JP2004094709A - 出席管理システム及びプログラム - Google Patents

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小河 俊紀
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Abstract

【課題】レッスンからの退会を考える生徒の早期発見を可能とし、このようなケアを必要とする生徒へのフォローを確実に促すことができるシステムの提供。
【解決手段】この発明による出席管理システムでは、レッスン実施(1)の後に講師TCが講師端末Bで作成した指導レポート(2)の指導内容をサーバAに入力する(3)。生徒データベース(生徒DB)を備えるサーバAは、この指導内容に基づき、レッスン脱退の可能性を表わす退会予測指数(ケア指数)を算出すると共に、出席状況を含むこれら生徒毎の生徒情報を生徒DBに記録する。そして、サーバAは、生徒DBの出席状況やケア指数が所定の出欠条件やケア指数条件を満たす生徒を抽出し、抽出された生徒に対応する生徒情報を生徒DBから読み出して、当該生徒情報と共に、生徒STへのフォロー(5)→(6)を指示する「注意喚起メッセージ」(4)を講師端末Bに通知する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音楽教室等の教習機関における出席管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
レッスン後に講師・生徒からレポートを提出させる構成を含む教習システムが、例えば、特許文献1により提案されている。また、本出願人は、IDカードを利用した教習機関(教室)の出席/帰宅受付対応システムを特願2001−114316(「先願1」という。)により、そして、特許文献1と同様のレポートを講師への報酬計算やカリキュラムの見直し等に利用可能としたシステムを特願2001−266789(「先願2」という。)により、既に提案している。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−133238号公報(図27〜図29)
【0004】
このようなシステムにおいて、各種教室を事業として行う場合、レッスン内容に魅力を感じない生徒など、退会(教室からの脱退)を考える生徒を早期に発見し、その対応を行うことは重要である。しかしながら、従来は、レッスン乃至レッスン前後に講師が生徒を観察した結果による主観的な判断に頼ることが多く、客観的な判断を行うためのシステムが提供されていなかった。
【0005】
また、経験則により、レッスンを欠席した生徒(特に連続して欠席するような生徒)は退会する可能性が高いことが判っているため、このような生徒に対するケアは(欠席という明らかな現象があるため)なされるかもしれないが、あくまでも事後のケアに過ぎなかった。従って、退会を考える生徒の早期発見が難しく、また、そういった生徒へのフォローを実際に行うか否かも各講師に一任されているため、ケアが十分なされているとはいえない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の主たる目的は、このような事情に鑑み、各種教習機関においてレッスンからの退会を考える生徒の早期発見を可能とし、このようなケアを必要とする生徒へのフォローを確実に促すことができるシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、出席状況を含む生徒情報を各生徒に対応して蓄積する生徒情報蓄積手段(AD)と、この生徒情報蓄積手段の出席状況を参照して、所定の出欠条件を満たす生徒を抽出する生徒抽出手段(A4)と、抽出された生徒に対応する生徒情報を生徒情報蓄積手段(AD)から読み出して、当該生徒情報と共に、フォローを指示するメッセージ(注意喚起メッセージ)を講師端末(B)に通知するフォロー通知手段(A5)とを具備する出席管理システム〔請求項1〕、並びに、出席状況を含む生徒情報を各生徒に対応して蓄積する生徒情報蓄積手段(AD)を具備する生徒情報処理装置(A)に対して、生徒情報蓄積手段の出席状況を参照して、所定の出欠条件を満たす生徒を抽出する生徒抽出ステップ(A4)と、抽出された生徒に対応する生徒情報を生徒情報蓄積手段から読み出して、当該生徒情報と共に、フォローを指示するメッセージを講師端末(B)に通知するフォロー通知ステップ(A5)とから成る手順を実行させるための出席管理プログラム〔請求項3〕が提供される。なお、括弧書きは、対応する実施例中の参照記号乃至用語を表わし、以下においても同様である。
【0008】
