JP2018133557A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極端子と受電電極との接合部の損傷抑制と、保持体から柱状支持体への放熱抑制との両立を図る。【解決手段】加熱装置は、第1の表面及び第2の表面を有する保持体と、保持体の第2の表面に接合された柱状支持体とを備える。加熱装置は、保持体の第2の表面側に配置された複数の受電電極に電気的に接続された複数本の電極端子を備える。柱状支持体は、個別収容部と、柱状支持体における保持体とは反対側の端部と個別収容部との間に配置された第2の共通収容部とを含む。個別収容部は、1本の電極端子をそれぞれ収容する複数の個別貫通孔が形成されており、第2の共通収容部は、個別貫通孔にそれぞれ収容された2本以上の電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が形成される。第2の共通収容部の断面積は、個別収容部の断面積より小さい。個別収容部の長さ(L3)は、第2の共通収容部の長さ(L2)より短い。【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術は、加熱装置に関する。
対象物(例えば、半導体ウェハ)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400〜650℃程度)に加熱する加熱装置(「サセプタ」とも呼ばれる)が知られている。加熱装置は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。
一般に、加熱装置は、所定の方向(以下、「第1の方向」という)に略直交する保持面および裏面を有する板状の保持体と、第1の方向に延びる柱状であり、保持体の裏面に接合された柱状支持体とを備える(例えば、特許文献1参照)。保持体の内部には、抵抗発熱体が配置されており、保持体の裏面側には、抵抗発熱体に電気的に接続された複数の受電電極(電極パッド)が配置されている。また、柱状支持体には、保持体の裏面側に開口する複数の貫通孔が形成されており、各貫通孔には、各受電電極に対して例えばろう付けにより接合された電極端子が収容されている。電極端子および受電電極を介して抵抗発熱体に電圧が印加されると、抵抗発熱体が発熱し、保持体の保持面上に保持された対象物(例えば、半導体ウェハ)が例えば400〜650℃程度に加熱される。
特許第4485681号公報
電極端子は、比較的長尺であるため、揺動することにより電極端子と受電電極との接合部(ろう付け部)に発生する応力(モーメント)によって該接合部が損傷するおそれがある。そのため、電極端子と受電電極との接合部の損傷抑制のためには、上記従来の加熱装置のように、複数の電極端子のそれぞれを貫通孔に個別に収容することにより、各電極端子を収容する貫通孔の内径をできるだけ小さくすることが好ましい。電極端子の外周が貫通孔を構成する内壁に当接することによって電極端子の過度の揺動が規制されるからである。
一方、保持体の内部の抵抗発熱体で発生した熱は、柱状支持体を介して逃げていくため、この保持体から柱状支持体への放熱抑制のためには、貫通孔の内径を大きくすることにより、保持体と柱状支持体との接触面積をできるだけ小さくすることが好ましい。上記従来の加熱装置では、電極端子を収容する各貫通孔の内径が比較的に小さく、柱状支持体の上記所定の方向に直交する断面積が大きいため、保持体と柱状支持体との接触面積が比較的に大きい。保持体と柱状支持体との接触面積が大きくなると、抵抗発熱体から発せられた熱が保持体から柱状支持体へと伝わる放熱量が多くなることによって、柱状支持体が高温になるおそれがある。このため、例えば柱状支持体に近接配置される部品等として、耐熱性の高い材料によって形成されたものを使用せざるを得なくなるなどの制約が生じるおそれがある。このように、従来の加熱装置では、電極端子と受電電極との接合部の損傷抑制と、保持体から柱状支持体への放熱抑制との両立の点で、向上の余地がある。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される加熱装置は、第1の方向に略直交する第1の表面および第2の表面を有する板状であり、内部に抵抗発熱体を有する保持体と、前記第1の方向に延びる柱状であり、前記保持体の前記第2の表面に接合され、セラミックスにより形成された柱状支持体と、を備え、前記保持体の前記第1の表面上に保持された対象物を加熱する加熱装置において、さらに、前記保持体の前記第2の表面側に配置された複数の受電電極と、前記第1の方向に延びる複数本の電極端子であって、それぞれ、前記複数の受電電極に電気的に接続された複数本の電極端子と、を備え、前記柱状支持体は、個別収容部と、前記個別収容部に対して前記第1の方向の少なくとも一方側に位置する共通収容部とを含み、前記個別収容部は、前記第1の方向に延びる複数の個別貫通孔であって、それぞれ、前記複数本の電極端子の内の1本を収容する複数の個別貫通孔が形成されており、前記共通収容部は、前記第1の方向に延び、かつ、前記個別貫通孔より径が大きい共通貫通孔であって、前記個別貫通孔にそれぞれ収容された2本以上の前記電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に直交する断面積が、前記個別収容部の前記第1の方向に直交する断面積より小さく、かつ、前記共通収容部は、少なくとも、前記柱状支持体における前記保持体とは反対側の端部と前記個別収容部との間に配置された第2の共通収容部を含み、前記個別収容部における前記第1の方向の長さ(L3)は、前記第2の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L2)より短い。