JP6061079B2 - 情報通知システム - Google Patents
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Description
例えば、スマートフォンを介してニュースをチェックしたり、電話や、電子メール、SMS(ショートメッセージサービス)などでコミュニケーションを図ったりしている。また、通信サービスを介して、知人同士のスケジュール情報の共有や、SNS(ソーシャルネットワークサービス)、ゲームを通じたメッセ−ジのやり取りなども容易に行えるようになっている。また、スケジュール機能によるアラームなども多くの機器に搭載されている。
この際に、特許文献1等の従来手法のように情報処理装置の有する様々な制限要因を考慮しつつ、より良い通知タイミングを求める。また、特許文献3のような特定状況下で且つユーザの操作を必須としない仕組みを検討する。
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、第1の実施形態の情報処理装置は、通知情報処理部1と、行動情報処理部2と、通知制御部3と、を含み成る。
この例において、携帯電話は、着信情報などのユーザが入手すべき情報(=携帯電話がユーザに通知すべき情報)であるところの通知情報を複数取得する。同様に、携帯電話は、所持者であるところのユーザの行動・状況に関する情報を行動情報として取得する。こうして得た通知情報および行動情報を用いて、携帯電話は、通知すべき情報を実際に通知する動作を行うか否かを決定する指標であるところの通知度を計時的に算出して、その通知度の値に基づいてユーザに実際に通知を行うタイミングを判定する。また、携帯電話は、判定したタイミングで通知を行う際に、適切な通知方法を取るように動作する。
各種通知すべき情報を取得する動作は、例えば着信やメール受信などのように、外部ネットワークから通知されて当該情報を取得する方法や、ニュース情報などのように、1時間に1回などの、あらかじめ決められた所定時間間隔で定期的に所望の情報を取得する方法が考えられる。また、携帯電話のカレンダー機能やアラーム機能などのアプリケーションプログラムが通知すべき情報を本発明にかかる仕組みに通知してもよい。携帯電話で識別されたこれらの情報を、以降「通知情報」と呼ぶこととする。
通知情報処理部1は、通知情報の種類や量に応じる重要度の算定処理を、例えば30秒や1分に1回などのように予め決められた時間間隔で実行する。また、算定処理で出力する重要度の大小は、一般的に緊急性や重要性が高いと考えられる種類の通知情報ほど、大きな値を採ることに関与させる方法が考えられる。具体的な方法として、例えば図3に示すような、通知情報の種類と重要度の対応表をあらかじめ用意して保持しておき、取得した通知情報の種類に応じて決められた値を採用する方法がある。
さらに、通知情報の内容解析を行って自動的に重要度を設定する方法が考えられる。具体的には通知情報処理部1が言語解析の機能を備えており、通知情報としてメールや音声メッセージなどを解析して、得られた文章の中に出現する「緊急」や「重要」、「すぐに」などの重要度に関連の強いキーワードの回数を数えるなどし、出現回数が多い文章は重要度の高い通知情報として、高い重要度を付与するなどの方法が考えられる。これらの設定も設定パラメータとして修正係数化することも可能である。
重要度は、行動情報処理部2によって、行動情報を例えば1分間などの予め決められた時間分蓄積して、その1分間の間で最も回数の多かった行動や状況の種類をその1分間のユーザの行動・状況として、その1分間に対応する内容と値として算出される。受容度の大小は、一般的にユーザが通知に気づきやすいと考えられる行動や状況ほど、大きい値を与える方法が考えられる。受容度を算出する具体的な方法としては、例えば図4に示すような、行動・状況の種類と受容度の対応表をあらかじめ用意しておき、取得した行動情報の種類に応じて決められた値を抽出する方法が考えられる。図4に示した例を用いれば、1分間の行動が「歩行」であった場合を考えると、この1分間の受容度の値は『10』となる。
また、算定する重要度は、行動・状況の種類だけでなく、行動・状況の切り替わりに対応させる方法も考えられる。例えば、図4に示しているように、行動・状況が切り替わった直後にユーザが通知に気付きやすい状態が訪れると捉え、1分間における行動・状況の切り替わり回数1回につき、個々の行動や状況に対して大きい値の受容度(図中の『+50』)を加算すれば良い。
また、上の例の他にも、例えば、ユーザの生活習慣に応じて、図4や図5のような対応表を複数用意し、例えば平日午前7時から夕方6時まで用いる対応表、平日夜間に用いる対応表、などと、用いる対応表を切り替えて用いるようにしても良い。これらの設定は設定パラメータとして修正係数化することも可能である。
