JP7207421B2 - 配線部材 - Google Patents

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Description

この発明は、配線部材に関する。
特許文献1は、シート状に形成された機能性外装部材と、長手方向に沿った少なくとも一部の領域で前記機能性外装部材に重なるように配設された電線と、を備え、前記電線の絶縁被覆と前記機能性外装部材とが重なる部分の少なくとも一部が溶着されている、ワイヤーハーネスを開示している。
特開2018-137208号公報
特許文献1に開示されたワイヤーハーネスは、梱包、搬送時等において、シート状に形成された機能性外装部材を折曲げることで、コンパクトな形態にすることができる。
しかしながら、ワイヤーハーネスを折曲げると、機能性外装部材上で電線の経路が乱れたり、剥がれたりする恐れがある。例えば、特許文献1に開示のワイヤーハーネスでは、電線の経路、コネクタへの接続先位置等に応じて、シート状の機能性外装部材上で、いずれかの電線が他の電線を跨ぐようにして交差して配設される場合があり得る。電線の交差部分では、他の電線を跨ぐ電線の保持力が弱くなる。このため、電線の交差部分で、機能性外装部材が折曲げられると、機能性外装部材上で電線の経路が乱れたり、剥がれたりする恐れがある。
そこで、本開示は、シート状部材上に線状伝送部材を固定した配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることを抑制することを目的とする。
本開示の配線部材は、シート状部材と、前記シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材と、を備え、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように、前記複数の線状伝送部材が前記シート状部材上に固定され、前記複数の線状伝送部材の交差箇所が前記分岐部分に位置しているものである。
また、本開示の配線部材は、シート状部材と、前記シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材と、を備え、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように前記シート状部材上に固定され、前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所が分岐部分に位置しているものである。
本開示によれば、シート状部材上に線状伝送部材を固定した配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制される。
図1は実施形態に係る配線部材を示す概略平面図である。 図2は同上の配線部材を折畳んだ状態を示す概略平面図である。 図3は第1変形例に係る配線部材を示す概略平面図である。 図4は第2変形例に係る配線部材を示す概略平面図である。 図5は第3変形例に係る配線部材を示す概略平面図である。 図6は第4変形例に係る配線部材を示す概略平面図である。 図7は第5変形例に係る配線部材を示す概略平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線部材は、次の通りである。
(1)シート状部材と、前記シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材と、を備え、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように、前記複数の線状伝送部材が前記シート状部材上に固定され、前記複数の線状伝送部材の交差箇所が前記分岐部分に位置している配線部材である。
配線部材においては、通常、分岐部分を避けた位置で折曲げられて、梱包、搬送等される。そこで、第1の態様のように、複数の線状伝送部材の交差箇所が分岐部分に位置している構成とすることで、シート状部材上に線状伝送部材を固定した配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制される。
(2)(1)の配線部材において、前記複数の線状伝送部材の交差箇所が前記分岐部分のみに位置していてもよい。シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることがより抑制される。
(3)(1)又は(2)の配線部材において、前記交差箇所は、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所を含んでもよい。前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所を、前記分岐部分に位置させることで、シート状部材上に線状伝送部材を固定した配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制される。
(4)(1)から(3)のいずれか1つの配線部材において、前記交差箇所は、前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所を含んでもよい。前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所を、前記分岐部分に位置させることで、シート状部材上に線状伝送部材を固定した配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制される。
(5)(1)から(4)のいずれか1つの配線部材において、前記シート状部材は、第1シート状部分と、前記第1シート状部分から分岐する第2シート状部分とを含み、前記複数の線状伝送部材のうちの一部は前記第1シート状部分で他の前記線状伝送部材に対して分岐して、前記第2シート状部分上に固定され、前記分岐部分は、前記第2シート状部分から前記第1シート状部分への延長領域を含んでもよい。シート状部材が、第1シート状部分と、第1シート状部分から分岐する第2シート状部分とを含む場合、通常、シート状部材の折曲げ箇所を少なくするため、第1シート状部材は、第2シート状部分を避けた位置で折曲げられる。このため、分岐部分が、前記第2シート状部分から前記第1シート状部分への延長領域を含めば、シート状部材を折曲げる際に、シート状部材が複数の線状伝送部材の交差箇所で折曲げられることを抑制できる。
