JP7207076B2 - 押出プレス装置のシャー装置 - Google Patents

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本発明は、アルミニウム合金等の金属押出成形用の押出プレス装置において、押出成形後にコンテナをダイスより離間させて、ダイス端面において、ビレットの残部であり、ダイス内において押出製品と連続するディスカードを切断する、押出プレス装置のシャー装置に関する。
押出プレス装置のシャー装置の基本構成を説明する。ダイスが保持されるエンドプラテン上方の、コンテナ側に立設された固定フレームにシャーガイドが配置されており、下端にシャー刃が配置されたシャースライドが、該シャーガイドに昇降可能に案内される。シャースライドはシャーシリンダにより昇降駆動され、シャーシリンダはシャーガイドと同様に固定フレームに取り付けられている。このようなシャー装置において、ディスカード切断時には、シャースライドを上方の待機位置から下降させ、ダイス端面においてシャー刃によりディスカードを押出製品から切断する。このとき、シャー刃には切断したディスカードが付着するため、シャースライドに内蔵されたノッカー機構のノッカーを下降させて、付着したディスカードを除去する。
上記のような、ノッカー機構(ノッカー)により、シャー刃(シャーナイフ)に付着したディスカード(押粕)を除去するシャー装置として、例えば、特許文献1の押粕切断装置(シャー装置)を挙げることができる。
特開2002-102920号公報
図2及び図3を参照しながら、従来のシャー装置によるディスカードの切断工程を説明する。図2及び図3においては、後述する本願の第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付している。また、従来のシャー装置は、本願の第1実施形態に係るシャー装置10を示す図1において、シャースライド13が、スライド傾転部131及びスライド本体部132の2部材ではなく、一体で構成される形態であるため、全体図は割愛する。図2は、押出成形完了後にダイス端面に残るディスカードの説明図(側面図)であって、図2(a)は押出成形完了時、図3(b)は押出成形完了後、ディスカード切断工程のためにコンテナホルダをダイスから離間させた状態を示す。図3は、従来のシャー装置によるディスカード切断工程の説明図(側面図)であって、図3(a)はシャー刃下降、図3(b)はノッカー下降によるディスカード除去、図3(c)はシャー刃上昇を示す。なお、図2及び図3においては、図を見易くするため、ダイス23が保持されるエンドプラテン21の図示(図2及び図3において、ダイス23の左側)を割愛している。
押出成形時、コンテナホルダ22(コンテナ)はコンテナシリンダ等(図示せず)により、ダイス23に押圧されており、コンテナホルダ22内のビレット(押出材)を、押出ステム20によりダイス23に押圧させて、押出製品50を連続して押出成形する。そして、押出成形完了時、図2(a)に示すように、コンテナホルダ22内の、且つ、ダイス23の端面に、ビレットの残部であり、ダイス23内において押出製品50と連続するディスカード51が残される。
次に、図2(a)に示す状態から、新たなビレットのコンテナへの供給等、次の押出成形サイクルの準備のため、図2(b)に示すように、押出ステム20と共にコンテナホルダ22をダイス23から離間させてディスカード51を露出させる。
従来の押出プレス装置のシャー装置においては、シャー刃11を下降させて、ダイス23の端面において、ディスカード51を押出製品50(図示せず)から切断(図3(a))する。ディスカード切断時のシャー刃11の位置は、一般的に、ダイス23の端面から所定隙間(1mm以下)離した位置である。これは、シャー刃11及びダイス23端面の保護のためである。このとき、先に説明したように、シャー刃11には切断したディスカード51が付着するため、シャースライド13に内蔵されたノッカー機構31(図示せず)のノッカー33を下降させて、付着したディスカード51を除去する。また、シャー刃11をダイス23の端面から所定隙間離した位置でディスカード51を切断するため、ダイス23の端面には、ディスカード51の一部であり、押出製品と連続した薄膜51’が残される(図3(b))。なお、図を見易くするために、図3における薄膜51’の厚みを誇張して図示している。
ここで、特許文献1の押粕切断装置を含め、従来の押出プレス装置のシャー装置においては、次の押出成形サイクルの準備のために、シャー刃11を待機位置まで上昇(図3(c))させる際、シャー刃11がダイス23の端面に露出する薄膜51’の切断面(シャーリング面SF)に接触して、該切断面を傷付けるという問題があった。
