JP7215821B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、下水処理場や食品工場等から発生する有機性廃水等に対して嫌気処理を行うための水処理装置に関する。
下水処理場、食品工場等から発生する有機性廃水の生物処理として、メタン発酵法が知られている。メタン発酵法とは、有機性廃水に含まれる有機物を、酸素の存在しない条件下で嫌気性微生物の働きによりメタンと二酸化炭素に分解する嫌気性微生物処理である。一般にメタン発酵法では、嫌気性微生物である酸生成菌とメタン発酵菌がメタン発酵に関与している。酸生成菌による処理では、有機物を分解して低級脂肪酸を得る酸生成反応が行われ、メタン発酵菌による処理では、低級脂肪酸を更に分解してメタンと二酸化炭素を得るメタン発酵が行われる。
酸生成反応を行う酸生成槽では、酸生成菌の至適pHに調整されている。例えば、特許文献1には、酸生成過程において、pHを4.0~6.0に調整することが開示されている。
特開昭61-54292号公報
有機性廃水等の被処理水は水質が変動する場合がある。そのため、酸生成槽では、被処理水のpHの変動に応じて酸やアルカリ等のpH調整剤を投入し、酸生成菌による酸生成反応に適したpHに調整する。その際、投入されたpH調整剤は、プロペラ撹拌機等により撹拌されて、酸生成槽内に拡散する。
しかし、プロペラ撹拌機等の機械的攪拌では、pH調整剤が酸生成槽全体に拡散するまでに時間がかかるため、酸生成槽内のpHがすぐに安定しないという課題がある。そのため、pHの制御において酸及びアルカリを不必要に投入したり、pHの変動により酸生成菌が弱まったりするという課題がある。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、酸生成槽から流出した酸生成処理水を酸生成槽に循環することにより、酸生成槽内の撹拌力が高まり、酸生成槽内のpHがより安定することを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の水処理装置である。
上記課題を解決するための本発明の水処理装置は、酸生成槽と、前記酸生成槽から流出した酸生成処理水を前記酸生成槽に循環する循環部と、前記酸生成槽内又は前記酸生成槽から流出した前記酸生成処理水のpHを測定するpH測定部と、測定したpHに応じてpH調整剤を添加するpH調整剤投入部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の水処理装置によれば、酸生成槽から流出した酸生成処理水を用いて循環流を形成するため、酸生成槽内に投入されたpH調整剤を素早く撹拌することができる。また、酸生成槽内のpHが安定するため、pH調整剤の消費量が削減されるという効果や、安定した酸生成反応ができるという効果を奏する。
更に、本発明の水処理装置の一実施態様としては、酸生成槽の後段に反応槽と、を備え、循環部は、酸生成槽から流出した酸生成処理水が、該反応槽を通過した後、酸生成槽に流入するという特徴を有する。
この特徴によれば、酸生成処理水は、メタン発酵されて有機物を分解してから酸生成槽に循環することにより、循環流による撹拌だけでなく、酸生成菌も酸生成槽に循環することで菌を維持し、酸生成を促進するという効果もある。
更に、本発明の水処理装置の一実施態様としては、循環部は、酸生成槽から流出した酸生成処理水が、酸生成槽に直接流入するという特徴を有する。
この特徴によれば、循環部による撹拌を酸生成槽で行うため、後段の反応槽に多量の酸生成処理水を送液する必要がなくなり、後段の反応槽の処理が安定化し、且つ、反応槽が小型化できるという効果を奏する。
更に、本発明の水処理装置の一実施態様としては、pH調整剤投入部は、循環部に設けられているという特徴を有する。
この特徴によれば、循環部に投入されたpH調整剤が、循環部を流れる酸生成処理水と共に勢いよく酸生成槽へ流入する。そのため、pH調整剤が酸生成槽内に拡散する作用がより高まるという効果を奏する。
更に、本発明の水処理装置の一実施態様としては、pH調整剤投入部及びpH測定部が循環部に設けられ、かつ、pH測定部は、pH調整剤投入部の循環部の流れ方向後方に設置されるという特徴を有する。
この特徴によれば、pH調整剤が投入される直前の酸生成処理水のpHを測定するため、酸生成槽内のpHを最も反映したpH調整を行うことができる。
本発明の水処理装置によれば、酸生成槽から流出した酸生成処理水を用いて循環流を形成するため、酸生成槽内に投入されたpH調整剤を素早く撹拌することができる。また、酸生成槽内のpHが安定するため、pH調整剤の消費量が削減されるという効果や、酸生成菌による酸生成反応が優れるという効果を奏する。
