JP7273275B2 - 取水制御システム - Google Patents
取水制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7273275B2 JP7273275B2 JP2021151115A JP2021151115A JP7273275B2 JP 7273275 B2 JP7273275 B2 JP 7273275B2 JP 2021151115 A JP2021151115 A JP 2021151115A JP 2021151115 A JP2021151115 A JP 2021151115A JP 7273275 B2 JP7273275 B2 JP 7273275B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water level
- intake gate
- consumption
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 533
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 23
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Barrages (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
水槽水位が0以下であって、発電機の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、取水ゲートを開いて増水するように制御することを特徴とする。
発電所における取水制御システム1は、図1に示すように、堰水位検出部(堰水位計)11、導水路水位検出部(導水路水位計)12、水槽水位検出部(発電所水槽水位計)21、堰放流量検出部23、取水ゲート制御装置10、流込発電所における流木対策のためのスクリーン7および発電機制御装置20を有して構成される。
以下に、取水ゲート制御装置10の動作について図2~図6を参照して増水制御と減水制御に分けて説明する。
制御部24は、ステップS101において、発電機制御装置からの発電機出力の信号に基づいて発電機6が運転中か否かを判定する。ステップS101において、発電機出力が確認され、発電機6が運転中であると判定された場合には、制御部24は、ステップS102において、導水路水位が所定の水位範囲で定義される不感帯の範囲内か否かを判定する。なお、ステップS102における不感帯判定とは、後述するステップS110とステップS112で増水/減水制御した後に、「導水路水位」が安定(=不感帯)しているか否かを判定するという意味である。一方、ステップS101において、発電機出力が確認されず、発電機6が運転中でないと判定された場合にはその後の処理は何も行われず終了する。
減水制御については、ステップS101~S104までの処理は増水制御の場合と同じであるので、説明は省略する。
本実施の形態に係る取水制御システム(1)は、
堰(2)から導水路(3)を介して水槽(4)に取水し発電機(6)を用いて発電を行う発電所において堰側の取水ゲート(5)の開閉制御を行うための取水制御システム(1)であって、
前記取水ゲート(5)の開度制御を行うための取水ゲート制御装置(10)を有し、
取水ゲート制御装置(10)は、
前記水槽(4)の水槽水位を検出する水槽水位検出部(21)と、
堰放流量を検出する堰放流量検出部(23)と、
前記取水ゲート(5)の開閉を制御する取水ゲート開閉制御部(35)とを有し、
取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記水槽水位が0以下であって、前記発電機(6)の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、前記取水ゲート(5)を開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、発電機出力および堰放流量を監視して、水槽水位が0でなく、発電機出力が最大出力未満であって堰放流量が0を超えている場合に増水制御を行うようにしている。そのため、水槽水位も上げることも可能であって、まだ発電機における出力の増加が見込める場合であって、堰放流が行われている場合に、取水ゲートを開けて取水量を増加(増水)させることができるので、溢水電力の低下を図ることができる。
取水ゲート(5)から発電機(6)への導水路(3)の水位を検出する導水路水位検出部(12)を有し、
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
所定のH-Q曲線を利用して、現在の導水路基準水位(現在水位)としての第1の水位をH-Q換算して得られた第1の使用水量(現在使用水量)に、前記堰からあふれ出した堰放流量、または、最大使用水量から発電機使用水量を減じて得られる増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を前記第1の使用水量に加算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線テーブルを利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、
前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、増水制御における増水量をH-Q曲線を利用して、現在導水路水位を現在使用水量に換算し、堰放流量または増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を現在使用水量に加算したものをQ-H換算して得られた目標水位を算出し、この目標水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御している。そのため、増水制御における増水量を適切な値に設定することができる。
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合に、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合にのみ増水制御を行っているので、水槽水位が所定の上限値を超えたときに起こりうる発電機出力の超過状態を抑制することができる。
前記水槽水位が0を超えている場合に、
前記取水ゲート開閉制御部(35)は、
前記H-Q曲線を利用して、現在の導水路基準水位(現在水位)としての第1の水位をH-Q換算して得られた現在の使用水量を第1の使用水量として、当該第1の使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線テーブルを利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを閉めて減水するように制御する。
したがって、上記構成によれば、減水制御における減水量をH-Q曲線を利用して、現在水位をH-Q換算して得られた現在使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して目標水量を算出し、H-Q曲線テーブルを利用して、目標水量をQ-H換算して得られた目標水位に基づいて取水ゲートを閉めて減水するように制御している。そのため、減水制御における減水量を適切な値に設定することができる。
2 堰
3 導水路
4 水槽(ヘッドタンク)
5 取水ゲート
6 発電機
7 スクリーン
10 取水ゲート制御装置
11 堰水位検出部
12 導水路水位検出部
20 発電機制御装置
21 水槽水位検出部
23 堰放流量検出部
24 制御部
25 記憶部
31 水槽水位判定部
32 発電機出力判定部
33 導水路水位判定部
34 堰放流量判定部
35 取水ゲート開閉制御部
Claims (4)
- 堰から導水路を介して水槽に取水し発電機を用いて発電を行う発電所において堰側の取水ゲートの開閉制御を行うための取水制御システムであって、
前記取水ゲートの開度制御を行うための取水ゲート制御装置を有し、
取水ゲート制御装置は、
