JPS5849645B2 - 取水門扉制御装置 - Google Patents

取水門扉制御装置

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JPS5849645B2
JPS5849645B2 JP1531276A JP1531276A JPS5849645B2 JP S5849645 B2 JPS5849645 B2 JP S5849645B2 JP 1531276 A JP1531276 A JP 1531276A JP 1531276 A JP1531276 A JP 1531276A JP S5849645 B2 JPS5849645 B2 JP S5849645B2
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JP
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intake gate
water
headrace
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JP1531276A
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忠洋 柳沢
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、流れ込み式発電所の出力制御を取水量の制
御により行う取水門扉制御装置に関する。
流れ込み式発電所は第1図に示されるように河川又は貯
水池1と導水路2との中間に取水門扉3を設け、その取
水門扉3の開度をゲートドライフモータ4で変化させる
ことにより取水量を制御するとともに、発電所に近い場
所に設けられた貯水槽5の水位一定制御を行うことによ
り取水量にみあった流量を水車6に流して発電するよう
に構成されている。
なオ−、河川又は貯水池1からの取水に土砂が混入して
導水路2にた1り水路の導水量が小さくなるのを防止す
るために導水路2の上流に沈砂池7が一般に設けられる
前記貯水槽5ぱ導水路2と水車6の流量の不平衡分を吸
収するため設けられてはいるが、一般に貯水容量は小さ
く、導水路2の流量と水車6の流量との間に差がある状
態は数秒〜数十秒の短時間しか許されない。
従って流れ込式発電所の出力は取水門扉によって制御さ
れる導水路流量、すなわち取水量により決められること
になる。
ここで河川又は貯水池1の水位をh0、取水門扉出口の
水位をh2、導水路入口水位をh3、貯水槽水位をh4
とし、取水量をQ1、導水路20入口にむける流量を
Q2、取水門扉開口面積をSとすると、よく知られてい
るように、 (但しK1,K2は定数)がなりたつ。
水車6の流量制御は貯水槽5の水位一定運転により行な
われているとすれば% h4 は一定と見なせるので
、必要な発電所出力に相当する流量Q2Rから所要のh
3Rを(2)式により逆算して求め、導水路入口水位h
3 をh3Rに一致させるように取水門扉3により制御
すれば、導水路2の流量が安定したとき必要な発電所出
力が得られる。
従来は、以上の原理に基き、第2図に示す取水門扉制御
装置により取水門扉を制御していた。
この図において、発電所出力設定器11はポテンショメ
ータにより構成され、関数発生器12に発電所出力目標
PRを出す。
関数発生器12は貯水槽水位h4 と水車効率から決1
る出カ一流量の関係と(2)式から求1る出力と導入路
入口水位h3 との関係を実現し、発電所出力目標PR
を受けて導水路入口水位の目標値h3R 加算器1
3に出力する。
?水路20入口には、水位検出器14が設けられており
、この水位検出器14は実際の導水路入口水位h3を前
記加算器13に出力する。
加算器13は、導水路入口水位の目標値hと実際の水位
を示す出力h3 との差dhを増幅器15で増幅して取
水門扉開度指令珈を加算器16に出す。
一方、取水門扉3に連動して開度に比例した位置を検出
する開度検出器17が設けられており、この出力である
取水門扉開度Dも加算器16に加えられる。
加算器16は開度指令DRと開度Dとの差(DR−D)
をコントローラ18に入力する。
このコントローラ18の出力で取水門扉3に設けられた
ゲートドライブモータ4を駆動して取水門扉3の開閉を
行なっている。
ところで、沈砂池7等の関係で、取水門扉3と導水路2
との間の距離が長いと、取水門扉3の開度を変化させて
