JP7218543B2 - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉 Download PDF

Info

Publication number
JP7218543B2
JP7218543B2 JP2018207142A JP2018207142A JP7218543B2 JP 7218543 B2 JP7218543 B2 JP 7218543B2 JP 2018207142 A JP2018207142 A JP 2018207142A JP 2018207142 A JP2018207142 A JP 2018207142A JP 7218543 B2 JP7218543 B2 JP 7218543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
preheating chamber
heating
preheating
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018207142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020071005A (ja
Inventor
公美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2018207142A priority Critical patent/JP7218543B2/ja
Publication of JP2020071005A publication Critical patent/JP2020071005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7218543B2 publication Critical patent/JP7218543B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

本開示は、加熱炉に関する。
従来、ベルトなどの搬送帯を備える加熱炉が普及している(例えば、特許文献1)。搬送帯の一部は加熱室内に位置する。搬送帯は、ワークを加熱室内に搬送する。ワークは、搬送帯で搬送されながら、加熱室内で加熱される。加熱されたワークは、搬送帯によって加熱室外に搬出される。
特許第6096264号公報
上記のように、搬送帯を有する加熱炉では、搬送帯自体の温度にバラツキがあると、ワークへの加熱量にバラツキが生じてしまう。
本開示の目的は、ワークへの加熱量のバラつきを抑制することが可能な加熱炉を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る加熱炉は、加熱室と、加熱室に配された密閉式ガスヒータと、密閉式ガスヒータの排気ガスが排出される第1排気路と、第1排気路に接続される予熱室と、一対の回転体と、一対の回転体に張架され、一部が予熱室内に位置し、他の一部が加熱室内に位置する無端状の搬送帯と、を備える。
予熱室に接続され、予熱室に供給された排気ガスが排出される第2排気路を備えてもよい。
第1排気路から分岐し、屋外に連通する分岐路と、第1排気路のうち、分岐路との接続部、または、接続部よりも予熱室側に設けられた制御弁と、予熱室の温度に基づいて、制御弁を制御する流量制御部と、を備えてもよい。
予熱室の少なくとも一部は、一対の回転体のうち、加熱室よりもワークの搬送方向の上流側の回転体と、加熱室との間に位置してもよい。
搬送帯は、鉛直下側に位置する搬送帯との間にワークを挟み、予熱室は、鉛直上側の搬送帯のうち、少なくとも鉛直上側の一部を囲繞してもよい。
本開示によれば、ワークへの加熱量のバラつきを抑制することが可能となる。
図1は、加熱炉の概略断面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、加熱炉の機能ブロック図である。 図4は、第1変形例を説明するための図である。 図5は、第2変形例を説明するための図である。 図6は、第3変形例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、加熱炉100の概略断面図である。図2は、図1のII-II線断面図である。加熱炉100は、ワークWを搬送過程で連続的に加熱する、所謂、連続加熱炉で構成される。図1、図2に示すように、加熱炉100は、加熱室110を有する。加熱室110の外壁120によって、内部空間Sが囲繞(形成)される。内部空間S(外壁120)は、例えば、大凡直方体形状である。ただし、内部空間Sの形状は、直方体形状に限らず、他の形状であってもよい。