(6)(1)から(5)のいずれか1つの配線部材において、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が前記シート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐しており、前記分岐部分は、分岐する前記線状伝送部材から前記シート状部材への延長領域を含んでもよい。前記複数の線状伝送部材のうちの一部の線状伝送部材がシート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐している場合、通常、分岐する線状伝送部材の分岐先部分の折曲げを抑制するため、シート状部材は、分岐する線状伝送部材の分岐先部分を避けた位置で折曲げられる。このため、分岐部分が、分岐する前記線状伝送部材から前記シート状部材への延長領域を含めば、シート状部材を折曲げる際に、シート状部材が複数の線状伝送部材の交差箇所で折曲げられることを抑制できる。
(7)(1)から(6)のいずれか1つの配線部材において、前記複数の線状伝送部材のうちの一部である複数の線状伝送部材が前記シート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐し、前記シート状部材の側縁に設けられたコネクタに接続されており、前記分岐部分は、前記シート状部材のうち前記コネクタに対応する領域を含んでもよい。前記複数の線状伝送部材のうちの一部である複数の線状伝送部材が前記シート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐し、前記シート状部材の側縁に設けられたコネクタに接続されている場合、通常、配線部材は、コネクタを避けた位置で折曲げられる。このため、分岐部分が、前記シート状部材のうち前記コネクタに対応する領域を含めば、シート状部材を折曲げる際に、シート状部材が複数の線状伝送部材の交差箇所で折曲げられることを抑制できる。
(8)(1)から(7)のいずれか1つの配線部材において、前記分岐部分を覆うカバーをさらに備えてもよい。分岐部分に位置する交差箇所において、カバーによって、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることがより抑制される。
(9)シート状部材と、前記シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材と、を備え、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように前記シート状部材上に固定され、前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所が分岐部分に位置している配線部材である。前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所において、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態に係る配線部材について説明する。図1は配線部材10を示す概略平面図であり、図2は同配線部材10を折畳んだ状態を示す概略平面図である。
配線部材10は、シート状部材20と、複数の線状伝送部材30とを備える。本例では、配線部材10は、コネクタ40A、40B、40C、40Dをも備える。
線状伝送部材30は、電気又は光を伝送する線状部材である。シート状部材20は、シート状の部材である。このシート状部材20上に、複数の線状伝送部材30が固定される。複数の線状伝送部材30のうちの一部は他の線状伝送部材30に対して分岐部分50A、50Bで分岐するように、シート状部材20上に固定されている。分岐部分50A、50Bは、配線部材10全体として見た場合に、線状伝送部材30が分岐していると把握される領域である。複数の線状伝送部材30は、シート状部材20上で交差しており、この交差箇所38a、38b、38c、38dが分岐部分50A、50Bのみに位置している。
コネクタ40A、40B、40C、40Dは、車両に搭載された部品に接続される部品である。複数の線状伝送部材30の端部がコネクタ40A、40B、40C、40Dのいずれかに接続されている。コネクタ40A、40B、40C、40Dが車両に搭載された相手側のコネクタに接続されることで、線状伝送部材30と当該部品とが電気的に接続され、或は、光信号を送受可能に接続される。
本配線部材10が車両に搭載された状態で、複数のコネクタ40A、40B、40C、40Dが車両に搭載された各部品に接続される。これにより、車両に搭載された部品の間で、電気信号の送受信、電力の送受、光信号の送受信がなされる。つまり、配線部材10は、車両に搭載された部品同士を接続する配線部品である。特に、配線部材10において、複数の線状伝送部材30が分岐していることから、複数の部品を分岐した経路を介して接続することが可能となる。
各部についてより具体的に説明する。
線状伝送部材30は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
電気を伝送する線状伝送部材としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
ここでは線状伝送部材30が一般電線30(以下、単に電線30という)であるものとして説明する。電線30は、伝送線本体としての芯線と、芯線を覆う被覆としての絶縁被覆とを有する。電線に関する各説明は、適用不可能な構成を除き、線状伝送部材の各例示物に適用可能である。
芯線は、1本又は複数本の素線で構成される。素線は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導体で形成される。芯線が複数本の素線で構成される場合、複数本の素線は撚られていてもよい。絶縁被覆は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)などの樹脂材料が芯線の周囲に押出成形されるなどして形成される。ここでは電線30は、横断面が円形のいわゆる丸電線である。
シート状部材20は、電線30を2次元的に位置決めした状態で保持でき、かつ、折曲げ可能な柔軟なシート状部材である。
シート状部材20を構成する材料は特に限定されるものではないが、シート状部材20は、好ましくはPVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)等の樹脂を含む材料によって形成される。シート状部材20は、内部が一様に埋ったシート部材であってもよいし、不織シート等であってもよい。シート状部材20は、金属などの材料を含むこともあり得る。シート状部材20は、単層であってもよいし、複数層積層されていてもよい。複数層積層されている場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。
