JP7220056B2 - 通知装置及びドア開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、通知装置及びドア開閉装置に関する。
特許文献1に開示された鉄道車両は、当該鉄道車両の種々の動作を制御する制御装置を備えている。制御装置は、起動回路を介して、車両を走行させるための駆動装置に信号を出力する。具体的には、制御装置には、戸閉め検出部からドアの閉状態を示す信号が入力される。そして、制御装置は、戸閉め検出部がドアの閉状態を検出したときには、起動回路の接点(スイッチ)を導通状態に切り替える。
特開2005-41384号公報
特許文献1のような鉄道車両において起動回路の接点に異常が生じていると、ドアが実際には開状態であるか否かに拘わらず、起動回路の接点が導通状態になることがある。この場合、駆動装置には、ドアが実際には開状態であるにも拘らず、起動回路からドアが閉状態であることが通知されるおそれがある。
上記課題を解決するための通知装置は、ドアが閉状態にあることを上位装置に通知するための通知ラインと、前記ドアが閉状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアが開状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアスイッチと、前記ドアスイッチの異常が検出されたときに前記通知ラインを信号通過不能状態にする遮断部と、を備える。
上記構成では、ドアスイッチの異常が検出される際に遮断部によって通知ラインが信号通過不能状態にされる。したがって、ドアスイッチの異常が検出される際に、ドアスイッチに異常が発生していることに起因して、ドアが実際には開状態であるにも拘わらず通知ラインを介してドアが閉状態であることが上位装置に通知されることはない。
上記通知装置において、前記遮断部は、前記ドアスイッチが前記通知ラインを信号通過状態にしたままで固着しているか否かを検出し、前記ドアスイッチが固着しているときに前記ドアスイッチに異常が発生しているものとして前記通知ラインを信号通過不能状態にしてもよい。上記構成によれば、ドアスイッチの固着をドアスイッチの異常として検出して、ドアスイッチが固着しているときに通知ラインを信号通過不能状態にすることが可能になる。
上記通知装置において、前記遮断部は、前記ドアの閉状態を検出したことを条件に、前記通知ラインを信号通過不能状態から信号通過状態に切り替えてもよい。上記構成によれば、ドアスイッチに異常が生じていても、ドアが実際に閉状態になったときには、通知ラインを信号通過状態にできる。
上記通知装置において、前記遮断部は、前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも一方側から分岐する第1分岐路と、前記第1分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第1判定リレーと、前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも他方側から分岐する第2分岐路と、前記第2分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第2判定リレーと、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にした状態で、且つ前記ドアの開状態で、前記第1分岐路及び前記第2分岐路を介して信号が入力されたときに、前記ドアスイッチが前記通知ラインを信号通過状態にしたままで固着していると判定する判定部と、を備えてもよい。
上記構成によれば、通知ラインにおけるドアスイッチの両側に分岐路やリレーを設けるという比較的に簡便な回路構成で、ドアスイッチの固着を判定できる。したがって、従来の装置に対して、通知ラインやドアスイッチそのものの大幅な設計変更を強いられることなくドアスイッチの固着を判定する構成を適用できる。
上記通知装置において、前記遮断部は、前記通知ラインにおける前記第1分岐路の分岐箇所よりも前記一方側に設けられ、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第1遮断リレーと、前記通知ラインにおける前記第2分岐路の分岐箇所よりも前記他方側に設けられ、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第2遮断リレーと、を備え、前記判定部は、前記第1遮断リレー及び前記第2遮断リレーが前記通知ラインを信号通過不能状態としたもとで、前記ドアスイッチの固着を判定してもよい。
上記構成によれば、判定部がドアスイッチの固着を判定するにあたっては、ドアスイッチの固着の有無に拘らず、第1遮断リレー及び第2遮断リレーが通知ラインを信号通過不能状態にする。したがって、ドアスイッチの固着の判定時において、通知ラインを介して上位装置に意図しない信号が通知されることを防げる。
上記通知装置において、前記通知ラインにおける前記第1遮断リレーよりも前記一方側と、前記通知ラインにおける前記第2遮断リレーよりも前記他方側とを接続するバイパスラインと、前記バイパスラインを信号通過状態又は信号通過不能状態にするバイパススイッチと、を備えてもよい。
上記構成によれば、バイパススイッチがバイパスラインを信号通過状態にしたときには、第1遮断リレー、ドアスイッチ、第2遮断リレーの信号通過の状況に拘らず、これらリレーやスイッチをバイパスして通知ラインが信号通過状態にされる。したがって、第1遮断リレー、ドアスイッチ、第2遮断リレーの状態に拘らず、バイパスラインによって上位装置への信号経路を信号通過状態にしたり信号通過不能状態にしたりできる。
上記通知装置において、前記ドアスイッチは、前記ドアが閉状態であり且つ当該ドアがロックされた状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアがロックされていない状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアロックスイッチであってもよい。
上記構成においては、単にドアが閉状態であるだけでなく当該ドアがロックされたときに、通知ラインが信号通過状態に切り替えられる。このようにドアのロックに応じて切り替えられるドアロックスイッチを異常判定の対象とすることは、ドアの開閉機能を管理する上で、好適である。
上記課題を解決するためのドア開閉装置は、ドアを開閉駆動するための駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御部と、通知装置と、を備え、前記通知装置は、前記ドアが閉状態にあることを上位装置に通知するための通知ラインと、前記ドアが閉状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアが開状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアスイッチと、前記ドアスイッチの異常が検出されたときに前記通知ラインを信号通過不能状態にする遮断部と、を備える。
上記ドア開閉装置においては、ドアスイッチの異常が検出されている場合には、ドアスイッチが通知ラインを信号通過状態にしているか否かに拘らず、通知ラインが信号通過不能状態にされる。したがって、ドアスイッチに異常が発生していることに起因して、ドアが実際には開状態であるにも拘わらず、通知ラインを介してドアが閉状態にあることが上位装置に通知されることはない。
本発明によれば、ドアスイッチに異常が発生していることに起因して、ドアが実際には開状態であるにも拘わらずドアが閉状態であることが上位装置に通知されることを防止できる。