この出席管理システムでは、さらに、レッスンの実施後に指導内容を各生徒に対応して生徒情報蓄積手段(AD)に入力する指導内容入力手段(A2)と、入力された指導内容に基づいて、当該レッスンからの脱退の可能性を表わすケア指数(T)を算出する指数算出手段(A3)とを具備し、生徒抽出手段(A4)は、出欠条件に加えて、算出されたケア指数が所定の閾値を超える生徒を抽出する〔請求項2〕ように構成することができる。
【0009】
〔発明の作用〕
この発明による出席管理システムでは、毎レッスン後に、生徒の出席状況や講師のレッスン内容レポート等に基づいてケア指数(退会予測指数T)を算出し、生徒情報の一部として生徒情報処理装置(サーバA)の生徒情報蓄積手段(AD)に格納する。生徒情報処理装置(A)は、レッスンを欠席した等の生徒を適宜抽出して、フォローを行うための基礎情報を取り出し、フォローを要する生徒が存在することをメッセージで講師端末(B)に通知する。従って、講師は、このメッセージに基づき、生徒へのフォローメッセージを作成し、生徒情報処理装置(A)を介して生徒端末(C)に送信することができ、退会予備軍(レッスンを脱退しようとする生徒)の早期発見とそのケアを効率よく行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による出席管理システムの概要図である。この出席管理システムは、図1(1)の全体図に示すように、サーバAと、講師端末B、生徒端末C、教室端末Dなどの各端末から成り、サーバAと各端末B〜Dは、有線〔Ether(イーサ)ネット(商標)、IEEE1394、USB(Universal Serial Bas)等〕又は無線〔IEEE802.11、Bluetooth(商標)等〕で通信回線を介して通信を行うことができる。レッスンを事業として行いカリキュラムの作成なども行う「教室」の運営者(経営者)は、教室設備に設置されるサーバA及び教室端末Dを所有し管理する。サーバAは、通信機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)やサーバマシンなどで構成され、生徒データベース(生徒DB)ADを備える生徒情報処理装置である。
【0011】
また、各端末B〜Dは、サーバAと通信可能な情報処理装置であり、PCや、携帯通信端末(携帯電話機等)、PDA(Personal Digital Assistant)などで構成される。講師端末Bは、「教室」のレッスンを実施する「講師」それぞれが所有し、生徒端末Cは、「教室」のレッスンを受ける「生徒」自身或いはその保護者が所有する。教室端末Dは、生徒の有するカードCdなどを読み取るためのカードリーダDRを備える。なお、教室端末D及びサーバAは同一のものであってもよい。
【0012】
図1(2)は、各端末B〜D及びサーバAのハードウエア構成の一例を示す。各端末B〜D又はサーバAは、当該端末B〜D又はサーバAの動作を制御する中央処理装置(CPU)1、制御プログラムや制御用データを記憶した読出専用メモリ(ROM)2、処理用データ等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)3、種々のデータやプログラムを記憶するハードディスク(HD)などの外部記憶装置4、当該端末B〜DからサーバAへ又は当該サーバAから各端末B〜Dへと通信するためのモデムやLANカード等の通信部5などの構成要素を備え、これらの構成要素1〜5はバス6を介して相互に接続される。
【0013】
ここで、サーバAにおける外部記憶装置4には、各生徒の情報管理のために前述の生徒データベース(DB)ADが構築される。また、端末B〜Dには、バス6に接続される入出力部7が設けられ、この入出力部7は、キーやボタン等の入力操作子を備えた入力部と、CRT、LCD等の表示装置や、プリンタ等の印刷装置、楽音や音声の放音装置などを含む出力部から成る。教室端末Dには、更に、バス6からカードリーダ用入出力インターフェース(I/O)8を介してカードリーダDRが接続され、カードリーダDRにてカードCdから読み取った記録情報を当該教室端末D内に取り込む。なお、サーバAについては、これらの要素7,8,DRは必須のものではないが必要に応じて設けてもよい。
【0014】
〔生徒データベース〕
図2は、生徒データベース(DB)の記録内容を説明するための図である。サーバAの生徒データベース(生徒DB)ADに蓄積される生徒情報には、図示のように、生徒の生徒ID、基礎情報(氏名・連絡先・生年月日、決済情報等)、受講コースID、担当講師の講師ID、レッスン履歴情報(出席状況を含む)など(例えば、特許文献1=図3(1)の「生徒情報データベースDS」、先願1=図1及び図2の「DB4」、先願2=図8の「生徒:個人情報」などの内容を参照。)に加えて、生徒が受講する各レッスン毎に当該レッスンからの脱退の可能性を表わすケア指数(T)があり、ここでは「退会予測指数」と呼ばれる。