本加熱装置によれば、柱状支持体は、電極端子を1本ずつ収容する複数の個別貫通孔が形成された個別収容部を含む。このため、柱状支持体の全長にわたって、全ての電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が形成された構成に比べて、電極端子が揺動することにより電極端子と受電電極との接合部に発生する応力によって該接合部が損傷することを抑制することができる。また、柱状支持体は、さらに、個別収容部の各個別貫通孔にそれぞれ収容された2本以上の電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が形成された共通収容部を含む。この共通収容部の第1の方向に直交する断面積は、個別収容部の第1の方向に直交する断面積より小さい。これにより、柱状支持体の全長にわたって、個別貫通孔が形成された構成に比べて、抵抗発熱体から発せられた熱が保持体から柱状支持体へと伝わる放熱量を低減することができる。すなわち、本加熱装置によれば、電極端子と受電電極との接合部の損傷抑制と、保持体から柱状支持体への放熱抑制との両立を図ることができる。また、本加熱装置によれば、個別収容部の長さ(L3)が第2の共通収容部の長さ(L2)より長い構成に比べて、保持体と共通収容部との距離が近い分だけ、保持体に対する共通収容部による放熱抑制効果が高くなり、その結果、保持体から柱状支持体への放熱をより効果的に抑制することができる。
(2)上記加熱装置において、前記共通収容部は、少なくとも、前記保持体と前記個別収容部との間に配置された第1の共通収容部を含む構成としてもよい。本加熱装置によれば、保持体と個別収容部との間に、断熱性が高い空洞が個別収容部より多く存在する第1の共通収容部が存在するため、保持体と個別収容部とが直接接触している場合に比べて、保持体から柱状支持体への放熱をより効果的に抑制することができる。
(3)上記加熱装置において、前記第1の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L1)は、前記個別収容部における前記第1の方向の長さ(L3)より短い構成としてもよい。個別収容部における第1の方向の長さが長い程、電極端子が揺動することにより電極端子と受電電極との接合部に発生する応力を低減する効果が大きくなる。一方、保持体と個別収容部との間に共通収容部(第1の共通収容部)が僅かに存在するだけでも、保持体から柱状支持体への放熱の抑制効果があり、第1の共通収容部における第1の方向の長さの相違による放熱の抑制効果の差は比較的に小さい。そこで、本加熱装置によれば、第1の共通収容部における第1の方向の長さ(L1)が、個別収容部における第1の方向の長さ(L3)より長い場合に比べて、保持体から柱状支持体への放熱を抑制しつつ、電極端子と受電電極との接合部の損傷をより効果的に抑制することができる。
(4)上記加熱装置において、前記第1の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L1)は、前記第2の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L2)より短い構成としてもよい。本加熱装置によれば、第1の共通収容部における第1の方向の長さ(L1)が、第2の共通収容部における第1の方向の長さ(L2)より長い場合に比べて、個別収容部が保持体に近い位置に配置されるため、柱状支持体に収容された各電極端子における保持体側の端部の位置変動が抑制される。これにより、例えば加熱装置の製造工程において、柱状支持体に収容された各電極端子における保持体側の端部を、保持体の受電電極にろう付けする際、該保持体側の端部を位置決めしつつ、保持体の受電電極に精度よく固定することができる。また、電極端子が揺動することにより電極端子と受電電極との接合部に発生する応力を低減することができる。したがって、電極端子における保持体側の端部の位置決めと、電極端子と受電電極との接合部に発生する応力の低減とを両立させることができる。
(5)上記加熱装置において、前記保持体と前記個別収容部との間に前記共通収容部が介在しない構成としてもよい。共通収容部の第1の方向に直交する断面において断熱性が高い空洞が存在する領域の面積は、個別収容部の第1の方向に直交する断面において空洞が存在する領域の面積より広い。本加熱装置によれば、この共通収容部が保持体と個別収容部との間に介在しない。このため、個別収容部が保持体に近い位置に配置されるため、柱状支持体に収容された各電極端子における保持体側の端部の位置変動が抑制される。これにより、例えば加熱装置の製造工程において、柱状支持体に収容された各電極端子における保持体側の端部を、保持体の受電電極にろう付けする際、該保持体側の端部を位置決めしつつ、保持体の受電電極に精度よく固定することができる。