外壁120は、上外壁122、下外壁124、左外壁126、右外壁128、上流外壁130、下流外壁132(図1、図2の双方を参照)を有する。上外壁122は、内部空間Sの鉛直上側に位置する。下外壁124は、内部空間Sの鉛直下側に位置する。左外壁126は、図1に白抜き矢印で示すワークWの搬送方向(以下、単に搬送方向という)の上流側から内部空間Sに向ったとき、内部空間Sの左側に位置する。右外壁128は、搬送方向の上流側から内部空間Sに向ったとき、内部空間Sの右側に位置する。上流外壁130は、内部空間Sに対して、搬送方向の上流側に位置する。下流外壁132は、内部空間Sに対して、搬送方向の下流側に位置する。
上流外壁130には、搬入口130aが形成される。搬入口130aは、上流外壁130を内側(内部空間S側)から外側まで貫通する。下流外壁132には、搬出口132aが形成される。搬出口132aは、上流外壁130を内側(内部空間S側)から外側まで貫通する。搬入口130a、搬出口132aには、搬送装置140の搬送帯142が挿通される。搬送帯142の一部は、加熱室110内に位置する。
搬送装置140は、搬送帯142、回転体144a、144b、144c、144d、モータ機構146を有する。搬送帯142は、例えば、無端状のベルト(スチールベルト、メッシュベルト、キャタピラ(登録商標))で構成される。回転体144a、144b、144c、144dは、例えば、プーリ、ギヤ、ローラで構成される。搬送帯142の内周面、および、回転体144a、144b、144c、144dの外周面には、互いに嵌合する突起(溝)が形成される。ただし、この突起(溝)は必須の構成ではない。
回転体144a、144bは、搬送方向に離隔して配される。回転体144a、144bの間には、加熱室110が配される。回転体144c、144dは、回転体144a、144b(加熱室110)よりも低い位置に配される。回転体144a、144b、144c、144dは、不図示の軸受に回転自在に軸支される。搬送帯142は、回転体144a、144b、144c、144dに張架される。ここでは、4つの回転体144a、144b、144c、144dが設けられる場合について説明した。ただし、少なくとも一対の回転体144a、144bが設けられていればよい。
モータ機構146は、ギヤおよびモータなどで構成される。モータ機構146は、回転体144bを回転体144bの中心軸周りに回転させる。回転体144bの回転に伴い、搬送帯142が遷移(回転)する。搬送帯142の遷移に伴い、回転体144a、144c、144dが回転する。こうして、モータ機構146は、回転体144a、144c、144dの外周において搬送帯142を回転させる。
搬送帯142のうち、加熱室110に対して搬送方向の上流(以下、単に上流という)側には、投入所142aが位置する。不図示の保管所に保管されたワークWは、例えば、ロボットアームなどの搬送部150により、投入所142aまで搬送される。投入所142aにおいて、搬送部150は、ワークWを搬送帯142の上に載置する。ワークWは、搬送帯142と共に搬入口130aから加熱室110に搬入される。
加熱室110には、密閉式ガスヒータ160が配される。例えば、密閉式ガスヒータ160は、搬送帯142の鉛直上側および鉛直下側に設けられる。搬送帯142は、密閉式ガスヒータ160と鉛直方向に離隔した状態で、密閉式ガスヒータ160によって挟まれる。密閉式ガスヒータ160は、搬送方向に離隔して複数配される。ただし、密閉式ガスヒータ160は、加熱室110に少なくとも1つ設けられていればよい。
図2に示すように、左外壁126には、支持孔126aが形成される。支持孔126aは、左外壁126を回転体144aの回転軸方向(搬送帯142の幅方向。以下、単に幅方向という)に貫通する。右外壁128には、支持孔128aが形成される。支持孔128aは、右外壁128を幅方向に貫通する。
密閉式ガスヒータ160は、例えば、大凡直方体形状であり、密閉式ガスヒータ160の両端が、支持孔126a、128aに挿通される。支持孔126a、128aによって、密閉式ガスヒータ160が支持される。ただし、支持孔126a、128aは必須の構成ではない。密閉式ガスヒータ160は、他の手段によって加熱室110内に取り付けられてもよい。
ここで、密閉式ガスヒータ160は、例えば、ラジアントチューブバーナや、特開2017-058124号公報に記載された密閉式ガスヒータなどである。密閉式ガスヒータ160の内部では、燃料ガスが燃焼する。燃料ガスの燃焼に伴い、密閉式ガスヒータ160の輻射面が加熱される。密閉式ガスヒータ160の輻射面は、搬送帯142(ワークW)に面する。輻射面からワークWに輻射熱が伝熱される。燃焼後の排気ガスは、加熱室110内に排気されることなく、密閉式ガスヒータ160から後述する第1排気路180(図3参照)に全量が排出される。