本発明の第一の実施態様の水処理装置の構造を示す概略説明図である。 本発明の第二の実施態様の水処理装置の構造を示す概略説明図である。 本発明の第三の実施態様の水処理装置の構造を示す概略説明図である。 本発明の第四の実施態様の水処理装置の構造を示す概略説明図である。 本発明の第五の実施態様の水処理装置の構造を示す概略説明図である。
本発明の水処理装置は、pH調整剤を投入してpHを調整する生物処理装置等に利用するものであり、例えば、下水処理場、食品工場等から発生する有機性廃水等を生物処理する生物処理装置等に利用するものである。好ましくは、嫌気微生物処理に利用され、特に好ましくは、メタン発酵法における酸生成槽に利用される。
本発明の水処理装置は、酸生成槽と、酸生成槽から流出した酸生成処理水を酸生成槽に循環する循環部と、酸生成槽内又は酸生成槽から流出した酸生成処理水のpHを測定するpH測定部と、測定したpHに応じてpH調整剤を添加するpH調整剤投入部と、を備えたことを特徴とする。
以下では、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態は、本発明を限定するものではない。
[第一の実施態様]
図1は、本発明の第一の実施態様の水処理装置1Aの構造を示す概略説明図である。水処理装置1Aは、嫌気性微生物により被処理水W0を嫌気処理するための嫌気性処理装置である。被処理水W0は、下水処理場や食品工場等から発生する有機性廃水を用いる。酸生成槽2では、酸生成菌により、糖、蛋白質又は油分などの固体や高分子有機物から低級脂肪酸を生成する。反応槽3では、メタン発酵菌により、低級脂肪酸からメタンを生成する。なお、酸生成槽2、反応槽3のいずれも嫌気状態である。
図1に示すように、酸生成槽2の上部には、被処理水W0を供給するための配管L0が設けられ、底部には、酸生成処理された酸生成処理水W1を流出するための配管L1が設けられている。配管L1は、反応槽3の底部に連結されており、酸生成槽2から流出した酸生成処理水W1を反応槽3に供給する。酸生成処理水W1は反応槽3の底部から上方向に向かって供給され、反応槽3の内部に上向流を形成している。反応槽3には、グラニュール汚泥が保持されており、この上向流によりグラニュール汚泥と酸生成処理水W1が撹拌混合され、メタン生成反応が促進される。なお、メタン生成反応により生成されたメタンは、反応槽3の上部に設置された配管L3より、バイオガスGとして回収される。
反応槽3の上部には、グラニュール汚泥と処理水を分離するための処理水集水部4が設置されている。処理水集水部4は、反応槽3の水面より高く設置された筒体と、筒体の底部開口の下部において上向流を塞き止めるための塞き止め部材を備えた構成であり、例えば、第一の実施態様の処理水集水部4では、下部に向かって断面積が縮小する筒体と、該筒体の底部開口の下部に間隙を開けて配置された断面山型の板部材により構成されている。
筒体の内側の水面付近には、上向きに開口した桶状の処理水流出部5が設置されており、処理水流出部5には、処理水W2を反応槽外へ排出するための配管L2が連結されている。配管L2には、バルブ等の流量調整部材が設けられており、配管L2から排出する処理水W2の流量を調整している。処理水W2の流量は、被処理水W0の水質、処理水W2の水質、反応槽3におけるメタン生成効率、反応槽3内における被処理水W0の滞留時間等を考慮して適宜設定する。
また、処理水流出部5には、流入した処理水の一部(W3)を酸生成槽2に循環するための配管L5が連結されている。このように配管L1、反応槽3、配管L5は、酸生成槽2から流出した酸生成処理水W1を処理水W3として酸生成槽2に循環するための循環部6Bを構成している。
酸生成槽2には、酸生成槽2で処理された酸生成処理水W4を酸生成槽2内で循環するための配管L4を備え、循環部6Aを構成している。配管L4には、酸生成処理水W4のpHを測定するためのpH測定部D、pH測定部Dにより測定されたpHに応じてpH調整剤を投入するためのpH調整剤投入部7が設けられている。
本発明の循環部は、酸生成槽から流出した酸生成処理水を酸生成槽に循環するための構成であり、この循環流によりpH調整剤投入部7より投入されたpH調整剤を素早く混合することができる。循環部は、酸生成槽の容量等に応じて1カ所又は2カ所以上設けてもよい。
循環部の具体的な構成としては、例えば、循環部6Aのように、酸生成槽2から流出した酸生成処理水W1が、酸生成槽2に直接流入する構成としても、循環部6Bのように、酸生成槽2から流出した酸生成処理水W1が、反応槽3を通過した後に酸生成槽3に流入する構成としてもよい。