鉄道車両におけるドアの開閉に係る機構の概略図。 ドアがロックされた状態における通知装置の回路図。 ドアがロックされた状態で、且つ励磁コイルが励磁された状態における通知装置の回路図。 ドアの開状態における通知装置の回路図。 ドア開閉処理の処理手順を表したフローチャート。
以下、通知装置を備えたドア開閉装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。先ず、鉄道車両のドア及びドア開閉装置の概略構成を説明する。
図1に示すように、鉄道車両には、当該鉄道車両の出入口(開口部)を開閉するドア10が設けられている。ドア10は、両開きドアである。2つのドア10は、車両の前後方向にスライド移動するスライドドアである。また、2つのドア10は、出入口を開放する開状態となる際には、互いに離間する方向にスライド動作し、出入口を閉じる閉状態となる際には、互いに近接する方向にスライド動作する。なお、鉄道車両には、複数の出入口とそれらに対応する複数組のドア10が設けられているが、図1では、1組(2つ)のドア10のみを図示している。
鉄道車両には、上記ドア10を駆動及び制御するためのドア開閉装置20が搭載されている。ドア開閉装置20は、2つのドア10の周囲、具体的には、鉄道車両の出入口の上縁部に配置された駆動装置としての電動モータ22を備えている。電動モータ22は、ワイヤやプーリ等で構成されるドア駆動機構24を介してドア10と連結されている。電動モータ22の出力軸が一方向に回転するとドア10が開状態とされ、電動モータ22の出力軸が他方向に回転するとドア10が閉状態とされる。
ドア開閉装置20は、全閉状態にある2つのドア10をロックするロック機構28を備えている。ロック機構28は、ドア10毎に設けられている。すなわち、ロック機構28は、1組のドア10毎に2つずつ設けられている。図示は省略するが、ロック機構28は、ドア10側に向けて出没可能なロックピンを備えている。ロック機構28のロックピンが、全閉状態にあるドア10の穴部に挿し入れられることで、ドア10がスライド移動不能な状態にロックされる。
ドア開閉装置20は、電動モータ22やロック機構28を制御する制御部としてのドア制御ユニット26を備えている。ドア制御ユニット26は、各種のプログラム(ソフトウェア)が格納された不揮発性の記憶部、各種のプログラムを実行するCPU、プログラムの実行に際してデータが一時的に記憶される揮発性のRAM等を備えたコンピュータである。この実施形態では、ドア制御ユニット26は、1組のドア10毎に、鉄道車両の出入口の近傍に搭載されている。
ドア制御ユニット26は、全閉状態にあるドア10を開状態に駆動する場合には、ドア10のロック状態を解除するようにロック機構28を制御する。その後、ドア制御ユニット26は、電動モータ22の出力軸が一方向に回転するように電動モータ22を制御する。一方、ドア制御ユニット26は、開状態にあるドア10を閉状態に駆動する場合には、電動モータ22の出力軸が他方向に回転するように電動モータ22を制御する。ドア10が全閉状態になった後、ドア制御ユニット26は、ドア10がロック状態となるようにロック機構28を制御する。
1組のドア10毎のドア制御ユニット26は、鉄道車両の走行やドア10の開閉を制御する上位装置としての車両制御装置12からの指令に基づき動作する。車両制御装置12は、各種のプログラム(ソフトウェア)が格納された不揮発性の記憶部、各種のプログラムを実行するCPU、プログラムの実行に際してデータが一時的に記憶される揮発性のRAM等を備えたコンピュータである。この実施形態では、車両制御装置12は、鉄道車両の運転台の内部に搭載されている。
ドア開閉装置20は、ドア10が閉状態にあることを車両制御装置12に通知する通知装置30を備えている。通知装置30は、1組のドア10毎に設けられている。この実施形態では、通知装置30は、上記ドア制御ユニット26を含んで構成されている。
次に、通知装置30の回路構成について説明する。
図1に示すように、通知装置30は、ドア10が閉状態にあることを車両制御装置12に通知する電気配線である通知ライン40と、当該通知ライン40を遮断する遮断部50とを備えている。通知装置30の通知ライン40の端は、隣り合う通知装置30の通知ライン40の端に接続されている。すなわち、各通知装置30は、通知ライン40によって電気的に直列に接続されている。通知ライン40の一方側の端は、図示しない直流電源に接続されている。通知ライン40の他方側の端は、車両制御装置12に接続されている。以下の説明では、通知ライン40における直流電源側を高圧側、車両制御装置12側を低圧側と記載する。通知ライン40の高圧側の端部から低圧側の端部までが導通されると、車両制御装置12に信号が入力される。この信号により、車両内の全てのドア10が全閉状態とされていることが車両制御装置12に通知される。なお、各通知装置30の回路構成は、通知ライン40の接続先を除けば同一であるため、以下では、最も車両制御装置12側の通知装置30について説明し、他の通知装置30についての説明を省略する。
図2に示すように、通知ライン40の途中には、通知ライン40の導通(信号通過状態)と遮断(信号通過不能状態)とを切り替える第1遮断リレー52が接続されている。通知ライン40における第1遮断リレー52よりも低圧側からは、当該通知ライン40から第1分岐路66が分岐している。第1分岐路66における通知ライン40とは反対側の端は、ドア開閉装置20におけるドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1に接続されている。
第1分岐路66の途中には、当該第1分岐路66の導通と遮断とを切り替える第1判定リレー62が接続されている。第1判定リレー62は、第1遮断リレー52と連動して切り替えられるように機械的に第1遮断リレー52と連結されている。具体的には、第1判定リレー62は、第1遮断リレー52が導通状態にある場合には、遮断状態に切り替えられる。また、第1判定リレー62は、第1遮断リレー52が遮断状態にある場合には、導通状態に切り替えられる。
通知ライン40における第1分岐路66の分岐箇所よりも低圧側には、第1ドアロックスイッチ42が接続されている。詳しい図示は省略するが、第1ドアロックスイッチ42には、伝達機構を介して、ロック機構28の動作が機械的に伝達される。なお、ロック機構28の動作を第1ドアロックスイッチ42に直接伝達してもよい。そして、第1ドアロックスイッチ42は、ロック機構28の動作に応じて導通状態と遮断状態との間で切り換えられる。第1ドアロックスイッチ42は、ドア10が全閉状態で当該ドア10がロックされると、通知ライン40を導通する。一方、第1ドアロックスイッチ42は、ドア10のロックが解除されると、通知ライン40を遮断する。このように、第1ドアロックスイッチ42は、ドア10がロック機構28によってロックされているか否かに応じて通知ライン40の導通と遮断とを切り替える。なお、ドア10がロック機構28によってロックされている場合には、その前提としてドア10が全閉状態とされている。したがって、第1ドアロックスイッチ42は、ドア10が全閉状態とされ、さらにドア10がロックされたときに通知ライン40を導通している。また、ドア10が開状態であるときには、その前提として、ロック機構28によるロックが解除されている。したがって、第1ドアロックスイッチ42は、ドア10のロックが解除されてドア10が開状態であるときに、通知ライン40を遮断している。
通知ライン40における第1ドアロックスイッチ42よりも低圧側には、通知ライン40の導通と遮断とを切り替える第2遮断リレー54が接続されている。通知ライン40における第1ドアロックスイッチ42と第2遮断リレー54との間からは、第2分岐路68が分岐している。第2分岐路68における通知ライン40とは反対側の端は、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1に接続されている。
