JP7298259B2 - 水処理装置および水処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、水処理装置および水処理方法に関する。
排水を浄化する技術として、メタン発酵装置が広く利用されている。しかし、メタン発酵装置に収容された嫌気性菌は、油脂(ノルマルヘキサン抽出物質)を十分に分解できない。また、メタン発酵装置において、油脂が嫌気性菌に付着し、嫌気性菌が浮上してしまうという問題が生じ得る。このため、メタン発酵装置は、油脂の含有量が大きい排水を浄化できない。
そこで、油脂の含有量が大きい排水を浄化する技術として、排水に凝集剤を添加して、油脂を取り除く技術が開発されている(例えば、特許文献1)。
特開2004-216333号公報
しかし、上記特許文献1のような技術は、凝集剤にコストを要するという問題がある。また、特許文献1のような技術では、分離した油脂と凝集剤とが混合された混合物が生じる。このため、特許文献1の技術は、混合物も廃棄しなければならず、脱水等の処理にコストを要していた。
本開示は、このような課題に鑑み、排水から油脂を低コストで分離することが可能な水処理装置および水処理方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る水処理装置は、油脂を含有する排水に気泡を接触させて、油脂と排水とを分離する油脂分離部と、油脂分離部によって分離された油脂を有機酸に分解する酸生成部と、油脂分離部によって分離された排水と、酸生成部によって生成された有機酸とをメタン発酵させるメタン発酵部と、酸生成部に収容された、油脂を含む混合液の粘度、酸生成部に収容された混合液のpH、または、酸生成部に供給されるpH調整剤の量を測定する酸生成測定部と、酸生成測定部の測定結果に基づいて、酸生成部からメタン発酵部に供給される有機酸の量を制御する酸量制御部と、を備える。
また、水処理装置は、酸生成部の上部に接続され、酸生成部おいて生じたガスが導かれる排気管を備えてもよい。
また、水処理装置は、メタン発酵部に供給される排水および有機酸、ならびに、油脂分離部に供給される油脂を含有する排水のいずれか一方または他方の油脂の含有量を測定する油脂測定部と、油脂測定部の測定結果に基づいて、油脂分離部に供給される気泡の量を制御する気泡量制御部と、を備えてもよい。
また、水処理装置は、酸生成部における油脂の滞留時間を、油脂分離部における油脂を含有する排水の滞留時間より長くする滞留時間遅延機構を備えてもよい。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る水処理方法は、油脂を含有する排水に気泡を接触させて、油脂と排水とを分離する工程と、酸生成部において、分離された油脂を有機酸に分解する工程と、メタン発酵部において、分離された排水と、有機酸とをメタン発酵させる工程と、酸生成部に収容された、油脂を含む混合液の粘度、酸生成部に収容された混合液のpH、または、酸生成部に供給されるpH調整剤の量を測定する工程と、測定する工程の測定結果に基づいて、酸生成部からメタン発酵部に供給される有機酸の量を制御する工程と、を含む
本開示によれば、排水から油脂を低コストで分離することが可能となる。
水処理装置を説明する図である。 図2(a)は、槽本体、案内部、および、掻き寄せ部を上方から見た図である。図2(b)は、油脂分離部を説明する図である。 本実施形態の酸生成部を説明する図である。 本実施形態の水処理方法の処理の流れを説明するフローチャートである。 変形例の油脂分離部を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
[水処理装置100]
図1は、水処理装置100を説明する図である。図1に示すように、水処理装置100は、ポンプ110と、油脂分離部120と、酸生成部130と、滞留時間遅延機構140と、メタン発酵部150と、油脂測定部160と、酸生成測定部170と、中央制御部180とを含む。なお、図1中、実線の矢印は、排水の流れを示す。図1中、一点鎖線の矢印は、ガスの流れを示す。図1中、破線の矢印は、信号の流れを示す。
ポンプ110は、接続管112に設けられる。接続管112は、排水D1の供給源と、油脂分離部120とを接続する。ポンプ110は、吸入側が排水D1の供給源に接続される。ポンプ110は、吐出側が油脂分離部120に接続される。したがって、ポンプ110が駆動されると、接続管112を排水D1が流れることになる。排水D1は、油脂(ノルマルヘキサン抽出物質)を含有する排水である。排水D1は、食品工場、パーム油精製工場等から排出される。
