JP7222532B2 - 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、中空状の樹脂成形品を成形する樹脂成形装置及び樹脂成型品の製造方法に関する。
従来、上記のような中空状の樹脂成形品を製造する方法としては、下記特許文献1に記載のものが挙げられる。
下記特許文献1には、金型の凹部空間にコア部を挿入し、金型の凹部内周とコア外周との間のキャビティに熱可塑性プラスチック樹脂を充填し固化させ筒状プラスチック製品を製造する製造方法が開示されている。下記特許文献1には、中空部分を形成するコアが樹脂の射出圧で変形・変位しないように支持するコア支持部材が金型内に設けられ、プラスチック樹脂が充填され、固化する前に、コア支持部材の先端頭部面を凹部内周と同レベルになる位置まで後退させることが記載されている。
このように中空状の樹脂成形品の製造において、コア部の径が小さく長い場合、流動中の溶融樹脂の圧力によりコア部が傾いて変位が生じると、樹脂成形品の偏肉や不良が起こることがある。下記特許文献1に記載の製造方法では、コア支持部材でコア部を支持し、その後、コアが傾かない程度にプラスチック樹脂の充填が進んだ際にコア支持部材を後退させるようにしている。
特開平7-290519号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のように、コア支持部材を金型の凹部内周と同レベルになる位置に後退させることは、金型やコア支持部材の先端頭部面の公差等から、製造上困難である。よって、実際には、コア支持部材が金型の凹部内周より僅かながらも突出した状態になるか、金型に設けた支持部材可動用の挿通孔内に僅かに後退した状態で成形されることが想定される。
しかしながら、コア支持部材が金型の凹部内周より突出していると、離型時に、コア支持部材の先端頭部面が樹脂成形品に当たって摺れ、樹脂成形品の表面に削れが発生してしまう。この場合、金型側も摩耗し、破損に繋がるおそれがある。またこの場合、コア支持部材が邪魔して、型開きができない場合もある。一方、コア支持部材の先端頭部面が、金型の凹部内周に僅かに後退した状態で成形した場合は、樹脂成形品に凸部が形成されてしまい、この場合も型開きできないことが問題になる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、溶融樹脂の射出圧等によってコア部を形成する凸部が倒れることを防ぎつつ、樹脂成形品に削れ等が生じない樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の樹脂成形装置は、中空状の樹脂成形品を成形する樹脂成形装置であって、第1方向に沿って突出する凸部を有した第1金型と、前記凸部を受け入れ該凸部とによって樹脂充填空間を区画する凹部が前記第1方向に沿って開口するように設けられた第2金型と、前記第2金型の凹部の内面から前記凸部に向けて前記第1方向とは異なる第2方向に進退自在に設けられ、前記凸部を支持する複数の支持部材と、前記複数の支持部材の進退を制御し、前記複数の支持部材のうちの少なくとも一つの支持部材を、その先端部が前記第2金型の凹部の内面よりも突出した後退位置において停止させる制御部と、を備えており、前記第2金型の凹部の内面には、前記後退位置とされる支持部材の前記第1方向に隣接した位置において、前記凸部に向けて突出する凸段部が設けられており、前記凸段部は、前記後退位置とされた前記支持部材の先端部よりも突出するとともに、前記凹部の底側部位に至るように前記第1方向に延びるように設けられていることを特徴とする。
以上によれば、中空状の樹脂成形品を成形するための凸部を複数の支持部材によって支持できるので、溶融樹脂の射出圧等によって凸部が変位することを防ぐことができる。また支持部材は、進退自在に設けられているので、溶融樹脂の硬化前に後退させれば、樹脂充填空間全域に溶融樹脂を行き渡らせることができる。凸段部は、前記後退位置とされた支持部材の先端部よりも突出するとともに前記凹部の底側部位に至るように前記第1方向に延びるように設けられているので、支持部材が離型時に邪魔することなく、スムーズに離型できる。よって、離型時に出っ張った支持部材によって樹脂成形品に削れが発生するおそれがない。