ここでは、加熱室110に密閉式ガスヒータ160が設けられる場合について説明した。この場合、排気ガスは、送風機(ファン、ブロア)などを設けずとも、第1排気路180に排出されることから、送風機などに要するコストの削減が可能となる。ただし、密閉式ガスヒータ160の代わりに、排気ガスが加熱室110内に排出されるガスヒータが設けられてもよい。この場合、ガスヒータから排出される排気ガスを第1排気路180に送出するため、上記の送風機などが設けられる。
ところで、例えば、工場内の温度が季節、時間帯などによって変化すると、搬送帯142のうち、特に、加熱室110の外部に露出する部位の温度に影響を与えてしまう。また、搬送帯142全体が加熱室110内に位置する場合、加熱室110内の温度条件に応じて、搬送帯142自体の温度も変化する。そのため、搬送帯142の温度管理が容易ではなく、搬送帯142の温度にバラツキが生じることがある。搬送帯142の温度にバラツキがあると、搬送帯142への入熱量にバラツキが生じる。その結果、ワークWへの加熱量にバラツキが生じてしまう。
特に、ワークWが塗装物や食品である場合、ワークWの水分や有機溶剤が主に沸点付近で蒸発する。加熱炉100内では、搬送方向の所定の位置で蒸発が生じる温度となるように、密閉式ガスヒータ160の配置などが設計されている。ワークWへの加熱量にバラツキが生じると、ワークWの温度上昇推移が不安定になり、蒸発が生じる位置が安定せずに品質に影響を与えてしまう。また、特に食品など比較的熱容量の小さなものについては、スチールなどの搬送帯142の方が熱容量が大きく、搬送帯142の温度変化は、ワークWの焼き上がりなどの品質に大きく影響を及ぼす。
そこで、加熱炉100には、予熱室170が設けられる。予熱室170の外壁172には、2つの貫通孔172a、172bが形成される。貫通孔172a、172bは、外壁172を貫通する。貫通孔172aは、外壁172のうち、搬入口130aに対向する部位に形成される。貫通孔172bは、外壁172のうち、回転体144c、144dの間の部位に形成される。貫通孔172a、172bには、搬送帯142が挿通される。
予熱室170は、加熱室110の外部に設けられる。予熱室170内には、回転体144a、144c、搬送帯142の一部が位置する。予熱室170の一部は、回転体144a、144bのうち、加熱室110よりも搬送方向の上流側の回転体144aと、加熱室110との間に位置する。搬送帯142のうち、回転体144aと搬入口130aとの間の一部は、予熱室170内に位置する。
図3は、加熱炉100の機能ブロック図である。図3中、実線の矢印は、排気ガスの流れを示す。図3中、破線の矢印は、データおよび制御信号の流れを示す。図3に示すように、加熱炉100は、第1排気路180、分岐路182、制御弁184、第2排気路186、温度センサ188、流量制御部190を有する。
第1排気路180の一端は、密閉式ガスヒータ160に接続される(連通する)。第1排気路180の他端は、予熱室170に接続される。第1排気路180の他端は、予熱室170内に開口する。図1および後述する図4、図5、図6では、第1排気路180を一点鎖線で示す。第1排気路180には、すべて、もしくは、一部の密閉式ガスヒータ160が接続される。図1、図4、図5、図6では、第1排気路180と、一部の密閉式ガスヒータ160が接続される構成を図示する。
分岐路182の一端は、第1排気路180における接続部180aに接続される。分岐路182の他端は、加熱炉100の外部に開口する。すなわち、分岐路182は、接続部180aから分岐し、加熱炉100の外部(屋外)に連通する。
制御弁184は、例えば、三方弁で構成され、第1排気路180の接続部180aに設けられる。ただし、制御弁184は、第1排気路180のうち、接続部180aよりも予熱室170側に設けられてもよい。この場合、制御弁184は、例えば、絞り弁で構成される。いずれにしても、制御弁184の開度は、アクチュエータ184aによって調整される。制御弁184は、第1排気路180から予熱室170に流れる排気ガスの流量を制御する。排気ガスの一部は、予熱室170に流入し、残りは加熱炉100の外部に排出される。
第2排気路186は、予熱室170に接続される。予熱室170に供給された排気ガスは、第2排気路186を通って加熱炉100の外部に排出される。
温度センサ188は、予熱室170に設けられる。温度センサ188は、例えば、予熱室170の内壁面に設けられてもよいし、回転体144aに設けられてもよい。温度センサ188は、予熱室170の温度(空気温度、内壁面温度、または、回転体144aの温度)を検出する。温度センサ188は、検出した温度を示す温度データを流量制御部190に出力する。