前記水槽の水槽水位を検出する水槽水位検出部と、
堰放流量を検出する堰放流量検出部と、
前記取水ゲートの開閉を制御する取水ゲート開閉制御部とを有し、
取水ゲート開閉制御部は、
前記水槽水位が0以下であって、前記発電機の出力が最大出力になっていない場合であって、堰放流量が0以上である場合に、前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする取水制御システム。 - 前記取水ゲートから前記発電機への導水路の水位を検出する導水路水位検出部を有し、
前記取水ゲート開閉制御部は、
所定のH-Q曲線を利用して、現在の導水路水位としての第1の水位をH-Q換算して得られた第1の使用水量に、前記堰からあふれ出した堰放流量、または、予め設定された最大使用水量から発電機使用水量を減じて得られる増水可能使用水量のいずれか小さい方を増水量として、当該増水量を前記第1の使用水量に加算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線を利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、
前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の取水制御システム。 - 前記取水ゲート開閉制御部は、
前記水槽水位が所定の上限値未満であり、かつ第1の水位が所定の上限値未満である場合に、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを開いて増水するように制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の取水制御システム。 - 前記取水ゲート開閉制御部は、
前記H-Q曲線を利用して、現在の導水路水位としての第1の水位をH-Q換算して得られた現在の使用水量を第1の使用水量として、当該第1の使用水量から発電機使用水量と予め設定された最大使用水量の差分である使用水量超過分を減算して第2の使用水量を算出し、前記H-Q曲線を利用して、前記第2の使用水量をQ-H換算して得られた第2の水位を算出し、前記第2の水位に基づいて前記取水ゲートを閉めて減水するように制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の取水制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021151115A JP7273275B2 (ja) | 2021-09-16 | 2021-09-16 | 取水制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021151115A JP7273275B2 (ja) | 2021-09-16 | 2021-09-16 | 取水制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023043460A JP2023043460A (ja) | 2023-03-29 |
JP7273275B2 true JP7273275B2 (ja) | 2023-05-15 |
Family
ID=85725451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021151115A Active JP7273275B2 (ja) | 2021-09-16 | 2021-09-16 | 取水制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7273275B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197546A (ja) | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 流込発電所における取水制御システム |
JP2012082646A (ja) | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 調整池ダム水位制御システム |
JP7206916B2 (ja) | 2019-01-04 | 2023-01-18 | 中国電力株式会社 | 越流量調整装置および越流量調整方法 |
-
2021
- 2021-09-16 JP JP2021151115A patent/JP7273275B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197546A (ja) | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 流込発電所における取水制御システム |
JP2012082646A (ja) | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 調整池ダム水位制御システム |
JP7206916B2 (ja) | 2019-01-04 | 2023-01-18 | 中国電力株式会社 | 越流量調整装置および越流量調整方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023043460A (ja) | 2023-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009103028A (ja) | 雨水ポンプの制御装置および制御方法 | |
CN108519783B (zh) | 基于渠池蓄量平衡的闸前控制点变目标水位控制系统及方法 | |
CN109764931B (zh) | 一种海绵城市河道水位预测预警方法 | |
JP7273275B2 (ja) | 取水制御システム | |
CN104099891B (zh) | 基于动态调节性能的水库群补偿调度方法及系统 | |
JP6352142B2 (ja) | 貯水施設における放流手段から河川への放流量の調節方法 | |
JP7206916B2 (ja) | 越流量調整装置および越流量調整方法 | |
CN116523265B (zh) | 一种考虑河道防冲的航运枢纽排涝调度方法与系统 | |
JP2016075039A5 (ja) | ||
JP5571526B2 (ja) | 水位制御装置および水位制御方法 | |
JP4739293B2 (ja) | 雨水ポンプの制御装置 | |
JP5714629B2 (ja) | ダム排砂門開閉制御装置 | |
JP2018071100A (ja) | 水力発電システム、水力発電方法及び水力発電プログラム | |
JP5653693B2 (ja) | 発電部の発電出力制御システム | |
CN104635769A (zh) | 一种梯级水电站群水电站汛期最优水位范围控制方法 | |
JP2839731B2 (ja) | 放流弁を有する水力発電設備の制御方法 | |
JP5084549B2 (ja) | 流込発電所における取水制御システム | |
KR102665848B1 (ko) | 유입유량감소에 따른 유도발전기 동기탈조 대응 자동절환 인버터 발전시스템 | |
CN116578029A (zh) | 水电站枢纽机组-闸门多单元实时协同控制方法及装置 | |
JP2000240556A (ja) | 水力発電所の運転制御装置 | |
JP4722711B2 (ja) | 排水装置 | |
JP2020193614A (ja) | 水車の制御方法及び制御装置 | |
JP7347004B2 (ja) | 水力発電設備制御プログラム | |
JP5442280B2 (ja) | 水力発電制御方法 | |
JPH04194502A (ja) | 発電プラントと水位制御方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20210927 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7273275 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |