JP7219109B2 - 洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄方法及び泡硬化剥離型クリーナー用組成物に関する。
従来、汚れが付着した対象物を洗浄する際には、水、界面活性剤、あるいは溶剤などに代表される洗浄剤と、スポンジや雑巾、ブラシなどに代表される清浄具との組み合わせで洗浄させることが一般的である。また、近年、住環境などの清掃をより簡便に行えるように洗浄液が含浸されたシート状清掃具や埃などを付着させて除去する粘着シート状の清掃具が提案されている。
一方、清掃が必要な対象物は平面だけでなく、凹凸面を有する構造物、複雑形状を有する構造物、微細な構造を有する構造物などの清掃道具の使用が制限されるような対象物[以下、複雑構造物ということもある]も存在する。そのような対象物は清掃しにくいため清掃する頻度が少なくなり、そのため汚れが固着し、更に清掃しづらくなるという悪循環が生じる。このため、複雑構造物を簡便に清掃できる技術が強く求められている。
特許文献1には皮膜形成性ポリマーを対象物に接触させ、乾燥して皮膜を形成させ、その皮膜を剥離させて汚れを除去させる技術が開示されている。該技術によれば皮膜のべとつきを防ぎ、また剥離可能な特性を得るためにガラス転位点が-15℃から50℃のポリマーが良好であることが記載されている。更に界面活性剤が併用された硬質表面用洗浄剤が具体的に例示されている。
特許文献2には皮膜形成性のエマルジョンを含有する皮膜形成タイプの洗浄剤組成物が開示されている。また、該公報には洗浄力を高める目的で界面活性剤を併用する技術が開示されている。
一方、特許文献3には虫類捕獲用樹脂発泡エアゾールの技術が開示されている。
特開2006-16494号公報 特開昭57-40600号公報 特開2003-146819号公報
粘着物質を用いて対象物に付着した汚れを剥離するタイプの洗浄方法において、一般に汚れの付着性を上げ除去性を向上させるためには、樹脂の粘着性を向上させる方法が考えられるが、粘着性を向上させると剥離性が著しく低下し、対象物に付着した樹脂を除去することが困難になる。一方で樹脂の剥離性を向上させるために粘着性を低下させると汚れの付着性が低下し、満足できる除去性を獲得することができない。特許文献1、2の技術では、このような相反する課題を解決することができない。また特許文献3は、虫類を捕獲することを目的としており、対象物、特に複雑構造物の効果的な洗浄については言及されていない。
本発明は、複雑構造物に付着した汚れに対しても優れた洗浄力が得られる洗浄方法及びクリーナー用組成物を提供する。
本発明は、皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法に関する
また、本発明は、(a)ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物[以下(a)成分という]を含有する、泡硬化剥離型クリーナー用組成物に関する。
本発明によれば、複雑構造物に付着した汚れに対しても優れた洗浄力が得られる泡硬化剥離型クリーナー用組成物及び洗浄方法が提供される。
<泡硬化剥離型クリーナー用組成物>
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、泡状で汚れが付着した洗浄対象物に適用された後、泡状で硬化して汚れとともに剥離される組成物である。本発明の組成物の泡は、硬化して適度な粘着性を発現する。本発明の組成物は、剥離洗浄用硬化性気泡形成剤でもある。また、本発明の組成物は、泡洗浄用組成物でもある。
本発明の(a)成分は、ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物である。なお、皮膜形成性とは、室温、大気圧条件下において、硬化後に剥離可能な皮膜を形成し得るものである。また、ガラス転移点が複数存在する場合には、最も高いガラス転移点が前記範囲に入るものが、(a)成分の皮膜形成性高分子化合物である。
(a)成分のガラス転移点は、使用環境下で剥離可能な泡の形成性の観点から、-20℃以上、好ましくは-15℃以上、そして、汚れ除去性の観点から、50℃以下、好ましくは30℃以下である。なお、(a)成分のガラス転移点は、JIS K 7121 プラスチックの転移温度測定方法を参照し、示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定されたものである。
(a)成分の重量平均分子量は、使用環境下で剥離可能な泡の形成性の観点から、好ましくは1万以上、より好ましくは2万以上、更に好ましくは5万以上、そして、配合適性の観点から、好ましくは500万以下、より好ましくは100万以下、更に好ましくは50万以下、より好ましくは30万以下である。この重量平均分子量は、ゲルパーミネーションクロマトグラフィ(分子量標準としてポリスチレンもしくはポリエチレングリコール)で測定されたものである。
(a)成分としては、(a)成分を含有する液体、例えば溶液を対象物に接触させ乾燥した場合に皮膜を形成しうる高分子化合物であればよく、液体に溶解、乳化、又は分散しうる高分子化合物が好適である。