(6)上記加熱装置において、さらに、前記柱状支持体の前記保持体とは反対側に配置される連結部材と、前記柱状支持体と前記連結部材との間に配置されるシール部材と、を備える構成としてもよい。本加熱装置によれば、柱状支持体における放熱の抑制効果により、シール部材の熱による劣化を抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、加熱装置、半導体製造装置、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 変形例における加熱装置100Xの断面構成を概略的に示す説明図である。
A.本実施形態:
A−1.加熱装置100の構成:
図1は、本実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2から図6は、本実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。図2には、図3から図6のII−IIの位置における加熱装置100のXZ断面構成が示されており、図3には、図2のIII−IIIの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されており、図4には、図2のIV−IVの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されており、図5には、図2のV−Vの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されており、図6には、図2のVI−VIの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されている。なお、図2には、後述する受電電極54付近の一部分が拡大して示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、加熱装置100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
加熱装置100は、対象物(例えば、半導体ウェハW)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400〜650℃程度)に加熱する装置であり、サセプタとも呼ばれる。加熱装置100は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。
図1および図2に示すように、加熱装置100は、保持体10と柱状支持体20と連結部材80とを備える。
保持体10は、所定の方向(本実施形態では上下方向)に略直交する保持面S1および裏面S2を有する略円板状の部材である。保持体10は、例えば、AlN(窒化アルミニウム)やAl(アルミナ)を主成分とするセラミックスにより形成されている。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。保持体10の直径は、例えば100mm以上、500mm以下程度であり、保持体10の厚さ(上下方向における長さ)は、例えば3mm以上、10mm以下程度である。上記所定の方向(上下方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当し、保持体10の保持面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当し、保持体10の裏面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当する。
柱状支持体20は、上記所定の方向(上下方向)に延びる略円柱状部材である。柱状支持体20は、保持体10と同様に、例えばAlNやAlを主成分とするセラミックスにより形成されている。柱状支持体20の外径は、例えば30mm以上、90mm以下程度であり、柱状支持体20の高さ(上下方向における長さ)は、例えば100mm以上、300mm以下程度である。
保持体10と柱状支持体20とは、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3とが上下方向に対向するように配置されている。柱状支持体20は、保持体10の裏面S2の中心部付近に、公知の接合材料により形成された接合層30を介して接合されている。
図2および図3に示すように、保持体10の内部には、保持体10を加熱するヒータとしての抵抗発熱体50が配置されている。抵抗発熱体50は、例えば、タングステンやモリブデン等の導電性材料により形成されている。本実施形態では、抵抗発熱体50は、Z軸方向視で略同心半円状に延びる1対の線状パターン50A,50Bを構成している。各線状パターン50A,50Bの一方の端部は、保持体10の中心部近傍に配置されており、該一方の端部には、保持体10の中心部近傍に配置された4つのビア導体52のうちの1つの上端部が接続されている(図2参照)。各線状パターン50A,50Bの他方の端部は、保持体10の外周部近傍に配置されており、該他方の端部にはビア導体およびドライバ電極(いずれも図示せず)を介して、上記4つのビア導体52のうちの1つ(図2に図示せず)の上端部が接続されている。また、保持体10の裏面S2側には、同心円上に並んだ4つの凹部12が形成されており、各凹部12内には受電電極(電極パッド)54が設けられている。上述の4つのビア導体52の下端部のそれぞれは、4つの受電電極54のそれぞれに接続されている。その結果、抵抗発熱体50と受電電極54とがビア導体52等を介して電気的に接続された状態となっている。
