JP7206916B2 - 越流量調整装置および越流量調整方法 - Google Patents
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Description
図1および図2は、この発明にかかる実施の形態の越流量調整装置および越流量調整方法における、ダムの状態の一例を模式的に示す説明図である。図1は、通常運転時のダムの状態を示しており、図2は、降雨などによって出水した状態を示している。
つぎに、この発明にかかる実施の形態の越流量調整装置の構成について説明する。図3は、この発明にかかる実施の形態の越流量調整装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、この発明にかかる実施の形態の越流量調整装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図4において、越流量調整装置は、ダム水位検出部401と、ダム水位判定部402と、減水運転制御部403と、導水路水位検出部404と、導水路水位判定部405と、取水口ゲート開閉制御部406と、計時部407と、を備える構成となっている。さらに、越流量調整装置が越流量調整をおこなう際に用いる各種データを記憶する水位調整データベース(DB)500を備える。水位調整DB500の内容は、後述する図5において詳細に説明する。
図5は、水位調整データベース(DB)の内容の一例を示す説明図である。図5において、水位調整データベース(DB)500には、減水運転開始水位に関するデータと、導水路水位の隙量に関するデータと、取水口ゲート開量に関するデータと、検出待ち時間に関するデータなどが記憶されている。
図6は、導水路の断面の一例を示す説明図である。図6は、導水路102の断面の概要を示しており、導水路内部600は、取水口ゲート601によって、水量が調整され、その水量調整にともなって、導水路内部600の水位が変位する。導水路内部600において、符号602は、発電機103の最大出力時の使用水量の水位(最大水位)を示しており、符号603は、導水路水位検出部404によって検出された水位(減水水位)を示している。図6においては、減水水位603は、減水運転によって、導水路内部600の水位が下がった状態を示している。
図7は、減水運転の水位の一例を示す説明図である。図7において、符号701~705は、それぞれダム水位を示している。水位701は、減水運転開始水位を示している。越流している状態で、ダム水位がこの水位701になると、減水運転制御部403は、減水運転を開始する。
図8は、時間と流量の関係を示すグラフである。図8のグラフにおいて、縦軸は流量(t)を示しており、横軸は時間(h)を示している。曲線グラフ801は、越流が発生しても、減水運転をしなかった場合の越流した流量(越流量)の時間的な変化を示している。曲線グラフ801からもわかるように、越流が発生した場合は、その後、時間の経過とともに徐々に越流量が減少し、図8のグラフの例では、約60時間経過後に、越流が終了している。
つぎに、この発明にかかる実施の形態の越流量調整方法の処理の手順について説明する。図9は、この発明にかかる実施の形態の越流量調整方法の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
101 ダム堤体
102 導水路
103 発電機
104 放水路
111 貯水池(ダム堤体の上流)
112 川(ダム堤体の下流)
201 越流量
401 ダム水位検出部
402 ダム水位判定部
403 減水運転制御部
404 導水路水位検出部
405 導水路水位判定部
406 取水口ゲート開閉制御部
407 計時部
500 水位調整データベース(DB)
600 導水路内部
601 取水口ゲート
602、603 導水路水位
604 隙(量)
701~705 ダム水位
Claims (8)
- ダムの水位を検出するダム水位検出部と、
前記ダム水位検出部によって検出された水位の判定をおこなうダム水位判定部と、
前記ダムの水位を一定に保つように制御する減水運転をおこなう減水運転制御部と、
取水口から発電機への導水路の水位を検出する導水路水位検出部と、
前記導水路水位検出部によって検出された水位の判定をおこなう導水路水位判定部と、
前記取水口のゲートの開閉を制御する取水口ゲート開閉制御部と、
を備え、
前記ダム水位判定部によって判定された結果、前記ダム水位検出部によって検出された水位が、前記ダムの越流後、所定の水位になっている場合に、前記減水運転制御部が、前記減水運転を開始し、
前記導水路水位判定部によって判定された結果、前記導水路水位検出部によって検出された水位と、前記発電機の最大出力時の使用水量の水位と、の間に所定の隙がある場合に、前記取水口ゲート開閉制御部が、前記ゲートを所定量だけ開く処理をおこなうことを特徴とする越流量調整装置。 - 時間を計時する計時部を備え、
前記導水路水位検出部は、前記計時部による計時に基づいて、前記減水運転を開始してから所定時間が経過した後、前記水位の検出をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の越流量調整装置。 - 前記取水口ゲート開閉制御部による前記処理を、前記ダムの越流がなくなるまで繰り返しおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の越流量調整装置。
- 時間を計時する計時部を備え、
前記導水路水位検出部は、前記計時部による計時に基づいて、前記処理をおこなってから所定時間が経過した後、前記水位の検出をおこなうことを特徴とする請求項3に記載の
越流量調整装置。 - ダムの越流後、当該ダムの水位が、所定の水位になった場合に、当該ダムの水位を一定に保つように制御する減水運転を開始し、
その後、取水口から発電機への導水路の水位において、当該発電機の最大出力時の使用水量の水位に対する所定の隙を検出した場合に、当該取水口のゲートを所定量だけ開く処理をおこなうことを特徴とする越流量調整方法。 - 前記導水路の水位における前記所定の隙の検出は、前記減水運転を開始してから所定時間が経過した後におこなうことを特徴とする請求項5に記載の越流量調整方法。
- 前記導水路の水位において前記所定の隙を検出した場合に、前記処理を、前記ダムの越流がなくなるまで繰り返しおこなうことを特徴とする請求項5または6に記載の越流量調整方法。
- 前記導水路の水位における前記所定の隙の検出は、前記処理をおこなってから所定時間が経過した後におこなうことを特徴とする請求項7に記載の越流量調整方法。
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