(a)成分の皮膜形成性高分子化合物としては、(a1)スチレン、α-メチルスチレン、ar-エチルスチレン、ビニルトルエン、a,ar-ジメチルスチレン、ar-t-ブチルスチレン、o-クロロスチレン、m-クロロスチレン、p-ブロモスチレン、2,4-ジクロロスチレン、2,5-ジクロロスチレン、他のスチレン基を有するモノマー、(a2)ビニルナフタレン、(a3)アルキル基の炭素数が1以上12以下の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、具体的にはn-ヘキシル(メタ)アクリレート、エチルブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、n-デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、(a4)α,β-エチレン性不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、それらの混合物等)、(a5)酢酸ビニルのようなビニルアルコール脂肪酸エステル、(a6)ビニルアルコールなどから選ばれる1種のモノマーを重合させたホモポリマー及び前記モノマーから選ばれる2種以上のモノマーを重合させたコポリマーが挙げられる。なお、(メタ)アクリレートは、アクリレート又はメタクリレートの意味である。(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸の意味である。また、前記ホモポリマー及びコポリマーは、ガラス転移点が-20℃以上50℃以下であるものが選択される。
本発明では、(a)成分の皮膜形成性高分子化合物を泡の状態で対象物に接触させ乾燥させる必要があるため、当該高分子化合物を揮発性の高い液体に溶解、乳化、又は分散させて泡状に吐出させ乾燥させるのが好ましい。従って揮発性の高いエーテル系や炭化水素系の、例えば溶剤としても知られている液体を用いることが好ましく、(a)成分は、このような液体に溶解、乳化、又は分散する高分子化合物が好適である。このような観点から、(a)成分は、炭素数1以上3以下の炭化水素基が1個又は2個置換していても良いスチレン及び/又は炭素数1以上10以下の脂肪アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルを重合して得られた皮膜形成性高分子化合物が好ましく、炭素数1以上10以下の脂肪アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルを重合して得られた皮膜形成性高分子化合物がより好ましい。但し、これらの皮膜形成性高分子化合物は、ガラス転移点が-20℃以上50℃以下であるものが選択される。
(a)成分としては、下記一般式(a1)のモノマー〔以下、モノマー(a1)という場合もある〕を重合して得られる高分子化合物〔以下、(a1)成分という〕が挙げられる。
Figure 0007219109000001
[式中、Ra1、Ra3は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基であり、Ra2は、水素原子又はCOORa5であり、Ra5は水素原子又は炭素数1以上18以下の炭化水素基であり、Ra4は、炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
式(a1)中、Ra1、Ra3は、水素原子もしくはメチル基が好ましい。より好ましくはRa1が水素原子、Ra3が水素原子もしくはメチル基である。
また、式(a1)中、Ra2は、水素原子4が好ましい。
また、式(a1)中、Ra4の炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられ、アルキル基が好ましい。Ra4の炭化水素基の炭素数は、1以上、更に2以上、そして、18以下、更に12以下、更に10以下が好ましい。Ra4は、炭素数2以上、そして、12以下、更に10以下のアルキル基が好ましい。
尚、Ra1~Ra5は、高分子化合物が本発明のガラス転移点に該当するように選ばれる。
モノマー(a1)としては、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
(a1)成分の構成モノマー中、モノマー(a1)の割合は、好ましくは10モル%以上、より好ましくは30モル%以上、そして、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70モル%以上、更に好ましくは90モル%以上、100モル%であってもよい。
(a1)成分を構成するモノマーは、モノマー(a1)以外のモノマーを含んでいてもよい。モノマー(a1)以外のモノマーとしては、モノマー(a1)と共重合可能で且つ得られた高分子化合物のガラス転移点が本発明の範囲となるものであればよく、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ジイソブテン、スチレンなどのラジカル重合性オレフィン、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などのラジカル重合性不飽和カルボン酸を共重合させることができる。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、(a)成分を、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、そして、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下、更に好ましくは60質量%以下、より更に好ましくは50質量%以下を含有する。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、泡比容を高める観点、汚れの付着性の観点、及び剥離性の観点から(b)界面活性剤[以下(b)成分という]を含有することが好ましい。