図2、図4から図6に示すように、柱状支持体20には、保持体10の裏面S2側に開口する収容空間Sが形成されている。収容空間Sは、後述の第1の共通貫通孔22A、個別貫通孔22Bおよび第2の共通貫通孔22C等により構成されている。収容空間Sの構成については、後に詳述する。収容空間Sには、4本の電極端子70が収容されている(図2には2本の電極端子70のみ図示)。電極端子70は、略円柱状の導電性部材であり、例えばニッケルにより形成されている。電極端子70の保持体10側の上端部は、金属ろう材56(例えば金ろう材)を介して受電電極54に接合されている。なお、電極端子70の径は、略同一(例えば3mm以上、6mm以下)である。図示しない電源から各電極端子70、各受電電極54、各ビア導体52等を介して抵抗発熱体50に電圧が印加されると、抵抗発熱体50が発熱し、保持体10の保持面S1上に保持された対象物(例えば、半導体ウェハW)が所定の温度(例えば、400〜650℃程度)に加熱される。
柱状支持体20には、さらに、高周波体用貫通孔28が形成されている(図4〜図6参照)。高周波体用貫通孔28は、上下方向と略同一方向に延び、延伸方向にわたって略一定の内径を有する断面略円形の孔である。高周波体用貫通孔28には、例えばニッケルにより形成された高周波体32が収容されている。高周波体用貫通孔28の上端部は、保持体10に備えられた高周波電極(図示せず)に接続されている。高周波電源(図示せず)から高周波電力が、高周波体32を介して高周波電極に印加されることによって、保持体10と半導体ウェハWとに存在するガスの分子が電離してイオンとなり、プラズマが生成される。
柱状支持体20は、連結部材80を介して、例えば上述のガス供給源や真空ポンプを備える機器(図示せず)に連結される。連結部材80は、例えば上記所定の方向(上下方向)に延びる略円柱状部材であり、例えばアルミニウム等の金属材料により形成されている。柱状支持体20と連結部材80とは、柱状支持体20の下面S4と連結部材80の上面S5とが上下方向に対向するように配置されている。連結部材80には、柱状支持体20の収容空間S(より具体的には第2の共通貫通孔22C)に連通する電極用連結孔86と、高周波体用貫通孔28に連通する高周波体用連結孔(図示せず)とが形成されている。また、第2の共通貫通孔22Cと電極用連結孔86との連通部分には、平板状のキャップ部材90が配置されており、キャップ部材90には、4つの電極端子70の下端部のそれぞれが挿入されることによって、各電極端子70の下端部を係止する挿入孔92が形成されている。また、柱状支持体20の下面S4と連結部材80の上面S5とのそれぞれには、Z方向視で、ガス用連結孔82、真空用連結孔84、高周波体用連結孔および測温体用連結孔の全体を囲むように環状の溝が形成されており、該溝内に環状のシール部材94(例えばフッ素樹脂製のOリング)が押圧された状態で収容されている。これにより、柱状支持体20と連結部材80とが密閉状態で連結されている。
A−2.加熱装置100の製造方法:
加熱装置100(保持体10および柱状支持体20)の製造方法は、例えば以下の通りである。初めに、保持体10と柱状支持体20とを作製する。
保持体10の作製方法は、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末に、酸化イットリウム(Y)粉末と、アクリル系バインダと、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、グリーンシート用スラリーを作製する。このグリーンシート用スラリーをキャスティング装置でシート状に成形した後に乾燥させ、グリーンシートを複数枚作製する。
また、窒化アルミニウム粉末、アクリル系バインダ、有機溶剤の混合物に、タングステンやモリブデン等の導電性粉末を添加して混練することにより、メタライズペーストを作製する。このメタライズペーストを例えばスクリーン印刷装置を用いて印刷することにより、特定のグリーンシートに、後に抵抗発熱体50や受電電極54等となる未焼結導体層を形成する。また、グリーンシートにあらかじめビア孔を設けた状態でメタライズペーストを印刷することにより、後にビア導体52となる未焼結導体部を形成する。
次に、これらのグリーンシートを複数枚(例えば20枚)熱圧着し、必要に応じて外周を切断して、グリーンシート積層体を作製する。このグリーンシート積層体をマシニングによって切削加工して円板状の成形体を作製し、この成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成して焼成体を作製する。この焼成体の表面を研磨加工する。以上の工程により、保持体10が作製される。
