JP7208705B1 - マレイミド樹脂、硬化性樹脂組成物およびその硬化物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
スチレン-マレイン酸共重合体と、分子内に2つ以上アミノ基を含有する化合物と、無水マレイン酸と、を反応させて得られたマレイミド樹脂。
[2]
下記式(a)、(b)の繰り返し単位を持つ前項[1]に記載のマレイミド樹脂。
[3]
前記式(b)中、Xが下記式(A)~(P)のいずれか1種以上である前項[2]に記載のマレイミド樹脂。
[4]
前記式(b)中、Xが前記式(A)~(F)のいずれか1種以上である前項[3]に記載のマレイミド樹脂。
[5]
前記分子内に2つ以上アミノ基を含有する化合物が下記式(1)~(5)で表されるアミン化合物、およびダイマージアミンからなる群から選択されるいずれか1種以上である前項[1]に記載のマレイミド樹脂。
[6]
前項[1]から[5]のいずれか一項に記載のマレイミド樹脂を含有する硬化性樹脂組成物。
[7]
さらに、ラジカル重合開始剤を含有する前項[6]に記載の硬化性樹脂組成物。
[8]
さらに、ポリフェニレンエーテル化合物を含有する前項[6]または[7]に記載の硬化性樹脂組成物。
[9]
さらに、スチレン-ブタジエン共重合体を含有する前項[6]から[8]のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物。
[10]
前項[1]から[5]のいずれか一項に記載のマレイミド樹脂、または前項[6]から[9]のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
前記ダイマージアミンとは、ダイマー酸の二つの末端カルボン酸基(-COOH)が、1級のアミノメチル基(-CH2-NH2)又はアミノ基(-NH2)に置換されてなるジアミンを意味する。ダイマージアミンとしては公知の市販品を用いてよい。市販品としては、クローダジャパン社製のプリアミン(登録商標)等が挙げられる。
前記例示した分子内に2つ以上アミノ基を有する化合物としては、ダイマージアミン、または下記式(A’)~(P’)のいずれか1種以上であるときが好ましく、下記式(A’)~(F’)のいずれかであるときがさらに好ましく、下記式(B’)であるときが特に好ましい。分子量分布を有するアミン化合物を用いることで耐熱性や溶剤溶解性を向上されることが可能であるためである。なお、これらは単独で用いても良いし、併用しても良い。
なお、式(E’)の繰り返し数の平均値pおよび、式(A’)、(B’)、(C’)、(D’)、(F’)の繰り返し数の平均値nは、式(A’)~(F’)で表される化合物のGPC測定により求められた数平均分子量(Mn)の値や各ピークのスライスデータの面積%(検出器:示差屈折率検出器)等から算出することができる。
具体的には、スチレン-マレイン酸共重合体と、分子内に2つ以上アミノ基を有する化合物を触媒存在下、溶剤中でイミド化させる第1工程を経由し、第2工程として無水マレイン酸を追加添加し、マレイミド化させる方法で得ることができる。第1工程のイミド化においては、スチレン-マレイン酸共重合体に含まれる酸無水物1モルに対し、アミン化合物のアミノ基を過剰に仕込むことで、反応工程中における三次元架橋によるゲル化を防ぐことができる。この場合、原料アミンのアミノ基のモル数(α)をスチレン-マレイン酸共重合体の酸無水物のモル数(β)で除した値(α/β)の好ましい範囲としては、1.1~20、好ましくは1.1~15、さらに好ましくは1.1~10である。アミンが上記範囲位以下ではゲル化が起こってしまうため製造が困難である。また上記範囲以上ではポリスチレン導入量が減少するため十分な電気特性向上が見込めない。使用する溶剤としては、例えばトルエン、キシレンなどの芳香族溶剤、シクロヘキサン、n-ヘキサンなどの脂肪族溶剤、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノンなどのケトン系溶剤などの非水溶性溶剤が挙げられるがこれらに限定されるものではなく、2種以上を併用しても良い。また、前記非水溶性溶剤に加えて非プロトン性極性溶剤を併用することもできる。例えば、ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、N-メチルピロリドンなどが挙げられ、2種以上を併用しても良い。非プロトン性極性溶剤を使用する場合は、併用する非水溶性溶剤よりも沸点の高いものを使用することが好ましい。反応の際、必要により、触媒として塩酸、燐酸、硫酸、蟻酸、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸のほか、塩化アルミニウム、塩化亜鉛等のルイス酸、活性白土、酸性白土、ホワイトカーボン、ゼオライト、シリカアルミナ等の固体酸、酸性イオン交換樹脂等を用いることができる。これらは単独でも二種以上併用しても良い。触媒の使用量は、使用されるアミン化合物のアミノ基1モルに対して通常0.1~0.8モルであり、好ましくは0.2~0.7モルである。触媒の使用量が多すぎると反応溶液の粘度が高すぎて攪拌が困難になる恐れがあり、少なすぎると反応の進行が遅くなる恐れがある。また、イミド化の助触媒としてはトリエチルアミン等の塩基性助触媒を単独もしくは併用することもできる。スルホン酸等を触媒とした場合、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属で中和を行ってから抽出工程に進んでも良い。抽出工程についてはトルエンやキシレン等の芳香族炭化水素溶媒を単独で用いてもよいし、シクロヘキサンやトルエン等の非芳香族炭化水素を併用しても良い。抽出後、排水が中性になるまで有機層を水洗し、エバポレータ等を用いて溶剤を留去することで目的の分子内にポリスチレン構造を有するマレイミド樹脂を得ることができる。
