに、保持体10と柱状支持体20とを作製する。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (4)
- 第1の方向に略直交する第1の表面と前記第1の表面とは反対側の第2の表面とを有し、窒化アルミニウムを主成分とするセラミックス焼結体により形成されたセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の内部に配置された内部電極と、
タングステンを含む材料により形成され、前記セラミックス部材の前記第2の表面に少なくとも一部が露出するように配置され、前記内部電極に電気的に接続された給電電極と、
ニッケルを含む材料により形成された端子部材と、
タングステンを含む材料により形成され、前記第1の方向において前記給電電極と前記端子部材との間に配置された緩衝部材と、
前記給電電極と前記緩衝部材とを接合する第1のロウ付け部と、
前記緩衝部材と前記端子部材とを接合する第2のロウ付け部と、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
前記第1の方向に平行であり、かつ、前記第1の方向視での前記緩衝部材の中心を通る断面において、前記給電電極の前記第2の表面に露出する部分の外縁は前記緩衝部材の外縁の位置から引き下がり量Lだけ内側に引き下がっており、
前記引き下がり量Lは、0.3mm以上、2.0mm未満であり、
前記第1の方向における前記緩衝部材の厚さtは、2.75mm以上であり、
前記端子部材における前記第2のロウ付け部により覆われた部分の最大径Dは、2.75mm以上、4.25mm未満である、
ことを特徴とする保持装置。 - 請求項1に記載の保持装置において、
前記第1の方向における前記緩衝部材の厚さtは、3.75mm以上である、
ことを特徴とする保持装置。 - 第1の方向に略直交する第1の表面と前記第1の表面とは反対側の第2の表面とを有し、窒化アルミニウムを主成分とするセラミックス焼結体により形成されたセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の内部に配置された内部電極と、
タングステンを含む材料により形成され、前記セラミックス部材の前記第2の表面に少なくとも一部が露出するように配置され、前記内部電極に電気的に接続された給電電極と、
ニッケルを含む材料により形成された端子部材と、
タングステンを含む材料により形成され、前記第1の方向において前記給電電極と前記端子部材との間に配置された緩衝部材と、
前記給電電極と前記緩衝部材とを接合する第1のロウ付け部と、
前記緩衝部材と前記端子部材とを接合する第2のロウ付け部と、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
前記第1の方向に平行であり、かつ、前記第1の方向視での前記緩衝部材の中心を通る断面において、前記給電電極の前記第2の表面に露出する部分の外縁は前記緩衝部材の外縁の位置から引き下がり量Lだけ内側に引き下がっており、
前記引き下がり量Lは、0.3mm以上、2.0mm未満であり、
前記第1の方向における前記緩衝部材の厚さtは、2.25mm以上であり、
前記端子部材における前記第2のロウ付け部により覆われた部分の最大径Dは、2.75mm以上、3.75mm未満である、
ことを特徴とする保持装置。 - 第1の方向に略直交する第1の表面と前記第1の表面とは反対側の第2の表面とを有し、窒化アルミニウムを主成分とするセラミックス焼結体により形成されたセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の内部に配置された内部電極と、
タングステンを含む材料により形成され、前記セラミックス部材の前記第2の表面に少なくとも一部が露出するように配置され、前記内部電極に電気的に接続された給電電極と、
ニッケルを含む材料により形成された端子部材と、
タングステンを含む材料により形成され、前記第1の方向において前記給電電極と前記端子部材との間に配置された緩衝部材と、
前記給電電極と前記緩衝部材とを接合する第1のロウ付け部と、
前記緩衝部材と前記端子部材とを接合する第2のロウ付け部と、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
前記第1の方向に平行であり、かつ、前記第1の方向視での前記緩衝部材の中心を通る断面において、前記給電電極の前記第2の表面に露出する部分の外縁は前記緩衝部材の外縁の位置から引き下がり量Lだけ内側に引き下がっており、
前記引き下がり量Lは、0.3mm以上、1.0mm未満であり、
前記第1の方向における前記緩衝部材の厚さtは、1.25mm以上であり、
前記端子部材における前記第2のロウ付け部により覆われた部分の最大径Dは、2.75mm以上、3.75mm未満である、
ことを特徴とする保持装置。
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JP2007258608A (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Ngk Insulators Ltd | 加熱装置 |
JP2008135737A (ja) | 2006-11-01 | 2008-06-12 | Ngk Insulators Ltd | 静電チャック及び静電チャックの製造方法 |
JP2009188389A (ja) | 2008-01-08 | 2009-08-20 | Ngk Insulators Ltd | 接合構造及び半導体製造装置 |
JP2018203581A (ja) | 2017-06-07 | 2018-12-27 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミックス構造体 |
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