【0015】
〔サービスの流れ〕
図3は、この発明の一実施例による出席管理システムにおけるサービスの流れを説明するための図である。ここで、図3を用いて、このシステムの機能を概略的に説明しておく。このシステムでは、レッスン実施(1)の後に講師TCが講師端末Bで作成した指導レポート(2)の指導内容をサーバAの生徒データベースADに入力する(3)。サーバAは、この指導内容に基づいて、レッスン脱退の可能性を表わす退会予測指数(ケア指数)Tを算出すると共に、出席状況を含むこれら生徒毎の生徒情報を生徒データベースADに記録する。そして、サーバAは、生徒データベースADの出席状況やケア指数Tが所定の出欠条件やケア指数条件を満たす生徒を抽出し、抽出された生徒に対応する生徒情報を生徒データベースADから読み出し、当該生徒情報と共に、生徒STへのフォロー(5)→(6)を指示する「注意喚起メッセージ」(4)を講師端末Bに通知する。
【0016】
以下、より詳しく説明する。レッスンの際、生徒STはカードリーダDRにカードCdを投入して教室端末Dに出席登録を行い、サーバAの生徒データベースADに当該レッスンの出席を登録する。講師TCは、生徒STに「(1)レッスンを実施」した後、講師端末Bを用いて「(2)レポートを作成」する。サーバAは、データベースADに「(3)レポートを登録」し、さらに、生徒STに関する出席登録や指導レポート(講師レポートともいう)の内容に基づいて退会予測指数Tを算出し、生徒情報の1つとして生徒データベースADに格納する。
【0017】
また、サーバAは、定期的に、生徒の出欠状況に関する出欠条件や退会予測指数Tに関するケア指数条件に従って、ケアを要する生徒を抽出し、抽出された生徒のレッスンを担当する講師の講師端末Bに「(4)注意喚起メッセージ」を送付する。これに対して、講師端末B側では、このメッセージが送付されてきたことを確認した上、当該メッセージの編集を行いサーバAに「(5)フォローメッセージを返送」する。サーバAは、生徒端末Cに「(6)フォローメッセージを送信」すると共に生徒データベースADに登録する。当該生徒端末Cでは、このフォローメッセージによる宿題などの注意事項が生徒STにより確認される。
【0018】
なお、図3に破線で示すように、レッスン終了後は、特許文献1の「アンケート」(図29)のように、生徒端末Cでも生徒レポートを作成し、サーバAの生徒データベースADに登録しておき、注意喚起メッセージ(4)の作成などに利用するようにしてもよい。さらに、(4)の注意喚起メッセージをサーバAから教室端末Dにも送信するようにもよい。このように、講師端末Bに送られる情報と同等の情報を教室端末Dにも送信することによって、教室の運営者として人的なフォロー〔例えば、注意喚起メッセージが認められた生徒が出席(登録)した際に受付で声をかける等〕を起すための契機が得られると共に、講師TCが実際にフォローを行ったか否かを教室運営者としてチェックを行うことができる。
【0019】
〔処理フロー例1〕
図4は、上述した「(2)レポート作成」及び「(3)レポート登録」のサービスを行う場合の処理例を表わすフローチャートである。講師は、レッスン実施後、特許文献1のレッスン終了処理(図27:D1)と同様に、講師端末Bで各生徒の指導レポートの作成に取りかかる(ステップB1)。この場合、講師端末BからサーバAに対して生徒IDと共に指導レポートの入力フォーム送信要求を行うと、サーバAでは、指定された生徒IDを参照して対応する入力フォームを特定し、生徒データベースADから対応する入力フォーム情報を取り出して講師端末Bに送信する(ステップA1)。この入力フォームは、例えばレッスンコース毎又は生徒の年齢毎に、入力項目が異なるものである(図7参照)。
【0020】
講師端末Bにおいて、入力フォームに所要の事項(入力データ)を記入して指導レポートを作成しサーバAに送信すると(ステップB2)、サーバAは、指導レポートを受け付けて、その指導内容を表わす入力データを生徒データベースADに登録する(ステップA2)。図7は、講師端末Bで作成される指導レポートの一例を示す。
【0021】
図7において、「生徒ID」〜「講師」から成る項目群(a)はサーバA側で自動的にフォーム中に既に付加されている。「欠席事由」欄(b)の内容は欠席情報として生徒データベースADに蓄積される。「課題曲」及び「使用教材」欄(c)の内容は、レッスンカルテとして生徒データベースADに蓄積され、欠席時のレッスン内容通知としても利用される。質問回答項目(d)は、レッスンカルテとして生徒データベースADに蓄積され、退会予測指数Tを決定する要素の一つである「指導レポート指数」〔レポートの指導内容に基づくケア指数〕(R)の算出にも利用される。また、「コメント」欄(e)のテキストデータはレッスンカルテとして生徒データベースADに蓄積される。
