JP7206594B2 - 複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器の製造方法 - Google Patents

複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複室容器用保護フィルム、複室容器用保護フィルムを備える複室容器、および、複室容器の製造方法に関する。
複室容器は、複数の収容室を区画する袋状の本体部と、第1収容室の外表面に貼り付けられた保護フィルムとを備える。第1収容室は、例えば、薬剤を収容し、第2収容室は、例えば、液状体を収容し、第1収容室と第2収容室とは、シール部によって相互に分離されている。複室容器は、例えば、第2収容室に繋がるポートを有し、第2収容室内の液状体は、複室容器の使用時に、利用者の手などによって押圧されて、シール部を剥がすように、第2収容室を内側から押圧する。そして、第2の収容室内の液状体は、第1の収容室に移動して、第1収容室内の薬剤と混合され、これらの混合液が、ポートから複室容器の外部に供給される(例えば、特許文献1参照)。
特開平8-280775号公報
ところで、複室容器用保護フィルムは、複室容器の外部から複室容器に水分、酸素、および、光などが透過することを抑えるために、アルミニウム製のバリア層を含む。バリア層は、第1収容室の内部を隠し、薬剤と液状体とが混合されたか否かの確認を妨げる。そのため、複室容器用保護フィルムは、複室容器の使用時に、第1収容室から剥がされる。
一方、複室容器用保護フィルムが一部でも外表面から剥がれると、水分、酸素、および、光などが第1収容室に侵入して、第1収容室に収容された薬剤の性質が変わることがある。そのため、複室容器内に収容された薬剤の信頼性を容易に判別する目的で、複室容器から複室容器用保護フィルムが剥離されたか否かを容易に判別することが可能な複室容器が求められている。
なお、複室容器用保護フィルムが剥離されたか否かを容易に判別することの要請は、アルミニウム製のバリア層を備えた複室容器用保護フィルムに限らず、他の材料から形成されたバリア層を備え、複室容器の利用に際して剥がされる複室容器用保護フィルムに関しても共通する。
本発明は、複室容器用保護フィルムが複室容器の本体部から剥がれたか否かを容易に判別することを可能とした複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器用保護フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための複室容器用保護フィルムは、複数の収容室を区画した本体部を備える複室容器の前記本体部に貼り付けられる複室容器用保護フィルムであって、前記本体部は、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備え、前記複室容器用保護フィルムは、前記表面シートに貼り付けられる樹脂製の易剥離層と、前記易剥離層に対して前記本体部とは反対側に位置するバリア層と、を備え、前記表面シートと前記複室容器用保護フィルムとを150℃以上220℃以下の温度でヒートシールしたときのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さが3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、前記複室容器用保護フィルムが前記表面シートから剥れるときに前記易剥離層が凝集剥離する。
上記課題を解決するための複室容器用保護フィルムは、複数の収容室を区画する本体部を備えた複室容器の前記本体部に貼り付けられる複室容器用保護フィルムであって、前記本体部は、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備え、前記複室容器用保護フィルムは、前記表面シートに貼り付けられる樹脂製の易剥離層と、前記易剥離層に対して前記本体部とは反対側に位置するバリア層と、を備え、前記易剥離層は、ポリエチレン、および、ポリエチレンに非相溶または部分相溶なポリプロピレンを含む海島構造を有し、かつ、前記表面シートから前記複室容器用保護フィルムを剥離したときに凝集剥離する。