第2分岐路68の途中には、当該第2分岐路68の導通と遮断とを切り替える第2判定リレー64が接続されている。第2判定リレー64は、第2遮断リレー54と連動して切り替えられるように機械的に第2遮断リレー54と連結されている。具体的には、第2判定リレー64は、第2遮断リレー54が導通状態にある場合には、遮断状態に切り替えられる。また、第2判定リレー64は、第2遮断リレー54が遮断状態にある場合には、導通状態に切り替えられる。
通知ライン40における第2遮断リレー54よりも低圧側には、第1ドアクローズスイッチ46が接続されている。詳しい図示は省略するが、第1ドアクローズスイッチ46には、伝達機構を介して、ドア10の開閉動作が機械的に伝達される。なお、ドア10の開閉動作を第1ドアクローズスイッチ46に直接伝達してもよい。そして、第1ドアクローズスイッチ46は、ドア10の開閉に応じて導通状態と遮断状態との間で切り換えられる。第1ドアクローズスイッチ46は、ドア10が全閉状態とされると通知ライン40を導通する。一方、第1ドアクローズスイッチ46は、ドア10が開状態とされると通知ライン40を遮断する。このように、第1ドアクローズスイッチ46は、ドア10の全閉状態と開状態とに応じて通知ライン40の導通と遮断とを切り替える。
通知ライン40における第1遮断リレー52よりも高圧側からは、バイパスライン72が延びている。バイパスライン72の低圧側の端は、通知ライン40における第1ドアクローズスイッチ46よりも低圧側に接続されている。すなわち、バイパスライン72は、通知ライン40上の第1遮断リレー52、第1ドアロックスイッチ42、第2遮断リレー54、及び第1ドアクローズスイッチ46をバイパスしている。バイパスライン72の途中には、当該バイパスライン72の導通と遮断とを切り替えるバイパススイッチ74が接続されている。
ドア制御ユニット26には、ドアロックライン76が接続されている。ドアロックライン76の一端は、ドア制御ユニット26の第2出力端子To2に接続されている。また、ドアロックライン76の他端は、ドア制御ユニット26の第2入力端子Ti2に接続されている。ドアロックライン76の途中には、第2ドアロックスイッチ44が接続されている。詳しい図示は省略するが、第2ドアロックスイッチ44には、伝達機構を介して、ロック機構28の動作が機械的に伝達される。なお、ロック機構28の動作を第2ドアロックスイッチ44に直接伝達してもよい。そして、第2ドアロックスイッチ44は、ロック機構28の動作に応じて導通状態と遮断状態との間で切り換えられる。第2ドアロックスイッチ44は、ドア10が全閉状態で当該ドア10がロックされると、導通状態に切り替えられる。一方、第2ドアロックスイッチ44は、ドア10のロックが解除されると、遮断状態に切り替えられる。このように、第2ドアロックスイッチ44は、ドア10がロック機構28によってロックされているか否かに応じてドアロックライン76の導通と遮断とを切り替える。
なお、第2ドアロックスイッチ44と第1ドアロックスイッチ42とは機械的に連結されておらず互いに独立して動作する。
ドアロックライン76には、ドア制御ユニット26の第2出力端子To2から電圧が印加されている。したがって、図2に示すように、ドア制御ユニット26がドア10をロックするようにロック機構28を制御していて、第2ドアロックスイッチ44が導通状態に切り替えられている場合には、第2出力端子To2に印加された電圧がロック信号PLとして第2入力端子Ti2に入力される。一方、図4に示すように、ドア制御ユニット26がドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御していて、第2ドアロックスイッチ44が遮断状態に切り替えられている場合には、ロック信号PLが第2入力端子Ti2に入力されない。
図2に示すように、ドア制御ユニット26には、ドアクローズライン78が接続されている。ドアクローズライン78の一端は、ドア制御ユニット26の第3出力端子To3に接続されている。また、ドアクローズライン78の他端は、ドア制御ユニット26の第3入力端子Ti3に接続されている。ドアクローズライン78の途中には、第2ドアクローズスイッチ48が接続されている。詳しい図示は省略するが、第2ドアクローズスイッチ48には、伝達機構を介して、ドア10の開閉動作が伝達される。なお、ドア10の開閉動作を第2ドアクローズスイッチ48に直接伝達してもよい。そして、第2ドアクローズスイッチ48は、ドア10の開閉に応じて導通状態と遮断状態との間で切り換えられる。第2ドアクローズスイッチ48は、ドア10が開状態とされると通知ライン40を導通する。一方、第2ドアクローズスイッチ48は、ドア10が全閉状態とされると通知ライン40を遮断する。このように、第2ドアクローズスイッチ48は、ドア10の全閉状態と開状態とに応じてドアクローズライン78の導通と遮断とを切り替える。
なお、第2ドアクローズスイッチ48と第1ドアクローズスイッチ46とは機械的に連結されておらず互いに独立して動作する。
ドアクローズライン78には、ドア制御ユニット26の第3出力端子To3から電圧が印加されている。したがって、図4に示すように、ドア制御ユニット26がドア10を開状態に制御していて、第2ドアクローズスイッチ48が導通状態に切り替えられている場合には、第3出力端子To3に印加された電圧がドア開信号PSとして第3入力端子Ti3に入力される。一方、図2に示すように、ドア制御ユニット26がドア10を閉状態に制御していて、第2ドアクローズスイッチ48が遮断状態に切り替えられている場合には、ドア開信号PSが第3入力端子Ti3に入力されない。
図2に示すように、ドア制御ユニット26の第4出力端子To4には、励磁ライン56の一端が接続されている。励磁ライン56の他端は接地されている。励磁ライン56の途中には、第1遮断リレー52、第1判定リレー62、第2遮断リレー54、及び第2判定リレー64の導通及び遮断を切り替えるための励磁コイル58が接続されている。ドア制御ユニット26が励磁ライン56に電圧を印加すると励磁コイル58が励磁される。励磁コイル58が励磁されることにより、第1遮断リレー52が遮断状態に切り替えられると共に第1判定リレー62が導通状態に切り替えられる。また、励磁コイル58が励磁されることにより、第2遮断リレー54が遮断状態に切り替えられると共に第2判定リレー64が導通状態に切り替えられる。一方、ドア制御ユニット26が励磁ライン56への電圧の印加を停止すると、励磁コイル58の励磁が停止される。励磁コイル58の励磁が停止されることにより、第1遮断リレー52が導通状態に切り替えられると共に第1判定リレー62が遮断状態に切り替えられる。また、励磁コイル58の励磁が停止されることにより、第2遮断リレー54が導通状態に切り替えられると共に第2判定リレー64が遮断状態に切り替えられる。
なお、この実施形態では、第1遮断リレー52、第1分岐路66、第1判定リレー62、第2遮断リレー54、第2分岐路68、第2判定リレー64、励磁ライン56、励磁コイル58及びドア制御ユニット26によって、通知装置30における遮断部50が構成されている。
第2分岐路68には、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から電圧が印加されている。したがって、図3に示すように、第2判定リレー64、第1ドアロックスイッチ42、及び第1判定リレー62のすべてが導通状態になっている場合には、第1出力端子To1から印加された電圧が分岐路導通信号PTとして第1入力端子Ti1に入力される。一方、第2判定リレー64、第1ドアロックスイッチ42、及び第1判定リレー62のいずれか一つでも遮断状態になっている場合には、分岐路導通信号PTは第1入力端子Ti1に入力されない。