使用できる重合禁止剤としては、フェノール系、イオウ系、リン系、ヒンダートアミン系、ニトロソ系、ニトロキシルラジカル系等の重合禁止剤が挙げられる。重合禁止剤は、本発明のマレイミド樹脂を合成するときに添加しても、合成後に添加してもよい。また、重合禁止剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。重合禁止剤の使用量は、樹脂成分100重量部に対して、通常0.008~1重量部、好ましくは0.01~0.5重量部である。これら重合禁止剤はそれぞれ単独で使用できるが、2種以上を組み合わせて併用しても構わない。本発明では、フェノール系、ヒンダートアミン系、ニトロソ系、ニトロキシルラジカル系が好ましい。
上記硬化性樹脂の使用量は、本発明のマレイミド樹脂に対して、好ましくは10質量倍以下、さらに好ましくは5質量倍以下、特に好ましくは3質量倍以下の質量範囲である。また、好ましい下限値は0.5質量倍以上、更に好ましくは1質量倍以上である。10質量倍以下であれば、本発明のマレイミド樹脂の耐熱性や誘電特性の効果を活かすことができる。
ポリフェニレンエーテル化合物の数平均分子量(Mn)は、500~5000であることが好ましく、2000~5000であることがより好ましく、2000~4000であることがより好ましい。分子量が500未満であると、硬化物の耐熱性としては充分なものが得られない傾向がある。また、分子量が5000より大きいと、溶融粘度が高くなり、充分な流動性が得られないため、成形不良となりやすくなる傾向がある。また、反応性も低下して、硬化反応に長い時間を要し、硬化系に取り込まれずに未反応のものが増加して、硬化物のガラス転移温度が低下し、硬化物の耐熱性が低下する傾向がある。
ポリフェニレンエーテル化合物の数平均分子量が500~5000であれば、優れた誘電特性を維持したまま、優れた耐熱性及び成形性等を発現させることができる。なお、ここでの数平均分子量は、具体的には、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー等を用いて測定することができる。
ジアミン:エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカンジアミン、ウンデカンジアミン、ドデカンジアミン、トリデカンジアミン、テトラデカンジアミン、ペンタデカンジアミン、ヘキサデカンジアミン、ヘプタデカンジアミン、オクタデカンジアミン、ノナデカンジアミン、エイコサンジアミン、2-メチル-1,5-ジアミノペンタン、2-メチル-1,8-ジアミノオクタンなどの脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、ビス-(4-アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3-メチル-4-アミノシクロヘキシル)メタンなどの脂環式ジアミン;キシリレンジアミンなどの芳香族ジアミン等。
ジカルボン酸:シュウ酸、マロン酸、スクシン酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、2-クロロテレフタル酸、2-メチルテレフタル酸、5-メチルイソフタル酸、5-ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸;これらジカルボン酸のジアルキルエステル、およびジクロリド。
テトラカルボン酸二無水物:4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、5-(2,5-ジオキソテトラヒドロ-3-フラニル)-3-メチル-シクロヘキセン-1,2ジカルボン酸無水物、ピロメリット酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、メチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、2,2’-プロピリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-トリメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,4-テトラメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,5-ペンタメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、4,4’-オキシジフタル酸二無水物 、チオ-4,4’-ジフタル酸二無水物、スルホニル-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ベンゼン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,3-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、1,4-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、2,2-ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、2,2-ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ジメチルシラン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物)、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,4,5-テトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、カルボニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、メチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、オキシ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、チオ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、スルホニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、ビシクロ[2,2,2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、rel-[1S,5R,6R]-3-オキサビシクロ[3,2,1]オクタン-2,4-ジオン-6-スピロ-3’-(テトラヒドロフラン-2’,5’-ジオン)、4-(2,5-ジオキソテトラヒドロフラン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-ジカルボン酸無水物、エチレングリコール-ビス-(3,4-ジカルボン酸無水物フェニル)エーテル、4,4’-ビフェニルビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、9,9’-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物。
また、特開2005-264154号公報に合成方法が記載されているシアネートエステル化合物は、低吸湿性、難燃性、誘電特性に優れているためシアネートエステル化合物として特に好ましい。
シアネートエステル樹脂は、必要に応じてシアネート基を三量化させてsym-トリアジン環を形成するために、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、オクチル酸錫、鉛アセチルアセトナート、ジブチル錫マレエート等の触媒を含有させることもできる。触媒は、硬化性樹脂組成物の合計質量100質量部に対して通常0.0001~0.10質量部、好ましくは0.00015~0.0015質量部使用する。
カルボン酸化合物としては、例えば、安息香酸、酢酸、コハク酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ピロメリット酸等が挙げられる。
フェノール化合物又はナフトール化合物としては、例えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、フェノールフタリン、メチル化ビスフェノールA、メチル化ビスフェノールF、メチル化ビスフェノールS、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、カテコール、α-ナフトール、β-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,6-ジヒドロキシナフタレン、2,6-ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシベンゾフェノン、トリヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、フロログルシン、ベンゼントリオール、ジシクロペンタジエン型ジフェノール化合物、フェノールノボラック等が挙げられる。ここで、「ジシクロペンタジエン型ジフェノール化合物」とは、ジシクロペンタジエン1分子にフェノール2分子が縮合して得られるジフェノール化合物をいう。
活性エステル系硬化剤の好ましい具体例としては、ジシクロペンタジエン型ジフェノール構造を含む活性エステル化合物、ナフタレン構造を含む活性エステル化合物、フェノールノボラックのアセチル化物を含む活性エステル化合物、フェノールノボラックのベンゾイル化物を含む活性エステル化合物が挙げられる。中でも、ナフタレン構造を含む活性エステル化合物、ジシクロペンタジエン型ジフェノール構造を含む活性エステル化合物がより好ましい。「ジシクロペンタジエン型ジフェノール構造」とは、フェニレン-ジシクロペンチレン-フェニレンからなる2価の構造単位を表す。
活性エステル系硬化剤の市販品としては、例えば、ジシクロペンタジエン型ジフェノール構造を含む活性エステル化合物として、「EXB9451」、「EXB9460」、「EXB9460S」、「HPC-8000-65T」、「HPC-8000H-65TM」、「EXB-8000L-65TM」、「EXB-8150-65T」(DIC社製);ナフタレン構造を含む活性エステル化合物として「EXB9416-70BK」(DIC社製);フェノールノボラックのアセチル化物を含む活性エステル化合物として「DC808」(三菱化学社製);フェノールノボラックのベンゾイル化物を含む活性エステル化合物として「YLH1026」、「YLH1030」、「YLH1048」(三菱化学社製);フェノールノボラックのアセチル化物である活性エステル系硬化剤として「DC808」(三菱化学社製);リン原子含有活性エステル系硬化剤としてDIC社製の「EXB-9050L-62M」;等が挙げられる。
得られた成型体についてトランスファー成型機、コンプレッション成型機にて硬化物に成型することができる。
上記プリプレグを所望の形に裁断、必要により銅箔などと積層後、積層物にプレス成形法やオートクレーブ成形法、シートワインディング成形法などで圧力をかけながら硬化性樹脂組成物を加熱硬化させることにより電気電子用積層板(プリント配線板)や、炭素繊維強化材を得ることができる。
<ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)>
ポリスチレン標準液を用いてポリスチレン換算により重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)を算出した。
GPC:DGU-20A3R,LC-20AD,SIL-20AHT,RID-20A,SPD-20A,CTO-20A,CBM-20A(いずれも島津製作所製)
カラム:Shodex KF-603、KF-602x2、KF-601x2)
連結溶離液:テトラヒドロフラン
流速:0.5ml/min.
