JP7205859B2 - 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents

信号制御装置、システム、方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7205859B2
JP7205859B2 JP2018127671A JP2018127671A JP7205859B2 JP 7205859 B2 JP7205859 B2 JP 7205859B2 JP 2018127671 A JP2018127671 A JP 2018127671A JP 2018127671 A JP2018127671 A JP 2018127671A JP 7205859 B2 JP7205859 B2 JP 7205859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intersection
signal control
vehicle
traveling direction
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018127671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020009005A (ja
Inventor
晃 松本
友貴 馬場
鵬 邵
哲也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2018127671A priority Critical patent/JP7205859B2/ja
Publication of JP2020009005A publication Critical patent/JP2020009005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7205859B2 publication Critical patent/JP7205859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、信号制御装置、システム、方法、及びプログラムに関する。
近年、人工知能技術の台頭、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)、深層学習などによって、自動運転車が実用化されつつある。自動運転車は、自律的に運転者の判断なしで動作することが求められる。そのために、例えば、通信手段を用いてネットワークに接続して車両を走らせる道路側の情報を得ることや、自動運転車の情報を送るなど、車両を走らせるインフラ側や他の車両と情報をやりとりすることが考えられる。
しかしながら、情報の通信方式は、各メーカ間を超えて世界中で統一する必要があるため、その利用は限定的であり、すぐには実現できない。また、通信が切断されても自律的に自動運転されることが求められるため、通信手段に頼らない、通信手段に依存しない(通信手段がなくても動作する)自動運転車が求められる。
今後、自動運転車、手動運転車、人(自転車、バイク)などが混在する社会になるが、人、手動運転車、自動運転車などが交わる交差点において、手動運転車及び自動運転車が、自身の判断によって交差点に進入、あるいは、右左折する場合に、問題になる場面がある。
例えば、交差点での問題に係るケース1を、図16に示す。図において矢印のついた四角は車両とその車両の向き(進行方向)を示す。ここで、説明のため、信号機を進行方向用と、信号逆向き(対向)用の2つだけ示しているが、信号の数を特に限定するものではない。
ケース1では、渋滞により進行方向前方の交差点手前まで車両が存在するのに対して、さらに交差点内に進入してしまい、対向右折車両の進行を妨げる場合があり、その後、時間が経過して、進行方向の信号が赤、かつ、横方向の信号が青になった場合に、横方向の往来を妨げる場合がある。ケース1については、自動運転車の場合、自動運転車が保有するセンサによって、前方の交差点手前での車両の存在を検出すれば解決できる場合がある。
しかしながら、図17に示すケース2のように前方に停止車両が存在する場合、自動運転車は、前方の停止車両の存在を検出しているがゆえに、いつまでたっても進めない場合がある。
図18に示すケース3のように、渋滞時の右折時の交差点において、手動運転車の場合、手動運転車が右折する先の道路上に車両が存在するのに対して、右折してしまい、対向直進車両の進行を妨げる場合がある。ケース3については、自動運転車の場合、図16に示したケース1の場合と同様に、自動運転車が保有するセンサによって、右折した先の車両の存在を検出すれば解決できる場合がある。
しかしながら、図19に示すケース4では、自動運転車が曲がった先の車両の存在を検出しているがゆえに、いつまでたっても進めない場合がある。
図20に示すケース5では、自動運転車が横断歩道に差し掛かる人の動きを検出できず横断歩道近くまで進んでしまったが、近くに来た際に、横断しようとする人を検出して停止してしまい、対向直進車両の進行を妨げてしまう場合がある。手動運転車の場合は、横断歩道を渡ろうとしている人が車両を認識しているかをアイコンタクトで確認して、人が横断歩道に差し掛かるかどうかを判断可能な場合があるが、自動運転車では横断歩道を渡ろうとする人の意図が車両に伝わらないために、特にこの事象が発生する。
図21に示すケース6のように、「右折時」の交差点における車両の場合では、手動運転車及び自動運転車が右折しようとした際に、対向右折車両の死角にある対向直進車両と衝突してしまう場合がある。ケース6については、右折車両だけが進むことができる時間を設けた「右折分離型」信号とすれば解決することが可能であるが、「右折分離型」の場合は、右折車両がいない場合、その設けた時間が無駄になるという問題がある。
また、図22に示すケース7のように、いわゆる「サンキュー事故」の場合では、手動運転車及び自動運転車が右折する場合に、対向直進車両が停止したので右折したところ、手動運転車及び自動運転車のセンサからは見ることができない、対向車両の間を抜けてきた対向自転車や対向バイクと衝突してしまう場合がある。
なお、これらのケース1~7については、車線数、右左折専用レーンの有無などに特に依存しないで起こる問題である。かかる自動運転車と手動運転車と人が混在することによって発生する問題を考慮した信号制御を行う、以下のような方法がある。
例えば、特許文献1には、自動運転車と手動運転車とで通行を許可する時間(第一期間と第二期間)を設定する方法が開示されている。また、特許文献2には、信号機付近で撮像された撮像画像データに基づいて解析対象(車両、人物)の移動速度を算出し、移動速度に基づいて衝突可能性を算出し、衝突の可能性に基づいて信号を制御する方法が開示されている。さらに、特許文献3には、車両の情報に基づいて車両が交差点への流入路を走行しているか否かを判定し、交差点から流出路へ車両が進入することのできない状態を示す先詰まりが発生しているか否かを判定し、それらの判定結果に基づいて、交差点の流入路信号機の青信号の灯色時間を変更する方法が記載されている。
国際公開第2017/212821号 国際公開第2012/018109号 特開2015-166974号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、自動運転車を停止させる一方で手動運転車の通行を許可させる第一期間と、自動運転車に通行を許可する一方で手動運転車を停止させる第二期間とを設けるためには、複数の走行レーンを用いたり、新たに停止ゾーンを作成したりするなど物理的に車両を分ける必要があり、実現が困難である。
また、特許文献2に記載の方法では、速度変化(加速度、減速度)を見ていないため、解析対象が動き続けようとしているのか、加速又は減速しているのかを判断することができず、信号の制御として十分でなく、上記図16~図22に示すケース1~7で発生する問題を解決できない。特許文献3に記載の方法でも、速度変化を見ていないため、同様なことがいえる。
本発明の主な課題は、自動運転車、手動運転車、人などが混在する環境においても、スムーズな交通制御を実現することに貢献することができる信号制御装置、システム、方法、及びプログラムを提供することである。
第1の視点に係る信号制御装置は、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した情報を記憶する記憶部と、取得した前記情報に基づいて信号機を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う第1処理と、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、前記信号機を制御する第2処理と、を行う。
前記第1の視点の変形として、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した情報を記憶する記憶部と、取得した前記情報に基づいて信号機を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う第1処理と、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、前記信号機を制御する第2処理と、を行い、前記第1処理では、前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に他の物体があるか否かを判定する処理と、前記交差点の前記流出部に前記他の物体があるときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定する処理と、を行い、前記第2処理では、前記他の物体に前記所定の変化がないときに、前記交差点の前記流出部への進入に対して停止するように、前記信号機を制御し、前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記所定の制御状態を継続し、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉の有無、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み、である。
第2の視点に係る信号制御システムは、交差点乃至その周辺に設置された複数の信号機と、前記交差点乃至その周辺の情報を取得する複数の情報取得装置と、前記第1の視点に係る信号制御装置と、を備える。
第3の視点に係る信号制御方法は、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行うステップと、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、前記信号機を制御するステップと、を含む。