(b)成分としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上が挙げられる。本発明では、乾燥速度及び泡の形成性の目的から、エーテル、炭化水素などの揮発性の液体を溶剤及び/又は噴射剤として用いることが好ましい。そのため、そのような液体に溶解する界面活性剤が好ましく、この観点から、HLBが14以下の界面活性剤が好適である。ここで、HLBは、非イオン界面活性剤の場合にはグリフィン氏の方法を採用し、グリフィン氏の方法ではHLBを求めることができない界面活性剤については、HLBは実験によって求めた値を採用するものとする。実験方法は「界面活性剤便覧」産業図書株式会社版、西 一郎ら編集、昭和41年1月10日第5刷、319頁記載の方法を採用する。
(b)成分は、泡比容を高める観点、汚れの付着性の観点、及び剥離性の観点から、非イオン界面活性剤が好ましく、グリフィン氏の方法で求められたHLBが1以上14以下の非イオン界面活性剤がより好ましい。当該HLBは、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、そして、好ましくは13以下、より好ましくは12以下である。
非イオン界面活性剤としては、(b1)ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤[以下(b1)成分という]及び(b2)多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤[以下(b2)成分という]から選ばれる一種以上がより好ましい。(b1)成分及び(b2)成分は、グリフィン氏の方法で求められたHLBが1以上14以下であることが好ましい。
(b1)成分としては、下記一般式(b1)で表される非イオン界面活性剤が挙げられる。
RO-(AO)-H (b1)
[式中、Rは、炭素数8以上18以下の炭化水素基、AOは、炭素数3以下のアルキレンオキシ基、nは1以上30以下の数である。]
式(b1)中、Rの炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられ、アルキル基が好ましい。Rの炭素数は、好ましくは10以上、そして、好ましくは16以下、より好ましくは14以下である。
式(b1)中、AOは、炭素数2以上3以下のアルキレンオキシ基が好ましく、炭素数2のアルキレンオキシ基、すなわちエチレンオキシ基がより好ましい。
式(b)中、nは、1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、そして、30以下、好ましくは20以下、より好ましくは15以下の数である。
(b2)成分の多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤としては、炭素数8以上18以下の脂肪酸と分子中にヒドロキシ基を3個以上10個以下有する多価アルコールとのエステルが好ましい。多価アルコールとしては、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビタン、ショ糖などの、単糖もしくはオリゴ糖、及びそれらのアルキレンオキシド付加物が挙げられる。好ましくはソルビタン脂肪酸エステル及びそのエチレンオキシド付加物である。エチレンオキシドを付加させる場合には好ましくは平均1モル以上7モル以下、より好ましくは1モル以上6モル以下である。
本発明の(b)成分は、(a)成分から形成された皮膜に汚れが付着する適度な粘着性を付与する目的から含有することが好ましく、好適なHLBを満たす非イオン界面活性剤を含有することにより、汚れの付着性をより満足することができる。また、形成した皮膜を、汚れを付着したまま対象物から容易に剥離させる目的からも、(b)成分を含有することが好ましい。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物が(b)成分を含有する場合、該組成物は、(b)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下含有する。
本発明の剥離型クリーナー用組成物が(b)成分を含有する場合、(b)成分の含有量に対する(a)成分の含有量の質量比である(a)/(b)は、泡形成性の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは2以上、更に好ましくは3以上、そして、汚れ除去性と剥離性の観点から、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは25以下、より更に好ましくは10以下である。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、(c)溶解度パラメーターが1(MPa0.5)以上25(MPa0.5)以下であり、沸点が-50℃以上100℃以下である化合物[以下(c)成分という]を含有することが、乾燥速度を速め泡比容を高める観点から、好ましい。本発明の(c)成分は、例えば、非水性溶剤、エアゾールに用いられる噴射剤などとしても機能する化合物から選定することができる。
