JP5590634B2 - 液剤用バッグ - Google Patents

液剤用バッグ Download PDF

Info

Publication number
JP5590634B2
JP5590634B2 JP2013254414A JP2013254414A JP5590634B2 JP 5590634 B2 JP5590634 B2 JP 5590634B2 JP 2013254414 A JP2013254414 A JP 2013254414A JP 2013254414 A JP2013254414 A JP 2013254414A JP 5590634 B2 JP5590634 B2 JP 5590634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
liquid
film
hologram film
hologram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013254414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014076861A (ja
Inventor
冨士夫 井上
仁志 森
崇 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2013254414A priority Critical patent/JP5590634B2/ja
Publication of JP2014076861A publication Critical patent/JP2014076861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5590634B2 publication Critical patent/JP5590634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

本発明は、光によって変質しやすい成分を含む液剤を収容する遮光性の液剤用バッグに関する。
従来、ビタミンや脂質など光によって変質しやすい成分を含む医療剤の保存には、遮光性の薬液バッグが用いられている。遮光性の薬液バッグは、たとえば、プラスチックフィルム(透明層)とアルミニウムフィルム(遮光層)とが積層されてなる柔軟性のある遮光性フィルムを用いて形成されている。
このため、バッグの外側からバッグ内部を目視で観察できないため、薬液バッグに収容された医療剤が投与者に投与される場合、内容量を確認することが困難である。
そこで、PANフィルム(ポリアクリロニトリル系フィルム)と、アルミニウム蒸着フィルムと、ポリプロピレンフィルムとが積層された積層フィルムを用いて形成され、その一部において、アルミニウム蒸着フィルムが切欠きされることにより、小さい透明窓が形成された包装材が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、PE(ポリエチレン)フィルムとPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとが積層されてなる透明層、アルミニウム箔からなる遮光層、およびガスシールド性を有するPETフィルムからなる外層が順次積層された積層フィルムを用いて形成され、外層および遮光層が、透明層に対して剥離可能に接着されている薬液バッグが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開昭59−15066号公報 特開昭64−86972号公報
特許文献1に記載の包装材では、内容物の量を、透明窓を介して目視で確認できることが期待される。しかし、積層フィルムを一旦形成した後にアルミニウム蒸着フィルムを切欠きしなければならないため、製造工程が複雑になってコストが増加してしまう。また、多少であっても、透明窓を介して光が通過するため、その光により内容物が変質するおそれがある。
一方、特許文献2に記載の薬液バッグでは、使用時まで遮光層が接着されていることにより遮光性が維持され、使用時には、外層および遮光層を引き剥がすことにより透明層だけを残し、透明層を介して輸液の量を確認できることが期待される。しかし、外層および遮光層を引き剥がすときに、これらに釣られて透明層が破損するおそれがある。また、このような構造の薬液バッグを作製するには、透明層と、遮光層および外層とを別体で作製した後、これらを剥離可能に熱融着しなければならない。そのため、製造工程が複雑になってコストが増加してしまう。
本発明の主たる目的は、遮光性を損なうことなく、液剤の量を簡単に知ることができる液剤用バッグを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、液剤の量を知ることができて安価な液剤用バッグを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、透明性および熱溶着性を有する外層と、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルムからなる中間層と、内層と、前記外層と前記中間層との間に介在されたホログラムフィルムとを含む遮光性および柔軟性を有する多層フィルムからなり、流動性のある液剤を収容する液剤用バッグであって、前記外層によって形成される前記液剤用バッグの表面または前記ホログラムフィルムにおける前記外層との接触面に、液剤の量の指標となる液量表示が設けられており、前記液剤用バッグは、液剤を自重により注出する吊り下げ使用可能な液剤用バッグであり、前記液剤用バッグの表面は、前記液剤用バッグの吊り下げ状態において、液剤が自重で下方へ移動することにより、液剤上面よりも下方において外方へ凸湾曲する外湾曲面の頂部よりも下方の下側面と、液剤上面よりも上方において内方へ凸湾曲する内湾曲面の頂部よりも上方の上側面と、前記外湾曲面および前記内湾曲面それぞれを介して前記下側面および前記上側面と連続し、液剤の液面が位置する傾斜面とが表われるように変形し、前記液剤用バッグの吊り下げ状態において前記ホログラムフィルムには、前記下側面、前記傾斜面および前記上側面の傾斜角度の相違によって、面毎にそれぞれ異なった像が映し出されることを特徴とする、液剤用バッグである。