前記第3の視点の変形として、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行うステップと、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、信号機を制御するステップと、を含み、前記所定の判定を行うステップでは、前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出するステップと、前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に他の物体があるか否かを判定するステップと、前記交差点の前記流出部に前記他の物体があるときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定するステップと、を含み、前記信号機を制御するステップでは、前記他の物体に前記所定の変化がないときに、前記交差点の前記流出部への進入に対して停止するように、前記信号機を制御し、前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記所定の制御状態を継続し、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉の有無、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み、である。
第4の視点に係るプログラムは、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う処理と、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、前記信号機を制御する処理と、を実行させる。
前記第4の視点の変形として、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う処理と、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、信号機を制御する処理と、を実行させ、前記所定の判定を行う処理では、前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に他の物体があるか否かを判定する処理と、前記交差点の前記流出部に前記他の物体があるときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定する処理と、を含み、前記信号機を制御する処理では、前記他の物体に前記所定の変化がないときに、前記交差点の前記流出部への進入に対して停止するように、前記信号機を制御し、前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記所定の制御状態を継続し、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉の有無、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み、である。
前記第1~第4の視点によれば、自動運転車、手動運転車、人などが混在する環境においても、スムーズな交通制御を実現することに貢献することができる。
実施形態1に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号機の構成を示した模式図であり、(A)は三色式灯器、(B)は三色矢印式灯器である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける構成部の配置の一例を模式的に示したイメージ図である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース1、2に対する動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号機の直進方向での交差点の進入に対して停止させる場合のパターンの表示を模式的に示したイメージ図である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号機の右折方向の交差点の進入に対して停止させる場合のパターンの表示を模式的に示したイメージ図である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号機の右左折両方向の交差点の進入に対して停止させる場合のパターンの表示を模式的に示したイメージ図である。 実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース6、7に対する動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態2に係る信号制御システムにおける構成部の配置の一例を模式的に示したイメージ図である。 実施形態2に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース5に対する動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態3に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態3に係る信号制御システムが使用される場面の一例を示したイメージ図である。 実施形態4に係る信号制御システムにおける信号制御装置の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態5に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース2、4に対する動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態6に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 交差点での問題に係るケース1を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース2を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース3を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース4を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース5を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース6を模式的に示したイメージ図である。 交差点での問題に係るケース7を模式的に示したイメージ図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。さらに、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。
[実施形態1]
実施形態1に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。図2は、実施形態1に係る信号制御システムにおける信号機の構成を示した模式図であり、(A)は三色式灯器、(B)は三色矢印式灯器である。図3は、実施形態1に係る信号制御システムにおける構成部の配置の一例を模式的に示したイメージ図である。
信号制御システム1は、交差点乃至その周辺の状況に応じて信号機30A~30Mを制御するシステムである(図1参照)。信号制御システム1は、主な構成部として、信号制御装置10と、情報取得装置20A~20Nと、信号機30A~30Mと、を備える。
信号制御装置10は、交差点乃至その周辺の状況を監視する情報取得装置20A~20Nで取得した情報に基づいて、信号機30A~30Mを制御する装置である(図1参照)。信号制御装置10には、例えば、コンピュータを用いることができる。信号制御装置10は、図3のように交差点付近に設置することができるが、通信ネットワーク(図示せず)を経由してクラウド上に設置するなど、物理的な配置は限定されない。信号制御装置10は、主な構成部として、制御部11と、記憶部14と、を備える。
制御部11は、情報取得装置20A~20Nから取得した情報に基づいて信号機を制御する機能部である(図1参照)。制御部11は、ソフトウェアを実行することにより所定の情報処理を行う。制御部11は、ソフトウェアを実行することにより、検出部12と、信号制御部13と、を実現する。
検出部12は、情報取得装置20A~20Nから取得した情報(画像情報、音声情報など)に基づいて、物体(車両、人など)に関する所定の情報を検出する機能部である(図1参照)。検出部12は、情報取得装置20から取得した単数又は複数の情報に基づいて、物体(車両、人など)、車種を検出する。
例えば、検出部12は、道路上に存在する物体を検出する場合、物体が存在する画像と物体が存在しない画像との差分をとるなど、その検出方法は限定しない。また、検出部12は、車種を検出する場合、緊急車両自体の色や赤色の警光灯など外見的特徴や、サイレンの音などを利用することによって、検出することができる。
検出部12は、検出された情報を記憶部14に記憶させる。検出部12は、物体が移動して検出範囲から出るなどして検出されなくなった場合、記憶部14に記憶された対応する情報を削除することができる。検出部12は、記憶部14に記憶された情報を適宜読み出して、算出、検出、判定に用いることができる。
検出部12は、情報取得装置20から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化(移動方向、速度、速度変化、加速度、物体の長さ、物体の列の長さ、スペースの長さ、進行方向など)を算出又は検出する。
例えば、検出部12は、物体の移動方向、速度、物体の長さ、物体の列の長さ、スペースの長さを算出する場合、機械学習、背景差分法などの既存技術を用いることによって、算出することができる。また、検出部12は、加速度を算出する場合、速度を積分したり、撮影された画像の時間間隔と速度の変化を用いることによって、算出することができる。
信号制御部13は、検出部12で処理(検出、算出、判定)された所定の情報に基づいて信号機30A~30Mを制御(表示内容または信号機を変化させるタイミングを制御)する機能部である(図1参照)。信号制御部13は、検出部12で処理された所定の情報を用いて、物体(車両、人など)が先へ進んでよいか否かが分かるように、信号機30A~30Mを制御する。信号制御部13の詳細な動作については、後述する。