情報処理装置は一般的に複数の通知すべき情報(通知情報)に対応しているので、このように、複数の通知情報に対応した通知度を採用して、それぞれの通知情報と通知度とを組として用いる方法が望ましい。
そして、10分後にユーザは停止したので、11分後の暫時の通知度の算出値は、図4より『(20+50)×7=490』となる。従って、11分後の通知度は、蓄積されている値に暫時の値を加算『700+490=1190』して『1190』の値になる。
さらに、複数通知度についてそれぞれ個別に通知判定を行い、その何れかの結果が判定閾値を超えていた際に通知行為を行う方法も考えられる。この場合、通知度閾値を超えた組のみ、これまで加算された通知度の値を初期化する仕組みとしてもよい。
また、前回の通知行為から通知度の増加量の傾き変化に基づいて、通知手段を変更しても良い。このようにすれば、新たな通知情報を受けずに、また、行動・状況に変化が無いことを簡易に識別でき適切な通知方法が設定できる。携帯電話の例では、光の連続発光などを行えばよい。
通知情報処理部1は、ユーザが入手したことが確認できた通知情報を、記憶している通知情報の中から削除する。また、該当する通知度を初期化する。図7を例にとって説明すると、時刻t0から11分後の通知実行により、ユーザが通知に気付き、通知情報であるところの着信情報およびメール情報を入手したとする。すると、時刻t0から11分後以降は、通知情報が無くなるため、重要度の値は『0』となる。すると、ユーザの行動・状況に関わらず通知度の加算値も『0』となり、以降、通知情報処理部1で新たな通知情報を取得されるまで、演算による通知度の値は『0』を継続する。
この仕組みにより、ユーザが情報を受け取りやすい状況かどうか、および情報の重要かどうか、緊急かどうかなどを総合的に判断した結果を導出でき、ユーザに良好な通知行為行える。
一方で、普及している携帯電話などを例にとると、着信やメールなどの通知情報を取得した瞬間に、ユーザに光や音や振動などを用いて通知を行う場合が一般的である。
従って、第1の実施形態においても、通知すべき情報を識別した際に、即座に所定の通知動作を実行すると共に、通知制御部3は、再通知に向けての通知タイミングの計時的加算による判定処理に移行することとしても良い。また、通知すべき情報を識別した際に、所定の通知を必ず実行するか否かを、あらかじめユーザが選択できる設定を設けてもよい。この仕組みを取り入れることで、既存の携帯電話などと同様な動作を実現できる。
考えられる他の構成としては、例えば、携帯電話とは別に、加速度センサや脈拍センサなどを備えた、腕時計型の機器が、行動情報処理部2の一部若しくは全部を備えており、携帯電話に無線などを通じて行動・状況に関する情報若しくは受容度を送信する構成が考えられる。
他にも、通知情報処理部1が、ユーザの携帯電話に通知情報を送信するネットワーク上のサーバ装置であって、ユーザの携帯電話に重要度を送信する前に、個々の通知情報の重要度を算出し、算出した重要度と通知情報を組にして、ユーザの携帯電話に送信する構成も考えられる。
また、ユーザが所持する携帯電話が、行動情報処理部2のみ備えており、他の機能は全て外部のサーバ装置が備えている構成も考えられる。この場合、ユーザが所持する携帯電話は、取得した行動情報を外部のサーバ装置に送信し、外部のサーバ装置は重要度、通知度を算出し、通知判定の処理と通知制御を実行する。ユーザが所持する携帯電話は、外部のサーバ装置から受信した通知制御の指示を用いて、ユーザへの通知を実行する。
また、ユーザの行動・状況に関する情報は、適宜使用する機器に応じて取得すればよい。例えば、人感センサやマウスやキーボードの入力の有無や入力量を用いて抽出してもよい。
また、通知行為もディスプレイのアイコンやウインドウのポップアップ、音などを通じてユーザへ通知情報の存在を通知するようにしてもよい。
以上の物理的な構成は、以下に示す本発明の他の実施形態についても同様のことが云える。
ステップA1は、例えば着信やメール受信などのように外部から与えられることで取得する方法や、例えばニュース情報の取得などのように1時間に1回などの予め決められた時間間隔で定期的に外部から情報を取得する方法、例えばスケジュールやアラームなどのように内部プログラムから通知を取得する方法などが挙げられる。
ステップA2は、通知情報処理部1が、新しい通知情報を取得するたびに、重要度を算出する方法が考えられる。また、例えば1分に1度などの予め決められた時間間隔で、通知情報処理部1が記憶している通知情報を確認し、実行する方法が考えられる。
ステップA3は、例えば10秒に1度などの、あらかじめ決められた時間間隔で実行する。