(c)成分の溶解度パラメーターは、1以上、好ましくは3以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは7以上、そして、25以下、好ましくは20以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは10以下である。なお、溶解度パラメーターの単位は「MPa0.5」であり、以下では単位を省略する場合もある。
(c)成分の沸点は、-50℃以上、好ましくは-40℃以上、そして、100℃以下、好ましくは80℃以下である。
(c)成分としては、具体的には、炭化水素、エーテル化合物、フッ化炭化水素、アルコールなどの化合物が挙げられる。本発明の組成物からエアゾールを調製する場合は、それらの液化ガスを用いることができる。更に具体的には、炭化水素としては、炭素数2以上、好ましくは3以上、そして、6以上、好ましくは5以下の炭化水素が挙げられる。これらは、液化石油ガス(LPG)として知られている。また、エーテル化合物としては、アルキル基の炭素数が1から4のジアルキルエーテルを用いることができる。具体的には、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルメチルエーテル、メチルt-ブチルエーテルが挙げられる。フッ化炭化水素としては、(E)-1,3,3,3-テトラフルオロプロパ-1-エン(トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン、HFO-1234ze-(E))を用いることができる。アルコールとしてはエタノールが挙げられる。(c)成分、例えば前記の炭化水素、エーテル化合物、フッ化炭化水素、及びアルコールは、それぞれ、2種以上を用いてもよい。
本発明では、泡形成性の観点から、(c)成分は、好ましくはジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソペンタン、及びアルコールから選ばれる化合物であり、より好ましくはジメチルエーテルである。本発明の剥離型クリーナー用組成物が(c)成分を含有する場合、該組成物は、(c)成分として、ジメチルエーテルを含むことが好ましい。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物が(c)成分を含有する場合、該組成物は、(c)成分を、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは30質量%以上、そして、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、更に好ましくは75質量%以下含有する。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、他の任意成分として、(c)成分以外の溶剤、香料、除菌・抗菌剤等の機能化剤などを含有することができる。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、水の含有量が30質量%以下、更に10質量%以下、更に5質量%以下であってよい。水を実質的に含まない組成であってもよく、組成物中、水の含有量が0質量%であってもよい。
<洗浄方法>
本発明は、皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法に関する。
本発明の洗浄方法で用いる泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物であることが好ましい。また、前記皮膜形成性高分子化合物は、ガラス転移点が、-20℃以上50℃以下であることが好ましい。よって、前記皮膜形成性高分子化合物は、本発明の(a)成分であることが好ましい。
本発明の洗浄方法としては、前記本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡比容が、好ましくは2ml/g以上、より好ましくは5ml/g以上、更に好ましくは8ml/g以上、より更に好ましくは10ml/g以上、そして、好ましくは100ml/g以下、より好ましくは50ml/g以下、更に好ましくは30ml/g以下、より更に好ましくは20ml/g以下の泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法が好ましい。
本発明の洗浄方法として、皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡比容が2ml/g以上100ml/g以下の泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法が挙げられる。
本発明の洗浄方法として、(a)ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法が挙げられる。
本発明の洗浄方法として、(a)ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡比容が2ml/g以上100ml/g以下の泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法が挙げられる。
本発明で用いる泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、泡の状態で洗浄対象物に適用され、泡の状態を保ったまま短時間で皮膜を形成できることが望ましい。本発明では、(c)成分としてそのような乾燥速度を有する液体、好ましくは(c)成分の化合物を含有する当該組成物を加圧下で吐出し発泡させる方法が好ましい。その目的から、当該組成物をエアゾール容器に充填し、(c)成分の化合物を噴射剤として用いたエアゾール型クリーナーを用いることが好ましい。その際、泡比容は、噴射剤として機能する(c)成分の種類や量、エアゾール容器の噴射口の形状などを制御することで、例えば、2ml/g以上100ml/g以下の範囲に調節できる。
