JPH06101247B2 - フラツト状ワイヤハ−ネスおよびその製造方法 - Google Patents

フラツト状ワイヤハ−ネスおよびその製造方法

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JPH06101247B2
JPH06101247B2 JP60179264A JP17926485A JPH06101247B2 JP H06101247 B2 JPH06101247 B2 JP H06101247B2 JP 60179264 A JP60179264 A JP 60179264A JP 17926485 A JP17926485 A JP 17926485A JP H06101247 B2 JPH06101247 B2 JP H06101247B2
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JP
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sheet
wire
wire harness
flat
flat wire
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JP60179264A
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博之 瀬尾
康 水口
照久 法月
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車の電気配線に好適なフラット状
ワイヤハーネスと、これを低減されたコストで簡易に製
造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のフラット状ワイヤハーネスの製造方法としては、
第7図に示すように、電線の固定シートaの上に、異径
寸法も含めた複数の電線bをフラット状ワイヤハーネス
の形状に沿って1本毎に並置した後、各電線と固定シー
トを溶着する方法がある(実公昭56−19291号公報参
照)。
しかしながら、上記方法によると、サイズの異なる電線
を1本毎に予め定められたワイヤハーネス形状に沿って
並置させるために作業効率が低く、とくにワイヤハーネ
スが分岐部を有する場合には作業効率一層低下し、その
コストが高くなるという問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、種々のワイヤ
ハーネス形状に対応しやすく、低減されたコストで簡易
に製造できるフラット状ワイヤハーネスおよびその製造
方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
図面を参照して説明すると、本発明のフラット状ワイヤ
ハーネスAは、第1図ないし第2図に示すように、絶縁
被覆された複数本の電線1と、その固定シート2から構
成され、この固定シート2にはその巾方向に複数の電線
通し穴3が所定間隔をおいて並設(図示の例では縦二
列)してなる電線通し部4が形成されると共に、固定シ
ート2の長さ方向には前記と同一構成の電線通し部4
と、電線通し穴を有しない無垢の電線支持部5とが交互
に連続的に形成されており、前記複数本の電線1は各電
線通し部4における電線通し穴3を貫通して固定シート
2上に互に平行に配設されており、これらの電線1はそ
の絶縁被覆部と固定シート2とを所望位置で溶着6によ
り固着する。
このフラット状ワイヤハーネスAを製造するには、第2
図に示す平面状の固定シート2を第3図のように各電線
支持部5において互に折り重ねて各電線通し部4の電線
通し穴3の穴軸を一致させ、これらの軸穴の一方から他
方に向けて複数本の電線1をそれぞれ貫通させてその突
出端部を十分に遠方に引き伸ばし、この引伸部に向けて
固定シート2も引き伸ばした後に、必要に応じて各電線
1の絶縁被覆部と固定シート2を所望位置において溶着
6して、固定することにより達成される。
〔作 用〕
以上の如く、本発明のフラット状ワイヤハーネスAは、
固定シート2を折りたたんで、その電線通し穴3に各電
線1を貫通した後、固定シート2を平面状の引き伸ばす
だけできわめて簡単に製造することができる。従来のよ
うに複数の電線をワイヤハーネス形状に合わせて一本毎
に並置するという煩しさがないから、その作業効率は飛
躍的に向上し、コストの低減を図ることができる。
〔実施態様〕
第2図に示す固定シート2は、細巾帯状に形成されてい
るが、予めワイヤハーネス形状に対応して所望位置で枝
分れする分岐部(図示せず)を設けておくことができ
る。しかし、第2図において符号7で示されるミシン目
状などの切れ目を固定シート2の長さ方向に設けること
により、作動効率が更に向上する。すなわち、第4図お
よび第5図に示すように、電線1と固定シート2を前記
のように組立てた後、切れ目7からその部分を引裂いて
分離し、所望の方向に枝分けし、屈曲させることができ
る。
この固定シート2は、電線1と溶着固定するために、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド樹脂等の熱可
塑性樹脂またはそのラミネートで形成することが好まし
い。
電線通し穴3は、電線径より十分大きい円形または固定
シート2の長さ方向に沿う横長孔として形成し、前記シ
ート引き伸しにおける引き裂けを防止し、作業を円滑に
できるようにすることが好ましい。また、電線通し穴3
の配置は、第2図に示すように千鳥状に設けることによ
り、電線1を比較的密に並設することができ、さらにサ
イズの異なる電線を配設する場合にも緊密な状態になる
利点がある。
第6図はフラット状ワイヤハーネス製造法の他の実施態
様を示すもので、折りたたんだ固定シート2の電線通し
穴3に電線1の端部を貫通させた後、その突出端部8を
固定シート2に溶着固定し、固定シート2を電線1の延