また、本発明の樹脂成形品の製造方法は、第1方向に沿って突出する凸部を有した第1金型と、前記凸部を受け入れ該凸部とによって樹脂充填空間を区画する凹部が前記第1方向に沿って開口するように設けられた第2金型と、前記第2金型の凹部の内面から前記凸部に向けて前記第1方向とは異なる第2方向に進退自在に設けられ、前記凸部を支持する複数の支持部材と、を備え、前記第2金型の凹部の内面に、前記複数の支持部材のうちの少なくとも一つの支持部材の前記第1方向に隣接した位置において前記凸部に向けて突出する凸段部を設け、前記凸段部は、前記第2金型の凹部の内面から突出した位置を後退位置と設定された支持部材の先端部よりも突出するとともに、前記凹部の底側部位に至るように前記第1方向に延びるように設けられている樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、前記複数の支持部材を進出させて前記凸部を支持させた状態で、前記樹脂充填空間に溶融樹脂を充填中又は充填した後、前記凸段部が隣接して設けられた支持部材を、その先端部が前記第2金型の凹部の内面から突出した前記後退位置において停止させた状態で、前記溶融樹脂を硬化させることを特徴とする。
以上によれば、中空状の樹脂成形品を成形するための凸部を複数の支持部材によって支持できるので、溶融樹脂の射出圧等によって凸部が変位することを防ぐことができる。また支持部材を溶融樹脂の充填中又は充填後、前記後退位置まで後退させ、硬化すれば、孔が形成されることなく、中空状の樹脂成形品を製造することができる。さらに樹脂成形装置には上述の構成とされた凸段部が設けられているので、離型時に凸部を支持していた支持部材の先端部が邪魔することがなく、スムーズに離型できる。
本発明に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法によれば、溶融樹脂の射出圧等によって凸部が倒れることを防ぎつつ、樹脂成形品に削れ等が生じないようにすることができる。
(a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を説明するための図である。(a)は、溶融樹脂を充填する前の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。(b)は、溶融樹脂の充填中で支持部材が進出した状態の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。 (a)及び(b)は図1に続いて本発明の第1実施形態に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を説明するための図である。(a)は、溶融樹脂を充填した後、硬化する前に支持部材を後退位置まで後退させた状態の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。(b)は、溶融樹脂が硬化し、離型時の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。 (a)~(c)は第1実施形態に係る樹脂成形装置によって製造された樹脂成形品を説明するための図である。(a)は、図2(a)のX-X線矢視断面図、(b)は図3(c)のY-Y線矢視断面図、(c)は第1実施形態に係る樹脂成形装置によって製造された樹脂成形品を示す模式的斜視図である。 (a)及び(b)は第1実施形態に係る樹脂成形装置の支持部材の一例をそれぞれ示した模式的平面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2実施形態に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を説明するための図である。(a)は、溶融樹脂を充填する前の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。(b)は、溶融樹脂の充填中で支持部材が進出した状態の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。 (a)及び(b)は図5に続いて本発明の第2実施形態に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を説明するための図である。(a)は、溶融樹脂を充填した後、硬化する前に支持部材を後退位置まで後退させた状態の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。(b)は、溶融樹脂が硬化し、離型時の樹脂成形装置を模式的に示す概略的断面図である。 (a)~(c)は第2実施形態に係る樹脂成形装置によって製造された樹脂成形品を説明するための図である。(a)は、図6(a)のX1-X1線矢視断面図、(b)は図7(c)のY1-Y1線矢視断面図、(c)は第2実施形態に係る樹脂成形装置によって製造された樹脂成形品を示す模式的斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、方向については、図例にしたがって、第1方向D1を上下方向とし、第2方向を横方向として説明する。また一部の図では、他図に付している符号の一部を省略している。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法について、図1~図4に基づいて説明する。
<樹脂成形装置>