上記課題を解決するための複室容器は、複数の収容室を区画し、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備えた本体部と、前記表面シートに貼り付けられる複室容器用保護フィルムと、を備え、前記複室容器用保護フィルムが、上述した複室容器用保護フィルムである。
上記課題を解決するための複室容器は、複数の収容室を区画し、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備えた本体部と、前記表面シートに貼り付けられる複室容器用保護フィルムと、を備え、前記複室容器用保護フィルムが、上述した複室容器用保護フィルムであり、前記表面シートが、ポリプロピレン製である。
上記課題を解決するための複室容器の製造方法は、複数の収容室を区画し、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備えた本体部を準備することと、前記表面シートに貼り付けられる樹脂製の易剥離層と、バリア層と、を備える複室容器用保護フィルムを準備することと、前記複室容器用保護フィルムと前記表面シートとを、前記バリア層が、前記易剥離層に対して前記本体部とは反対側に位置するように150℃以上220℃以下の温度でヒートシールすることと、を備え、前記複室容器用保護フィルムのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さ(シール強度)が3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、前記表面シートから前記複室容器用保護フィルムを剥離したときに前記易剥離層が凝集剥離する。
上記各構成によれば、本体部から複室容器用保護フィルムが剥がれるときに易剥離層が凝集剥離する。そのため、易剥離層の一部が表面シートに付着する。このように、複室容器用保護フィルムの剥離痕が表面シートに残るため、易剥離層が界面剥離する構成と比べて、複室容器用保護フィルムが表面シートから剥がれたか否かを、収容室を目視することによって容易に判別することができる。また、本体部の表面シートがポリプロピレン製である構成では、ポリエチレンとポリプロピレンとを含む易剥離層と、表面シートとのヒートシール強さを、所望の強度とすることが容易である。
上記複室容器用保護フィルムにおいて、前記バリア層は、アルミニウム製のバリア層でもよい。この構成によれば、複室容器の外部から水分、酸素、および、光などが収容室に透過することが、複室容器用保護フィルムによって抑えられる。
本発明によれば、複室容器用保護フィルムが複室容器の本体部から剥がれたか否かを容易に判別することができる。
一実施形態における複室容器を正面視した構造を示す平面図。 一実施形態における複室容器の側断面構造を示す断面図。 一実施形態における表面側保護フィルムが備える易剥離層の構成を概念的に示す模式図。 一実施形態における複室容器を正面視した構造の一部を示す部分平面図。 一実施形態における複室容器の作用を説明するための作用図。 一実施形態における複室容器の製造方法を説明するためのフローチャート。 試験例におけるヒートシールの温度とシール強度との関係を示すグラフ。
図1から図7を参照して、複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器の製造方法を具体化した一実施形態を説明する。以下では、複室容器の構成、複室容器の作用、複室容器の製造方法、および、試験例を順に説明する。
[複室容器の構成]
図1から図4を参照して、複室容器の構成を説明する。
図1が示すように、複室容器10は、袋状の本体部11、表面側保護フィルム12、裏面側保護フィルム13、および、ポート14を備える。本体部11は、第1収容室11aと第2収容室11bとを区画する。本体部11は、第1収容室11aと第2収容室11bとを連通可能に構成される。第1収容室11aと第2収容室11bとの連通は、例えば、第1収容室11aと第2収容室11bとの少なくとも一方に収容された液状体の加圧によって可能となる。
表面側保護フィルム12は、複室容器用保護フィルムの一例である。表面側保護フィルム12は、第1収容室11aを覆うように、本体部11における樹脂製かつ透明な表面シート11Fに貼り付けられる。表面側保護フィルム12は、易剥離性のフィルムであり、本体部11からの剥離が可能である。一方で、表面側保護フィルム12は、一度、本体部11から剥がされると、再びは本体部11に貼り付かない。裏面側保護フィルム13は、本体部11のなかで、表面側保護フィルム12が貼り付けられる面とは反対側の面に貼り付けられる。
