JP7215725B2 - 離脱抑制の支援装置、離脱抑制の支援方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

離脱抑制の支援装置、離脱抑制の支援方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、コミュニケーションアプリからの離脱を抑制するための支援装置、離脱抑制の支援方法、プログラム、および記録媒体に関する。
会社等の組織において、相手に感謝を伝えることは、個人のパフォーマンスに良い影響を与えると考えられている。しかし、個人の性格にも依存するが、感謝を直接相手に伝えることを、苦手としている人も多い。そこで、感謝を容易に伝える手段として、グループに属するメンバー間で感謝メッセージを送信するコミュニケーションアプリが提案されている。このコミュニケーションアプリによれば、例えば、感謝を直接伝えにくい場合、感謝を述べるタイミングを逸した場合、相手が遠くに離れている場合でも、容易に感謝の伝達を行うことができる(特許文献1)。
特開2018-147494号公報
しかしながら、コミュニケーションアプリに関しては、利用開始から時間が経過するにしたがって、利用者によっては、利用回数が減少していき、利用が途絶えると、再度、利用を開始することが困難となる傾向にある。このため、コミュニケーションアプリの利用者に、継続して利用してもらうための対策をとることが重要となる。
そこで、本発明は、コミュニケーションアプリの利用からの離脱を抑制するためのシステムの提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の離脱抑制の支援装置は、
情報取得部、重み設定部、利用スコア算出部、離脱候補者推定部、および出力部を含み、
前記情報取得部は、
コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
前記重み設定部は、
前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みw2とを設定し、
前記利用スコア算出部は、
前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みw1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みw2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
前記離脱候補者推定部は、
前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
前記出力部は、
前記推定した離脱候補者の識別情報を出力することを特徴とする。
本発明の離脱抑制の支援方法は、
情報取得工程、重み設定工程、利用スコア算出工程、離脱候補者推定工程、および出力工程を含み、
前記情報取得工程は、
コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
前記重み設定工程は、
前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みW2とを設定し、
前記利用スコア算出工程は、
前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みW1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みW2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
前記離脱候補者推定工程は、
前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
前記出力工程は、
前記推定した離脱候補者の識別情報を出力することを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記本発明の離脱抑制の支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、例えば、コミュニケーションアプリを利用するグループにおいて、離脱する可能性のある離脱候補者を推定できる。このため、例えば、前記グループの管理者、前記グループにおいて前記離脱候補者にとって影響力の高い重要メンバーに対して、離脱候補者を知らせることによって、前記管理者や前記重要メンバーが、前記離脱候補者が本当に離脱する前に、離脱を留まるような対応をとることもできる。このように、離脱を抑制することで、さらに、前記グループ内のネットワークをより良い強固なものとすることが可能となる。
図1は、実施形態1の支援装置の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の支援装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態1における支援方法の手順を示すフローチャートの一例である。 図4は、実施形態1におけるログ情報および利用スコアの一例を示す表である。 図5は、実施形態1における経過日と送信数または受信数との相関を示すグラフである。 図6は、実施形態2において、メンバー間の距離の概略を示す模式図である。
本発明において、「コミュニケーションアプリ」の種類は、特に制限されず、グループに属するメンバー間において、メッセージの送受信を行えるアプリケーションである。前記メッセージの種類は、特に制限されない。前記メッセージの形式は、特に制限されず、文章、単語、内容を表すイラスト、これらの組合せ等である。