また、柱状支持体20の作製方法は、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末に、酸化イットリウム粉末と、PVAバインダと、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、スラリーを得る。このスラリーをスプレードライヤーにて顆粒化し、原料粉末を作製する。次に、高周波体用貫通孔28に対応する中子が配置されたゴム型に原料粉末を充填し、冷間静水圧プレスして成形体を得る。得られた成形体を、マシニング加工することにより、成形体の外径やZ方向の長さ等について寸法調整を行う。さらに、成形体に、穴加工を施すことにより、共通収容部20A,20Cの共通貫通孔22A,22Cを形成し、個別収容部20Bの個別貫通孔22Bを形成する。その後、成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成する。以上の工程により、柱状支持体20が作製される。
次に、保持体10と柱状支持体20とを接合する。保持体10の裏面S2および柱状支持体20の上面S3に対して必要によりラッピング加工を行った後、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3との少なくとも一方に、例えば希土類や有機溶剤等を混合してペースト状にした公知の接合剤を均一に塗布した後、脱脂処理する。次いで、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3とを重ね合わせ、焼成を行うことにより、保持体10と柱状支持体20とを接合する。
保持体10と柱状支持体20との接合の後、各電極端子70を各電極用貫通孔22内に挿入し、各電極端子70の上端部を各受電電極54に例えば金ろう材によりろう付けする。また、高周波体32を高周波体用貫通孔28内に挿入し、高周波体32の上端部を、高周波電極に電気的に接続された電極(図示せず)にろう付けする。以上の製造方法により、上述した構成の加熱装置100が製造される。
A−3.柱状支持体20の収容空間Sの詳細構成:
次に、柱状支持体20の収容空間Sの詳細構成について説明する。図2に示すように、柱状支持体20は、第1の共通収容部20Aと、個別収容部20Bと、第2の共通収容部20Cとを備える。
図2および図4に示すように、第1の共通収容部20Aは、個別収容部20Bに対して保持体10側(すなわち、上側)に位置し、保持体10の裏面S2側に開口する第1の共通貫通孔22Aが形成されている。第1の共通貫通孔22Aは、上下方向と略同一方向に延び、延伸方向にわたって略一定の内径を有する断面略円形の孔である。第1の共通貫通孔22Aには、上述の4本の電極端子70がまとめて収容されている。
図2および図6に示すように、第2の共通収容部20Cは、個別収容部20Bに対して保持体10とは反対側(すなわち、下側)に位置し、連結部材80側に開口する第2の共通貫通孔22Cが形成されている。第2の共通貫通孔22Cは、上下方向と略同一方向に延び、延伸方向にわたって略一定の内径を有する断面略円形の孔である。なお、本実施形態では、第1の共通貫通孔22Aと第2の共通貫通孔22Cとは、Z方向視で略同心であり、また、第1の共通貫通孔22Aの内径と第2の共通貫通孔22Cの内径とは略同一である。以下、第1の共通収容部20Aと第2の共通収容部20Cとをまとめて「共通収容部20A,20C」ともいい、第1の共通貫通孔22Aと第2の共通貫通孔22Cとをまとめて「共通貫通孔22A,22C」ともいう。
図2および図5に示すように、個別収容部20Bは、4つの個別貫通孔22Bが形成されている。各個別貫通孔22Bは、上下方向と略同一方向に延び、延伸方向にわたって略一定の内径を有する断面略円形の孔である。各個別貫通孔22Bの内径は、共通貫通孔22A,22Cの内径より小さい。各個別貫通孔22Bの保持体10側(すなわち、上端側)は、第1の共通収容部20Aの第1の共通貫通孔22Aに連通しており、各個別貫通孔22Bの保持体10とは反対側(すなわち、下端側)は、第2の共通収容部20Cの第2の共通貫通孔22Cに連通している。各個別貫通孔22Bには、1つの個別貫通孔22Bにつき、1本の電極端子70が収容されている。
このような構成により、4本の電極端子70は、各共通収容部20A,20Cにおいて各共通貫通孔22A,22Cに4本まとめて収容されつつ、個別収容部20Bにおいて4つの個別貫通孔22Bのそれぞれに1本ずつ個別に収容されている。また、各共通収容部20A,20Cの上下方向に直交する断面積は、個別収容部20Bの上下方向に直交する断面積より小さい。また、第1の共通収容部20A(第1の共通貫通孔22A)の上下方向の長さ(L1)は、第2の共通収容部20C(第2の共通貫通孔22C)の上下方向の長さ(L2)より短い。また、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)は、個別収容部20B(個別貫通孔22B)の上下方向の長さ(L3)より短い。なお、個別収容部20Bの上下方向の長さ(L3)は、柱状支持体20(収容空間S)の上下方向の全長(=L1+L2+L3)の1/40以上、1/2以下であることが好ましい。
なお、上述の高周波体用貫通孔28は、第1の共通収容部20Aと個別収容部20Bと第2の共通収容部20Cとにわたって形成されている。また、各電極端子70のうち、第1の共通収容部20Aと第2の共通収容部20Cとにそれぞれ収容されている部分は、絶縁チューブ40に挿入されている。これにより、共通貫通孔22A,22C内にまとめて収容された複数本の電極端子70の間におけるアークの発生が抑制される。
