JP7207613B2 - エレベーターの主ロープの交換装置およびエレベーターの主ロープの交換方法 - Google Patents

エレベーターの主ロープの交換装置およびエレベーターの主ロープの交換方法 Download PDF

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    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables

Description

本開示は、エレベーターの主ロープの交換装置およびエレベーターの主ロープの交換方法に関する。
特許文献1は、エレベーターの主ロープの交換方法の例を開示する。当該交換方法において、新設の主ロープはドラムから引き出されて昇降路に導かれる。既設の主ロープは昇降路から引き込まれてドラムに巻き取られる。
日本特開平2-249885号公報
しかしながら、特許文献1の交換方法において、既設の主ロープを巻き取るドラムおよび新設の主ロープが巻かれているドラムは、エレベーターの乗場に配置される。このため、エレベーターの乗場に十分な作業空間を確保できない場合に、当該交換方法によって主ロープを交換できない。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、エレベーターの乗場に十分な作業空間を確保できない場合においても主ロープの交換ができる交換装置および交換方法を提供する。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換装置は、エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、かごの内部において回収される既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し、第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、ドア機器の前方に配置され、かごの内部から引き出される新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し、第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、を備え、第1保護部の第1方向の長さは、ドア機器の高さより長く、調整可能である
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換装置は、エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、かごの内部において回収される既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し、第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、ドア機器の前方に配置され、かごの内部から引き出される新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し、第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、を備え、第2保護部の第2方向の長さは、ドア機器の高さより長く、調整可能である。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換装置は、エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、かごの内部において回収される既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し、第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、ドア機器の前方に配置され、かごの内部から引き出される新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し、第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、かごに対して固定され、第1保護部および第2保護部を支持する支持部と、を備え、支持部は、ドア機器より下方においてエレベーターの乗場に対して固定される。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換装置は、エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、かごの内部において回収される既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し、第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、ドア機器の前方に配置され、かごの内部から引き出される新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し、第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、かごに対して固定され、第1保護部および第2保護部を支持する支持部と、を備え、支持部は、第1保護部の第1方向および第2保護部の第2方向のなす角度を調整可能に支持する。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換方法は、既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、搬入工程の後に、かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、配置工程の後に、既設の主ロープの端部および新設の主ロープの端部を接続する接続工程と、接続工程の後に、第1保護部の案内によって既設の主ロープをかごの内部に回収し、かごの内部に持ち込まれた新設の主ロープを第2保護部の案内によってかごの上方に引き出して設置する交換工程と、を備え、交換工程において、新設の主ロープは、既設の主ロープがかごの内部に回収されるときに既設の主ロープに接続された端部が引かれることでかごの上方に引き出される
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換方法は、既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、搬入工程の後に、かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、配置工程の後に、第1保護部の案内によって既設の主ロープをかごの内部に回収し、かごの内部に持ち込まれた新設の主ロープを第2保護部の案内によってかごの上方に引き出して設置する交換工程と、を備え、配置工程は、第1保護部の第1方向の長さをドア機器の高さより長く調整する手順を含む。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換方法は、既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、搬入工程の後に、かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、配置工程の後に、第1保護部の案内によって既設の主ロープをかごの内部に回収し、かごの内部に持ち込まれた新設の主ロープを第2保護部の案内によってかごの上方に引き出して設置する交換工程と、を備え、配置工程は、第2保護部の第2方向の長さをドア機器の高さより長く調整する手順を含む。