本発明において、前記コミュニケーションアプリの種類は、前述のように、制限されないが、中でも、前述のような組織における個々のパフォーマンスの向上の点から、グループ内のメンバー間において感謝メッセージを送受信するコミュニケーションアプリが好ましい。以下、前記感謝メッセージの送受信を行うコミュニケーションアプリを、「感謝アプリ」ともいう。前記感謝アプリは、例えば、特開2018-147494号公報等が参照できる。以下、本発明の実施形態において、前記コミュニケーションアプリとして感謝アプリを例にあげて説明するが、本発明は、この例には、何ら制限されない。
本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態には限定されない。なお、以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
[実施形態1]
図1は、本実施形態の支援装置10の一例の構成を示すブロック図である。支援装置10は、例えば、図1(A)に示すように、情報取得部11、重み設定部12、利用スコア算出部13、離脱候補者推定部14、および出力部15を含む。支援装置10は、例えば、支援システムともいう。支援装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。前記通信回線網は、例えば、後述の例示と同様である。支援装置10は、例えば、各部の処理がクラウド上で行われてもよい。
支援装置10は、例えば、データベースから種々の情報を取得するため、図1(B)に示すように、データベース30と通信回線網20を介して接続可能である。なお、支援装置10は、例えば、そのつど、データベース30から情報を取得してもよいし、記憶部(例えば、図2における記憶装置107)を有し、前記記憶部に、データベース30に蓄積されている情報を記憶させてもよい。また、支援装置10により推定された情報等は、例えば、特定の者に対して出力されるため、図1(B)に示すように、例えば、端末40と通信回線網20を介して接続可能である。本実施形態において、ユーザとは、支援装置10のユーザであり、具体的には、例えば、グループ、または前記グループの上位にあたる組織における、前記コミュニケーションアプリの使用に関する管理者を意味する。また、本実施形態において、前記コミュニケーションアプリを使用するユーザは、前記グループを構成するメンバーという。
通信回線網20は、特に制限されず、公知の通信回線網を使用でき、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN(Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)等があげられる。
まず、データベース30に記憶されている情報について説明する。データベース30には、コミュニケーションアプリ(例えば、前記感謝アプリ)のログ情報が、グループ単位で記憶されている。データベース30は、例えば、グループ情報として、グループごとに、前記グループの識別情報と、前記グループを構成するメンバーの識別情報とを含む。前記ログ情報は、例えば、前記グループごとに、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、これらは、メッセージを送受信したメンバーの識別情報に紐づけられている。前記受信履歴および前記送信履歴は、例えば、受信者、送信者、およびその時間(送受信時間)を含む。前記グループの識別情報は、例えば、前記グループを特定する情報であり、ID番号、グループ名等である。前記アプリのメンバーの識別情報は、例えば、前記ユーザを特定する情報であり、ID番号、氏名、ニックネーム、送受信用アドレス等である。データベース30に記憶されているグループの数は、制限されず、また、各グループにおけるメンバーの数も、制限されない。
支援装置10において、情報取得部11は、データベース30から、選択したグループ(以下、「選択グループ」という)に属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得する。支援装置10は、例えば、さらに入力部を有してもよい。支援装置10は、例えば、前記ユーザにより、前記入力部を介して、前記選択グループが入力され、情報取得部11は、前記入力された選択グループについて、データベース30から前記情報を取得することができる。
重み設定部12は、前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みw2とを設定する。前記経過日は、任意の基準日を1日目としてカウントした日数である。前記基準日は、任意に設定できる。
利用スコア算出部13は、前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みw1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みw2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出する。
離脱候補者推定部14は、前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定する。
出力部15は、前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する。出力部15は、例えば、支援装置10がディスプレイを有する場合は、ディスプレイに出力して、ユーザに対して結果を提示してもよいし、ユーザの端末に出力して、ユーザに対して結果を提示してもよい。