油脂分離部120は、排水D1に気泡を接触させて、油脂と排水D2とを分離する。油脂分離部120は、例えば、加圧浮上装置である。
図2は、本実施形態の油脂分離部120を説明する図である。図2(a)は、槽本体210、案内部230、および、掻き寄せ部240を上方から見た図である。図2(b)は、油脂分離部120を説明する図である。図2(a)中、一点鎖線の矢印は、フロスの流れ方向を示す。図2(b)中、実線の矢印は、排水D1~D3および加圧水の流れを示す。図2(b)中、破線の矢印は、信号の流れを示す。また、本実施形態の図2および後述する図3および図5では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。
図2(a)、図2(b)に示すように、油脂分離部120は、槽本体210と、フロス収容部218と、フィードウェル220と、案内部230と、掻き寄せ部240と、越流板250と、加圧水生成部260とを含む。
図2(a)、図2(b)に示すように、槽本体210は、円筒形状の容器である。槽本体210は、軸が鉛直方向(図2(a)、図2(b)中、Z軸方向)となるように配される。槽本体210は、同径部212と、縮径部214と、底面部216とを含む。
同径部212は、径が一定の筒部材である。同径部212の上部には、フロス排出口212aが形成されている。縮径部214は、上端が同径部212の下端に連続する。縮径部214は、下端が底面部216に連続する。縮径部214は、鉛直上方から鉛直下方に向かうに従って径が漸減する筒部材である。底面部216は、縮径部214の下端を封止する。底面部216は、円板形状である。底面部216には、接続管112が接続される。
フロス収容部218は、フロス(スカムともいう)を一時的に収容する。フロスは、油脂に気泡が付着したものである。フロス収容部218は、同径部212におけるフロス排出口212aの外側に設けられる。
フィードウェル220は、円筒形状の部材である。フィードウェル220は、底面部216から立設する。フィードウェル220の上端は、フロス排出口212aの下端より下方に位置する。
案内部230は、槽本体210内の水面(排水D1、D2と大気の界面)付近に配される。案内部230の上端は、水面の上方に位置する。案内部230の下端は、排水D1、D2中に位置する。案内部230は、接続部232と、案内板234とを含む。接続部232は、同径部212におけるフロス排出口212aの一方の端部から径方向内方に立設された板部材である。案内板234は、接続部232の先端に接続される。案内板234の先端は、接続部232よりもフロスの流れ方向上流側に配される。案内板234は、接続部232との接続箇所から先端に向かって、槽本体210(同径部212)の内周と平行に延設される。
掻き寄せ部240は、排水D2の上面に浮上したフロスをフロス排出口212aに掻き寄せる。掻き寄せ部240は、アーム242と、掻き寄せ板244A、244Bと、モータ246とを含む。アーム242は、水平方向(図2(b)中、X軸方向)に延在した棒部材である。アーム242は、同径部212の直径よりわずかに小さい。アーム242は、槽本体210の上方に配される。掻き寄せ板244Aは、アーム242の中央側に、揺動可能に吊支される。掻き寄せ板244Bは、アーム242の両端から掻き寄せ板244Aに向かって、揺動可能に吊支される。掻き寄せ板244Bの水平方向の幅は、案内板234と、フロス排出口212aとの間の距離よりわずかに小さい。掻き寄せ板244A、244Bは、モータ246によってアーム242が回転されると、フロスを径方向外方に移動させるようにアーム242に吊支される。モータ246は、アーム242を水平方向に回転させる。
越流板250は、フロス収容部218に設けられる。越流板250は、水平方向(図2(a)中、Y軸方向)に位置する両端がフロス収容部218の内壁に接続される。
加圧水生成部260は、排水D2に加圧ガスを加圧溶解させて、加圧水を生成する。加圧ガスは、空気、窒素、二酸化炭素等である。加圧水生成部260の入口は、取水管262を通じて、排水管124に接続される。加圧水生成部260の出口は、送水管264を通じて、接続管112(接続管112におけるポンプ110の下流側)に接続される。送水管264には、減圧弁266が設けられている。