から導水路2の入口水位に変化が現われる迄に時間がか
かるため、コ/トローラ18の感度を下げて取水門扉3
の開閉をゆっくり行なわないと、導水路入口水位を安定
に制御できない。
このため、第3図の制御特性図の通り、時刻t1 で発
電所出力を変更すべく出力設定器11を変化させて、そ
の結果開度指令DRが変化しても、取水門扉の開度Dは
ゆっくりと変化する。
従って導水路入口水位h3が所望の値に到達するのに長
時間を要する。
オた河川あるいは貯水池1の水位h1 が変化する場合
、h1の変化に応じて取水量が変化し、導水路入口水位
h3 も変化するが、取水門扉3の開閉操作が低速でし
かなされないため、急激なh1の変化には応じきれず、
h1変化により発電所出力ん変化するという不都合があ
った。
この発明は、上記の欠点を除去し、河川又は貯水池水位
の変化に迅速に応動できる取水門扉制御装置を提供しよ
うとするものである。
以下、この発明の実施例を図首に従って説明する。
第4図にむいて、出力設定器11、関数発生器12、加
算器13、導水路入口水位検出器14、取水門扉開度検
出器17の構成は第2図の場合と同様であり、コントロ
ーラ18Aは、高感度(高速)に設定されたものを用い
る。
そしてリミッタ19、積分器20、河川又は貯水池1の
水位h1に連動して動いてその水位h1 を示す水位検
出器?1、関数発生器22、加算器23が新たに追加さ
れる。
出力設定器110発電出力設定値PRは関数発生器12
により導水路入口水位の目標h3Hに変換されて加算器
13に加えられるとともに導水路入口水位検出器14の
出力である実際の水位h3も加算器13に加えられる。
加算器13は両者の差(h3R−h3)をリミッタ19
に加える。
このリミツタ19は過渡的に出る水位偏差(h3R一h
3 )により積分器20が無駄な積分をするのを防止す
るために積分器20の前段に設けられている。
積分器20はりツタ19の出力を積分して加算器23に
出力DC を加える。
ただし、積分器200時定数は大きく設定され、コント
ローラ18Aを高感度にしても安定度を保つようになっ
ている。
一方、水位検出器21は河川又は貯水池1の水位h1
を関数発生器22に加える。
関数発生器22は水位h1 とともに出力設定値PRを
も受け、これらと(1)式をもとに第1図のQ1−Q2
となるような予測開度D。
を加算器23に出力する。加算器23には取水門扉開度
検出器17からの開度Dも加えられる。
そして加算器23はそれら出力より( Do + Dc
D )なる偏差を求めてコントローラ18Aに出す
次に実施例の動作を説明する。
今、出力指令PRい河川又は貯水池の水位h1、導水路
入口水位h3い関数発生器22の出力D。
1、積分器20の出力D。
1、取水門扉開度D1で安定している時(Do1+Dc
t D1=0 が満足されている時)、時刻t1で出
力指令PRがPRIからPR2に変更された場合につい
て説明する。
1ず要求発電量に応じてポテンショメータである設定器
11の設定値をPR2相当位置にまで変化させる。
このため関数発生器22の出力はD。
1からD。2に変化し、コントローラi8Aの入力にD
I DQ2の差が生じるのでコントローラ18Aによ
り取水門扉3の開度はD1 からD2に変化する。
ただし、D1−D2””Do1DO2であり、コントロ
ーラ18Aは高感度であるので取水門扉開度ば速やかに
変化する。
一方、関数発生器12の出力h3Rも時刻t,に変化し
、h3R h3は零でなくなるので、積分器20の出力
DCはゆっくり変化するが、時刻t1に生じた取水門扉
3の開度変化の影響が導水路入口水位h3 に現われる
迄に生ずるD。
の変化量ば、りツタ19のりット値により関数発生器2
2の予測誤差と同程度に抑制されるので問題はない。
取水門扉3の開度がD2に変化した結果、導水路入口水
位h3が目標値h3Rとずれている場合は、偏差h3R
h3が長時間零でなくなり、この偏差が積分器20
にて積分されてD。
が変化し、コントローラ18Aが応動するレベルに達す
ると取水門扉は修正方向に変化する。
なお、前記関数発生器22の出力変化に対し、取水門扉
を変化させる制御は、取水門扉の変化が直ちに現われる
のでコントローラ18Aの感度を上げていても不安定な
制御にならないことはいう迄もない。
従って、第5図の制御特性図に示すように、発電量変更
要求が時刻t1で出されると、関数発生器22の出力D
oはただちに変化してコントローラ18Aを作動させる
