JP3693753B2 - 水位管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、河川の水位を管理、調整して河川流域の洪水や浸水を防ぐための水位管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の水位管理装置により水位管理される河川を示す説明図である。図において、1は水位管理される河川、2は河川1の例えば下流域D1に設けられた導水路、3は河川1の市街地流域、4は導水路2へ導かれた河川1の流水が排水される排水用河川、5は河川1の上流域Aの水位調整用に上流域Aに設けられた調整池、6は河川1の下流域D2の水位調整用に設けられた調整池、7は河川1から導水路2への導水を調整する分岐点Cに設けられた導水路側分水ゲート、8は河川1の市街地流域の水位を調整するために分岐点Cに設けられた河川側分水ゲートである。9は水位管理センタ、10は導水路2の河口Bの付近に設けられたポンプを備えた排水設備、11は導水路2の河口Bの水位を検出する水位検出装置である。
【0003】
図13は、従来の水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。図13において図12と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図において、21は水位検出装置11により導水路2の河口Bの水位を監視し、排水設備10の稼働を制御する遠方監視制御装置である。22はCRTなどの表示装置を備えた監視端末、23はオペレータによるキー入力操作のための操作卓である。
【0004】
図14は、従来の水位管理装置による水位管理の動作を示すフローチャートであり、以下このフローチャートに基づいて動作について説明する。
【0005】
河川1の上流に降雨があると、この雨水は河川1に流出し、その一部は上流域Aの調整池5に流入する。この調整池5は、河川1の急激な増水によるピーク値を抑制する機能を有している。この雨水により増水した河川の流水は下流域D1,D2へ流れ下り、下流域D1,D2で増水を招く。下流域D1,D2での増水のピーク値は調整池6により再度抑制されて、下流域D1,D2よりさらに下流の市街地流域の浸水や洪水がくいとめられる。
【0006】
しかしながら、調整池5,6の容積は限られているため、調整池5,6が満水になると下流域D2の水位の上昇を阻止することができなくなり警戒水位を越える。このような状況では、分水ゲートを操作し、導水路側分水ゲート7を開くとともに河川側分水ゲート8を閉じる。この結果、河川1の流水は導水路2へ導かれ、下流域D2の水位は下降する。
【0007】
このようにして河川の流水が導水路2へ導かれるようになると、遠方監視制御装置21は、水位検出装置11により検出した導水路2の河口Bの水位を収集し、収集した水位を判定して現在の水位の状況や判定結果を監視端末22へ表示する(ステップST1)。オペレータは、監視端末22に表示された前記現在の水位の状況や判定結果から排水設備10のポンプを稼働させる必要があるか否かなどの判断を行ない、必要ありと判断したときにはポンプの点検作業を行なう(ステップST2)。この点検作業終了後、オペレータは排水設備10のポンプの稼働、稼働停止などのポンプの運転制御を行なう(ステップST3)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の水位管理装置は以上のように構成されているので、ポンプの制御が必要か否かは操作規定に従ったオペレータの判断に任されており、操作員に対し的確に支援を行なう操作支援機能が確立されていない課題があった。
【0009】
また、ポンプの運転が必要か否かを判定する要素も導水路2の河口Bの水位のみを用いているので、河川の水位の正確な把握による下流域の洪水や浸水の発生の的確な回避がオペレータの経験に左右される課題があった。
【0010】
さらに、突発的な豪雨により下流域の洪水や浸水の発生が考えられる緊急事態になった場合に、オペレータがポンプの運転を必要と判断しても、ポンプが実際に稼働するまでに事前点検等の時間を要する結果、前記緊急事態に対し即座に対応できない課題があった。
【0011】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、河川の水位の把握とその水位の把握に基づいた河川水位の調整や管理をオペレータの経験に左右されることなく的確に行なって、浸水や洪水の発生を未然に防ぐことを可能にする水位管理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る水位管理装置は、河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、河川から前記導水路へ分岐する第3の地点の水位を検出する第3の水位検出手段と、該第3の水位検出手段により検出された水位が警戒水位や指定水位を越えたか否かを判定する第3の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整し、前記第3の水位検出手段により検出された水位が前記指定水位を下回ると分水ゲートを制御して平常時の状態に復帰させる分水ゲート制御手段と、前記第2の判定手段により導水路の水位が警戒水位を下回ったとの判定が行われると排水設備の状態を平常に戻すための支援情報を出力する支援情報出力手段とを備えるようにしたものである。
【0013】