【0022】
なお、質問回答項目即ち入力項目(d)の個数は、フォームによらず固定(例えば、“5”項目)であっても、フォーム毎に可変であってもよい。特に、後者(可変)の場合には、そのままでは、算出される指導レポート指数(R)の最大値がフォーム毎に異なるので、後述するように正規化を行う必要がある。
【0023】
さて、サーバAでは、指導レポートの登録(A2)後、指導レポートの解析が行われ、当該レポートの内容に基づいて各生徒毎に退会予測指数Tが算出され、生徒データベースADに蓄積される(ステップA3)。図6は、レポート解析による指数算出の一例を表わし、図6(1)は、図4のステップA3で実行されるレポート解析・指数算出処理の処理フロー例を示す。各生徒の退会予測指数(ケア指数)Tは、図6(1)の処理フローに従って、出欠状況と指導レポートの内容に基づいて各レッスン毎に算出される。
【0024】
図6(1)において、退会予測指数Tを値“0”に初期化した後(ステップA31)、今回レッスンに出席したか否かの出欠判定を行い(ステップA32)、出席の場合は(A32→YES)、指導レポート情報から算出される指導レポート指数“R”だけ指数Tをインクリメントし(ステップA33)、この指導レポート指数Rで生徒データベースADの指数Tを更新する(ステップA34)。
【0025】
一方、出欠判定で欠席の場合は(A32→NO)、予め定められた欠席時加算指数(単一の欠席に基づくケア指数)“Q”(定数)だけ指数Tをインクリメントする(ステップA35)。この指数Qは、指導レポート指数Rが取り得る最大値Rmax、ケア指数条件となる抽出閾値Lとの間で次式(1)の関係がある:
Q ≧ Rmax > L                  …(1)
【0026】
次いで、今回レッスンの欠席が連続欠席であるか否かの連続欠席判定を行い(ステップA36)、連続欠席でないときは(A36→NO)、欠席時加算指数Qで生徒データベースADの退会予測指数Tを更新する(A34)。
【0027】
一方、連続欠席のときは(A36→YES)、更に欠席時加算指数“Q”だけ指数Tをインクリメントして(ステップA37)、インクリメント後の指数T=“2Q”で生徒データベースADの退会予測指数Tを更新する(A34)。つまり、連続欠席時の指数Tの値(連続欠席に基づくケア指数)は最大値“Q”(A35)+“Q”(A37)=“2Q”となる。つまり、経験則から、2回連続して欠席した生徒は退会する傾向にあることが判っているので、連続欠席時の指数Tは、欠席時加算指数Qの2倍という大きな値に設定される。
【0028】
なお、連続欠席時のインクリメント値には、指数Qよりも更に大きい値をもつ連続欠席時加算指数Pを設定してもよい。この場合は、P>Q≧Rmax>Lであり、指数Tの更新値(連続欠席に基づくケア指数)は“Q+P”となる。
【0029】
次に、レポート情報からの指数算出は図6(2)〜(4)で説明するような方法で行われる。図6(3)に示すレポート指数算出テーブルには、レポートに使用されている項目毎(QID毎)にそれぞれ指数値(a1,b1,c1;a2,b2,c2;…;an,bn,cn)が定義されている。そこで、図6(2)に例示されるレポートに記入された入力データの内容を、図6(3)のレポート指数算出テーブルに基づいて、図6(4)の算出式で表わされる数値に変換する。
【0030】
ここで、質問内容(Q1〜Qn)が同じであっても、コースや生徒の年齢毎に指数値を変更する必要がある場合が生じる。従って、指数算出テーブルには、図示のように、同じ質問内容の項目(Q1〜Qn)を区別するために識別番号(QID)などを割り振るようにすることが望ましい。例えば、図6(2)に示される指導レポート例の場合、「ピアノ初心者」コースに応じた質問Q1,Q2,…,Qnに対応する項目ID(QID)=“001”,“010”,…,“mmm”を求め、求められたQIDに基づいて図6(2)の算出テーブルを検索し、入力(回答)データ(YES,NO,ELSE)に対応する指数値“a1”,“a10”,“b4”,…,“ammm”を取得する。そして、これらの指数値に基づく図6(4)の算出式によって指導レポート指数Rを求めることができる。
【0031】
なお、レポートに入力すべき項目内容によっては、前述したように、フォーム毎に算出される指数Rの最大値Rmaxが異なるような場合があるが、この場合は、算出テーブルに基づいてフォーム内容を数値に変換した後、フォーム毎の最大値Rmaxが等しくなるように正規化を行えばよい。
【0032】
〔処理フロー例2〕