つぎに、図2に、支援装置10のハードウエア構成のブロック図を例示する。支援装置10は、例えば、CPU(中央処理装置)101、メモリ102、バス103、入力装置104、ディスプレイ105、通信デバイス106、記憶装置107等を有する。支援装置10の各部は、それぞれのインターフェース(I/F)により、バス103を介して、相互に接続されている。
CPU101は、支援装置10の全体の制御を担うプロセッサであり、CPUには限定されず、他のプロセッサでもよい。支援装置10において、CPU101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。
支援装置1は、例えば、バス103に接続された通信デバイス106により、通信回線網に接続でき、前記通信回線網を介して、外部機器とも接続できる。前記外部機器は、特に制限されず、例えば、前述のようなデータベース30、端末40等である。端末40は、例えば、端末等であり、前記端末は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット、スマートフォン、携帯電話等である。支援装置10と前記外部機器との接続方式は、特に制限されず、例えば、有線による接続でもよいし、無線による接続でもよい。前記有線による接続は、例えば、コードによる接続でもよいし、通信回線網を利用するためのケーブル等による接続でもよい。前記無線による接続は、例えば、通信回線網を利用した接続でもよいし、無線通信を利用した接続でもよい。前記通信回線網は、特に制限されず、例えば、公知の通信回線網を使用でき、前述と同様である。
メモリ102は、例えば、メインメモリを含み、前記メインメモリは、主記憶装置ともいう。CPU101が処理を行う際には、例えば、後述する補助記憶装置に記憶されている、本発明のプログラム等の種々の動作プログラム108を、メモリ102が読み込み、CPU101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラム108を実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。メモリ102は、例えば、さらに、ROM(読み出し専用メモリ)を含む。
記憶装置107は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。記憶装置107は、例えば、記憶媒体と、前記記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。前記記憶媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等があげられ、前記ドライブは、特に制限されない。記憶装置107は、例えば、記憶媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)も例示できる。記憶装置107には、例えば、前述のように、プログラム108が格納され、前述のように、CPU101を実行させる際、メモリ102が、記憶装置107から動作プログラム108を読み込む。また、記憶装置107は、例えば、記憶部109を含み、前述のように、データベース30に蓄積されている情報を記憶してもよい。
支援装置10は、例えば、さらに、入力装置104、ディスプレイ105を有してもよい。入力装置104は、例えば、スキャナー、タッチパネル、キーボード等である。ディスプレイ105は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等があげられる。
つぎに、本実施形態の支援方法について、図3のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の支援方法は、情報取得工程、重み設定工程、利用スコア算出工程、離脱候補者推定工程、および出力工程を含む。本実施形態の支援方法は、例えば、図1および図2に示す支援装置10を用いて実施できる。なお、本実施形態の支援方法は、支援装置10の使用には限定されない。
前記情報取得工程は、グループを選択し(S101)、コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、前記選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得する(S102)。前記ログ情報は、前述の通りである。前記情報取得工程は、例えば、支援装置10の情報取得部11により実行できる。
前記重み設定工程は、前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1の算出(S103)と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2の算出(S104)を行い、前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みw2とを設定する(S105)。前記重み設定工程は、例えば、支援装置10の重み設定部12により実行できる。
前記重みw1とw2の設定について、以下に具体例をあげて説明する。前記情報取得工程により、例えば、前記選択グループの情報として、図4(A)に示すようなログ情報が得られる。図4(A)は、取得したログ情報のテーブルであり、送受信されたメッセージについて、送信したメンバーのID、受信したメンバーのID、送受信日が、紐付けられている。
この情報に基づいて、前記選択グループについて、任意の基準日からの経過日と、前記経過日における送信数との相関関係、および、前記経過日と、前記経過日における受信数との相関関係を、それぞれ求める。前記相関関係において、前記送信数は、例えば、実際の数でもよいし、前記基準日における送信数に対する前記経過日における送信数の割合(継続率%)でもよく、前記受信数は、例えば、実際の数でもよいし、前記基準日における受信数に対する前記経過日における受信数の割合(例えば、継続率%)でもよい。具体例として、送信数と受信数との組み合わせは、例えば、以下のような組み合わせがあげられる。