請求項2に記載の発明は、前記内層も透明性および熱溶着性を有することを特徴とする、請求項1に記載の液剤用バッグである。
請求項3に記載の発明は、前記外層および/または前記内層は、ポリオレフィン系樹脂、ポリ環状オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニル系重合体樹脂またはポリアミド系樹脂からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の液剤用バッグである。
請求項4に記載の発明は、前記ホログラムフィルムは、前記液剤用バッグの表面の全域に表れる形状で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の液剤用バッグである。
請求項5に記載の発明は、前記ホログラムフィルムは、前記液剤用バッグの表面の幅方向略中央部において、上辺側から下辺側へ延びる領域に選択的に表れる形状で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の液剤用バッグである
請求項に記載の発明は、前記液剤が、薬剤または食品であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の液剤用バッグである。
請求項1に記載の発明によれば、液剤用バッグの下側面、傾斜面および上側面において、ホログラムフィルムにはそれぞれ異なった像が映し出される。各面に映し出される像を透明な外層を通して目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面の位置を確認することができる。そのため、この傾斜面の位置により、傾斜面に対応する液面の位置を知ることができる。この液面の位置(傾斜面の位置)と、液量表示とを比較することにより、バッグ内の液剤の量を知ることができる。そして、ホログラムフィルムは、バッグを形成する多層フィルムの構成層の一部を構成するものなので、ホログラムフィルムにより液剤用バッグの遮光性を損なうことがない。つまり、この発明によれば、遮光性を損なうことなく、液剤の量を簡単に知ることができる。たとえば、液剤が輸液の場合、輸液が供給されることに伴い変化(減少)する輸液面の位置の低下を把握し、残液量を知ることができる。
また、遮光性および柔軟性を有するバッグを形成する多層フィルムの構成層の一部としてホログラムフィルムを設ければよいので、この液剤用バッグは安価に作製可能である
また、請求項4に記載のように、ホログラムフィルムが液剤用バッグの表面の全域に表れる形状で形成されているか、請求項5に記載のように、ホログラムフィルムが液剤用バッグの上辺側から下辺側へ延びる領域に表れる形状で形成されていれば、液剤の量を、ほぼ満タンの状態からほぼ空っぽの状態まで知ることができる
また、請求項に記載の発明によれば、ホログラムフィルムの表示態様により、薬剤または食品の量を知ることができる。
本発明の一実施形態に係る薬液バッグの(a)正面図(b)側面図である。 薬液バッグの医療剤の流出に伴う、バッグ表面の変化具合を示す図である。 バッグ表面の膨らみ具合の変化を詳細に説明するための、バッグ表面の要部拡大図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第1の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第2の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第3の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第4の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第5の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第6の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第7の態様を示す正面図である。 参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第8の態様を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るホログラム層を備えた薬液バッグの一態様を示す正面図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態および参考例について具体的に説明をする。
A.薬液バッグの全体構成および使用方法
図1は、本発明の一実施形態に係る薬液バッグの(a)正面図(b)側面図である。
薬液バッグ1は、流動性のある医療剤を収容する部屋を1つ持つ単室バッグであって、医療剤を収容するバッグ本体2と、バッグ本体2から医療剤を注出するための注出部材3とを備えている。
バッグ本体2は、矩形袋状に形成され、その周縁部4がヒートシールにより閉じられている。バッグ本体2の長さLは、たとえば、100〜500mmであり、幅Wは、たとえば、50〜300mmである。バッグ本体2は、遮光性および柔軟性を有する多層フィルムからなり、たとえば、外層と、中間層と、内層とが積層されてなる3層フィルムからなる。