材部の方に引き伸ばすようにしたものである。この場合
には、前記と異なり電線の引き伸ばし工程が実質的に不
要となり、固定シート2と電線1の寸法差による逸脱を
防止することができる。
また、第3図および第6図に示す電線1の電線通し穴3
への貫通作業に際し、電線の端末処理を施して予め端子
9を接続しておくことにより電線の貫通作業を一層容易
にすることができる。符号10はこれらの端子9に装着さ
たコネクタハウジングである。
〔発明の効果〕 以上から明らかな如く、本発明のフラット状ワイヤハー
ネスは、折りたたんだ固定シートの電線通し穴に電線を
貫通した後、固定シートを引き伸ばすという操作できわ
めて簡単な工程により製造されると共に固定シートに予
め切目を設けておくことにより簡単に分岐させることが
できるから、その作業効率が飛躍的に向上し、製造コス
トも大巾に低減し、安価なフラット状ワイヤハーネスを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示すフラット状ワイヤハーネス
の斜視図、第2図は同上の固定シートの平面図、第3図
ないし第5図はそれぞれ本発明フラット状ワイヤハーネ
スの製造法を示す工程説明図、第6図は本発明フラット
状ワイヤハーネスの他の製造工程説明図、第7図は従来
のフラット状ワイヤハーネスを示す部分斜視図である。 A……フラット状ワイヤハーネス、1……電線、2……
固定シート、3……電線通し穴、4……電線通し部、5
……電線支持部、6……溶着。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁被覆された複数本の電線と、固定シー
    トとから構成され、固定シートにはその巾方向に複数の
    電線通し穴を所定間隔をおいて一列または二列以上並設
    してなる電線通し部が形成されると共に、固定シートの
    長さ方向には前記電線通し部と電線通し穴を有しない電
    線支持部とが交互に連続的に形成され、前記複数本の電
    線は各電線通し部の電線通し穴を貫通して固定シート上
    に互に平行に配設され、前記各電線の絶縁被覆部と固定
    シートが所望位置で固着されていることを特徴とするフ
    ラット状ワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】固定シートがハーネス形状に対応して分岐
    部を有することある平面的形状に成形されている特許請
    求の範囲第1項に記載のフラット状ワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】固定シートが熱溶着可能な熱可塑性合成樹
    脂のシートまたはラミネートである特許請求の範囲第1
    項に記載のフラット状ワイヤハーネス。
  4. 【請求項4】電線通し部の電線通し穴が円形または固定
    シートの長さ方向に沿う横長孔に形成されている特許請
    求の範囲第1項に記載のフラット状ワイヤハーネス。
  5. 【請求項5】電線通し部の電線通し穴が千鳥状に配置さ
    れている特許請求の範囲第1項に記載のフラット状ワイ
    ヤハーネス。
  6. 【請求項6】固定シートの長さ方向に切れ目が設けられ
    ている特許請求の範囲第1項に記載のフラット状ワイヤ
    ハーネス。
  7. 【請求項7】絶縁被覆された複数本の電線を固定シート
    上に互いに平行に配設してなるフラット状ワイヤハーネ
    スを製造する方法において、前記固定シートの巾方向に
    複数の電線通し穴を所定間隔をおいて一列または二列以
    上に並設して電線通し部を形成すると共に、固定シート
    の長さ方向に前記電線通し部と電線通し穴を有しない電
    線支持部とを交互に連続的に形成し、この固定シートを
    前記各電線支持部において互に折り重ねて各電線通し部
    の電線通し穴の穴軸を一致させ、これらの軸穴の一方か
    ら他方に向けて前記複数本の電線をそれぞれ貫通させて
    その突出端部を十分に遠方に引き伸ばし、この引伸部に
    向けて前記固定シートも平面的に引き伸ばした後、前記
    各電線の絶縁被覆部と固定シートを所望位置で固着する
    ことを特徴とするフラット状ワイヤハーネスの製造方
    法。
  8. 【請求項8】固定シートがハーネス形状に対応して分岐
    部を有することある平面的形状に成形されているものを
    使用して実施する特許請求の範囲第7項に記載のフラッ
    ト状ワイヤハーネスの製造方法。
  9. 【請求項9】固定シートが熱溶着可能な熱可塑性合成樹
    脂のシートまたはラミネートである特許請求の範囲第7
    項に記載のフラット状ワイヤハーネスの製造方法。
  10. 【請求項10】電線通し部の電線通し穴が円形または固
    定シートの長さ方向に沿う横長孔に形成されている特許
    請求の範囲第7項に記載のフラット状ワイヤハーネスの
    製造方法。
  11. 【請求項11】電線通し部の電線通し穴が千鳥状に配置
    されている特許請求の範囲第7項に記載のフラット状ワ
    イヤハーネスの製造方法。
  12. 【請求項12】固定シートの長さ方向に切れ目が設けら
    れている特許請求の範囲第7項に記載のフラット状ワイ
    ヤハーネスの製造方法。
JP60179264A 1985-08-16 1985-08-16 フラツト状ワイヤハ−ネスおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH06101247B2 (ja)

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JPS6240104A JPS6240104A (ja) 1987-02-21
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