エアゾール容器は、本発明の組成物を、泡状、好ましくは前記範囲の泡比容の泡状に吐出できるものであれば、吐出部の形状など限定されない。
例えば、エアゾール容器の開口面積(吐出孔の断面積)は、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上、更に好ましくは10mm以上、より更に好ましくは15mm以上、そして、好ましくはmm以下、より好ましくは50mm以下、更に好ましくは40mm以下、より更に好ましくは30mm以下である。
また、例えば、エアゾール容器の吐出圧は、好ましくは0.1Mpa以上、より好ましくは0.2Mpa以上、そして、好ましくは1.0Mpa以下、より好ましくは0.7Mpa以下である。
また、例えば、エアゾール容器のスプレー角は、好ましくは10°以上、より好ましくは20°以上、そして、好ましくは90°以下、より好ましくは60°以下である。
これらは、好ましくは泡比容が前記範囲になるように適宜調整される。
本発明の泡硬化剥離型クリーナー用組成物は、洗浄対象物の表面に剥離洗浄用の樹脂発泡層、好ましく粘着性樹脂発泡層を形成するものである。樹脂発泡層は、通常、(a)成分の連続相に気泡が分散した構造を含んでいる。洗浄対象物に適用した泡は、通常、放置するだけで自然に硬化する。硬化した泡は適度な粘着性を有するため、泡の硬化物には汚れが付着する。本発明では、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する。硬化した泡は、指などで押しつぶすことで簡単に見かけの体積を低減することができるので、剥離が容易となる。つまり、本発明では、硬化した泡の見かけの体積を低減した後、剥離することができる。
本発明の洗浄対象物は、硬質物品が好ましい。硬質物品は、硬質表面を有する物品であってよい。硬質物品は、金属、プラスチック、セラミックス、木などの材質からなるものが挙げられる。硬質物品としては、例えば、窓枠、ドアレール、床、壁、天井、机、スイッチ、電化製品などが挙げられる。本発明の洗浄対象物は、凹凸面を有する構造物、複雑形状を有する構造物、微細な構造を有する構造物などの複雑構造物であってよい。本発明の組成物及びこれを用いた洗浄方法は、複雑構造物に対しても簡易な方法で優れた洗浄力を発揮する。
<サンプル作製条件>
表の成分を用いて泡硬化剥離型クリーナー用組成物を調製した。(c)成分としてジメチルエーテルを使用する場合は、100mLエアゾール試験瓶(東京高分子(株)製)に、専用口(スクリュー式、吐出孔の開口面積20mm)を固く締めた後、氷水で冷却しながらジメチルエーテルを封入してエアゾールとした。エアゾールでは、(a)成分が完全に溶解した後、振とうさせ、吐出圧0.5MPaで組成物を泡状で吐出させて下記の評価に使用した。
なお、比較品1-1、比較品2-1は、液状形態での塗布あるいはミスト状スプレーによる効果を確認する目的で行った。ただし、比較品1-1では、ジメチルエーテルの揮発性が高く、組成物の製造及び対象物への接触ができなかったため、代替としてジエチルエーテルを用いた。その場合、ジエチルエーテルに(a)成分及び(b)成分を室温で完全に混合した後、組成物を液状で塗布して下記の評価に使用した。
また、泡比容は、内径27mmのガラス容器に上記サンプルを約1g程度吐出(正確な初期質量を測定)し、乾燥過程での最大高さを測定した後、最大容量(mL)/初期質量(g)として算出した。
結果を表に示した。
<評価>
(1)基板からの泡硬化物の剥離性評価方法
幅2cm深さ1cmのアルミチャネル(サッシ)を10cm幅に切断し基板とした。
基板上に、表の組成物を、吐出直後の質量として約2g相当分を、泡状、液状又はミスト状で吐出し、硬化を確認した後、硬化物の上から軽く押さえ剥離した際の剤の剥がれやすさを、熟練したパネラー1名が11段階(1点刻み)の評価点で官能評価した。評価点は、非常に容易に剥離可能であった場合を10とし、剥離が非常に困難でありほとんど剥離できなかった場合を0とした。なお、実施例の組成物は、泡状で硬化していた。
(2)汚れ除去性評価方法
サッシ汚れのモデル粒子として、JIS試験用粉体1の7種(JIS Z 8901、粒径27-31μm)を用意した。モデル粒子を5質量%の濃度でイオン交換水に分散させてモデル汚れ液を調製した。(1)と同じ基板上に、モデル汚れ液100μLを滴下し、80℃に加熱した電気乾燥機で15分乾燥し、室温で冷却して評価に使用した。
汚れを作製した基板上に、表の組成物を、吐出直後の質量として約2g相当分を、泡状、液状又はミスト状で吐出させ、硬化を確認した後、硬化物の上から軽く押さえ剥離した。剥離後、基板の汚れが付着した箇所に、前記硬化物を接触させ軽く押さえて剥離する操作を更に2回行った。その後、基板からの汚れ除去性を、熟練したパネラー1名が11段階(1点刻み)の評価点で官能評価した。評価点は、完全に汚れた除去できた場合を10とし、汚れがほとんど除去できなかった場合を0とした。
なお、(1)、(2)の評価において、組成物が硬化して剥離可能となるまでの時間を硬化時間として表に示した。
(3)吐出性
一部の組成物については、以下の方法で吐出性(対象外への飛散のしくにさ)を評価した。