本開示に係るエレベーターの主ロープの交換方法は、既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、搬入工程の後に、かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、既設の主ロープをかごの上方から第1方向に沿って案内し第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および新設の主ロープをかごの上方に第2方向に沿って案内し第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープがドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、配置工程の後に、第1保護部の案内によって既設の主ロープをかごの内部に回収し、かごの内部に持ち込まれた新設の主ロープを第2保護部の案内によってかごの上方に引き出して設置する交換工程と、を備え、配置工程は、第1保護部の第1方向および第2保護部の第2方向のなす角度を、下方から上方に向かってかごの左右に広がるように調整する手順を含む。

本開示に係る交換装置または交換方法によれば、エレベーターの乗場に十分な作業空間を確保できない場合においても主ロープの交換ができる。
実施の形態1に係るエレベーターの構成図である。 実施の形態1に係る交換装置の斜視図である。 実施の形態1に係る収納ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係る案内ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。 実施の形態1に係る案内ユニットによる主ロープの案内方法を示す図である。 実施の形態1に係る交換装置による主ロープの交換方法の例を示す図である。 実施の形態1に係る交換装置による主ロープの交換方法の他の例を示す図である。 実施の形態1に係る交換装置による主ロープの交換方法の他の例を示す図である。 実施の形態1に係る交換装置による主ロープの交換方法の他の例を示す図である。 実施の形態2に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。 実施の形態3に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。 実施の形態4に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。 実施の形態4に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。 実施の形態5に係る案内ユニットの固定方法を示す図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
エレベーター1は、例えば複数の階床を有する建物に適用される。建物において、エレベーター1の昇降路2が設けられる。昇降路2は、複数の階床にわたる鉛直方向に長い空間である。昇降路2の底部において、ピット3が設けられる。建物の各々の階床において、乗場4が設けられる。乗場4において、乗場出入口が設けられる。乗場出入口は、昇降路2に通じる開口である。エレベーター1は、乗場ドア5と、三方枠6と、巻上機7と、主ロープ8と、かご9と、釣合い錘10と、かごバッファ11と、釣合い錘バッファ12と、を備える。
乗場ドア5は、各々の階床の乗場4に設けられる。乗場ドア5は、乗場ドアパネル13と、乗場敷居14と、を備える。乗場ドアパネル13は、乗場出入口において乗場4および昇降路2を区画する板状の機器である。乗場敷居14は、ドアパネルの開閉を案内する機器である。乗場敷居14は、乗場ドア5の下端部に配置される。乗場敷居14の長手方向は、エレベーター1の左右方向に向けられる。乗場敷居14は、長手方向に沿う敷居溝を有する。
三方枠6は、各々の階床の乗場4に設けられる。三方枠6は、乗場出入口の周囲を左右および上方の三方から囲う枠である。
巻上機7は、駆動力を発生させるモーター、およびモーターが発生させる駆動力によって回転するシーブを備える。巻上機7は、例えば昇降路2の上部に設けられる。
主ロープ8は、昇降路2においてかご9および釣合い錘10の荷重を支持するロープである。主ロープ8は、巻上機7のシーブに巻きかけられる。主ロープ8は、巻上機7のシーブの一方側においてかご9の荷重を支持する。主ロープ8は、巻上機7のシーブの他方側において釣合い錘10の荷重を支持する。この例において、主ロープ8の両端は、昇降路2の上部で固定されている。主ロープ8は、巻上機7のシーブなどのエレベーター1のシーブに掛け渡されることで張られている。なお、エレベーター1において、複数の主ロープ8が並行して張られていてもよい。
かご9は、昇降路2を鉛直方向に走行することでエレベーター1の利用者を複数の階床の間で輸送する機器である。かご9は、かごドア15と、かごシーブ16と、を備える。かごドア15は、かごドアパネル17と、ドア機器18と、を備える。かごドア15は、かご9の前面に設けられる。かごドアパネル17は、かご9の内側および外側を区画する板状の機器である。ドア機器18は、かご9がいずれかの階床に停止しているときに利用者が乗降しうるように乗場ドアパネル13を連動させてかごドアパネル17を開閉させる機器である。ドア機器18は、かご9の前面の上部に設けられる。かごシーブ16は、かご9を支持する主ロープ8が巻き掛けられるエレベーター1のシーブである。この例において、かごシーブ16は、かご9の下部に設けられる。
釣合い錘10は、巻上機7のシーブの両側にかかる荷重の釣合いをかご9との間でとる機器である。釣合い錘10は、釣合い錘シーブ19を備える。釣合い錘シーブ19は、釣合い錘10を支持する主ロープ8が巻きかけられるエレベーター1のシーブである。この例において、釣合い錘シーブ19は、釣合い錘10の上部に設けられる。
かごバッファ11は、ピット3に設けられる。かごバッファ11は、かご9が昇降路2の底部に衝突する場合の衝撃を緩和する装置である。かごバッファ11は、かご9の下方に設けられる。
釣合い錘バッファ12は、ピット3に設けられる。釣合い錘バッファ12は、釣合い錘10が昇降路2の底部に衝突する場合の衝撃を緩和する装置である。釣合い錘バッファ12は、釣合い錘10の下方に設けられる。