続いて、油脂分離部120による排水D1の分離について説明する。加圧水生成部260が駆動されると、加圧水生成部260によって加圧水が生成される。そして、加圧水は、減圧弁266で減圧される。これにより、排水D2内に気泡が生成される。減圧弁266によって加圧水が減圧されることで生じる気泡の径(平均)は、30μm以上120μm以下である。一方、ポンプ110が駆動されると、排水D1が接続管112を流れる。そして、接続管112において、排水D1に気泡を含む排水D2が混合されることになる。つまり、排水D1に気泡が混合される。気泡が混合された排水D1は、底面部216を通じて槽本体210(フィードウェル220)内に導かれる。気泡が混合された排水D1が、フィードウェル220を上昇する過程で、排水D1中の油脂に気泡が付着する。
そして、気泡が付着した油脂は、浮上して槽本体210の上部に移動する。浮上した油脂(気泡が付着した油脂、つまりフロス)は、掻き寄せ部240の掻き寄せ板244A、244Bが回転されることによって径方向外方に移動する。径方向外方に移動したフロスは、掻き寄せ板244Bによって、同径部212と案内板234との間に形成された流路に導かれる。また、掻き寄せ板244Bが接続部232と接触し、接続部232を乗り越える際に、フロスが掻き寄せ板244Bからそぎ取られてフロス排出口212aに滞留する。このように、掻き寄せ部240によってフロス排出口212aに掻き寄せられたフロスは、越流板250を越流して、フロス収容部218に導かれる。フロス収容部218に導かれた油脂(詳細には、油脂および排水D2を含む排水D3)は、フロス収容部218の底面に接続された排油管122を通じて、酸生成部130(図1参照)に供給される。
一方、油脂が浮上分離されることで生成された排水D2(排水D1から油脂が取り除かれたもの)は、槽本体210の下部に接続された排水管124を通じて、メタン発酵部150(図1参照)および加圧水生成部260に供給される。
図1に戻って説明すると、酸生成部130は、排油管122を通じて、油脂分離部120に接続される。酸生成部130は、油脂分離部120によって分離された油脂を有機酸に分解する。図3は、本実施形態の酸生成部130を説明する図である。図3中、実線の矢印は、排水D3、排水D4、および、pH調整剤の流れを示す。図3中、破線の矢印は、信号の流れを示す。図3中、一点鎖線の矢印は、ガスの流れ方向を示す。
図3に示すように、酸生成部130は、反応槽132と、攪拌機134と、pH調整部136と、排気管138とを含む。反応槽132は、密閉容器である。反応槽132には、酸生成菌が収容される。酸生成菌は、嫌気性菌である。酸生成菌は、油脂を有機酸に分解する。酸生成菌は、例えば、リパーゼを産生する。有機酸は、例えば、酢酸である。また、反応槽132には、排油管122を通じて、油脂分離部120から油脂を含む排水D3が供給される。したがって、反応槽132では、酸生成菌および油脂を含む混合液が生成される。なお、反応槽132において混合液は、不図示の温度調整機構によって、活性温度に維持される。活性温度は、酸生成菌が活性化する温度である。活性温度は、例えば、25℃以上37℃以下の所定の温度である。
攪拌機134は、反応槽132に収容された混合液を攪拌する。攪拌機134は、攪拌羽根134aと、回転軸134bと、モータ134cとを含む。攪拌羽根134aは、反応槽132内に設けられる。回転軸134bは、攪拌羽根134aとモータ134cとを接続する。モータ134cは、回転軸134bを介して、攪拌羽根134aを回転させる。
pH調整部136は、反応槽132に収容された混合液のpH(水素イオン指数)を活性pHに調整する。pH調整部136は、例えば、水酸化ナトリウム等のpH調整剤を反応槽132に供給する。活性pHは、酸生成菌(またはリパーゼ)が活性化するpHである。活性pHは、例えば、pH5以上pH8以下の所定のpHである。
続いて、酸生成部130による油脂の分解について説明する。上記したように、反応槽132が活性温度および活性pHに維持されることにより、酸生成菌は、油脂を分解して有機酸およびガスを生成する。ガスには、メタンが含まれる。そして、酸生成部130において生成された有機酸を含む排水D4は、反応槽132の底部に接続された排液管142を通じてメタン発酵部150(図1参照)に供給される。一方、酸生成部130において生成されたガスは、反応槽132の上部に接続された排気管138に導かれる。排気管138は、反応槽132の上部と後段の機器とを接続する。後段の機器は、例えば、タービン発電機、燃焼機器等である。