3層フィルムにおける外層および内層としては、たとえば、透明性および熱溶着性(ヒートシール性)を有するフィルムが用いられる。
このようなフィルムとしては、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン)、ポリテトラフルオロエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン−テトラシクロドデセンなどのポリ環状オレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニルなどのビニル系重合体樹脂、ナイロン−6、ナイロン−12、ナイロン−6,6などのポリアミド系樹脂などの汎用樹脂が挙げられる。
一方、3層フィルムにおける中間層としては、たとえば、遮光性を有するフィルムが用いられる。
このようなフィルムとしては、たとえば、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着フィルム、上記汎用樹脂に顔料(アゾ縮合系顔料などの有機顔料や、酸化鉄などの無機顔料)を含有した着色フィルム、上記汎用樹脂フィルムに着色塗装(印刷)を施したフィルムなどが挙げられる。
そして、バッグ本体2は、たとえば、2枚の3層フィルムの内層同士が向かい合うように重ね合わせられた後、これらフィルム同士が略矩形環状にヒートシールされることにより袋状にされる。そして、袋状フィルムのヒートシール部分が分断されることにより、バッグ本体2の外郭をなす、ヒートシールされた状態の周縁部4が形成されて作製される。
なお、バッグ本体2は、たとえば、3層フィルムをインフレーション法などの公知の方法によって袋状またはチューブ状に形成し、得られた袋状またはチューブ状のフィルムの周縁部をヒートシールすることによっても作製することができる。
このようにして作製されるバッグ本体2に収容される医療剤13とは、たとえば、医療現場や在宅療養者を持つ家庭などにおいて、経静脈投与あるいは経腸投与される液剤、具体的には、血清などの薬剤や、経静脈栄養剤、経口栄養剤、経管栄養剤などの食品が挙げられる。なお、医療剤13は、流動性を有するものであれば、液体であっても、ゲルであってもよい。
バッグ本体2の長手方向に向かい合う周縁部4のうち、一方側の周縁部4に設けられた注出部材3の反対側(他方側)の周縁部4には、バッグ本体2をフックなどに吊り下げるための円形の吊り下げ孔5が開口している。
注出部材3は、バッグ本体2に固定されるベース部材6と、ノズル7とを備えている。
ベース部材6は、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチックからなる。ベース部材6は、バッグ本体2の作製時に、2枚の3層フィルムにより挟まれた状態でヒートシールされることにより、3層フィルムに密着してバッグ本体2に固定される。また、ベース部材6には、バッグ本体2の内側に、折り切り可能な封止部材(図示せず)が設けられている。
ノズル7は、ベース部材6と同様の材料からなり、たとえば、ベース部材6に対して、ねじなどにより着脱自在に取り付けられている。
図2は、薬液バッグの医療剤の流出(投与)に伴う、バッグ表面の変化具合を示す図である。
図1に示す薬液バッグ1に収容された医療剤13を患者に投与するには、まず、吊り下げ孔5に吊り下げ用フック8が引っ掛けられて、バッグ本体2が吊り下げ状態にされる。この状態では、バッグ本体2は、図2(a)に示すように、その表面12(バッグ表面)が下辺側(一方側)から上辺側(他方側)へ向かって滑らかな弧状になるように、全体的に膨らんでいる。
次いで、ノズル7が取り外される。その後、ノズル7が取り付けられていたねじに、患者に投与するための投与キット9(ねじを有するアダプタ10にチューブ11が接続されたもの)のアダプタ10が螺着される。そして、ベース部材6の封止部材(図示せず)が、バッグ本体2の外側から折り切られる。これにより、バッグ本体2内部とチューブ11とが連通状態(通液状態)になり、バッグ本体2内の医療剤13が、その自重によりチューブ11内に流出する。
そして、医療剤13の流出に伴ってバッグ本体2内の医療剤13の量が減少し(変化し)、医療剤13の流出量に応じて、図2(a)から図2(d)へと順に、全体的に膨らんでいたバッグ表面12の膨らみが上辺側から下辺側へ向かって徐々に小さくなっていく(変化していく)。バッグ本体2内の医療剤13が使い切られたとき、バッグ表面12の膨らみ具合は、ほぼ全体的に平らな状態(向かい合うフィルム同士がほぼ接触する状態)になる。
このようなバッグ表面12の膨らみ具合の変化は、バッグ表面12の要部を拡大して示す図3を用いて詳細に説明される。
すなわち、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、バッグ本体2を構成する2枚の3層フィルムの間には、医療剤13が介在される部分と介在されない部分とが生じる。そのため、バッグ表面12には、医療剤13の液面21よりもやや下方において外方へ凸湾曲する(外側へ膨らむ)外湾曲面14と、液面21よりもやや上方において内方へ凸湾曲する(内側へ凹む)内湾曲面15とが表われる。
これにより、バッグ表面12は、外湾曲面14に対する外側接線16の外接点17と、内湾曲面15に対する内側接線18の内接点19とを変曲点とする曲面形状となり、医療剤13の液面21は変曲点を繋ぐ傾斜面20に位置することとなる。
つまり、バッグ表面12は、傾斜面20と、2つの変曲点(外接点17および内接点19)を介してこの傾斜面20と上下に連続し、傾斜面20とは傾斜角度(たとえば、垂直方向に対する傾斜角度)の異なる2つの面(下側面22および上側面23)とが連続する曲面形状となる。