記憶部14は、各種データ、プログラム、ファイル等の情報を記憶する機能部である(図1参照)。記憶部14として、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置を用いることができる。記憶部14は、検出部12で検出された所定の情報(物体(車両、人など)、車種、物体の列の長さ、物体の時間的変化(移動方向、速度、速度変化、加速度など))を記憶することができる。
情報取得装置20A~20Nは、物体(車両、人など)の存在を検出するために使われる情報(例えば、画像情報、音声情報等)を取得する装置である(図1参照)。情報取得装置20には、例えば、カメラ、マイク、センサなどを用いることができる。情報取得装置20は、信号制御装置10と通信可能に接続されている。情報取得装置20A~20Nは、信号機30A~30Mが設置された交差点の周辺に設置され、交差点乃至その周辺の情報を取得する。情報取得装置20A~20Nは、複数あるが、その数量は特に限定されない。情報取得装置20A~20Nのそれぞれは、交差点乃至その周辺の所定のエリアを監視する。
例えば、図3の例では、情報取得装置20Aが図3の点線で囲まれたエリアA1、B1、C1を監視し、情報取得装置20Bが図3の点線で囲まれたエリアA2、B2、C2を監視し、情報取得装置20Cが図3の点線で囲まれたエリアA3、B3、C3を監視し、情報取得装置20Dが図3の点線で囲まれたエリアA4、B4、C4を監視し、情報取得装置20Eが図3の点線で囲まれたエリアEを監視する。なお、太字点線で囲まれたエリアA1~A4は、交差点の流出部手前部(流出部奥部と比べて交差点に近い側の流出部;停止線40、車道中央線41、車道外側線42、交差点で囲まれた部分)である。太字点線で囲まれたエリアB1~B4は、交差点の流出部奥部(流出部手前部と比べて交差点から遠い側の流出部;交差点から遠い側の停止線40、車道中央線41、車道外側線42で囲まれた部分)である。太字点線で囲まれたエリアC1~C4は、交差点の流入部(交差点、車道中央線41、車道外側線42で囲まれた部分)である。太字点線で囲まれたエリアEは、交差点である。また、図3において、網掛けで表示した領域の横断歩道44は、各停止線40とエリアEとの間において各エリアA(A1、A2、A3、A4)、C(C1、C2、C3、C4)に横切るように配されている。
信号機30A~30Mは、交通の安全の確保や交通の流れを円滑にするために、進行許可、停止指示などを示す装置である(図1参照)。信号機30A~30Mは、信号制御装置10と通信可能に接続されている。信号機30A~30Mは、車両用の信号機の場合、日本では、道路交通法施行令第2条にて定められているように、進行禁止を示す赤色、停止線を越えて進行してはならない黄色、進行許可を示す緑色(日本の法令上は青色と表現される)の灯器からなり、例えば、図2(A)に示すような赤、黄、青の三色式灯器だけからなるものや、図2(B)に示すような赤、黄、青に加え矢印を備える三色矢印式灯器も用いることができる。信号機30A~30Mは、車両や歩行者が交差する交差点の所定の位置に設置されている。なお、信号機30A~30Mには、音響式信号機を含めることができる。
なお、図3では配線を省略しているが、情報取得装置20A~20Eと信号制御装置10は通信可能に接続されているものとする。また、信号機30A~30Dも同様に信号制御装置10と通信可能に接続されているものとする。情報取得装置20A~20Dは、車両がエリアE(交差点)または横断歩道に入ることができるかどうか、すなわちエリアA(A1、A2、A3、A4)にはみ出さないかを判断可能なエリアB(B1、B2、B3、B4)の画像と、次に交差点に進入する車両のおよその長さを判断可能なエリアC(C1、C2、C3、C4)の画像を取得できるように設置するものとする。さらに、情報取得装置20Eは、交差点内のエリアEの画像を取得できるように設置するものとする。
次に、実施形態1に係る信号制御システムの動作について説明する。
まず、実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置の図16、図17のケース1、2に対する動作について図面を用いて説明する。図4は、実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース1、2に対する動作を模式的に示したフローチャートである。なお、信号制御システムにおける構成部については図1を参照されたい。また、ケース1、2については図16、図17を参照されたい。さらに、エリアA1~A4、B1~B4、C1~C4、Eについては、図3を参照されたい。
ここで、信号制御装置10は、一般的に用いられている従来の信号制御のしくみに従い、図3における上下方向の交通と、左右方向を一定周期で交互に流すような制御を行うものとする。周期については、既存技術のように、場所や時間帯、曜日によって変えることや、交通管制センターのコンピュータで計算された結果変えること、を行ってもよく、特に限定されない。以下、同様である。
まず、信号制御装置10の検出部12は、情報取得装置20A~20Eから定期的に画像情報を取得し、取得した画像情報に基づいて、エリアB(B1~B4)、A(A1~A4)、Eに物体(車両)が存在するか否かを判定する(ステップA1)。エリアB、A、Eに物体が存在しない場合(ステップA1のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
ここで、エリアB、A、Eに物体が存在するか否かの判定は、取得時間が異なる複数の画像情報を利用するなどして、行ってもよい。
エリアB、A、Eに物体が存在する場合(ステップA1のYES)、信号制御装置10の検出部12は、取得した画像情報に基づいて、エリアC(C1~C4)に物体(車両)が存在するか否かを判定する(ステップA2)。エリアCに物体が存在しない場合(ステップA2のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアCに物体が存在する場合(ステップA2のYES)、信号制御装置10の検出部12は、画像情報に基づいて、エリアCの物体の進行方向を検出する(ステップA3)。
ここで、エリアCの物体の進行方向の検出は、例えば、取得時間が異なる複数の画像情報に基づいて、車両のウィンカの点滅の有無や方向を検出したり、車両の移動方向の変化を検出するなどによって、エリアCの物体の進行方向を検出するようにしてもよい。
次に、信号制御装置10の検出部12は、取得時間が異なる複数の画像情報に基づいて、ステップA3で検出したエリアCの物体の進行方向に対応するエリアB、A、Eの物体の移動方向、速度、加速度を算出する(ステップA4)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、ステップA4で算出したエリアB、A、Eの物体の移動方向、速度、加速度に基づいて、エリアCの物体の進行方向に対するエリアBの空きスペースの長さXを算出する(ステップA5)。
ここで、長さXの算出について、例えば、図3のエリアA1、B1に車両の列が存在し、その最後尾の車両の速度が0、かつ、加速度に変化がない場合は、その最後尾からエリアA1の先端までの距離を、エリアC2の車両の進行方向に対するエリアB1の空きスペースの長さXとすることができる。図3のエリアB1、A1、Eに車両が存在し、かつ、その車両の速度が0でない場合、進行方向に向かって最後尾の車両の速度と加速度をもとに停止する/しないの判断と、停止する距離を算出すれば、エリアB1の空きスペースを算出することができる。
次に、信号制御装置10の検出部12は、取得した画像情報に基づいて、エリアCの物体の長さYを算出する(ステップA6)。
長さYの算出について、例えば、車両の長さを算出する場合、複数車線の道路においては、トラックと軽自動車など、次に交差点に進入する物体の長さが車線ごとに大きく異なることが考えられるが、長い車両の長さに合わせればよい。もしくは、車両がトラックやバスなど、大型車であることがわかる場合、これらの種類の車両は普通乗用車免許とは異なる免許が必要であり、長さを意識する運転技量が求められるため、短い普通乗用車の長さに合わせてもよい。
次に、信号制御装置10の検出部12は、進行方向の信号を青にする前に、次に交差点に進入しようとする物体が、エリアBに入れるかどうかを判断するために、ステップA5で算出した空きスペースの長さXが、ステップA6で算出したエリアCの物体の長さYより大きいか否かを判定する(ステップA7)。XがY以下である場合(ステップA7のNO)、ステップA9に進む。
XがYより大きい場合(ステップA7のYES)、信号制御装置10の信号制御部13は、エリアCの物体の進行方向への進入を許可するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップA8)、その後、終了する。
XがY以下である場合(ステップA7のNO)、信号制御装置10の信号制御部13は、エリアCの物体の進行方向への進入に対して停止するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップA9)、その後、終了する。
例えば、図3のエリアC2の車両を、直進方向での交差点の進入に対して停止させる場合、ステップA9では、信号機30Aに図5に示すようなパターンを表示させることができる。また、パターンを表示するにあたり、その前後に黄色を含むパターンを表示したり、パターンを変更するタイミングを変更したりしてもよい。このようにすることで、図16、図17に示すようなケース1、2において、対向右折車両の進行、横断方向の車線の車両の往来、及び、横断歩道上の人の往来を妨げる車両に対して、自動運転車も手動運転車も共通で交差点への進入を抑制することができる。
また、図18、図19に示すケース3、4についても、図4のフローチャートに従って、対応する信号機30A~30Dを制御することで対応可能である。
図16、図17のケース1、2では、エリアB、Aに係る検出エリアがそれぞれ、進行方向の車線のエリアB、A(図3ではエリアB1、A1)であるが、右折の場合は進行右折方向のエリアB、A(図3ではエリアB3、A3)、左折の場合は進行左折方向のエリアB、A(図3ではエリアB4、A4)となるだけで、同様の制御を行うことができる。
その結果、例えば、右折方向の交差点の進入に対して停止させる場合、図6に示すように直進及び左折方向のみの進入を許可するパターンを表示するように、ステップA9において信号機30Aを制御する。また、例えば、右左折両方向の交差点の進入に対して停止させる場合は、例えば、図7に示すように直進方向のみの進入を許可するパターンを表示するように、ステップA9において信号機30Aを制御する。その他の場合についても、同様である。
このようにすることで、図18、図19に示すようなケース3、4において、対向直進車両の進行、右左折先の横断歩道上の人の往来を妨げる車両に対して、自動運転車も手動運転車も共通で交差点への進入を抑制することができる。