A−4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の加熱装置100では、柱状支持体20は、電極端子70を1本ずつ収容する複数の個別貫通孔22Bが形成された個別収容部20Bを含む。個別収容部20Bの個別貫通孔22Bは、共通収容部20A,20Cの共通貫通孔22A,22Cに比べて、内径が小さいことにより、個別収容部20Bにおいて個別貫通孔22Bを形成する内壁が、共通収容部20A,20Cにおいて共通貫通孔22A,22Cを形成する内壁に比べて、電極端子70の外周に近い位置に位置するため、電極端子70の揺動が規制される。したがって、例えば、柱状支持体20の上下方向の全長にわたって、4つの電極端子70をまとめて収容する共通貫通孔が形成された構成に比べて、電極端子70の揺動により電極端子70と受電電極54との接合部(金属ろう材56)に発生する応力によって該接合部が損傷することを抑制することができる。また、柱状支持体20は、さらに、共通収容部20A,20Cを含む。各共通収容部20A,20Cは、個別収容部20Bの各個別貫通孔22Bにそれぞれ収容された4本の電極端子70をまとめて収容する共通貫通孔22A,22Cが形成されている。各共通収容部20A,20Cの上下方向に直交する断面積は、個別収容部20Bの上下方向に直交する断面積より小さい。したがって、柱状支持体20の上下方向の全長にわたって、個別貫通孔22Bが形成された構成に比べて、保持体10と柱状支持体20との接触面積が小さいため、抵抗発熱体50から発せられた熱が保持体10から柱状支持体20へと伝わる放熱量を低減することができる。すなわち、本実施形態の加熱装置100によれば、電極端子70と受電電極54との接合部の損傷抑制と、保持体10から柱状支持体20への放熱抑制との両立を図ることができる。
また、本実施形態の加熱装置100では、保持体10と個別収容部20Bとの間に、断熱性が高い空洞が個別収容部20Bより多く存在する第1の共通収容部20Aが存在する(図2参照)。このため、保持体10と個別収容部20Bとが直接接触している構成に比べて、保持体10から柱状支持体20への放熱をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の加熱装置100では、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)は、第2の共通収容部20Cの上下方向の長さ(L2)より短い。このため、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)が第2の共通収容部20Cの上下方向の長さ(L2)より長い構成に比べて、個別収容部20Bが保持体10に近い位置に配置される。その結果、柱状支持体20に収容された各電極端子70における上側(保持体10側)の端部の位置変動が抑制される。これにより、例えば加熱装置100の製造工程において、柱状支持体20に収容された各電極端子70における上側の端部を、保持体10の受電電極54にろう付けする際、各電極端子70における上側の端部を位置決めしつつ、受電電極54に精度よく固定することができる。また、電極端子70が揺動することにより電極端子70と受電電極54との接合部に発生する応力を低減することができる。したがって、保持体10から柱状支持体20への放熱を抑制しつつ、電極端子70における上側の端部の位置決めと、電極端子70と受電電極54との接合部に発生する応力の低減とを両立させることができる。
また、個別収容部20Bにおける上下方向の長さ(L3)が長い程、電極端子70の揺動が規制されるため、電極端子70と受電電極54との接合部に発生する応力を低減する効果が大きくなる。一方、保持体10と個別収容部20Bとの間に共通収容部(第1の共通収容部20A)が僅かに存在するだけでも、保持体10から柱状支持体20への放熱の抑制効果があり、第1の共通収容部20Aにおける上下方向の長さ(L1)の相違による放熱の抑制効果の差は比較的に小さい。そこで、本実施形態の加熱装置100では、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)は、個別収容部20B(個別貫通孔22B)の上下方向の長さ(L3)より短い。このため、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)が、個別収容部20B(個別貫通孔22B)の上下方向の長さ(L3)より長い場合に比べて、保持体10から柱状支持体20への放熱を抑制しつつ、電極端子70と受電電極54との接合部の損傷をより効果的に抑制することができる。また、個別収容部20Bにおける上下方向の長さ(L3)は、第2の共通収容部20Cにおける上下方向の長さ(L2)より短い。このため、個別収容部20Bにおける上下方向の長さ(L3)が第2の共通収容部20Cにおける上下方向の長さ(L2)より長い場合に比べて、保持体10から柱状支持体20への放熱を抑制することができる。