図5は、前述した「(4)注意喚起」〜「(6)(生徒宛)フォローメッセージ」のサービスを行う場合の処理例を表わすフローチャートである。まず、サーバAでは、所定周期毎(例えば、毎日午前0時等)に、生徒データベースADに対してクエリー(query )を行い、注意喚起を発すべき要ケア生徒を生徒DBから抽出する(ステップA4)。この抽出条件は、
1.出欠条件=「直前のレッスンを欠席している」
2.ケア指数条件=「退会予測指数Tが抽出閾値Lを超えている」
の何れかに該当する生徒であって、且つ、この生徒に対してフォローメッセージが送られていない(メッセージフラグが立っていない)ことである。なお、直前のレッスンを休んでいる生徒は、必ず退会予測指数が閾値を超えることになる。
【0033】
サーバAは、抽出した生徒の生徒IDに基づきレッスン履歴情報を生徒データベースADから読出して、レッスン内容、欠席状況、退会予測指数、注意喚起定形文などから成る注意喚起メッセージを担当講師の講師端末Bに送信する(ステップA5)。図8は、注意喚起メッセージの一例を示す。
【0034】
図8において、項目部分(f)は、指導レポート(図7)に基づく生徒データベースADのレッスンカルテから自動抽出され、「出席状況」項目(f1)に列記される記号の“○”は出席を、“×”は欠席を、“−”はレッスン未実施を表わし、「指数」項目(f2)の値(○○)には、生徒データベースADに登録されている退会予測指数T〔図3:A3〕の値が入る。また、メッセージ欄(g)には編集可能な定型文のテキストデータが挿入され、この定型文の「」内にはレッスンカルテを参照して宿題データ〔図7(c)〕などが自動挿入される。
【0035】
なお、この注意喚起メッセージは、例えば、HTMLで構成し、当該メッセージに生徒のレッスン履歴等の詳細な情報を参照するようなハイパーリンクを設定しておき、随時生徒に関する詳細情報を参照可能とすることが望ましい。
【0036】
講師端末Bでは、注意喚起メッセージが確認され(ステップB3)、出席状況項目(f1)や指数項目(f2)の内容が記号・数値化されているので、生徒の状況に対する客観的な理解が容易になる。そこで、講師TCは必要に応じて適宜メッセージ編集を行う(ステップB4)。この編集では、必要事項が定型文で用意されるので、「風邪は治りましたか?」を追加する等の簡単な入力で済む。
【0037】
講師端末Bで確認乃至編集されたメッセージは、フォローメッセージとしてサーバAに返信され、サーバAでは、これを生徒データベースADに登録する(ステップA6)。なお、メッセージが登録されることでメッセージフラグが立ち、このメッセージフラグは、次回のレッスンが実施された時点でクリアされる。また、フォローメッセージからメッセージ欄(g)のテキストデータが生徒宛フォローメッセージとして抽出されてフォロー対象になっている生徒の生徒端末Cに送信され(A6)、生徒端末Cで当該生徒により確認される(ステップC1)。
【0038】
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつ、この発明を一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で発明を実施することができる。例えば、生徒データベースに用意される入力フォームは、欠席日数や連続欠席数などの各種条件に対応して複数備えていてもよい。また、指数算出テーブルは、入力フォームの種別毎に複数備えるようにしてもよい。
【0039】
講師が作成した指導レポートによる指導レポート指数Rだけでなく、図3のST−C−A間の破線で示されるように、生徒STが作成した生徒レポート(アンケート)に基づく生徒レポート指数Sをも使用して、退会予測指数Tを算出するようにしてもよい。例えば、指導レポートに対応する算出テーブル〔図6(3)〕と同様に、レッスンのコース毎に生徒レポート用の入力フォーム及び算出テーブルを用意しておくことで、生徒レポート指数Sを算出するようにすればよい。この場合、例えば、図6(1)の出席時の指数決定段階(A33)において、退会予測指数Tは“R+S”に決定され、指数Sが取り得る最大値をSmaxとすると、次式(2)の関係がある:
P > Q ≧ Rmax+Smax > L          …(2)
【0040】
図6における退会予測指数や指導レポート指数の算出では、単純に各種条件に対応する指数値を加算しているが、他の演算式であってもよい。また、或る項目に対応する指数値を他の項目の選択内容に応じて変更するようにしてもよい。例えば、図7のレポート例の場合には、「Q2.意欲的に学習していましたか?」の設問と「Q4.指導内容を理解しましたか?」の設問とを関連づけ、Q2の回答として「yes」を選択した場合はQ4の回答に対応する各指数値を全体に低くするといったようにする。
【0041】