流量制御部190は、温度センサ188から出力された温度データに基づいて、制御弁184の開度を制御する。流量制御部190は、予熱室170の温度が目標温度となるように、制御弁184の開度を制御する。目標温度は、例えば、作業者によって予め設定される。流量制御部190は、例えば、温度データを入力、制御弁184の開度を出力としたフィードバック制御を行う。
このように、密閉式ガスヒータ160の排気ガスによって、予熱室170の温度は設定温度に保温(維持)される。搬送帯142の一部は、予熱室170で所定の温度に保温された後、加熱室110に進入する。搬送帯142への入熱量のバラツキが抑えられる。こうして、ワークWへの加熱量のバラツキが抑制される。予熱室170は、従来利用されていない排気ガスで昇温されるため、エネルギー消費は減少する。
また、予熱室170には、冷却部192が設けられる。冷却部192の内部には、不図示の冷媒配管などの冷却システムが設けられる。冷却配管は、予熱室170の外部まで延在しており、冷却配管の内部では、不図示の外部装置で冷却された冷媒(例えば、冷却水)が循環する。流量制御部190は、不図示のバルブを制御し、冷却配管を流れる冷媒の流量を制御する。冷却部192を設けることで、予熱室170を冷却することが可能となり、予熱室170を予冷室として機能させることができる。ただし、冷却部192は、必須の構成ではない。
図4は、第1変形例を説明するための図である。図4に示すように、第1変形例では、予熱室270の形状が、上述した実施形態の予熱室170と異なる。予熱室270は、延在部270Aを有する。延在部270Aは、加熱室110の鉛直下側に搬送方向に平行に延在する。回転体144aから加熱室110までの間で、搬送帯142を囲繞する長さは、上述した実施形態よりも短縮化されている。延在部270Aによって、搬送帯142の囲繞範囲を確保できた分、上述した実施形態と同程度に、搬送帯142の予熱が可能となる。そのため、加熱炉100の搬送方向の長さの短縮化が可能となる。
図5は、第2変形例を説明するための図である。図5に示すように、第2変形例では、加熱室110には、搬入口130a、搬出口132aの他に、貫通孔130b、132bが形成される。
貫通孔130bは、上流外壁130のうち、搬入口130aより鉛直下側に形成される。貫通孔132bは、下流外壁132のうち、搬出口132aより鉛直下側に形成される。搬送帯142は、貫通孔130b、132bにも挿通される。搬送帯142は、ワークWを搬送する部位142bの鉛直下側においても、加熱室110内に位置する部位142cがある。
予熱室370は、加熱室110内に収容される。予熱室370には、搬送帯142のうち、鉛直下側の部位142cの一部が位置する。予熱室370は、例えば、上流外壁130側に配される。予熱室370は、例えば、上流外壁130および下外壁124に隣接する。ただし、予熱室370は、搬送帯142のうち、鉛直下側の部位142cを囲繞すれば、加熱室110内の他の位置に配されてもよい。
図6は、第3変形例を説明するための図である。図6に示すように、第3変形例では、搬送装置140(ワークW)の鉛直上側にも、搬送装置440が設けられる。搬送装置440は、搬送帯442、回転体444a、444b、444c、444d、モータ機構446を有する。ここでは、搬送帯442、回転体444a、444b、444c、444d、モータ機構446について、搬送帯142、回転体144a、144b、144c、144d、モータ機構146と異なる点を説明する。
回転体444a、444bは、加熱室110内のうち、搬送帯142よりも鉛直上側に配される。回転体144c、144dは、加熱室110よりも鉛直上側に配される。搬送帯442は、搬送帯142上のワークWに対し、鉛直上側から当接する。ワークWは、搬送帯142と搬送帯442によって挟まれながら、加熱室110内を搬送される。
予熱室470Aは、加熱室110の鉛直下側に位置する。予熱室470Aは、下外壁124に当接する。予熱室470Aは、回転体144cと回転体144dとの間に位置する。搬送帯142のうち、回転体144cと回転体144dとの間の一部は、予熱室470A内に位置する。
予熱室470Bは、加熱室110の鉛直上側に位置する。予熱室470Bは、上外壁122に当接する。回転体444c、444dは、予熱室470B内に配される。搬送帯442のうち、回転体444cと回転体444dの間の全部が、予熱室470B内に位置する。搬送帯442のうち、回転体444bと回転体444dとの間の一部が、予熱室470B内に位置する。搬送帯442のうち、回転体444aと回転体444cとの間の一部が、予熱室470B内に位置する。ただし、予熱室470Bは、搬送帯442のうち、少なくとも鉛直上側の一部を囲繞すればよい。