まず樹脂成形装置の基本構成について説明する。
樹脂成形装置1は、中空状に成形された有底パイプからなる樹脂成形品50を成形する装置であって、図例のものは略円筒状の樹脂成形品50を成形することができる。
樹脂成形品50に用いられる合成樹脂としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ABS、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂がよい。さらに合成樹脂としては、種々の添加剤が添加されたものでもよく、また、例えば、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維を含む繊維強化樹脂でもよい。そして、樹脂成形品50は、主として合成樹脂製であればよく、インサート成形等によって一部に金属製の部材を含んだ構成とされたものでもよい。
樹脂成形装置1は、第1金型10と、第2金型20と、複数の支持部材30と、制御部40とを少なくとも備えている。
具体的には、樹脂成形装置1は、図1(a)等に示すように第1方向D1(型割方向)に沿って突出する凸部12を有した第1金型10と、凸部12を受け入れ凸部12とによって樹脂充填空間23を区画する凹部22が第1方向D1に沿って開口するように設けられた第2金型20と、凸部12を支持する複数の支持部材30と、複数の支持部材30の進退を制御する制御部40とを備えている。よって、凸部12及び凹部22は、凹部22の底側部位24が底部51(図3(b)参照)となる有底パイプを成形する構成とされている。
複数の支持部材30は、第2金型20の凹部22の内面、すなわち、内周面22aと凸部12との間における、第1方向D1とは異なる第2方向D2に進退自在に設けられている。制御部40は、これら複数の支持部材30のうちの少なくとも一つの支持部材30を、その先端部31が第2金型20の凹部22の内面、すなわち内周面22aよりも突出した後退位置P3(図2(a)参照)において停止させる。第2金型20の凹部22の内周面22aには、前記後退位置P3とされる支持部材30の前記第1方向D1に隣接した位置において、凸部12に向けて突出する凸段部25が設けられている。凸段部25は、後退位置P3とされた支持部材30の先端部31よりも突出するとともに、凹部22の底側部位24に至るように第1方向D1に延びるように設けられている。
図例の樹脂成形装置1は、2つの支持部材30を有しており、そのいずれもが上記後退位置P3で停止されるように構成されている。また、第1金型10と第2金型20との位置関係は図例のように、第1金型10を下側に配し第2金型20を上側に配するものとしてもよいが、これには限られず、例えば横方向に並べるように配したものであってもよい。
第1金型10は、平坦面を上に向けた基台部11と、その平坦面より第1方向D1の上向きに突出した略円柱状の凸部12とを一体に備えてなる。
第2金型20は、その下側部位が、凸部12を受け入れる周壁部21により囲まれた円筒状の凹部22を有する。この凹部22は、第1金型10の凸部12に対するキャビティとされる。また、凹部22を区画する周壁部21の内周面22aの相対向する位置には、2本の支持部材30に対応して上述した凸段部25が形成されている(図1(a)参照)。この凸段部25の凸部12に向けて突出する突出面25aの形状は、円弧状とされ、図例のものは、凹湾曲面状とされている(図3(a)参照)。なお、凸段部25の突出面25aの形状は、円弧状に限定されず、離型しやすい形状であれば、図示してないが、例えば平面状としてもよい。
以上によれば、凸段部25によって形成される樹脂成形品50の一部の面である溝部54の形状を円弧状(図3(c)参照)または平面状(不図示)とすることができる。
なお、この凸段部25の作用については、後述する樹脂成形品の製造方法の説明において詳述する。
第2金型20の上部には、凹部22の底側部位24に設けた開口に通じる樹脂注入路27が形成され、第2金型20の周壁部21には、外面側より凹部22内へと通じ、支持部材可動用の2つの挿通孔26が設けられている。第1方向D1における挿通孔26の形成位置は、図1(b)のように金型同士を合わせた状態で、支持部材30が凸部12を側方より当接または押圧支持できる位置であれば、どの位置であってもよいが、射出圧による倒れが生じ、変位しやすい凸部12の上部に対応させて、図1(b)に示すように凹部22の底側部位24の近傍、言い換えると金型同士を合わせた状態の凸部12の先端側部位12aに設けることが望ましい。
図1(b)に示すように、第2金型20の下端面が第1金型10の基台部11の上面に当接するように凹部22が凸部12に被さった状態(以下、この位置を充填可能位置という)で、凸部12と凹部22によりできる空洞部分である樹脂充填空間23(キャビティ)に樹脂注入路27より溶融された溶融樹脂5が注入される。そして保圧、冷却して、溶融樹脂5を硬化させることにより樹脂成形品50が成形される。