次に、実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置の図21、図22のケース6、7に対する動作について図面を用いて説明する。図8は、実施形態1に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース6、7に対する動作を模式的に示したフローチャートである。なお、信号制御システムにおける構成部については図1を参照されたい。また、ケース6、7については図21、図22を参照されたい。さらに、エリアA1~A4、B1~B4、C1~C4、Eについては、図3を参照されたい。
まず、信号制御装置10内の検出部12は、情報取得装置20A~20Eから定期的に画像情報を取得し、取得した画像情報に基づいて、エリアC(C1~C4)、Eに物体(車両)が存在するか否かを判定する(ステップB1)。エリアC、Eに物体が存在しない場合(ステップB1のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアC、Eに物体が存在する場合(ステップB1のYES)、信号制御装置10の検出部12は、画像情報に基づいて、エリアC、Eの物体の進行方向を検出する(ステップB2)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、エリアC、Eの物体の進行方向が右折方向であるか否かを判定する(ステップB3)。エリアC、Eの物体の進行方向が直進方向又は左折方向である場合(ステップB3のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアC、Eの物体の進行方向が右折方向である場合(ステップB3のYES)、信号制御装置10の検出部12は、エリアC(例えば、図3のエリアC2)、Eの物体の対向直線方向のエリアC(例えば、図3のエリアC1)に物体が存在するか否かを判定する(ステップB4)。エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCに物体が存在しない場合(ステップB4のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCに物体が存在する場合(ステップB4のYES)、信号制御装置10の検出部12は、取得時間が異なる複数の画像情報に基づいて、エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCの物体の移動方向、速度、加速度を算出する(ステップB5)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、ステップB5で算出したエリアCの物体の移動方向、速度、加速度に基づいて、エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCの物体がエリアEに進入しようとしているかどうかを判定する(ステップB6)。エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCの物体がエリアEに進入しようとしている場合(ステップB6のYES)、ステップB8に進む。
エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCの物体がエリアEに進入しようとしていない場合(ステップB6のNO)、信号制御装置10の検出部12は、エリアC、Eの物体の進行方向(ここでは右折方向)への進入を許可するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップB7)、その後、終了する。
エリアC、Eの物体の対向直線方向のエリアCの物体がエリアEに進入しようとしている場合(ステップB6のYES)、信号制御装置10の検出部12は、エリアC、Eの物体の進行方向(ここでは右折方向)への進入に対して停止するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップB8)、その後、終了する。
例えば、図3のエリアC2の車両を、右折方向の進入に対して停止させる場合、ステップB8では、信号機30Aを図6に示すようなパターンに表示することができる。
このようにすることで、図21、図22に示すようなケース6、7において、対向直進車両の影から交差点に近づいてくる物体に対して、自動運転車も手動運転車も共通で右折車両と対向直進車両との衝突発生を抑制することができる。
なお、図4と図8のフローチャートの処理は、タイミング制御などの通常の信号制御、及び、青に制御する期間において、いずれか一方でも、両方でも使用できるものであり、その使用の有無は特に限定しない。
さらに、信号制御に適用する際に、検出部12で算出したエリアCの車両の列の長さを等しくするように、青にする期間を制御するようにすると、各交叉点に進入する車両の列の長さが均等になり、ひいてはスムーズな交通制御を行うことができる。
また、図16~図22のケース1~7と、図4、図8で示す制御は、一つの方向についてのみ実施した例に基づいて説明しているが、1方向に限定するものではなく、交差点におけるどの方向についての信号にも適用できることは明らかである。
実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
第1の効果は、自動運転車に対する特別な通信手段を新たに設けなくても自動運転車を制御でき、自動運転車、手動運転車、人に対して共通的な制御を行い、スムーズな流れ制御が実現できる点である。その理由は、すでにある信号機を用いることで、自動運転車が備えている信号機状態取得部を使え、また人や手動運転車を制御できるからである。
第2の効果は、「渋滞中」の交差点において、交差点内に進入してしまい、人や車両の往来を妨げる状況(図16、図17のケース1、2)を回避できる点である。その理由は、渋滞中の状況を車列と個々の車両の加速度をみて判断し、交差点内に進入してよいか悪いかを示すように信号機を変更することで、車両が信号機を見て判断できるからである。
第3の効果は、「渋滞時の右左折時」の交差点において、車両が曲がる先に車両がいた場合に交差点内に進入してしまう状況(図18、図19のケース3、4)を回避できる点である。その理由は、車両が曲がる先の状況を車列と個々の車両の加速度ならびに横断歩道の状況をみて判断し、右折してよいかを示すように信号機を変更することで、車両が信号機を見て判断できるからである。
第4の効果は、「右折時」の交差点において、車両が曲がろうとした際に対向右折車両の死角となる直進車両と衝突してしまう状況(図21のケース6)を回避できる点である。その理由は、対向直進車両の加速度を見て対向直進車両が減速して止まろうとしているのか、速度を維持しているのか、加速しているのかを判断して、右折してよいのかどうかを示すように信号機の表示を変更することで、車両の運転手が信号機を見て判断できるからである。
第5の効果は、交差点において、手動運転車及び自動運転車が右折する場合に、対向直進車両が停止したので右折したところ、車両の間を抜けてきた自転車やバイクと衝突してしまう状況(図22のケース7)を回避できる点である。その理由は、対向する自転車やバイクも、信号機を見ることで、その先の渋滞中の状況を判断できるからである。また、対向直進する自転車やバイクの加速度を見て対向直進車が減速して止まろうとしているのか、速度を維持しているのか、加速しているのかを判断して、右折してよいのかどうかを示すように信号機を変更することで、車両が信号機を見て判断できるからである。
[実施形態2]
実施形態2に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図9は、実施形態2に係る信号制御システムにおける構成部の配置の一例を模式的に示したイメージ図である。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、対応するエリアA、B、C、Eに加えて歩道のエリアDの画像情報を取得できるように情報取得装置20A~20Eを設置したものである。図9の構成部の配置は、実施形態1の一例として示した図3の構成部の配置とほぼ同じであるが、詳細には、情報取得装置20Aが図9の点線で囲まれたエリアA1、B1、C1、D1を監視し、情報取得装置20Bが図9の点線で囲まれたエリアA2、B2、C2、D2を監視し、情報取得装置20Cが図9の点線で囲まれたエリアA3、B3、C3、D3を監視し、情報取得装置20Dが図9の点線で囲まれたエリアA4、B4、C4、D4を監視し、情報取得装置20Eが図9の点線で囲まれたエリアEを監視するように配置している。その他の実施形態2に係る信号制御システムの構成は、実施形態1に係る信号制御システムの構成と同様である。
次に、実施形態2に係る信号制御システムにおける信号制御装置の図20に示すケース5に対する動作について図面を用いて説明する。図10は、実施形態2に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース5に対する動作を模式的に示したフローチャートである。なお、信号制御システムにおける構成部については図1を参照されたい。また、ケース5については図20を参照されたい。さらに、エリアA1~A4、B1~B4、C1~C4、D1~D4、Eについては、図9を参照されたい。
まず、信号制御装置10の検出部12は、情報取得装置20A~20Eから定期的に画像情報を取得し、取得した画像情報に基づいて、エリアB(B1~B4)、A(A1~A4)、Eに物体(車両)が存在するか否かを判定する(ステップC1)。エリアB、A、Eに物体が存在しない場合(ステップC1のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアB、A、Eに物体が存在する場合(ステップC1のYES)、信号制御装置10の検出部12は、取得した画像情報に基づいて、エリアC(C1~C4)に物体(車両)が存在するか否かを判定する(ステップC2)。エリアCに物体が存在しない場合(ステップC2のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