組合せ(1)
送信数=(前記選択グループの全体の送信数)
受信数=(前記選択グループの全体の受信数)-(同じ人が同じ相手から受信した回数)
組合せ(2)
送信数=(前記選択グループの全体の送信数)-(同じ人が同じ相手に送信した回数)
受信数=(前記選択グループの全体の受信数)
前記継続率(%)を使用した場合、例えば、図5のようなグラフが得られる。図5において、(A)は、経過日と送信の継続率(%)との関係を示し、(B)は、経過日と受信の継続率(%)との関係を示す。これらのグラフから、経過日と送信の継続率(%)との関係および経過日と受信の継続率(%)との関係において、それぞれ単回帰を計算して、回帰式を求める。図5(A)、(B)において、それぞれの直線が、前記回帰式に該当する。前記回帰式の傾きは、送信または受信の継続率の維持の割合を意味することから、右下がりの傾きが急である程、時間経過に伴う継続率の低下が大きいことになる。そして、図5(A)、(B)に示すように、前記送信の継続率(%)に関する回帰式と、前記受信の継続率(%)に関する回帰式とでは、傾きが異なっており、具体的には、送信に関する回帰式の傾きが、受信に関する回帰式の傾きよりも、大きい結果となる。送信数の重みおよび受信数の重みは、それぞれ、前記送信数の継続率および前記受信数の継続率の両方の変動を考慮して、傾きの比に基づいて、設定される。前記重みは、例えば、利用が減少している程、小さい利用スコアであるとする場合は、傾きが大きい方の重みを小さくし、傾きが小さい方の重みを大きくすることができ、一方、利用が減少している程、大きい利用スコアであるとする場合は、傾きが大きい方の重みを大きくし、傾きが小さい方の重みを小さくする。なお、本実施形態および他の実施形態において、具体例は、前者の例として説明する。
Figure 0007215725000001
前記送信に関する回帰式および前記受信に関する回帰式は、例えば、前記表1のように表わされる。そして、送信の回帰式および受信の回帰式の傾きθは、それぞれ、例えば、前記表1の回帰式から逆正接関数を利用して算出できる。つぎに、送信に関する傾きθ1と、受信に関する傾きθ2との比を求める。前記比の求め方は、特に制限されず、例えば、前記表1に示すように、例1の式に基づいて算出できる。
また、回帰式の傾きθは、例えば、送信の回帰式におけるα、受信の回帰式におけるβでもよい。この場合、前記傾きの比は、例えば、前記表1に示すように、例2の式に基づいて算出することもできる。
前記表1に例示する重みwは、例えば、回帰式の傾きが大きい方に小さい重みが設定される。このため、後述する利用スコア算出工程においては、利用が減少している程、利用スコアは小さい値となる。
つぎに、前記利用スコア算出工程は、前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みw1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアを算出し(S106)、前記受信数に対する重みw2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアを算出し(S107)、前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出する(S108)。前記利用スコア算出工程は、例えば、支援装置10の利用スコア算出部13により実行できる。
具体的には、例えば、図4(A)のログ情報と、前記表1とに基づいて、図4(B)の表に示すように、各メンバーについて、(送信数×重みw1)+(受信数×重みw2)の式から、前記利用スコアを求める。
前記離脱候補者推定工程は、前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定する。前記離脱候補者推定工程は、例えば、支援装置10の離脱候補者推定部14により実行できる。
具体的には、例えば、図4(B)の利用スコアに基づいて、図4(C)の表に示すように、利用スコアが小さい順に、利用に関するワーストのランキングを行う(S109)。そして、ワーストのメンバー(例えば、メンバーA、B、W、R)の順に、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定する(S110)。前記利用スコアがゼロの場合は、例えば、利用を開始していないメンバーとして除外して、ランキングしてもよい。また、予め、前記利用スコアの閾値を設定し、前記ランキングされたメンバーのうち、前記利用スコアが閾値未満のメンバーを、前記離脱候補者として推定してもよい。
前記出力工程は、前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する(S111)。前記出力工程は、例えば、支援装置10の出力部15により実行できる。
[実施形態2]
本実施形態は、さらに、推定した離脱後者の情報を提示する対象メンバーを選択する形態である。本実施形態は、特に示さない限り、前記実施形態1を援用できる。
本実施形態において、データベース30には、さらに、グループのメンバー間の距離情報が記憶される。前記距離情報は、例えば、前記グループのネットワークにおいて、メンバー間の関係の強さを示す指標であり、関係性が強い程、距離を示す数値を小さく、関係性が弱い程、距離を示す数値を大きくして表わされる。前記関係の強さは、例えば、親密度等で表わされ、前記親密度から、例えば、前記距離を算出することができる。各メンバーの親密度および距離情報は、例えば、下記表2のように例示できる。そして、支援装置10の情報取得部11は、データベース30から、さらに、前記選択したグループのメンバー間の距離情報を取得する。