受容度の算出は、例えば1分に1度などの予め決められた時間間隔で実行する。受容度を算出する時間間隔は、行動情報を取得する時間間隔よりも、長いことが望ましい。このように、受容度を算出する時間間隔が行動情報を取得する時間間隔よりも長い場合、例えば受容度を算出する時点での最新の行動情報を用いて受容度を算出する方法が考えられる。他にも、10秒ごとに得られた行動・状況を、1分間分など予め決められた時間分蓄積し、その1分間の中で最も出現回数の多い行動・状況を、その1分間の代表的な行動・状況とし、代表的な行動・状況を用いて受容度を算出する方法や、行動・状況が変化するたびに受容度を算出する方法などが考えられる。
ステップA5は、例えば1分間に1度などの、あらかじめ決められた時間間隔で実行する方法が考えられる。通知制御部3が通知度を算出する時間間隔は、通知情報処理部1や行動情報処理部2がそれぞれ重要度や受容度を算出する時間間隔と同じである必要はない。例えば、通知情報処理部1が新しい通知情報を識別するたびに重要度を算出し、平行的に行動情報処理部2が行動・状況が変化するたびに受容度を算出する場合を考える。この条件では、重要度と受容度が変化したタイミングで通知度の算定を行っても良い。この両算出タイミングに対して、通知制御部3が通知度の算出を1秒ごとなどの比較的短い時間間隔で変化の識別確認を実行することで、通知情報の追加や行動・状況の変化に対して通知度の値を即時的に変更できる。また、前回の暫時の通知度を算出したタイミングから経過した時間に応じて蓄積する通知度の係数を定めても良い。このようにすれば、イベントが発生する毎に通知度の加算処理を容易に行える。
判定処理は、加算された通知度と所定閾値と大小関係の比較や、通知度の傾き変化に基づいて通知行為を行うか決定すればよい。
通知制御部3は、ステップA7における通知判定処理の結果、ユーザに通知を行わない場合は、ステップA5およびステップA6の処理を繰り返し実行する。ユーザに通知を行う場合、振動や音などの通知手段を用いて、ユーザに通知情報が存在することを通知する(ステップA8)。
ステップA8で、ユーザに通知を行った場合、通知制御部3は、これまで加算してきた通知度の値を初期化する(ステップA9)。
通知情報取得部1は、ステップA10の結果、ユーザが通知情報を入手したことが確認できた場合は、記憶している通知情報一覧から該当通知情報を削除する(ステップA11)。
上述したステップA10、ステップA11の処理動作は、通知制御部3による通知の実行に関わらず、例えば10秒ごとなどの、あらかじめ決められた時間間隔で、通知情報の入手確認を行うのが望ましい。また、ユーザに対して通知情報一覧を提示する画面を提供して、その画面への操作に応じて通知情報を削除してもよい。また、この一覧画面から該当通知情報に直接や間接的にリンクできることが望ましい。
また、例えば、通知情報のメール情報を考えると、メール閲覧アプリが、ユーザが未読メールを開封してメール内容を閲覧したときに、情報処理部1がメール情報をユーザが入手したことを確認する方法などが考えられる。
これらのことにより、通知制御部3による通知に先んじて、ユーザが自発的に操作して、通知情報を入手した際に良好に通知を行える。
本実施形態では、取得した通知情報とユーザの行動情報とを用いて、ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための指標として暫時の通知度とその計時的加算値を算出する。その結果、加算された通知度が、閾値を超えるなどの一定の条件を満たしたときに通知行為を光や音、振動などの通知手段を用いて通知する。
また、各指標の算出タイミングで係数を用いて補整を行い、より良い通知タイミングを演算により探索する。
以上の処理を、ユーザが通知情報を入手するまで繰り返す。その結果、ユーザが通知に気づきにくい状況で無駄な通知を繰り返すことなく、ユーザが気付きやすいタイミングでユーザに通知できる。
即ち、本発明によれば、ユーザに通知すべき情報を識別した際に、より良い通知タイミングを図って通知を実行する汎用的な利便性の高い仕組みを有する情報処理装置を提供できる。
この結果、本発明によれば、ユーザは、通知に気づきやすいタイミングで、入手すべき情報の通知を受けられ、また、通知を認知しなかった場合でも、気づきやすいタイミングで再通知を受けられる。
第2の実施形態では、ユーザごとに適切な通知タイミングが異なる点を考慮して、ユーザに適した通知タイミングを学習する。
第2の実施形態における、通知情報処理部1、行動情報処理部2、および通知制御部3の動作は、第1の実施形態と同様のため、説明を簡略化又は省略する。