そして、医療剤13の流出に伴って液面21の位置が下辺側へ下がるので、それに伴って外側に膨らんだ外湾曲面14および内湾曲面15は、上辺側から下辺側へ向かって移動していき、傾斜面20が下がる。このようにして、バッグ表面12の膨らみ具合が小さくなっていく(変化していく)。
そこで、図4〜図11に示す参考例では、バッグ表面12に、バッグ本体2の柔軟性を阻害しない特定フィルムを貼着しておき、傾斜面20における特定フィルムの反射光が、下側面22および上側面23における特定フィルムの反射光と異なる態様を示すことから、特定フィルムの表示態様(反射光の態様)によって、傾斜面20に対応する位置にある医療剤13の液面21を確認できるようにしたものである。
B.特定フィルムの貼着態様および参考例の作用効果
参考例において、以上説明した構成の薬液バッグ1には、たとえば、下記に複数示す態様で特定フィルム(たとえば、ホログラムフィルム)を貼着することができる。
図4は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第1の態様を示す正面図である。
この第1の態様では、バッグ表面12における幅方向略中央部には、帯状のホログラムフィルム24が、上辺側(他方側)から下辺側(一方側)へ延びて貼着されている。
ホログラムフィルム24は、光の入射方向に応じて、予め記録された像を映し出す(再生する)フィルムであって、薬液バッグ1に貼着された状態では、医療剤13の量の変化に応じて膨らみ具合が変化するバッグ表面12の各部に、それぞれ異なった像を映し出す。
このようなホログラムフィルム24としては、たとえば、レインボーホログラム、リップマンホログラムなどが用いられ、好ましくは、リップマンホログラムが用いられる。リップマンホログラムであれば、たとえば、蛍光灯などの白色光の照射に対して、像が単色化されて映し出されるので、レインボーホログラムよりもフィルムの表示態様を確認し易い。
また、ホログラムフィルム24には、たとえば、格子状パターンが記録されている。
ホログラムフィルム24のバッグ表面12への貼着方法としては、たとえば、ホログラムフィルム24をシールとして作製して直接貼る方法、接着剤を用いて貼る方法、ヒートシールにより貼る方法などが挙げられる。なお、レインボーホログラムが貼着される場合、レインボーホログラムとバッグ表面12との間に、照射光を反射させる金属箔などを介在させた状態で、ホログラムが貼着される。
そして、第1の態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23との傾斜角度が異なり、これらの面に照射される光の入射角度が異なることから、帯状のホログラムフィルム24には、上記面毎にそれぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができるので、バッグ本体2内の医療剤13の量を知ることができる。
また、ホログラムフィルム24は、バッグ表面12に貼着されているものなので、ホログラムフィルム24により薬液バッグ1の遮光性を損なうことがない。つまり、この薬液バッグ1によれば、遮光性を損なうことなく、医療剤の量を簡単に知ることができる。
また、バッグ表面12にホログラムフィルム24を貼着するだけでよいので、この薬液バッグ1は安価に作製可能である。
また、ホログラムフィルム24が、上辺側から下辺側へ延びて貼着されているので、医療剤13の量を、ほぼ満タンの状態からほぼ空っぽの状態まで知ることができる。
さらに、ホログラムフィルム24からの光を偏光する偏光具(たとえば、偏光めがね、カメラレンズなど)を介して傾斜面20を見ることにより、傾斜面20と、下側面22および上側面23との表示態様の違いを、一層明確に確認することができる。
また、ホログラムフィルム24の表面に偏光フィルムを貼着することによっても、ホログラムフィルム24における表示態様の違いを一層明確に確認することができる。さらに、ホログラムフィルム24が層構造である場合には、その表面側に偏光性を有する偏光層を設けることによって、ホログラムフィルム24における表示態様の違いを一層明確に確認することができる。
図5は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第2の態様を示す正面図である。
この第2の態様では、バッグ表面12には、3枚の帯状のホログラムフィルム25が、下辺側から上辺側へ向かう長手方向に所定の間隔を空けて貼着されている。
ホログラムフィルム25としては、上記とホログラムフィルム24と同様のものが挙げられる。
そして、第2の態様では、医療剤13の流出に伴って下辺側へ下がる傾斜面20が一ホログラムフィルム25に達したとき、当該一ホログラムフィルム25および他のホログラムフィルム25には、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。その結果、バッグ本体2内の医療剤13の量を知ることができる。
図6は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第3の態様を示す正面図である。
この第3の態様では、バッグ表面12における幅方向一方側(図6の左右方向右側)に、液量表示26が印字されている。液量表示26は、たとえば、100ml〜400mlまで100ml刻みで配置されており、薬液バッグ1の吊り下げ状態において、医療剤13の液面21が当該位置にきたときのバッグ本体2内の医療剤13の量を示すものである。
この液量表示26の側方、つまり、第1の態様と同様、バッグ表面12の幅方向略中央部には、帯状をなすホログラムフィルム27が、上辺側(他方側)から下辺側(一方側)へ延びて貼着されている。