カラム温度:40℃
検出:RI(示差屈折検出器)
カラム :Inertsil ODS-2(ジーエルサイエンス)
検出器 :UV 274nm
温度 :40℃
溶離液 :アセトニトリル/水
流量 :1.0ml/min
注入量 :5μl(濃度: 約10mg/6ml)
グラジエントプログラム
アセトニトリル/水
スタート 30/70 グラジエント →28分後 100/0 そのまま保持
温度計、冷却管、分留管、撹拌機を取り付けたフラスコに窒素パージを施しながら、アニリン559部、α,α,α’,α’-テトラメチルベンゼンジメタノール291部(富士フィルム和光純薬株式会社製)、トルエン360部を加え、35%塩酸水溶液63部を加え、攪拌を開始した。脱水により生成する水をトルエンとともに抜き出しながら内温を160℃まで昇温し、15時間反応させた。室温まで放冷し、抜き出したトルエンおよび水を系内へ戻し、30%水酸化ナトリウム水溶液88部添加し、中和を施した。その後、廃液が中性になるまで有機層を水洗後濃縮し、下記式(1-a)で表される芳香族アミン樹脂(A1)を458部得た。芳香族アミン樹脂(A1)のアミン当量は185g/eq、軟化点は58.7℃であった。GPC分析(RI)により、n=1体は61%であり、HPLC分析によるn=1体中の4,4’-(1,3-フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリンは16.7%であるため、芳香族アミン樹脂中の4,4’-(1,3-フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリンは、10.2%であった。得られたアミン樹脂(A1)のGPCチャートを図1に示し、HPLCチャートを図2に示す。また、1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図3に示す。1H-NMRチャートの3.05-3.65ppmにアミノ基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-69、岐阜セラツク製造所社製、酸価:50、Mw:3000)11.2部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)14.8部、メタンスルホン酸0.6部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸10.3部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-1)を褐色固形樹脂として得た(Mn:1460、Mw:3239)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図4に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図5に示す。1H-NMRチャートの7.08ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(SMA EF80、クレイバレー社製、酸価:120、Mw:14400)11.2部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)14.8部、メタンスルホン酸0.6部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸8.8部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-2)を褐色固形樹脂として得た(Mn:1556、Mw:14314)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図6に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図7に示す。1H-NMRチャートの7.08ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-69、岐阜セラツク製造所社製、酸価:50、Mw:3000)11.2部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)11.2部、メタンスルホン酸0.6部を仕込み、110℃で3時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸7.4部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、トルエン50部を加え、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-3)26.3部を褐色固形樹脂として得た(Mn:1378、Mw:2875)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図8に示す。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(SMA EF80、クレイバレー社製、酸価:120、Mw:14400)9.4部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)7.4部、メタンスルホン酸0.3部を仕込み、110℃で2時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸2.9部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、トルエン100部を加え、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-4)を褐色固形樹脂として得た(Mn:2186、Mw:14502)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図9に示す。