シート状部材20の一主面上に、電線30が固定されている。シート状部材20の一主面上において、電線30は一定の経路に沿って固定されている。
シート状部材20の一主面上には、複数の電線30が固定される。シート状部材20上における電線30の経路は、直線であってもよいし、途中で曲る経路であってもよい。シート状部材20の一主面上において、複数の電線30は途中で分岐している。
より具体的には、シート状部材20は、第1シート状部分22と、第2シート状部分24a、24bとを含む。第2シート状部分24a、24bは、第1シート状部分22の延在方向中間部で曲って第1シート状部分22の側方に分岐している。ここでは、第1シート状部分22は、細長く真っ直ぐ延びる帯状に形成されている。第1シート状部分は曲っていてもよい。第2シート状部分24a、24bは細長く真っ直ぐ延びる帯状に形成されている。第2シート状部分24aは、第1シート状部分22の一側部の延在方向中間部から第1シート状部分22の一側外方に向けて延在するように分岐している。第2シート状部分24bは、第1シート状部分22の他側部の延在方向中間部から第1シート状部分22の他側外方に向けて延在するように分岐している。ここでは、第2シート状部分24a、24bは、第1シート状部分22の延在方向において異なる箇所に設けられている。より具体的には、第2シート状部分24aは第1シート状部分22の一端寄りの位置に設けられ、第2シート状部分24bは第1シート状部分22の他端寄りの位置に設けられている。第2シート状部分が複数設けられる場合、そのうちの2つの第2シート状部分が第1シート状部分の延在方向において同じ位置に設けられていてもよい。また、第2シート状部分24a、24bは、第1シート状部分22の延在方向に対して直交する姿勢で延出している。第2シート状部分は、第1シート状部分の延在方向に対して斜め方向に延出していてもよい。第2シート状部分は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
便宜上、複数の電線30を、電線30a、30b、30c、30d、30e、30fと区別する場合がある。複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fは、第1シート状部分22の一端側では、並列状態で第1シート状部分22に固定されている。複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fは、第1シート状部分22の一端部でコネクタ40Aに接続されている。コネクタ40Aは、端子が所定の並び順で、ハウジングに収容された構成とされている。複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの並びは、複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fに接続される端子がハウジングに収容される並びに応じて決定されている。コネクタ40Aは、シート状部材20に固定されていてもよい。電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの端部がシート状部材20から延出してコネクタ40Aに接続されていてもよい。これは、他のコネクタ40B、40C、40Dについても同様である。
第1シート状部分22の延在方向中間部で、一部の電線30d、30fが途中で元の部分から曲って他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐している。一部の電線30d、30fは、他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐して直交する姿勢で延在している。電線30d、30fの曲げ半径が、電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの間隔と同程度又は当該間隔よりも小さいと、電線30d、30fと、電線30a、30b、30cとは、それぞれの直線延長上で交差する。電線30d、30fの曲げ半径は、電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの間隔よりも大きくてもよい。その場合、電線30d、30fは、電線30a、30b、30cに対して、それらの直線延長上からずれた位置で交差する。電線30d、30fが電線30a、30b、30cに対して直交していることから、第1シート状部分22の延在方向において交差箇所38aの分布範囲を狭めることができる。他の交差箇所についても、同様に直交交差する構成とすることで、交差箇所の分布範囲を狭めることができる。ここでは、電線30dが、他の電線30a、30b、30cに対して交差する箇所が交差箇所38aである。また、電線30fが他の電線30a、30b、30c、30e、30fに対して交差する箇所が交差箇所38bである。交差箇所38a、38bは、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所の一例である。
電線30d、30fは、第1シート状部分22上で他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐し、第2シート状部分24aに向けて延出して当該第2シート状部分24a上に並列状態で固定される。電線30d、30fは、第2シート状部分24aの端部で、コネクタ40Bに接続される。電線30d、30fの並び順も、電線30d、30fの端部に接続される端子がコネクタ40B内に収容される配置に応じて決定される。
第1シート状部分22の延在方向中間部であって、上記電線30d、30fよりも第1シート状部分22の他端側にずれた位置で、一部の電線30a、30bが途中で元の部分から曲って、他の電線30c、30eに対して分岐している。一部の電線30a、30bは、他の電線30c、30eに対して分岐して直交する姿勢で延在している。電線30a、30bの曲げ半径は、上記と同様に、電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの間隔と同程度であってもよいし、当該間隔よりも小さくてもよいし、当該間隔より大きくてもよい。ここでは、電線30aが、他の電線30c、30eに対して交差する箇所が交差箇所38cである。また、電線30bが他の電線30c、30eに対して交差する箇所が交差箇所38dである。交差箇所38c、38dは、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所の一例である。