エレベーター1の保守において、既設の主ロープ8を新設の主ロープ8に交換することがある。このとき、エレベーター1の保守を行う保守員は、図1に図示されない交換装置を用いて主ロープ8の交換作業を行う。
続いて、図2を用いて交換装置20の構成を説明する。
図2は、実施の形態1に係る交換装置20の斜視図である。
交換装置20を用いた交換作業は、いずれかの階床の乗場4における乗場出入口の上端および下端の間にドア機器18がある位置にかご9が停止している状態で行われる。交換作業の間、当該乗場4の乗場ドア5の乗場ドアパネル13は開放されている。交換作業の間、かごドア15のかごドアパネル17は開放されている。
交換装置20は、収納ユニット21と、案内ユニット22と、接続ユニット23と、を備える。収納ユニット21は、主ロープ8を収納するユニットである。収納ユニット21は、回収された既設の主ロープ8、および、既設の主ロープ8と交換される新設の主ロープ8を収納する。収納ユニット21は、かご9の内部に配置される。案内ユニット22は、収納ユニット21に収納される既設の主ロープ8、および収納ユニット21から引き出される新設の主ロープ8を案内するユニットである。案内ユニット22は、かご9の前面の上部に配置される。接続ユニット23は、収納ユニット21および案内ユニット22を接続する部分である。
案内ユニット22は、2つの保護部24と、支持部25と、を備える。
各々の保護部24は、主ロープ8の交換作業においてドア機器18を主ロープ8の接触から保護する部分である。各々の保護部24は、主ロープ8の交換作業において主ロープ8を長手方向に沿って案内する。各々の保護部24は、ドア機器18の前方に配置される。一方の保護部24は、既設の主ロープ8の接触からドア機器18を保護する第1保護部の例である。第1保護部の長手方向は、第1方向の例である。第1方向は、例えばドア機器18の上方から下方にわたる方向である。他方の保護部24は、新設の主ロープ8の接触からドア機器18を保護する第2保護部の例である。第2保護部の長手方向は、第2方向の例である。第2方向は、例えばドア機器18の下方から上方にわたる方向である。
支持部25は、2つの保護部24を支持する部分である。支持部25は、上部サポート26と、下部サポート27と、上部固定部28と、下部固定部29と、を備える。
上部サポート26は、各々の保護部24の上端部を左右にスライド可能に支持する部分である。下部サポート27は、各々の保護部24の下端部を左右にスライド可能に支持する部分である。各々の保護部24の上端部および下端部が左右方向にスライド可能に支持されているので、2つの保護部24のなす角度は調整可能に支持されている。
上部固定部28は、かご9に固定される部分である。上部固定部28は、上部サポート26に取り付けられる。上部固定部28は、ドア機器18より上方においてかご9に固定される。
下部固定部29は、乗場4に対して固定される部分である。下部固定部29は、下部サポート27に取り付けられる。下部固定部29は、ドア機器18より下方において乗場4に対して固定される。下部固定部29は、差込部30を有する。下部固定部29は、差込部30が乗場敷居14の敷居溝に上方から差し込まれることで固定される。
図3は、実施の形態1に係る収納ユニット21の斜視図である。
収納ユニット21は、第1収納部31と、第2収納部32と、を備える。
第1収納部31は、回収された既設の主ロープ8aを収納する部分である。第1収納部31は、例えば主ロープ8aを巻き取るリール、スプールまたはドラムなどである。主ロープ8の交換作業を行う前において、第1収納部31は、空の状態にある。
第2収納部32は、既設の主ロープ8aと交換される新設の主ロープ8bが収納される部分である。第2収納部32は、例えば主ロープ8bが巻き回されるリール、スプールまたはドラムなどである。エレベーター1において複数本の主ロープ8が張られる場合に、第2収納部32は、各々の主ロープ8に対応したリールなどを有する。主ロープ8の交換作業を行う前において、第2収納部32は、新設の主ロープ8bが巻き回された状態にある。
図4は、実施の形態1に係る案内ユニット22の斜視図である。
この例において、各々の保護部24は、長手方向に沿って主ロープ8を案内するトレイ状の保護枠である。
各々の保護部24は、幅方向の両側に側板33を有する。幅方向は、長手方向に垂直な方向である。幅方向は、エレベーター1において複数の主ロープ8が並行して張られている場合に、複数の主ロープ8が並ぶ方向である。側板33は、主ロープ8の幅方向の振れを規制する。側板33において、重量を抑制しうるように長手方向に沿った長孔34が設けられる。
各々の保護部24は、後面に背板35を有する。背板35の法線方向は、長手方向および幅方向に垂直な方向である。各々の保護部24の法線方向は、背板35の法線方向である。背板35は、法線方向において主ロープ8がドア機器18に近づくことを規制する板状の部材である。背板35において、重量を抑制しうるように長手方向に沿った長孔34が設けられる。この例において、長孔34は、幅方向の中央より外側に設けられる。
各々の保護部24は、長さが調整可能であるように例えば長手方向に分割されている。
各々の保護部24は、上流側の端部において、一対の第1ガイドローラ36と、一対の第2ガイドローラ37と、を有する。一対の第1ガイドローラ36は、一対の第2ガイドローラ37より端部側に配置される。各々の第1ガイドローラ36の回転軸は、保護部24の幅方向に向けられる。一対の第1ガイドローラ36は、背板35の法線方向に並んで配置される。各々の第2ガイドローラ37の回転軸は、背板35の法線方向に向けられる。一対の第2ガイドローラ37は、保護部24の幅方向に並んで配置される。一方の第2ガイドローラ37は、左側の側板33に寄せて配置される。他方の第2ガイドローラ37は、右側の側板33に寄せて配置される。各々の保護部24は、下流側の端部においても上流側の端部と同様に、一対の第1ガイドローラ36と、一対の第2ガイドローラ37と、を有する。
続いて、図5および図6を用いて案内ユニット22の固定方法および案内ユニット22による主ロープ8の案内方法を説明する。
図5は、実施の形態1に係る案内ユニット22の固定方法を示す図である。
図6は、実施の形態1に係る案内ユニット22による主ロープ8の案内方法を示す図である。
図5において、前方から見た案内ユニット22の上端部が示される。
かご9の外部の上面において、保守員が作業しうるようにかご上柵38が設けられる。かご上柵38は、例えばかご9の上面の作業空間を左右および後方の左右から囲うように設けられる。かご上柵38は、縦柱39と、手摺40と、中桟41と、を有する。縦柱39は、鉛直方向に長い支柱である。手摺40は、かご上柵38の上部に設けられる水平方向に長い部材である。中桟41は、かご上柵38の中間部に設けられる水平方向に長い部材である。
案内ユニット22の上部固定部28は、ブラケット42を有する。ブラケット42は、かご上柵38の左右の縦柱39にわたって固定される。ブラケット42は、上部サポート26を支持する部分である。
この例において、並行して張られる3本の主ロープ8が同時に交換される。既設の主ロープ8aは、一方の保護部24aに案内される。新設の主ロープ8bは、他方の保護部24bに案内される。