Figure 0007215725000002
本実施形態において、支援装置10は、さらに、重要メンバー選択部を有する。前記重要メンバー選択部は、前記取得したグループのメンバー間の距離情報に基づいて、前記推定した離脱候補者との距離が近いメンバーを、前記離脱候補者に対して重要性の高い重要メンバーとして選択する。前記重要メンバー選択部は、例えば、図2に示すハードウエア構成において、CPU101によって実施される。
メンバーAが離脱候補者の場合、例えば、前記距離情報に基づいて、図6(A)に示すように、前記グループにおける各メンバーのネットワークが構築できる。この際、例えば、前記ネットワークにおいて重要性の高いメンバー、メンバーAに対する管理職等を、メンバーAに対する候補重要メンバー(例えば、FおよびG)とする。そして、さらに、図6(B)に示すように、前記候補重要メンバーから、メンバーAにとって、最短の距離であるメンバー(例えば、F)を、重要メンバーとして選択できる。最短の距離は、例えば、ダイクストラ法等の既存の方法により探索することができる。
そして、出力部15は、前記選択した重要メンバーの識別情報を出力する。前記重要メンバーが出力されると、ユーザは、例えば、前記重要メンバーに、推定した離脱候補者が、アプリの利用から離脱可能性があることを伝え、それに対する対応を前記重要メンバーに依頼することが可能となり、これにより候補者の離脱の抑制を図ることができる。
また、出力部15は、例えば、さらに、前記選択した重要メンバーの識別情報に基づいて、前記重要メンバーの端末に、前記推定された離脱候補者の識別情報と、離脱可能性の情報とを、出力してもよい。このような形態によれば、例えば、前記重要メンバーは、直接、特定のメンバーについて離脱可能性があることを知ることができ、早急な対応が可能になる。
さらに、出力部15は、例えば、前記重要メンバーに対して、離脱候補者に対する対応を提案するメッセージを出力してもよい。これによって、前記重要メンバーは、例えば、より容易に、前記離脱候補者への対応を図ることができる。この場合、支援装置10は、例えば、記憶部、およびメッセージ生成部を有する。
前記記憶部は、メッセージのテンプレート情報を記憶する。前記テンプレート情報は、離脱する可能性があるメンバーへのメッセージ送信を勧めるテンプレートである。具体例としては、例えば、「〇〇さんが止めそうです。励ましのメッセージを送りましょう」等のメッセージである。
前記メッセージ生成部は、前記記憶部から前記テンプレート情報を取得し、前記テンプレート情報に、前記推定した離脱候補者の識別情報を追加し、メッセージを生成する。具体的には、離脱候補者推定部14で推定された離脱候補者の識別情報に基づいて、その氏名等を、前記テンプレート情報に追加し、例えば、「Aさんが止めそうです。励ましのメッセージを送りましょう」等のメッセージを生成する。そして、出力部15は、前記生成したメッセージを、前記重要メンバーの端末に出力する。
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前記本発明の支援方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、前述のような記憶媒体等があげられる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
<付記>
上記の実施形態および実施例の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
情報取得部、重み設定部、利用スコア算出部、離脱候補者推定部、および出力部を含み、
前記情報取得部は、
コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
前記重み設定部は、
前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みw2とを設定し、
前記利用スコア算出部は、
前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みw1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みw2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
前記離脱候補者推定部は、
前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
前記出力部は、
前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する
ことを特徴とする離脱抑制の支援装置。
(付記2)
前記重み設定部は、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きが大きい程、重みを小さく設定し、傾きが小さい程、重みを大きく設定し、
前記離脱候補者推定部は、
前記利用スコアが小さい程、前記アプリの利用の程度が低いメンバーとして、前記離脱候補者を推定する、付記1に記載の離脱抑制の支援装置。
(付記3)
さらに、重要メンバー選択部を含み、
前記情報取得部は、
グループのメンバー間の距離情報が記憶されたデータベースから、前記選択したグループのメンバー間の距離情報を取得し、
前記重要メンバー選択部は、