ドア制御ユニット26は、車両制御装置12からドア10を開状態とする指令を受けると、ドア10を開閉するための処理であるドア開閉処理を実行する。このドア開閉処理の途中において、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42に異常が検出されるか否かを判定する。具体的には、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42が通知ライン40を導通した状態で当該通知ライン40に固着しているか否かを判定する。このように、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42の固着の有無を判定する判定部69として機能する。
次に、ドア開閉処理の処理手順と各処理の実行時における各スイッチやリレーの開閉状態について説明する。なお、以下の説明では、ドア10が全閉状態であり、且つロック機構28によってロックされている状態を、ドア開閉処理が開始される前の初期状態とする。
ドア10が初期状態にある場合には、ドア制御ユニット26は、励磁ライン56に電圧を印加せず、励磁コイル58が励磁されない。したがって、図2に示すとおり、第1遮断リレー52、及び第2遮断リレー54は、導通状態になっている。また、ドア10がロックされているため、第1ドアロックスイッチ42は導通状態になっている。さらに、ドア10が全閉状態とされているため、第1ドアクローズスイッチ46は導通状態になっている。その結果、通知ライン40の高圧側の端部から低圧側の端部までが導通される。そして、通知ライン40を介して、ドア10が全閉状態であり且つ当該ドア10がロックされていることを示す信号が車両制御装置12に入力される。つまり、通知ライン40により、ドア10が全閉状態であり且つドア10がロックされていることが車両制御装置12に通知される。
車両制御装置12からドア10を開状態とする指令を受けて初期状態にあるドア10を開状態とするときには、図5に示すように、ステップS1において、ドア制御ユニット26は、励磁ライン56に電圧を印加して励磁コイル58の励磁を開始する。励磁コイル58が励磁されると、図3に示すように、第1遮断リレー52が遮断状態に切り替えられ、それに連動して第1判定リレー62が導通状態に切り替えられる。また、第2遮断リレー54が遮断状態に切り替えられ、それに連動して第2判定リレー64が導通状態に切り替えられる。
図5に示すように、ステップS2において、ドア制御ユニット26は、先ず、ドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御する。これに伴い、図4に示すように、第1ドアロックスイッチ42が遮断状態に切り替えられる。また、第2ドアロックスイッチ44が遮断状態に切り替えられる。したがって、ドアロックライン76が遮断され、ドア制御ユニット26の第2出力端子To2から出力されるロック信号PLが、ドア制御ユニット26の第2入力端子Ti2に入力されなくなる。ドア制御ユニット26は、ロック信号PLが入力されなくなったことをもって、ドア10のロック解除が完了したことを判断する。
ロック信号PLがドア制御ユニット26の第2入力端子Ti2に入力されなくなると、ドア制御ユニット26は、ドア10が開状態となるように電動モータ22を制御する。これに伴い、図4に示すように、第1ドアクローズスイッチ46が遮断状態に切り替えられる。また、第2ドアクローズスイッチ48が導通状態に切り替えられる。したがって、ドアクローズライン78が導通されて、ドア制御ユニット26の第3出力端子To3から出力されるドア開信号PSが、ドア制御ユニット26の第3入力端子Ti3に入力されるようになる。ドア開信号PSが入力されるようになったことをもって、ドア制御ユニット26は、ドア10が閉状態から開状態に切り替えられたことを判断する。その後、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、処理をステップS3に進める。
ステップS3において、ドア制御ユニット26は、第1入力端子Ti1に、分岐路導通信号PTが入力されているか否かを判定する。ここで、上述したステップS1において励磁コイル58が励磁されているため、図4に示すように、第2判定リレー64及び第1判定リレー62は、いずれも導通状態になっている。その一方で、ステップS3の時点では、上述したステップS2においてドア10のロック解除が完了している。そのため、第1ドアロックスイッチ42が正常に機能していれば、第1ドアロックスイッチ42は、遮断状態になっている。したがって、第2分岐路68、通知ライン40(第1ドアロックスイッチ42)、及び第1分岐路66からなる信号経路は、第1ドアロックスイッチ42によって遮断される。したがって、第1ドアロックスイッチ42が正常に機能していれば、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から出力される分岐路導通信号PTは、ドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1には入力されない。その結果、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、分岐路導通信号PTが入力されていない(ステップS3:NO)と判断し、処理をステップS5に進める。そして、ステップS5では、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42が正常である旨を判定する。
これに対して、第1ドアロックスイッチ42に固着が発生している場合には、遮断状態にあるべき第1ドアロックスイッチ42が導通状態になっている(図4の二点鎖線参照)。すると、第2分岐路68、通知ライン40(第1ドアロックスイッチ42)、及び第1分岐路66からなる信号経路が導通される。したがって、第1ドアロックスイッチ42に固着が発生していれば、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から出力される分岐路導通信号PTは、ドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1に入力される。その結果、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、分岐路導通信号PTが入力されている(ステップS3:YES)と判断し、処理をステップS4に進める。そして、ステップS4では、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42が異常である旨を判定する。また、ドア制御ユニット26は、第1ドアロックスイッチ42が固着している旨を自身の記憶部に記憶する。
図5に示すように、ステップS4又はステップS5の処理の後、ステップS6において、ドア制御ユニット26は、車両制御装置12からドア10を閉状態とする指令を受信したか否かを判定する。ドア制御ユニット26は、ドア10を閉状態とする指令を受信していない場合(ステップS6:NO)、再度ステップS6の処理を実行する。そして、ドア制御ユニット26は、ドア10を閉状態とする指令を受信するまで、ステップS6の処理を繰り返す。一方、ドア制御ユニット26は、ドア10を閉状態とする指令を受信すると(ステップS6:YES)、処理をステップS7に進める。
