JP7345986B2 - リモート入出力装置及び管理システム - Google Patents
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Description
しかしながら、リモート入出力装置が出力した出力信号によって装置が動作しない場合がある。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
<管理システムの構成>
図1は、本実施形態に係る管理システムを示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る管理システム100は、複数の安全管理エリアSAを管理するコントローラ110と、コントローラ110と通信可能であり、コントローラ110からの制御信号に応じて安全管理エリアSAに設けられた装置に対して信号を入出力する複数のリモート入出力装置120と、を備える。コントローラ110と各リモート入出力装置120は、バス等の通信線130を介して通信可能である。
図2は、本実施形態に係る管理システムの一部を示す模式的なブロック図であって、管理システムにおける2つの施錠装置が各ドアを施錠している状態を示す図である。
図3は、本実施形態に係る管理システムの一部を示す模式的なブロック図であって、一方の施錠装置がドアを解錠している状態であり、他方の施錠装置がドアを施錠している状態を示す図である。
図2に示すように、施錠装置160は、例えば電磁式の施錠装置である。施錠装置160は、例えば、ロック部材161と、励磁部162と、プランジャ163と、ばね164と、検出部165と、を有する。
なお、施錠装置160及びドア150の具体的な構成は上記に限定されない。
コントローラ110は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)である。コントローラ110は、図2に示すように、例えば、制御部111と、通信部112と、を有する。
リモート入出力装置120は、コントローラ110と施錠装置160等の安全管理エリアSAに設けられた機器を接続するインターフェース装置である。リモート入出力装置120は、リモートI/Oステーション等とも呼ばれる。
図4は、本実施形態に係るリモート入出力装置による施錠装置の動作の確認方法を示すフローチャートである。
次に、図4を参照して、管理システム100による施錠装置160の動作の確認方法を説明する。なお、以下では、コントローラ110が第1施錠装置160aの解錠指示信号S0aをリモート入出力装置120に送信した場合について説明し、第2施錠装置160bの動作の確認方法については、第1施錠装置160aと同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、コントローラ110が各施錠装置160の施錠指示信号S0bをリモート入出力装置120に送信した場合に、各施錠装置160の動作確認が行われてもよい。
本実施形態においては、リモート入出力装置120が、安全管理エリアSAに設けられた施錠装置160の動作を確認し、出力信号S1に応じた状態でない場合にエラーを報知する。そのため、コントローラ110への負荷を抑制しつつ、施錠装置160の動作を確認できる。また、エラーを報知するための機器を別途準備し、コントローラ110に接続する必要がなくなる。
<管理システムの構成>
図5は、本実施形態に係る管理システムの一部を示す模式的なブロック図であって、シャッターが開いた状態を示す図である。
図6は、本実施形態に係る管理システムの一部を示す模式的なブロック図であって、シャッターが閉じた状態を示す図である。
本実施形態に係る管理システム200は、安全管理エリアSAに設けられた装置であるリレー260及びシャッター270の動作を確認する点で、第1実施形態に係る管理システム100と相違する。なお、以下の説明においては、原則として、第1の実施形態との相違点のみを説明する。以下に説明する事項以外は、第1の実施形態と同様である。
リレー260は、リモート入出力装置120から出力された出力信号S1に応じて、例えばシャッター270等の安全管理エリアSAに設けられた装置を制御する。リレー260は、例えば、励磁部261と、第1電気接点262と、第2電気接点263と、を有する。
シャッター270は、例えば、安全管理エリアSA内に配置された機械Mの周辺に設けられる。シャッター270は、開閉可能な本体部271と、駆動部272と、を有する。
出力部122の出力端子126は、リレー260の励磁部261に接続されている。出力部122は、リレー260の励磁部261にコントローラ110からの制御信号S0に応じた出力信号S1を出力する。
図7は、本実施形態に係るリモート入出力装置によるリレー及びシャッターの動作の確認方法を示すフローチャートである。
次に、図7を参照して、管理システム200によるリレー260及びシャッター270の動作の確認手順を説明する。なお、以下では、コントローラ110がリレー260の第1電気接点262をOFF状態からON状態に移行させる制御信号S0を送信し、シャッター270に本体部271を開いた状態から閉じた状態に移行させるように指示する場合について説明する。ただし、コントローラ110がシャッター270の本体部271を閉じた状態から開いた状態に移行させる制御信号S0を送信する場合に、各施錠装置160の動作確認が行われてもよい。
本実施形態においては、リモート入出力装置120が、安全管理エリアSAに設けられたリレー260及びシャッター270の動作を確認し、エラーを報知する。そのため、コントローラ110への負荷を抑制しつつ、リレー260及びシャッター270の動作を確認できる。また、エラーを報知するための機器を別途準備し、コントローラ110に接続する必要がなくなる。