前記取得したグループのメンバー間の距離情報に基づいて、前記推定した離脱候補者との距離が近いメンバーを、前記離脱候補者に対して重要性の高い重要メンバーとして選択し、
前記出力部は、
前記選択した重要メンバーの識別情報を出力する、付記1または2に記載の離脱抑制の支援装置。
(付記4)
前記出力部は、前記選択した重要メンバーの識別情報に基づいて、前記重要メンバーの端末に、前記推定された離脱候補者の識別情報と、離脱可能性の情報とを、出力する、付記3に記載の離脱抑制の支援装置。
(付記5)
さらに、記憶部、およびメッセージ生成部を有し、
前記記憶部は、
メッセージのテンプレート情報を記憶し、
前記テンプレート情報は、離脱する可能性があるメンバーへのメッセージ送信を勧めるテンプレートであり、
前記メッセージ生成部は、
前記記憶部から前記テンプレート情報を取得し、
前記テンプレート情報に、前記推定した離脱候補者の識別情報を追加し、メッセージを生成し、
前記出力部は、
前記生成したメッセージを、前記重要メンバーの端末に出力する、付記4に記載の離脱抑制の支援装置。
(付記6)
情報取得工程、重み設定工程、利用スコア算出工程、離脱候補者推定工程、および出力工程を含み、
前記情報取得工程は、
コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
前記重み設定工程は、
前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みW2とを設定し、
前記利用スコア算出工程は、
前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みW1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みW2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
前記離脱候補者推定工程は、
前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
前記出力工程は、
前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する
ことを特徴とする離脱抑制の支援方法。
(付記7)
前記重み設定工程は、
前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きが大きい程、重みを小さく設定し、傾きが小さい程、重みを大きく設定し、
前記離脱候補者推定工程は、
前記利用スコアが小さい程、前記アプリの利用の程度が低いメンバーとして、前記離脱候補者を推定する、付記6に記載の離脱抑制の支援方法。
(付記8)
さらに、重要メンバー選択工程を含み、
前記情報取得工程は、
グループのメンバー間の距離情報が記憶されたデータベースから、前記選択したグループのメンバー間の距離情報を取得し、
前記重要メンバー選択工程は、
前記取得したグループのメンバー間の距離情報に基づいて、前記推定した離脱候補者との距離が近いメンバーを、前記離脱候補者に対して重要性の高い重要メンバーとして選択し、
前記出力工程は、
前記選択した重要メンバーの識別情報を出力する、付記6または7に記載の離脱抑制の支援方法。
(付記9)
前記出力工程は、前記選択した重要メンバーの識別情報に基づいて、前記重要メンバーの端末に、前記推定された離脱候補者の識別情報と、離脱可能性の情報とを、出力する、付記8に記載の離脱抑制の支援方法。
(付記10)
さらに、メッセージ生成工程を有し、
前記メッセージ生成工程は、
離脱する可能性があるメンバーへのメッセージ送信を勧めるメッセージのテンプレートに対して、前記推定した離脱候補者の識別情報を追加して、メッセージを生成し、
前記出力工程は、
前記生成したメッセージを、前記重要メンバーの端末に出力する、付記9に記載の離脱抑制の支援方法。
(付記11)
付記6から10のいずれかに記載の離脱抑制の支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記12)
付記11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、例えば、コミュニケーションアプリを利用するグループにおいて、離脱する可能性のある離脱候補者を推定できる。このため、例えば、前記グループの管理者、前記グループにおいて前記離脱候補者にとって影響力の高い重要メンバーに対して、離脱候補者を知らせることによって、前記管理者や前記重要メンバーが、前記離脱候補者が本当に離脱する前に、離脱を留まるような対応をとることもできる。このように、離脱を抑制することで、さらに、前記グループ内のネットワークをより良い強固なものとすることが可能となる。
10 支援装置
11 情報取得部
12 重み設定部
13 利用スコア算出部
14 離脱候補者推定部
15 出力部

Claims (10)

  1. 情報取得部、重み設定部、利用スコア算出部、離脱候補者推定部、および出力部を含み、
    前記情報取得部は、
    コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
    前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
    前記重み設定部は、
    前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
    前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みw2とを設定し、
    前記利用スコア算出部は、