ステップS7において、ドア制御ユニット26は、先ず、ドア10が閉状態となるように電動モータ22を制御する。これに伴い、図3に示すように、第1ドアクローズスイッチ46が導通状態に切り替えられる。また、第2ドアクローズスイッチ48が遮断状態に切り替えられる。したがって、ドアクローズライン78が遮断されて、ドア制御ユニット26の第3出力端子To3から出力されるドア開信号PSが、ドア制御ユニット26の第3入力端子Ti3に入力されなくなる。ドア開信号PSが入力されなくなったことをもって、ドア制御ユニット26は、ドア10が開状態から閉状態に切り替えられたことを判断する。
ドア開信号PSがドア制御ユニット26の第3入力端子Ti3に入力されなくなると、ドア制御ユニット26は、ドア10をロックするようにロック機構28を制御する。これに伴い、図3に示すように、第1ドアロックスイッチ42が導通状態に切り替えられる。また、第2ドアロックスイッチ44が導通状態に切り替えられる。したがって、ドアロックライン76が導通され、ドア制御ユニット26の第2出力端子To2から出力されるロック信号PLが、ドア制御ユニット26の第2入力端子Ti2に入力されるようになる。ロック信号PLが入力されるようになったことをもって、ドア制御ユニット26は、ドア10のロックが完了したことを判断する。
なお、ドアクローズライン78及びドアロックライン76は、いずれも通知ライン40とは異なる信号経路である。したがって、ドアクローズライン78に入力されるドア開信号PS及びドアロックライン76に入力されるロック信号PLに応じてドア10の全閉状態やロックを判断することは、通知ライン40から車両制御装置12に出力される信号に依らずに、つまり、通知ライン40からの通知に依らずにドア10の全閉状態やロックを判断したことになる。その後、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、処理をステップS8に進める。
ステップS8において、ドア制御ユニット26は、励磁ライン56への電圧印加を終了して、励磁コイル58の励磁を終了する。励磁コイル58の励磁が終了されると、図2に示すように、第1遮断リレー52が導通状態に切り替えられ、それに連動して第1判定リレー62が遮断状態に切り替えられる。また、第2遮断リレー54が導通状態に切り替えられ、それに連動して第2判定リレー64が遮断状態に切り替えられる。
ステップS8の処理の後、図5に示すように、ステップS9において、ドア制御ユニット26は、第1入力端子Ti1に、分岐路導通信号PTが入力されているか否かを判定する。ここで、ステップS8の時点では、上述したステップS7においてドア10のロックが完了している。そのため、第1ドアロックスイッチ42は、導通状態になっている。その一方で、ステップS7において励磁コイル58の励磁が終了されているため、図2に示すように、第2判定リレー64及び第1判定リレー62は、正常に機能していれば、いずれも遮断状態になっている。したがって、第2分岐路68、通知ライン40(第1ドアロックスイッチ42)、及び第1分岐路66からなる信号経路は、第2判定リレー64及び第1判定リレー62によって遮断される。したがって、第2判定リレー64及び第1判定リレー62の少なくとも一方が正常に機能していれば、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から出力される分岐路導通信号PTは、ドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1には入力されない。その結果、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、分岐路導通信号PTが入力されていない(ステップS9:NO)と判断し、処理をステップS12に進める。そして、ステップS12では、ドア制御ユニット26は、第2判定リレー64及び第1判定リレー62の少なくとも一方が正常である旨を判定する。その後、ドア制御ユニット26による一連のドア開閉処理は終了する。
これに対して、第2判定リレー64及び第1判定リレー62の双方に固着が発生している場合には、遮断状態にあるべき第2判定リレー64及び第1判定リレー62が導通状態になっている(図3参照)。すると、第2分岐路68、通知ライン40(第1ドアロックスイッチ42)、及び第1分岐路66からなる信号経路が導通される。したがって、第2判定リレー64及び第1判定リレー62の双方に固着が発生していれば、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から出力される分岐路導通信号PTは、ドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1に入力される。その結果、図5に示すように、ドア制御ユニット26は、分岐路導通信号PTが入力されている(ステップS9:YES)と判断し、処理をステップS10に進める。そして、ステップS10では、ドア制御ユニット26は、第1判定リレー62及び第2判定リレー64が異常である旨を判定する。また、ドア制御ユニット26は、第1判定リレー62及び第2判定リレー64が固着している旨を、自身の記憶部に記憶する。
ステップS10において異常である旨を判定した後、ステップS11において、ドア制御ユニット26は、バイパススイッチ74を導通状態に切り替える。これによりバイパスライン72が導通される。その後、ドア制御ユニット26による一連のドア開閉処理は終了する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)ドア10が開状態とされると、第2判定リレー64及び第1判定リレー62が導通状態に切り替えられ、第2分岐路68及び第1分岐路66が導通される。そして、この状態で、仮に第1ドアロックスイッチ42に固着が発生すると、第2分岐路68、通知ライン40(第1ドアロックスイッチ42)、及び第1分岐路66を介して、分岐路導通信号PTがドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1に入力される。したがって、ドア制御ユニット26は、第1入力端子Ti1に分岐路導通信号PTが入力されているか否かに応じて、第1ドアロックスイッチ42の固着を判定できる。
(2)第2分岐路68及び第1分岐路66が導通されるのに応じて、第2遮断リレー54及び第1遮断リレー52が遮断状態に切り替えられる。すなわち、第1ドアロックスイッチ42の異常(固着)が検出されるときに通知ライン40が遮断される。したがって、仮に、第1ドアロックスイッチ42に固着が発生していても、第1ドアロックスイッチ42の異常の検出の際に、通知ライン40を介して車両制御装置12に、ドア10が閉状態であることが通知されることはない。
(3)また、第1ドアロックスイッチ42の固着を判定する際には、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1から分岐路導通信号PTが出力される。このとき、第2遮断リレー54が遮断状態に切り替えられているため、分岐路導通信号PTが、通知ライン40を介して車両制御装置12や高圧側の他の通知装置30に入力されることはない。すなわち、車両制御装置12が、分岐路導通信号PTを、ドア10が閉状態にあることを示す信号として誤って取り扱うことはない。
(4)第1ドアロックスイッチ42の固着を判定するための構成や、第1ドアロックスイッチ42の異常判定の際に通知ライン40を遮断するための構成が、第1分岐路66、第2分岐路68、第1判定リレー62、第2判定リレー64といった、比較的に簡便な回路構成で実現されている。つまり、通知ライン40にドアロックスイッチが設けられた装置において、比較的に簡便な構成によって、当該スイッチの固着の判定や通知ライン40の遮断を実現できる。