エリアCに物体が存在する場合(ステップC2のYES)、信号制御装置10の検出部12は、画像情報に基づいて、エリアCの物体の進行方向を検出する(ステップC3)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、取得時間が異なる複数の画像情報に基づいて、ステップC3で検出したエリアCの物体の進行方向に対応するエリアB、A、Eの物体の移動方向、速度、加速度を算出する(ステップC4)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、ステップC4で算出したエリアB、A、Eの物体の移動方向、速度、加速度に基づいて、エリアCの物体の進行方向に対するエリアBの空きスペースの長さXを算出する(ステップC5)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、取得した画像情報に基づいて、エリアCの物体の長さYを算出する(ステップC6)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、進行方向の信号を青にする前に、次に交差点に進入しようとする物体が、エリアBに入れるかどうかを判断するために、ステップC5で算出した空きスペースの長さXが、ステップC6で算出したエリアCの物体の長さYより大きいか否かを判定する(ステップC7)。XがY以下である場合(ステップC7のNO)、ステップC13に進む。
XがYより大きい場合(ステップC7のYES)、信号制御装置10の検出部12は、取得した画像情報に基づいて、エリアC(例えば、図9のエリアC2)の物体の右左折先のエリアA(例えば、図9のエリアA3、A4)に物体(人、自転車)が存在するか否かを判定する(ステップC8)。エリアCの物体の右左折先のエリアAに物体が存在する場合(ステップC8のYES)、ステップC13に進む。
ここで、ステップC8ではエリアAとしているが、エリアAのうち、右折車両が通る車線内に限定するとさらによい。
エリアCの物体の右左折先のエリアAに物体が存在しない場合(ステップC8のNO)、信号制御装置10の検出部12は、エリアCの物体の右左折先のエリアAに隣接するエリアC、Dに物体(人、自転車)が存在するか否かを判定する(ステップC9)。隣接するエリアC、Dに物体が存在しない場合(ステップC9のNO)、ステップC12に進む。
隣接するエリアC、Dに物体が存在する場合(ステップC9のYES)、信号制御装置10の検出部12は、隣接するエリアC、Dの物体の移動方向、速度、加速度を算出する(ステップC10)。
次に、信号制御装置10の検出部12は、ステップC10で算出した隣接するエリアC、Dの物体の移動方向、速度、加速度に基づいて、隣接するエリアC、D(例えば、図9のエリアC3、D1)の物体(人、自転車)が、エリアC(例えば、図9のエリアC2)の物体(車両)の右左折先のエリアA(例えば、図9のエリアA3)に進入しようとしているか否かを判定する(ステップC11)。エリアCの物体の右左折先のエリアAに進入しようとしている場合(ステップC11のYES)、ステップC13に進む。エリアCの物体の右左折先のエリアAに進入しようとしていない場合(ステップC11のNO)、ステップC12に進む。
隣接するエリアC、Dに物体が存在しない場合(ステップC9のNO)、又は、エリアCの物体の右左折先のエリアAに進入しようとしていない場合(ステップC11のNO)、信号制御装置10の信号制御部13は、進行方向の進入を許可するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップC12)、その後、終了する。
XがY以下である場合(ステップC7のNO)、エリアCの物体の右左折先のエリアAに物体が存在する場合(ステップC8のYES)、又は、エリアCの物体の右左折先のエリアAに進入しようとしている場合(ステップC11のYES)、信号制御装置10の信号制御部13は、進行方向への進入に対して停止するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップC13)、その後、終了する。
実施形態2によれば、図20に示すようなケース5において、右左折時に歩行者が横断歩道を横断中もしくは、横断しようとしている間に右左折車両の交差点進入を抑制することが可能となり、自動運転車、手動運転車、人が混在する環境においても、スムーズな交通制御が実現できる。
[実施形態3]
実施形態3に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図11は、実施形態3に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態3は、実施形態1、2の変形例であり、実施形態3に係る信号制御システム1では、実施形態1に係る信号制御装置(図1の10)と同様な信号制御装置10A、10Bのそれぞれにおいて通信部15を設け、信号制御装置10Aの通信部15と他の信号制御装置10Bの通信部15とを通信可能に接続したものである。図12のような前方の交差点から手前の交差点に人が移動してくる場面で、前方の交差点乃至その周辺を監視する信号制御装置10Aの通信部15は、検出部12で検出した歩道を動く物体の特徴情報(歩行者を識別するために必要な色や形などの情報)、その移動速度、移動方向、移動速度の変化などの情報について、通信部15を通して、手前の交差点乃至その周辺を監視する信号制御装置10Bに送信して、互いにシェアできるようにしている。信号制御装置10Bから信号制御装置10Aへの送信も可能である。
なお、図11では、2つの信号制御装置10A、10Bが直接接続されている例であるが、通信ネットワークに接続されたクラウドなどの記憶装置にデータベースを設けて、歩道を動く物体の特徴情報を管理するとさらによい。また、信号制御装置10A、10Bと同様な信号制御装置を3つ以上とし、歩道を動く物体の特徴情報を伝えるために、物体の移動方向からその情報を共有するべき信号制御装置の範囲を絞り込むようにするとよい。
実施形態3によれば、歩道を動く物体の移動方向、速度、加速度の精度を向上させることができるために、より正確な信号制御が可能となり、自動運転車、手動運転車、人が混在する環境においても、スムーズな交通制御が実現できる。
[実施形態4]
実施形態4に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図13は、実施形態4に係る信号制御システムにおける信号制御装置の緊急車両が交差点に接近してくる場合の動作を模式的に示したフローチャートである。なお、信号制御システムにおける構成部については図1を参照されたい。また、エリアA1~A4、B1~B4、C1~C4、Eについては、図3を参照されたい。
実施形態4は、実施形態1~3の変形例であり、実施形態4に係る信号制御システムでは、緊急車両(例えば、パトカー、救急車、消防車など)が交差点に接近してくる場合にも信号機30A~30Mの制御を適切に行えるようにしたものである。ここでは、図1の構成を用いて説明するが、図11の構成を用いてもよい。
信号制御装置10は、一般的に用いられている従来の信号制御のしくみに従って動作するものや、実施形態1~3に挙げた信号制御の仕組みに従って動作するものとし、さらに、緊急車両が接近したときに優先的に緊急車両を通過させる制御を行う。
まず、信号制御装置10の検出部12は、情報取得装置20A~20Nから定期的にエリアA、B、C、Eの情報(画像情報、音声情報など)を取得し、取得した情報に基づいて、エリアA、B、C、E(少なくとも交差点乃至交差点の流入部)に緊急車両が存在するか否かを判定する(ステップD1)。エリアA、B、C、Eに緊急車両が存在しない場合(ステップD1のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。ここで、緊急車両が存在するか否かの判定は、緊急車両特有の情報(車体形状、音、パトランプ等)の有無を検出することにより判定することができる。
エリアA、B、C、Eに緊急車両が存在する場合(ステップD1のYES)、信号制御装置10の検出部12は、取得時間が異なる複数の画像情報を利用して、エリアA、B、C、Eの緊急車両が通過中であるか否かを判定する(ステップD2)。エリアA、B、C、Eの緊急車両が停止中である場合(ステップD2のNO)、ステップD4に進む。
エリアA、B、C、Eの緊急車両が通過中である場合(ステップD2のYES)、信号制御装置10の信号制御部13は、全方向からの交差点への進入を禁止するように信号機を制御し(ステップD3)、その後、終了する。
エリアA、B、C、Eの緊急車両が停止中である場合(ステップD2のNO)、信号制御装置10の信号制御部13は、信号機30A~30Mの制御を最初から実施し(ステップD4)、その後、終了する。ここで、最初から実施するとあるが、緊急車両を検出する直前の制御からやりなおしてもよい。
実施形態4によれば、交差点に進入しようとする緊急車両以外の車両の進入を禁止して、緊急車両がスムーズに通行できるようにすることができる。
[実施形態5]
実施形態5に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図14は、実施形態5に係る信号制御システムにおける信号制御装置のケース2、4に対する動作を模式的に示したフローチャートである。なお、信号制御システムにおける構成部については図1を参照されたい。また、ケース2、4については図17、図19を参照されたい。さらに、エリアA1~A4、B1~B4、C1~C4、Eについては、図3を参照されたい。
実施形態5は、実施形態1~4の変形例であり、ケース2、4に対する動作に関するものである。
信号制御装置10の検出部12は、エリアA、B(例えば、図3のエリアA1、B1)に列を構成していない車両が停止しているか否かを判定する(ステップE1)。列を構成していない車両が停止していない場合(ステップE1のNO)、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。ここで、ステップE1では、交差点の先に進んでよいか否かを判定するために、流出部となるエリアA、Bに列を構成していない車両が停止しているか否かを判定している。
列を構成していない車両が停止している場合(ステップE1のYES)、検出部12は、当該車両(停止車両)に所定の変化があるか否か(一時停止車両であるか否か)を判定する(ステップE2)。所定の変化がある場合(ステップE2のYES)、一時停止車両と判定し、ステップE3に進む。所定の変化がない場合(ステップE2のNO)、長期停止車両と判定し、本制御では何も行わずに終了し、従来の信号制御を継続して行うことになる。