既設の主ロープ8aは、かご9の上方からかご9の内部に案内される。保護部24aにおける既設の主ロープ8aの上流側の端部は、上側の端部である。保護部24aにおける既設の主ロープ8aの下流側の端部は、下側の端部である。既設の主ロープ8aは、保護部24aの背板35より前方に配置される。既設の主ロープ8aは、保護部24aの左右の側板33の間に配置される。既設の主ロープ8aは、上流側および下流側の両方の端部において、背板35の法線方向に並ぶ一対の第1ガイドローラ36の間に通される。既設の主ロープ8aは、上流側および下流側の両方の端部において、保護部24aの幅方向に並ぶ一対の第2ガイドローラ37の間に通される。
新設の主ロープ8aは、かご9の内部からかご9の上方に案内される。保護部24bにおける新設の主ロープ8bの上流側の端部は、下側の端部である。保護部24bにおける新設の主ロープ8bの下流側の端部は、上側の端部である。新設の主ロープ8bは、保護部24bの背板35より前方に配置される。新設の主ロープ8bは、保護部24bの左右の側板33の間に配置される。新設の主ロープ8bは、上流側および下流側の両方の端部において、背板35の法線方向に並ぶ一対の第1ガイドローラ36の間に通される。新設の主ロープ8bは、上流側および下流側の両方の端部において、保護部24bの幅方向に並ぶ一対の第2ガイドローラ37の間に通される。
保護部24aおよび保護部24bの長手方向のなす角度は、各々の保護部24がかご9の前面の上部に配置されるときに、下方から上方に向かってかご9の左右に広がるように調整される。
図6において、後方から見た案内ユニット22の上端部が示される。
既設の主ロープ8aは、後側から前側に向かって移動するように、かご9の上方の昇降路2から保護部24aまで案内される。既設の主ロープ8aは、左右の端部側から中央側に向かって移動するように、かご9の上方の昇降路2から保護部24aまで案内される。
新設の主ロープ8bは、前側から後側に向かって移動するように、保護部24bからかご9の上方の昇降路2まで案内される。新設の主ロープ8bは、左右の中央側から端部側に向かって移動するように、保護部24bからかご9の上方の昇降路2まで案内される。
続いて、図7を用いて、交換装置20を用いた主ロープ8の交換方法の例を説明する。
図7は、実施の形態1に係る交換装置20による主ロープ8の交換方法の例を示す図である。
まず、保守員は、昇降路2において仮設シーブ43を取り付ける。仮設シーブ43は、交換する主ロープ8を案内するシーブである。
次に、保守員は、収納ユニット21をかご9の内部に持ち込む。このとき、第1収納部31は、空の状態にある。このとき、第2収納部32は、新設の主ロープ8bが巻き回された状態にある。
次に、保守員は、かご9の位置を調整する。この例において、かご9の位置は、最上階の乗場4における乗場出入口の上端および下端の間にドア機器18がある位置に調整される。その後、保守員は、例えばチェーンブロック44などで吊り下げることによって、調整された位置にかご9を保持する。また、保守員は、例えば釣合い錘バッファ12に釣合い錘10を載せることによって、釣合い錘10の荷重を釣合い錘バッファ12に預ける。これにより、既設の主ロープ8aにかかるかご9および釣合い錘10の荷重が解放される。その後、保守員は、最上階の乗場ドア5の乗場ドアパネル13を開放する。また、保守員は、かごドア15のかごドアパネル17を開放する。
次に、保守員は、案内ユニット22を取り付ける。保守員は、上部固定部28をかご9に固定する。保守員は、下部固定部29を乗場4に対して固定する。このとき、保守員は、2つの保護部24の長手方向の長さを、ドア機器18の高さより長くなるように調整する。また、保守員は、2つの保護部24の長手方向のなす角度を上方に向かってかご9の左右に広がるように調整する。保守員は、接続ユニット23によって収納ユニット21および案内ユニット22を接続する。
次に、保守員は、既設の主ロープ8aの一方の端部を昇降路2の上部から取り外す。保守員は、昇降路2の上部から取り外した既設の主ロープ8aを仮設シーブ43に巻きかける。保守員は、昇降路2の上部から取り外した既設の主ロープ8aの端部を一方の保護部24aに通す。保守員は、保護部24aに通した既設の主ロープ8aの端部を第1収納部31に引き込む。
その後、保守員は、既設の主ロープ8aのもう一方の端部を昇降路2の上部から取り外す。保守員は、昇降路2の上部から取り外した既設の主ロープ8aを仮設シーブ43に巻きかける。保守員は、昇降路2の上部から取り外した既設の主ロープ8aの端部をもう一方の保護部24bに通す。保守員は、保護部24bに通した既設の主ロープ8aの端部を、例えばかご9の内側において第2収納部32に収納されている新設の主ロープ8bの端部に接続して接続部45とする。
その後、保守員は、巻上機7のモーターを運転させる。巻上機7のモーターが発生させる駆動力によって、巻上機7のシーブに巻きかけられている既設の主ロープ8は送り出される。これにより、既設の主ロープ8aは、保護部24aに案内されてかご9の上方からかご9の内部に送り込まれる。
このとき、既設の主ロープ8aは、かご9の天井などを迂回しうるように、ドア機器18の前方において折り返すように案内される。ここで、保護部24aの背板35は、既設の主ロープ8aおよびドア機器18の間に配置されているので、既設の主ロープ8aが接触しないようにドア機器18を保護している。既設の主ロープ8aは第1ガイドローラ36に接触して案内されるので、既設の主ロープ8aにおけるキンクの発生などが抑制される。また、既設の主ロープ8aは、かご9の上の機器などを迂回しうるように、ドア機器18の上方において左右の端部側から中央側に案内される。このとき、既設の主ロープ8aは第2ガイドローラ37に接触して案内されるので、既設の主ロープ8aにおけるキンクの発生などが抑制される。
また、既設の主ロープ8aが送り出されることによって、端部が接続部45として接続される新設の主ロープ8bが第2収納部32から引き出される。保護部24bは、既設の主ロープ8aの端部に接続されている新設の主ロープ8bを案内する。新設の主ロープ8は、保護部24bに案内されてかご9の内部からかご9の上方に引き出される。
このとき、新設の主ロープ8bは、かご9の天井などを迂回しうるように、ドア機器18の前方において折り返すように案内される。ここで、保護部24bの背板35は、新設の主ロープ8bおよびドア機器18の間に配置されているので、新設の主ロープ8bが接触しないようにドア機器18を保護している。新設の主ロープ8bは第1ガイドローラ36に接触して案内されるので、新設の主ロープ8bにおけるキンクの発生などが抑制される。また、新設の主ロープ8bは、かご9の上の機器などを迂回しうるように、ドア機器18の上方において左右の中央側から端部側に案内される。このとき、新設の主ロープ8bは第2ガイドローラ37に接触して案内されるので、新設の主ロープ8bにおけるキンクの発生などが抑制される。