図1に戻って説明すると、滞留時間遅延機構140は、酸生成部130における油脂の滞留時間を、油脂分離部120における排水D1の滞留時間より長くする。滞留時間遅延機構140は、排液管142と、ポンプ144とを含む。排液管142は、酸生成部130(反応槽132)と、排水管124とを接続する。ポンプ144は、排液管142に設けられる。ポンプ144は、吸入側が酸生成部130に接続される。ポンプ144は、吐出側が排水管124に接続される。ポンプ144は、中央制御部180によって駆動制御される。中央制御部180によるポンプ144の制御については、後に詳述する。
メタン発酵部150には、排水管124を通じて、油脂分離部120から排水D2が供給される。また、メタン発酵部150には、排液管142を通じて、酸生成部130から排水D4が供給される。メタン発酵部150は、油脂分離部120によって分離された排水D2と、酸生成部130によって生成された有機酸とをメタン発酵させる。メタン発酵部150は、メタン発酵菌を収容する反応槽を含む。メタン発酵部150は、例えば、IC(Internal Circulation)リアクタである。メタン発酵菌は、有機物をメタンに分解する。メタン発酵菌は、嫌気性菌である。
メタン発酵部150において、生成されたメタンを含むガスは、排気管152、138を通じて外部機器に送出される。一方、メタン発酵部150において有機物が取り除かれた排水(処理水)は、排水管154を通じて外部(例えば、河川)に排出される。
油脂測定部160は、油脂分離部120に供給される排水D1の油脂の含有量を測定する。本実施形態において、油脂測定部160は、接続管112を通過する排水D1の油脂の含有量を測定する。
酸生成測定部170は、酸生成部130に収容された、油脂を含む混合液の粘度を測定する。
中央制御部180は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。中央制御部180は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。中央制御部180は、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して水処理装置100全体を管理および制御する。
本実施形態において、中央制御部180は、気泡量制御部182および酸量制御部184として機能する。
気泡量制御部182は、油脂測定部160の測定結果に基づいて、油脂分離部120に供給される気泡の量を制御する。具体的に説明すると、気泡量制御部182は、油脂測定部160の測定結果に基づき、メタン発酵部150に供給される排水D2と排水D4との混合液中の油脂の含有量が所定の閾値以下となるように油脂分離部120(加圧水生成部260が生成する加圧水の圧力)を制御する。
油脂測定部160によって測定された油脂の含有量が閾値以上である場合、気泡量制御部182は、加圧水生成部260が生成する加圧水の圧力(加圧ガスの圧力)を大きくする。一方、油脂測定部160によって測定された油脂の含有量が閾値未満である場合、気泡量制御部182は、加圧水生成部260が生成する加圧水の圧力を小さくする。閾値は、メタン発酵部150が分解可能な油脂の最大量以下の所定の値である。閾値は、例えば、100mg/Lである。
酸量制御部184は、酸生成測定部170の測定結果に基づいて、酸生成部130からメタン発酵部150に供給される有機酸(排水D4)の量を制御する。具体的に説明すると、酸量制御部184は、酸生成測定部170の測定結果に基づき、ポンプ144の駆動量を制御する。
混合液の粘度は、油脂の含有量に依存する。油脂は、水より粘度が大きい液体、または、固形物である。したがって、混合液の粘度が大きい場合、酸生成部130において油脂の分解があまり進んでいないといえる。一方、混合液の粘度が小さい場合、酸生成部130において油脂の分解が進んでいるといえる。したがって、酸生成測定部170によって測定された混合液の粘度が相対的に大きい場合、酸量制御部184は、ポンプ144の駆動量を小さくする。一方、酸生成測定部170によって測定された混合液の粘度が相対的に小さい場合、酸量制御部184は、ポンプ144の駆動量を大きくする。
なお、酸量制御部184は、酸生成部130における油脂の滞留時間が、油脂分離部120における排水D1の滞留時間未満となるように、ポンプ144を制御する。
[水処理方法]