ここで、停止車両が長期停止車両であるか一時停止車両であるかの判定は、記憶部14に蓄えられた物体の複数の画像情報を使用して判定することができる。その画像情報には時刻情報を含めるとよい。また、図17のような停止車両を判定するために、複数の画像情報から車両のドアの開閉の有無(人の乗り降りの有無に相当)を検出し、ドアの開閉があれば一時停止車両と判定し、ドアの開閉がなければ長期停止車両と判定することができる。また、複数の画像情報から乗車人数の変化の有無(人の乗り降りの有無に相当)を検出し、乗車人数の変化があれば一時停止車両と判定し、乗車人数の変化がなければ長期停止車両と判定することができる。また、荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化を検出し、荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化があれば一時停止車両と判定し、荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化がなければ長期停止車両と判定することができる。また、店舗の駐車場への入口への混雑の有無を検出し、混雑がなければ一時停止車両と判定し、混雑があれば長期停止車両と判定することができる。また、ハザードランプが点いているか否かを検出し、ハザードランプが点いていなければ一時停止車両と判定し、ハザードランプが点いていれば長期停止車両と判定することができる。また、ブレーキランプが点いている停止であるか否か(サイドブレーキで停止しているか否かに相当)を検出し、ブレーキランプが点いている停止であれば一時停止車両と判定し、ブレーキランプが点いていない停止であれば長期停止車両と判定することができる。さらに、リバースランプが一瞬点灯したか否か(シフトレバーをドライブポジションからリバースポジションを経てパーキングポジションにシフトしたか否かに相当)を判定し、リバースランプが一瞬点灯していなければ一時停止車両と判定し、リバースランプが一瞬点灯していれば長期停止車両と判定することができる。
なお、一時停止車両は、車両が一時的に停止していることをいい、例えば、人の乗り降りのための停止、5分以内の荷物の積みおろしのための停止、運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止などが含まれる。また、長期停止車両は、車両が継続的に停止していることをいい、例えば、客待ち、荷待ちによる停止、5分を超える荷物の積みおろしのための停止、運転者が車から離れて、すぐに運転できない状態での停止などが含まれる。
所定の変化がある場合(ステップE2のYES)、信号制御装置10の信号制御部13は、エリアA、Bに進入しようとする車両に対して停止するように、信号機30A~30Mを制御し(ステップE3)、その後、終了する。
実施形態5によれば、図17、図19に示すケース2、4においてエリアA、Bに存在する車両が一時停止車両である場合に限り、エリアA、Bに進入しようとする車両に対して停止するように信号制御を行うので、エリアA、Bに停止している車両によっていつまでたっても進めない事態を回避することができる。
[実施形態6]
実施形態6に係る信号制御システムについて図面を用いて説明する。図15は、実施形態6に係る信号制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。
信号制御システム1は、交差点乃至その周辺の状況に応じて信号機30A~30Mを制御するシステムである。
信号制御装置10は、交差点乃至その周辺の状況を監視する情報取得装置20A~20Nで取得した情報に基づいて、信号機30A~30Mを制御する装置である。信号制御システム1は、信号制御装置10と、情報取得装置20A~20Nと、信号機30A~30Mと、を備える。
信号制御装置10は、交差点乃至その周辺の状況を監視する情報取得装置20A~20Nで取得した情報に基づいて、信号機30A~30Mを制御する装置である。信号制御装置10は、記憶部14と、制御部11と、を備える。
記憶部14は、交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置20A~20Nから取得した情報を記憶する。
制御部11は、取得した情報に基づいて信号機30A~30Mを制御する。制御部11は、情報取得装置20A~20Nから取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う。制御部11は、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、信号機30A~30Mを制御する。
情報取得装置20A~20Nは、交差点乃至その周辺の情報を取得する。
信号機30A~30Mは、交差点乃至その周辺に設置されている。
実施形態6によれば、交差点乃至その周辺の状況の時間的変化に応じて信号機30A~30Mを制御するので、自動運転車、手動運転車、人などが混在する環境においても、スムーズな交通制御を実現することに貢献することができる。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記)
本発明では、前記第1の視点に係る信号制御装置の形態が可能である。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記交差点の流入部の物体の進行方向を検出する処理と、前記進行方向に対応する前記交差点乃至前記交差点の前記流出部の他の物体の移動方向、速度、及び加速度を算出する処理と、前記他の物体の前記移動方向、前記速度、及び前記加速度に基づいて、前記進行方向に対する前記交差点の前記流出部の空きスペースの長さを算出する処理と、前記物体の長さを算出する処理と、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さよりも大きいか否かを判定する処理と、を行い、前記第2処理では、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さ以下であるときに、前記物体の前記進行方向の進入に対して停止するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第2処理では、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さよりも大きいときに、前記物体の前記進行方向への進入を許可するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記他の物体の列の長さを算出する処理を行い、前記第2処理では、前記物体の前記進行方向への進入を許可するように、前記信号機を制御する際、前記他の物体の列の長さに応じて、進入を許可する時間を調節する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記交差点乃至前記交差点の流入部の物体の進行方向を検出する処理と、前記進行方向が右折方向であるか否かを判定する処理と、前記進行方向が右折方向であるときに、前記物体の対向直線方向の前記交差点の流入部の他の物体の移動方向、速度、加速度を算出する処理と、前記他の物体の前記移動方向、前記速度、及び前記加速度に基づいて、前記他の物体が前記交差点に進入しようとしているか否かを判定する処理と、を行い、前記第2処理では、前記他の物体が前記交差点に進入しようとしているときに、前記物体の前記進行方向の進入に対して停止するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記制御部は、前記進行方向が左折方向又は直進方向であるときに、前記所定の制御状態を継続する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第2処理では、前記他の物体が前記交差点に進入しようとしていないときに、前記物体の前記進行方向への進入を許可するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記他の物体の前記移動方向、前記速度、前記加速度を算出する処理では、前記進行方向が右折方向であるときに、前記物体の対向直線方向の前記交差点の前記流入部に前記他の物体が存在するか否かを判定する処理と、前記物体の対向直線方向の前記交差点の前記流入部に前記他の物体が存在するときに、前記他の物体の前記移動方向、前記速度、前記加速度を算出する処理と、を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記制御部は、前記物体の対向直線方向の前記交差点の前記流入部に前記他の物体が存在しないときに、前記所定の制御状態を継続する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さより大きいときに、前記物体の右左折先の前記交差点の流出部に第2の他の物体が存在するか否かを判定する処理を行い、前記第2処理では、前記物体の右左折先の前記交差点の流出部に前記第2の他の物体が存在するときに、前記物体の前記進行方向の進入に対して停止するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記物体の右左折先の前記交差点の前記流出部に前記第2の他の物体が存在しないときに、前記物体の右左折先の前記交差点の前記流出部に隣接する隣接エリアに第3の他の物体が存在するか否かを判定する処理と、前記隣接エリアに前記第3の他の物体が存在するときに、前記第3の他の物体の移動方向、速度、加速度を算出する処理と、前記第3の他の物体の前記移動方向、前記速度、前記加速度に基づいて、前記第3の他の物体が前記物体の右左折先の前記交差点の前記流出部に進入しようとしているか否かを判定する処理と、を行い、前記第2処理では、前記第3の他の物体が前記物体の右左折先の前記交差点の前記流出部に進入しようとしているときに、前記物体の前記進行方向の進入に対して停止するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第2処理では、前記隣接エリアに前記第3の他の物体が存在しないときに、前記物体の前記進行方向への進入を許可するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第2処理では、前記第3の他の物体が前記物体の右左折先の前記交差点の前記流出部に進入しようとしていないときに、前記物体の前記進行方向への進入を許可するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、前記交差点の前記流出部に他の物体があるか否かを判定する処理と、前記交差点の前記流出部に前記他の物体があるときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定する処理と、前記第2処理では、前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記交差点の前記流入部の前記物体を停止させるように、前記信号機を制御する処理を行い、前記他の物体に前記所定の変化がないときに、従来の前記所定の制御状態を継続する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記制御部は、前記交差点の前記流出部に前記他の物体がないときに、前記所定の制御状態を継続する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉の有無である。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化である。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込みである。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第1処理では、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の流入部に緊急車両が存在するか否かを判定する処理と、前記緊急車両が存在するときに、前記緊急車両が、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の流入部を通過中であるか否かを判定する処理と、を行い、前記第2処理では、前記緊急車両が、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の流入部を通過中であるときに、全方向からの前記交差点への進入を禁止するように、前記信号機を制御する処理を行う。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記緊急車両が存在するか否かを判定する処理では、緊急車両特有の車体形状、音、パトランプの有無を検出することにより判定する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記制御部は、前記緊急車両が存在しないときに、前記所定の制御状態を継続する。