(5)第1判定リレー62及び第2判定リレー64に固着が発生していると判定された場合には、これらと機械的に連結されている第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54は遮断状態になっており、通知ライン40が遮断される。この場合、高圧側の他の通知装置30からどのような信号が入力されても、第1遮断リレー52によってその信号が遮断されて、低圧側の車両制御装置12に入力されることはない。この点、上記実施形態では、バイパススイッチ74を導通状態とすることで、バイパスライン72が導通される。そのため、第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54が遮断状態になっていても、通知装置30よりも高圧側に接続された他の通知装置30や高圧電源からの信号を、低圧側に接続された他の通知装置30や車両制御装置12に出力できる。
(6)第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54によって通知ライン40が遮断された後、ドア開信号PS及びロック信号PLによって、ドア10が全閉状態とされ、且つドア10がロックされたことが判断された場合には、第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54が導通状態に切り替えられて通知ライン40が導通される。したがって、通知ライン40が遮断されて車両制御装置12に通知ライン40を介して信号を出力できない状況が過度に長期間に亘って継続することを抑制できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54の双方またはいずれか一方が通知ライン40に固着することがあり得る。この場合、ドア開閉処理におけるステップS1で励磁コイル58を励磁したときに、固着されている第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54に対応した第1判定リレー62及び第2判定リレー64が遮断状態になる。そして、第1分岐路66及び第2分岐路68の双方またはいずれか一方が遮断されていて分岐路導通信号PTがドア制御ユニット26に入力されない。このことを考慮して、ステップS1で励磁コイル58を励磁したときに分岐路導通信号PTがドア制御ユニット26に入力されない場合には、第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54の双方またはいずれか一方が通知ライン40に固着していると判定してもよい。そして、その旨をドア制御ユニット26の記憶部に記憶してもよい。遮断リレー52,54が固着している場合、分岐路導通信号PTを利用した第1ドアロックスイッチ42の固着判定はできなくなるものの、ドア10の開閉動作に関しては何ら影響がない。そのため、遮断リレー52,54が固着していると判定した後、ドア開閉処理をそのまま継続してもよい。上記のとおり、遮断リレー52,54が固着している場合には、第1ドアロックスイッチ42の固着を検出できなくなる。したがって、遮断リレー52,54に固着が生じている場合には、第1ドアロックスイッチ42の固着の判定を実行できていない旨をドア制御ユニット26の記憶部に記憶しておくことが好ましい。
・第2ドアロックスイッチ44がドアロックライン76に固着することがあり得る。この場合、ドア開閉処理におけるステップS2でドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御したときに、第2ドアロックスイッチ44がドアロックライン76を導通していて、ドア制御ユニット26にロック信号PLが入力される。このことを考慮して、ステップS2でドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御した後、予め定められた規定時間(例えば、数秒)を経過しても、依然としてドア制御ユニット26にロック信号PLが入力される場合には、第2ドアロックスイッチ44がドアロックライン76に固着していると判定してもよい。そして、その旨をドア制御ユニット26の記憶部に記憶してもよい。第2ドアロックスイッチ44がドアロックライン76に固着している場合でも、ドア開信号PSの入力の有無に基づいてドア10の開閉状態は検出でき、また少なくともドア10の開閉動作に関しては何ら影響がない。そのため、第2ドアロックスイッチ44が固着していると判定した後、ドア開閉処理をそのまま継続してもよい。上記のとおり、第2ドアロックスイッチ44が固着している場合、ドア制御ユニット26は、ロック信号PLの入力に基づいて、ドア10のロックまたはロック解除が完了したことを検出できなくなる。したがって、第2ドアロックスイッチ44が固着している場合には、ロック信号PLをドア10のロック及びロック解除の検出において利用できなくなっている旨を、ドア制御ユニット26の記憶部に記憶しておくことが好ましい。
・第2ドアクローズスイッチ48がドアクローズライン78に固着することがあり得る。この場合、ドア開閉処理におけるステップS7でドア10を閉じるように電動モータ22を制御したときに、第2ドアクローズスイッチ48がドアクローズライン78を導通していて、ドア制御ユニット26にドア開信号PSが入力される。このことを考慮して、ステップS7でドア10を閉状態とするように電動モータ22を制御した後、予め定められた規定時間(例えば、数秒)を経過しても、依然としてドア制御ユニット26にドア開信号PSが入力される場合には、第2ドアクローズスイッチ48がドアクローズライン78に固着していると判定してもよい。そして、その旨をドア制御ユニット26の記憶部に記憶してもよい。第2ドアクローズスイッチ48が固着している場合でも、ロック信号PLの入力の有無に基づいてドア10の開閉状態を検出でき、また仮に第2ドアロックスイッチ44が固着してしまっているとしても、ドア10の開閉動作に関しては何ら影響がない。そのため、第2ドアロックスイッチ44が固着していると判定した後、ドア開閉処理をそのまま継続してもよい。上記のとおり、第2ドアクローズスイッチ48が固着している場合、ドア制御ユニット26は、ドア開信号PSに基づいて、ドア10の開閉状態を検出できなくなる。したがって、第2ドアクローズスイッチ48が固着している場合には、ドア開信号PSをドア10の開閉状態の検出において利用できなくなっている旨を、ドア制御ユニット26の記憶部に記憶しておくことが好ましい。
・第1ドアロックスイッチ42と第2ドアロックスイッチ44とが機械的に連結されて動作する構成としてもよい。
・第1ドアクローズスイッチ46と第2ドアクローズスイッチ48とが機械的に連結されて動作する構成としてもよい。
・ドア制御ユニット26の第1入力端子Ti1、第2入力端子Ti2、及び第3入力端子Ti3のいずれか又は全てを省略して、その代わりに、ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットに、対応する入力端子を設けてもよい。同様に、ドア制御ユニット26の第1出力端子To1、第2出力端子To2、第3出力端子To3、及び第4出力端子To4のいずれか又は全てを省略して、ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットに、対応する出力端子を設けてもよい。すなわち、ドア制御ユニット26の各入力端子及び各出力端子は、必ずしも同一の制御ユニットに設けられていなくてもよい。対となる入力端子と出力端子とが別々の制御ユニットに設けられる場合には、それら別々の制御ユニット間で制御信号を授受できるようにすればよい。なお、ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットとしては、車両制御装置12等が挙げられる。ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットに、第1入力端子Ti1に対応する入力端子を設けた場合、ドア制御ユニット26とは別の当該制御ユニットが、第1ドアロックスイッチ42の固着の有無を判定する判定部として機能する。