裏面側保護フィルム13は、表面側保護フィルム12と同様、易剥離性のフィルム、すなわち、本体部11からの剥離が可能なフィルムであってもよい。あるいは、裏面側保護フィルム13は、易剥離性を有しないフィルムであってもよく、この場合には、裏面側保護フィルム13を本体部11から剥離するときに、易剥離性のフィルムを剥離するときよりも大幅に大きい力が必要になる。
裏面側保護フィルム13は、第1収容室11aに対して第2収容室11bとは反対側に、裏面側保護フィルム13を貫通する吊り下げ孔13aを有する。複室容器10が使用されるときには、吊り下げ孔13aが点滴スタンドのフックに通される。そして、第1収容室11a、第2収容室11b、および、ポート14が鉛直方向の上側から順に並ぶ状態で、複室容器10が使用される。
複室容器10は、例えば、点滴用の薬剤を収容する。本体部11が区画する2つの空間のうち、第1収容室11aには、粉末状の薬剤が収容され、第2収容室11bには、薬剤を輸送するための液状体が収容される。薬剤には、複室容器10の用途に応じて各種の薬剤を用いることができる。液状体には、薬剤と同様、複室容器10の用途に応じて各種の液状体を用いることができる。なお、液状体には、例えば、純水や生理食塩水などを用いることができる。また、第1収容室11aは、粉末状の薬剤に限らず、液状体を収容してもよい。この場合には、第1収容室11aと第2収容室11bとの両方が液状体を収容してもよいし、第1収容室11aが液状体を収容する一方で、第2収容室11bが粉末の薬剤を収容してもよい。
ポート14は筒状を有し、ポート14の内周面によって、通路14a(図2参照)が区画されている。ポート14の通路14aは、第2収容室11bに接続されている。ポート14は、通路14aを通じて本体部11に収容された液状体を本体部11の外部に供給する。
図2が示すように、本体部11は、表面シート11Fと裏面シート11Rとを備える。本体部11は、表面シート11Fと裏面シート11Rとがヒートシールで接合された接合体である。第1収容室11aの周縁と、第2収容室11bの周縁とは、ヒートシールで接合された接合部である。本体部11において、第1収容室11aと第2収容室11bとの間には、隔壁部11cが位置する。隔壁部11cは、ヒートシールで形成された接合部の1つである。
隔壁部11cは、第1収容室11aおよび第2収容室11bを区画する。隔壁部11cは、隔壁部11c以外の他の接合部に比べて、2枚のシート間におけるヒートシール強さ(以下、シール強度)が低い。隔壁部11cは、例えば、他の接合部よりも低い温度でのヒートシールで形成される。隔壁部11cにおけるシール強度は、第2収容室11bに収容された液状体が、第2収容室11bから第1収容室11aに向けて押し出されること、すなわち、液状体が加圧されることによって、2枚のシート間の接合が剥がれる程度の強度である。
各シート11F,11Rを形成する材料には樹脂を用いることができる。シートを形成する樹脂には、例えば、ポリプロピレン、エチレン‐ビニルアルコール共重合樹脂、および、ポリ塩化ビニルなどを用いることができる。これらのなかでも、ポリプロピレン製の本体部11は耐熱性が高い点で好ましい。各シート11F,11Rは、特定の樹脂から形成された単層構造に限らず、多層構造を有してもよい。表面シート11Fを構成する多層構造には、例えば、ポリプロピレン層、エチレン‐ビニルアルコール共重合樹脂層、および、ポリプロピレン層が積層された構造を挙げることができる。なお、裏面シート11Rが多層構造を有する場合には、本体部11は、金属製の層を含んでもよい。金属製の層には、例えば、アルミニウム箔、および、アルミニウムの蒸着層を挙げることができる。この場合には、複室容器10は、裏面側保護フィルム13を備えていなくてもよい。
表面側保護フィルム12は、易剥離層21、支持層22、第1基材層23、バリア層24、および、第2基材層25を備える。易剥離層21は、表面シート11Fに接する接触面21Sを含んでいる。表面シート11Fと表面側保護フィルム12とを150℃以上220℃以下の温度でヒートシールしたときの表面側保護フィルム12のシール強度は、3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、表面シート11Fから表面側保護フィルム12を剥離したときに易剥離層21は凝集剥離する。