110:コントローラ
111:制御部
112:通信部
120:リモート入出力装置
121:通信部
122:出力部
123:入力部
124:判断部
125:報知部
126:出力端子
127、127a、127b、127c、127d:入力端子
128、128a、128b、128c、128d:ランプ
130:通信線
140:柵
150:ドア
151:本体部
152:ラッチ
152a:孔
160、160a、160b:施錠装置
161:ロック部材
161a:凹部
162:励磁部
163:プランジャ
164:ばね
165:検出部
260:リレー
261:励磁部
262:第1電気接点
263:第2電気接点
270:シャッター
271:本体部
272:駆動部
273:第2電気接点
280:検出部
M:機械
S0:制御信号
S0a:解錠指示信号
S0b:施錠指示信号
S1:出力信号
S1a:解錠信号
S1b:施錠信号
S11a:ON信号
S11b:OFF信号
S2:検出信号
S2a:リレーの第2接点からの検出信号
S2b:シャッターの検出部からの検出信号
SA:安全管理エリア
Claims (9)
- 工業施設に設定され、前記工業施設を構成する複数の機械が配置された複数の安全管理エリアのうち、1つの前記安全管理エリアに対応して設けられたリモート入出力装置であって、
前記複数の安全管理エリアを管理するコントローラと通信可能な通信部と、
前記1つの安全管理エリアに設けられ前記1つの安全管理エリアを管理する第1装置に接続され、前記コントローラからの制御信号に応じて前記第1装置を第1状態から第2状態に移行させる第1出力信号を出力する出力部と、
前記第1装置が前記第1状態又は前記第2状態のどちらの状態であるのかを検出可能な第1検出部に接続され、前記第1検出部から前記第1装置が前記第1状態又は前記第2状態のどちらの状態であるのかを示す第1検出信号を取得する入力部と、
前記出力部が前記第1出力信号を出力した場合に、前記第1検出信号に基づいて前記第1装置が前記第2状態であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記第1装置が前記第2状態でないと判断した場合に、エラーを報知する報知部と、
を備えたリモート入出力装置。 - 前記出力部は、前記1つの安全管理エリアに設けられ前記1つの安全管理エリアを管理する第2装置に接続され、前記コントローラの制御信号に応じて前記第2装置を第3状態から第4状態に移行させる第2出力信号を出力し、
前記入力部は、前記第2装置が前記第3状態又は前記第4状態のどちらの状態であるのかを検出可能な第2検出部に接続され、前記第2検出部から前記第2装置が前記第3状態又は前記第4状態のどちらの状態であるかを示す第2検出信号が入力され、
前記判断部は、前記出力部が前記第2出力信号を出力した場合に、前記第2検出信号に基づいて前記第2装置が前記第4状態であるか否かを判断し、
前記報知部は、前記判断部が前記第2装置が前記第4状態でないと判断した場合に、エラーを報知する請求項1に記載のリモート入出力装置。 - 前記報知部は、
前記判断部が前記第1装置が前記第2状態でないと判断した場合に、点灯する第1ランプと、
前記判断部が前記第2装置が前記第4状態でないと判断した場合に、点灯する第2ランプと、
を有する請求項2に記載のリモート入出力装置。 - 前記第1装置は、前記1つの安全管理エリアのドアを施錠する施錠装置である請求項1~3のいずれか1つに記載のリモート入出力装置。
- 前記第1装置は、シャッターである請求項1~3のいずれか1つに記載のリモート入出力装置。
- 前記第1装置は、前記第1状態から前記第2状態に移行することによって、前記1つの安全管理エリアに設けられた第3装置を第5状態から第6状態に移行可能とし、
前記入力部は、前記第3装置が前記第5状態又は前記第6状態のどちらの状態であるのかを検出可能な第3検出部に接続され、前記第3検出部から前記第3装置が前記第5状態又は前記第6状態のどちらの状態であるのかを示す第3検出信号が入力され、
前記判断部は、前記第1装置が前記第2状態であると判断した場合に、前記第3検出信号に基づいて前記第3装置が前記第6状態であるか否かを判断し、
前記報知部は、前記判断部が前記第3装置が前記第6状態でないと判断した場合に、エラーを報知する請求項1~3のいずれか1つに記載のリモート入出力装置。 - 前記第1装置は、リレーである請求項6に記載のリモート入出力装置。
- 前記第3装置は、前記1つの安全管理エリアのドアを施錠する施錠装置又はシャッターである請求項7に記載のリモート入出力装置。
- 工業施設に設定され前記工業施設を構成する複数の機械が配置された複数の安全管理エリアを管理するコントローラと、
前記コントローラと通信可能であり、前記複数の安全管理エリアに対応して設けられた複数のリモート入出力装置と、
を備え、
前記複数のリモート入出力装置のそれぞれは、
対応する前記安全管理エリアに設けられ前記対応する安全管理エリアを管理する装置に接続され、前記コントローラからの制御信号に応じて前記装置を第1状態から第2状態に移行させる出力信号を出力する出力部と、
前記装置が前記第1状態又は前記第2状態のどちらの状態であるかを検出可能な検出部に接続され、前記検出部から前記装置が前記第1状態又は前記第2状態のどちらの状態であるかを示す検出信号を取得する入力部と、
前記出力部が前記出力信号を出力した場合に、前記検出信号に基づいて前記装置が前記第2状態であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記装置が前記第2状態でないと判断した場合に、エラーを報知する報知部と、
を有する管理システム。
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