以上のように、本実施形態の加熱装置100では、保持体10から柱状支持体20への放熱が抑制されるため、シール部材94の熱による劣化を抑制することができる。本実施形態では、上述したように、抵抗発熱体50の発熱により、保持面S1上に保持された半導体ウェハWが所定の処理温度(例えば、400〜650℃程度)に加熱される。しかし、上述したように、柱状支持体20において放熱抑制効果があるため、柱状支持体20と連結部材80とのシールのために、耐熱温度が上記処理温度より低い(例えば200℃程度)材料で形成されたシール部材94を使用することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における加熱装置100の構成は、あくまで例示であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、保持体10の外径が柱状支持体20の外径より大きいとしているが、保持体10の外径と柱状支持体20の外径とが略同一であるとしてもよい。また、上記実施形態では、保持体10および柱状支持体20のZ軸方向視の外形が略円形であるとしているが、他の形状であってもよい。また、共通収容部20A,20Cの共通貫通孔22A,22Cと個別収容部20Bの個別貫通孔22Bとに収容される電極端子は、抵抗発熱体50に電気的に接続された端子に限らず、例えば、プラズマを発生させる高周波(RF)電極に電気的に接続された端子や、静電吸着のための吸着電極に電気的に接続された端子でもよい。また、上記実施形態では、受電電極54は、保持体10の裏面S2に形成された凹部12内に配置されているが、保持体10の裏面S2上に配置されているとしてもよい。要するに、受電電極は、保持体の第2の表面側に配置されていればよい。
上記実施形態において、保持体10と個別収容部20Bとの間に、第1の共通収容部20Aが介在せずに、保持体10と個別収容部20Bとが直接接触している構成としてもよい。図7は、変形例における加熱装置100Xの断面構成を概略的に示す説明図である。図2に示す構成と共通する部分について同一符号を付して説明を省略する。図7に示すように、変形例における加熱装置100Xでは、上記実施形態における共通収容部20Aが保持体10と個別収容部20BXとの間に介在しておらず、個別収容部20BXの上面S3X全体が接合層30Xを介して保持体10の裏面S2に接合されている。また、個別収容部20BXと柱状支持体20の下面S4との間には、第2の共通収容部20CXが配置されている。すなわち、共通収容部は、個別収容部20BXに対して保持体10とは反対側だけに位置する。なお、個別収容部20BXのXY断面構成は、図5に示す構成と同一であり、第2の共通収容部20CXのXY断面構成は、図6に示す構成と同一である。また、個別収容部20BXの上下方向の長さ(L3X)は、第2の共通収容部20CXの上下方向の長さ(L2X)より短い。このような構成でも、柱状支持体20に共通収容部(第2の共通貫通孔22C)が存在することによって、保持体10から柱状支持体20(特に柱状支持体20の保持体10とは反対側)への放熱を抑制することができる。また、共通収容部のXY断面において断熱性が高い空洞が存在する領域の面積は、個別収容部のXY断面において空洞が存在する領域の面積より広い(図4から図6参照)。また、変形例における加熱装置100Xでは、個別収容部20BXの上下方向の長さ(L3X)が、第2の共通収容部20CXの上下方向の長さ(L2X)より長い構成に比べて、保持体10と第2の共通収容部20CXとの距離が近い分だけ、保持体10に対する第2の共通収容部20CXによる放熱抑制効果が高くなり、その結果、保持体10から柱状支持体20Xへの放熱をより効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態において、柱状支持体20は、第2の共通収容部20Cを含まず、個別収容部20Bが下面S4まで延びているとしてもよい。また、柱状支持体20は、共通収容部を3つ以上含むとしてもよいし、個別収容部を2つ以上含むとしてもよい。
また、上記実施形態において、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)は、第2の共通収容部20Cの上下方向の長さ(L2)より長いとしてもよい。また、第1の共通収容部20Aの上下方向の長さ(L1)が、個別収容部20B(個別貫通孔22B)の上下方向の長さ(L3)より長いとしてもよい。
また、上記実施形態では、共通収容部20A,20Cにおいて、共通貫通孔22A,22Cに加えて、高周波体32(電極端子)を1つだけ収容する高周波体用貫通孔28が形成されていたが、これに限らず、共通収容部は、電極端子を1つだけ収容する個別貫通孔を備えないとしてもよい。また、共通収容部は、個別貫通孔にそれぞれ収容された2本以上の電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が2つ以上形成されているとしてもよい。
また、上記実施形態における加熱装置100を構成する各部材の形成材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。例えば、上記実施形態における加熱装置100では、保持体10、柱状支持体20および連結部材80は、窒化アルミニウムまたはアルミナを主成分とするセラミックス製であるとしているが、保持体10と柱状支持体20と連結部材80との少なくとも一つが、他のセラミックス製であるとしてもよい。また、保持体10と連結部材80との少なくとも一つは、セラミックス以外の材料製(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属製)であるとしてもよい。同様に、電極端子70等の形成材料も、他の材料であってよい。