本体部11の表面シート11Fと表面側保護フィルム12との間のシール強度は、JIS Z 0238において規定される「ヒートシール軟包装および半剛性容器の試験方法」に準拠する方法によって測定される。
バリア層24はアルミニウム製であり、易剥離層21に対して本体部11とは反対側に位置する。アルミニウム製のバリア層24には、例えば、アルミニウム箔、および、アルミニウムの蒸着層を挙げることができる。表面側保護フィルム12がバリア層24を備えることによって、複室容器10の外部から水分、酸素、および、光などが第1収容室11aに透過することが表面側保護フィルム12によって抑えられる。
なお、バリア層24を形成する材料はアルミニウムに限らず、例えば、アルミニウム以外の金属、無機酸化物、および、樹脂などであってもよい。バリア層24を形成する材料が樹脂である場合には、バリア層24を形成する樹脂には、表面側保護フィルム12を構成する他の樹脂製の層よりも、水分、酸素、および、光の少なくとも1つを透過しにくい特性を有する樹脂を用いることが好ましい。バリア層24を形成するための樹脂には、例えばエチレン‐ビニルアルコール共重合樹脂を用いることができる。また、光の透過を抑える特性を有したバリア層24には、着色した樹脂性のフィルムや、遮光性の印刷層を用いることができる。
支持層22は、易剥離層21とバリア層24との間に位置し、かつ、易剥離層21に接する。支持層22は、例えばポリエチレン製である。
第1基材層23および第2基材層25の各々は、樹脂製の層である。各基材層には、各種の樹脂から形成された樹脂フィルムを用いることができる。第1基材層23および第2基材層25を形成する樹脂フィルムには、例えばポリエチレンテレフタレート製のフィルムを用いることができる。
裏面側保護フィルム13は、第1基材層31、バリア層32、および、第2基材層33を備える。第1基材層31が本体部11の裏面シート11Rに接し、かつ、バリア層32が、第1基材層31と第2基材層33とに挟まれている。第1基材層31および第2基材層33は、表面側保護フィルム12が備える第1基材層23および第2基材層25と同様の材料によって形成することができる。バリア層32は、表面側保護フィルム12が備えるバリア層24と同様の材料によって形成することができる。
なお、図2には、裏面側保護フィルム13が易剥離性を有しない場合の構造を示しているが、裏面側保護フィルム13は、上述したように、表面側保護フィルム12と同様の易剥離性を有してもよい。この場合には、裏面側保護フィルム13は、表面側保護フィルム12に適用することが可能な構造を有していればよい。
図3は、表面側保護フィルム12の厚さ方向から見た易剥離層21の平面構造を示している。図3では、海島構造における島状部と海状部との区別を容易にする目的で、島状部にドットが付されている。
図3が示すように、易剥離層21は、ポリエチレン、および、ポリエチレンに非相溶または部分相溶なポリプロピレンを含む海島構造を有する。易剥離層21が有する海島構造は、易剥離層21の外形を形成する海状部21aと、海状部21a内に分散した複数の島状部21bとから構成される。易剥離層21が含む2つの樹脂のうち、ポリエチレンが海状部21aを構成し、ポリプロピレンが島状部21bを構成する。島状部21bは、球状、棒状、および、層状などのいずれかの形状を有することができる。島状部21bは、易剥離層21の厚さ方向から見て、各島状部21bを投影した形状における長径が1μm以下であることが好ましい。
表面側保護フィルム12を本体部11の表面シート11Fから剥離するときには、易剥離層21の内部において凝集破壊が生じ、これによって、表面側保護フィルム12が本体部11の表面シート11Fから剥がれる。そのため、易剥離層21の一部が、表面側保護フィルム12を剥がした剥離痕として本体部11の表面シート11Fに残る。
上述したように、表面側保護フィルム12において、表面シート11Fと表面側保護フィルム12とを150℃以上220℃以下の温度でヒートシールしたときの表面側保護フィルム12のシール強度が、3N/1mm以上10N/mm以下である。そのため、150℃以上220℃以下という広範囲の温度にてヒートシールを行ったときに、シール強度が、易剥離層21が凝集剥離する表面側保護フィルム12のシール強度として好ましい値に維持される。言い換えれば、表面側保護フィルム12のシール強度として所望のシール強度を得るために許容されるヒートシールの温度における範囲が広い。