から、取水門扉3の開度調節もすみやかに行われる結果
、導水路入口水位h3もすみやかに制御される。
上記実施例に釦いて用いる関数発生器22の具体的構成
の一例を第6図に示す。
この図において、演算増幅器31の入力側には、入力抵
抗R1 p R2 sR3を介して各々取水門扉開口面
積Sに相当する負電圧一V(S)、取水門扉後水位h2
に相当するように分圧器32で分圧された負電圧一■(
h2)、河川又は貯水池水位h1 に相当する正電圧
v(h1)が加えられ、演算増幅器31の入力出間には
フィードバックインピーダンスとして2乗関数回路網3
3が接続されている。
演算増幅器31の出力電圧V1 は、従って、 となる主うに抵抗値を定め、しかもh1 に相当する
電圧V ( h,)を正極性で、h2 , PR に
相当する電圧■(h2),■(PR)を負極性で入力す
れば、演算増幅器36の出力は負極性で取水門扉開口面
積に相当する電圧−V(S)となることが判る。
このーV(S)は関数発生器37に加えられ、この関数
発生器37は取水門扉開口面積Sから取水門扉予測開度
D。
を得る。この関数発生器37の特性は取水門扉3の形状
から容易に定めることができる。
以上述べたように、本発明によれば、発電所出力を設定
する出力設定器と、とは設定値から導水路入口水位目標
値を得る装置と、この装置の出力信号と実際の導水路入
口水位を示す値との偏差を積分する装置等とで主制御ル
ープを構或して、導水路入口水位が要求される発電量に
対応する水位になるように取水門扉を制御すると共に、
河川又は貯水池の水位に応じた信号を出力する水位検出
器と、上記出力設定器の出力及び上記水位検出器の出力
から取水門扉開度予測信号を得る装置と、上記積分装置
の出力及び上記取水門扉開度予測信号の和により取水門
扉開度を制御する装置とでフイードフォワード制御ルー
プを構戒して、要求される発電量と河川又は貯水池の水
位とから予測開度を求め取水門扉の開度制御を行い、導
水路入口水位の変化が遅れることによる上記主制御ルー
プの応答の悪さを補うようにしている。
このように主制御ループとフィードワード制御ループと
で取水量の制御を行っているので、発電要求量が変化し
た場合、制御の遅れがなく追従でき、1た貯水池への流
入量が変化しても、自動的に取水門扉開度が制御される
ので発電量が変化することはない。
さらに予測開度は簡単な演算で求めることができるので
、演算装置は簡単なもので実現でき、ひいてはフイード
フォワード制御ループの構造が簡略化される。
従って、本発明を適用すると、水路系の制約を最小限に
して要求量に応じた発電が可能となるため、需給バラン
ス上から発電量を決めて運転する系統運用上好都合な水
力発電所の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は流れ込み式発電所の概略図、第2図は従来の取
水門扉制御装置のブロック図、第3図はその制御特性図
、第4図は本発明に係る取水門扉制御装置の実施例を示
すブロック図、第5図はその制御特性図、第6図は実施
例にて用いる関数発生器の具体的構成の1例を示す回路
図である。 1・・・河川又は貯水池、2・・・導水路、3・・・取
水門扉、11・・・発電所出力設定器、12.22・・
・関数発生器、14.21・・・水位検出器、17・・
・開度検出器、18A・・・コントローラ、20・・・
積分器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発電所出力を設定する出力設定器と、河川又は貯水
    池の水位に応じた信号を出力する水位検出器と、上記出
    力設定器の出力及び上記水位検出器の出力から上記出力
    設定器の出力に必要な取水量を得るための取水門扉の予
    測開度を演算して取水門扉開度予測信号を出力する装置
    と、上記設定値から導水路入口水位目標値を得る装置と
    、この装置の出力信号と実際の導水路入口水位を示す値
    との偏差を積分する装置と、この積分装置の出力及び上
    記取水門扉開度予測信号の和と実際の取水門扉開度を示
    す値との偏差により取水門扉開度を制御する装置とから
    なる取水門扉制御装置。
JP1531276A 1976-02-14 1976-02-14 取水門扉制御装置 Expired JPS5849645B2 (ja)

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