次の押出成形サイクルにおいては、ダイス23の端面に薄膜51’が残された状態で、新たなビレットがコンテナ内へ供給されアプセットされる。アプセットとは、押出成形サイクルの準備工程であって、供給されたビレットを押出ステムによりダイス23へ押圧させて、ビレットを塑性変形させて外周面をコンテナ内周面に接触させる工程である。このアプセット後に押出成形サイクルが開始される。ここで、薄膜51’の切断面が傷付いた場合、薄膜51’の傷部(凹部)内の空気が、アプセット時に傷外へ排出されず、薄膜51’の傷部と、ビレットのダイス23側の面との間に取り残されてしまう。取り残された空気(エアー)は、押出成形時、ビレットからダイス23を経由して押出製品に到るメタルフロー(押出材流動)に巻き込まれて押出製品内へ混入し、あるいは、押出製品表面に露出して、押出製品の強度低下や表面精度を悪化させる等の悪影響が懸念される。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたもので、シャー刃を待機位置まで上昇させる際、シャー刃がダイス端面に露出する押出製品の切断面に接触することを回避できる、押出プレス装置のシャー装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、エンドプラテン上方に立設された固定フレームと、
前記固定フレームに配置されたシャーガイドと、
前記シャーガイドに昇降可能に案内され、下端にシャー刃が配置されたシャースライドと、
前記シャースライドに内蔵され、前記シャー刃に付着した前記ディスカードを、ノッカーを下降させて前記シャー刃から除去するノッカー機構と、
を備え、
前記シャースライドが、
前記シャー刃が配置され、前記ノッカーが収納される収納部を備えるスライド傾転部と、
前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転可能に支持するスライド本体部と、
前記スライド傾転部と前記スライド本体部との間に配置され、前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転させる弾性力を作用させる弾性体と、
を備え、
前記ノッカーの、前記スライド傾転部の前記収納部への収納状態において、前記シャー刃をディスカード切断位置に維持させるディスカード切断姿勢と、
前記ノッカーの、前記ノッカーを下降させて前記ディスカードを除去する、前記スライド傾転部の前記収納部からの下降状態において、前記シャー刃を前記ダイス端面より離間させるシャー刃退避姿勢と、を切り換える
ことを特徴とする、押出プレス装置のシャー装置によって達成される。
また、本発明に係る、押出プレス装置のシャー装置は、前記ノッカー機構が、前記ノッカーと、前記ノッカーを昇降させるアクチュエータと、
を備え、
前記ノッカーの下方に、前記ノッカーの昇降方向に直交する断面積が上方より大きな係止部が形成され、
前記ノッカーの、前記スライド傾転部の前記収納部への収納状態において、前記アクチュエータの前記ノッカーを上昇させる力を、前記係止部を介して、前記スライド傾転部に作用させる受圧部が、前記スライド傾転部の前記収納部に形成されていることが好ましい。
本発明に係る、押出プレス装置のシャー装置は、エンドプラテン上方に立設された固定フレームと、
前記固定フレームに配置されたシャーガイドと、
前記シャーガイドに昇降可能に案内され、下端にシャー刃が配置されたシャースライドと、
前記シャースライドに内蔵され、前記シャー刃に付着した前記ディスカードを、ノッカーを下降させて前記シャー刃から除去するノッカー機構と、
を備え、
前記シャースライドが、
前記シャー刃が配置され、前記ノッカーが収納される収納部を備えるスライド傾転部と、
前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転可能に支持するスライド本体部と、
前記スライド傾転部と前記スライド本体部との間に配置され、前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転させる弾性力を作用させる弾性体と、
を備え、
前記ノッカーの、前記スライド傾転部の前記収納部への収納状態において、前記シャー刃をディスカード切断位置に維持させるディスカード切断姿勢と、
前記ノッカーの、前記ノッカーを下降させて前記ディスカードを除去する、前記スライド傾転部の前記収納部からの下降状態において、前記シャー刃を前記ダイス端面より離間させるシャー刃退避姿勢と、を切り換えるため、シャー刃を待機位置まで上昇させる際、シャー刃がダイス端面に露出する押出製品の切断面に接触することを回避できる。