易剥離層21がポリエチレンとポリプロピレンとを含む海島構造を有する場合には、本体部11の表面シート11Fは、ポリプロピレン製であることが好ましい。本体部11の表面シート11Fがポリプロピレン製であるため、ポリエチレンとポリプロピレンとを含む接触面21Sと、表面シート11Fとのシール強度を所望の強度とすることが容易である。
易剥離層21を形成する材料は、ポリエチレンおよびポリプロピレン以外にも、例えば、滑剤などを含むことができる。易剥離層21がポリエチレンおよびポリプロピレンを主成分とし、かつ、支持層22を形成する材料がポリエチレンである場合には、支持層22の厚さ(T22)と易剥離層21の厚さ(T21)との比(T22:T21)は、6:1であることが好ましい。これにより、易剥離層21のシール強度を所望のシール強度とすることが容易である。
なお、易剥離層21と表面シート11Fとをヒートシールする温度が150℃以上220℃以下である条件において、易剥離層21のシール強度が3N/15mm以上10N/15mm以下を満たしていれば、易剥離層21を形成する材料には、上述したポリエチレンおよびポリプロピレン以外の材料を用いることができる。易剥離層21を形成する材料には、例えば、ポリプロピレンに代えて、ポリスチレンまたはポリブテン‐1を用いることができる。
図4は、複室容器10を正面視した平面構造のなかで、第1収容室11aと、第1収容室11aの近傍の部分のみを示している。
図4が示すように、本体部11の表面シート11Fが広がる平面と対向する方向から見て、本体部11は、環状の本体接合部11dを有する。本体接合部11dには、上述した隔壁部11cが含まれる。本体部11では、本体接合部11dによって第1収容室11aが区画される。本体接合部11dは、上述したように2枚のシート11F,11Rが接合された部分である。本体接合部11dを構成する各部において、当該部分が延びる方向と直交する方向が本体接合部11dの幅である本体接合幅W11である。
表面側保護フィルム12は、本体部11の表面シート11Fにヒートシールされる。本体部11の表面シート11Fが広がる平面と対向する方向から見て、表面側保護フィルム12は、環状のフィルム接合部12aを有する。表面側保護フィルム12のフィルム接合部12aは、易剥離層21が表面シート11Fに接合された部分である。フィルム接合部12aを構成する各部において、当該部分が延びる方向と直交する方向がフィルム接合部12aの幅であるフィルム接合幅W12である。
本体部11の表面シート11Fが広がる平面と対向する方向から見て、フィルム接合部12aは、フィルム接合部12aの全周にわたって本体接合部11d上に位置し、かつ、フィルム接合幅W12は、フィルム接合部12aの全周にわたって本体接合幅W11以下であることが好ましい。言い換えれば、本体部11の表面シート11Fが広がる平面と対向する方向から見て、フィルム接合部12aは、フィルム接合部12aの全周にわたって本体接合部11dからはみ出していないことが好ましい。
これにより、表面側保護フィルム12を本体部11から剥離するときに、本体部11のなかで、第1収容室11aを構成する部分、すなわち、本体接合部11dよりも機械的強度が低い部分に外力が作用することが抑えられる。これにより、表面側保護フィルム12を本体部11から剥離するときに、第1収容室11aが損傷することが抑えられる。
なお、フィルム接合部12aが本体接合部11d上のみに位置する構成は、表面側保護フィルム12が本体部11から剥離されたときに、本体部11のなかで、第1収容室11aを構成する部分に剥離痕21cが残らないため、複室容器10の視認性が低下しない点でも好ましい構成である。
[複室容器の作用]
図5を参照して複室容器10の作用を説明する。
図5が示すように、複室容器10が使用されるときには、第1収容室11aに収容された薬剤Mと、第2収容室11bに収容された液状体Lとが混合された状態を目視で確認することが可能であるように、第1収容室11aを覆う表面側保護フィルム12が、本体部11の表面シート11Fから剥離される。