ホログラムフィルム27としては、上記とホログラムフィルム24と同様のものが挙げられる。
そして、第3の態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23とに照射される光の入射角度が異なることから、帯状のホログラムフィルム27には、上記面毎に、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができる。そして、この液面21の位置(傾斜面20の位置)と、液量表示26とを比較することにより、バッグ本体2内の医療剤13の量を細かく知ることができる。
図7は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第4の態様を示す正面図である。
この第4の態様では、第3の態様と同様、バッグ表面12における幅方向一方側(図7の左右方向右側)に、液量表示28が印字されている。液量表示28は、液量表示26(図7参照)と同様、たとえば、100ml〜400mlまで100ml刻みで配置されており、薬液バッグ1の吊り下げ状態において、医療剤13の液面21が当該位置にきたときのバッグ本体2内の医療剤13の量を示すものである。
バッグ表面12における、各液量表示28それぞれの側方には、各液量表示28に対応する帯状のホログラムフィルム29が貼着されている。
ホログラムフィルム29としては、上記とホログラムフィルム24と同様のものが挙げられる。
そして、第4の態様では、医療剤13の流出に伴って下辺側へ下がる傾斜面20が各ホログラムフィルム29に達したとき、当該ホログラムフィルム29および他のホログラムフィルム29には、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができる。そして、この液面21の位置(傾斜面20の位置)と、液量表示28とを比較することにより、バッグ本体2内の医療剤13の量を細かく知ることができる。
図8は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第5の態様を示す正面図である。
この第5の態様では、バッグ表面12には、幅方向一方側(右側)から他方側(左側)に跨る帯状のホログラムフィルム30が、上辺側(他方側)から下辺側(一方側)へ延びて貼着されている。
ホログラムフィルム30には、たとえば、幅方向略中央部に液量表示31が記録されている。液量表示31は、たとえば、100ml〜400mlまで100ml刻みで配置されており、薬液バッグ1の吊り下げ状態において、医療剤13の液面21が当該位置にきたときのバッグ本体2内の医療剤13の量を示すものである。
そして、第5の態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23とに照射される光の入射角度が異なることから、傾斜面20が帯状のホログラムフィルム30における各液量表示31に達したとき、当該液量表示31が映し出される。
そのため、映し出される液量表示31を目視することにより、バッグ本体2内の医療剤13の量を細かく知ることができる。
図9は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第6の態様を示す正面図である。
この第6の態様では、バッグ表面12には、4枚の帯状のホログラムフィルム32が、下辺側から上辺側へ向かう長手方向に所定の間隔を空けて貼着されている。
ホログラムフィルム32には、下辺側から順にそれぞれ100ml、200ml、300mlおよび400mlの液量表示33が記録されている。
そして、第6の態様では、医療剤13の流出に伴って下辺側へ下がる傾斜面20が各ホログラムフィルム32に達したとき、当該ホログラムフィルム32に記録された液量表示33が映し出される。
そのため、映し出される液量表示33を目視することにより、バッグ本体2内の医療剤13の量を細かく知ることができる。
図10は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第7の態様を示す正面図である。
この第7の態様では、バッグ表面12における幅方向略中央部には、長手方向中央部が幅広な帯状のホログラムフィルム34が、上辺側(他方側)から下辺側(一方側)へ延びて貼着されている。
ホログラムフィルム34としては、上記とホログラムフィルム24と同様のものが挙げられる。
そして、第7の態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23とに照射される光の入射角度が異なることから、帯状のホログラムフィルム34には、上記各面毎に、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができるので、それによってバッグ本体2内の医療剤13の量を知ることができる。
また、ホログラムフィルム34の長手方向中央部が幅広であるため、傾斜面20の位置を確認し易い。そのため、医療剤13の減り具合を簡単に知ることができる。
図11は、参考例に係るホログラムフィルムが貼着された薬液バッグの第8の態様を示す正面図である。
この第8の態様では、バッグ表面12における幅方向略中央部には、長手方向中央部が括れた帯状のホログラムフィルム35が、上辺側(他方側)から下辺側(一方側)へ延びて貼着されている。
ホログラムフィルム35としては、上記とホログラムフィルム24と同様のものが挙げられる。
そして、第8の態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23とに照射される光の入射角度が異なることから、帯状のホログラムフィルム34には、上記各面毎に、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができるので、それによってバッグ本体2内の医療剤13の量を知ることができる。