第1実施形態に係るシャー装置及び該シャー装置近傍の押出プレス装置の一部を示す概略断面側面図である。 押出成形完了後にダイス端面に残るディスカードの説明図(側面図)である。 従来のシャー装置によるディスカード切断工程の説明図(側面図)である。 第1実施形態に係るディスカード切断姿勢の説明図である。 第1実施形態に係るシャー刃退避姿勢の説明図である。 第1実施形態に係るシャー装置によるディスカード切断工程の説明図(側面図)である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るシャー装置10について、図1及び図4乃至図6を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係るシャー装置及び該シャー装置近傍の押出プレス装置の一部を示す概略断面側面図である。図4は、第1実施形態に係るディスカード切断姿勢の説明図であって、図4(a)が図1のA矢視図で、図4(b)が図4(a)のB矢視図である。図5は、第1実施形態に係るシャー刃退避姿勢の説明図であって、図5(a)が図1のA矢視図で、図5(b)が図5(a)のC矢視図である。図6は、第1実施形態に係るシャー装置によるディスカード切断工程の説明図(側面図)であって、図6(a)はシャー刃下降、図6(b)はノッカー下降によるディスカード除去、図6(c)はシャー刃上昇を示す。
図1に示すように、ダイス23が保持されるエンドプラテン21の上方の、コンテナホルダ22側に立設された固定フレーム15に、シャーガイド14が配置されており、下端にシャー刃11が配置されたシャースライド13が、シャーガイド14に昇降可能に案内される。シャースライド13はシャーシリンダ16により昇降駆動され、シャーシリンダ16はシャーガイド14と同様に固定フレーム15に取り付けられている。なお、図1は、シャースライド13(シャー刃11)が、上方の待機位置にある状態を示している。
このようなシャー装置10において、ディスカード切断時には、シャースライド13を上方の待機位置から下降させ、ダイス23の端面において、シャー刃11によりディスカード51を押出製品(図示せず)から切断する。ディスカード切断時のシャー刃11の位置は、先に説明したように、ダイス23の端面から所定隙間離した位置である。このとき、シャー刃11には切断したディスカード51が付着するため、シャースライド13に内蔵されたノッカー機構31(図示せず)のノッカー33(図6(b)参照)を下降させて、付着したディスカード51を除去する。また、シャー装置10において、シャーシリンダ16のシリンダロッド16aが、クレビス43及びクレビスピン42を介してシャースライド13の上端中央部と連結されている。これら構成がシャー装置10の主要な構成である。なお、先に説明したとおり、ダイス23の端面に、押出製品と連続した薄膜51’が残される。そして、図6において、薄膜51’の厚みを誇張して図示している。
次に、シャー装置10近傍の押出プレス装置について説明する。エンドプラテン21のダイス23の保持面には、プレッシャーリング26が埋設され、押出成形時にダイス23に作用する押圧力を受ける。また、コンテナホルダ22は、コンテナライナ及びコンテナ本体等の公知の部品で構成され、コンテナシリンダ(図示せず)により、ダイス23に接近・離間可能に配置されている。
そして、公知の複数個の部品で構成されるダイス23は、ダイスライド25に載置され、馬蹄形に形成され、ダイスライド25のコンテナホルダ22側に固定されたホースシュー28により、コンテナホルダ22側への移動が規制される。また、ダイス23が載置されたダイスライド25は、ガイド部材27に案内されて、押出プレス装置の押出方向と直行する水平方向へ移動可能に構成される。ガイド部材27は、エンドプラテン21のダイス23の保持面に固定された支持部材24により支持される。
引き続き、図4及び図5を参照しながら、第1実施形態に係るシャー装置10の詳細を説明する。シャースライド13は、シャー刃11が配置され、ノッカー33が収納される収納部131aを備えるスライド傾転部131と、スライド傾転部131をダイス23から離間する側に傾転可能に支持するスライド本体部132と、スライド傾転部131とスライド本体部132との間に配置され、スライド傾転部131をダイス23から離間する側に傾転させる弾性力を作用させる弾性体133と、を備えている。そして、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aへの収納状態において、シャー刃11をディスカード切断位置に維持させるディスカード切断姿勢(図4参照)と、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aからの下降状態において、シャー刃をダイス23の端面より離間させるシャー刃退避姿勢(図5参照)と、を切り換え可能に構成されている。