循環部6Aのように、酸生成槽2に直接流入する構成とする場合には、後段の反応槽3に多量の酸生成処理水W1を送液する必要がなくなり、後段の反応槽3の処理が安定化し、且つ、反応槽が小型化できるという効果を奏する。
一方、循環部6Bのように、反応槽3を通過した後に酸生成槽2に流入する構成とする場合には、酸生成処理水W1は、反応槽3内を通過した後に酸生成槽2に循環されるため、循環流による攪拌だけでなく、酸生成菌を維持し、酸生成を促進するという効果もある。
また、反応槽3を通過した酸生成処理水W1は、循環部6Bのように、処理水集水部4で集水された処理水の一部(W3)を酸生成槽2に循環しても、反応槽3内から直接取水して酸生成槽2に循環してもよい。反応槽3内から直接取水して酸生成槽2に循環する場合には、処理水集水部4の容量を小さくすることができるため、反応槽3内から直接取水することが好ましい。
循環部にはポンプPを備えており、循環する酸生成処理水の水量を調整することができる。ポンプPの流量を増加することにより、撹拌力を高めることができる。
pH測定部Dの設置位置は、酸生成槽2の内部の環境を把握できれば、いずれの位置に設置してもよい。例えば、酸生成槽2の内部に検出器を設置して、内部の酸生成処理水のpHを直接測定してもよいし、配管L0、L1等の配管、反応槽3等に設置して、酸生成槽2の内部の環境を間接的に把握してもよい。
pH調整剤投入部7の設置位置は、酸生成槽2の内部のpHを調整することができれば、いずれの位置に設置してもよい。例えば、酸生成槽2に直接投入可能な位置や、被処理水W0を投入するための配管L0や、循環部を構成する配管等に設置することができる。被処理水W0を投入するための配管L0に設置する場合には、被処理水W0の変動に対する影響を小さくすることができる。循環部の配管に設置する場合には、循環部に投入されたpH調整剤が、循環部を流れる酸生成処理水と共に勢いよく酸生成槽へ流入するため、pH調整剤が酸生成槽内に拡散する作用がより高まるという効果を奏する。
pH測定部とpH調整剤投入部の位置関係は、酸生成槽2内の酸生成処理水の流れを考慮して、投入されたpH調整剤が拡散する前にpH測定部の到達しないように設置する。好ましくは、pH測定部及びpH調整剤投入部を循環部に設け、pH測定部がpH調整剤投入部の循環部の流れ方向後方に設置されるように構成する。これによれば、pH調整剤が投入される直前の酸生成処理水のpHを測定するため、酸生成槽内のpHを最も反映したpH調整を行うことができる。
本発明の水処理装置は、更にpH制御部を設けることが好ましい。pH制御部とは、pH測定部で測定したpHに応じて、pH調整剤の投入量をpH調整剤投入部に指示するための制御装置である。
更に、pH制御部は、循環部に設けられたポンプPの流量を制御することが好ましい。ポンプPの流量の制御は、pH調整剤の投入に合わせて運転を開始又は停止する制御方法や、所定の流量で運転するポンプPをpH調整剤の投入に合わせて増減する制御方法や、pH調整剤の投入量に応じて流量を増減する制御方法等が挙げられる。
[第二の実施態様]
図2は、本発明の第二の実施態様の水処理装置1Bの構造を示す概略説明図である。第二の実施態様の水処理装置1Bでは、酸生成槽2に設けた循環部6Aに代えて、循環部6Cとして、反応槽3から直接取水して酸生成槽2に酸生成処理水W5を循環するための配管L6を備えた構成である。配管L6は、酸生成槽2の上部に連結されており、酸生成処理水W5は、酸生成槽2の上部から流入する。この水処理装置1Bによれば、循環流により酸生成槽2内の撹拌力を向上するという効果だけでなく、酸生成菌を維持し、酸生成を促進するという効果を奏する。
また、被処理水W0を投入する配管L0は酸生成槽2の上部に設けられ、pH調整剤投入部7は配管L0の近傍に設置されている。一方、酸生成処理水W1を反応槽3に送液するための配管L1は酸生成槽2の下部に設けられ、pH測定部Dは配管L1の近傍に設置されている。この構成により、循環部6B及び6Cにより形成された循環流の流れ方向において、pH測定部DがpH調整剤投入部7の下流側の遠方に配置される。よって、pH調整剤の投入後、十分に撹拌された状態の酸生成処理水のpHが測定されるため、pH調整剤の投入が反映された正確なpHを測定することができる。更には、配管L1の近傍にpH測定部Dを配置することにより、反応槽3に送液される酸生成処理水W1のpHを正確に制御することが可能である。そのため、反応槽3のpHの変動を抑制し、メタン発酵菌の生育を促進することができる。
[第三の実施態様]