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-69、岐阜セラツク製造所社製、酸価:50、Mw:3000)11.2部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)11.8部、ダイマージアミン(プリアミン:クローダジャパン社製)5.1部、メタンスルホン酸0.68部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸10.3部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-5)26.1部を褐色固形樹脂として得た(Mn:1444、Mw:2998)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図10に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図11に示す。1H-NMRチャートの6.82(s)および6.85ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-69、岐阜セラツク製造所社製、酸価:50、Mw:3000)11.2部、ダイマージアミン(プリアミン:クローダジャパン社製)5.4部、メタンスルホン酸0.2部を仕込み、110℃で3時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸1.5部を加え、還流下6時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-6)14.1部を黄色固形樹脂として得た(Mn:3194、Mw:4677)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図12に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図13に示す。1H-NMRチャートの6.82ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)9.4部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)11.2部、メタンスルホン酸0.5部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸7.4部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、トルエン100部を加え、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-7)21.6部を褐色固形樹脂として得た(Mn:1834、Mw:12628)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図14に示す。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン101部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)18.7部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)14.9部、メタンスルホン酸0.6部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸8.8部を加え、還流下16時間反応を継続した。放冷後、トルエン50部を加え、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-8)35.2部を褐色固形樹脂として得た(Mn:2493、Mw:19879)。得られた化合物のGPCチャートを図15に示す。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-69、岐阜セラツク製造所社製、酸価:50、Mw:3000)11.2部、合成例1で得られた芳香族アミン(A1)14.8部、メタンスルホン酸0.6部を仕込み、110℃で4時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸10.3部を加え、還流下28時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。得られた有機層を反応容器に戻し、還流状態で30分かけて共沸脱水させた。メタンスルホン酸0.6部を加え、4時間反応を行った。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-9)27.3部を褐色固形樹脂として得た(Mn:1619、Mw:3395)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図16に示す。
温度計、冷却管、ディーンスターク共沸蒸留トラップ、撹拌機を取り付けたフラスコに無水マレイン酸147部とトルエン300部、メタンスルホン酸4部を仕込み、加熱還流状態とした。次に、芳香族アミン樹脂(A1)197部をN-メチル-2-ピロリドン95部とトルエン100部に溶解した樹脂溶液を、還流状態を保ちながら3時間かけて滴下した。この間、還流条件で共沸してくる縮合水とトルエンをディーンスターク共沸蒸留トラップ内で冷却・分液した後、有機層であるトルエンは系内に戻し、水は系外へ排出した。樹脂溶液の滴下終了後、還流状態を保ち、脱水操作をしながら6時間反応を行った。
反応終了後、水洗を4回繰り返してメタンスルホン酸及び過剰の無水マレイン酸を除去し、70℃以下の加熱減圧下においてトルエンと水の共沸により、水を系内から除去した。次いで、メタンスルホン酸2部を加え、加熱還流状態で2時間反応を行った。反応終了後、水洗水が中性になるまで4回水洗を繰り返したのち、70℃以下の加熱減圧下においてルエンと水の共沸により、水を系内から除去したのち、トルエンを加熱減圧下において完全に留去することによりマレイミド樹脂(M-16)を得た。得られたマレイミド樹脂(M-16)の軟化点は100℃、酸価は9mgKOH/gであった。