請求項2記載の発明に係る水位管理装置は、河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整する分水ゲート制御手段と、前記排水設備の操作についての支援情報を出力する支援情報出力手段とを備え、前記第1の検出手段は前記第1の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第1の判定手段は前記第1の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうち少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第1の地点の水位が前記所定の水位を越えたかどうかを検出するものである。
【0014】
請求項3記載の発明に係る水位管理装置は、河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整する分水ゲート制御手段と、前記第2の水位検出手段により検出した水位が警戒水位を越えると前記排水設備の運転操作についての支援情報を出力する支援情報出力手段とを備え、前記第2の水位検出手段は第2の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第2の判定手段は前記第2の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうちの少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第2の地点の水位が前記警戒水位を越えたかどうか検出するものである。
【0015】
請求項4記載の発明に係る水位管理装置は、前記第2の水位検出手段は前記第2の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第2の判定手段は前記第2の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうち少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第2の地点の水位が前記警戒水位を下回ったかどうかを検出するようにしたものである。
【0016】
請求項5記載の発明に係る水位管理装置は、前記第3の水位検出手段は前記第3の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第3の判定手段は前記第3の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうちの少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第3の地点の水位が前記警戒水位や前記指定水位を越えたか否かを判定するようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の水位管理装置により水位管理される河川を示す説明図である。図において、1は水位管理される河川、2は河川1の例えば下流域D1に設けられた導水路、3は河川1の市街地流域、4は導水路2へ導かれた河川1の流水が排水される排水用河川、5は河川1の上流域Aの水位を調整する上流域Aに設けられた調整池、6は河川1の下流域D2の水位調整用に設けられた調整池、7は河川1から導水路2への流入調整用に分岐点Cに設けられた導水路側分水ゲート(分水ゲート)、8は河川1の市街地流域の水位を調整するために分岐点Cに設けられた河川側分水ゲート(分水ゲート)である。9は水位管理センタ、10は導水路2の河口Bの付近に設けられたポンプを備えた排水設備、31は河川1の上流域Aの水位を検出する第1の水位検出装置(第1の水位検出手段)、32は導水路2の河口Bの水位を検出する第2の水位検出装置(第2の水位検出手段)、33は河川1の導水路2への分岐点Cの水位が警戒水位や指定水位(警戒水位より低い)を越えているか否かを検出する第3の水位検出装置(第3の水位検出手段)である。
【0025】
第1の水位検出装置31、第2の水位検出装置32、第3の水位検出装置33には、フロートを用いて水位を検出し、そのフロートの上下した位置に応じた電圧信号、電流信号を検出したりその平均を算出して水位情報を生成するフロート式水位検出装置、流水内へ浸した電極間の電気抵抗を検出したりその平均を算出して水位情報を生成する電極式水位検出装置など、従来から用いられている種々の水位測定装置を用いることが可能である。
【0026】
また、第1の水位検出装置31、第2の水位検出装置32、第3の水位検出装置33には、検出した水位情報を有線あるいは無線により電話交換網を介して送信したり、専用回線を介して送信する例えばテレメータ送信装置31a,32a,33aが備えられている。
【0027】
また、導水路側分水ゲート7および河川側分水ゲート8には、水位管理センタから送られてくるゲート制御信号を有線あるいは無線により電話交換網を介して受信したり、専用回線を介して受信するテレメータ受信装置7a,8a、テレメータ受信装置7a,8aにより受信したゲート制御信号によりゲートを自動的に開閉するゲート自動開閉装置(分水ゲート制御手段)7b,8bが備えられている。
【0028】
図2は、水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。図2において図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図において、41は第1の水位検出装置31、第2の水位検出装置32、第3の水位検出装置33により得られた河川1の上流域A、導水路2の河口B、分岐点Cの水位情報を収集、監視し、前記各地点の水位が警戒水位を越えたか否かを判定し、警戒水位を越えたと判定すると分水ゲート7,8の開閉を制御したり、排水設備10のポンプの運転操作についての支援情報を出力する遠方監視制御装置である。