図3は、本発明の第三の実施態様の水処理装置1Cの構造を示す概略説明図である。第三の実施態様の水処理装置1Cでは、第一の実施態様の水処理装置1AのpH調整剤投入部7及びpH測定部Dの設置する位置を、被処理水W0を供給するための配管L0に変更した構成である。
pH調整剤投入部7及びpH測定部Dの位置関係は、被処理水W0の流れ方向上流側にpH測定部D、下流側にpH調整剤投入部7を設置している。この水処理装置1Cによれば、被処理水W0の水質の変動に対して、被処理水W0が酸生成槽2に投入される前にpH調整剤が投入されるため、酸生成槽2に対する被処理水W0の水質の変動の影響を抑制するという効果を奏する。なお、pH調整剤が投入された被処理水W0は、循環部6A及び6Bにより形成された酸生成槽2内の流れによって素早く混合される。
[第四の実施態様]
図4は、本発明の第四の実施態様の水処理装置1Dの構造を示す概略説明図である。第四の実施態様の水処理装置1Dでは、第一の実施態様の水処理装置1Aに更にpH制御部8を設け、循環部6Aに設置されたポンプP、pH測定部D及びpH調整剤投入部7の動作を制御する構成である。
その制御方法は、pH測定部DによりpHの異常が検知された場合に、測定されたpHに応じてpH調整剤投入部7からpH調整剤として酸又はアルカリが投入されるとともに、ポンプPの流量が調整される制御方法である。そして、pHが正常となると、pH調整剤の投入とポンプの運転が元に戻る。
[第五の実施態様]
図5は、本発明の第五の実施態様の水処理装置1Eの構造を示す概略説明図である。第五の実施態様の水処理装置1Eでは、第二の実施態様の水処理装置1Aに更にpH制御部8を設け、循環部6Aに設置されたポンプP、pH測定部D及びpH調整剤投入部7の動作を制御する構成である。また、pH測定部Dの設置位置を、配管L1の近傍から循環部6Cを構成する配管L6に変更した。
配管L1と配管L6にそれぞれ設けられたポンプPは、通常は、処理水W2及びW3の流量、反応槽3内のグラニュール汚泥の流動状態を考慮しつつ、酸生成槽2内を常時撹拌するように流量が一定に設定されている。本発明の第五の実施態様の水処理装置1Eでは、pH制御部8を有するため、pH測定部DにおけるpHに異常が検知されると、pH調整剤投入部7からpH調整剤が投入されるとともに、配管L6のポンプPの流量が増加して、酸生成槽2内の循環流による撹拌作用を高めることができる。そして、pHが所定の値になると、pH調整剤の投入を停止し、各ポンプPの流量を正常時に設定された流量に低下する。
本発明の水処理装置は、pH調整剤を投入してpHを調整する生物処理装置等に利用するものであり、例えば、下水処理場、食品工場等から発生する有機性廃水等を生物処理する生物処理装置等に利用するものである。好ましくは、嫌気微生物処理に利用され、特に好ましくは、メタン発酵法における酸生成槽に利用される。
1A,1B,1C,1D,1E…水処理装置、2…酸生成槽、3…反応槽、4…処理水集水部、5…処理水流出部、6A,6B,6C…循環部、7…pH調整剤投入部、8…pH制御部、D…pH測定部、L0,L1,L2,L3,L4,L5,L6…配管、W0…被処理水、W1…酸生成処理水、W2…処理水、W3…処理水、W4…酸生成処理水、G…バイオガス、P…ポンプ

Claims (3)

  1. 酸生成槽と、
    前記酸生成槽から流出した酸生成処理水を前記酸生成槽に循環する循環部と、
    前記酸生成槽内又は前記酸生成槽から流出した前記酸生成処理水のpHを測定するpH測定部と、
    測定したpHに応じてpH調整剤を添加するpH調整剤投入部と、
    前記酸生成槽に循環する前記酸生成処理水の流量を制御するpH制御装置と、
    を備え、
    前記循環部は、前記酸生成槽から流出した前記酸生成処理水が、前記酸生成槽に直接流入する循環部6Aであり、
    前記pH調整剤投入部は、前記循環部6Aの配管に設けられ
    前記pH制御装置は、前記pH測定部により異常が検知された場合に、前記酸生成槽に循環する前記酸生成処理水の流量を増加することを特徴とする、水処理装置。
  2. 前記酸生成槽の後段に反応槽と、
    前記循環部は、更に、前記酸生成槽から流出した前記酸生成処理水が、前記反応槽を通過した後、前記酸生成槽に流入する循環部6Bと、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記pH測定部が前記循環部6Aに設けられ、かつ、前記pH測定部は、前記pH調整剤投入部の前記循環部6Aの流れ方向後方に設置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水処理装置。
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