電線30a、30bは、第1シート状部分22上で他の電線30c、30eに対して分岐し、第2シート状部分24bに向けて延出して当該第2シート状部分24b上で並列状態で固定される。電線30a、30bは、第2シート状部分24bの端部で、コネクタ40Cに接続される。電線30a、30bの並び順も、電線30a、30bの端部に接続される端子がコネクタ40C内に収容される配置に応じて決定される。
残りの電線30c、30eは、第1シート状部分22の他端部に向けて延在する。第1シート状部分22の他端部における電線30c、30eの並び順は、電線30a、30bの端部に接続される端子がコネクタ40D内に収容される配置に応じて決定される。ここでは、コネクタ40A、40Dにおける端子の収容位置に応じて、第1シート状部分22の他端部における電線30c、30eの並び順と第1シート状部分22の一端部における電線30c、30eの並び順とが変っている。そこで、複数の電線30c、30eの並び順を変更するように、電線30eが途中で曲って電線30cに対して交差している。ここでは、交差箇所38c、38dの近くで、電線30eが電線30cに対して交差するように曲げられ、第1シート状部分22の他端部寄りの位置で、電線30cに対して平行に延在している。ここでは、電線30eは、電線30cに対して直交姿勢で交差しており、電線30eのうち電線30cと交差する両側の部分は、電線30cに対して平行姿勢で延在している。電線30eのうち電線30cと交差する部分と、電線30cに対して平行に延在する部分との間は、曲線的に曲げられている。この曲げ半径は、上記と同様に、電線30a、30b、30c、30d、30e、30fの間隔と同程度であってもよいし、当該間隔よりも小さくてもよいし、当該間隔より大きくてもよい。電線30cと電線30eとの交差箇所39が、電線30c、30eの並び順を変更するように、電線30cと電線30eとが交差する箇所の一例である。電線30c、30eは、第1シート状部分22の他端部上で並列状態で固定される。電線30c、30eは、第1シート状部分22の他端部で、コネクタ40Dに接続される。
上記交差箇所38a、38b、38c、38d、39は、分岐部分のみに位置している。配線部材における分岐部分は、複数の電線のうちの一部が他の電線から分岐する部分である。ここで、交差箇所38a、38b、38c、38d、39を、分岐部分のみに位置させる理由は、配線部材10を梱包、搬送時等において折曲げてコンパクトな形態とする際に、交差箇所38a、38b、38c、38d、39が折曲げられるのを避けるためである。すなわち、複数の電線30はシート状部材20に固定されているところ、複数の電線30が交差していると、シート状部材20から離れて上側に位置している電線30については、保持強度が弱くなる恐れがある。このため、配線部材10が交差箇所38a、38b、38c、38d、39で折曲げられると、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、電線30がシート状部材20から剥がれたりする恐れがある。そこで、交差箇所38a、38b、38c、38d、39を、分岐部分のみに位置させることで、梱包、搬送時等において、配線部材10が交差箇所38a、38b、38c、38d、39で折曲げられるのを避けるようにしている。
この点からして、一例として、分岐部分50A、50Bは、第2シート状部分24a、24bから第1シート状部分22への延長領域であると捉えてもよい。仮に、第1シート状部分22を、第2シート状部分24a、24bの存在領域で折曲げると、当該第2シート状部分24a、24bを折曲げる必要が生じ、折曲げ作業が面倒であるし、また、折曲げ形態も安定しない。このため、配線部材10を折曲げるとしても、通常、第2シート状部分24a、24bの存在領域で折曲げることは、避けられるからである。
ここでは、第1シート状部分22の一側から第2シート状部分24aが分岐している。第2シート状部分24aの両側縁を第1シート状部分22に延長した一対の線50Laと、第1シート状部分22の両側縁とで囲まれる四角形の領域を分岐部分50Aと捉えてもよい。また、第1シート状部分22の他側から第2シート状部分24bが分岐している。第2シート状部分24bの両側縁を第1シート状部分22に延長した一対の線50Lbと、第1シート状部分22の両側縁とで囲まれる四角形の領域を分岐部分50Bと捉えてもよい。交差箇所38a、38bは、分岐部分50A内に位置しており、交差箇所38c、38d、39は、分岐部分50B内に位置している。
なお、電線30とシート状部材20との固定する態様は、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。ここで接触部位固定とは、電線30とシート状部材20とが接触する部分がくっついて固定されているものである。また、非接触部位固定とは、接触部位固定でない固定態様である。例えば、縫糸、別のシート部材、粘着テープなどが、電線30をシート状部材20に向けて押え込んだり、縫糸、別のシート部材、粘着テープなどが、電線30とシート状部材20とを囲む状態等となって、電線30とシート状部材20とを挟み込んだりして、電線30とシート状部材20とが固定された状態に維持するものである。本例では、電線30とシート状部材20とが、接触部位固定の状態にあるものとして想定している。接触部位固定に関する各説明は、適用不可能な構成でない限り、非接触部位固定にも適用可能である。
係る接触部位固定の態様として、接触部位間接固定であってもよいし、接触部位直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。ここで接触部位間接固定とは、電線30とシート状部材20とが、その間に設けられた接着剤、粘着剤、両面粘着テープなどの介在部材を介して間接的にくっついて固定されているものである。また接触部位直接固定とは、電線30とシート状部材20とが別に設けられた接着剤等を介さずに直接くっついて固定されているものである。接触部位直接固定では、例えば電線30とシート状部材20とのうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶かされることによってくっついて固定されることが考えられる。以下では、電線30とシート状部材20とが、接触部位直接固定の状態にあるものとして説明する。接触部位直接固定に関する各説明は、適用不可能な構成でない限り、接触部位間接固定にも適用可能である。
係る接触部位直接固定の状態が形成されるに当たり、樹脂は、例えば、熱によって溶かされることも考えられるし、溶剤によって溶かされることも考えられる。つまり、接触部位直接固定の状態としては、熱による接触部位直接固定の状態であってもよいし、溶剤による接触部位直接固定の状態であってもよい。好ましくは、熱による接触部位直接固定の状態であるとよい。