【0029】
このため遠方監視制御装置には、第1の水位検出装置31、第2の水位検出装置32、第3の水位検出装置33で得られた水位情報を有線あるいは無線により電話交換網を介して受信したり専用回線を介して受信し、さらに導水路側分水ゲート7や河川側分水ゲート8のテレメータ受信装置7a,8aへゲート制御信号を有線あるいは無線により電話交換網を介して送信したり専用回線を介して送信するテレメータ送受信装置41a、前記各地点の水位が警戒水位、警戒水位よりも低い指定水位を越えたか否かを判定するための判定プログラム(第1の判定手段,第2の判定手段,第3の判定手段)41h、各種支援情報の中から排水設備10のポンプの運転についての支援情報を選択して監視端末42へ出力する支援情報・出力プログラム(支援情報出力手段)41i、操作卓43から入力された操作信号をもとに排水設備10のポンプを運転するためのポンプ制御プログラム、前記各分水ゲートを制御して下流側の前記河川1の水位を調整する分水ゲート制御プログラム(分水ゲート制御手段)41jなどが備えられている。42はCRTなどの監視端末、43はオペレータによるキー入力操作のための操作卓である。
【0030】
次に動作について説明する。
図3は、この水位管理装置の動作を示すフローチャートであり、先ず上流域Aの水位を第1の水位検出装置31により検出し、上流域A地点の水位情報をテレメータ送受信装置41aにより収集する。そして、この上流域A地点の水位が警戒水位を越えているか否かを判定する(ステップST11)。この判定結果が警戒水位を越えている場合には、導水路側分水ゲート7を全開、河川側分水ゲート8を全閉にする(ステップST12)。
【0031】
続いて、第2の水位検出装置32により導水路2の河口Bの水位を検出し、河口Bの水位情報をテレメータ送受信装置41aにより収集する。そして、この河口Bの水位が警戒水位を越えているか否かを判定プログラム41hにより判定する(ステップST13)。この判定結果が警戒水位を越えている場合には、排水設備10のポンプの運転についての支援情報を支援情報・出力プログラム41iにより各種支援情報の中から選択して監視端末42へ出力する(ステップST14)。
【0032】
この支援情報は、排水設備10のポンプ運転台数についての支援情報も含んでおり、このポンプ運転台数についての支援情報は例えば図4に示す予め設定されている運転台数決定テーブルTBL1を現在の河口Bの水位情報をもとに参照して、必要なポンプ運転台数を決定して監視端末42へ表示出力する。
【0033】
あるいはまた、図5に示すように、河口Bの平常時の水位からの増加率を演算して求め、これをもとに増加率が大きい場合には短時間のうちに急激に水位が上昇したと判定し、ポンプ運転台数を運転台数決定テーブルTBL2から選択して決定し、監視端末42へ表示出力する。
【0034】
オペレータは、この支援情報に基づいて排水設備10のポンプの運転制御を行なう(ステップST15)。一方、判定結果が警戒水位を越えていない場合には、排水設備10のポンプの運転停止についての支援情報を各種支援情報の中から選択して監視端末42へ出力する(ステップST16)。オペレータは、この支援情報に基づいて排水設備10のポンプ運転停止制御を行なう(ステップST17)。
【0035】
続いて、第3の水位検出装置33により分岐点Cの水位を検出し、分岐点Cの水位情報をテレメータ送受信装置41aにより収集する。そして、この分岐点Cの水位が警戒水位を越えているか否かを判定する(ステップST18)。この判定結果が警戒水位を越えている場合にはステップST13へ戻り、ステップST13以降の処理を繰り返す。また、前記判定結果が警戒水位を越えていない場合には、さらに指定水位を下回っているか否かを判定する(ステップST19)。この判定結果が指定水位を下回っている場合には、導水路側分水ゲート7を全閉にするためのゲート制御信号をテレメータ送受信装置41aによりテレメータ受信装置7aへ送信するとともに、河川側分水ゲート8を全開にするためのゲート制御信号をテレメータ送受信装置41aによりテレメータ受信装置8aへ送信し、導水路側分水ゲート7を全閉、河川側分水ゲート8を全開にする(ステップST20)。一方、指定水位を下回っていない場合、つまり警戒水位と指定水位との間のときにはステップST18へ戻り、ステップST18以降の処理を繰り返す。
【0036】
以上のように、この実施の形態1によれば、導水路側分水ゲート7および河川側分水ゲート8の開閉の制御は、上流域Aの水位が警戒水位を越えているか否かを判定することで行なわれるため、上流流域Aの水位の上昇が下流域D1,D2、さらに市街地流域3での河川1の水位の上昇として現われる前に導水路側分水ゲート7および河川側分水ゲート8が制御されて、河川1の流水は導水路2へ導かれることになる。この結果、市街地流域3での河川1の水位の上昇は防がれて、市街地流域3での浸水や洪水が防止できる効果がある。
【0037】
また、導水路2の河口Bの水位が上昇して警戒水位を越えると支援情報・出力プログラムにより監視端末42へ出力される支援情報をもとにオペレータは排水設備10のポンプを運転制御し、導水路2の流水を排水用河川4へ強制的に排水するため、排水設備10付近の浸水も防ぐことができる効果がある。
【0038】
実施の形態2.
