JP2005322523A - ハーネス製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ワイヤー3を測長し、測長したワイヤー3をクランパーでつかみ、左右のコネクター8,8’に左右一本ずつ又は複数ずつ打ち込み圧接させる。コネクター8,8’を移動させながら、打ち込み位置を変えて各種ハーネスを1台の機械で生産し、一日に必要なハーネスを納入可能とするセル方式のシステムを可能とする。
【選択図】 図8
Description
ハーネスメーカーは1−1形ハーネスを1つの機械にて10000本、1−N形ハーネスを別の機械にて10000本、マルチ形ハーネスを更に別の機械にて20000本生産し、計40000本のハーネスを組立メーカーに毎月末に納入する。
納入に先立ち、ハーネスメーカーは、部品倉庫に保管しているハーネスより必要な形式のハーネスを必要数取り出し、これを束ね、所定のハーネスセットを作ることになり、多くの部品保管スペースを必要とする。
このような技術手段の採用は、ハーネスメーカーが組立メーカーからの発注に適合したハーネスを必要数直ちに納品可能となり、保管スペースを最小限とさせ得る。
本発明は前述した課題を解決するために、さらに、ハーネスセットを1つの機械により必要数製造し、該ハーネスセットを一日に必要な分だけ納入可能とするセル方式に合ったシステムを提供する。
このようなシステムの提供は、ハーネスメーカーは機械1台により必要数のハーネスセットを毎日組立メーカーに供給することで、機械の台数を減らし、組立メーカーは保管スペースを不要とする。
本機の設備と生産方式は、従来のロット生産方式だけではなく、複数の生産パターンを機械にプログラムし、その生産パターンを循環させ生産する事が出来る。これにより製品の1台当たりに必要なハーネスを短時間でセット生産をする事が出来るようになり、多品種小ロットの生産対応と在庫の軽減、発注から納入までのリードタイムを短縮する事を可能としている。
ワイヤー圧接(又は圧着)機4は、ワイヤー押え送りローラ5と、ワイヤー3をつかむグリップ6,7と、コネクター8,8’を支持する対の装置9,10、弛んだワイヤー3を納める空間11を有す。
コネクター支持装置9,10は、ワイヤー3の長手方向に対して直交する方向に往復動可能となっており、グリップ6,7により保持されたワイヤー3の端部を所定の打ち込む(圧接)位置に対向可能となる。
打ち込み装置12はコネクター8にワイヤー3の右端部を打ち込み、打ち込み装置13はコネクター8’にワイヤー3の左端部を打ち込み、この作業は一本のワイヤー3毎に、左右順次行う。
次いで、供給ローラ16を停止状態とし、ワイヤー押え送りローラ5により測長された各ワイヤー3を空間11内に送り込む。次いで、ワイヤー押え送りローラ5が停止し、ワイヤー3を押さえ状態とし、供給ローラ16を自由状態とさせることで次の測長作業に備える。
ワイヤー押え送りローラ5を自由状態とし、前進位置のクランパー17を必要なワイヤー長分後退させ、ワイヤー3を引き出す。次いで、ワイヤー押え送りローラ5でワイヤー3を押さえ、クランパー17を前進させて空間11にワイヤー3を弛ませる。
図11の(a)乃至(g)に、各ワイヤー3をコネクター8’の指定位置に打ち込み装置13により打ち込む例を示す。
定位置にセットされたワイヤー3に、打ち込み装置12,13はプログラムにより指定されたワイヤーの位置に移動する。コネクター8,8’はプログラムによりコネクター内の指定位置を指定されたワイヤーの位置に移動する。ワイヤー3はコネクター8,8’内の指定された位置に打ち込み装置12,13によって打ち込まれる。
ワイヤーの間隔をA、コネクターの打ち込まれる間隔をBとし、AとBの間隔が異なる場合でも1本ずつ打ち込みを行うため、プログラムの変更によりコネクターの移動距離やワイヤーの打ち込み順序の変更が容易に可能となる。
B3にW3を打ち込む状態を図11の(c)に示す。W4をB13に打ち込むため、コネクター8’を左方へ移動させてワイヤーW4の下にB13を位置させかつ打ち込み装置13をワイヤーW4の上方へ位置させW4をB13へ打ち込む(図11の(d)参照)。次いで、ワイヤーW12をコネクター8’のB16に打ち込むため、打ち込み装置13とコネクター8’のB16をワイヤーW12の上下に位置させ打ち込みを行う(図11の(e)参照)。
図11はコネクター8’をベースに説明したが、コネクター8についても同様である。
図6は、1本目のワイヤーW1をコネクター8,8’のA1とB1に圧接し、次いで、2本目のワイヤーW2の圧接状態を示す。コネクター8の打ち込み位置A−2をワイヤーW2の一端と打ち込み装置12と対向させて圧接し、ワイヤーW2の他端と打ち込み装置13をコネクター8’の打ち込み位置B−6に対向させて圧接させる。打ち込み装置12,13をコネクター8,8’の所定位置に対向させるようコネクター8,8’を移動させる。