前記第1の視点に係る信号制御装置において、前記第2処理では、前記緊急車両が、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の流入部で停止中であるときに、前記所定の制御状態となるように、前記信号機を制御する処理を行う。
本発明では、前記第2の視点に係る信号制御システムの形態が可能である。
前記第2の視点に係る信号制御システムの変形として、前記第2の視点に係る信号通信システムと、前記信号制御システムと同様な構成の他の信号制御システムと、を備え、前記信号制御システムの前記信号制御装置、及び、前記他の信号制御システムの他の信号制御装置は、互いに通信可能に接続されており、互いに情報をシェアする機能を有する。
前記第2の視点に係る信号制御システムの変形として、前記信号制御装置と前記他の信号制御装置とを通信可能に接続する通信ネットワークと、前記通信ネットワークに接続された記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、前記信号制御装置と前記他の信号制御装置とがシェアする情報をデータベースとして記憶する。
本発明では、前記第3の視点に係る信号制御方法の形態が可能である。
本発明では、前記第4の視点に係るプログラムの形態が可能である。
本発明は、自動車関連分野、鉄道関連分野、自動搬送車分野、ロボット分野、スマートシティ分野など、信号機における制御が必要な分野で利用することができる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 信号制御システム
10 信号制御装置
11 制御部
12 検出部
13 信号制御部
14 記憶部
15 通信部
20A~20N 情報取得装置
30A~30M 信号機
40 停止線
41 車道中央線
42 車道外側線
43 車道境界線
44 横断歩道

Claims (10)

  1. 交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した情報を記憶する記憶部と、
    取得した前記情報に基づいて信号機を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う第1処理と、
    判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、前記信号機を制御する第2処理と、
    を行い、
    前記第1処理では、
    前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、
    前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に列を構成していない他の物体が停止しているか否かを判定する処理と、
    前記交差点の前記流出部に列を構成していない前記他の物体が停止しているときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定する処理と、
    を行い、
    前記第2処理では、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記交差点の前記流入部の前記物体を停止させるように、前記信号機を制御し、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化がないときに、従来の前記所定の制御状態を継続し、
    前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化、である、
    信号制御装置。
  2. 前記第1処理では、
    前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、
    前記進行方向に対応する前記交差点乃至前記交差点の前記流出部の第2の他の物体の移動方向、速度、及び加速度を算出する処理と、
    前記第2の他の物体の前記移動方向、前記速度、及び前記加速度に基づいて、前記進行方向に対する前記交差点の前記流出部の空きスペースの長さを算出する処理と、
    前記物体の長さを算出する処理と、
    前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さよりも大きいか否かを判定する処理と、
    を行い、
    前記第2処理では、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さ以下であるときに、前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体を停止させるように、前記信号機を制御する処理を行う、
    請求項1記載の信号制御装置。
  3. 前記第1処理では、
    前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、
    前記進行方向が右折方向であるか否かを判定する処理と、
    前記進行方向が右折方向であるときに、前記物体の対向直線方向の前記交差点の流入部の第3の他の物体の移動方向、速度、加速度を算出する処理と、
    前記第3の他の物体の前記移動方向、前記速度、及び前記加速度に基づいて、前記第3の他の物体が前記交差点に進入しようとしているか否かを判定する処理と、
    を行い、
    前記第2処理では、前記第3の他の物体が前記交差点に進入しようとしているときに、前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体停止させるように、前記信号機を制御する処理を行う、
    請求項1記載の信号制御装置。
  4. 前記第1処理では、前記空きスペースの前記長さが前記物体の前記長さより大きいときに、前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の流出部に第4の他の物体が存在するか否かを判定する処理を行い、
    前記第2処理では、前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の流出部に前記第4の他の物体が存在するときに、前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体停止させるように、前記信号機を制御する処理を行い、
    前記第4の他の物体は、人又は自転車である、
    請求項2記載の信号制御装置。
  5. 前記第1処理では、
    前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の前記流出部に前記第4の他の物体が存在しないときに、前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の前記流出部に隣接する隣接エリアに第5の他の物体が存在するか否かを判定する処理と、
    前記隣接エリアに前記第5の他の物体が存在するときに、前記第5の他の物体の移動方向、速度、加速度を算出する処理と、
    前記第5の他の物体の前記移動方向、前記速度、前記加速度に基づいて、前記第5の他の物体が前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の前記流出部に進入しようとしているか否かを判定する処理と、
    を行い、
    前記第2処理では、前記第5の他の物体が前記物体の前記進行方向の右左折先の前記交差点の前記流出部に進入しようとしているときに、前記交差点乃至前記交差点の前記流入部の前記物体停止させるように、前記信号機を制御する処理を行い、
    前記第5の他の物体は、人又は自転車である、
    請求項4記載の信号制御装置。
  6. 前記第1処理では、
    少なくとも前記交差点乃至前記交差点の前記流入部に緊急車両が存在するか否かを判定する処理と、
    前記緊急車両が存在するときに、前記緊急車両が、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の前記流入部を通過中であるか否かを判定する処理と、
    を行い、
    前記第2処理では、前記緊急車両が、少なくとも前記交差点乃至前記交差点の前記流入部を通過中であるときに、全方向からの前記交差点への進入を禁止するように、前記信号機を制御する処理を行う、
    請求項1記載の信号制御装置。
  7. 交差点乃至その周辺に設置された複数の信号機と、
    前記交差点乃至その周辺の情報を取得する複数の情報取得装置と、
    請求項1乃至6のいずれか一に記載の信号制御装置と、
    を備える、
    信号制御システム。
  8. 請求項7記載の信号制御システムと、
    前記信号制御システムと同様な構成の他の信号制御システムと、
    を備え、
    前記信号制御システムの前記信号制御装置、及び、前記他の信号制御システムの他の信号制御装置は、互いに通信可能に接続されており、互いに情報をシェアする機能を有する、
    信号制御システム。
  9. コンピュータが交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行うステップと、