図12は、本発明の一実施形態に係るホログラム層を備えた薬液バッグの一態様を示す正面図である。
この一態様では、バッグ本体2は、遮光性および柔軟性を有する多層フィルムからなり、たとえば、外層と、中間層と、内層と、さらに中間層と外層との間に介在されたホログラム層36とが積層されてなる多層フィルムからなる。この実施形態において、外層および内層としては、前述の透明性および熱溶着性を有する汎用樹脂からなるフィルムが用いられる。また、中間層としては、たとえば、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルムを必ず含み、上記汎用樹脂に顔料(アゾ縮合系顔料などの有機顔料や、酸化鉄などの無機顔料)を含有した着色フィルム、上記汎用樹脂フィルムに着色塗装(印刷)を施したフィルムなどを含んでもよいフィルムが挙げられる。
ホログラム層36としては、たとえば、上記ホログラムフィルム24と同様のホログラムフィルムなどを適用することができる。
したがって、この薬液バッグ1のバッグ表面12(外層の表面)の全域には、その表面形状に応じて表示態様が変化するホログラムフィルムの領域が表われることとなる。
そして、この一態様では、薬液バッグ1の吊り下げ使用時、傾斜面20と、下側面22および上側面23とに照射される光の入射角度が異なることから、ホログラム層36には、上記各面毎に、それぞれ異なった像が映し出される。
そのため、各面に映し出される像を透明な外層を通して目視することにより、それらの像の相違を確認でき、傾斜面20の位置を確認することができる。この傾斜面20の位置により、傾斜面20に対応する液面21の位置を知ることができるので、それによってバッグ本体2内の医療剤13の量を知ることができる。
以上、本発明の実施形態および参考例について説明したが、本発明および参考例はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、参考例では、バッグ表面12の膨らみ具合などによって変化するバッグ表面12の形状に応じて、表示態様が変化する特定フィルムをホログラムフィルムに代えて、バッグ表面12に貼着することができる。
また、ホログラムフィルムおよびホログラム層は、バッグ表面12の一方側の面だけに設けられてもよいし、両方の面に設けられていてもよい。
また、本発明は、医療剤を収容する薬液バッグに限らず、栄養剤などの食品を収容する輸液バッグなど、遮光保存の必要な液剤を収容する液剤用バッグとして好適に用いられる。
また、ホログラム層が表れる領域は、バッグ表面12全域である必要はなく、たとえば、図4〜図11に示される、ホログラムフィルムが貼着される領域であってもよい。
また、薬液バッグ1は、医療剤13の含有成分を、使用時まで個別に収容可能な複室バッグであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 薬液バッグ(液剤用バッグ)
2 バッグ本体
4 周縁部
12 バッグ表面
13 医療剤
14 外湾曲面
15 内湾曲面
16 外側接線
17 外接点
18 内側接線
19 内接点
21 液面(液剤上面)
24 ホログラムフィルム
25 ホログラムフィルム
27 ホログラムフィルム
29 ホログラムフィルム
30 ホログラムフィルム
32 ホログラムフィルム
34 ホログラムフィルム
35 ホログラムフィルム
36 ホログラム層

Claims (6)

  1. 透明性および熱溶着性を有する外層と、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルムからなる中間層と、内層と、前記外層と前記中間層との間に介在されたホログラムフィルムとを含む遮光性および柔軟性を有する多層フィルムからなり、流動性のある液剤を収容する液剤用バッグであって、
    前記外層によって形成される前記液剤用バッグの表面または前記ホログラムフィルムにおける前記外層との接触面に、液剤の量の指標となる液量表示が設けられており、
    前記液剤用バッグは、液剤を自重により注出する吊り下げ使用可能な液剤用バッグであり、
    前記液剤用バッグの表面は、前記液剤用バッグの吊り下げ状態において、液剤が自重で下方へ移動することにより、液剤上面よりも下方において外方へ凸湾曲する外湾曲面の頂部よりも下方の下側面と、液剤上面よりも上方において内方へ凸湾曲する内湾曲面の頂部よりも上方の上側面と、前記外湾曲面および前記内湾曲面それぞれを介して前記下側面および前記上側面と連続し、液剤の液面が位置する傾斜面とが表われるように変形し、
    前記液剤用バッグの吊り下げ状態において前記ホログラムフィルムには、前記下側面、前記傾斜面および前記上側面の傾斜角度の相違によって、面毎にそれぞれ異なった像が映し出されることを特徴とする、液剤用バッグ。
  2. 前記内層も透明性および熱溶着性を有することを特徴とする、請求項1に記載の液剤用バッグ。
  3. 前記外層および/または前記内層は、ポリオレフィン系樹脂、ポリ環状オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニル系重合体樹脂またはポリアミド系樹脂からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の液剤用バッグ。
  4. 前記ホログラムフィルムは、前記液剤用バッグの表面の全域に表れる形状で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の液剤用バッグ。