加熱室110の鉛直上側に予熱室470Bが設けられることから、加熱室110から鉛直上側への放熱が抑制される。放熱が抑制されることにより、加熱室110の熱損失が抑制される。
上述した変形例においても、上述した実施形態と同様、密閉式ガスヒータ160の排気ガスによって、予熱室270、370、470A、470Bの温度は、設定温度に維持される。搬送帯142、442への入熱量のバラツキが抑えられ、ワークWへの加熱量のバラツキが抑制される。予熱室270、370、470A、470Bは、従来利用されていない排気ガスで昇温されるため、エネルギー消費は減少する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、加熱炉100が連続加熱炉である場合について説明した。ただし、加熱炉100は、温度の異なる複数の部屋が設けられた多室型炉や、1つの部屋が設けられたバッチ炉であってもよい。多室型炉やバッチ炉では、静止したままでワークWの加熱や冷却が行われてもよい。いずれにしても、ワークWが、搬送帯142、442によって加熱室110内外に搬送されればよい。
また、上述した実施形態および変形例では、第2排気路186が設けられる場合について説明した。この場合、排気ガスの工場内への流出が回避される。ただし、第2排気路186は必須の構成ではない。
また、上述した実施形態および変形例では、分岐路182と、制御弁184と、流量制御部190と、を備える場合について説明した。この場合、予熱室170、270、370、470A、470Bの温度制御が可能となる。ただし、分岐路182、制御弁184、流量制御部190は、必須の構成ではない。
また、上述した実施形態および第1変形例では、予熱室170、270の少なくとも一部は、回転体144aと、加熱室110との間に位置する場合について説明した。この場合、加熱室110に進入する手前で搬送帯142を予熱可能となる。ただし、予熱室170、270は、回転体144aと、加熱室110との間に位置しなくてもよい。
また、上述した第3変形例では、予熱室470A、470Bの双方が設けられる場合について説明した。ただし、予熱室470Aは必須の構成ではない。少なくとも予熱室470Bが設けられればよい。
また、上述した実施形態および変形例では、図1、図4、図5、図6に示すように、第1排気路180の他端は、予熱室170、270、370、470A、470Bのうち、ワークWの搬送方向の下流側に開口する。この場合、予熱室170、270、370、470A、470Bを出る直前の搬送帯142を予熱可能となる。このとき、搬送帯142を効率的に予熱するために、排気ガスを搬送帯142に直接吹き付けてもよい。ただし、第1排気路180の配置は、これに限定されない。第1排気路180は、密閉式ガスヒータ160と予熱室170、270、370、470A、470Bに接続されれば、どのような配置であってもよい。
本開示は、加熱炉に利用することができる。
100 加熱炉
110 加熱室
142 搬送帯
144a 回転体
144b 回転体
144c 回転体
144d 回転体
160 密閉式ガスヒータ(ガスヒータ)
170 予熱室
180 第1排気路
180a 接続部
182 分岐路
184 制御弁
186 第2排気路
190 流量制御部
270 予熱室
370 予熱室
442 搬送帯
444a 回転体
444b 回転体
444c 回転体
444d 回転体
470A 予熱室
470B 予熱室
W ワーク

Claims (5)

  1. 加熱室と、
    前記加熱室に配された密閉式ガスヒータと、
    前記密閉式ガスヒータの排気ガスが排出される第1排気路と、
    前記第1排気路に接続される予熱室と、
    一対の回転体と、
    前記一対の回転体に張架され、一部が前記予熱室内に位置し、他の一部が前記加熱室内に位置する無端状の搬送帯と、
    を備える加熱炉。
  2. 前記予熱室に接続され、前記予熱室に供給された前記排気ガスが排出される第2排気路を備える請求項1に記載の加熱炉。
  3. 前記第1排気路から分岐し、屋外に連通する分岐路と、
    前記第1排気路のうち、前記分岐路との接続部、または、前記接続部よりも前記予熱室側に設けられた制御弁と、
    前記予熱室の温度に基づいて、前記制御弁を制御する流量制御部と、
    を備える請求項1または2に記載の加熱炉。
  4. 前記予熱室の少なくとも一部は、前記一対の回転体のうち、前記加熱室よりもワークの搬送方向の上流側の回転体と、前記加熱室との間に位置する請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱炉。
  5. 前記搬送帯は、鉛直下側に位置する搬送帯との間にワークを挟み、