支持部材30は、図4(a)に示すように2つの支持部材30が凸部12の円の中心線の外側に配され、凸部12を両側から挟み込むように支持するよう配してもよい。支持部材30は、第2金型20の挿通孔26の径に合致した断面を有した棒状体とされ、その先端面31aは、凸部12の先端側部位12aの側面に面接触する形状とされる。図4(a)に示す例では、凸部12を安定して支持できるように、凸部12が円筒状であるため、その側面に合致するように、支持部材30の先端面31aは円弧状の湾曲面とされる。以上によれば、溶融樹脂5の射出圧によって倒れやすい凸部12の先端側部位12aの側面を複数の支持部材30によって支持することができる。
複数の支持部材30は、凸部12の側面における周方向に間隔を空けた位置に当接されるよう配置される。よって、支持部材30を3つ以上用いる場合でも、凸部12の側面における周方向に略等間隔の位置に面接触するように支持部材30を配すればよい。図4(b)に示すように、例えば、3つの支持部材30を用いる場合、支持部材30を凸部12の周方向に等間隔でバランスよく配すればよい。この場合、例えば、後述するように2つの支持部材30を貫通孔形成用に用い、残りの支持部材30を貫通孔を形成しないように支持部材30の位置を制御可能である。以上によれば、複数の支持部材30によって凸部12を位置ズレさせることなく、所望の位置で凸部12をしっかりと支持することができる。
支持部材30は、油圧シリンダ32により進退自在となるように保持されている。油圧シリンダ32は、図1(a)等に示すように、第1方向D1については、第2金型20に対して、支持部材30を挿通孔26の位置に合わせるようにして配置することが望ましい。そうすることで、第2金型20と油圧シリンダ32とを、それらの相対位置を固定することができる。支持部材30の進退方向(第2方向D2)における停止位置としては、第2金型20の外側でスタンバイ状態にある待機位置P1(図1(a)参照)、凸部12を支持する支持位置P2(図1(b)参照)、後退位置P3(図2参照)がある。これらの位置は支持部材30が停止している位置を指し、図例では、支持部材30の先端面31aの位置に符号を付して示している。ここでは油圧シリンダ32により支持部材30の進退が行われているが、これに限定されず、エアシリンダも適用可能である。
制御部40は、この油圧シリンダ32を制御する構成とされる。制御部40の構成は、図例に限らず、この制御部40によって、第1金型10と第2金型20との型締め、型開き(離型)を制御する構成してもよい。また、樹脂成形装置1として、制御部40とは別に設けられた第1金型10と第2金型の可動を制御する装置と制御部40とを接続し、いずれかもしくは双方を操作することで、制御可能に構成してもよい。
以上の樹脂成形装置1によれば、有底の中空パイプでなる樹脂成形品50を成形する際に、溶融樹脂4の射出圧等によって凸部12が変位して倒れが生じないように凸部12の側面を複数の支持部材30によって支持できる。よって偏肉や不良が起こりにくい成形性がよい有底の中空パイプでなる樹脂成形品50を成形することができる。また支持部材30は、進退自在に設けられているので、溶融樹脂5の硬化前に後退させれば、樹脂充填空間23内に溶融樹脂5を行き渡らせることができる。
<樹脂成形品の製造方法>
次に、この樹脂成形装置1を用いた樹脂成形品50の製造方法について説明する。
まず、図1(a)に示すように金型同士が待機状態にあるときに2つの支持部材30を待機位置P1に配しておく。
次に、図1(b)に示すように、第2金型20及び2つの支持部材30を第1方向D1に沿って充填可能位置まで移動させ、2つの支持部材30を待機位置P1より可動させて、第2方向D2に沿って挿通孔26を介して支持位置P2まで進出させ、支持部材30で凸部12を支持させる。なお、第1方向D1への動作と、第2方向D2への動作は同時になされるように制御部40によって制御するようにしてもよい。
そして、支持部材30が支持位置P2に到達した後、図1(b)に示すように、溶融樹脂5を樹脂注入路27を通じて凹部22内の樹脂充填空間23に充填していく。
次に、溶融樹脂5の充填後、図2(a)に示すように、支持部材30を後退位置P3まで後退させる。支持部材30は溶融樹脂5が完全に硬化する前、すわなち、充填後の保圧工程で後退させることが望ましい。
ここで後退位置P3とは、上述したように、支持部材30が支持位置P2よりも後退した位置であり、かつ第2金型20の凹部22の内周面22aよりも突出した位置であり、さらに具体的には、図2(a)の拡大図に示すように、凸段部25の突出面25aよりも後退した位置にある。
支持部材30をこの後退位置P3に保持させた状態で溶融樹脂5を保圧、冷却して硬化させる。そして硬化後に、2つの支持部材30が後退位置P3の状態で、図2(b)に示すように離型する。