このとき、表面シート11Fに接する易剥離層21は、易剥離層21の内部で凝集破壊するため、易剥離層21の一部が剥離痕21cとして表面シート11F上に残る。剥離痕21cは、表面シート11Fよりも白濁しているため、表面シート11Fと剥離痕21cとは、目視によって容易に区別することができる。このように、本体部11の表面シート11Fには、易剥離層21の剥離痕21cが残るため、易剥離層21が界面剥離する構成と比べて、表面側保護フィルム12が本体部11の表面シート11Fから剥離されたか否かを表面シート11Fの状態を目視することによって容易に判別することができる。
[複室容器の製造方法]
図6を参照して複室容器10の製造方法を説明する。
図6が示すように、複室容器10の製造方法は、本体部準備工程(ステップS1)、フィルム準備工程(ステップS2)、および、ヒートシール工程(ステップS3)を含んでいる。
本体部準備工程は、上述したように、第1収容室11aと第2収容室11bとを区画し、第1収容室11aと第2収容室11bとの少なくとも一方に収容された液状体Lの加圧によって、第1収容室11aと第2収容室11bとの間が連通する樹脂製の本体部11を準備する。フィルム準備工程は、本体部11における樹脂製かつ透明な表面シート11Fに接する接触面21Sを含む樹脂製の易剥離層21と、バリア層24と、を備える表面側保護フィルム12を準備する。
ヒートシール工程は、第1収容室11aを覆うように表面側保護フィルム12と表面シート11Fとを、バリア層24が易剥離層21に対して本体部11とは反対側に位置するように150℃以上220℃以下の温度でヒートシールする。これにより、本体部11と表面側保護フィルム12とを備える複室容器10であって、表面側保護フィルム12のシール強度が3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、表面シート11Fから表面側保護フィルム12を剥離したときに易剥離層21が凝集剥離するように構成された複室容器10を得ることができる。
[試験例]
図7を参照して試験例を説明する。
[試験例1]
第1基材、バリア層、第2基材、支持層、および、易剥離層が記載の順に積層された試験例1の保護フィルムを準備した。なお、各層を形成する材料、および、各層の厚さは、以下のように設定した。
[表面側保護フィルムの構成]
・第1基材層 ポリエチレンテレフタレートフィルム、12μm
・バリア層 アルミニウム膜、20μm
・第2基材層 ポリエチレンテレフタレートフィルム、12μm
・支持層および易剥離層 CFフィルム 7603B(東レフィルム加工(株)製)、
30μm
支持層はポリエチレン製の層であり、支持層の厚さは約22.5μmであった。易剥離層はエチレン酢酸ビニル樹脂を主成分とする層であり、易剥離層の厚さは約7.5μmであった。
試験例1の表面側保護フィルムがヒートシールされる被接合体として、ポリプロピレン製の樹脂フィルムを準備した。被接合体の厚さは、215μmに設定した。試験例1の表面側保護フィルムと被接合体とをヒートシールする温度を、100℃から220℃まで10℃ずつ変更し、各温度にて接合した接合体を得た。このとき、ヒートシーラーのシール圧力を0.2MPaに設定し、シール時間を0.1秒に設定した。
[試験例2]
表面側保護フィルムを構成する支持層と易剥離層とを、厚さが30μmであるCFフィルム 7601A(東レフィルム加工(株)製)に変更した以外は、試験例1と同様の方法で試験例2の表面側保護フィルムを得た。なお、支持層の厚さは約25.7μmであり、易剥離層の厚さは約4.3μmであった。易剥離層は、ポリエチレンとポリプロピレンとを主成分とし、かつ、海島構造を有する層であった。
[試験例3]
表面側保護フィルムを構成する支持層と易剥離層とを、厚さが30μmであるCMPS 305C(三井化学東セロ(株)製)(CMPSは登録商標)に変更した以外は、試験例1と同様の方法で試験例3の表面側保護フィルムを得た。
[評価]
[シール強度]
試験例1から3の各々において、各温度にてヒートシールされた接合体での易剥離層のシール強度を測定した。シール強度の測定には、JIS Z 0238に準拠する方法を用いた。なお、各温度にてヒートシールされた接合体について3つのサンプルを準備し、3つのサンプルでの平均値をシール強度として算出した。