続いて、上記水処理装置100を用いた水処理方法について説明する。図4は、本実施形態の水処理方法の処理の流れを説明するフローチャートである。図4に示すように、本実施形態の水処理方法は、分離工程S110と、分解工程S120と、発酵工程S130とを含む。
[分離工程S110]
中央制御部180は、ポンプ110を駆動し、排水D1を油脂分離部120に供給する。油脂分離部120は、排水D1に気泡を接触させて、油脂と排水D2とを分離する。油脂分離部120によって分離された油脂(排水D3)は、酸生成部130に供給される。
[分解工程S120]
酸生成部130は、分離工程S110で分離された油脂を有機酸に分解する。
[発酵工程S130]
メタン発酵部150は、分離工程S110で分離された排水D2と、分解工程S120で生成された有機酸(排水D4)とをメタン発酵させる。
以上説明したように、本実形態の水処理装置100およびこれを用いた水処理方法は、油脂分離部120を備える。つまり、水処理装置100は、油脂を含有する排水D1に気泡を接触させて、油脂と排水D2とを分離する。換言すれば、水処理装置100は、凝集剤を用いずに排水D1から油脂を分離する。これにより、水処理装置100は、凝集剤に要するコストを削減することができる。したがって、水処理装置100は、排水D1から油脂を低コストで分離することが可能となる。
また、本実施形態の水処理装置100は、油脂分離部120によって分離された油脂を酸生成部130で有機酸に分解し、さらに、この有機酸をメタン発酵部150でメタン発酵させる。つまり、水処理装置100は、油脂をメタンに変換して燃料として利用することができる。したがって、水処理装置100は、凝集剤で油脂を分離して廃棄する従来技術とは異なり、廃棄物の発生を防止することが可能となる。これにより、水処理装置100は、廃棄物の処理に要するコストを削減することができる。
また、すべての排水D1を酸生成部130で処理した後にメタン発酵させる従来技術(以下、「全量酸生成処理する従来技術」という)では、メタン発酵の前処理(排水D1の処理時間)に長時間(例えば、3~10時間)を要してしまう。一方、本実施形態の水処理装置100は、油脂分離部120によって油脂が分離された排水D2を、メタン発酵部150にそのまま導く。油脂分離部120は、酸生成部130の滞留時間(例えば、3~10時間)より短い滞留時間(例えば、15分から30分)であっても、排水D1から油脂を十分に分離できる。このため、水処理装置100は、全量酸生成処理する従来技術と比較して、高速で排水D1を処理することができる。
また、本実施形態の酸生成部130は、排水D1すべてではなく、油脂分離部120によって分離された油脂のみを有機酸に分解する。したがって、全量酸生成処理する従来技術と比較して、酸生成部130を構成する反応槽132を小さくすることができる。
また、メタン発酵部150は、油脂分離部120によって分離された排水D2に加えて、酸生成部130によって生成された有機酸をメタン発酵させる。これにより、水処理装置100は、油脂を廃棄する従来技術と比較して、メタンの生成量を増加させることが可能となる。
また、上記したように、水処理装置100は、油脂測定部160および気泡量制御部182を備える。これにより、水処理装置100は、メタン発酵部150においてメタン発酵菌を効率よく働かせることができる。また、水処理装置100は、メタン発酵部150において油脂を確実にメタンに変換することが可能となる。また、水処理装置100は、油脂分離部120において過剰に気泡が供給される事態を回避することができる。したがって、油脂分離部120を構成する加圧水生成部260の消費エネルギーを低減することが可能となる。
また、上記したように、水処理装置100は、酸生成測定部170および酸量制御部184を備える。これにより、水処理装置100は、酸生成部130において油脂を十分に有機酸に分解させた後、当該有機酸をメタン発酵部150に供給することができる。したがって、水処理装置100は、メタン発酵部150において効率よくメタンを生成することが可能となる。
また、上記したように、水処理装置100は、滞留時間遅延機構140を備える。これにより、水処理装置100は、油脂分離部120において迅速に油脂と排水D2とを分離することができ、また、酸生成部130において油脂を確実に有機酸に分解させることが可能となる。
[変形例]
上記実施形態において、油脂分離部120が加圧浮上装置である構成を例に挙げた。しかし、油脂分離部120は、油脂を含有する排水D1に気泡を接触させて、油脂と排水D2とを分離することができれば、構成に限定はない。
図5は、変形例の油脂分離部320を説明する図である。図5中、実線の矢印は、排水D1~D3および気泡含有水の流れを示す。図5中、一点鎖線の矢印は、ガスの流れを示す。図5中、破線の矢印は、信号の流れを示す。
図5に示すように、油脂分離部320は、分離槽322と、気泡生成部330とを含む。分離槽322は、排水D1を収容する容器である。接続管112は、分離槽322の下部に接続される。また、排油管122は、分離槽322の上部に接続される。排水管124は、分離槽322における排油管122の接続箇所と、取水管340の接続箇所との間に接続される。
気泡生成部330は、気泡を生成して分離槽322に供給する。気泡生成部330は、ガスポンプ332と、マスフローコントローラ334と、混気ポンプ336と、ラインミキサ338とを含む。
ガスポンプ332は、ガスを吸引して圧縮(昇圧)する。ガスポンプ332は、送気管332aを通じてマスフローコントローラ334に接続される。ガスポンプ332は、吸入側がガスの供給源に接続される。ガスポンプ332は、吐出側がマスフローコントローラ334に接続される。ガスは、空気、窒素、二酸化炭素等である。
マスフローコントローラ334は、ガスポンプ332から送気されるガスの流量を制御する。
混気ポンプ336は、取水管340を通じて分離槽322に接続される。取水管340は、分離槽322における接続管112の接続箇所と、排水管124の接続箇所との間に接続される。また、混気ポンプ336は、送気管334aを通じてマスフローコントローラ334に接続される。混気ポンプ336は、分離槽322内の排水D1、D2を吸引して、ガスポンプ332から供給されたガスを排水D1、D2に混合させる。
ラインミキサ338は、送水管336aを通じて、混気ポンプ336に接続される。ラインミキサ338は、排水D1、D2に混合されたガスを破砕して、微細気泡を生成する。ラインミキサ338は、例えば、気泡の径(平均)が10μm以上50μm以下(好ましくは、10μm以上30μm以下)の微細気泡を生成する。ラインミキサ338によって微細気泡が混合された排水D1、D2は、送水管342を通じて分離槽322に供給される。なお、送水管342は、分離槽322における接続管112の接続箇所より下方に接続される。
続いて、油脂分離部320による排水D1の分離について説明する。気泡生成部330によって微細気泡が分離槽322に供給されると、排水D1中の油脂に気泡が付着する。そして、気泡が付着した油脂は、分離槽322内を浮上して上部に移動する。浮上した油脂(気泡が付着した油脂)は、排油管122を通じて、酸生成部130(図1参照)に供給される。一方、油脂が浮上分離されることで生成された排水D2は、排水管124を通じて、メタン発酵部150(図1参照)に供給される。
以上説明したように、変形例の油脂分離部320は、油脂を含有する排水D1に気泡を接触させて、油脂と排水D2とを分離する。換言すれば、油脂分離部320は、凝集剤を用いずに排水D1から油脂を分離する。これにより、油脂分離部320は、凝集剤に要するコストを削減することができる。したがって、油脂分離部320は、排水D1から油脂を低コストで分離することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、水処理装置100は、油脂分離部120によって分離された排水D2と、酸生成部130によって生成された有機酸を含む排水D4とを合流させてメタン発酵部150に供給する構成を例に挙げた。しかし、水処理装置100は、油脂分離部120によって分離された排水D2と、酸生成部130によって生成された有機酸を含む排水D4とを別々にメタン発酵部150に供給してもよい。
また、上記実施形態において、酸生成部130が酸生成菌を収容する構成を例に挙げた。しかし、酸生成部130は、油脂を有機酸に分解することができれば構成に限定はない。酸生成部130は、例えば、反応槽と、分解酵素供給部とを含んでもよい。この場合、分解酵素供給部は、反応槽に分解酵素を供給する。分解酵素は、油脂を分解する酵素である。分解酵素は、例えば、リパーゼである。
また、上記実施形態において、油脂測定部160が、油脂分離部120に供給される排水D1の油脂の含有量を測定する構成を例に挙げた。しかし、油脂測定部160は、メタン発酵部150に供給される排水および有機酸に含まれる油脂の含有量を測定してもよい。具体的に説明すると、油脂測定部160は、排水管124における排液管142の接続箇所と、メタン発酵部150との間を流れる排水の油脂の含有量を測定してもよい。
