JP7273275B2 - 取水制御システム - Google Patents
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Description
水槽水位が0以下であって、発電機の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、取水ゲートを開いて増水するように制御することを特徴とする。
発電所における取水制御システム1は、図1に示すように、堰水位検出部(堰水位計)11、導水路水位検出部(導水路水位計)12、水槽水位検出部(発電所水槽水位計)21、堰放流量検出部23、取水ゲート制御装置10、流込発電所における流木対策のためのスクリーン7および発電機制御装置20を有して構成される。
以下に、取水ゲート制御装置10の動作について図2~図6を参照して増水制御と減水制御に分けて説明する。
制御部24は、ステップS101において、発電機制御装置からの発電機出力の信号に基づいて発電機6が運転中か否かを判定する。ステップS101において、発電機出力が確認され、発電機6が運転中であると判定された場合には、制御部24は、ステップS102において、導水路水位が所定の水位範囲で定義される不感帯の範囲内か否かを判定する。なお、ステップS102における不感帯判定とは、後述するステップS110とステップS112で増水/減水制御した後に、「導水路水位」が安定(=不感帯)しているか否かを判定するという意味である。一方、ステップS101において、発電機出力が確認されず、発電機6が運転中でないと判定された場合にはその後の処理は何も行われず終了する。
減水制御については、ステップS101~S104までの処理は増水制御の場合と同じであるので、説明は省略する。
本実施の形態に係る取水制御システム(1)は、
堰(2)から導水路(3)を介して水槽(4)に取水し発電機(6)を用いて発電を行う発電所において堰側の取水ゲート(5)の開閉制御を行うための取水制御システム(1)であって、
前記取水ゲート(5)の開度制御を行うための取水ゲート制御装置(10)を有し、
取水ゲート制御装置(10)は、
前記水槽(4)の水槽水位を検出する水槽水位検出部(21)と、
堰放流量を検出する堰放流量検出部(23)と、
前記取水ゲート(5)の開閉を制御する取水ゲート開閉制御部(35)とを有し、
取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記水槽水位が0以下であって、前記発電機(6)の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、前記取水ゲート(5)を開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、発電機出力および堰放流量を監視して、水槽水位が0でなく、発電機出力が最大出力未満であって堰放流量が0を超えている場合に増水制御を行うようにしている。そのため、水槽水位も上げることも可能であって、まだ発電機における出力の増加が見込める場合であって、堰放流が行われている場合に、取水ゲートを開けて取水量を増加(増水)させることができるので、溢水電力の低下を図ることができる。
取水ゲート(5)から発電機(6)への導水路(3)の水位を検出する導水路水位検出部(12)を有し、
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
所定のH-Q曲線を利用して、現在の導水路基準水位(現在水位)としての第1の水位をH-Q換算して得られた第1の使用水量(現在使用水量)に、前記堰からあふれ出した堰放流量、または、最大使用水量から発電機使用水量を減じて得られる増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を前記第1の使用水量に加算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線テーブルを利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、
前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、増水制御における増水量をH-Q曲線を利用して、現在導水路水位を現在使用水量に換算し、堰放流量または増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を現在使用水量に加算したものをQ-H換算して得られた目標水位を算出し、この目標水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御している。そのため、増水制御における増水量を適切な値に設定することができる。
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合に、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合にのみ増水制御を行っているので、水槽水位が所定の上限値を超えたときに起こりうる発電機出力の超過状態を抑制することができる。
前記水槽水位が0を超えている場合に、
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記H-Q曲線を利用して、現在の導水路基準水位(現在水位)としての第1の水位をH-Q換算して得られた現在の使用水量を第1の使用水量として、当該第1の使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線テーブルを利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを閉めて減水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、減水制御における減水量をH-Q曲線を利用して、現在水位をH-Q換算して得られた現在使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して目標水量を算出し、H-Q曲線テーブルを利用して、目標水量をQ-H換算して得られた目標水位に基づいて取水ゲートを閉めて減水するように制御している。そのため、減水制御における減水量を適切な値に設定することができる。
2 堰
3 導水路
4 水槽(ヘッドタンク)
5 取水ゲート
6 発電機
7 スクリーン
10 取水ゲート制御装置
11 堰水位検出部
12 導水路水位検出部
20 発電機制御装置
21 水槽水位検出部
23 堰放流量検出部
24 制御部
25 記憶部
31 水槽水位判定部
32 発電機出力判定部
33 導水路水位判定部
34 堰放流量判定部
35 取水ゲート開閉制御部
Claims (4)
- 堰から導水路を介して水槽に取水し発電機を用いて発電を行う発電所において堰側の取水ゲートの開閉制御を行うための取水制御システムであって、
前記取水ゲートの開度制御を行うための取水ゲート制御装置を有し、
取水ゲート制御装置は、
前記水槽の水槽水位を検出する水槽水位検出部と、
堰放流量を検出する堰放流量検出部と、
前記取水ゲートの開閉を制御する取水ゲート開閉制御部とを有し、
取水ゲート開閉制御部は、
前記水槽水位が0以下であって、前記発電機の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする取水制御システム。 - 前記取水ゲートから前記発電機への導水路の水位を検出する導水路水位検出部を有し、
前記取水ゲート開閉制御部は、
所定のH-Q曲線を利用して、現在の導水路水位としての第1の水位をH-Q換算して得られた第1の使用水量に、前記堰からあふれ出した堰放流量、または、予め設定された最大使用水量から発電機使用水量を減じて得られる増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を前記第1の使用水量に加算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線を利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、
前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の取水制御システム。 - 前記取水ゲート開閉制御部は、
前記水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合に、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の取水制御システム。 - 前記取水ゲート開閉制御部は、
前記H-Q曲線を利用して、現在の導水路水位としての第1の水位をH-Q換算して得られた現在の使用水量を第1の使用水量として、当該第1の使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線を利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを閉めて減水するように制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の取水制御システム。
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