このようにして成形された樹脂成形品50は、図3(b)及び図3(c)に示すように底部51と周壁部52と中空部55とを有した有底の円筒形状とされる。これらの図に示すように、樹脂成形品50の底部51側の周壁部52の外面には、凸部12を支持するために成形時に形成される支持跡部53と、支持跡部53と連なり且つ支持跡部53の部位よりもさらに窪むとともに底部51側に向けて切欠状とされた溝部54とが形成されている。
支持跡部53は円形に凹んだ形状とされ、その底面は支持部材30の先端面31aの形状におうじて凸湾曲した形状とされる。また、溝部54の溝底は凸段部25の凸部12に向けて突出する形状に応じて図例のものは、凸湾曲した形状とされる。このように樹脂成形品50の機能として影響のない位置に支持跡部53や溝部54を形成することで、偏肉や不良が起こりにくい成形性がよい有底の中空パイプでなる樹脂成形品50を成形することができる。
また以上の製造方法によれば、有底の中空パイプでなる樹脂成形品50を成形する際に、凸部12の側面を複数の支持部材30によって支持できるので、溶融樹脂5の射出圧等による凸部12の変位を抑制できる。よって、中空部55の径が小さく細長い有底の中空パイプを製造する方法として好適といえる。また支持部材30を溶融樹脂5の充填中又は充填後、後退位置P3まで後退させ、保圧、冷却して硬化させれば、孔のない樹脂成形品50を得ることができる。さらに樹脂成形装置1には上述の構成とされた凸段部25が設けられているので、離型時に凸部12を支持していた支持部材30の先端部31が邪魔することがなく、スムーズに離型できる。よって、離型時に出っ張った支持部材30の先端部31によって樹脂成形品50に削れ、傷等が発生するおそれがない。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る樹脂成形装置1及び樹脂成形品50Aの製造方法について、図5、図6に基づいて説明する。上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
<樹脂成形装置>
第2実施形態の樹脂成形装置1は、第1金型10と、第2金型20と、凸部12を支持する複数の支持部材30と、複数の支持部材30の進退を制御する制御部40とを少なくとも備えている点は、第1実施形態と同様である。しかし、複数の支持部材30のうち、段階的に後退させる支持部材30を備えている点と、第2金型20に凸段部25を備えていない点で異なる。よって、第2実施形態にかかる樹脂成形装置1及び製造方法によって得られる樹脂成形品50Aは、貫通孔56(図7(c)参照)が形成される点が上記第1実施形態と異なるが、中空状の有底パイプを成形する樹脂成形装置1及び製造方法に好適である点は同様である。
具体的には、第2実施形態の制御部40は、複数の支持部材30のうちの少なくとも一つの支持部材30を、その先端面31aが凸部12の支持位置P2よりも後退し、且つ第2金型20の凹部22の内周面22aから突出した位置にある後退位置P3と、第2金型20が離型可能な退避位置P4とにおいて停止させるように制御部40によって制御されている。
図例のものは2つの支持部材30A,30Bを有しており、そのうちの一方の支持部材30Aが上述したように後退位置P3及び退避位置P4で停止されるように構成されている。そして他方の支持部材30Bは、後退位置P3で停止しない支持部材であり、支持部材30Bを支持位置P2に進出させて凸部12を支持させた状態で前記溶融樹脂を硬化させる。言い換えると、一方の支持部材30Aが後退しても、貫通孔56を備えた樹脂成形品50Aとするため、他方の支持部材30Bは、保圧、冷却する硬化工程で後退させないように制御部40によって制御される。
よって、支持部材30の進退方向(第2方向D2)における停止位置としては、いずれの支持部材30A,30Bについても、第2金型20の外側でスタンバイ状態にある待機位置P1(図5(a)参照)、凸部12を支持する支持位置P2(図5(b)参照)がある。また、一方の支持部材30A(図5(a)及び(b)の右側の支持部材30)は、さらに後退位置P3(図6(a)参照)と、退避位置P4(図6(b)参照)とにおいても停止する。退避位置P4は金型同士が離型可能となるような支持部材30の位置であり、いずれの支持部材30A,30Bも退避位置P4に可動できるよう構成される。なお、退避位置P4は待機位置P1と同じ位置であってもよい。
制御部40が、支持部材30A,30Bを進退させる油圧シリンダ32を制御する点は、第1実施形態と同様であり、制御部40の構成も、図例に限らず、この制御部40によって、第1金型10と第2金型20との型締め、型開き(離型)を制御する構成してもよい点、制御部40とは別に設けられた制御装置で、第1金型10と第2金型とを可動制御してもよい点も第1実施形態と同様である。