・第1入力端子Ti1、第2入力端子Ti2、及び第3入力端子Ti3と、第1出力端子To1、第2出力端子To2、第3出力端子To3、及び第4出力端子To4とを全て、ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットに設けてもよい。なお、ドア制御ユニット26とは別の制御ユニットが、第1ドアロックスイッチ42の固着の有無を判定する判定部として機能する。
・第2分岐路68、第2判定リレー64、第1分岐路66、第1判定リレー62を省略して、他の構成で第1ドアロックスイッチ42の固着を検出してもよい。例えば、第1ドアロックスイッチ42の近傍に、第1ドアロックスイッチ42の位置を検出する位置監視センサを配置する。そして、ドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御したときに第1ドアロックスイッチ42が動いたか否かを位置監視センサで検出することによって第1ドアロックスイッチ42の固着を検出してもよい。また、第1ドアロックスイッチ42の近傍に監視用のカメラを配置し、ドア10のロックを解除するようにロック機構28を制御したときの第1ドアロックスイッチ42の動作を監視して第1ドアロックスイッチ42の固着を検出してもよい。これらのようにして遮断部50を利用することなく第1ドアロックスイッチ42の固着を検出する場合でも、第1ドアロックスイッチ42の固着の検出中に、第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54の少なくとも一方を遮断状態にすれば、当該固着の検出中に、車両制御装置12にドア10が閉状態であることを示す信号が入力されることはない。
・第1ドアロックスイッチ42の固着を検出するのに代えて、第1ドアロックスイッチ42における他の異常を検出してもよい。例えば、上記変更例のように位置監視センサや監視用のカメラ等を用いることで、第1ドアロックスイッチ42が遮断状態のまま固定される異常や、第1ドアロックスイッチ42が破断する等の異常を検出できる。第1ドアロックスイッチ42における固着以外の異常の検出中に、第1遮断リレー52や遮断リレー54で通知ライン40を遮断しておけば、第1ドアロックスイッチ42において固着以外の異常が検出されるときに、第1遮断リレー52や第2遮断リレー54で通知ライン40が遮断される。
・第1ドアロックスイッチ42に何らかの異常が検出された場合、その後、ドア10の開閉に拘わらず、第1遮断リレー52や第2遮断リレー54によって通知ライン40を遮断してもよい。例えば、第1ドアロックスイッチ42に異常が検出された場合に、その時点で通知ライン40を遮断してもよい。また、第1ドアロックスイッチ42の異常の検出に応じて通知ライン40を遮断した後、ドア10の開閉に拘らず、通知ライン40を遮断し続けてもよい。すなわち、上記実施形態において、ステップS4で異常判定がされた後、励磁コイル58を励磁し続けてもよい。なお、この場合、バイパスライン72がバイパススイッチ74によって導通されていることが好ましい。このように、第1ドアロックスイッチ42に異常が検出されるときに、第1遮断リレー52や第2遮断リレー54が通知ライン40を遮断する構成となっていればよい。
・ドアクローズライン78及び第2ドアクローズスイッチ48を省略して、他の構成で、ドア10が閉状態になったことを判断することもできる。例えば、電動モータ22が、ステッピングモータやサーボモータのように、出力軸の回転位置を把握できるものなのであれば、電動モータ22へ供給した電力量に基づいて、ドア10の位置が推定できる。そして、ドア10の位置が閉状態の位置であると推定されたときに、ドア10が閉状態になったと判断してもよい。他には、例えば、レーザセンサ等でドア10の位置を検出して、ドア10の位置が閉状態の位置になったときにドア10が閉状態になったと判断してもよい。
・上記変更例のように、ドアクローズライン78及び第2ドアクローズスイッチ48とは異なる構成でドア10が閉状態になったことを判断する場合、ドアクローズライン78及び第2ドアクローズスイッチ48を廃止してもよい。つまり、ドアクローズライン78及び第2ドアクローズスイッチ48は必須ではない。
・ドアロックライン76及び第2ドアロックスイッチ44に代えて、他の構成で、ドア10がロックされたことを判断することもできる。例えば、ロック機構28のロックピンの出没位置を検出するセンサを設け、そのセンサの検出値に基づいて、ドア10がロック機構28によってロックされたか否かを判断してもよい。
・上記変更例のように、ドアロックライン76及び第2ドアロックスイッチ44とは異なる構成でドア10がロックされたことを判断する場合、ドアロックライン76及び第2ドアロックスイッチ44を廃止してもよい。つまり、ドアロックライン76及び第2ドアロックスイッチ44は必須ではない。
・上記実施形態及び上記各変更例では、第1ドアロックスイッチ42を異常検出の対象としたが、第1ドアロックスイッチ42に代えて又は加えて第1ドアクローズスイッチ46を異常検出の対象としてもよい。なお、第1ドアクローズスイッチ46の固着を異常として検出するのであれば、通知ライン40における第1ドアクローズスイッチ46の両側に、第1分岐路66及び第2分岐路68に相当する分岐路及びそれらの分岐路を導通及び遮断するリレーを設ける。そして、それらのリレーと連動して通知ライン40を遮断及び導通するリレーであって第1遮断リレー52及び第2遮断リレー54に相当するリレーを通知ライン40に設ければよい。この場合、上記実施形態における第1ドアロックスイッチ42の場合と同様、第1ドアクローズスイッチ46の固着が検出されるときには遮断部50によって通知ライン40が遮断される。
・バイパスライン72は、第1判定リレー62及び第2判定リレー64が固着したとき以外のときに導通してもよい。バイパスライン72は、第1ドアロックスイッチ42、第1ドアクローズスイッチ46、第1遮断リレー52、及び第2遮断リレー54を隔離して通知ライン40を導通したい状況下において導通してよい。例えば、第1ドアロックスイッチ42や第1ドアクローズスイッチ46に異常が生じていて、これらのスイッチの使用を避けたい場合等にバイパスライン72を導通してよい。
・バイパスライン72を省略してもよい。
・第1ドアロックスイッチ42及び第1ドアクローズスイッチ46に関して、これらのうちの少なくとも一方が通知ライン40に接続されていれば、他方は省略してもよい。第1ドアロックスイッチ42及び第1ドアクローズスイッチ46のうちの少なくとも一方が通知ライン40に接続されていれば、ドア10が閉状態になったことに応じて通知ライン40を導通状態に切り替えることができる。なお、第1ドアロックスイッチ42を廃止する場合には、上述した例のように第1ドアクローズスイッチ46の異常を判定する構成とすればよい。
・第1ドアクローズスイッチ46及び第1ドアロックスイッチ42は、挟み込み等によって2つのドア10間に隙間が空いている状態、つまりドア10が全閉状態ではない状態で通知ライン40を導通することがあり得る。例えばドア10の挟み込みを検出する手段が設けられていて、その検出手段によって挟み込みが検出されるときには、第1遮断リレー52や第2遮断リレー54によって通知ライン40を遮断しておけば、挟み込みが生じている状態のまま通知ライン40が導通されてしまうことはない。
・上記実施形態におけるドア開閉装置の構成は一例である。例えば、ロック機構は、ドア10を全閉状態でロックでき、また、そのロックを解除できればよく、上記実施形態の態様に限定されない。ロック機構は、ドア10を開閉する電動モータ22によって制御するようにしてもよい。