まず、図11に示す時刻t1で、ユーザが自分で携帯電話を操作し、通知情報を入手した場合を考える。通知情報処理部1は、ユーザが通知情報を入手した時刻t1の情報を、情報通知タイミング学習部4へ与える。次に、通知制御部3から、t1における加算された通知度の値を得る。時刻t1における加算された通知度の値は、通知実行と判定する閾値である『1000』に達しておらず、従って通知行為を実行していない。しかしながら、ユーザは時刻t1において、自分で携帯電話を操作して情報を入手できたため、ユーザへの通知は、時刻t1よりも早いタイミングで実行するべきであったと考えられる。そこで、情報通知タイミング学習部4は、通知制御部3に設定されている判定閾値の値を、例えば『1000』から1減じて『999』とする。こうすることで、次に通知情報が発生したときは、加算された通知度の値が、以前よりも早いタイミングで閾値に達するため、以前よりもより好適なタイミングで通知行為を実行できる。
以上の説明に述べた、情報通知タイミング学習部4の判定閾値の値の変更方法は、例えば以下の数式で表せる。
通知実行前にユーザが情報を入手したとき:新判定閾値 = 旧判定閾値 − 1
通知実行後にユーザが情報を入手したとき:新判定閾値 = 旧判定閾値 + 1
他の学習方法としては、ユーザの生活習慣に応じて、判定に用いる閾値を複数用意し、例えば平日午前7時から夕方6時まで用いる閾値、平日夜間に用いる閾値、などと、学習する閾値を切り替える方法が考えられる。
また、他の学習方法としては、ユーザが通知情報を入手した時刻における、加算された通知度の値と通知制御部3が設定している閾値との大小を比較するだけでなく、加算された通知度の値と判定閾値の差の値の大小に応じて、判定閾値を変更する値を計算により決める方法が考えられる。具体的には例えば、次の数式によって、変更する値を与えることができる。
変更する値 = (加算された通知度 − 判定閾値 + 通知実行回数 × 判定閾値 ) / 100
第2の実施形態の動作における、ステップA1〜ステップA9の動作は、第1の実施形態におけるステップA1〜ステップA9の動作と同様のため、説明を省略する。
通知情報処理部1は、ユーザが通知情報を入手したかどうかを確認する(ステップA10)。
その結果、ユーザが通知情報を入手したことが識別できた場合は、ユーザが入手した通知情報を、一覧から削除すると共に、情報通知タイミング学習部4に、ユーザが通知情報を入手した時刻情報を与える。
情報通知タイミング学習部4は、通知情報処理部1から得たユーザが通知情報を入手した時刻と、通知制御部3から与えた加算された通知度の値を参照し、通知行為を実行することにより適したタイミングを学習する(ステップA12)。ステップA12では、例えば、ユーザが通知情報を入手した時刻において、加算された通知度の値と、通知制御部3が設定している閾値の値との大小関係を比較するなどして、より適切なタイミングで通知実行できるよう、通知制御部3の判定閾値を変更する。
第2の実施形態の動作における、ステップA11の動作は、第1の実施形態におけるステップA11と同様であり、通知情報取得部1は、ステップA11の結果、ユーザが通知情報を入手したことが確認できた場合は、記憶している通知情報一覧から該当通知情報を削除する(ステップA11)。
第1の実施形態では、ユーザによって適切な通知タイミングがそれぞれ異なる点を、網羅できるような仕組みを設けておらず、同じルールに基づいて通知行為を実行するタイミングが決定されている。一方で、本第2の実施形態では、ユーザごとに通知を実行する指標となる判定閾値の値を、ユーザが通知情報を入手したタイミングによって変化させる。このように、学習の仕組みを導入することで、ユーザごとにより適切なタイミングで通知を実行できるようになる。また、継続使用することで持ち主の行動によりマッチした情報処理装置を得られる。
上記実施の形態を別の表現で説明すれば、通知システムを持たせる情報処理装置を、RAMに展開された通知システムプログラムに基づき、通知情報処理手段、行動情報処理手段、通知制御手段、情報通知タイミング学習手段として制御部を動作させることで実現することが可能である。
また上記に実施形態を図示して説明したが、そのブロック構成の分離併合、手順の入れ替えなどの変更は本発明の趣旨および説明される機能を満たせば自由である。
本発明によれば、ユーザに通知すべき情報を識別した際に、より良い通知タイミングを図って通知を実行する汎用的な利便性の高い仕組みを有する情報処理装置を提供できる。
この結果、本発明によれば、ユーザは、通知に気づきやすいタイミングで、入手すべき情報の最初の通知を受けられ、また、通知を認知しなかった場合でも、気づきやすいタイミングで再通知を受けられる。換言すれば、本発明を用いることにより、ユーザが、情報の取り逃がしを気にして頻繁に情報端末を確認する負担やストレスを軽減する効果も期待できる。
また、ユーザが気付きやすいタイミングを探求して通知行為を実行することにより、ユーザが大量の情報を効率的に確認することを助ける効果を期待できる。