上記実施形態の加熱装置100は、高周波体用貫通孔28を備えないとしてもよい。また、加熱装置100は、柱状支持体20において、高周波体用貫通孔28とは別に、例えば、パージガス(例えば窒素、アルゴン)等のガスを保持体10の保持面S1と半導体ウェハWとの間に供給するためのガス用貫通孔、半導体ウェハWを保持体10の保持面S1に真空吸着させるための真空用貫通孔や、熱電対や白金抵抗体等の測温体が収容される測温体用貫通孔などが形成されているとしてもよい。また、加熱装置100は、連結部材80を備えないとしてもよい。また、本発明は、サセプタに限らず、セラミックス板とベース板とを備え、セラミックス板の表面上に対象物を保持する他の保持装置(例えば、静電チャック等)にも適用可能である。
また、上記実施形態における加熱装置100の製造方法はあくまで一例であり、種々変形可能である。
10:保持体 12:凹部 20:柱状支持体 20A:第1の共通収容部 20B,20BX:個別収容部 20C,20CX:第2の共通収容部 22:電極用貫通孔 22A:第1の共通貫通孔 22B:個別貫通孔 22C:第2の共通貫通孔 28:高周波体用貫通孔 30,30X:接合層 32:高周波体 40:絶縁チューブ 50:抵抗発熱体 50A,50B:線状パターン 52:ビア導体 54:受電電極 56:金属ろう材 70:電極端子 80:連結部材 82:ガス用連結孔 84:真空用連結孔 86:電極用連結孔 90:キャップ部材 92:挿入孔 94:シール部材 100,100x:加熱装置 S1:保持面 S2:裏面 S3,S3X:上面 S4,S4X:下面 S5:上面 S:収容空間 W:半導体ウェハ

Claims (6)

  1. 第1の方向に略直交する第1の表面および第2の表面を有する板状であり、内部に抵抗発熱体を有する保持体と、
    前記第1の方向に延びる柱状であり、前記保持体の前記第2の表面に接合され、セラミックスにより形成された柱状支持体と、
    を備え、前記保持体の前記第1の表面上に保持された対象物を加熱する加熱装置において、さらに、
    前記保持体の前記第2の表面側に配置された複数の受電電極と、
    前記第1の方向に延びる複数本の電極端子であって、それぞれ、前記複数の受電電極に電気的に接続された複数本の電極端子と、
    を備え、
    前記柱状支持体は、個別収容部と、前記個別収容部に対して前記第1の方向の少なくとも一方側に位置する共通収容部とを含み、
    前記個別収容部は、前記第1の方向に延びる複数の個別貫通孔であって、それぞれ、前記複数本の電極端子の内の1本を収容する複数の個別貫通孔が形成されており、
    前記共通収容部は、前記第1の方向に延び、かつ、前記個別貫通孔より径が大きい共通貫通孔であって、前記個別貫通孔にそれぞれ収容された2本以上の前記電極端子をまとめて収容する共通貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に直交する断面積が、前記個別収容部の前記第1の方向に直交する断面積より小さく、かつ、
    前記共通収容部は、少なくとも、前記柱状支持体における前記保持体とは反対側の端部と前記個別収容部との間に配置された第2の共通収容部を含み、
    前記個別収容部における前記第1の方向の長さ(L3)は、前記第2の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L2)より短いことを特徴とする、加熱装置。
  2. 請求項1に記載の加熱装置において、
    前記共通収容部は、少なくとも、前記保持体と前記個別収容部との間に配置された第1の共通収容部を含むことを特徴とする、加熱装置。
  3. 請求項2に記載の加熱装置において、
    前記第1の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L1)は、前記個別収容部における前記第1の方向の長さ(L3)より短いことを特徴とする、加熱装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の加熱装置において、
    前記第1の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L1)は、前記第2の共通収容部における前記第1の方向の長さ(L2)より短いことを特徴とする、加熱装置。
  5. 請求項1に記載の加熱装置において、
    前記保持体と前記個別収容部との間に前記共通収容部が介在しないことを特徴とする、加熱装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の加熱装置において、さらに、
    前記柱状支持体の前記保持体とは反対側に配置される連結部材と、
    前記柱状支持体と前記連結部材との間に配置されるシール部材と、を備えることを特徴とする加熱装置。
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