第1の水位検出装置31、第2の水位検出装置32、第3の水位検出装置33による水位の検出は、河川の上流域A、導水路2の河口B、分岐点Cにおける一点での水位検出でもよいが、複数の点、例えば両岸と中央などのように3ヵ所の水位を検出してもよく、このように構成したときには水位の検出精度が向上し、さらに水位管理装置としての水位管理精度も向上することになる。
【0039】
図6は、このように構成したときの上流域Aに配置された第1の水位検出装置を示す配置図であり、第1の水位検出装置51,52,53には検出した水位情報を有線あるいは無線により電話交換網を介して送信したり、専用回線を介して送信する例えばテレメータ送信装置51a,52a,53aが備えられている。
【0040】
図7は、この発明の実施の形態2による水位管理装置の上流域Aの水位判定処理の動作を示すフローチャートであり、他の動作は図2に示すフローチャートと同様であると考えてよい。この水位判定処理の動作では、第1の水位検出装置51,52,53により3点で得られた水位情報のうち、2点以上の水位観測点で得られた水位情報が警戒水位を越えている場合に警戒水位を越えていると判定する多数決処理を行なう(ステップST21,ステップST22)。
【0041】
従って、この実施の形態2では、川底、川幅、流木などによる流れへの影響により誤った水位判定結果が得られることがなくなって水位の検出精度が向上し、さらに水位管理装置としての信頼性も向上する効果がある。
【0042】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3による水位管理装置の構成を示すシステム構成図、図9はこの水位管理装置の支援情報出力手段の動作を示すフローチャートである。図8において図2と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。この実施の形態3の水位管理装置の遠方監視制御装置41は、第1の水位検出装置31により検出した水位が指定水位(警戒水位より低い)を越えると、ポンプを含む排水設備10の事前点検について支援する稼働準備支援情報を監視端末42へ出力する支援情報・出力プログラム41bを備えている。監視端末42は、稼働準備支援情報を即座にCRTなどの表示装置へ表示出力し、オペレータに対しポンプ運転準備のための事前点検開始のためのガイダンスを行なう。オペレータは、このガイダンスにより排水設備10のポンプの事前点検を開始し、ポンプが確実に動作することを確認したり必要な作業を行なう。この結果、ポンプの運転が必要なときにポンプが動作しないなどのトラブルを未然に防ぐことが可能となり、排水設備10の周辺の浸水を防止することができる。
【0043】
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4の水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。図において、41cは第1の水位検出装置31あるいは図6に示す第1の水位検出装置51,52,53により検出された上流域Aの水位が指定水位を越えたとの判定を判定プログラム41hが行なうと、ゲート自動開閉装置7b,8bによる導水路側分水ゲート7、河川側分水ゲート8の制御開始時間を予測する分水ゲート制御予測手段である。41dは上流域Aの水位が指定水位を越えたとの判定を判定プログラムが行なうと、排水設備10のポンプの自動運転の開始時間を予測する排水設備稼働予測手段、41eは排水設備の自動運転を行なう排水設備自動運転手段であり、排水設備10のポンプの自動運転の開始時間になると前記ポンプの自動運転を開始するための指令信号を出力するタイマを備えている。
【0044】
41fは前記分水ゲート制御予測手段41cにより予測された導水路側分水ゲート7、河川側分水ゲート8の制御開始時間になると、前記ゲート自動開閉装置7b,8bによる導水路側分水ゲート7、河川側分水ゲート8の制御を開始するためのゲート制御信号を出力する、前記制御開始時間がセットされるタイマ(分水ゲート制御手段)である。これら、分水ゲート制御予測手段41c、排水設備稼働予測手段41d、排水設備自動運転手段41e、タイマ41fは、遠方監視制御装置41に設けられている。
【0045】
図11は、遠方監視制御装置41による導水路側分水ゲート7、河川側分水ゲート8や排水設備10の制御動作を示すフローチャートである。遠方監視制御装置41は上流域Aの水位情報を収集し、さらに収集した水位が指定水位を越えているか否かを判定する(ステップST41)。越えている場合には、導水路側分水ゲート7、河川側分水ゲート8の制御開始時間を分水ゲート制御予測手段41cにより予測し、予測した制御開始時間をタイマ41fへセットする(ステップST42)。続いて、排水設備10のポンプの運転開始時間を排水設備稼働予測手段41dにより予測し、予測した運転開始時間を排水設備自動運転手段41eのタイマへセットする(ステップST43)。一方、収集した上流域Aの水位が指定水位を下回ったときには前記各タイマをリセットする(ステップST44)。
【0046】