また、機器毎に異なる通知すべき情報の種類や、機器が備える通知手段の違いに容易に対応できる。例えば、携帯端末とパーソナルコンピュータに同様のプログラムによって実現するが可能である。端末毎のコンフィグレーションの違いは、端末のコンフィングの自動取得やユーザによる簡易設定により、容易に設定可能とできる。
また、時々刻々とユーザに適した通知タイミングの探索を行う情報通知システムが得られる。
2 行動情報処理部(行動情報処理手段)
3 通知制御部(通知制御手段)
4 情報通知タイミング学習部(情報通知タイミング学習手段)
Claims (30)
- ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるための重要度合いを示した第1の指標を求める通知情報処理部と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるため受容度合いを示した第2の指標を求める行動情報処理部と、
それぞれ求められた前記第1の指標と前記第2の指標に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った第3の指標を算出処理すると共に、算出した第3の指標に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御部と
を含み成ることを特徴とする情報処理システム。 - ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいて 前記ユーザに通知する重要度を算出する通知情報処理部と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいて 前記ユーザに通知する受容度を算出する行動情報処理部と、
それぞれ算出された前記重要度と前記受容度に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った通知度を算出処理すると共に、算出した通知度に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御部と
を含み成ることを特徴とする情報処理装置。 - 前記通知制御部は、算出された重要度の数値と算出された受容度の数値とを数値演算して通知度を算出処理する ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記ユーザが記憶保持している通知情報を前記ユーザが入手したタイミングと 通知行為を実行したタイミングと を対比して、
通知行為を実行する前にユーザが通知情報を入手した際に、より早いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整し、
他方 通知行為に応ずるユーザ操作が成されなかった際に、より遅いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整して、
通知行為に適したタイミングを導出する情報通知タイミング学習部
を更に含む ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 通知すべき情報を識別した際に即座に所定の通知行為を実行すると共に、
前記通知制御部は、得た重要度と受容度に基づいた通知度に基づく通知タイミングを判定して再通知行為を制御する
ことを特徴とする請求項2ないし4の何れか一項に記載の情報処理装置。 - 前記通知制御部は、前記通知情報処理部から算出された重要度と共に対応する通知情報を識別して、複数の計時加算要素を伴った通知度を算出処理する ことを特徴とする請求項2ないし5の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記通知制御部は、前記行動情報処理部から算出された受容度と共に対応する行動情報を識別して、算出した通知度に基づいて通知行為を実行する通知手段を選択する ことを特徴とする請求項2ないし6の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 通知を行うタイミングを演算により補正するための1ないし複数の修正係数に基づいて、重要度、受容度、通知度の何れか又は全ての値に対して補正を行い、通知行為を行う通知タイミングの適正解を求める ことを特徴とする請求項2ないし7の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 重要度の補正に使用する修正係数を、受容度を求める前記ユーザの行動及び状況に関する情報に基づいて定める ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 受容度の補正に使用する修正係数を、重要度を求める前記ユーザに通知すべき情報の内容に基づいて定める ことを特徴とする請求項8又は9に記載の情報処理装置。