このとき接触部位直接固定の状態を形成する構成は特に限定されるものではなく、溶着、融着、溶接等の公知の構成を含む各種構成を用いることができる。例えば、溶着によって熱による接触部位直接固定の状態を形成する場合、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着など種々の溶着構成を採用することができる。またこれらの構成によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線30とシート状部材20とは、その構成による接触部位直接固定の状態とされる。具体的には、例えば、超音波溶着によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線30とシート状部材20とは、超音波溶着による接触部位直接固定の状態とされる。溶着によって熱による接触部位直接固定の状態を形成した部分(電線30とシート状部材20との固定部分)を溶着部、このうち、超音波溶着による固定部分を超音波溶着部、加熱加圧溶着による固定部分を加熱加圧溶着部等と称してもよい。
接触部位直接固定の場合、電線30の被覆に含まれる樹脂のみが溶けていてもよいし、シート状部材20に含まれる樹脂のみが溶けていてもよい。これらの場合において、溶けた方の樹脂が他方の外面にくっついた状態となり、比較的はっきりした界面が形成されることがある。また、接触部位直接固定の場合、電線30の被覆に含まれる樹脂とシート状部材20に含まれる樹脂の両方が溶けていてもよい。この場合、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。特に、電線30の被覆とシート状部材20とが、同じ樹脂材料など相溶しやすい樹脂を含む場合などに、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。
このように構成された配線部材10は、分岐部分50A、50Bを避けた位置で折曲げられる。例えば、図2に示すように、第1シート状部分22のうち分岐部分50Aに対して一端側寄りの位置で折曲げられる。なお、折曲げは、配線部材10を重ねることができる程度に折曲げられればよい。
以上のように構成された配線部材10によると、配線部材10においては、通常、分岐部分50A、50Bを避けた位置で折曲げられて、梱包、搬送等される。そこで、電線30の交差箇所38a、38b、38c、38d、39が分岐部分50A、50Bのみに位置している構成とすることで、シート状部材20に電線30を固定した配線部材10を折曲げる際に、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
また、複数の電線30のうちの一部が他の電線に対して分岐するように交差する交差箇所38a、38b、38c、38dを、分岐部分50A、50Bに位置させることで、配線部材10を折曲げる際に、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
また、複数の電線30(ここでは電線30c、30e)の並び順を変更するように、複数の電線30のうちの一部が他の電線30に対して交差している交差箇所39を、分岐部分50Bに位置させることで、配線部材10を折曲げる際に、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。この構成を採用する場合、他の交差箇所38a、38b、38c、38dについては、分岐部分50A、50B以外に位置していても、当該並び順を変更するための交差箇所については、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることを抑制することができる。よって、本明細書は、シート状部材と、前記シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材と、を備える配線部材であって、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように前記シート状部材上に固定され、前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所が分岐部分に位置しているものを開示している。
また、第1シート状部分22から第2シート状部分24a、24bが分岐している場合、通常、シート状部材20の折曲げ箇所を少なくするため、第1シート状部分22は、第2シート状部分24a、24bを避けた位置で折曲げられる。そこで、分岐部分50A、50Bが第2シート状部分24a、24bから第1シート状部分22への延長領域であるとすれば、配線部材10を折曲げる際に、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
{変形例}
上記実施形態を前提として、各種変形例について説明する。
図3は第1変形例に係る配線部材110を示す概略平面図である。配線部材110は、分岐部分50A、50Bを覆うカバー160をさらに備える。ここでは、分岐部分50Aを覆うカバー160は、分岐部分50Aよりも大きく、従って、分岐部分50Aの全体を覆っている。また、分岐部分50Bを覆うカバー160は、分岐部分50Bよりも大きく、従って、分岐部分50Bの全体を覆っている。カバー160が分岐部分50A、50B全体を覆っている必要は無く、少なくとも交差箇所38a、38b、38c、38d、39を覆っていればよい。
カバー160としては、例えば、PVC、PE、PET、PP、PA等の樹脂シートであってもよいし、アルミニウム又は銅などの金属シートであってもよい。また、カバー160は、織物、編物、不織布等の繊維材であってもよいし、押出成形又は射出成形等による部材等の成型材であってもよい。また、カバー160は、発泡成形された発泡材であってもよいし、発泡成形されずに一様に充実な充実材であってもよい。また、カバー160は、1層のみを有するものであってもよいし、複数層を有するものであってもよい。
シート状部材20に対するカバー160の固定は、いかなる構成によってなされてもよい。例えば、シート状部材20の主面のうち電線30の経路を避けた側方領域で、カバー160がシート状部材20に固定されてもよい。また、シート状部材20の主面全体領域で、カバー160がシート状部材20に固定されていてもよい。