指数算出テーブルの内容を可変としてもよい。例えば、サーバにおいて、定期的に、入力フォームの各項目の各選択肢が選択された度数と実際に退会した生徒との相関関係等について統計的な分析を行い、指数算出テーブルの要素値を修正するようなプロセスを実行するようにしてもよい。
【0042】
図8において、指数値と共に或いは指数値に代えて、「退会する可能性が高い」や「レッスンに魅力を感じなくなっているかもしれません」など、所定のメッセージを表示するようにしてもよい。また、欠席回数や指数値に応じてメッセージ欄(g)の文章を変更するようにしてもよい。
【0043】
実施例においては、退会の可能性を示唆することが主たる効果として説明されているが、他の側面として、教室運営者乃至講師は、複数の生徒について、レッスン履歴と指数値の推移を観察することが可能であり、カリキュラム上の問題点や各生徒毎の特性等を客観的に判断することが可能となる効果もある。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、毎レッスン後に、生徒の出席状況や講師のレッスン内容レポート等に基づいてケア指数(T)を算出し、生徒情報の一部としてサーバの生徒情報データベースに格納し、レッスンを欠席していたりケア指数が大きい等の要ケア生徒を適宜抽出し、当該生徒のフォローを行うための基礎情報を取り出し、フォローの必要な生徒が存在することをメッセージでサーバから講師端末に通知する。従って、このメッセージに基づく生徒へのフォローメッセージを講師が作成し、サーバを介して生徒端末に送信することが可能となり、退会予備軍の早期発見とそのケアを効率よく行うことができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による出席管理システムの概要図である。
【図2】図2は、生徒データベース(生徒DB)の記録内容を表わす図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による出席管理システムにおけるサービスの流れを説明するための図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例によるサービス(3),(4)の処理例を表わすフローチャートである。
【図5】図5は、この発明の一実施例によるサービス(5)〜(10)の処理例を表わすフローチャートである。
【図6】図6は、この発明の一実施例による出席管理システムにおけるサービスの流れを説明するための図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例によるサービス(3),(4)の処理例を表わすフローチャートである。
【図8】図8は、この発明の一実施例によるサービス(5)〜(10)の処理例を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
A 生徒データベース(生徒DB)ADを備えるサーバ、
T 退会予測指数(ケア指数)、
R 指導レポート指数(指導内容に基づくケア指数)、
Q 欠席時加算指数(単一の欠席に基づくケア指数となる)、
QID 各レポートの質問番号に対応する項目ID。

Claims (3)

  1. 出席状況を含む生徒情報を各生徒に対応して蓄積する生徒情報蓄積手段と、
    この生徒情報蓄積手段の出席状況を参照して、所定の出欠条件を満たす生徒を抽出する生徒抽出手段と、
    抽出された生徒に対応する生徒情報を上記生徒情報蓄積手段から読み出して、当該生徒情報と共に、フォローを指示するメッセージを講師端末に通知するフォロー通知手段と
    を具備することを特徴とする出席管理システム。
  2. さらに、
    レッスンの実施後に指導内容を各生徒に対応して前記生徒情報蓄積手段に入力する指導内容入力手段と、
    入力された指導内容に基づいて、当該レッスンからの脱退の可能性を表わすケア指数を算出する指数算出手段と
    を具備し、
    前記生徒抽出手段は、前記出欠条件に加えて、算出されたケア指数が所定の閾値を超える生徒を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出席管理システム。
  3. 出席状況を含む生徒情報を各生徒に対応して蓄積する生徒情報蓄積手段を具備する生徒情報処理装置に対して、
    生徒情報蓄積手段の出席状況を参照して、所定の出欠条件を満たす生徒を抽出する生徒抽出ステップと、
    抽出された生徒に対応する生徒情報を上記生徒情報蓄積手段から読み出して、当該生徒情報と共に、フォローを指示するメッセージを講師端末に通知するフォロー通知ステップと
    から成る手順を実行させるための出席管理プログラム。
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