    前記コンピュータが、判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、信号機を制御するステップと、
    を含み、
    前記所定の判定を行うステップでは、
    前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出するステップと、
    前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に列を構成していない他の物体が停止しているか否かを判定するステップと、
    前記交差点の前記流出部に列を構成していない前記他の物体が停止しているときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定するステップと、
    を含み、
    前記信号機を制御するステップでは、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記交差点の前記流入部の前記物体を停止させるように、前記信号機を制御し、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化がないときに、従来の前記所定の制御状態を継続し、
    前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化、である、
    信号制御方法。
  10. 交差点乃至その周辺の情報を取得する情報取得装置から取得した時間が異なる複数の情報に基づいて、物体の時間的変化を算出又は検出し、算出又は検出された前記物体の時間的変化に基づいて、所定の判定を行う処理と、
    判定を行った結果に応じて、所定の制御状態とは異なる制御状態になるように、信号機を制御する処理と、
    コンピュータに実行させ、
    前記所定の判定を行う処理では、
    前記交差点の流入部の前記物体の進行方向を検出する処理と、
    前記進行方向に対応する前記交差点の流出部に列を構成していない他の物体が停止しているか否かを判定する処理と、
    前記交差点の前記流出部に列を構成していない前記他の物体が停止しているときに、前記他の物体に所定の変化があるか否かを判定する処理と、
    を含み、
    前記信号機を制御する処理では、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化があるときに、前記交差点の前記流入部の前記物体を停止させるように、前記信号機を制御し、列を構成していない前記他の物体に前記所定の変化がないときに、従来の前記所定の制御状態を継続し、
    前記所定の変化は、前記交差点の前記流出部の車両のドアの開閉、又は、前記交差点の前記流出部の車両の乗車人数の変化、若しくは、前記交差点の前記流出部の車両に荷物の積み下ろし又は積み込み状況の変化、である、
    プログラム。
JP2018127671A 2018-07-04 2018-07-04 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム Active JP7205859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127671A JP7205859B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018127671A JP7205859B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020009005A JP2020009005A (ja) 2020-01-16
JP7205859B2 true JP7205859B2 (ja) 2023-01-17

Family

ID=69151589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018127671A Active JP7205859B2 (ja) 2018-07-04 2018-07-04 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7205859B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115083173B (zh) * 2022-04-27 2023-08-29 同济大学 一种基于电警数据的单点定时信号控制时段划分方法
KR102545701B1 (ko) * 2022-11-28 2023-06-20 주식회사 동일기술공사 자율주행차량 전용차로 설치에 따른 교차로 운영 시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004348370A (ja) 2003-05-21 2004-12-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 信号機分散制御装置およびそのシステム
JP2006113682A (ja) 2004-10-12 2006-04-27 Toyota Motor Corp 交通信号機制御装置
JP2009176235A (ja) 2008-01-28 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御装置、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法
JP2015166974A (ja) 2014-03-04 2015-09-24 住友電工システムソリューション株式会社 交通信号制御装置および交通信号制御方法
JP2016177638A (ja) 2015-03-20 2016-10-06 住友電気工業株式会社 路側制御装置、コンピュータプログラム及び情報処理方法
JP2018049337A (ja) 2016-09-20 2018-03-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 信号制御装置、信号制御システム、および信号制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10320689A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 緊急車両の優先通過信号システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004348370A (ja) 2003-05-21 2004-12-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 信号機分散制御装置およびそのシステム
JP2006113682A (ja) 2004-10-12 2006-04-27 Toyota Motor Corp 交通信号機制御装置
JP2009176235A (ja) 2008-01-28 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御装置、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法
JP2015166974A (ja) 2014-03-04 2015-09-24 住友電工システムソリューション株式会社 交通信号制御装置および交通信号制御方法
JP2016177638A (ja) 2015-03-20 2016-10-06 住友電気工業株式会社 路側制御装置、コンピュータプログラム及び情報処理方法
JP2018049337A (ja) 2016-09-20 2018-03-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 信号制御装置、信号制御システム、および信号制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020009005A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7506289B2 (ja) 自動運転制御装置及び車両
KR102479471B1 (ko) 차량의 항법을 위한 시스템 및 방법
KR102282790B1 (ko) 자율 차량들의 예측들의 테스트
JP6381079B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP5167016B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP2015000722A (ja) 車両作動方法および車両作動装置
CN109733392B (zh) 一种避障方法及装置
JP6304384B2 (ja) 車両の走行制御装置及び方法
KR20180086632A (ko) 자율주행 차량의 행동 결정 장치 및 방법
JP5093057B2 (ja) 交差点走行支援システム、走行支援システム、および車載装置
CN110446640A (zh) 驾驶支援控制装置
JP2017165296A (ja) 自動運転制御システム
JP7200871B2 (ja) 衝突回避支援装置
JP6817413B2 (ja) 車両制御装置
JP2006500664A (ja) 車両の衝突を阻止する方法および装置
CN107622669A (zh) 一种识别右转机动车是否礼让行人的方法
US11348463B2 (en) Travel control device, travel control method, and storage medium storing program
CN111201556B (zh) 车辆控制装置
WO2023138039A1 (zh) 一种斑马线路口场景下安全驾驶控制方法
JP6838124B2 (ja) 自動運転制御システム
CN109664878B (zh) 车辆控制装置
JP2019137139A (ja) 車両制御装置
JP7205859B2 (ja) 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム
CN111462491A (zh) 一种基于匝道控制的高速公路合流区交通冲突预警方法
JP7064357B2 (ja) 車両制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221222

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7205859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151