以上の樹脂成形装置1によれば、有底の中空パイプでなる樹脂成形品50Aを成形する際に、溶融樹脂4の射出圧等によって凸部12が変位しないように凸部12の側面を複数の支持部材30A,30Bによって支持できる。よって偏肉や不良が起こりにくい成形性がよい有底の中空パイプでなり貫通孔56を備えた樹脂成形品50Aを成形することができる。また支持部材30Aは、進退自在に設けられているので、溶融樹脂5の硬化前に後退させれば、樹脂充填空間23内に溶融樹脂5を行き渡らせることができる。さらに離型時には、第2金型20が離型可能な位置まで複数の支持部材30A,30Bを後退させれば、支持部材30A,30Bが邪魔することなく、スムーズに離型できる。
<樹脂成形品の製造方法>
次に、この樹脂成形装置1を用いた、樹脂成形品50Aの製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように金型同士が待機状態にあるときに2つの支持部材30A,30Bを待機位置P1に配しておく。
次に、図5(b)に示すように、第2金型20及び2つの支持部材30A,30Bを第1方向D1に沿って充填可能位置まで移動させ、2つの支持部材30A,30Bを待機位置P1より可動させて、第2方向D2に沿って挿通孔26を介して支持位置P2まで進出させ、支持部材30A,30Bで凸部12を支持させる。なお、第1方向D1への動作と、第2方向D2への動作は同時になされるように制御部40によって制御するようにしてもよい。
そして、支持部材30A,30Bが支持位置P2に到達した後、図5(b)に示すように、溶融樹脂5を樹脂注入路27を通じて凹部22内の樹脂充填空間23に充填していく。
次に、溶融樹脂5の充填後、図6(a)に示すように、一方の支持部材30Aを、溶融樹脂5が硬化する前の保圧工程で後退位置P3まで後退させる。後退位置P3とは、支持部材30が支持位置P2よりも後退した位置であり、且つ第2金型20の凹部22の内周面22aよりも突出した位置である。このとき、他方の支持部材30Bは支持位置P2のままにしておく。
2つの支持部材30A,30Bが上記位置の状態で溶融樹脂5を保圧、冷却して硬化させる。そして硬化後に、図6(b)に示すように、2つの支持部材30A,30Bを退避位置P4に移動させ、その後、離型する。
このようにして成形された樹脂成形品50Aは、図7(b)及び図7(c)に示すように、底部51と周壁部52とを有した有底の円筒形状とされる。これらの図に示すように、樹脂成形品50Aの底側の周壁部52の外面には、後退位置P3まで後退した支持部材30Aによって支持跡部53が形成され、その支持跡部53とは反対側には支持部材30Bによって貫通孔56が形成されている。
なお、第1実施形態と異なり、第2金型20に凸段部25がないので、図3(c)に示すような溝部54が樹脂成形品50Aに形成されない。
以上のように、有底の中空パイプでなり貫通孔56を備えた樹脂成形品50Aを成形する際に、凸部12の側面を複数の支持部材30によって支持できるので、溶融樹脂5の射出圧等によって凸部12が傾くことを抑制できる。よって、中空部55の径が小さく細長い有底の中空パイプを製造する方法として好適といえる。また支持部材30は、進退自在に設けられているので、貫通孔56を形成しない側の支持部材30を硬化前に後退位置P3まで後退させれば、溶融樹脂5を樹脂充填空間23内に行き渡らせることができる。さらに離型時には、第2金型20が離型可能な位置まですべての支持部材30を後退させれば、支持部材30が邪魔することなく、スムーズに離型できる。すなわち、いずれの支持部材30も離型の際には退避位置P4まで後退させているので、樹脂成形品50Aの削れ等の損傷を防止することができる。
なお、各実施形態で説明した樹脂成形品50,50Aの形状、構成、樹脂成形装置1の構成、樹脂成形品50,50Aの製造方法の工程は、上述に限定されるものではない。
例えば、樹脂成形品50,50Aの長手方向の長さや径の大きさ、中空部55の大きさ、さらには支持跡部53、溝部54、貫通孔56の形成位置、大きさ、数等も図例に限定されず、支持部材30の本数、構成も限定されない。上記実施形態では有底パイプでなる樹脂成形品50,50Aについて説明したが、底のない中空パイプを成型する樹脂成型装置、製造方法としても適用可能である。支持部材30は、成形する樹脂成形品50,50Aの形状、大きさ等によって、適宜設けられる。よって、第1実施形態では、第2実施形態で説明した貫通孔56が形成されない例を説明したが、複数の支持部材30に、支持位置P2から後退位置P3に移動しない支持部材を含ませ、貫通孔56を形成する場合にも適用可能である。この場合、貫通孔56を形成するための支持部材30に隣接する第2金型の凸段部は不要である。また樹脂成形品50,50Aの長手方向に貫通孔56が複数形成されるように複数の支持部材を配置してもよい。また逆に第2実施形態で貫通孔56が形成される例を説明したが、貫通孔56が形成されない場合にも適用可能である。この場合は、樹脂充填空間23に溶融樹脂5を充填後、又は充填中で凸部12の位置が定まる頃にすべての支持部材30を後退位置P3まで後退させればよい。この場合、支持跡部53が支持部材30の数だけ形成されることになるが、離型時に樹脂成形品に傷をつけてしまうことはない。