分水ゲート制御予測手段41cで行なう各分水ゲートの制御開始時間の予測および排水設備稼働予測手段41dで行なう排水設備10のポンプ自動運転の開始時間の予測は例えば次のようにして行なうことが可能である。上流域Aでの水位の上昇は時間的に遅れて下流域D1,D2の水位の上昇として現われる。この時間的な遅れの平均値Tは経験的に得られている。そして、前記平均値Tは、降雨量およびその増加率、河川1の上流域Aでの水位およびその増加率、降雨地域、前回降雨のあった日から今回の降雨までの時間的な間隔などに応じて変動する。従って、前記平均値Tの補正値を、降雨量およびその増加率、河川1の上流域Aでの水位およびその増加率、降雨地域、前記時間的な間隔などに応じて予めデータベースとして確立しておく。
【0047】
前記各分水ゲートの制御開始時間の予測や前記ポンプ自動運転の開始時間の予測を行なうときには、前記データベースから前記降雨量およびその増加率、河川1の上流域Aでの水位およびその増加率、降雨地域、前回降雨のあった日から今回の降雨までの時間的な間隔などに応じた最適な補正値を選択して、上流域Aでの水位の上昇が下流域D1の水位の上昇として現われるまでの前記平均値Tを前記選択した補正値により補正して求める。なお、前記降雨量およびその増加率、河川1の上流域Aでの水位およびその増加率、降雨地域、前記時間的な間隔などの条件は予め人為的に最新の情報を収集してデータベースへ入力しておく。なお、前記降雨量およびその増加率、河川1の上流域Aでの水位およびその増加率、前記時間的な間隔などは、雨量計や第1の水位検出装置31により収集した情報から自動的に得ることも可能である。
【0048】
従って、この実施の形態4によれば、休日、夜間など人が駐在していない状況でも上流域Aの水位が指定水位を越えると、分水ゲート制御予測手段41cで行なった各分水ゲートの制御開始時間の予測結果および排水設備稼働予測手段41dで行なう排水設備10のポンプ自動運転の開始時間の予測結果に応じて、導水路側分水ゲート7や河川側分水ゲート8の開閉、排水設備10のポンプの運転などが自動的に制御されることになり、突発的な河川の増水などに対処できる効果がある。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、河川から前記導水路へ分岐する第3の地点の水位を検出する第3の水位検出手段と、該第3の水位検出手段により検出された水位が警戒水位や指定水位を越えたか否かを判定する第3の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整し、前記第3の水位検出手段により検出された水位が前記指定水位を下回ると分水ゲートを制御して平常時の状態に復帰させる分水ゲート制御手段と、前記第2の判定手段により導水路の水位が警戒水位を下回ったとの判定が行われると排水設備の状態を平常に戻すための支援情報を出力する支援情報出力手段とを備えるように構成したので、河川の上流の水位が前記所定の水位を越えると分水ゲートが制御されるので、河川の上流の水位が豪雨により突発的に上昇するような状況に対しても分水ゲートによる水位の調整を適切に行なうことができる効果がある。
また、第2の判定手段により導水路の水位が警戒水位を下回ったとの判定が行なわれると排水設備の状態を平常に戻すための支援情報を出力する支援情報出力手段を備えるように構成したので、分水ゲートや排水設備の平常時の状態への復帰を円滑に行なうことができる効果がある。
【0050】
請求項2〜5記載の発明によれば、河川の上流の水位が前記所定の水位を越えると分水ゲートが制御されるので、河川の上流の水位が豪雨により突発的に上昇するような状況に対しても分水ゲートによる水位の調整を適切に行なうことができると共に、水位検出の際の精度が向上し、より信頼性の高い水位管理を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による水位管理装置により水位管理される河川を示す説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による水位管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による水位管理装置の運転台数決定テーブルを示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による水位管理装置の運転台数決定テーブルを示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による水位管理装置の上流域に配置された第1の水位検出装置を示す配置図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による水位管理装置の上流域の水位判定処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3による水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による水位管理装置の支援情報出力手段の動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4による水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による水位管理装置の遠方監視制御装置における導水路側分水ゲート、河川側分水ゲート、排水設備の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】 従来の水位管理装置により水位管理される河川を示す説明図である。