- 通知度の補正に使用する修正係数を、重要度を求める前記ユーザに通知すべき情報の内容と、受容度を求める前記ユーザの行動及び状況に関する情報と、に基づいて定める ことを特徴とする請求項8ないし10の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記1ないし複数の修正係数を反映する際に、現在時刻に基づく設定パラメータを係数化して用いる ことを特徴とする請求項8ないし11の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記1ないし複数の修正係数を反映する際に、前記ユーザの行動履歴に基づく設定パラメータを係数化して用いる ことを特徴とする請求項8ないし12の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記1ないし複数の修正係数を、前記通知情報処理部及び/又は前記行動情報処理部を介して識別した自装置に加わった変化に応じて時々刻々と修正しながら、ユーザにより適した通知タイミングの適正解を探索処理する ことを特徴とする請求項8ないし13の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記通知制御部は、前記通知情報処理部から算出された重要度と対応する通知情報を識別すると共に 前記行動情報処理部から算出された受容度と対応する行動情報を識別して、識別した通知情報の種類と行動情報の種類の組み合わせに対応した通知度の修正係数を用いて補整しながら計時加算要素を伴った通知度を算出処理する ことを特徴とする請求項2ないし14の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記通知制御部は、前記通知情報処理部から算出された重要度と対応する通知情報を個別に識別して、通知情報の種類毎の通知度を算出する ことを特徴とする請求項2ないし15の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記通知制御部は、通知情報の種類毎に算出した通知度毎に、適した通知行為を選択する ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
- 無線通信手段を介して前記ユーザに通知すべき情報を受け付けると共に、前記ユーザのみに適した通知タイミングを探索処理する ことを特徴とする請求項2ないし17の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記行動情報処理部を有さずに、通信ネットワークを介して接続された装置から、行動・状況に関する情報若しくは受容度を受信して、前記ユーザに適した通知タイミングを探索処理する ことを特徴とする請求項2ないし18の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記通知情報処理部を有さずに、通信ネットワークを介して接続された装置から、重要度若しくは前記ユーザに通知すべき情報と重要度の組を受信して、前記ユーザに適した通知タイミングを探索処理する ことを特徴とする請求項2ないし19の何れか一項に記載の情報処理装置。
- クラウド環境下で、通知システムの一部として、前記行動情報処理部、前記通知情報処理部、前記通知制御部の何れかの部分のみが構築されると共に、前記行動情報処理部、前記通知情報処理部、前記通知制御部の残りの部分を有する他の情報処理機器と連携動作して、前記ユーザに適した通知タイミングを探索処理する ことを特徴とする請求項2ないし20の何れか一項に記載の情報処理装置。
- ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるための重要度合いを示した第1の指標を求める通知情報処理工程と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるため受容度合いを示した第2の指標を求める行動情報処理工程と、
それぞれ求められた前記第1の指標と前記第2の指標に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った第3の指標を算出処理すると共に、算出した第3の指標に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御工程と
を含み成る
ことを特徴とする情報処理システムで行われるユーザへの情報通知方法。 - ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいて 前記ユーザに通知する重要度を算出する通知情報処理工程と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいて 前記ユーザに通知する受容度を算出する行動情報処理工程と、
それぞれ算出された前記重要度と前記受容度に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った通知度を算出処理すると共に、算出した通知度に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御工程と
を含み成る
ことを特徴とする情報処理システムで行われるユーザへの情報通知方法。 - 前記ユーザが記憶保持している通知情報を前記ユーザが入手したタイミングと 通知行為を実行したタイミングと を対比して、
通知行為を実行する前にユーザが通知情報を入手した際に、より早いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整し、
他方 通知行為に応ずるユーザ操作が成されなかった際に、より遅いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整して、
通知行為に適したタイミングを導出する情報通知タイミング学習工程
を更に含む
ことを特徴とする請求項23に記載の情報通知方法。 - 通知すべき情報を識別した際に即座に所定の通知行為を実行する工程を更に含み、
前記通知制御工程は、得た重要度と受容度に基づいた通知度に基づく通知タイミングを判定して再通知行為を制御する
ことを特徴とする請求項23又は24に記載の情報通知方法。 - 情報処理システムの制御部を、
ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるための重要度合いを示した第1の指標を求める通知情報処理部と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいた 前記ユーザに通知するタイミングを求めるため受容度合いを示した第2の指標を求める行動情報処理部と、
それぞれ求められた前記第1の指標と前記第2の指標に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った第3の指標を算出処理すると共に、算出した第3の指標に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御部
として動作させることを特徴とする通知システムプログラム。 - 情報処理システムの制御部を、
ユーザに通知すべき情報を識別して通知情報として記憶すると共に、記憶した通知情報に基づいて 前記ユーザに通知する重要度を算出する通知情報処理部と、
前記ユーザの行動及び状況に関する情報を識別して行動情報として記憶すると共に、識別した行動情報に基づいて 前記ユーザに通知する受容度を算出する行動情報処理部と、
それぞれ算出された前記重要度と前記受容度に基づいて、前記ユーザに対して通知を実行するタイミングを決定するための計時加算要素を伴った通知度を算出処理すると共に、算出した通知度に基づき通知タイミングを判定して通知行為を制御する通知制御部
として動作させることを特徴とする通知システムプログラム。 - 前記制御部を、
前記ユーザが記憶保持している通知情報を前記ユーザが入手したタイミングと 通知行為を実行したタイミングと を対比して、
通知行為を実行する前にユーザが通知情報を入手した際に、より早いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整し、
他方 通知行為に応ずるユーザ操作が成されなかった際に、より遅いタイミングでの通知行為を実行するように、算出した通知度に基づく通知タイミングの判定閾値を補整して、
通知行為に適したタイミングを導出する情報通知タイミング学習部
として更に動作させることを特徴とする請求項27に記載の通知システムプログラム。 - 前記通知制御部は、得た重要度と受容度に基づいた通知度に基づく通知タイミングを判定して再通知行為を制御する
ことを特徴とする請求項27又は28に記載の通知システムプログラム。 - 通知を行うタイミングを演算により補正するための1ないし複数の修正係数に基づいて、重要度、受容度、通知度の何れか又は全ての値に対して補正を行い、通知行為を行う通知タイミングの適正解を求める ことを特徴とする請求項27ないし29の何れか一項に記載の通知システムプログラム。
Priority Applications (1)
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