    前記予熱室は、鉛直上側の前記搬送帯のうち、少なくとも鉛直上側の一部を囲繞する請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱炉。
JP2018207142A 2018-11-02 2018-11-02 加熱炉 Active JP7218543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207142A JP7218543B2 (ja) 2018-11-02 2018-11-02 加熱炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207142A JP7218543B2 (ja) 2018-11-02 2018-11-02 加熱炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020071005A JP2020071005A (ja) 2020-05-07
JP7218543B2 true JP7218543B2 (ja) 2023-02-07

Family

ID=70549440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207142A Active JP7218543B2 (ja) 2018-11-02 2018-11-02 加熱炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7218543B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5067149U (ja) * 1973-10-24 1975-06-16
JPS6037799U (ja) * 1983-08-22 1985-03-15 日本ファ−ネス工業株式会社 加熱炉
JPH03152389A (ja) * 1989-11-08 1991-06-28 Kawasaki Steel Corp 水封式ベルト炉のベルトの乾燥方法
JPH05296663A (ja) * 1992-03-31 1993-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱装置
JPH07228917A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Toho Gas Co Ltd 焼き戻し炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020071005A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014109046A1 (ja) 焼成装置及びオーブン
KR20160033085A (ko) 연속 소성로
TWI696799B (zh) 熱處理爐及熱處理方法
JP7218543B2 (ja) 加熱炉
JP2011066318A (ja) 熱処理装置
JP2005214453A (ja) 雰囲気加熱炉
JP5985020B1 (ja) オーブン
JP5323965B1 (ja) 加熱炉および加熱炉の制御方法
JP5961941B2 (ja) 密閉式ガスヒータおよび密閉式ガスヒータを用いた連続加熱炉
JP6469747B2 (ja) 連続熱処理装置
JP2003292154A (ja) 厚膜印刷基板用熱処理装置および搬送ローラ
JP2009228116A (ja) 連続焼戻し炉
WO2019138887A1 (ja) 熱処理炉
CN218884635U (zh) 一种筒体多段可控温预热、煅烧、冷却一体型节能回转窑
JP2020112336A (ja) 熱処理炉
JP2014214969A (ja) 連続熱処理炉
JP7065240B1 (ja) 連続加熱炉およびそれを用いた被処理物の加熱処理方法
JP6566352B2 (ja) ローラーハース炉およびローラーハース炉による熱処理品の製造方法
JPS6176610A (ja) 連続熱処理炉の稼動方法
JP2006266569A (ja) 焼成炉およびそれを利用する焼成システム
JP6270338B2 (ja) 連続熱処理装置
JP3561364B2 (ja) ろう付け炉
JPH04274871A (ja) 雰囲気炉
JP2002090067A (ja) 熱処理装置
JPH03216273A (ja) リフロー炉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230109

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7218543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151