【図13】 従来の水位管理装置の構成を示すシステム構成図である。
【図14】 従来の水位管理装置による水位管理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
7 導水路側分水ゲート(分水ゲート)、7b,8b ゲート自動開閉装置(分水ゲート制御手段)、8 河川側分水ゲート(分水ゲート)、10 排水設備、31,51,52,53 第1の水位検出装置(第1の水位検出手段)、32第2の水位検出装置(第2の水位検出手段)、33 第3の水位検出装置(第3の水位検出手段)、41b,41i 支援情報・出力プログラム(支援情報出力手段)、41f タイマ(分水ゲート制御手段)、41h 判定プログラム(第1の判定手段、第2の判定手段、第3の判定手段)、41j 分水ゲート制御プログラム(分水ゲート制御手段)。
Claims (5)
- 河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、河川から前記導水路へ分岐する第3の地点の水位を検出する第3の水位検出手段と、該第3の水位検出手段により検出された水位が警戒水位や指定水位を越えたか否かを判定する第3の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整し、前記第3の水位検出手段により検出された水位が前記指定水位を下回ると分水ゲートを制御して平常時の状態に復帰させる分水ゲート制御手段と、前記第2の判定手段により導水路の水位が警戒水位を下回ったとの判定が行われると排水設備の状態を平常に戻すための支援情報を出力する支援情報出力手段とを備えた水位管理装置。
- 河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整する分水ゲート制御手段と、前記排水設備の操作についての支援情報を出力する支援情報出力手段とを備え、前記第1の検出手段は前記第1の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第1の判定手段は前記第1の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうち少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第1の地点の水位が前記所定の水位を越えたかどうかを検出することを特徴とする水位管理装置。
- 河川に設けられた分水ゲートにより導水路へ導かれた河川の流水を排水設備により排水し河川下流域の水位の管理、調整を行なう水位管理装置において、前記河川の上流側に有る第1の地点の水位を検出する第1の水位検出手段と、該第1の水位検出手段により検出された水位が所定の水位を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記導水路の河口である第2の地点の水位を検出する第2の水位検出手段と、該第2の水位検出手段により検出された水位が警戒水位を越えたか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の水位検出手段により検出された水位が前記所定の水位を越えると前記分水ゲートを制御して前記導水路へ前記河川の流水を導き前記分水ゲートより下流側の前記河川の水位を調整する分水ゲート制御手段と、前記第2の水位検出手段により検出した水位が警戒水位を越えると前記排水設備の運転操作についての支援情報を出力する支援情報出力手段とを備え、前記第2の水位検出手段は第2の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第2の判定手段は前記第2の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうちの少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第2の地点の水位が前記警戒水位を越えたかどうか検出することを特徴とする水位管理装置。
- 前記第2の水位検出手段は前記第2の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第2の判定手段は前記第2の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうち少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第2の地点の水位が前記警戒水位を下回ったかどうかを検出することを特徴とする請求項1に記載の水位管理装置。
- 前記第3の水位検出手段は前記第3の地点における河川の両側付近および中央付近の水位を検出し、前記第3の判定手段は前記第3の水位検出手段により検出された両岸付近および中央付近の水位のうちの少なくとも2箇所以上で検出された水位をもとに前記第3の地点の水位が前記警戒水位や前記指定水位を越えたか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の水位管理装置。
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