かくして、コネクターを移動させ1台の機械にて、組立メーカーより発注を受けた形式のハーネスの供給が可能となる。
2 ワイヤー供給装置
3 ワイヤー
4 ワイヤー圧接装置
5 ワイヤー押え送りローラ
6,7 グリップ
8,8’ コネクター
9,10 コネクター支持装置
11 空間
12,13 打ち込み装置
14 ワイヤー測長装置
15 押し込みローラ
16 供給ローラ
17 クランパー
Claims (6)
- 複数本のワイヤーを並列させて供給するワイヤー供給装置とワイヤーの長さを個別に選択するワイヤー測長装置と、測長されたワイヤーを個別につかむクランパーと、支持したコネクターを並列したワイヤーの長手方向に直交する方向に往復動させるコネクター支持装置と、切断されたワイヤー端部をコネクターの所定位置に打ち込む装置とを有し、ワイヤー端部のコネクター所定位置への打ち込みをワイヤーの左右端部で一本ずつもしくは複数本ずつ行う、又は打ち込む装置を複数台にてコネクター所定位置への打ち込むことを特徴とするハーネス製造装置。
- コネクター支持装置の往復動がハーネス形式を記憶した制御装置により行う請求項1記載のハーネス製造装置。
- ワイヤー測長装置がワイヤーの長手方向とは直交する方向にワイヤーを押し込みローラにより弛ませることを特徴とする請求項2記載のハーネス製造装置。
- ワイヤー測長装置がワイヤーをその長手方向にローラ又はシリンダにより送り出すものである請求項2記載のハーネス製造装置。
- ハーネスの1つのセットを構成するハーネス形式と数量を確認しかつ必要部品を機械に供給すること、1つのセットを構成するハーネス形式と数量を機械に入力し、該セット分を連続して製造し、導通検査後セット分のハーネスを束ね所定数のセットを出荷することによりなるハーネス供給システム。
- インターネットを通じて受注したハーネスの内訳を機械に入力すること、出荷データがインターネットを通じて依頼人に電送される請求項5記載のハーネス供給システム。
Priority Applications (1)
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JP2004140017A JP2005322523A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | ハーネス製造装置 |
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JP2004140017A JP2005322523A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | ハーネス製造装置 |
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JP2005322523A true JP2005322523A (ja) | 2005-11-17 |
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ID=35469628
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Cited By (1)
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JPWO2020122177A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 |
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JPS6014780A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-25 | 日本圧着端子製造株式会社 | 自動圧接機 |
JPH07296933A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-11-10 | Yazaki Corp | 圧接ハーネス製造装置及び圧接ハーネス製造方法 |
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2004
- 2004-05-10 JP JP2004140017A patent/JP2005322523A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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