図7が示すように、試験例1では、100℃から130℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm未満であることが認められた。一方で、140℃から180℃までの各温度、および、220℃でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm以上10N/15mm以下であることが認められた。ただし、190℃から210℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が10N/15mmを超えることが認められた。
試験例2では、100℃から140℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm未満であることが認められた。これに対して、150℃から220℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm以上10N/15mm以下であることが認められた。
試験例3では、100℃から170℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm未満であることが認められた。これに対して、180℃から220℃までの各温度でヒートシールしたときには、易剥離層のシール強度が3N/15mm以上10N/15mm以下であることが認められた。
このように、試験例2の表面側保護フィルムによれば、試験例1,3の各々の表面側保護フィルムに比べて、3N/15mm以上10N/15mm以下のシール強度を得ることが可能なヒートシール時の温度の範囲が広いことが認められた。
[剥離痕]
試験例1から3の各々の表面側保護フィルムにおいて、3N/15mm以上10N/15mm以下のシール強度を有する接合体を分離したときに、被接合体に剥離痕が残るか否かを目視で観察した。試験例1の表面側保護フィルムでは、ヒートシール時の温度に関わらず、被接合体に剥離痕が残らないことが認められた。言い換えれば、試験例1の各々における易剥離層は、被接合体から界面剥離することが認められた。
これに対して、試験例2および試験例3の表面側保護フィルムではヒートシール時の温度に関わらず、被接合体に剥離痕が残ることが認められた。言い換えれば、試験例2および試験例3における易剥離層は、被接合体から凝集剥離することが認められた。
[加速試験]
試験例1から試験例3の各々において、ヒートシール時の温度を190℃、200℃、および、210℃とした表面側保護フィルムを試験対象とした。各表面側保護フィルムを温度が60℃であり、かつ、湿度が60%である環境において15日間保管した。なお、各表面側保護フィルムにおいて、保管前のシール強度と、保管後のシール強度とを測定した。測定結果は、以下の表1に示す通りであった。
Figure 0007206594000001
表1が示すように、試験例2および試験例3の表面側保護フィルムでは、ヒートシール時の温度に関わらず、保管の前後において易剥離層のシール強度がほぼ変化しないことが認められた。これに対して、試験例1の表面側保護フィルムでは、ヒートシール時の温度に関わらず、保管後において易剥離層のシール強度が大幅に低くなることが認められた。
以上説明したように、複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器の製造方法の一実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)本体部11の表面シート11Fから易剥離層21を剥離するときに、易剥離層21は凝集剥離するため、易剥離層21の一部が表面シート11Fに付着する。このように、本体部11の表面シート11Fには、易剥離層21の剥離痕21cが残るため、易剥離層21が界面剥離する構成と比べて、易剥離層21が本体部11の表面シート11Fから剥離されたか否かを表面シート11Fの状態を目視することによって容易に判別することができる。
(2)複室容器10の外部から水分、酸素、および、光などが第1収容室11aに透過することが表面側保護フィルム12によって抑えられる。
(3)本体部11の表面シート11Fがポリプロピレン製であるため、ポリエチレンとポリプロピレンとを含む接触面21Sと、表面シート11Fとのシール強度を所望の強度とすることが容易である。
なお、上述した実施形態は、以下のように適宜変更して実施することができる。
[本体部]