  5. 前記ホログラムフィルムは、前記液剤用バッグの表面の幅方向略中央部において、上辺側から下辺側へ延びる領域に選択的に表れる形状で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の液剤用バッグ。
  6. 前記液剤が、薬剤または食品であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の液剤用バッグ。
JP2013254414A 2013-12-09 2013-12-09 液剤用バッグ Active JP5590634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013254414A JP5590634B2 (ja) 2013-12-09 2013-12-09 液剤用バッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013254414A JP5590634B2 (ja) 2013-12-09 2013-12-09 液剤用バッグ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008223890A Division JP5590591B2 (ja) 2008-09-01 2008-09-01 液剤用バッグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014076861A JP2014076861A (ja) 2014-05-01
JP5590634B2 true JP5590634B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=50782519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013254414A Active JP5590634B2 (ja) 2013-12-09 2013-12-09 液剤用バッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5590634B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6630626B2 (ja) * 2016-04-28 2020-01-15 株式会社ダイゾー パウチを備えた吐出容器及び吐出製品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660567A (en) * 1979-10-19 1981-05-25 Terumo Corp Vessel with division
JPS5830058B2 (ja) * 1980-09-26 1983-06-27 テルモ株式会社 目盛付き容器
JPS6330432Y2 (ja) * 1981-03-31 1988-08-15
JPH03231841A (ja) * 1989-08-09 1991-10-15 Dainippon Printing Co Ltd ホログラム形成包装体
JP2005170553A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 I & L Yamada:Kk ゴミ袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014076861A (ja) 2014-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009081671A1 (ja) 医療用容器及び医療用容器セット
JP5590591B2 (ja) 液剤用バッグ
WO2004043327A1 (ja) 複室容器
KR20130028965A (ko) 의료용 연질 용기 및 이것을 이용한 영양 공급 시스템
JP5751825B2 (ja) 薬剤充填済み容器体を収容した包装体
JP2003327263A (ja) 流動食用包装袋
JP5590634B2 (ja) 液剤用バッグ
JP2006082847A (ja) 注出口付きパウチ
JP2007302328A (ja) 積層体およびそれを用いた包装袋
US20070123836A1 (en) Medical container and its using method
JP2016179825A (ja) パウチ容器
JP4686297B2 (ja) 複数の収納部と複数の注出具を有する包装用袋
JP7206594B2 (ja) 複室容器用保護フィルム、複室容器、および、複室容器の製造方法
JP6377451B2 (ja) パウチ容器
JP4179218B2 (ja) 医療用容器
JP2003002341A (ja) 飲み口用部材付き袋
JP2007130358A (ja) 医療用複室容器
JP2009040479A (ja) パウチ容器
JP4678187B2 (ja) 複室容器
KR101255101B1 (ko) 링거백용 보호커버
JP2003126217A (ja) 流動食充填容器
CA3044015A1 (en) Medical bag with two compartments and including a tab
JP2007253961A (ja) 注出口付き包装用袋
JP2017056091A (ja) 液状栄養剤用バッグ
JP2013001419A (ja) 薬液用包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5590634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250