具体的には、図4及び図5に示すように、スライド傾転部131及びスライド本体部132のそれぞれのコンテナホルダ22側に配置された傾転軸134により、スライド傾転部131がスライド本体部132により、ダイス23から離間する方向にのみ傾転可能に支持されている。そして、スライド傾転部131とスライド本体部132との間に2つの弾性体133が配置される。弾性体133は圧縮コイルバネ等で構成され、スライド傾転部131とスライド本体部132との間に形成させた対向する凹部等に、所定の弾性力を発生させる圧縮状態で配置される。これら2つの弾性体133により、スライド傾転部131に外力が作用しない状態、すなわち、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aからの下降状態において、弾性体133の弾性力により、スライド傾転部131をダイス23から離間する側に傾転させて、図6(b)、(c)に示すように、シャー刃11を薄膜51’の切断面(シャーリング面SF)より、あるいは、図5(b)に示すように、2点鎖線で示す、ディスカード切断姿勢におけるシャー刃11の位置より、クリアランスdだけ離間(傾転)させることができる(シャー刃退避姿勢)。
一方、スライド傾転部131に外力を作用させる状態、すなわち、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aへの収納状態において、弾性体133の弾性力に抗して、スライド傾転部131のダイス23から離間する側への傾転を阻止し、図4(b)及び図6(a)に示すように、シャー刃11をダイス23の端面から所定隙間離した状態(ディスカード切断姿勢)を維持させたまま、シャー刃11を下降させることができる。
ここで、図4乃至図6を参照しながら、ノッカー機構31について説明する。ノッカー機構31は、ノッカー33と、ノッカー33を昇降させるアクチュエータ(図示せず)と、を備えている。該アクチュエータは、スライド本体部132に内蔵される。図6(b)に示すように、ノッカー33の下降により、シャー刃11に付着したディスカード51を除去可能であれば、アクチュエータは空圧/油圧シリンダ、あるいは、公知のアクチュエータが適宜採用されれば良いため、アクチュエータの図示は割愛する。また、ノッカー機構31の符号31は、同機構の代表的な構成であるノッカー33に括弧付きで表示するに留めた。
また、ノッカー33の形状と、スライド傾転部131の、ノッカー33が収納される収納部131aは、先に説明したように、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aへの収納状態において、弾性体133の弾性力に抗して、スライド傾転部131のダイス23から離間する側への傾転を阻止するために、所定の形状に形成されることが好ましい。
すなわち、ノッカー33の下方に、ノッカー33の昇降方向に直交する断面積が上方より大きな係止部33aが形成され、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aへの収納状態において、アクチュエータ(図示せず)のノッカー33を上昇させる力を、係止部33aを介して、スライド傾転部131に作用させる受圧部131bが、スライド傾転部131の収納部131aに形成される。
第1実施形態においては、図4(a)及び図5(a)に示すように、ノッカー33の下方の係止部33aが、傾転軸134の軸方向と同方向において、ノッカー33の上方よりも断面積が大きくなるように形成されている。この構成により、アクチュエータ(図示せず)により、ノッカー33を上昇させると、ノッカー33の係止部33aが、スライド傾転部131の収納部131a内に形成された、係止部33aの形状に準じた受圧部131bと接触し、スライド傾転部131を押し上げるため、弾性体133の弾性力に抗して、スライド傾転部131のダイス23から離間する側への傾転を阻止することができる。なお、係止部33a及び受圧部131aの形状は、第1実施形態で説明した形状に限定されるものではない。シャー装置10や押出プレス装置他の制約に準じて、適宜、好適な形状が採用されれば良い。