・複室容器10が使用されるときに、第1収容室11aが第2収容室11bよりも鉛直方向の下側に位置するように、本体部11において第1収容室11aと第2収容室11bとが並び、かつ、第1収容室11aにポート14が接続されてもよい。
・本体部11が区画する収容室の数量は、3以上に変更することも可能である。
[用途]
・複室容器10は、薬剤と薬剤に混合される液状体とを個別に収容する用途に限らず、他の用途に用いられてもよい。例えば、複室容器10は、骨セメントあるいは歯科用補填物を形成するための材料であって、粉末の材料と、液体状の材料とを個別に収容する用途に用いられてもよい。
10…複室容器、11…本体部、11F…表面シート、21…易剥離層、22…支持層、24,32…バリア層。

Claims (6)

  1. 複数の収容室を区画し、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備えた本体部と、
    前記表面シートに貼り付けられた複室容器用保護フィルムを備え、
    前記表面シートが、ポリプロピレン製であり、
    前記複室容器用保護フィルムは、前記表面シートに貼り付けられる樹脂製の易剥離層と、前記易剥離層に対して前記本体部とは反対側に位置するバリア層と、を備え、
    前記易剥離層は、ポリエチレン、および、ポリエチレンに非相溶または部分相溶なポリプロピレンを含む海島構造を有し、
    前記表面シートと前記複室容器用保護フィルムとを100℃以上140℃以下の温度でヒートシールしたときのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さが3N/15mm未満であり、かつ、150℃以上220℃以下の温度でヒートシールしたときのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さが3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、前記複室容器用保護フィルムが前記表面シートから剥れるときに前記易剥離層が凝集剥離する
    複室容器。
  2. 前記バリア層は、アルミニウム製のバリア層である
    請求項1に記載の複室容器。
  3. 前記複室容器用保護フィルムは、前記複室容器用保護フィルムの周縁に沿った環状のフィルム接合部で前記表面シートに貼り付けられている
    請求項1または2に記載の複室容器。
  4. 前記複室用保護フィルムは、少なくとも一つの前記収容室を覆うように、前記収容室を区画形成する本体接合部上において貼り付けられている
    請求項3に記載の複室容器。
  5. 複数の収容室を区画し、相互に隣り合う前記収容室を連通可能に構成され、前記収容室の内部を視認可能にする透明な樹脂製の表面シートを備えた本体部を準備することと、
    記表面シートに貼り付けられる樹脂製の易剥離層と、バリア層と、を備える複室容器用保護フィルムを準備することと、
    前記複室容器用保護フィルムと前記表面シートとを、前記バリア層が、前記易剥離層に対して前記本体部とは反対側に位置するように150℃以上220℃以下の温度でヒートシールすることと、を備え、
    前記表面シートが、ポリプロピレン製であり、
    前記易剥離層は、ポリエチレン、および、ポリエチレンに非相溶または部分相溶なポリプロピレンを含む海島構造を有し、
    前記複室容器用保護フィルムは、前記表面シートと前記複室容器用保護フィルムとを100℃以上140℃以下の温度でヒートシールしたときのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さが3N/15mm未満であり、かつ、150℃以上220℃以下の温度でヒートシールしたときのJIS Z 0238に準拠したヒートシール強さが3N/15mm以上10N/15mm以下であり、かつ、前記表面シートから前記複室容器用保護フィルムを剥離したときに前記易剥離層が凝集剥離する
    複室容器の製造方法。
  6. 前記ヒートシールすることは、前記複室容器用保護フィルムを、前記表面シートに前記複室容器用保護フィルムの周縁に沿った環状部で貼り付けることを含む
    請求項5に記載の複室容器の製造方法。
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