JP7213833B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
ただし、モータMは、モータジェネレータであってもよい。すなわち、モータMは、車両のエンジンにより駆動される発電機としての機能を有してもよい。例えば、モータMは、三相(U、V、W)のブラシレスモータである。
リアクトルL1は一端が一次側コンデンサ6の一端に接続されており、他端がパワーモジュールP1に接続されている。
スイッチング素子Q2のエミッタ端子は、直流電源Eのマイナス端子に接続されている。
また、スイッチング素子Q1のエミッタ端子とスイッチング素子Q2のコレクタ端子との接続点は、リアクトルL1の他端に接続されている。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2のゲート端子は、それぞれ制御装置5に接続されている。
リアクトルL2は一端が一次側コンデンサ6の一端に接続されており、他端がパワーモジュールP2に接続されている。なお、リアクトルL1とリアクトルL2とは、互いに磁気結合されている。
スイッチング素子Q4のエミッタ端子は、直流電源Eのマイナス端子に接続されている。
また、スイッチング素子Q3のエミッタ端子とスイッチング素子Q4のコレクタ端子との接続点は、リアクトルL2の他端に接続されている。スイッチング素子Q3及びスイッチング素子Q4のゲート端子は、それぞれ制御装置5に接続されている。
(b)偏流検出部21は、各スイッチング素子Q2,Q4がオン状態からオフ状態に切り替えられた場合に電流センサ11から出力される各合計相電流iLを、それぞれ変化点相電流A,Bとして取得する。
そして、偏流算出部32は、その取得した変化点相電流A,Bから偏流iLabを算出して制御装置5に出力する。
PI制御部51は、偏流算出部32で算出された偏流iLabと、偏流iLabの目標値である偏流目標値ithと、の偏差である偏流偏差ΔILabを求める。そして、PI制御部51は、その偏流偏差ΔILabに対してPI制御を行うことにより、その偏流偏差ΔILabをゼロに近づけるための電圧指令である補正電圧指令VLab´を生成する。偏流目標値ithは、予め設定されている値であって、制御装置5内に予め格納されている。例えば、偏流目標値ithは「0」である。
例えば、図5に示すように、PI制御部51は、減算器510、比例ゲイン乗算部511、積分ゲイン乗算部512、積分器513、加算器514、ハイパスフィルタ515、係数乗算部516を備える。
このように、PI制御部51の伝達関数は、「Kig/s+Kpg」と表される伝達関数Gcon(s)と、「s(Ls-M)」で表される伝達関数Gsub(s)を有している。なお、制御装置5上では、s(Ls-M)のうちのラプラス演算子sを直接取り扱うことができないので、本実施形態では、1次のハイパスフィルタ515で代替している。
以下に、本実施形態に係るPWM制御部70の機能部について、説明する。
位相シフト部72は、搬送波発生部71からの搬送波の位相を、例えば180°位相シフトする。これにより、スイッチング素子Q2とスイッチング素子Q4とを交互にオン状態に制御可能となる。位相シフト部72は、位相シフトした搬送波を比較部73に出力する。
なお、制御装置5は、スイッチング素子Q1~Q4を駆動するドライブ回路を有してもよい。この場合には、ドライブ回路は、第1PWM信号及び第2PWM信号に基づいてスイッチング素子Q1~Q4をPWM制御するのに必要な出力電圧を生成して、スイッチング素子Q1~Q4の制御端子(ゲート端子やベース端子)のそれぞれに出力する。
この際、電流センサ11は、電流方向が同一な第1の相電流iLaと第2の相電流iLbとの合計の電流である合計相電流iLを一定周期ごとに検出し、その検出結果を制御装置5に出力する。制御装置5における偏流検出部21は、例えば、合計相電流iLが増加から減少に変化したときの当該合計相電流iLである変化点相電流に基づいて、偏流iLabを検出する。制御装置5における制御部20は、第2電圧センサ10の計測結果である二次側電圧Vsが目標電圧Vthになるように各スイッチング素子Q1~Q4を制御するための電圧指令VL´を生成し、その電圧指令VL´を偏流iLabに基づいて補正する。そして、制御部20は、その補正後の電圧指令VL´に基づいて各スイッチング素子Q1~Q4をPWM制御することで偏流iLabを低減するように多相コンバータ2を駆動している。
リアクトルL1の両端電圧VLa及びリアクトルL2の両端電圧VLbは、状態平均化法を用いて以下の式のように表される。
ここで、式(1)及び式(2)から、両端電圧VLaと両端電圧VLbとの差分であるVLab(VLa-VLb)を算出すると、共通項が相殺され、本実施形態に係る偏流抑制制御に用いる基本式が式(3)のように求まる。
2 多相コンバータ
3 インバータ
4 遅延部
5 制御装置
9 第1電圧センサ
20 制御部
21 偏流検出部
40 第1制御部
50 第2制御部
60 補正部
70 PWM制御部
Claims (2)
- スイッチング素子と前記スイッチング素子に接続されたリアクトルとを備えたコンバータが並列に複数接続された多相コンバータを備える電力変換装置であって、
前記コンバータの一次側に設けられ、前記各スイッチング素子がオン状態及びオフ状態の双方において前記各リアクトルに流れる相電流が合計された合計相電流を検出する単一の電流センサと、
前記電流センサにより検出された前記相電流に基づいて前記多相コンバータにおける相電流の偏流を検出する偏流検出部と、
前記各スイッチング素子をオン状態又はオフ状態に制御する制御部と、
を備え、
前記電流センサで検出される前記合計相電流の各相電流の電流方向は、互いに同一方向であり、
前記制御部は、前記偏流が低減するようにフィードバック制御を行い、
前記制御部は、
前記多相コンバータから出力される出力電圧が目標電圧になるように前記各スイッチング素子を制御するための電圧指令を生成する第1制御部と、
前記偏流と、前記偏流の目標値である偏流目標値と、の偏差に対してPI制御を行うことで、前記偏差を低減させるための補正電圧指令を生成する第2制御部と、
前記補正電圧指令に基づいて前記電圧指令を補正する補正部と、
前記補正された前記電圧指令に基づいて、前記各スイッチング素子をPWM制御するPWM制御部と、
を有し、
前記第2制御部は、前記補正電圧指令に基づいて、前記電圧指令を補正するための補正量である偏流補正指令を求め、
前記補正部は、前記電圧指令に対して前記偏流補正指令を重畳することで前記電圧指令を補正し、
前記多相コンバータは、
第1スイッチング素子と前記第1スイッチング素子に接続された第1リアクトルとを備えた第1コンバータと、第2スイッチング素子と前記第2スイッチング素子に接続された第2リアクトルとを備えた第2コンバータと、を有し、
前記電圧指令は、前記第1スイッチング素子を駆動するための第1電圧指令と、前記第2スイッチング素子を駆動するための第2電圧指令と、を有し、
前記第2制御部は、前記補正電圧指令に基づいて第1電圧指令を補正するための補正量である第1偏流補正指令と、第2電圧指令を補正するための補正量である第2偏流補正指令と、を生成し、
前記補正部は、前記第1電圧指令に対して前記第1偏流補正指令を重畳することで前記第1電圧指令を補正し、前記第2電圧指令に対して前記第2偏流補正指令を重畳することで前記第2電圧指令を補正し、
前記第1偏流補正指令と前記第2偏流補正指令とは、互いに絶対値が同一で符号のみが異なる、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記偏流検出部は、前記電流センサにより検出された前記合計相電流が増加から減少に変化したときの当該相電流である変化点相電流に基づいて、前記偏流を検出することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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JP2020000793A JP7213833B2 (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | 電力変換装置 |
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