このように、巻上機7のモーターが発生させる駆動力によって、既設の主ロープ8aの回収および新設の主ロープ8bの設置が同時に行われる。また、収納ユニット21はかご9の内部に配置されるため、交換作業において乗場4における広い作業空間が必要とされない。
なお、複数の主ロープ8が並行して張られている場合に、第1収納部31は、複数の主ロープ8をまとめて巻き取ってもよい。また、第1収納部31のリールなどに巻き取られた既設の主ロープ8aの量が第1収納部31の容量の上限に達するときに、保守員は、既設の主ロープ8aを切断してもよい。このとき、保守員は、第1収納部31のリールを空のリールに交換して、切断した主ロープ8aの端部を交換したリールに引き込む。その後、保守員は、既設の主ロープ8aの回収を再開する。
既設の主ロープ8aの回収が終了するときに、新設の主ロープ8bはエレベーター1のシーブに掛け渡されて設置されている。既設の主ロープ8aの回収が終了した後に、保守員は、既設の主ロープ8aおよび新設の主ロープ8bの端部の接続を取り外す。その後、保守員は、新設の主ロープ8bの両方の端部を昇降路2の上部に固定する。その後、保守員は、接続ユニット23および案内ユニット22を取り外す。その後、チェーンブロック44を取り外すことなどによって、かご9および釣合い錘10の荷重を新設の主ロープ8bに支持させる。その後、保守員は、仮設シーブ43を撤去する。その後、保守員は、収納ユニット21をかご9の内部から回収する。
以上に説明したように、実施の形態1に係る交換装置20は、第1保護部と、第2保護部と、を備える。第1保護部は、ドア機器18の前方に配置される。ドア機器18は、エレベーター1のかご9の前面の上部に設けられる。第1保護部は、かご9の内部において回収される既設の主ロープ8をかご9の上方から第1方向に沿って案内する。第1保護部は、第1方向に垂直な法線方向において既設の主ロープ8がドア機器18に近づくことを規制する。第2保護部は、ドア機器18の前方に配置される。第2保護部は、かご9の内部から引き出される新設の主ロープ8をかご9の上方に第2方向に沿って案内する。第2保護部は、第2方向に垂直な法線方向において新設の主ロープ8がドア機器18に近づくことを規制する。
また、実施の形態1に係る主ロープ8の交換方法は、搬入工程と、配置工程と、交換工程と、を備える。搬入工程は、既設の主ロープ8と交換する新設の主ロープ8をエレベーター1のかご9の内部に持ち込む工程である。配置工程は、搬入工程の後の工程である。配置工程は、ドア機器18の前方に第1保護部および第2保護部を配置する工程である。交換工程は、配置工程の後の工程である。交換工程は、第1保護部の案内によって既設の主ロープ8をかご9の内部に回収し、かご9の内部に持ち込まれた新設の主ロープ8を第2保護部の案内によってかご9の上方に引き出して設置する工程である。
新設の主ロープ8を送り出し、既設の主ロープ8を収納する収納ユニット21は、かご9の内部に配置される。このため、乗場4において広い作業空間が必要とされない。これにより、エレベーター1の乗場4に十分な作業空間を確保できない場合においても主ロープ8の交換ができる。また、主ロープ8は、かご9の内部の空間とかご9の上方の空間との間をかご9の天井などを迂回して案内される。このとき、主ロープ8は、ドア機器18の前方において折り返すように案内される。これに対し、第1保護部および第2保護部は主ロープ8の接触からドア機器18を保護する。このため、主ロープ8の交換作業において、主ロープ8の接触によるドア機器18の汚損および損傷などが防がれる。また、交換作業において、主ロープ8は、かご9の前面のかごドアパネル17が開放された空間を通じてかご9の内部に出入りする。このため、かご9の上部に設けられる天井救出口などを用いた主ロープ8の交換方法が適用できないエレベーター1においても、乗場4における広い作業空間を必要とせずに主ロープ8の交換が可能になる。
また、第1保護部の第1方向の長さは、ドア機器18の高さより長い。第1保護部の第1方向の長さは、調整可能である。第2保護部の第2方向の長さは、ドア機器18の高さより長い。第2保護部の第2方向の長さは、調整可能である。
また、配置工程は、第1保護部の第1方向の長さをドア機器18の高さより長く調整する手順を含む。配置工程は、第2保護部の第2方向の長さをドア機器18の高さより長く調整する手順を含む。
第1保護部の第1方向の長さおよび第2保護部の第2方向の長さがドア機器18の高さより長いので、ドア機器18は高さ方向の全体にわたって主ロープ8の接触から保護されうる。これにより、主ロープ8の交換作業におけるドア機器18の保護がより確実になる。また、第1保護部の第1方向の長さおよび第2保護部の第2方向の長さが調整可能であるので、交換装置20は、ドア機器18の高さが異なる複数の機種のエレベーター1に適用できる。
また、第1保護部は、第1ガイドローラ36を有する。第1ガイドローラ36は、第1保護部の幅方向に回転軸が向けられる。第1保護部の幅方向は、第1保護部の第1方向および法線方向に垂直な方向である。第1ガイドローラ36は、第1保護部の第1方向の端部において既設の主ロープ8に接触して案内する。
また、第1保護部は、第2ガイドローラ37を有する。第2ガイドローラ37は、第1保護部の法線方向に回転軸が向けられる。第2ガイドローラ37は、第1保護部の第1方向の端部において既設の主ロープ8に接触して案内する。
また、第2保護部は、第1ガイドローラ36を有する。第1ガイドローラ36は、第2保護部の幅方向に回転軸が向けられる。第2保護部の幅方向は、第2保護部の第2方向および法線方向に垂直な方向である。第1ガイドローラ36は、第2保護部の第2方向の端部において既設の主ロープ8に接触して案内する。
また、第2保護部は、第2ガイドローラ37を有する。第2ガイドローラ37は、第2保護部の法線方向に回転軸が向けられる。第2ガイドローラ37は、第2保護部の第2方向の端部において既設の主ロープ8に接触して案内する。
主ロープ8は、ガイドローラによって案内されるので、キンクの発生などが抑制される。
また、交換装置20は、支持部25を備える。支持部25は、かご9に対して固定される。支持部25は、第1保護部および第2保護部を支持する。支持部25は、ドア機器18より下方においてエレベーター1の乗場4に対して固定される。
第1保護部および第2保護部は、かご9に対して固定された支持部25に支持されるので、ドア機器18との位置関係が保持される。このため、主ロープ8の交換作業におけるドア機器18の保護がより確実になる。また、乗場4に対して固定されることで、支持部25は、第1保護部および第2保護部が主ロープ8から受ける荷重をより強固に受けることができる。これにより、主ロープ8の交換作業におけるドア機器18の保護がより確実になる。
また、支持部25は、第1保護部の第1方向および第2保護部の第2方向のなす角度を調整可能に支持する。
また、配置工程は、第1保護部の第1方向および第2保護部の第2方向のなす角度を、下方から上方に向かってかご9の左右に広がるように調整する手順を含む。
これにより、かご9の上の機器などを迂回しうるように、主ロープ8の移動方向が案内される。