温度計、冷却管、ディーンスターク共沸蒸留トラップ、撹拌機を取り付けたフラスコに2,6-ジイソプロピルアニリン70.9部、α,α,α’,α’-テトラメチル-1,3-ベンゼンジメタノール272部、キシレン280部、活性白土70部を仕込み、キシレンおよび生成する水を除去しながら210℃まで昇温後、3時間反応させた。内温を140℃まで冷却後、2,6-ジイソプロピルアニリン212.7部を加え、220℃に昇温後、3時間反応させた。室温まで放冷後、抜き出したキシレンを戻し、濾過により活性白土を除去した。加熱減圧下濃縮し、下記式(2-a)で表される化合物(A2)330部を薄黄色固体として得た。A2のアミン当量は372.5g/eq.であった。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、NMP25部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)9.4部、合成例2で得られた芳香族アミン(A2)14.9部、メタンスルホン酸0.3部を仕込み、115℃で2時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸4.4部を加え、還流下2時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-10)25.4部を褐色固形樹脂として得た(Mn:2928、Mw:11540)。得られた化合物のGPCチャートを図17に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図18に示す。1H-NMRチャートの6.85ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、ディーンスターク共沸蒸留トラップ、撹拌機を取り付けたフラスコに2,6-ジメチルアニリン48.5部、α,α,α’,α’-テトラメチル-1,3-ベンゼンジメタノール272部、トルエン200部、活性白土70部を仕込み、トルエンおよび生成する水を除去しながら210℃まで昇温後、3時間反応させた。内温を140℃まで冷却後、2,6-ジメチルアニリン145.4部を加え、220℃に昇温後、3時間反応させた。室温まで放冷後、抜き出したトルエンを戻し、濾過により活性白土を除去した。加熱減圧下濃縮し、下記式(2-b)で表される化合物(A3)281.4部を褐色固体として得た。A3のアミン当量は316.9g/eq.であった。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、NMP25部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)9.4部、合成例3で得られた芳香族アミン(A3)9.4部、メタンスルホン酸0.25部を仕込み、115℃で2時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸4.4部を加え、還流下2時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-11)24.0部を褐色固形樹脂として得た(Mn:2127、Mw:8411)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図19に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図20に示す。1H-NMRチャートの6.85ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコに2,6-ジイソプロピルアニリン220部、水1200部を加え攪拌を開始した。35%塩酸144部を内温30℃以下に制御しながら滴下した。内温96℃まで昇温後、37%ホルムアルデヒド水溶液48.7部を30分かけて滴下した。96℃で2時間反応後、室温まで放冷した。水酸化ナトリウム63.3部、トルエン200部を加え2時間攪拌し中和を施した。廃液が中性になるまで有機層を水洗し、加熱減圧下濃縮し、下記式(3-a)で表される化合物(A4)215部を褐色固体として得た。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、NMP25部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)18.7部、合成例4で得られた芳香族アミン(A4)14.7部、メタンスルホン酸0.29部を仕込み、111℃で8時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸8.8部を加え、111℃で2時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-12)20.2部を褐色固形樹脂として得た(Mn:2126、Mw:11527)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図21に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図22に示す。1H-NMRチャートの6.87ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、ディーンスターク共沸蒸留トラップ、撹拌機を取り付けたフラスコにアニリン47.3部、35%塩酸水溶液25.3部を加え60℃に昇温した。37%ホルムアルデヒド水溶液を30分かけて滴下し、80℃で1時間反応させた。1時間かけて水を抜き出しながら128℃まで昇温し、30分反応させた。室温まで放冷後、30%水酸化ナトリウム水溶液30.7部を滴下し、中和を施した。トルエン100部を加えた後、水100部で3回有機層を洗浄した。加熱減圧下濃縮を行い、下記式(4-a)で表される化合物(A5)15.6部を黒色液体として得た。A5のアミン当量は100.6g/eq.であった。n=1で表される構造の化合物の含有量はGPC面積%(RI)で81.5%であった。