両者の固定態様としては、電線30をシート状部材20に固定したのと同様の構成を採用することができる。すなわち、両者の固定態様は、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。また、接触部位固定の態様として、接触部位間接固定であってもよいし、接触部位直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。例えば、カバー160をシート状部材20に対して、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着等によって固定することができる。
この変形例によると、分岐部分50A、50Bに位置する交差箇所38a、38b、38c、38d、39が、カバー160によって覆われている。このため、当該カバー160によって、電線30がシート状部材20から離れに難くなり、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが、より抑制される。また、シート状部材20に対してカバー160によって剛性が付与されるため、シート状部材20のうちカバー160が設けられた部分で曲り難くなる。このため、配線部材110が、カバー160が設けられた部分、即ち、分岐部分50A、50Bで折り曲げられ難くなり、この点からも、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
本変形例において、複数の分岐部分50A、50Bが設けられる場合、その一部にのみカバー160が設けられてもよい。
図4は第2変形例に係る配線部材210を示す概略平面図である。この配線部材210において、シート状部材20に対応するシート状部材220は、第2シート状部分24a、24bを有していない。つまり、シート状部材220は、全体的に分岐しないで1つのラインを描くように延びる形状、ここでは、細長く真っ直ぐ延びる帯状に形成されている。
複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fは、シート状部材220上で、上記実施形態と同様の経路に沿って固定されている。
すなわち、シート状部材220の延在方向中間部で、一部の電線30d、30fが、他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐している。一部の電線30d、30fは、他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐して直交する姿勢で延在している。
電線30d、30fは、シート状部材220上で他の電線30a、30b、30c、30eに対して分岐し、シート状部材220の一側方から外方に延出している。上記実施形態とは異なり、第2シート状部分24aが存在しないことから、電線30d、30fは、シート状部材によっては規制されない状態で外方に延出している。この部分に、粘着テープ等の外装材が外装されてもよい。
この場合、分岐部分250Aは、分岐する電線30d、30fからシート状部材220への延長領域であると捉えてもよい。すなわち、複数の電線30d、30fが分岐する場合、その並列方向両側の電線30d、30fを、シート状部材220側に延長した一対の線250Laと、シート状部材220の両側縁とで囲まれる四角形の領域を分岐部分250Aと捉えてもよい。
配線部材210を梱包、搬送時等において折曲げてコンパクトな形態とする際に、通常、分岐する電線30d、30fの分岐先部分の折曲げを抑制するため、シート状部材220は、分岐する電線30d、30fの分岐先部分を避けた位置で折曲げられる。このため、分岐部分250Aが分岐する電線30d、30fからシート状部材220への延長領域を含めば、シート状部材220を折曲げる際に、シート状部材220が複数の電線30の交差箇所38a、38bで折曲げられることを抑制できる。これにより、配線部材10を折曲げる際に、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
なお、分岐する電線が1つの場合、その分岐する電線と他の電線との交差箇所が、当該分岐する電線の延長上に存在すればよい。また、分岐する電線が3つ以上の場合、分岐する複数の電線の並列方向両側のものの直線延長上に囲まれる範囲を分岐部分として、その範囲内に交差箇所が存在すればよい。このような分岐部分には、電線の並び順を変更するための交差箇所が存在してもよい。
また、シート状部材220の延在方向中間部であって、上記電線30d、30fよりもシート状部材220の他端側にずれた位置で、一部の電線30a、30bが、他の電線30c、30eに対して分岐している。一部の電線30a、30bは、他の電線30c、30eに対して分岐して直交する姿勢で延在している。
電線30a、30bは、シート状部材220で他の電線30c、30eに対して分岐し、シート状部材220の他側に向けて延びてシート状部材220上で並列状態で固定される。シート状部材220の他側の縁部にはコネクタ40Cが設けられている。コネクタ40Cは、シート状部材220の縁部に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。コネクタ40Cは、シート状部材220の縁部に重なって配置されていてもよいし、シート状部材220の縁部から離れていてもよい。コネクタ40Cは、シート状部材220の折曲げの妨げになる程度の近さで、シート状部材220の縁部に沿って配置されていればよい。電線30a、30bは、このようなコネクタ40Cに接続されている。
この場合、分岐部分250Bは、シート状部材220のうちコネクタ40Cに対応する領域である。すなわち、コネクタ40Cは、シート状部材220の他方の縁部に沿って配置されていることから、コネクタ40Cの両側縁部をシート状部材220に向けて延長した一対の線250Lbとシート状部材220の両側縁とで囲まれる四角形の領域を分岐部分250Bと捉えてもよい。
このように、複数の電線30の一部の電線30a、30bがシート状部材20上で他の電線30c,30eに対して分岐し、シート状部材320の側縁に設けられたコネクタ40Cに接続されている場合、通常、配線部材210は、コネクタ40Cを避けた位置で折曲げられる。このため、分岐部分250Bが、シート状部材220のうちコネクタ40Cに対応する領域を含めば、シート状部材220を折曲げる際に、シート状部材220が複数の電線30の交差箇所38c、38dで折曲げられることを抑制できる。
また、複数の電線30(ここでは電線30c、30e)の並び順を変更するように、複数の電線30のうちの一部が他の電線30に対して交差している交差箇所39を、上記分岐部分250Bに位置させることで、そのような交差箇所39についても、シート状部材20上で電線30の経路が乱れたり、シート状部材20から電線30が分離したりすることが抑制される。