また、上記実施形態において、酸生成測定部170が、酸生成部130に収容された混合液の粘度を測定する構成を例に挙げた。しかし、酸生成測定部170は、酸生成部130における油脂の分解程度を把握できれば構成に限定はない。例えば、酸生成測定部170は、酸生成部130に収容された混合液のpH、または、酸生成部130に供給されるpH調整剤の量を測定してもよい。
酸生成部130において油脂の分解が進んでいると、酸生成部130に収容された混合液のpHは小さくなる。一方、酸生成部130において油脂の分解があまり進んでいないと、酸生成部130に収容された混合液のpHは大きくなる。したがって、酸生成測定部170が酸生成部130に収容された混合液のpHを測定する構成において、酸量制御部184は、混合液のpHが相対的に大きい場合、ポンプ144の駆動量を小さくする。一方、酸生成測定部170によって測定された混合液のpHが相対的に小さい場合、酸量制御部184は、ポンプ144の駆動量を大きくする。
また、上記したように、酸生成部130において油脂の分解が進んでいると、酸生成部130に収容された混合液のpHは小さくなるため、pH調整部136によって供給されるpH調整剤の量が増加する。また、酸生成部130において油脂の分解があまり進んでいないと、酸生成部130に収容された混合液のpHは大きくなるため、pH調整部136によって供給されるpH調整剤の量が減少する。したがって、酸生成測定部170が酸生成部130に供給されるpH調整剤の量を測定する構成において、酸量制御部184は、pH調整剤の量が相対的に多い場合、ポンプ144の駆動量を小さくする。一方、酸生成測定部170によって測定されたpH調整剤の量が相対的に少ない場合、酸量制御部184は、ポンプ144の駆動量を大きくする。
本開示は、水処理装置および水処理方法に利用することができる。
100 水処理装置
120 油脂分離部
130 酸生成部
140 滞留時間遅延機構
150 メタン発酵部
160 油脂測定部
170 酸生成測定部
182 気泡量制御部
184 酸量制御部
320 油脂分離部

Claims (5)

  1. 油脂を含有する排水に気泡を接触させて、油脂と排水とを分離する油脂分離部と、
    前記油脂分離部によって分離された油脂を有機酸に分解する酸生成部と、
    前記油脂分離部によって分離された前記排水と、前記酸生成部によって生成された前記有機酸とをメタン発酵させるメタン発酵部と、
    前記酸生成部に収容された、前記油脂を含む混合液の粘度、前記酸生成部に収容された前記混合液のpH、または、前記酸生成部に供給されるpH調整剤の量を測定する酸生成測定部と、
    前記酸生成測定部の測定結果に基づいて、前記酸生成部から前記メタン発酵部に供給される前記有機酸の量を制御する酸量制御部と、
    を備える水処理装置。
  2. 前記酸生成部の上部に接続され、前記酸生成部おいて生じたガスが導かれる排気管を備える、請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記メタン発酵部に供給される前記排水および前記有機酸、ならびに、前記油脂分離部に供給される前記油脂を含有する排水のいずれか一方または他方の油脂の含有量を測定する油脂測定部と、
    前記油脂測定部の測定結果に基づいて、前記油脂分離部に供給される前記気泡の量を制御する気泡量制御部と、
    を備える請求項1または2に記載の水処理装置。
  4. 前記酸生成部における前記油脂の滞留時間を、前記油脂分離部における前記油脂を含有する排水の滞留時間より長くする滞留時間遅延機構を備える請求項1からのいずれか1項に記載の水処理装置。
  5. 油脂を含有する排水に気泡を接触させて、油脂と排水とを分離する工程と、
    酸生成部において、分離された前記油脂を有機酸に分解する工程と、
    メタン発酵部において、分離された前記排水と、前記有機酸とをメタン発酵させる工程と、
    前記酸生成部に収容された、前記油脂を含む混合液の粘度、前記酸生成部に収容された前記混合液のpH、または、前記酸生成部に供給されるpH調整剤の量を測定する工程と、
    前記測定する工程の測定結果に基づいて、前記酸生成部から前記メタン発酵部に供給される前記有機酸の量を制御する工程と、
    を含む水処理方法。
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