    前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みw1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みw2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
    前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
    前記離脱候補者推定部は、
    前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
    前記出力部は、
    前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する
    ことを特徴とする離脱抑制の支援装置。
  2. 前記重み設定部は、
    前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きが大きい程、重みを小さく設定し、傾きが小さい程、重みを大きく設定し、
    前記離脱候補者推定部は、
    前記利用スコアが小さい程、前記アプリの利用の程度が低いメンバーとして、前記離脱候補者を推定する、請求項1に記載の離脱抑制の支援装置。
  3. さらに、重要メンバー選択部を含み、
    前記情報取得部は、
    グループのメンバー間の距離情報が記憶されたデータベースから、前記選択したグループのメンバー間の距離情報を取得し、
    前記重要メンバー選択部は、
    前記取得したグループのメンバー間の距離情報に基づいて、前記推定した離脱候補者との距離が近いメンバーを、前記離脱候補者に対して重要性の高い重要メンバーとして選択し、
    前記出力部は、
    前記選択した重要メンバーの識別情報を出力する、請求項1または2に記載の離脱抑制の支援装置。
  4. 前記出力部は、前記選択した重要メンバーの識別情報に基づいて、前記重要メンバーの端末に、前記推定された離脱候補者の識別情報と、離脱可能性の情報とを、出力する、請求項3に記載の離脱抑制の支援装置。
  5. さらに、記憶部、およびメッセージ生成部を有し、
    前記記憶部は、
    メッセージのテンプレート情報を記憶し、
    前記テンプレート情報は、離脱する可能性があるメンバーへのメッセージ送信を勧めるテンプレートであり、
    前記メッセージ生成部は、
    前記記憶部から前記テンプレート情報を取得し、
    前記テンプレート情報に、前記推定した離脱候補者の識別情報を追加し、メッセージを生成し、
    前記出力部は、
    前記生成したメッセージを、前記重要メンバーの端末に出力する、請求項4に記載の離脱抑制の支援装置。
  6. 情報取得工程、重み設定工程、利用スコア算出工程、離脱候補者推定工程、および出力工程を含み、
    前記情報取得工程は、
    コミュニケーションアプリのログ情報が記憶されたデータベースから、選択したグループに属する複数のメンバーの識別情報とログ情報とを取得し、
    前記ログ情報は、メッセージの受信履歴、およびメッセージの送信履歴を含み、
    前記重み設定工程は、
    前記グループについて、前記ログ情報に基づいて、経過日と送信数との相関関係についての傾きθ1と、経過日と受信数との相関関係についての傾きθ2とを算出し、
    前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きの大きさに応じた、送信数に対する重みw1と受信数に対する重みW2とを設定し、
    前記利用スコア算出工程は、
    前記メンバーごとに、前記送信数に対する重みW1によりメッセージの送信数に重み付けした送信スコアと、前記受信数に対する重みW2によりメッセージの受信数に重み付けした受信スコアとを算出し、
    前記送信スコアと前記受信スコアとの合計スコアを、前記アプリの利用の程度を示す利用スコアとして算出し、
    前記離脱候補者推定工程は、
    前記利用スコアに基づいて、前記アプリの利用の程度が低いメンバーを、前記アプリの利用から離脱する可能性のある離脱候補者として推定し、
    前記出力工程は、
    前記推定した離脱候補者の識別情報を出力する
    ことを特徴とする離脱抑制の支援方法。
  7. 前記重み設定工程は、
    前記傾きθ1と前記傾きθ2との比に基づいて、傾きが大きい程、重みを小さく設定し、傾きが小さい程、重みを大きく設定し、
    前記離脱候補者推定工程は、
    前記利用スコアが小さい程、前記アプリの利用の程度が低いメンバーとして、前記離脱候補者を推定する、請求項6に記載の離脱抑制の支援方法。
  8. さらに、重要メンバー選択工程を含み、
    前記情報取得工程は、
    グループのメンバー間の距離情報が記憶されたデータベースから、前記選択したグループのメンバー間の距離情報を取得し、
    前記重要メンバー選択工程は、
    前記取得したグループのメンバー間の距離情報に基づいて、前記推定した離脱候補者との距離が近いメンバーを、前記離脱候補者に対して重要性の高い重要メンバーとして選択し、
    前記出力工程は、
    前記選択した重要メンバーの識別情報を出力する、請求項6または7に記載の離脱抑制の支援方法。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載の離脱抑制の支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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