また、実施の形態1に係る主ロープ8の交換方法は、配置工程および交換工程の間に、接続工程を備える。接続工程は、既設の主ロープ8の端部および新設の主ロープ8の端部を接続する工程である。交換工程において、新設の主ロープ8は、既設の主ロープ8がかご9の内部に回収されるときに既設の主ロープ8に接続された端部が引かれることでかご9の上方に引き出される。
これにより、既設の主ロープ8の回収および新設の主ロープ8の設置が同時に行われる。このため、主ロープ8の交換作業が効率的に行われる。
また、配置工程において、新設の主ロープ8は、エレベーター1の巻上機7が発生させる駆動力によってかご9の上方に引き出される。
これにより、例えば電動ウィンチなどの機器を持ち込むことなく主ロープ8の交換作業を行うことができる。例えば主ロープ8の交換作業のための追加の電源を利用できない場合においても、主ロープ8の交換作業を効率的に行うことができる。
なお、各々の保護部24は、ダクト、チューブ、またはパイプなどであってもよい。各々の保護部24は、複数の第1ガイドローラ36および複数の第2ガイドローラ37の一部または全部に代えて摺動によって主ロープ8を案内する摺動部を有していてもよい。また、各々の保護部24の側板33および背板35は、長孔34を有していなくてもよい。また、交換装置20において、第1保護部および第2保護部は、一体に形成されていてもよい。第1保護部は、例えばドア機器18の前方に配置される一体のダクト、チューブ、またはパイプなどの左右の一方側であってもよい。第2保護部は、例えば当該一体のダクトなどの左右の他方側である。このとき、第1保護部および第2保護部の間に既設の主ロープ8および新設の主ロープ8の接触を防ぐ仕切り板などが設けられていてもよい。あるいは、例えばかご9を支持する主ロープ8および釣合い錘10を支持する主ロープ8が昇降路2において左右に分かれて配置される場合などに、第1保護部および第2保護部の間に仕切り板などは設けられていなくてもよい。第1保護部の法線方向および第2保護部の法線方向は、互いに平行でなくてもよい。第1保護部および第2保護部が一体に形成されている場合に、配置工程において、第1保護部および第2保護部はドア機器18の前方に同時に配置される。
続いて、図8を用いて、交換装置20を用いた主ロープ8の交換方法の他の例を説明する。
図8は、実施の形態1に係る交換装置20による主ロープ8の交換方法の他の例を示す図である。
この例において、巻上機7は、昇降路2の下部に設けられる。エレベーター1において、2つの返し車46が設けられる。各々の返し車46は、昇降路2の上部に設けられる。主ロープ8は、巻上機7のシーブおよびかごシーブ16の間において、一方の返し車46に巻き掛けられる。主ロープ8は、巻上機7のシーブおよび釣合い錘シーブ19の間において、他方の返し車46に巻き掛けられる。
この例のエレベーター1においても、図7に示される例と同様に交換装置20を用いて主ロープ8の交換作業を行うことができる。
続いて、図9を用いて、交換装置20を用いた主ロープ8の交換方法の他の例を説明する。
図9は、実施の形態1に係る交換装置20による主ロープ8の交換方法の他の例を示す図である。
この例において、2:1ローピングのエレベーター1の例が示される。エレベーター1において、昇降路2の上部に機械室47が設けられる。巻上機7は、機械室47に配置される。かごシーブ16は、かご9の上部に設けられる。釣合い錘シーブ19は、釣合い錘10の上部に設けられる。通常時において、主ロープ8の両端は昇降路2の上部に取り付けられている。
この例のエレベーター1においても、図7に示される例と同様に交換装置20を用いて主ロープ8の交換作業を行うことができる。
続いて、図10を用いて、交換装置20を用いた主ロープ8の交換方法の他の例を説明する。
図10は、実施の形態1に係る交換装置20による主ロープ8の交換方法の他の例を示す図である。
この例において、1:1ローピングのエレベーター1の例が示される。エレベーター1において、昇降路2の上部に機械室47が設けられる。巻上機7は、機械室47に配置される。かご9は、かごシーブを有していない。釣合い錘10は、釣合い錘シーブを有していない。通常時において、主ロープ8の一端はかご9に取り付けられる。また、主ロープ8の他端は釣合い錘10に取り付けられる。
この例のエレベーター1においても、図7に示される例と同様に交換装置20を用いて主ロープ8の交換作業を行うことができる。
ここで、保守員は、かご9の位置を調整した後に、例えばチェーンブロック44などで吊り下げることによって、調整された位置にかご9を保持する。また、保守員は、例えばチェーンブロック44などで吊り下げることによって、釣合い錘10を昇降路2において保持する。これにより、既設の主ロープ8aにかかるかご9および釣合い錘10の荷重が解放される。
以下で説明する実施の形態の各々において、他の実施の形態で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。以下の実施の形態の各々で説明しない特徴については、他の実施の形態で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る案内ユニット22の固定方法を示す図である。
案内ユニット22の上部固定部28は、固定腕48と、固定クランプ49と、を備える。固定腕48は、上部サポート26からかご上柵38の左右の手摺40まで延びる棒状の部材である。固定クランプ49は、固定腕48の先端に設けられる。固定クランプ49は、かご上柵38の手摺40を挟み込んで固定する部分である。上部固定部28は、かご上柵38の左右の手摺40を固定クランプ49で挟み込むことによって固定される。なお、上部固定部28は、かご上柵38の左右の中桟41を固定クランプ49で挟み込むことによって固定されてもよい。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る案内ユニット22の固定方法を示す図である。
案内ユニット22の支持部25は、アジャスタパッド50を有する。アジャスタパッド50は、かごドアパネル17の開閉をガイドするドア機器18のドアレール51に押し当てられる。支持部25は、アジャスタパッド50がドアレール51に押し当てられることによって固定される。
案内ユニット22の下部固定部29は、突っ張り部52を有する。突っ張り部52は、伸縮可能な棒状の部材である。突っ張り部52は、両端に滑り止め53が設けられる。下部固定部29は、突っ張り部52を三方枠6の左右の面の間において突っ張ることによって固定される。
実施の形態4.
図13および図14は、実施の形態4に係る案内ユニット22の固定方法を示す図である。
図13において、前方から見た案内ユニット22の上端部が示される。
各々の保護部24は、側板33、背板35、第1ガイドローラ36、および第2ガイドローラ37を有するトレイ状の保護枠を複数備えていてもよい。この例の各々の保護部24において、保護枠は接続板54によって接続される。