幅2cm深さ1cmのアルミチャネル(サッシ)を10cm幅に切断し基板とした。基板上に、表の組成物を、液状物換算で1g相当分、泡状又はミスト状で吐出した際に、吐出物がどの程度飛散するかを、官能評価した。評価は以下の基準に基づいて行った。
◎:飛散なし(連続した吐出物として形成)
○:ほぼ飛散なし(大部分が連続した吐出物として形成)
△:やや飛散あり(連続した吐出物以外に飛散が発生)
×:多数の飛散あり(連続した吐出物以外に飛散が多数発生)
Figure 0007219109000002
Figure 0007219109000003
Figure 0007219109000004
表中の成分は以下のものである。
<(a)成分>
・ポリ(2-エチルヘキシルメタクリレート)(Mw10万):ポリ(2-エチルヘキシルメタクリレート)、重量平均分子量10万、ガラス転移点-10℃
・ポリ(2-エチルヘキシルメタクリレート)(Mw20万):ポリ(2-エチルヘキシルメタクリレート)、重量平均分子量20万、ガラス転移点-10℃
・部分ケン化PVA:部分ケン化ポリビニルアルコール、ケン化度87モル%、重合度1700、ガラス転移点58℃、ゴーセノールGH(日本合成化学製)
・ポリ(エチルアクリレート):重量平均分子量20万、ガラス転移点-20℃
<(b)成分>
・ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル:エチレンオキシド平均付加モル数3、HLB8.1
・ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル:エチレンオキシド平均付加モル数5、HLB10.5
・ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル:エチレンオキシド平均付加モル数9、HLB13.6
・ソルビタンモノラウレート:HLB8.6
・ポリオキシエチレン(6)ソルビタンモノラウレート:ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、エチレンオキシド平均付加モル数6、HLB13.3
<(c)成分>
・ジメチルエーテル:溶解度パラメーター8.8、沸点-24℃
・ジエチルエーテル:溶解度パラメーター7.4、沸点36.4℃
・エタノール:溶解度パラメーター12.7、沸点78.37℃
<その他の成分>
・グリセリン:溶解度パラメーター16.5、沸点290.7℃

Claims (7)

  1. (a)ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物[以下(a)成分という]及び(b)界面活性剤[以下(b)成分という]を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法であって、
    (a)成分が、下記一般式(a1)のモノマーを重合して得られる高分子化合物であって、
    (b)成分が、グリフィン氏の方法で求められたHLBが1以上14以下の非イオン界面活性剤である、
    洗浄方法。
    Figure 0007219109000005

    [式中、R a1 、R a3 は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基であり、R a2 は、水素原子又はCOOR a5 であり、R a5 は水素原子又は炭素数1以上18以下の炭化水素基であり、R a4 は、炭素数3以上18以下の炭化水素基である。]
  2. 前記組成物を、泡比容が2ml/g以上100ml/g以下の泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用する、請求項1記載の洗浄方法。
  3. 洗浄対象物が、硬質物品である、請求項1又は2記載の洗浄方法。
  4. (a)ガラス転移点が-20℃以上50℃以下である皮膜形成性高分子化合物[以下(a)成分という]及び(b)界面活性剤[以下(b)成分という]を含有する、泡硬化剥離型クリーナー用組成物であって、
    (a)成分が、下記一般式(a1)のモノマーを重合して得られる高分子化合物であって、
    (b)成分が、グリフィン氏の方法で求められたHLBが1以上14以下の非イオン界面活性剤である、
    泡硬化剥離型クリーナー用組成物。
    Figure 0007219109000006

    [式中、R a1 、R a3 は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基であり、R a2 は、水素原子又はCOOR a5 であり、R a5 は水素原子又は炭素数1以上18以下の炭化水素基であり、R a4 は、炭素数3以上18以下の炭化水素基である。]
  5. (b)成分が、(b1)ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤及び(b2)多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上である、請求項記載の泡硬化剥離型クリーナー用組成物。
  6. (c)溶解度パラメーターが1(MPa0.5)以上25(MPa0.5)以下であり、沸点が-50℃以上100℃以下である化合物を含有する、請求項4又は5記載の泡硬化剥離型クリーナー用組成物。
  7. 硬質物品用である、請求項の何れか1項記載の泡硬化剥離型クリーナー用組成物。
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