図5は第3変形例に係る配線部材310を示す概略平面図である。この配線部材310では、シート状部材320は、細長い第1シート状部分322の一側部から第2シート状部分324が分岐して延在している。第2シート状部分324は、第1シート状部分322に対して斜めに延出している。
第1シート状部分322の延在方向中間部において、複数の電線330a、330b、330cのうちの一部の電線330b、330cが他の電線330aから分岐している。一部の電線330b、330cは、他の電線330aに対して交差箇所338a、338bで交差して分岐し、第2シート状部分324上に延びて当該第2シート状部分324に固定されている。ここでは、交差箇所338a、338bは、電線330b、330cの直線延長線、及び、電線330aの直線延長線の交差箇所に位置している。第1シート状部分322の端部、及び、第2シート状部分324の端部において、電線330a、330b、330cは、適宜コネクタ340に接続されている。
この場合、分岐部分350Aは、上記実施形態と同様に、第2シート状部分324の両側縁を第1シート状部分322に延長した一対の線350Laと、第1シート状部分322の両側縁とで囲まれる四角形(ここでは平行四辺形)の領域を分岐部分350Aと捉えてもよい。上記交差箇所338a、338bは、分岐部分350Aに位置している。
分岐部分350Aには、複数の電線の並び順を変更するように、複数の電線のうちの一部が他の電線に対して交差している箇所が位置していてもよい。
かかる配線部材310においても、分岐部分350Aの近く折曲げられることは避けられると考えられるため、シート状部材320上で電線330a、330b、330cの経路が乱れたり、シート状部材320から電線330a、330b、330cが分離したりすることが抑制される。
図6は第4変形例に係る配線部材410を示す概略平面図である。この配線部材410では、シート状部材420は、細長い第1シート状部分422と、当該第1シート状部分422から分岐する複数(ここでは2つ)の第2シート状部分424a、424bを備える。第2シート状部分424a、424bは、第1シート状部分422の端部から当該第1シート状部分422に対して斜めに延出している。
複数の電線430a、430b、430cが第1シート状部分422に対して並列状態で固定されている。複数の電線430a、430b、430cは、第1シート状部分422の端部で2つに分岐している。すなわち、電線430bが途中で元の部分に対して曲って他の電線430a、430cに対して分岐している。電線430bは、第2シート状部分424a上に固定されている。電線430a、430cが途中で元の部分に対して曲って他の電線430bに対して分岐している。電線430a、430cは、第2シート状部分424b上に並列状態で固定されている。このため、電線430aは、電線430bに対して交差しており、この交差箇所を交差箇所438とする。
第1シート状部分422の端部、及び、第2シート状部分424a、424bの端部において、電線430a、430b、430cは、適宜コネクタ440に接続されている。
この場合、分岐部分450Aは、第2シート状部分424aの両側縁のうち第2シート状部分424bから遠い側の縁を第1シート状部分422に延長した線450Laと、第2シート状部分424bの両側縁のうち第2シート状部分424aから遠い側の縁を第1シート状部分422側に延長した一対の線450Lbとで囲まれる領域と捉えてもよい。上記交差箇所438は、分岐部分450Aに位置している。
かかる配線部材410においても、分岐部分450Aの近く折曲げられることは避けられると考えられるため、シート状部材420上で電線430a、430b、430cの経路が乱れたり、シート状部材420から電線430a、430b、430cが分離したりすることが抑制される。
上記実施形態及び各変形例に限られず、シート状部材と、シート状部材上に固定された複数の線状伝送部材とを備える配線部材において、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように、複数の線状伝送部材がシート状部材上に固定される場合において、複数の線状伝送部材の交差箇所が分岐部分に位置していればよい。複数の線状伝送部材の交差箇所が分岐部分に位置していれば、その部分では、配線部材を折曲げる際に、シート状部材上で線状伝送部材の経路が乱れたり、シート状部材から線状伝送部材が分離したりすることが抑制されるからである。
例えば、図7に示す第5変形例に係る配線部材510では、電線530a、530b、530c、530d、530e、530fは、実施形態における複数の電線30a、30b、30c、30d、30e、30fと同様に、シート状部材20に固定されると共に、コネクタ40A、40B、40C、40Dを接続している。
本配線部材510が実施形態における配線部材10と異なるのは、電線530fが他の電線530b、530c、530d、530e、530fに対して交差する箇所539bと、電線530eが他の電線530cに対して交差する箇所539である。
上記第1実施形態と同様に、一部の電線530d、530fが途中で他の電線530a、530b、530c、530eに対して分岐している。一部の電線530dは、直角に曲りそのまま真っ直ぐ延在して、他の電線530a、530b、530cに対して分岐する。電線530dが電線530a、530b、530cに対して交差する箇所が交差箇所38aである。この交差箇所38aは、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所の一例である。この交差箇所38aは、第1実施形態と同様に分岐部分50Aに位置している。
一部の電線530fは、シート状部材20の端部と分岐部分50Aとの間で曲って、他の電線530a、530b、530c、530d、530eに対して交差箇所539bで交差している。電線530fは、交差箇所539bの前後で、電線530a、530b、530c、530d、530eに対して並行に並んでいる。しかしながら、電線530a、530b、530c、530d、530eに対する電線530fの並び順は、交差箇所539bの前後において異なる。このため、交差箇所539bは、複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所である。この交差箇所539bは、シート状部材20上のうち分岐部分50A、50Bを避けた部分に位置している。