支持部25は、固定枠55と、固定クランプ49と、を備える。固定枠55は、保護枠の背板35からかご9の上部の上梁56にわたって設けられる枠状の部材である。固定クランプ49は、固定枠55と上梁56とを挟み込んで固定する部分である。上部固定部28は、上梁56および固定枠55を固定クランプ49で挟み込むことによって固定される。
図14において、前方から見たドア機器18の上端部が示される。
支持部25は、支持板57を備える。支持板57は、各々の保護部24の例えば背板35とドア機器18の上端部との間に配置される。支持板57は、各々の保護部24にかかる荷重の少なくとも一部を支える部分である。
実施の形態5.
図15は、実施の形態5に係る案内ユニット22の固定方法を示す図である。
支持部25は、支持脚58と、固定磁石59と、を備える。支持脚58は、各々の保護部24の例えば背板35とかご9の上面との間に配置される。固定磁石59は、支持脚58の下端に設けられる。固定磁石59は、磁力によってかご9の上面に吸着する磁石である。支持脚58は、各々の保護部24にかかる荷重の少なくとも一部を支える部分である。
本開示に係る交換方法は、エレベーターの主ロープの交換作業に適用できる。本開示に係る交換装置は、当該交換方法に適用できる。
1 エレベーター、 2 昇降路、 3 ピット、 4 乗場、 5 乗場ドア、 6 三方枠、 7 巻上機、 8、8a、8b 主ロープ、 9 かご、 10 釣合い錘、 11 かごバッファ、 12 釣合い錘バッファ、 13 乗場ドアパネル、 14 乗場敷居、 15 かごドア、 16 かごシーブ、 17 かごドアパネル、 18 ドア機器、 19 釣合い錘シーブ、 20 交換装置、 21 収納ユニット、 22 案内ユニット、 23 接続ユニット、 24、24a、24b 保護部、 25 支持部、 26 上部サポート、 27 下部サポート、 28 上部固定部、 29 下部固定部、 30 差込部、 31 第1収納部、 32 第2収納部、 33 側板、 34 長孔、 35 背板、 36 第1ガイドローラ、 37 第2ガイドローラ、 38 かご上柵、 39 縦柱、 40 手摺、 41 中桟、 42 ブラケット、 43 仮設シーブ、 44 チェーンブロック、 45 接続部、 46 返し車、 47 機械室、 48 固定腕、 49 固定クランプ、 50 アジャスタパッド、 51 ドアレール、 52 突っ張り部、 53 滑り止め、 54 接続板、 55 固定枠、 56 上梁、 57 支持板、 58 支持脚、 59 固定磁石

Claims (20)

  1. エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、前記かごの内部において回収される既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し、前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、
    前記ドア機器の前方に配置され、前記かごの内部から引き出される新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し、前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、
    を備え
    前記第1保護部の前記第1方向の長さは、前記ドア機器の高さより長く、調整可能である
    エレベーターの主ロープの交換装置。
  2. 前記第2保護部の前記第2方向の長さは、前記ドア機器の高さより長く、調整可能である
    請求項1に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  3. エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、前記かごの内部において回収される既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し、前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、
    前記ドア機器の前方に配置され、前記かごの内部から引き出される新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し、前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、
    を備え
    前記第2保護部の前記第2方向の長さは、前記ドア機器の高さより長く、調整可能である
    エレベーターの主ロープの交換装置。
  4. 前記かごに対して固定され、前記第1保護部および前記第2保護部を支持する支持部
    を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  5. 前記支持部は、前記ドア機器より下方においてエレベーターの乗場に対して固定される
    請求項4に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  6. エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、前記かごの内部において回収される既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し、前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、
    前記ドア機器の前方に配置され、前記かごの内部から引き出される新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し、前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、
    前記かごに対して固定され、前記第1保護部および前記第2保護部を支持する支持部と、
    を備え
    前記支持部は、前記ドア機器より下方においてエレベーターの乗場に対して固定される
    エレベーターの主ロープの交換装置。
  7. 前記支持部は、前記第1保護部の前記第1方向および前記第2保護部の前記第2方向のなす角度を調整可能に支持する
    請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  8. エレベーターのかごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に配置され、前記かごの内部において回収される既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し、前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部と、
    前記ドア機器の前方に配置され、前記かごの内部から引き出される新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し、前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部と、