・電動モータ22に代えて、ドア10の開閉を空圧シリンダで制御するようにしてもよい。
・通知装置30を制御する制御ユニットと、電動モータ22やロック機構28を制御する制御ユニットとを別々の制御ユニットで構成してもよい。
・通知ライン40や分岐路等を電気配線に代えて、光ファイバで構成してもよい。そして、通知ラインや分岐路等に設けられるリレーやスイッチを、光スイッチによって構成してもよい。こうした構成においても、光スイッチを、上記実施形態のリレーやスイッチと同様に動作させて、光ファイバの光信号を通過させたり、遮断したりすればよい。これにより、例えば第1ドアロックスイッチ42に対応する光スイッチが、通知ラインにおいて光信号を通過させている状態で故障して動かなくなってしまっている場合に、その故障を検出できる。
10…ドア、12…上位装置としての車両制御装置、20…ドア開閉装置、22…電動モータ、24…ドア駆動機構、26…ドア制御ユニット、30…通知装置、40…通知ライン、42…第1ドアロックスイッチ、44…第2ドアロックスイッチ、46…第1ドアクローズスイッチ、48…第2ドアクローズスイッチ、50…遮断部、52…第1遮断リレー、54…第2遮断リレー、56…励磁ライン、58…励磁コイル、62…第1判定リレー、64…第2判定リレー、66…第1分岐路、68…第2分岐路、69…判定部、72…バイパスライン、74…バイパススイッチ、76…ドアロックライン、78…ドアクローズライン。

Claims (8)

  1. ドアが閉状態にあることを上位装置に通知するための通知ラインと、
    前記ドアが閉状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアが開状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアスイッチと、
    前記ドアスイッチの異常が検出されたときに前記通知ラインを信号通過不能状態にする遮断部と、を備え
    前記遮断部は、
    前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも一方側から分岐する第1分岐路と、
    前記第1分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第1判定リレーと、
    前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも他方側から分岐する第2分岐路と、
    前記第2分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第2判定リレーと、
    前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にした状態で、且つ前記ドアの開状態で、前記第1分岐路及び前記第2分岐路を介して信号が入力されたときに、前記ドアスイッチが前記通知ラインを信号通過状態にしたままで固着していると判定する判定部と、を備え
    通知装置。
  2. 前記遮断部は、前記ドアの閉状態を検出したことを条件に、前記通知ラインを信号通過不能状態から信号通過状態に切り替える
    請求項1に記載の通知装置。
  3. 前記遮断部は、
    前記通知ラインにおける前記第1分岐路の分岐箇所よりも前記一方側に設けられ、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第1遮断リレーと、
    前記通知ラインにおける前記第2分岐路の分岐箇所よりも前記他方側に設けられ、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第2遮断リレーと、を備え、
    前記判定部は、前記第1遮断リレー及び前記第2遮断リレーが前記通知ラインを信号通過不能状態としたもとで、前記ドアスイッチの固着を判定する
    請求項1又は2に記載の通知装置。
  4. 前記通知ラインにおける前記第1遮断リレーよりも前記一方側と、前記通知ラインにおける前記第2遮断リレーよりも前記他方側とを接続するバイパスラインと、前記バイパスラインを信号通過状態又は信号通過不能状態にするバイパススイッチと、を備える
    請求項に記載の通知装置。
  5. 前記ドアスイッチは、前記ドアが閉状態であり且つ当該ドアがロックされた状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアがロックされていない状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアロックスイッチである
    請求項1~のいずれか一項に記載の通知装置。
  6. ドアを開閉駆動するための駆動装置と、
    前記駆動装置を制御する制御部と、
    通知装置と、を備え、
    前記通知装置は、
    前記ドアが閉状態にあることを上位装置に通知するための通知ラインと、
    前記ドアが閉状態であるときに前記通知ラインを信号通過状態にし、前記ドアが開状態であるときに前記通知ラインを信号通過不能状態にするドアスイッチと、
    前記ドアスイッチの異常が検出されたときに前記通知ラインを信号通過不能状態にする遮断部と、を備え
    前記遮断部は、
    前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも一方側から分岐する第1分岐路と、
    前記第1分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第1判定リレーと、
    前記通知ラインにおける前記ドアスイッチよりも他方側から分岐する第2分岐路と、
    前記第2分岐路を信号通過状態又は信号通過不能状態にする第2判定リレーと、
    前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にした状態で、且つ前記ドアの開状態で、前記第1分岐路及び前記第2分岐路を介して信号が入力されたときに、前記ドアスイッチが前記通知ラインを信号通過状態にしたままで固着していると判定する判定部と、を備え
    ドア開閉装置。
  7. 前記遮断部は、
    前記通知ラインにおける前記第1分岐路の分岐箇所よりも前記一方側に設けられ、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第1判定リレーが前記第1分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第1遮断リレーと、
    前記通知ラインにおける前記第2分岐路の分岐箇所よりも前記他方側に設けられ、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過不能状態にし、前記第2判定リレーが前記第2分岐路を信号通過不能状態にするのと連動して前記通知ラインを信号通過状態にする第2遮断リレーと、を備え、
    前記判定部は、前記第1遮断リレー及び前記第2遮断リレーが前記通知ラインを信号通過不能状態としたもとで、前記ドアスイッチの固着を判定する
    請求項6に記載のドア開閉装置。
  8. 前記通知ラインにおける前記第1遮断リレーよりも前記一方側と、前記通知ラインにおける前記第2遮断リレーよりも前記他方側とを接続するバイパスラインと、前記バイパスラインを信号通過状態又は信号通過不能状態にするバイパススイッチと、を備える
    請求項7に記載のドア開閉装置。
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