一方、ノッカー33の係止部33a以外の、ノッカー33の昇降方向に直交する断面積は、スライド傾転部131の収納部131a内に形成された受圧部131bや、それ以外の収納部131aの断面積よりも十分に小さい。そのため、ノッカー33のスライド傾転部131の収納部131aへの収納状態(ディスカード切断姿勢)、及び、ノッカー33の、スライド傾転部131の収納部131aからの下降状態(シャー刃退避姿勢)の、一方の状態から他方の状態への切り換え時のノッカー33の昇降時に、スライド傾転部131が傾転され、収納部131aがノッカー33に対して傾いた状態であっても、ノッカー33の係止部33a以外の部位は、スライド傾転部131の収納部131a内面に接触せず、ノッカー33の昇降動作の障害になることはない。
これまで説明したように、第1実施形態に係る、押出プレス装置のシャー装置10は、シャー刃11を下降させて、少なくとも、シャー刃11によりディスカード51が切断されている間の、シャー刃11のディスカード切断姿勢、また、シャー刃11を上昇させて、少なくとも、シャー刃11が、ダイス23端面に露出する押出製品の切断面を通過する間の、シャー刃11のシャー刃退避姿勢、を、専用の駆動源を必要とせず、ノッカー機構31のノッカー33の昇降により維持させ、また、切り換えることができる。
以上、発明を実施するための形態について、第1実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された内容を逸脱しない範囲で、色々な形で実施できる。
例えば、第1実施形態において、シャー刃11がスライド傾転部131に配置されていることを説明した。シャー刃11はメンテナンスや交換が必要なため、スライド傾転部131に一体的に形成されるものではなく、シャー刃11のみ脱着可能に構成されることは言うまでもない。また、シャー刃11のスライド傾転部131への配置(取り付け)において、スライド傾転部131に対する、シャー刃11の上下方向あるいは左右方向の取付位置、さらには、ディスカード切断姿勢におけるシャー刃11の取付角度が調整可能に構成されることが好ましい。
10 シャー装置、11 シャー刃、13 シャースライド、14 シャーガイド、15 固定フレーム、16 シャーシリンダ、16a シリンダロッド、21 エンドプラテン、23 ダイス、31 ノッカー機構、33 ノッカー、33a 係止部、42 クレビスピン、43 クレビス、50 押出製品、51 ディスカード、131 スライド傾転部、131a 収納部、131b 受圧部、132 スライド本体部、133 弾性体、134 傾転軸、d クリアランス、SF シャーリング面

Claims (2)

  1. 押出成形後に、ダイス端面においてディスカードを切断する、押出プレス装置のシャー装置であって、
    エンドプラテン上方に立設された固定フレームと、
    前記固定フレームに配置されたシャーガイドと、
    前記シャーガイドに昇降可能に案内され、下端にシャー刃が配置されたシャースライドと、
    前記シャースライドに内蔵され、前記シャー刃に付着した前記ディスカードを、ノッカーを下降させて前記シャー刃から除去するノッカー機構と、
    を備え、
    前記シャースライドが、
    前記シャー刃が配置され、前記ノッカーが収納される収納部を備えるスライド傾転部と、
    前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転可能に支持するスライド本体部と、
    前記スライド傾転部と前記スライド本体部との間に配置され、前記スライド傾転部を前記ダイスから離間する側に傾転させる弾性力を作用させる弾性体と、
    を備え、
    前記ノッカーの、前記スライド傾転部の前記収納部への収納状態において、前記シャー刃をディスカード切断位置に維持させるディスカード切断姿勢と、
    前記ノッカーの、前記ノッカーを下降させて前記ディスカードを除去する、前記スライド傾転部の前記収納部からの下降状態において、前記シャー刃を前記ダイス端面より離間させるシャー刃退避姿勢と、を切り換える
    ことを特徴とする、押出プレス装置のシャー装置。
  2. 前記ノッカー機構が、前記ノッカーと、前記ノッカーを昇降させるアクチュエータと、
    を備え、
    前記ノッカーの下方に、前記ノッカーの昇降方向に直交する断面積が上方より大きな係止部が形成され、
    前記ノッカーの、前記スライド傾転部の前記収納部への収納状態において、前記アクチュエータの前記ノッカーを上昇させる力を、前記係止部を介して、前記スライド傾転部に作用させる受圧部が、前記スライド傾転部の前記収納部に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の押出プレス装置のシャー装置。
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