1 樹脂成形装置
10 第1金型
11 基台部
12 凸部
20 第2金型
21 周壁部
22 凹部
22a 内周面
23 樹脂充填空間
24 底側部位
25 凸段部
25a 突出面
26 挿通孔
30 支持部材
31 先端部
31a 先端面
40 制御部
P1 待機位置
P2 支持位置
P3 後退位置
P4 退避位置
5 溶融樹脂
D1 第1方向
D2 第2方向
50 樹脂成形品
51 底部
52 周壁部
53 支持跡部
54 溝部
55 中空部
56 貫通孔

Claims (7)

  1. 中空状の樹脂成形品を成形する樹脂成形装置であって、
    第1方向に沿って突出する凸部を有した第1金型と、
    前記凸部を受け入れ該凸部とによって樹脂充填空間を区画する凹部が前記第1方向に沿って開口するように設けられた第2金型と、
    前記第2金型の凹部の内面から前記凸部に向けて前記第1方向とは異なる第2方向に進退自在に設けられ、前記凸部を支持する複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材の進退を制御し、前記複数の支持部材のうちの少なくとも一つの支持部材を、その先端部が前記第2金型の凹部の内面よりも突出した後退位置において停止させる制御部と、を備えており、
    前記第2金型の凹部の内面には、前記後退位置とされる支持部材の前記第1方向に隣接した位置において、前記凸部に向けて突出する凸段部が設けられており、
    前記凸段部は、前記後退位置とされた前記支持部材の先端部よりも突出するとともに、前記凹部の底側部位に至るように前記第1方向に延びるように設けられていることを特徴とする樹脂成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記凸段部の前記凸部に向けて突出する突出面の形状は、円弧状または平面状であることを特徴とする樹脂成形装置。
  3. 請求項1又は請求項2において
    前記凸部及び前記凹部は、前記凹部の底側部位が底部となる有底パイプを成形する構成とされていることを特徴とする樹脂成形装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか1項において
    前記複数の支持部材の先端面は、前記凸部の先端側部位の側面に面接触する形状とされることを特徴とする樹脂成形装置。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか1項において、
    前記複数の支持部材は、前記凸部の側面における周方向に間隔を空けた位置に当接されるように設けられていることを特徴とする樹脂成形装置。
  6. 第1方向に沿って突出する凸部を有した第1金型と、前記凸部を受け入れ該凸部とによって樹脂充填空間を区画する凹部が前記第1方向に沿って開口するように設けられた第2金型と、前記第2金型の凹部の内面から前記凸部に向けて前記第1方向とは異なる第2方向に進退自在に設けられ、前記凸部を支持する複数の支持部材と、を備え、前記第2金型の凹部の内面に、前記複数の支持部材のうちの少なくとも一つの支持部材の前記第1方向に隣接した位置において前記凸部に向けて突出する凸段部を設け、前記凸段部は、前記第2金型の凹部の内面から突出した位置を後退位置と設定された支持部材の先端部よりも突出するとともに、前記凹部の底側部位に至るように前記第1方向に延びるように設けられている樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
    前記複数の支持部材を進出させて前記凸部を支持させた状態で、前記樹脂充填空間に溶融樹脂を充填中又は充填した後、前記凸段部が隣接して設けられた支持部材を、その先端部が前記第2金型の凹部の内面から突出した前記後退位置において停止させた状態で、前記溶融樹脂を硬化させることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  7. 請求項6に記載の樹脂成形品の製造方法において、
    前記複数の支持部材には、前記後退位置で停止しない支持部材が含まれており、
    前記支持部材を進出させて前記凸部を支持させた状態で前記溶融樹脂を硬化させることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
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