    前記かごに対して固定され、前記第1保護部および前記第2保護部を支持する支持部と、
    を備え
    前記支持部は、前記第1保護部の前記第1方向および前記第2保護部の前記第2方向のなす角度を調整可能に支持する
    エレベーターの主ロープの交換装置。
  9. 前記第1保護部は、前記第1方向および法線方向に垂直な幅方向に回転軸が向けられ、前記第1方向の端部において前記既設の主ロープに接触して案内する第1ガイドローラを有する
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  10. 前記第1保護部は、法線方向に回転軸が向けられ、前記第1方向の端部において前記既設の主ロープに接触して案内する第2ガイドローラを有する
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  11. 前記第2保護部は、前記第2方向および法線方向に垂直な幅方向に回転軸が向けられ、前記第2方向の端部において前記新設の主ロープに接触して案内する第1ガイドローラを有する
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  12. 前記第1保護部は、法線方向に回転軸が向けられ、前記第2方向の端部において前記新設の主ロープに接触して案内する第2ガイドローラを有する
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換装置。
  13. 既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、
    前記搬入工程の後に、前記かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、前記既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および前記新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記既設の主ロープの端部および前記新設の主ロープの端部を接続する接続工程と、
    前記接続工程の後に、前記第1保護部の案内によって前記既設の主ロープを前記かごの内部に回収し、前記かごの内部に持ち込まれた前記新設の主ロープを前記第2保護部の案内によって前記かごの上方に引き出して設置する交換工程と、
    を備え
    前記交換工程において、前記新設の主ロープは、前記既設の主ロープが前記かごの内部に回収されるときに前記既設の主ロープに接続された端部が引かれることで前記かごの上方に引き出される
    エレベーターの主ロープの交換方法。
  14. 前記配置工程において、前記新設の主ロープは、エレベーターの巻上機が発生させる駆動力によって前記かごの上方に引き出される
    請求項13に記載のエレベーターの主ロープの交換方法。
  15. 前記配置工程は、前記第1保護部の前記第1方向の長さを前記ドア機器の高さより長く調整する手順を含む
    請求項13または請求項14に記載のエレベーターの主ロープの交換方法。
  16. 既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、
    前記搬入工程の後に、前記かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、前記既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および前記新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記第1保護部の案内によって前記既設の主ロープを前記かごの内部に回収し、前記かごの内部に持ち込まれた前記新設の主ロープを前記第2保護部の案内によって前記かごの上方に引き出して設置する交換工程と、
    を備え
    前記配置工程は、前記第1保護部の前記第1方向の長さを前記ドア機器の高さより長く調整する手順を含む
    エレベーターの主ロープの交換方法。
  17. 前記配置工程は、前記第2保護部の前記第2方向の長さを前記ドア機器の高さより長く調整する手順を含む
    請求項13から請求項16のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換方法。
  18. 既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、
    前記搬入工程の後に、前記かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、前記既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および前記新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記第1保護部の案内によって前記既設の主ロープを前記かごの内部に回収し、前記かごの内部に持ち込まれた前記新設の主ロープを前記第2保護部の案内によって前記かごの上方に引き出して設置する交換工程と、
    を備え
    前記配置工程は、前記第2保護部の前記第2方向の長さを前記ドア機器の高さより長く調整する手順を含む
    エレベーターの主ロープの交換方法。
  19. 前記配置工程は、前記第1保護部の前記第1方向および前記第2保護部の前記第2方向のなす角度を、下方から上方に向かって前記かごの左右に広がるように調整する手順を含む
    請求項13から請求項18のいずれか一項に記載のエレベーターの主ロープの交換方法。
  20. 既設の主ロープと交換する新設の主ロープをエレベーターのかごの内部に持ち込む搬入工程と、
    前記搬入工程の後に、前記かごの前面の上部に設けられるドア機器の前方に、前記既設の主ロープを前記かごの上方から第1方向に沿って案内し前記第1方向に垂直な法線方向において前記既設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第1保護部、および前記新設の主ロープを前記かごの上方に第2方向に沿って案内し前記第2方向に垂直な法線方向において前記新設の主ロープが前記ドア機器に近づくことを規制する第2保護部を配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記第1保護部の案内によって前記既設の主ロープを前記かごの内部に回収し、前記かごの内部に持ち込まれた前記新設の主ロープを前記第2保護部の案内によって前記かごの上方に引き出して設置する交換工程と、
    を備え
    前記配置工程は、前記第1保護部の前記第1方向および前記第2保護部の前記第2方向のなす角度を、下方から上方に向かって前記かごの左右に広がるように調整する手順を含む
    エレベーターの主ロープの交換方法。
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