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、NMP25部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)18.7部、合成例5で得られた芳香族アミン(A5)8.0部、メタンスルホン酸0.16部を仕込み、120℃で2時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸8.8部を加え、120℃で6時間反応を継続した。放冷後、トルエン400部を加え、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-13)35.3部を褐色固形樹脂として得た(Mn:2011、Mw:22708)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図23に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図24に示す。1H-NMRチャートの6.85ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン71.6部、NMP75部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)13.9部、特開2009-001783号公報の合成例2に従って合成した下記式(5-a)で表されるアミン樹脂11.8部、メタンスルホン酸0.25部を仕込み、100℃で8時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸6.6部を加え、100℃で2時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-14)20.2部を褐色固形樹脂として得た(Mn:3973、Mw:146462)。得られた化合物のGPCチャートを図25に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図26に示す。1H-NMRチャートの6.85ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
温度計、冷却管、撹拌機を取り付けたフラスコにトルエン75部、NMP25部、スチレン-マレイン酸共重合体(RK-42、岐阜セラツク製造所社製、酸価:60、Mw:10140)18.7部、4,4’-メチレンビス(2-エチル-6-メチルアニリン)(東京化成社製)11.3部、メタンスルホン酸0.2部を仕込み、120℃で2時間反応させた。放冷後、無水マレイン酸8.8部を加え、120℃で6時間反応を継続した。放冷後、有機層を水100部で5回洗浄した。加熱減圧下において溶剤を留去することにより目的の化合物(M-15)35.3部を褐色固形樹脂として得た(Mn:1829、Mw:11101)。得られた化合物の反応時のGPCチャートを図27に示す。また、得られた化合物の1H-NMRチャート(重クロロホルム)を図28に示す。1H-NMRチャートの6.87ppm(s)にマレイミド基由来のシグナルが観測された。
表1に示す割合で各材料を配合し、乳鉢で混錬後、金型に流し込み、220℃で1時間硬化させ、各種試験を行った。なお、比較例1については表1に示す割合で配合し、金属容器中で加熱溶融混合してそのまま金型に流し込み、175℃でトランスファー成型後、160℃で2時間、180℃で6時間硬化させた。
(株)AET社製の10GHz空洞共振器を用いて、空洞共振器摂動法にてテストを行った。サンプルサイズは幅1.7mm×長さ100mmとし、厚さは1.7mmで試験を行った。
動的粘弾性測定器:TA-instruments、DMA-2980
測定温度範囲:-30~280℃
昇温速度:2℃/分
周波数:10Hz
試験片サイズ:5mm×50mmに切り出した物を使用した(厚みは約800μm)
Tg:tanδ(=損失弾性率/貯蔵弾性率)のピーク点をTgとした
・GPH-65:ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(日本化薬株式会社製)
・2E4MZ:2-エチル-4-メチルイミダゾール(硬化促進剤、四国化成社製)
表2に示す割合で各材料を配合し、乳鉢で混錬後、金型に流し込み、220℃で1時間硬化させ、各種試験を行った。
・Ricоn-100:スチレン-ブタジエン共重合体(クレイバレー社製)
・パーカドックス14:熱ラジカル重合開始剤(化薬ヌーリオン社製)
なお、本願は、2021年5月6日付で出願された日本国特許出願(特願2021-078279)に基づいており、その全体が引用により援用される。また、ここに引用されるすべての参照は全体として取り込まれる。
Claims (10)
- 前記式(b)中、Xが前記式(A)~(F)のいずれか1種以上である請求項2に記載のマレイミド樹脂。
- 前記分子内に2つ以上アミノ基を含有する化合物が下記式(1)~(5)で表されるアミン化合物、およびダイマージアミンからなる群から選択されるいずれか1種以上である請求項1に記載のマレイミド樹脂。
[化3]
(式(1)中、nは繰り返し数の平均値であり、1≦n<5である。)
[化4]
(式(2)中、Rはそれぞれ独立して存在し、炭素数1~3の炭化水素基を表し、pは繰り返し数の平均値であり、0≦p≦20である。)
[化5]
(式(3)中、Rはそれぞれ独立して存在し、炭素数1~3の炭化水素基を表す)
[化6]
(式(4)中、nは繰り返し数の平均値であり、1<n<5である。)
[化7]
(式(5)中、nは繰り返し数の平均値であり、1≦n<5である。) - 請求項1から4のいずれか一項に記載のマレイミド樹脂を含有する硬化性樹脂組成物。
- さらに、ラジカル重合開始剤を含有する請求項5に記載の硬化性樹脂組成物。
- さらに、ポリフェニレンエーテル化合物を含有する請求項5に記載の硬化性樹脂組成物。
- さらに、スチレン-ブタジエン共重合体を含有する請求項5に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1に記載のマレイミド樹脂を硬化して得られる硬化物。
- 請求項6に記載の硬化性樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
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