実施形態1と同様に、一部の電線530a、530bが途中で元の部分から曲って、他の電線530c、530eに対して分岐している。電線530aが、他の電線530c、530eに対して交差する箇所が交差箇所38cである。また、電線530bが他の電線530c、530eに対して交差する箇所が交差箇所38dである。交差箇所38c、38dは、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の線状伝送部材に対して分岐するように交差している箇所の一例である。交差箇所38c、38dは、分岐部分50Bに位置している。
電線530c、530eは、シート状部材20の他の端部に向けて延在する。実施形態1と同様に、電線530c、530eの並び順は、シート状部材20の一端部と他端部とで異なっている。そこで、複数の電線530c、530eの並び順を変更するように、電線530eが途中で曲って電線530cに対して交差している。ここでは、シート状部材20における他端部と分岐部分50Bとの間で、電線530eが曲って交差箇所539bで電線530cと交差している。電線530eは、電線530cに対して交差箇所539の前後で並行に並んでいる。しかしながら、電線530c、530eの並び順が、交差箇所539の前後で変っている。このため、交差箇所539は、複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して交差している箇所である。この交差箇所539は、シート状部材20上のうち分岐部分50A、50Bを避けた部分に位置している。
本変形例のように、複数の線状伝送部材の複数の交差箇所のうちの一部の交差箇所38a、38c、38dが分岐部分50A、50Bに位置し、他の一部の交差箇所539b、539が分岐部分50A、50Bを避けた位置に存在している場合であっても、配線部材510を折曲げる際に、シート状部材20上で電線530a、530b、530c、530d、530e、530fの経路が乱れたり、シート状部材20から電線530a、530b、530c、530d、530e、530fが分離したりすることが抑制される。配線部材10においては、通常、分岐部分50A、50Bを避けた位置で折曲げられて、梱包、搬送等されるため、分岐部分50A、50Bに位置する交差箇所38a、38c、38dでは、電線530a、530b、530c、530d、530e、530fの経路が乱れ、シート状部材20からの分離が抑制されるからである。
また、交差箇所38a、38c、38d及び交差箇所539b、539がより広い領域に分散される結果、電線の交差箇所が狭い領域に集中し難くなる。これにより、電線530a、530b、530c、530d、530e、530fがシート状部材20から離れ難くなり、電線530a、530b、530c、530d、530e、530fの引っ掛かり、ばたつき等が抑制される。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。例えば、1つの配線部材において、第1シート状部分に対して直交して分岐する第2シート状部分と、斜めに分岐する第2シート状部分とが混在していてもよい。また、配線部材10において、第1シート状部分の側縁に追加してコネクタが設けられていてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10;110;210;310;410 配線部材
20;220;320;420 シート状部材
22;322;422 第1シート状部分
24a、24b;324;424a、424b 第2シート状部分
30、30a、30b、30c、30d、30e、30f;330a、330b、330c;430a、430b、430c 電線
38a、38b、38c、38d、39;338a、338b;438 交差箇所
40C コネクタ
50A、50B;250A、250B;350A;450A 分岐部分

Claims (6)

  1. シート状部材と、
    前記シート状部材上に溶着固定された複数の線状伝送部材と、
    を備え、
    前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して分岐部分で分岐するように前記複数の線状伝送部材が前記シート状部材上に固定され、
    前記複数の線状伝送部材の交差箇所が前記分岐部分に位置しており、
    前記複数の線状伝送部材のうちの一部である複数の線状伝送部材が前記シート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐し、前記シート状部材の側縁に設けられたコネクタに接続されており、
    前記分岐部分は、前記シート状部材のうち前記コネクタに対応する領域を含み、
    前記シート状部材の一方主面上で、前記複数の線状伝送部材の少なくとも一部分が露出した状態となっており、
    前記シート状部材の前記側縁は前記他の前記線状伝送部材の長手方向に沿って延びており、
    前記コネクタは、前記シート状部材の折曲げの妨げになる程度の近さで、前記シート状部材の側部に沿って配置されている、配線部材。
  2. 請求項1に記載の配線部材であって、
    前記複数の線状伝送部材の交差箇所が前記分岐部分のみに位置している、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    前記交差箇所は、前記複数の線状伝送部材の並び順を変更するように、前記複数の線状伝送部材のうちの一部が他の前記線状伝送部材に対して1回だけ交差している箇所を含む、配線部材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記シート状部材は、第1シート状部分と、前記第1シート状部分から分岐する第2シート状部分とを含み、
    前記複数の線状伝送部材のうちの一部は前記第1シート状部分で他の前記線状伝送部材に対して分岐して、前記第2シート状部分上に固定され、
    前記分岐部分は、前記第2シート状部分から前記第1シート状部分への延長領域を含む、配線部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記複数の線状伝送部材のうちの一部が前記シート状部材上で他の前記線状伝送部材に対して分岐しており、
    前記分岐部分は、分岐する前記線状伝送部材から前記シート状部材への延長領域を含む、配線部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐部分を覆うカバーをさらに備え、
    前記線状伝送部材の延在方向において前記カバーの両側で前記線状伝送部材が露出している、配線部材。
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